3.01
5 1873件
4 341件
3 218件
2 260件
1 1884件
合計 4576
読み ひよっこ
放送局 NHK
クール 2017年4月期
期間 2017-04-03 ~ 2017-09-30
時間帯 月曜日 08:00
出演
連続テレビ小説・第96作「ひよっこ」は、東京オリンピックが開催された1964年から始まる物語。集団就職で上京したヒロインが、自らの殻を破って成長していく波乱万丈青春記。
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名前無し

ヒロインが精一杯頑張った姿を見てからの人の善意なら、見てるこっちも良かった良かったで気持ち良いけど、ひよっこの場合は善意がネギ背負って向こうから勝手に来るみたいな感じだからダメ。

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名前無し

作品全般を通して考えて、プロの脚本家はツッコミを入れられないような準備をして書くものだと思う。

原作のあるものはその点心配しなくていいが、今回のようなオリジナル作品だと岡田さんはプロットを作らず思いつきで書くから、次々と矛盾点が指摘される。それも主人公を殊更に哀れに見せたり、健気に見せたりする場合に利用し、その後それを簡単に覆すような内容だから不満が出る。

こういうことに不満を感じる視聴者がこだわりの強い人なのではなく、最初に脚本家自身が主人公に細かすぎる縛りを与え、そのことを忘れて勝手気ままに書いている方がプロとして失格。

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名前無し

結局 父親は捜さないことになったんですか?
 
それでも事あるごとに毎日「お父さん、……」って どうしてもそこがひっかかります。それもちょっと笑いを取るような呟きで。それでもこのドラマは人に優しいですか? 気持ちの良いドラマですか?

私には どうしても 人を小バカにしてるように聞こえます。複雑な気持ちで探さないなら それはそれであり得ると思うけど それならあんな笑いを取るような呟きに  失踪してる父親を利用しないで欲しいです。

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名前無し

私はアラフィフで、仕事でも家庭でもそれなりに、いやかなりの苦労をしてきたけれど、このドラマを見て幼稚だとか子供だましとか思いません。戦争で父を亡くし母の再婚を機に祖父母の家に預けられ窮乏生活を送った母でさえなにも文句など言わずこのドラマを楽しんでいます。
良い人ばかりで嘘っぽい、だから脚本が幼稚、子供だましと言うのは違うんじゃないのかな。
子供だましの脚本でこれだけの繊細な人の心の機微、登場人物それぞれの心模様は描けません。ドラマの構成もしっかりして破綻がないし(多少のご都合主義はどのドラマも同じ)
登場人物も一切捨てキャラがなく、脇役に至るまで個性ある生きた人間として描けている。

このドラマをつまらない、退屈、嘘っぽいと感じるのは仕方がないけれど
結局すべては好みの問題。実生活で苦労した人間が全員、リアルで厳しい人間ドラマを見たがっているわけではありません。
このドラマは現実の厳しさの描写を抑え、そんな厳しい人生でも表面上は明るく健気に生きるヒロインと、それを温かく見守る人々を心優しく描いている。
要は、そういう描き方が好きかどうか。私は好きです。そういう批判を覚悟で確信的にこういうドラマを作る岡田さんにも敬意を表します。

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名前無し

私は、このドラマの「しつこさ」が嫌いです。事あるごとに繰り返されるみね子の「お父さん」呼びかけや、宗男の気持ち悪い舌出しには辟易しました。大家の富の土産物・おすそ分け催促も図々しくて。直近では、みね子のほっぺギュ。島谷がみね子にやってましたが、その場面は漫画にもなっていました。今回はみね子自身が父親の手を取ってさせ、回想場面まで持ち出し。しつこい。美代子が世津子のふかふかスリッパにあれほどこだわるのも意味不明。ドラマの中で何度も繰り返される言動には何か意味があるのでは?と思いますが、尺稼ぎにしか思えません。

周りの人々が、みね子に対し過保護と思えるほど甘いのもパターンになっていて、くどく感じます。平仮名だらけの世津子の手紙も、やり過ぎだと思いました。教育を受ける暇も無いほどずっと芸能界で働いていたのは既に説明されています。あの手紙をもって何を視聴者にアピールしたいのかよくわかりません。

このドラマは、しつこさにうんざりさせられる一方、肝心な部分があっさりし過ぎていて拍子抜けさせられます。みね子と島谷の別離もそうですが、美代子と世津子の対峙はその最たるもの。2年半もの間、夫を奪われた美代子の怒りは「孤独だったからこうなった」との世津子の釈明と謝罪を受け「分かりました」であっけなく幕引き。美代子が夫の様子について世津子に何一つ聞かなかったのは不自然極まりないと感じました。頭に怪我はなかったのか、医者に診せたのか、日常生活に問題は無いのか、聞くべき事は山ほどあるだろうに。記憶喪失の夫が女優と暮らしていたというショッキングな展開にしておきながら、肝心の再会シーンは最短。きちんと畳めない風呂敷は広げない方がいいと思います。

痒い所に手が届かないどころか、痒い所ばかり作ってしまう。このドラマは、私にとってそう感じるほど相性が悪いです。岡田氏の「泣くな、はらちゃん」はとても良かったのに。残念。あのようにファンタジーに徹すれば脚本家として岡田氏は手腕を奮えるのでは。ジャンルが違う「ひよっこ」は、上記のようにアンバランスで岡田ワールドがうまく構築できていないように感じます。

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名前無し

ひどい一週間でした。

澄子のプチ失踪騒動でのドタバタ、時子の10分の模擬オーディションと寮生総出の見送り、極めつけは土曜日の母親三人の女子会に10分。

そしてみね子は情けない顔をして、ぷかぷかヤシの実に乗り、
「お父さん…私達は椰子の実なんでしょうか?
どこへたどり着くのでしょうか?
お父さんもどこかの島へたどり着いたのでしょうか?」
って何??
父親が失踪した娘の感情表現がこれですか?

これのどこが人間の心の描写が秀逸なんでしょうね。

普段、仕事で疲れて特に文句も言わず見ていた主人が、土曜日は朝早くから目が覚めてリアルタイムで放送を見て、
「バカバカしい。」と初めて吐き捨てるように文句を言いました。

うちの夫婦が特に不人情と言う訳ではないと思います。
実際、土曜日の放送を見る前に、前日の夜に録画した「探偵ナイトスクープ」の、人生で一度も勝ったことがない30代女性とこれまた買ったことのない小学生の男の子の剣道の試合を見て、二人して目を真っ赤にして泣いてましたから。

結局、「ひよっこ」は、本物じゃないってことだと私たち夫婦は思ってます。

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名前無し

今、急に思い立ったので投稿することにしました。

もし昨日の歯磨き粉の押し売り事件(?笑)をカーネーションの糸子がしたとしたら、私は何も腹を立てなかったかも知れません。
絶えず損得を考え(関西人ですから(笑))ズケズケ物を言う糸子なら、あの職場での押し売りも、その後にまた買い足したことも、かえって笑える面白い話として見ていられたかも知れません。

ただ、昨日のみね子には不快感しかなく、昨日は思わず非常識だ、と言うような投稿をしました。

ヒロインにはおのずと背負っている背景(環境)やキャラがあります。月火の放送で、父実が強盗に襲われて棒で殴られその後の消息が掴めないというショッキングな内容の報告が綿引からあり、涙涙で周囲に接していたヒロインが、そのことをすっかり忘れたかのように、これまた兄の行方不明にほとんど何も動じてなかった弟(叔父)に、ビートルズのチケットを当てるために歯磨き粉を買い込み、職場で売りつける。これを笑い話として書ける岡田さんの神経を疑います。
ちょっと身内の行方不明を軽く扱い過ぎていませんか? 都合の良い時だけ涙を誘う話として利用していませんか? 私はまだボケていませんので、2、3日前の放送のことはしっかり覚えていますし、2~3か月前の放送のことも流れとしては把握しています。
根底に父親の行方不明がずっとあること、みね子を常識のある家の子として書いていたことを肝心の脚本家の岡田さんが、すっかり忘れているかのような内容だと思います。

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名前無し

毎日仕事と家事で忙しく、親の介護で精神的に疲弊し、人間関係でも苦労する。
そんな日々でも「ひよっこ」の世界を決して子供だましとは思わないし、繊細に紡がれる登場人物たちの心模様に素直に胸を打たれます。
岡田さんの世界は確かに現代のメルヘン的な部分もあるかもしれませんが、メルヘン=子供向けではありません。大人の鑑賞に堪える童話やメルヘンはいくらでもあります。

「ひよっこ」はまず優れた美術や小道具などで昭和の時代をリアルに再現し、当時を知る大人の人間の郷愁を誘います。そして登場人物は基本、みんな善人で心優しく、現実で多く見られる嫉妬やそねみ、いじめなどは描かれません。それがメルヘンと言われる所以。
でも基本、ほのぼのほっこりなドラマでも、父親が失踪し生き方を変えざるを得なかったみね子を始め、乙女寮の仲間たちもみな、それぞれ悲しみや苦労を心の底に抱え、それでもそれを表に出さず明るく健気に生きています。それをあからさまに苦労や苦悩と描かず、むしろコミカルなタッチで愛情深く描くのが岡田さんの世界。
泣くのはイヤだ、笑っちゃおう、進め~!
この「ひょっこりひょうたん島」の精神に貫かれたのが「ひよっこ」の世界なんです。

今日の「無敵」天然愛子さんの励ましの台詞一つにも、そこに仕事の失敗や恋人の死など愛子さん自身が悲しみや苦労を乗り越えた人生の深みが感じられる。
失踪した父親の目撃情報を得て、複雑に揺れ動くみね子や美代子さんや茂さんの心境も、大袈裟な描写がなくても見る人にしみじみ伝わる。
それが「ひよっこ」だと私は思います。十分大人の鑑賞に堪えられる繊細な心理描写の人間ドラマ。
私は毎朝、心地よくこのドラマを見ています。
現実世界がきついうえに、朝ドラでまで「おしん」のようなものは見たくありません。
人間の優しさや思いやりあふれるこのドラマが大好きです。

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いいね!投票数 13 票
名前無し

始まってまだ2日なのにもう、これはいいドラマだと確信。

TVのニュースで出稼ぎ労働者が建設現場の事故で何人か亡くなったことを知り、街灯もない夜道を懐中電灯を頼りに郵便局に電話を借りに急ぐ。電話代も高いだろうしつながるには30分以上かかる。それを待つ気持ちはいかばかりだったか。そしてようやくつながった電話の向こうからは、いつも通りののんびりした父親の声。事故のニュースには触れず、「電話なんかかけてごめんね」と涙を流し謝るだけの母娘の表情に泣けました。今のように携帯電話の普及していない時代、私もこんなふうに山中に入り帰りの遅い父親の心配をしたものです。平気を装っていたおじいちゃんが、たまらず心配で迎えに来てしまうのもいい。

時子の就職先が決まり、3人で乗ったバスの中。それぞれ無言で思い沈む表情から、将来への希望と不安、友達と別れゆく寂しさ、そんな複雑な心情が静かに伝わってくる。
その前に時子を待つみね子と三男の会話。自分は奥茨木が好きだし東京には別に魅力を感じない、と何の気なくみね子が言ってから、農家の三男だから故郷に居たくてもいられない三男の家庭事情を思い出し「ごめんね」と素直に謝るのもいい。
こういう心情描写がとても繊細ですね。

昨日からのわずか30分間で当時の農家の暮らしぶりや経済事情が手に取るようにわかり、その中で生きる人々の互いへの優しさや思いやりが丁寧に描かれる。
いつもながらの岡田さんのハートウォーミングなドラマ世界が大好きです。
これなら半年間安心して楽しめそう(笑)

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名前無し

久しぶりの投稿です。

私は6月の末頃に脱落していますが、主人が実が出てくるまではと言って視聴を続けています。そんな主人から金曜日の放送が終わった時点で「父親が出てくるかも知れない。」と知らされ、昨日の夜録画していたものを二人で見ました。

放送が終わった時点で、開口一番「あの人、誰?」と私。
主人から、あの場に同席していた女性は川本世津子という人気女優だということと今までの簡単な流れを聞きました。
常識的に考えて、人気女優が見も知らない記憶喪失の男を家に入れ、匿い、同居(同棲)するようなリスクを犯しますか?
どんないきさつがあったか知らないけど、万が一自分に同じことがあったら警察に届けませんか?
仮に世津子が良い人だったとして、当然男には身内がいるだろう、心配しているだろうと考えませんか?
そんな不自然が頭に浮かばない程の感動のシーンでしたか?

わたしは、ただただ取り乱し(綿引の情報を得ていて、あんな言葉が出るとは不思議でしたが。)、飛び出した雨の中立ち尽くすみね子の姿でまたまたお涙頂戴だなぁと冷めた目で見ていました。

引っ張るだけ引っ張って、よく土曜日の放送にあんな中身のものを放送しましたね。そして「こんなことになったいきさつが知りたければ、月曜日にまた見てね。」とほくそ笑む視聴率重視の脚本家の底の朝さに怒りさえ覚えました。

放送開始一週間の気持ちの高揚から、まさか数か月でここまで落ちるとは思いもしない残念な作品です。

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名前無し

世界観が合う合わないではなくて、単に技術的な問題が批判されてるだけでしょう。
これを見ている人で、善意や優しさを否定している人なんてほとんどいない。
それを物語の中で描いたりテーマにすることには何の異存もないでしょう。
ましてや人間性の問題などではない。
ほとんどの人は人情に厚く、優しさを求めたり与えたりして生きている普通の人のはず。

ただ、一言で言うと、描き方を何とかしてほしい、これに尽きるわけです。
これは、単に技術の問題です。
脚本で言うと、筋立て、セリフの言葉のチョイスややり取り、それによる心理の掘り下げ、設定や人物にかける時間の配分やバランス、
演出で言うと、場面にかける時間、遷移のタイミング、演技のコントロール アニメやナレの使い方などなど。

このドラマは、こうした技術が優れているとはとても言えないでしょう。
特に、脚本がよくない。はっきり言って、他の脚本家・同じ脚本家のよくできたドラマと比べて、下手の部類だと思います。
言葉も平凡で深みがないし、やり取りや展開がだらだらともたつき、エピ配分のバランスも悪い。フォーカスがぼやけているから、物語に求心力がない。
それを昭和の商品化、という作り方でかなりごまかしているところがある(でも逆に、それを無理やり挿入するから、ますますドラマの一貫性が崩れることにもなっている)。

岡田さんは非凡な才能の脚本家ではなくて、着実型。その誠実さが作品(特に原作つきのもの)とぴったり共鳴すると、すばらしいドラマになります。
でも、外れると、目も当てられないことになったりする。「おひさま」がそうでした。
そういう平凡な資質なのにノープランで当たったりするから、当然の結果とも言えましたが。

これは、「おひさま」ほどではないけれど、同じノープランのあて書き方式をとっているから、やっぱり物語がてらんぱらんです。
優しい感じ、ほんわかした雰囲気だけでいいという視聴者(「おひさま」のときにもけっこういました)は、そういう面は看過できたり気にならなかったりするのだろうと思いますが、一方で、技術面を含めて一定水準のものを見せてほしい、と求める視聴者も多くいます。
ここに記されているさまざまな批判は、ほとんど、そうした視聴者からのものでしょう。
私も、そうした視聴者の一人です。もちろん、優しさもほっこりも大好きな人間です。

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名前無し

演技が出来る人たちが揃うとドラマはこんなにも魅せるられると
見せつけられた気がしますね。
お母さんとおじいちゃんが叔父さんを交えて話し合う時のお母さんが
無理に作る笑顔、おじいちゃんが息子にお礼を言う低い抑揚の声
叔父さんが不安を吹き飛ばそうと明るく振る舞う様
一転して子ども達に嘘をついて東京に向かうお母さんの家を留守に
する母からみね子へのお願いと流行りのジェスチャーゲームがやりたい
末っ子進くん(朝の寝起きの寝癖と眠そうな目も凄いぞ!)
東京に向かうバスの中でのお父さんは元気だと自分に言い聞かせる母と
ごく普通の生活を表しているだけの演技の中に静かに押し寄せる不安や
母に嘘をつかれ 何か重大なことが起こっている事を感じるみね子の
表情まで駅のセットも含めて15分の中で完璧なドラマを見たように
思う。
ほのぼのゆったりドラマのようで確実な演技力とスタッフのプライドが
支えている見応えのある朝ドラだ。
前回にこの半分の要素でもあれば、、とつい思ってしまう。

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いいね!投票数 11 票
名前無し

ゴール間近になって、バタバタと店じまいの音が聞こえてくるようです。

ヒデと元治の新作メニューも、増田さんのナレで「何日も何日も」と言ってもその過程が全く描かれてないから、こっちの気持ちに高揚感もない。お約束のようなヒデと元治のハグもありましたが、何故にそんなにうれしいのか全く伝わらず。
みね子のデザインした制服の話も同じ。どのエピソードも最初と最後だけで見せられても感動のしようもありません。せっかく「すずふり亭」というレストランがあったのだから、裏庭でお茶を飲んだり玉ねぎの皮を剥いてべちゃべちゃ話す場面ばかりより、もっともっとヒロインをそこでいきいき働かせたり、お客さんとの触れ合いなどから成長を描いてもらいたかったです。本当に後半は手抜き、手抜き、手抜きの連続でした。

三男と米子の話は、芸達者な三人の俳優さんに救われて「ひよっこ」の中で数少ない「見られる話」でした。本来なら時子のことを諦めてからの三男の心の変化などもう少し丁寧に見せて欲しいところでしたが、そんな稚拙な脚本を補って余りある演技力ということころですね。ヒロインみね子がどんどん嫌な雰囲気になっていく中、米子をいじらしいと思えたことだけがこのドラマで唯一の救いです。

群像劇でも会話劇でも構いませんが、それならそれですべてにおいてもっと丁寧な描写が欲しいです。急に降って湧いたような話を登場人物が自分で話だし、それが苦も無く簡単に解決する話ばかりで飽きます。朝ドラは連続テレビ小説のはず、せっかく半年もかけて制作するものなら、最終回に向けて大きなうねりのような力強さが作品に欲しかったです。

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名前無し

主演女優が、いくつものCMや映画など掛け持ちでやっているせいでセリフが少なかったり、色々な制約があったりするのに閉口します。
脚本家の趣味か何か知らないけど、有村さんの演技自体からも可愛く映ればいいといったような印象を受け、とても残念です。
本当なら朝ドラの主演は千載一遇のチャンス、自分の将来を思えば、もっともっと思い切った演技が出来ると思うのですが。それを自らしないのか、周囲がそれをさせないのか、脚本のせいで力を出せる場面があまりになさ過ぎるのか。いくら狂言回しの役回りだとしても、キラッと光るものがなく完全に埋没している印象です。

今はまだ若さがあるのでみんなに注目されてあと1~2年はもてはやされるでしょうけど、きちんとした演技をしなければ、たいして華のある女優さんではないので、その先は若い女優にどんどん追い越されて、あっという間に忘れら去られそうです。

評価するのにドラマ自体の感想を書いておかなければいけないと思うので一応書いておきますが、小さな世界の小さな話、途中でビートルズやら大女優やら入れても本筋のつまらなさは補いようがないように思います。

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名前無し

朝ドラ歴は浅いので、昔の「おしん」のようなヒロインの艱難辛苦の人生やドロドロの人間関係を描いた朝ドラは知りません。ここでは悪名高い(?)「純と愛」も見ていません。
そんな私がここ数年見た朝ドラの中では「ひよっこ」はダントツに大好きな作品です。
「あさが来た」もそうだけど、脇役に至るまで登場人物の一人一人を大切にしてその心の動きを丁寧に描いてくれているからです。
今日の奥茨城トリオのエピも3人それぞれの心情が素直に胸を打ちました。

昨日の愛子さんの言葉に励まされてもまだまだ落ち込む時子を励まそうと親友仲間の三男に声を掛けるみね子。大好きな時子のために何とかしようと喜び勇んではせ参じる三男。そんな二人の思いやり、休みでもないのに三男が無理してきてくれたことをちゃんと察し、心から感謝する時子。人に悩みや心配を忘れさせる存在になりたくて女優になりたかったのに、今は自分が心配されている、急に怖くなったと弱気になる時子に、自分がピエロになって発破をかけ、やる気を起こさせた三男。何でもないような会話の中にこれだけの心情が込められている。
中でも三男の切ないまでの男気は最高。くすりと笑えるようにコミカルに描いているけれど、今日は3人の友情がとても胸に沁みました。
変なお涙シーンにしない脚本のセンスが私は好きだし、セリフも陳腐だとか幼稚だとは思いません。銀ブラで高い買い物をしている人はみんな頑張った人たちなんだな、という人間への愛情あふれるみね子の台詞にはグッときました。

それに朝ドラにシリアスな女性啓発のテーマが必要とも思わない。
親子兄弟の家族愛、友情、職場の仲間同士の絆。誰の人生にもある当たり前の、でも人として何より大切な感情を丁寧に描いてくれるドラマが私は好きです。
結局は好みの問題ですが、私は朝ドラとして見てて苦しくなるような苦労話やエピ重視の目まぐるしい展開よりは、こういうゆったりした味わいのあるドラマの方がいい。
父親失踪が今後どう展開するのかはわかりませんが、それぞれ複雑な事情を抱えた乙女寮のルームメイトも含め、このドラマがお花畑とも思いません。
これからもじっくり見守りたいと思います。

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名前無し

ある時突然、「~会議」とかで演者が語りだす、雨後のタケノコのようにポコポコ出て来るエピには全部話の根っこみたいなものがない。しっかりした根があり茎があってこその魅力的な花(エピ)だし、その根や茎を丁寧に描くことこそ脚本家の仕事。そうでなくても登場人物が多く、完全にヒロインが埋没してるのに、今月になってからもまだ即席の新しいエピを出してくる気持ちが分からない。もっと丁寧に描くべきは他にあると思うのだが。
毎日スーパーの日替わりのように、新しく目先を変えないと不安なんだろうか。

残り9回、ヒロインの成長そっちのけで、まだまだ最終回まで即席エピの回収が続く。

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名前無し

これが優しさ? 今までで一番驚きました。

みね子がどんな説明をしていたか知らないけど、実が記憶喪失だってことは知ってた訳でしょう。
第一、歓迎会を言い出した愛子は実が2年半世津子のところに居たことを知っていて、今日は美代子とみね子が話し合いに行くってところまでしか知らないはずだし。
今日どうなるのか、どんな話し合いになるのか、全く分からない状態で歓迎会の用意ですか??
仮に今回のように実を連れ帰ることが出来たとしても、普通の神経なら今日くらいはそっとしておいてあげようとか、顔を合わせたくないって思ってるかもって考えませんか?

みんなでよってたかって同じ方向を向いてないと気が済まない。
たまには一人で考えたり、一人で泣いたり、そっとしておいてほしいことってあるはずなのに。

気持ち悪いです。本当に今日の歓迎会には呆れました。
今日の歓迎会は、このドラマ特有の優しさの押し売りです。

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名前無し

人通りのある道や夜に大声で叫ばせるような極端な行動でしか、感情表現をさせられないのか。

それほどの思いがある人間が、今まで一度も上京せず、ビートルズと聞いただけで飛んでくるとは。
どうみてもビートルズのおまけに実の問題があるとしか思えない。
せめて一度は実の失踪の時に上京させとかないと、いくら何でも話の辻褄が合わないだろう。
大人としての正常な判断が出来るなら、そこに矛盾を感じない方が不自然。

今までに宗男からもみね子からも、あまりの辛さ苦しさを抑え込んでいるような心の葛藤を感じたことが一度もない。
それは真剣に捜している姿を見ていないから。
休みの日に足を棒にして捜していた綿引が叫ぶというならわかるが。
失踪当初だけでも、必死で探した姿をこちらが感じてたら、ここまで噴飯物の話にはならない。

感動話ではく、笑い話だよ。

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名前無し

高名な女性実業家の立身伝ではなく、これといった夢も目標もない平凡な田舎娘が運命に翻弄されながら、様々な人との出会いや別れを通し、ひよっこから徐々に成長していく物語。
私はこういうヒロインにとても親近感を覚え魅力を感じます。
また多くの朝ドラ視聴者の好む戦争の悲劇や苦労を描いたほうが視聴率は取れたと思いますが、そういうものに辟易していた人間としては、敢えてこの時代を選んだ脚本家の気概に好感を持ちます。

みんながみんな血を吐くような苦労や野心家のドラマを見たいわけではありません。ファンタジーでもいい、見てて心地のいい人間の善意あふれる世界を私は見たい。起伏に富むドラマチックな展開よりも、登場人物一人一人を大切にし、その生き生きした人物造形や丁寧な心情描写をしみじみ味わいたい。
私にとって「ひよっこ」はそういう願望を満たしてくれるドラマです。

今日も最後の生産ラインで最後の製品を作って行く女子工員たちの想いを込めた作業や表情から、その心情が痛いほど伝わりました。そして愛子さんと松下さんから一人一人に贈られた名前入りの完成したトランジスタラジオ。これを私たちは作ったんだ。工場での仕事への誇りと愛着、そしてもうそれが作れない寂しさ。そういう入り混じった感情がそのシーンからは伝わりました。
見てて素直に感情移入できるとてもいいシーンでした。

明日は豊子の反乱がどう描かれるのでしょう。
抜群の演技力がある藤野さんが豊子をどう演じきってくれるのか楽しみです。

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名前無し

全く面白くないし、もう演出が気持ち悪くてたまらない。
みね子の最近お馴染みの半ギレ演技が朝からうっとおしいし、可愛さの押し売りも、もはや気持ち悪い。
いちこと戯れるヒデも、かなり不気味で少しも面白くない。
最後にプロポーズじみたことを言ってしまったあとのヒデの演技も、みね子のカメラ目線の「大好き」も、かなり白けてうっとおしい。
今日は何から何まで本当に気持ち悪くて不快な回でした。
なんとなく意地で見てしまってるけど、こんな不快で気持ち悪いドラマ、もううんざり。

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名前無し

どうにもこうにもみね子と世津子の同居?相部屋?が気持ち悪いです。一体、何を乗り越えるんですか? 世津子は「雨男さんとのことは自分だけの思い出だから誰にも話さない」って言ってたけど、こんなこと元から相手の男の娘に話す話じゃないでしょうし 一線を越えた、超えてないなんて、朝からこっちも聞きたくもないですよ。こんなふたりを同居させて何の解決させたいんでしょうか? 
わたしだったら、こんなシチュエーション、絶対願い下げ。この気持ち悪い設定を、朝ドラに平気で書ける感覚を疑います。

あぁ、気持ち悪い。

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名前無し

てるてる家族やカーネーションやちりとてちんやあまちゃんやあさが来たは、生きる活力になった。
それは、ヒロインが、周囲から時に「ダメな子」「親の期待に応えられない子」「甘いヤツ」と言われながら努力と意識改革と自立心と依存心の克服で自分の人生を切り開いていったから。

別に成功者でなくても良いが、誰の人生にでもある周囲からの誤解、他人との価値観の違い、人生観の違いからくるぶつかり合い。
その解決力を養い、会話や努力によって認め合うドラマが見たい。
それに対して、ひよっこは、最初から何一つ挫折らしい挫折もなく、瞬く間に新しい場所と従業員に馴染み、全員から異常なほど過保護にされる。

このドラマは優しいのではなく、単に馬鹿馬鹿しいほど甘いだけのファンタジー。
前に誰かが書かれていたように、自然の脅威も農業のノの字もまともに描写する気も撮影する気も無いジブリファンタジー。
昭和は、ある意味、厳しかった。
親も教師も近所の年配者も、そろって厳格で全体主義の時代を生きた明治大正戦前生まれ。
学校はスパルタで、体の弱い子は親からも、出来損ない扱いだった。

岡田さんは、昭和30〜40年を「今よりひどい時代とも言えた」と語った。
同じ岡田脚本の「おひさま」は戦前の話なので、小学校教師から竹刀で児童が殴られるシーンや、女が男に職場で見くだされる昭和なりのシーンもあったが、ひよっこには昭和の価値観があまり見られない。
明と暗があってこその昭和と言えるが、
ひよっこは、ひたすら花畑。

かえって昭和のメッセージ性は無くなり、単なる有村架純チヤホヤドラマになっている。
茂じいちゃんは昭和の頑固な奥茨城命のじいさんでいてほしかった。
宮本信子は、毅然とみね子を教育する店主でいてほしかった。
茂じいちゃんの前では、家族が日頃は萎縮しているくらいでも良かった。
頼り甲斐はあるが、寡黙で頑固で家族は気を使いまくるが、ここぞという時だけ優しく、頼り甲斐があるのが昭和の男。
岡田さんの男キャラクターは、平成パパのように甘いが、女に食わせてもらってもプライドが傷つかずヘッチャラで、女子どもがやるような花の世話に甘んじている。

単に安物のジュースのように甘いだけでは、感動はなくメッセージも伝わらない。

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名前無し

美代子さんと世津子さん、大人の女性どうしの見応えのあるやり取りにすっかり引き込まれました。

世津子宅を前に「着物にすればよかった」。そして今日は服のほつれをしきりに気にする。小さな描写ながら大女優に負けまいとする美代子の強い闘志が感じられます。それでもまずは冷静に夫を保護し世話してくれた世津子にお礼を言ったのはさすが。そのうえで「なんで2年半そのままに? その間家族がどんな思いで生きてきたかわかりますか?」涙ながらに失われた2年半の家族の無念を切々と訴える美代子の姿に心を打たれました。どれも正論。視聴者がみんなモヤモヤに感じていたことです。

それに対し世津子は「出て行ってほしくなかったんです」としか返せない。いけない、いつかはそうしなければ、と思いつつそのまま来てしまった。きっと世津子は天涯孤独なんでしょう。華やかな芸能界にいても孤独だった。そんな時、家に帰ると自分を商品ではなく一人の人間として扱ってくれる人がいて、優しく「お帰りなさい」と迎えてくれる。いつしか家に帰るのが楽しくなっていた。
でもいつか今日の日が来ることは覚悟していた。だから雨男の妻から最初に礼を言われたときに驚いた。いきなりなじられると思っていたから。だから実が「話をしよう」と言っても「その必要はない」ときっぱり言った。
実が警察に届けなかったのは自分が頼んだからだ、と言いかけた時もそれを遮り、言い訳しなかった世津子さんはさすがです。

木村佳乃さん、菅野美穂さん、この2人の演技は見事でした。どちらの気持ちにも感情移入してその気持ちを理解できる。どちらの気持ちになっても切なくてやりきれない。記憶がなくて状況についていけず途方に暮れるばかりの実さんの表情もいい。だけど実さんの気持ちが全く語られなかったのはちょっと残念。これから少しずつ語られることを期待します。みね子はあの場ではどうしようもなかった。大人に任せるしかなかったと思います。

最後、みね子と実と美代子と3人、互いに目も合わせず無言でとぼとぼ歩く姿は妙にリアルでした。いったん壊れた家族の再生は難しいかもしれないけれど、早くまた笑顔の家族写真を撮れるようになってほしい。
女と女の心のぶつかり合い、せめぎあいに私も心を奪われました。
今日はとてもよかったです、

    いいね!(9)
名前無し

もともと身分違いの恋で相手には断れない縁談がある。
「話がある」と言われたとたん失恋覚悟のみね子にとって、
家族と縁を切って自分を選んでくれた島谷の気持ちはさぞかし嬉しかったでしょう。
生育環境など関係なく「矢田部みね子」という一人の女性として一緒に暮らす伴侶として選んでくれた。

だけどみね子は断った。それは自分が幸せを得ることによって島谷の家族や島谷自身さえも?が不幸になってしまうから。
何よりも家族思い、親思いのみね子にはそれが耐えられなかった。
「親不孝な人は嫌いです」みね子らしい言葉ですね。

政略結婚に頼らざるを得ない島谷家の窮状がなければ、島谷の気持ちに応えたかったかもしれない。口ではあんなことを言ったけれどみね子にとって貧乏生活はネックじゃない。好きな人と暮らせるならお金がなくても平気だったはず。
それでも敢えて、金持ちボンボン島谷の貧しさに対する認識の甘さを指摘したのは、島谷本人の幸せを思ってのことだと思います。
持ってるものをすべて捨てて自分と生きて島谷が本当に幸せになれるのか。
最後に時子に抱きついて泣きながら、「島谷さんにもひどいこと言っちゃった」と辛そうに言ってましたよね。

自分の幸せより、相手や相手の家族を思って身を退いたみね子は立派です。
流されるのでなく自分自身でした決断。これで一歩成長しましたね。
こんな時、悲しみをすべて受け止めてくれる親友時子がいてくれて本当に良かったです。
時子の胸で泣きじゃくるみね子に私も目頭が熱くなりました。

乙女寮の時もそうだったけど、このドラマでは別れの時にみんなが「さよなら」ではなく「ありがとう」と言うのもすごく好きです。
岡田さんの登場人物への温かい目線が感じられます。

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名前無し

芯がないドラマ。
根本の設定が無視されているから、見る側は整合性の無さに疲れる?

ひよっこの設定の「芯」とは、
・東京で失踪した父親を探すヒロイン。
・高度成長期に地方から東京へ集団就職して働き、実家に仕送りしているヒロイン。
・実家は借金を抱えて生活苦。ヒロインの目的は弟妹を高校に進学させること。

この設定を無視してドラマが展開すると、芯が崩れるので視聴者は違和感を覚える。
みね子の湧いて出る洋服と靴と帽子しかり。
ドラマが始まったころ、姉のお古のヘアピンを妹が嬉しそうに使ったり、弟が上靴を買ってもらい狂喜していたり、ブラウス一枚が1000円近くて諦めたり、給料を細かくナレーションで説明していたのは何のためか。

また、綿引と共にクリームソーダが思い出になるほど熱心に父親探しをしていた頃と原罪は、何が違うのか。
いまは なぜ父親を探さないのか。
事情を知っているすずふりや、近所や、三男と時子とアパートの住人は、なぜ父親探しの協力をただの一度もしないのか。
ドラマの核が無いと感じるのは、こういうところ。

父親失踪の設定は失敗だったと思う。
普通に高卒で上京して働くヒロインの設定のままなら、いまのファッションショーして浮かれているみね子でも大して違和感はない。

それから、みね子の成長は全く見られないが、いつ成長するのか。
安易な方へ流されているのは、相変わらず。
これも、テーマを放置しているため。

たぶん、脚本家は、「登場人物が社会生活をすることにより、内的成長をしていく」ストーリーが、嫌いか苦手な人。
どちらかというとアンチ大人社会を描きたい脚本家なので。
また、イケメンを描けない人だと思う。
さらに、田舎も描けない人だと思う。

宗男や漫画家は、脚本家の自己投影だろう。
彼らだけはセリフに無理がなく生き生きしている。

脚本家の描きたい理想世界と、最初の設定がずれているから起きている乖離だろう。

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名前無し

みね子の父親捜しの件ですが、批判派の多くはずっとずっと捜し続けろと言ってる訳ではないと思うんです(少なくても私はそうです。)
ただ、先日もみね子が上京目的を「父親捜し」と明言したにも関わらず、

① 上京してすぐに警察を訪ねなかったこと。
② 上京当初~半年くらい、実捜しを綿引にほぼ任せていたこと。
③ 自分以上に一生懸命実を探した綿引への感謝が薄かったこと。
④ 目撃情報があっても、積極的に活動しなかったこと。
⑤ 先日の綿引の情報を得ても、まだ歯磨き粉の買い占めに奔走してること。

こういうことが理解出来ないんです。

よく擁護派の方が、慣れぬ東京で田舎から出て来た女の子が探すのには無理があるとかそんな雲をつかむような話で見つかる訳ないとか仰いますが、じゃぁ、みね子は一体どんな父親捜しをするつもりで奥茨城から出て来たんでしょうか?
それこそ広い東京で、運よくばったり会うことを期待して出て来たってことですか? せめて最初だけでも、せめて目撃情報があった時だけでも一生懸命捜す姿を見てたら、こんなに不満は出なかったんじゃないでしょうか。
その上で、明るく前を向いて頑張るヒロインなら、私だって鬼じゃありませんから、素直な気持ちで応援します。

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名前無し

これはマンガか? つまらんドラマだなと思いつつ見ていて、ふと、これマンガだったらおもしろいんだろうか?と思った。
漫画家の力量次第ではおもしろくなるかもなと思ったのだけれど、現実はドラマとして放映されているわけで、、、脚本家が悪いのか、演技している俳優陣か、演出か、全部なのか。今、訳が分からん状態。

そもそも、こんなにセリフが少なくて存在感のないヒロインも珍しい。それだけ(台詞が少ない)が理由ではないにしても、もうちょっと存在感を出してくれないと。リボン付けて、かわいい制服着せてるだけじゃ存在感にならんし。マンガならいくらでも主人公に台詞付けられるし、台詞がなくても表情で心理描写をうまく描き分けられるもんね。

様々な大人の事情で決まった 主演・有村架純が悪いわけじゃなかろうが、歴代ヒロイン、特に「あさがきた」の波瑠の台詞量はハンパなかったからね。不満もあったけれど随分頑張ったと、今なら思える。
(他の仕事が忙しくて)大量の台詞を憶えている時間がない、おまけに台詞なしでもじゅうぶん演技できるわけでもない人を朝ドラのヒロインにするのは、今回限りにした方が良いよね。

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名前無し

50年間、朝ドラを見てきた私が断言したい「『ひよっこ』はスゴい」夢を追うだけが人生じゃない 堀井 憲一郎氏の記事を読みました。このドラマの真の良さが書かれていて深く共感致しました。そしてひよっこはやはり素晴らしい作品だなと確信しました。
 
彼女は疾走しない、強く上昇しようとしない。自分探しなどしない。やることをしっかりやって、歩いている。ときどき何かが失われるが、それでも歩みを止めない。確かに人生はそういうものである

私はこのドラマから貰える心地よさを大事にしながらこれからも見ていこうと思います。

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名前無し

やっぱり好きだな、このドラマ。なんでもない普通のことを普通に描いているだけなのに、じーんとしたり、ほっこりしたり。あざとい泣かせよう演出がなくても自然と涙があふれる。

黄金色の稲穂たなびく田園とピンク色のコスモス畑。ロケシーンも開放感があって清々しい。
洋食屋さんの料理の描写も丁寧で、本当に美味しそう!当時ほんの子供だった私もハヤシライスやオムライスのようなたまの洋食が嬉しくてたまらなかったのを思い出しました。
都会で初めて洋食に触れた実さんの戸惑いとワクワク、新鮮な喜びがリアルに伝わります。

すずふり亭の店主の宮本信子さんが田舎者の実に優しく、東京で働く出稼ぎ労働者に対する敬意が感じられるのもいいですね。手土産のカツサンドまで持たせ、「東京を嫌いにならないでね」。
田舎の人間は素朴で善人、都会人は自己中で田舎者を見下し冷たい、みたいな定型的な描き方をしないのが好きです。
そしてオリンピックを前に急速に近代化が進み、それを自慢にする東京だけど、そうした建物を造ったのは地方の出稼ぎ労働者なんだ、その人あっての東京なんだとという視点。

久々に帰省した父親を迎える家族の描写も温かいけど、何よりまず畑に行って土の匂いをかぐお父さんがいいです。
都会でのビル建設。冷たいアスファルトとコンクリートに対し、畑の土のどんなに温かいことか。
幼い弟妹にはまだその喜びがわからないけれど、大人になりかけのみね子には、父親がどれほど農業を愛しているかわかる。
農民が農家の仕事だけで生きていけるような世界を作りたい。
明るくほんわりした描写だけど、出稼ぎ労働者の暮しや心情がよく伝わって素晴らしいです。

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名前無し

私にとって、先週はただただ冗長な一週間でした。

由香に素直な良い子だったと自分で言わせるまでに、バーでの女子会を3日に渡り放送、本当に呆れるほど長かったです。
自分の存在が父や祖母には辛いだろうからと家を出たほど優しい気持ちのある子は、どんな事情があろうと実家にあんな態度でお金の無心をしたり、店の女の子相手に2度も食い逃げしたりしないですよ。
悪い子だと思ったら良い子だった(このドラマでよくあるパターンです。)の落差を見せたいのでしょうけど、あまりに人として下品な行為だったので今さらあの印象を消すことは出来ません。

このドラマの話は、最初は大騒ぎするけどたいした話じゃない、あるいは大騒ぎするけどその後放置、ある時突然思い出したようにバタバタと解決というパターンばかりのように思います。

出して来た話は回収すればいいというものではありません。どなたかも書かれていたように話には「旬」というものもあれば「流れ」と言うものもあります。
「旬」の終わった話や「流れ」がぶつ切りで、今さら聞きたくもない話を、時間が建ち過ぎてから持ち出してくどくどとされてもこちらの気持ちは冷めてしまっています。
愛子さんの大騒ぎした省吾さんへのひとめぼれ問題も、最近はすっかり放置されてますよね。あれも最後の方に回収の予定でしょうか? もう要りませんけどね。

実の失踪問題が解決した今、あとはいくつかのエピソードの回収に力を入れるんでしょう。私は平凡な女の子が自分の殻を破って成長する話を見るつもりでひよっこを見始めたのですが、大きく当てが外れてしまった気がしています。

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