3.67
5 630件
4 133件
3 62件
2 83件
1 261件
合計 1169
読み ごちそうさん
放送局 NHK
クール 2013年10月期
期間 2013-09-30 ~ 2014-03-29
時間帯 月曜日 08:00
出演
食い倒れの街大阪を舞台に、東京から嫁いできた卯野め以子が関東・関西の食文化の違いを克服しつつ自ら作る料理と夫への愛情で、大正・昭和の二つの時代を生き抜いて力強い母へと成長していく物語。

全 11728 件中(スター付 1169 件)10901~10950 件が表示されています。

2014-05-25 21:01:06
名前無し

DVDボックスの話ですが私はまだ購入してないものの、どこかのサイトで「ごちそうさん」はDVDの売れ行きが良くないと聞いたので、ここでたくさんの方が購入されてる話を読んで少し安心した、というか、うれしかったです。同時にDVDを購入するのは考えてないというかたのお気持ちもすごくわかります~。

大阪以降は録画したのがあるのですが、耐久年度のことを考えるとDVDボックスの購入は余裕のある時にいつかしようとは考えてムフフという気持ちに浸ってます。パート1か2か3か、どれを優先するべきかでまた悩むのですが、それぞれ皆好きなので悩みは尽きないですが、それも楽し、です。

2014-05-25 21:35:18
名前無し

2014-05-24 22:16:06のものです。
昨日の私の書き込みにレスしていただいてありがとうございます。
昨日は3つの描写が後々の重要なエピソードにつながってるのでは?と書かせてもらったのですが、あれからもう1度、その前後のシーンをチェックしてみると、
ぬかどこのきゅうりを手にした悠さんが「つけるとカサが減るのは中に含まれる水が外に出るからです」と説明してそのあとに牛乳、魚の焼き方の説明があって、赤シソをゆでてそこにお酢を加えると、お酢の酸性に色素が反応して赤くなるとの説明があって、カステラの話が最後になるのですが、赤シソと柿の葉とを変えたら柿の葉すしの原型になるかも、と新たに考えました。

そう考えると、このお酢を加えての実験は柿の葉ずしに対応しているのかも、め以子は成功しなかったけど、庄蔵さんを柿の葉ずしで元気にしようとしてたし、それと、きゅうりのぬかどこの部分は闇市の時にめ以子のぬかづけを食べて元気になってたおじさんを思い出しました。
なので、昨日は3つあてはまると書いたのですが、め以子と悠さんの試験勉強のための(←本当は試験範囲ではなかったけれど)実験の勉強をした5つのことすべてが一応、後々にめ以子が元気づけた人たちに使った食材、ということに当てはまるんです。柿の葉ずしのあたりは無理やりなんですけど(苦笑)
脚本の森下さんがこれまでの脚本家にはあまりいない理系の体育会系女子というのはこういう細かい面白さにも出てるのかも、と感じました。

その実験につかった赤シソに酢をまぜてアントシアニンを出した水をコップにいれて、それをめ以子母の財前さんが「あのぐうたらなめ以子がやる気になったわよ」とおばあちゃんの神棚に報告するシーンとか、財前母さんの暖かさが出ていて好きなシーンです。

2014-05-25 21:53:15
名前無し

たしか、悠太郎さんが満州に行く直前に夫婦2人で食べた
スコッチエッグ、めいこが肉がないので変わりにおからで
作ったとかいってたような記憶があります(曖昧なので、
もし違うかったらすいません)
1つの卵で作ったものを2人で分けて食べるのも感動的で
しかも、おからという材料で作ったというのは、
どこかのレシピに載ってる既製品ではなくて、めいこと悠太郎
夫婦が自分達にしかできないものをようやく作れるまで成熟
した夫婦になったのだなあ、と感慨深い気持ちに溢れました。
ここでも色んな食材の話になってて楽しく読んでますが、
食材と登場人物の気持ちをうまく結び付けていたドラマだった
のかもしれませんね。

2014-05-26 00:14:09
名前無し

財前さんのお母ちゃん、私も大好きです。
5つのことを関連づけて考察されるなんてすごいです。なんか、すごく勉強させてもらった気がします。私、まだまだ見方が浅いなあ。

スコッチエッグのエピソード素敵でしたね。おっしゃるように二人がたどり着いた、きっといちばんシンプルな愛の形なんでしょう。

ボックス2、私が買ったときは、最後の1つみたいでしたよ。まあ、あまり数置いてなかったのかもしれないし、ブルーレイを買った人もいたのかもしれないし。

私がよく行くスーパーマーケットでは、ついこの間まで、総菜売り場でスコッチエッグが置かれていました(黄身トロトロではありませんが)。「ごちそうさん」が始まる前は見たこともありませんでした。よく利用する電車(ちなみに東京です)の沿線にあるカレーショップ店では、「ごちそうさん」の放送中に新メニューとして「牛すじカレー」が登場しました。いまもあるんちゃうかなあ。

何よりも嬉しいのは、本放送中に比べて、共感する感想が多いことです。いえ、的を射た批判ならかまわないんです。でも、他の作品と比べて見るに堪えないとか、役者さんたちの人格を貶めるような中傷とか、堪えられませんでした。このサイトというより、某サイトですが。でも、そこも、いまでは多少は穏やかなようで。

自己陶酔と素直にいえる方がいて、一方で、前向きな批判をして下さる方もいらっしゃる。すごく健全だと思います。みなさん、ありがとうございます。

そして、もう少しでいいから、ここでいろいろな感想を読ませて下さい。私も、また、好きになるドラマとか映画とか、小説とかも、たぶん出会うでしょうから(というか出会いたい)。「ごちそうさん」だけにこだわっているのももったいない。

でも、たぶんそれでも「ごちそうさん」は、特別な作品であることに変わりはないんだろうとは思いますが。

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2014-05-26 02:23:03
名前無し

財前さんのめ以子母は江戸っ子気質でことばも下町風で気風がよくてすごくカッコ良かった
です。
お見合いの席を蹴って娘が出て行ってしまった後のフォローの言葉も決まってました。
この人がいるからこそめ以子の父は良い食材を使って好きに店を営むことができているんだ、ということがすごく伝わって来ました。子供達にベタベタと接しないところも素敵です。
でも愛情があるし、店が忙しくてきめ細かい子育てができなかったことをめ以子にまっすぐ謝る、なんて普通はなかなかできないですね。

皆さん、終わった後からごちそうさんにじわじわ来るものがあるようで読んでいても読みごたえがあるコメントが多く驚いています。
そういうドラマだったのですね。感想からそのドラマの特徴ってわかります。

2014-05-26 18:11:57
名前無し

ホント、卯野家の人々もそれぞれに魅力的でしたね。私もあのきっぷのいい江戸っ子風のお母さん大好きでした。ちょっと影の薄い弟も、何か憎めなくてよかったな…。今度はこの人たちを中心にして、またスピンオフ作ってほしいです。…なんて無理かな(汗)

2014-05-26 18:17:51
名前無し

花アンが好きだという人のコメントを読んでると、ほんわりしてるとか刺々しさがないとかいう表現が多い。その点、ごちそうさんはものすごく内容が深いだけに、人間の普段は触れたくない面にまで鋭く食い込んでいる。それを受け付けない人もいるんだな…と分かってきました。好きな人には、そこがたまらないんですがね。朝ではなく夜に放送したほうが良かったんじゃないかとか、書いてる人もいて、それも一理あると思いました。週一ドラマなら、森下さんももっと書きたいことが書けたんじゃないかと思うことも…。

2014-05-26 18:39:18
名前無し

森下さんの次のドラマが楽しみです。
原作があればいいけどオリジナルはダメだという批判を見事吹き飛ばして、味わい深い朝ドラを見せてくれました。
思い出に残る朝ドラです。

2014-05-26 19:34:41
名前無し

ふ久ちゃんの出産の週が好きです。
悠太郎さんと正蔵さんの和解はもちろんのことですが、陣痛が始まったときの卯野のお父ちゃんのオロオロ具合がツボで。
女性陣がテキパキと動いている後ろで、「そうだ、餅は今しか・・・」のシーンは男女の違いが妙にリアルで、笑ってしまいます。

2014-05-26 20:38:33
名前無し

もちのシーン、本当におかしかったですね。
思い出しても、笑えるシーンいろいろありましたが、びっくりして笑ったという意味ではナンバーワンかもしれませんね。
あれじゃあ、め以子、本当に「妖怪」ですよ。「もち喰い妖怪」?

「妖怪」といえば、悠太郎のプロポーズもおかしかったですね。納豆の沼の夢、あれで告白だなんて、め以子じゃなくても通じませんよ。ましてプロポーズなんて。悠さん、逆ギレしていたけれど、無理です。悠さん、しゃべる順番が、ときどきおかしかった。

あと、おかしかったのが、桜子と室井さんの駆け落ちまでのいきさつ。室井さんの小説への桜子の批評の辛らつなこと。で、室井さん号泣。次の室井さんの小説は『涙でその字が流れても』。

いろいろと思い出すと、笑顔になります。

「ごちそうさん」の愛すべきキャラクターたち。みんな好きです。実に人間くさい人たちでした。

2014-05-27 00:45:19
名前無し

杏さんは西門め以子なのに、たまーに妖怪人間ベラが顔を出すことがあって面白くてたまりませんでした。
怒ったり夢中になり過ぎると大きいこともあってホントに迫力がある!
根は繊細で真面目なんだけれど、何だかその必死さにクスッとなってしまうようなところも杏さんの魅力なのではと思っています。
め以子には本当にぴったりだったと思うし、たぶんこの脚本家さんとは馬が合うようなところがあるのだと思います。見ていて何となく伝わって来ますから。脚本家さんの意向をよく理解されていたのではないでしょうか。
このドラマの登場人物はひとりひとりが他の人にはないものをしっかり持っていてそしてどの人も自分の理想や好きなことに実に情熱的で一生懸命です。自分の失敗から逃げた、みたいに言ってる正蔵さんですらただの酒びたりの虚無的な世捨て人みたいにはなっていなくて料理の腕で周りをうならせたり明るくしたりして生きていたし、いけずという形で満たされないものを出してしまったいた和枝さんもちゃんと一本筋が通っていてパワーがあります。
時にまわりにとっては迷惑だったり困らせられたり、ということがあってもそんなふうに人とは一味違ったものを持っていて生き生きしている、というところがこのドラマの登場人物たちが魅力的で見ていて気持ちの良いところだったし、人の色々な要素を大きな目でとらえている作者さんの姿勢が伝わって来ました。

2014-05-27 04:57:31
名前無し

おとうちゃんの今しかないからな、つきたてはよ!の餅のシーンは私も大好きです!

財前おかあちゃんもてるも大好きで、東京の実家のお話をもっとして欲しい!といつも思っていました。
ふ久ちゃんたちにももっと会わせてあげたかったし、娘を嫁に出すって寂しいことなんだなぁ、と思ったりしました。

でも東京の実家の様子までベタベタやることもなく、め以子は嫁に行った大阪で新しい家族のために奮闘する姿を一本に描いていたので、作者の本当に言いたいことが伝わってきたお話だったのだと、今になってはそれでよかったのだと思います。
ごちそうさんのキャラクターはみんな大好き、に同感です。終わって二ヶ月ちかく経つのに、またみんなに会いたくて仕方がありません。

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2014-05-27 11:36:17
名前無し

久しぶりに東京からめ以子の家族がやって来て、め以子が第一子を出産。
何のかのとありながら、第一子の名前を東京のお父ちゃんがつけた、というところがなんとも両家が仲良く一つになれた幸福感が伝わって来て、ああ結婚っていいな、出産って素晴らしいな、とあの場面では感じました。
当事者のめ以子はもう必死。まわりも皆、心配と期待が混じっておたおたしてしまう、だけどこれ以上に人にとっておめでたいことはないかもしれない出産、一つの新しい命が誕生する、ということの尊さをユーモアを交えて描いてくれた場面は確かに心に残っています。
前半のシメにあの場面を持って来たのもこのドラマらしくてすごく良かったと思います。

2014-05-27 12:13:47
名前無し

好きなシーンが山盛りすぎて困ります(笑)。
もちのシーンは大爆笑したなあ。
あと悠さんと源ちゃんのバトルを盗み見た和枝ちゃんがなにこれ?ってつぶやくとことか。

そういう完全にネタみたいなところと、本当に感動するところがあって、そのバランスがよくて好きでした。

ごちそうさんはセリフ以外のところにもたくさん気持ちが溢れていて、それが何よりハマった理由です。

目線や、表情、カメラワーク、天気など、様々なものから登場人物の気持ちがわかったのです。それがあるドラマとないドラマでは、やっぱり伝わるものが違います。

2014-05-27 19:10:04
名前無し

ごちが終わってから心が空っぽになった。

2014-05-27 19:52:15
名前無し

お餅のシーン、思い出しました(笑)
そうです、そうです、つきたてのお餅の美味しさが一瞬にして蘇ったお父ちゃんの一言でした。勿論、食べたーいおいしそーと声に出しました(笑)
この時もお産直前にお餅なんてという批判もあったのですが、昔の人(祖父母)はお餅って力をつける時とか励ます時とかに作ってくれたなぁ、、、と思い出していました。め以子はお正月用のお餅でしたが。
戦時下にふくが出産する時もめ以子は空襲警報の響く中最後まで鶏鍋をかき込んでいましたよね。二つとも卑しいとの感想もありましたが、『ここぞ!』という踏ん張りの時にしっかり喰らうという姿に私は共感し、食べることは生きることのメッセージをひしひしと感じました。
『しっかり食え』と景気付けにはお餅をついてくれていた祖父母もそんなことを伝えてくれていたんですね。きっと。

2014-05-27 21:01:46
名前無し

名シーン、いっぱいありましたねえ。涙でうるうるしたシーンもありましたが、思わず声に出して笑ってしまったこともあります。おもちのシーンもそうですが、め以子と悠太郎の祝言の翌日、ミセス・キャベジが和枝さんとわかって、仮名なのにめ以子の倍採用されたと自慢したあと、「バイバイ」と帰って行くところとか。吹き出しました。

いろいろありましたが、「ごちそうさん」を象徴するシーンは、やっぱりラスト、悠太郎が子豚を連れて帰ってきたところではないでしょうか。食べるための子豚。め以子も悠太郎も食べる気満々。結局、子豚は逃げちゃいましたけど(それともあとでつかまえたのかな)。

食べることの描き方について、いろいろな批判もありましたが、「食べることは命をいただくこと」という、ものすごくシンプルなメッセージを、子豚を抱いた悠太郎の姿が、正々堂々と雄弁に語っていたように思えて、爽快でした。もちろん、ふたりの再会に涙もしましたけれど。

子豚が可愛そうと思った方(私だって思わなくもなかったですが)に聞いてみたいです。豚肉、食べるでしょう?

最後まで、テーマがまったくぶれなかった。だから、「おふざけ」と思えるようなシーンも素直に笑えたし、そういう軽い笑いのスパイスがあったから、真摯な場面での感動も深かったように思います。

でも、感想も結局、シンプルに言えちゃうんですよね。
おもしろかったなあ、大好き、と。

2014-05-28 01:05:28
名前無し

め以子の一見、破天荒に見えるような行動なんですが、今思うと、ふみさんにご飯を食べるように元気づける、巨大ステーキ肉を購入して近所にふるまう、借金して米を買って皆にふるまう、近所の子供らにおやつをごちそうする、復員兵さんの為に悠太郎のために用意してきたカレーを無料でふるまうetc・・
これまでめ以子が割合、具体的に批判されてきた描写の多くは、め以子が自分の為じゃなくて誰かの為になにかをしようとしての行動が多かったですね。この行動原理って彼女が悠太郎と知り合って、魅力がないといわれて、孤軍奮闘して悠さんと勉強したり、必死で考えた創作納豆を褒めてもらえて、からがきっかけだったように思えるのですが、もしこのことがなく只の初期のぐうたらめ以子だったら大阪に来てからの和枝さんの攻撃には耐えられなかっただろう、とも思えますね。「ごち」の登場人物には、こういう性格だからこういう行動をするだろう、というのがスッとわかりやすくて違和感があまりなかった。

初期和枝さんや詐欺師の安西さん以外の登場人物で、この人は嫌いやわ~って思う人がいなかったのも心地よかったです。今思うと「ごち」の人物関係において、あまり嫌な気分になったのはあまりなかった。
結構、朝ドラって過去の作品も含めて、主要人物が特定の人にわがままや理不尽だったり、ヒロインが多少、恋愛関係において道徳的に、「こういうのって良くないな」って感じのことも、たまにあったりして、そういうのを見ると醒めたりもしてたのですが、「ごち」はあんまり不快な行動を取るひとは少なかったですね。室井さんも悠太郎さんも未遂で、結局バレてしまってたのもすがすがしくありました。泰介くんの室井さんの浮気現場ののぞきは、彼にもそう一面があるのか~って新鮮で面白かったです。

2014-05-28 02:34:24
名前無し

外から張り付いて室井さんたちをのぞく漫画みたいな泰介の恰好がものすごく笑えた。
あとマジな顔で「姉ちゃんが・・・夜這いしとった。」ってのも。泰介は秀才っぽいのになかなか大らかなフツーの男の子っぽいところがあってナイスなO型キャラでした。
でも赤紙が来て出征前にめ以子に語った台詞はなんだかものすごく強い「男」でびっくりしドキドキしてしまいました。あれは母親からしたら息子が「男」になった、そう見えた瞬間だったと思います。

2014-05-28 03:06:21
名前無し

私はごち大好きですけど、め以子のことは最後まで好きにはなれませんでした(大暴露です)。かなりイライラしましたよ、彼女には。
多分和枝さんの気持ちと同じなのかもしれません。私の心がいびつだったり(苦笑)、め以子の人目を気にしない我が道を真っ直ぐに進むところが苦手なタイプだったりで。
しかも、あんな素敵な悠さんというご主人にウチのヨメはんはめっちゃかいらしいーと言わせながら、男気いっぱいのゲンちゃんにワシはずっと独りやと言わせるほど想われて守られて支えられてー!!きぃーっ!(笑)
でも、め以子に共感するところはたくさん有り一緒に泣いたり笑ったり、笑わせてもらったりでした。
基本悪い人ではないのですが、自分には合わない嫌いなタイプってありますよね。お姑さんなんかも、、、。

ヒロインは嫌いなのにそのヒロインの生き方に深く感動してしまうなんて、まさに『大嫌いってイワシたい』??

2014-05-28 04:23:58
名前無し

なんかわかる気します。
私はめ以子、好きですけど、亜貴子さんとの浮気騒動のときは、正直、イラつきました(笑)。
源ちゃんのことだって、ホント、鈍感だなあって思います。でも、そういう源ちゃんが好きなんですけどね。
悠さんは、め以子とどっこいどっこいかも(笑)。ケツの穴小さいよ(失礼)。しょせん源太さんの代用品かもしれない、なんていったときは、ホント、小さいよって。

こんなに欠点の多い主役カップルって、あまりないですよね。
でも、だからキャスティングって大事だなあって思います。私、基本的にみんな好きなんです。始まる前、特に思い入れのある俳優さんもいなかったし、一方で、嫌いな俳優さんもいませんでした。正直、知らない人もいたし。でも、いまは、「ごちそうさん」の世界の住人は、あのキャストたちしかいなかったと思っています。まあ、結局は好きだからでしょ、といわれればそうなんですけれど、それでも代えは、誰一人として考えられません。

め以子は杏ちゃんでよかった。悠太郎も東出くんでよかった。そんなふうに思っています。

2014-05-28 05:08:48
名前無し

すぐ上の者ですが、ちょっとフォローを。

こんな欠点の多い主役カップルって、あまりないですよね。

でも、ふたりともそれを自覚していました。自分がいい子なんて、思っていなかった。だから、好きでいられたんだと思います。

2014-05-28 10:19:34
名前無し

なんだか二人とも素朴なところがあるんですよね~。めいこと悠さんじゃなくて、杏さんと東出さん自体が。
黙ってれば美男美女なんだけど。
だからビジュアルも楽しめるんだけど、親しみも持てるっていう絶妙なキャスティングだった。

それにしても、やっぱり花咲舞を見てるとやっぱりごちそうさんだな~と思ってしまいます。
花子とアンは楽しんでますが。
花咲舞は別物とは分かっていても脚本の腕?が、、会話シーンなんか特に森下脚本との落差が大きくて。どうしてもごちそうさん恋しくなってしまう。

2014-05-28 12:13:51
名前無し

 ごちそうさんの脚本のすごいところは、実は深刻だったりすごく高邁な理想だったりする観念的な作者の考えを見ていて難解、とっつきにくい、というのを全く感じさせずに誰にも分かる形にして非常に易しい表現で表している、というところなのではないかと感じています。
難しいものをそのまま伝えるのは学問の世界。でもそれをなるべく自然に万人に分かる形にして伝えるのが小説とかドラマなど映像作品で、これが実は非常に難しい、誰にもできることではないと思うのです。学校の授業だって難しいことを優しく教える先生の方が授業が楽しい、そういうことが言えるのでは、と思います。

 「人は皆人とは違った個性を持ち、時にそれはぶつかり合い争いが生じる。結局分かり合えずに分断、解離され大きな溝を作ってしまいがちな人間関係も、生きて行くために万人に等しく必要な食を媒体にすることによって人と人は分かりあえるはずなのだ。」なーんていうことをそのまま言ったって誰の心にも響きません。

 この感想サイトではこのドラマの登場人物たちがそれぞれ隣人とか友人だったらちょっと嫌だな、困るな、というところを持ちながらそれでもどこか愛おしい、忘れられない、また会ってみたい人達だ、と感じるというコメントがとても多いですが、それは作者が伝えたいことが伝わるように非常に一人一人を工夫してテーマと矛盾が生じないように丁寧に作り上げたからこそなのだと思います。だからキャラが突然変わってしまうような不自然でヘンなことはこのドラマではあり得ないのです。

 ごちそうさんが朝ドラとしてはちょっと過激でふさわしくないとか非常に個性的な作品、とか言われたりすることがありますが、私はこのドラマが持つテーマ、作者の伝えたいこと・・・争いの馬鹿らしさを伝えお互いを認め合うこと、つまり人々の和、のような理想を伝えたい作品、と考えると実はこれほど朝ドラにふさわしい作品もないのではないかと思えるのです。

 もちろん人には好き嫌いがあり映像作品ではテーマなど作者の伝えたいこと以前にそういうところでもう思考停止になってしまって受け付けない、という人もいて当然だと思います。
でも、ここの感想を読んでいると、観念的であろうと感覚的であろうと、作者が伝えたいことがちゃんと伝わっている、それを受け取っている人たちがたくさんいる、というところにこの作品の質の高さを感じます。作った人たちがここのコメントを読んだらすごく嬉しいのではないでしょうか。もちろん厳しいご指摘も含めて、ですが。
 そういうところが私は自分でもこれは好きな作品であると共に作品としての出来栄えの素晴らしさに感動してしまいます。(長くなりすみません。やっぱりこの作品には惚れ込んでいるところあるな・・・)

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2014-05-28 12:24:28
名前無し

生きて行くためには人間食べなきゃ生きていけない…これは「分かる人には分かる」ということではなく万人に分かることです。
分かる人には分かる、そういうドラマがあっていいと思います。でもこの誰にも等しく分かる、納得できる、という人間にとって根源的なところがテーマにからんでいる。だからこのドラマは実はすごく朝ドラ向け、って思いますよ。
ただ表現の仕方についてはやはり人が作ったものですから作った人の嗜好がどうしても強く表れているので嫌いな人が出てくるのはよくわかります。

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2014-05-28 20:23:30
名前無し

たとえば砂糖の話。
泥棒だなんだと、批判する人が結構いましたよね。そう批判されないためには、すごく単純で、め以子にこういわせればいい。「少しわけてもらってきた」。
でも、め以子は、すでに庶民の口にははいらなくなっている砂糖が、軍の偉いさんのところにはたくさんある。あるところにはある。それ自体が許せない。だから、自分だけ「わけてもらう」ことなど考えられず、「ちょろまかしてきた」になるんですよね。
もちろん、悠太郎を救うために甘いものを作るという形で権力に頼っているのですから、矛盾といえば矛盾です。でも、め以子にとって悠太郎を救うことと、そこにたくさんある砂糖を手に入れることは意味が違う。実際、め以子は「ちょろまかしてきた」砂糖で近所の子供たちにおかしをふるまっているのだから、自分が砂糖を欲しかったわけではなく(もちろん欲しかったんでしょうけど)、「あるところにはある」ことが許せなかった。め以子自身、意識してはいないだろけれど、庶民のささやかな抵抗。それが、あの場面の意味だったんだと思います。

でも、やったことは泥棒です。「ごちそうさん」は、法とか、道徳とか、正義とか、倫理とか、そういうものを重要視する人たちの神経を逆なでする描写がけっこうあったと思います。

人間が生きていくうえで、そういうことが大切なのは当然です。常に正しくあろうとすることは、貴いことです。でも、それでも、人の世は理不尽で、汚いこともいっぱいあって、そもそも正義なんてものは国によって、時代によっても違うもの。

「ごちそうさん」は、こういう言い方がふさわしいかどうかわからないのですが、「偽善というもので着飾った表面だけきれいにみえる服」を潔く脱ぎ去って、「なまの人間」を描いていたから、受け入れられなかった人は受け入れられなかったのだろうし、好きになった人間はやみつきになる。私のように。

そういう意味ではものすごくシンプルだったのに、ごった煮みたいなドラマでもあって、やっぱり、一言で表現すると「珍味」でしょうか。

2014-05-28 22:55:44
名前無し

このドラマは私は噛めば噛むほど味の出るスルメのような味、という感じがしています。
スゴイ高級料理とかめったに手に入らないようなもの、というより庶民の身近にあって
いつでも食べられるけれどよくよくかみしめて食べると何よりも味わい深い、みたいな・・

2014-05-29 01:41:04
名前無し

 スルメというのも最近では値段も高くてなかなか庶民の口に入らないものになって来たかな。と言うかスルメのような噛んで味が出る深い味わいのドラマも最近ではあまりなくなって来ているかも、と感じたりして。

2014-05-29 04:57:18
名前無し

相変わらず素敵な感想が続いていますね。

泥棒と言っていた方の気持ちもわかります。
しかし、言葉のチョイスが最悪な方もいて、泥棒と人を罵るだけ罵って、その人自身も道徳性はないだろ、と思うことのが多かったですけど(苦笑)、それはわたしがごちそうさんを大好きだったから感じた部分もあるのでしょうね。

もちろん冷静に感想として書いてる方もいらっしゃったし、そういうものについてはそうだよなーと思っていましたよ。

感想サイトの口汚い言葉も、ごちそうさんという作品がそれほど人の心を逆なでしたり、えぐったりするくらいに綺麗に見せていなかったからこそなんだろうなと思います。
やすやすと攻撃する材料を与えるというか。

それが本当の悪人ではなくて、環境がそうさせるものだから、共感も得られる。
堂々と責められると思えばひどく攻撃的な面を見せる人もいるし、それに向かっていく味方もいる。
ごちそうさんにも出てきたような気質を感じた感想板でもありました。

恵まれていると嫉妬され、正義感を出せば疎まれる。

ごちそうさんは実生活でもあるような、人間の醜いところも沢山出てきましたもんね。

嫌悪感を感じる人は、そういうものをドラマで見るのが嫌だったのかも。

わたしはそういうところにじれじれしながら、最後にはなんとなく落ち着くところにハマったかもしれません。

ストレスを溜めて溜めて、最後に発散させるって、ドラマにはよくあることで、人気作品にも多くある手法なのですが、ごちそうさんはその発散がただやり返すのでなく、優しさや愛情がそれをカバーするところが良かった。

やっぱり褒めちぎって終わっちゃうなあ(笑)。

2014-05-29 06:25:48
名前無し

「食」のテーマそのものがまず好きじゃなかったので、ストレス溜まりっぱなしの半年でした。
人間的に好きになれる登場人物もほとんどいなかったな。

2014-05-29 08:42:59
名前無し

2014-05-29 06:25:48 名無しさん
「食」がテーマではないと思いますよ。
テーマというなら「生きることそのもの」であり、その根源にあるのが「食」だったのだと思います。「食」はテーマを描くための、モチーフで、食べることは、それこそ食べないと生きていけないので、ときにエゴがむきだしになったりもする。だから、好き嫌いがはっきり分かれる、そういうドラマだったのだと思っています。

人間的に好きになれる登場人物もほんとどいなかった。

何をもって「人間的」とするかは、人それぞれですよね。
私は人間的に嫌いになる登場人物はほとんどいませんでした。偽安西教授ですら、和枝さんと二人のシーンだけを見ていたら、幸せになってほしいななんて思っていましたから。

好きだっていう感想が並んでいるなかで、好きじゃないと書かれるのはけっこう勇気がいることだと思うので、その点は敬意を表したいと思いますが、「ストレスが溜まりっぱなし」なら、見なければよかったのではないですか。

不思議に思うのですが、嫌いだとかイライラするとか、文句をいいながら視聴し続けるって、何故でしょう。私なら見ませんけれど。

いずれにしろ、いろいろな感想が読めていいですね。終わってもう2か月がたつのに、すごいことです。

2014-05-29 09:24:21
名前無し

注目の向田邦子賞の授賞式が無事に先日、終わっていたようでネットニュースを抜粋させてもらいますね。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
女優杏(28)と東出昌大(26)が、27日、都内で、共演したNHK連続テレビ小説「ごちそうさん」の脚本家で、同作で向田邦子賞を受賞した森下佳子さんへの同賞贈賞式に出席した。
杏は「キラキラしたせりふがたくさん詰まっていて全員、本当にいるんじゃないかと思うくらい。これから生きていく糧になる経験を与えてもらった」。
東出は「作品は、僕にとって超えなければならない壁、目標になった」と祝福のあいさつをした。交際が報じられた2人だが、会場では何度も仲良く談笑するなど順調な交際ぶりをうかがわせた。
同賞は脚本家向田邦子さんの功績をたたえ、現在のテレビ界を支える優秀な脚本家に贈られる。会場にはキムラ緑子、高畑充希、宮崎美子、吉行和子らも出席し、森下さんを祝福した。
[2014年5月27日 日刊スポーツより]
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
他にネットで検索した情報なんですが、映人社のホームページでの情報によると「今回の向田邦子賞授賞式ほど出演俳優が揃って出席したことはなかったのでは」とのこと。さぞかし楽しく盛り上がったのだろうな・・と想像してしまいます。映人社のシナリオの雑誌「月刊ドラマ」の来月号、7月号に「ごちそうさん」13週の脚本と森下さんのインタビューが掲載されるようですよ。
「ごちそうさん」はあとづけで評価されてますねえ。喜ばしいことです。

2014-05-29 10:55:01
名前無し

きらいでも見るか見ないかはその方の自由だと思いますよ。たまに見かけるけれど、嫌いなら見なきゃいいというのはあくまでもその方の感覚なので、違う方もいると思っていたほうがいいかもしれません。

上のほうにある方は否定的だけど、別に攻撃的な感じではないし、誹謗中傷しているわけでもないですから、あまり責めるようなコメントはしないで欲しいな〜というのが個人的な気持ち。

わたしはごちそうさん大好きですし、ここにも長いコメントちょくちょく書きますが、今作はもはや好きじゃない部類に入ります。
しかし、もしかしたら面白くなるかもという期待を捨てきれずにまだ見ていたりします。
そんな人もいるよ、ってことで。

2014-05-29 11:06:30
名前無し

森下さんの向田賞授賞式、嗚呼・・その場にいたかった。
でも、出演者さんのうれしそうな顔が目に浮かびます。
ところで、あまり掲示板では話題になってなかったけど、
正蔵さんがほおるもんじいさんの時代に優しくしてくれてた
芸者さん(?だったかな)役の黒坂真美さんのきっぷの良い
感じが好きでした。
黒坂さん、他の昼ドラでは強烈に悪い役を何度か見ていたので
彼女のああゆう役は新鮮でした。
このドラマ、男優さんも皆、よかったけれど、女優さんも好きな
感じの人が多かったな。農家の和枝さん家の近所のハナちゃん
とか諸岡くんの妹さんとか、少しの出番なのに爽やかな方が
多かった。大阪制作のドラマって女優さんのつかい方が上手
ですよね。「銀二貫」とかみてもそう感じます~。

    いいね!(1)
2014-05-29 11:17:45
名前無し

私自身はこのドラマは大好きで大好きで、と言うよりも全部見終わった時に脚本がすぐれていたところにむしろ魅かれてところがあるのですが、絶賛意見の多い中、2014-05-29 06:25:48 名前無しさんのように感じている方がいらっしゃることはわかります。
食そのものがテーマでなくてもこれだけ毎日のように料理や食べ物がそれも時には見ているだけでお腹いっぱいになりそうな画面を見せられれば、食べることに興味がない人にはそれだけで抵抗感がある、と言うのは十分あり得ることと思います。

他のドラマのことで申し訳ありませんが、私は個人的にアキバ系のアイドル、というものが好きではありません。宮藤官九郎さんの作品は大好きであまちゃんが始まった時はもう嬉しくて最初のうちは毎日好感を持ってすごく楽しめていました。ストーリーは大したものではないと感じていましたが、これまでの朝ドラにない作り方で小ネタも新鮮ですごく楽しかったんです。しかし話がアイドルの方に移って行ったあたりから急に面白いと感じなくなり見ていてもなんだかイライラするような部分が出てきて一気に自分にとって面白くないドラマに変わって行ってしまった、という経験があります。加えてあまちゃんフィーバーなる現象でアイドル評論家と称する中年おじさんたちがこぞってドラマのストーリーと言うよりアイドル的要素を持ち上げる姿勢に反発さえ感じるようになりすっかり白けてしまいました。結果的にあまちゃんはクドカン作品にもかかわらず私にとってはあまり良い印象でない朝ドラに終わってしまったのですが、しかし感想サイトを見ると熱烈なファンも多く、よく考えてみるとあれはあれで作品として他にはない世界観があって終わり方もすっきりして完結していたし別に全然悪い作品ではなかった、と思ったのです。

自分にもこういう経験があるので、やはり人には作品の良し悪しとはまた別の次元でも受け入れられる、受け入れられない、というものはたしかにある、ということはすごくわかります。
だから一口に「評価」と言っても、個人個人の嗜好や物のとらえ方にかなり左右されるところがあり、感想サイトの☆の平均点なども視聴率と同様、その数字の裏にあるものは一様なものではないのだな、ということを感じます。
感想サイトでは☆の平均点そのものよりも賛否関わらず、それぞれのコメントを読むのが好きで興味があります。

このドラマに関しては肯定意見の方々のコメントがただ視覚的、感覚的に好きだ、にとどまらないでそれぞれ独自の絶賛ポイントや具体的に感動した部分などが実に細かく書かれていることが多く大変面白い、と感じています。私自身もいろいろな意味でこのドラマは自分の中で高評価です。

2014-05-29 12:41:29
名前無し

後から後から色々な場面の感想を皆さんが書いているのを読むと「あった、あった」と共感でき、うれしくなります。
学校の時に書かされた感想分て、基本、感動や共感できたことを書いていたと思います。少し読んでつまらなければ、他の本に替えたと思います。録画もできるし、折角観るなら自分が楽しいと思えるドラマを観ればもっと楽しい感想が書けると思うのですが、ストレス解消で書いているなら、止められないですね。

2014-05-29 13:07:50
名前無し

DVDで源ちゃんのシーンを見ていて思ったんですが、私は源ちゃんは男1人でかわいそうと思ってたのですが、果たしてそうなのか?と。ドラマの中、画面上での源ちゃんはもしかして、私の想像以上に充実した生活があって、それなりにかなり素敵な女性と楽しく人生を過ごしてるような気もするのです。
確かにめ以子のことが好きなのは確かでしょうが、あの素敵な源ちゃんがずっと1人侘しく・・とは思えないのです。
何だか私の勝手な想像ですいません。

東出さんは「桐島~」とかCMとか見てると見るたびに印象が変わるところがあって、悠太郎さん以外の役もサラリとやってしまいそうな雰囲気で今後、益々、注目です。源ちゃん役の和田さんも最近、色んなところで見かけて楽しいですが、和田さんの場合、源ちゃんの役は彼のために作られたような、というかマスト的な役になりそうですね。もちろん東出さんにとっても悠太郎さんは大きな存在なんだな、ってすみじみしました。

2014-05-29 13:11:45
名前無し

他の方の感想に共感するだけでなくぜひあなたご自身の感想もお聞きかせくださいね!
ごちそうさんのファンは他の人のドラマの見方やら感想の書き方にあまりどうのこうの、とは言わない感じだと思っています。ドラマ自体が誤解を受けないように配慮されている方が多いと思っています。せっかく素敵なドラマなんですから・・・・

2014-05-29 14:00:30
名前無し

2014-05-29 11:17:45 名前無しです。

最後に自分の中で高評価です、と書きながら☆の評価を入れるのを忘れていたことに気づきました。
具体的なこのドラマの感想は折に触れて放送中も放送後も書かせて頂いているので省きます。

2014-05-29 19:28:01
名前無し

「嫌いなら見るな」と書いたことがあります。ただし、ここでも話題になったような、もはや感想とはいえないような、ドラマや役者さんに対する誹謗中傷、罵詈雑言に対して、です。そういうものに接したとき、腹が立って、見るなと思うのは自然な感情ではありませんか。ただ、どなたかがご指摘になっていたように、悪意に満ちた意図的なものなら、いくら言ってもしかたないのでしょうが。

一方で、一般論としての「嫌いなら見るな」は、やはり乱暴だなと反省もしました。

私自身、他人からは失笑されそうな経験があります。もうずいぶん前、なんとなく手にしたミステリー小説をめぐる話です。いまではタイトルも作者も内容も覚えていません。読み始めたときから、主人公の女性の言動が私には受け付けず、イライラし続けながら読みました。で、読み終わっての感想は、作者はこのヒロインを素敵な女性と思って描いたのだろうか、という疑問符だけでした。読まなければよかったじゃないかと言われれば、たぶん、当時の私はこう答えたのでしょう。「一応、読んでみないとわからないから」。よくあることではありません。そういうことに対して、私は我慢強いタイプではなく、犯人がわかってないのに、途中で読むのをやめたミステリーもあります(それもめずらしいですが)。だから、ある意味、貴重な経験として記憶に残っているのです。いまでは、無駄な時間だったとしか思いませんが。もっとも馬介さんなら、無駄よし、でしょうけれど。

そういうことってありますよね。ドラマだって期待していたけどつまらなかった、これ嫌い、見るのやめた、そんなこといくらでもあります。でも、それは本人が決めることであって、「見るのをやめろ」という資格はだれにもないのです。むしろ、そのドラマのファンであれば、なおさら言ってはいけないのかもしれません。

何かを貶めて喜んでみたり、何かに対して恐ろしく不寛容であったりすることもあるな、と世の中の風潮をそんなふうに感じることもあるので、自戒をこめて、そんなことを考えました。

「ごちそうさん」というドラマは、しっかりとしたシンプルなテーマはあるものの、主義・主張とか、思想性とか、そういったものとは意外なくらい無縁でしたよね。少なくとも、旗をふりかざして訴えるなどということはなかった。見るほうで判断してくださいというような、ある意味では意地悪で、ある意味ではおおらかで、懐の深いドラマ。だから、好き嫌いも分かれやすいのかもしれません。

2014-05-29 21:07:11
名前無し

 感想サイトって自分と同じような感性とか考え方の人のコメントを読むと嬉しくなり逆だったり違ったりするとちょっと嫌な気分になる、これはたぶん人間なら皆同じように持つ感情だと思います。自分が良いと思うものは人にすすめたいと思うくせに嫌いなものを人からすすめられるとおしつけがましいとしか感じない。人の気持ちを考えるのは難しいものです。かと言ってあまり人の気持ちを気にしてばかりいるとこういうサイトは言うことがまだるっこしくて面白くない、ってなりますし。

 そのドラマが大好きで楽しみで楽しみで、という人に「こんなつまらないくだらないドラマよく見てられるね。やめれば?」とか言われたらそれはそれはもう怒りを感じるまでになるでしょうから、逆の人から見ればそれなりに見て満たされないものを感じながらコメント書いているのに「嫌なら見るな」と言われれば怒るでしょう。世の中にはいろんな人がいて感じ方は様々なので、感想サイトではたぶんそういうことは感じても実際に文字にしない、そういう理性を保つことがお互いにマナーなのかもしれませんね。でも明らかにドラマに対する中傷目的とか逆にただの全体評価上げ持ち上げ、というのは文面でだいたい察することができるのでそういうものにまでマナーが通じるとも思えない、と感じる時はもちろんありますよね。そもそもそういうものが少なくなれば問題はずっと少なくなるような気がします。

2014-05-29 21:28:21
名前無し

>シンプルなテーマはあるものの、主義・主張とか、思想性とか、そういったものとは意外なくらい無縁でしたよね。

このドラマが好き同士でのやや反論的意見になってしまうかもしれませんが、私はごちそうさんには非常に強い作者の「反戦」思想は感じました。ただそれをあからさまには描かず、人々の食欲が満たされなかったり、芸術や自由思想が抑圧されたり、ということを日常の庶民の生活風景の中に盛り込み、比ゆ的に表す。しかもただ庶民がそれに打ち負かされているのではなくて跳ね返すような静かなパワーがあるし、同時にしっかりとした自分を保つことのむずかしさ、風潮や時代に流されやすい庶民の姿もまた風刺をこめて描かれていたと感じます。貧すればうどんす、の週などには特にそういうことを感じました。
そのあたりがただ表面的に戦争の悲惨さだけを強調するようなよくあるドラマとは一線を画していて、そういう描き方がこの脚本のすごさだと思っています。
そしてこれは完全な反論ではなく、まるで強い思想、主義、主張がないかのように楽しく気楽に見られた人がいて、しかもいろいろなことが知らず知らず伝わっていて忘れられない作品になっている、なんてことがあるとすればそれもまたすごいことなのではないか、と思ってしまいます。

2014-05-29 21:56:38
名前無し

ごめんなさい。言葉が足りませんでした。私も十分、反戦の思想は伝わりました。ただ、「反戦」ドラマというと、ステレオタイプといわれそうですが、どうしても現代からあの時代を断罪するといった形になるように思うのです。「反戦」という思想を、そこに持ち込むというか、私はそういう描き方が嫌いで、そうではないという意味で「ごちそうさん」を、主義・主張や思想性を感じさせないと表現しました。
むしろ変な主義・主張、思想性を持ち込まないことで、戦争の愚かさを、今までにない形で描いていたと思っています。おっしゃるとおり、庶民のしたたかさや、あるいは危うさも。
そして、戦後の描き方も新鮮でした。私は太平洋戦争肯定論者ではありませんが、昭和20年8月15日をもって日本が解放されたとも思っていません。占領という形の新たな統制が始まったのだと思います。希子のラジオ局での落語のくだり、「日本軍が進駐軍に代わっただけ」。新しいなと思いました。
でも、だからといってアメリカを悪者にもしていない。そういう意味でも、思想性がないという表現になりました。
「ごちそうさん」の、どちらにも偏らない戦争の描き方が好きでした。たぶん、上記の方と、そんなに変わらないのではないかと。
でも、やっぱり人に伝えるって難しいですね。それでも、いろいろな方の感想やご意見に触れることができるのは楽しいです。

2014-05-29 22:55:14
名前無し

2014-05-29 21:56:38です。

2014-05-29 21:07:11さんへ

なんかここにはりついているみたいに思われそうで恥ずかしいんですが、2014-05-29 21:28:21さんのご意見に先に反応してしまったので、少しだけいわせて下さい。

すごく納得できました。
そうですね。マナーですね。「ごちそうさん」大好きなので、純粋な感想を、また、書いてみたいと思います。

2014-05-30 00:15:49
名前無し

あんまり深く考えたことなかったけど上のコメント読んでて、いや、現代感覚のモロ思想が出てたよっと感じました。と言うのは、、、。
私の中で全話を通して一番心に残っているのは、出征前の泰ちゃんです。
『僕は僕にそれを許さへんかったこの時代を許さへん』でしたか。
恐らく日本中の母が涙したんじゃないかな。
次はめ以子の『私が殺したんです』。

沢山のいいシーンがあり折々に思い出したりもするのですが、この二つのシーンは別格です。
それを考えると私的にはおもいっきり戦後教育の戦争に対する思想が主張されていると感じますね。
あ、だからって悪いと言っているわけじゃないですよ。私もそういう教育を受けて育った世代ですから。
宗教的な要素も含んだ台詞(お寺さんのお経の後のお説教で聞いたような台詞)もありましたし、朝ドラにしては思想的な表現がハッキリ出ているなと感じました。
そういう意味ではものすごーく、主義・主張・思想が全面に出ていた作品だと思います。

2014-05-30 04:33:44
名前無し

反戦とか、思想って言うと右か左かみたいな印象があるので(個人的に)あまりいい感情を抱きません。

だからか、ごちそうさんがそういうものであるというのはピンと来ない。

一般庶民が当時はそう思っていたけど時代が許さなかった。

それがごちそうさんの戦中戦後には色濃く出ていた。だけれどそれはけして特別なことではない。戦争なんかしたくないって今の人たちが思っているのと同じ。

そのくらいのものだと思っていました。
放映時は反戦思想だ!みたいな否定する感想も多く見ましたが、むしろそう受け取ることに驚くばかりで。

反戦思想→反政府思想→活動家。

そんな感じに攻められていて、正直バカじゃないのかとさえ思っていました。
描き方の新しさと、あまり知られていないエピソード(地下鉄や空襲時の消火活動など)が印象強くそう見えるだけで、根本は戦争はもう二度と繰り返しちゃいけないという取り戻せないことへの悲哀が滲むばかりと思っていました。

いたって普通の感覚で、特別な思考などではないと思います。

2014-05-30 04:49:15
名前無し

いたって普通の感覚=戦後教育の平和思想

2014-05-30 08:35:58
名前無し

め以子は戦後、かっちゃんのことがあってアメリカを憎んでいました。でも、モリス大尉と心を通わせることで、憎しみから解放された。そのとき、どなたかが、「ほっとした。何かを憎むというのはめ以子らしくないから」といったような感想を書いていらっしゃったのをどこかで読みました。同感でした。め以子は基本的にポジティブな女性です。過程はさまざまであっても、結局は光の方を向いている。そんなお母ちゃんらしさが戻って、天国のかっちゃんもほっとしたんじゃないかなあ。

2014-05-30 08:41:24
名前無し

私が好きなサイトに「ほぼ日刊イトイ新聞」というのがあります。ドラマとは直接関係ないのですが、過去ログ見ると脚本家の森下さんが見たい連ドラチェックしてたり、ごちそうさんのフードコーディネーターをされた飯島さんが色々な方にご飯を振舞ってたりと、ゆかりがあるので紹介させて頂きますね。
そこで、様々な情報が飛び交う現代で情報をどうやって選択しているか、というコラムが前にありました。
私がそこで感動したのが、選択の基準として
「正義を声高に叫ばないこと」
「ユーモアがあること」
を挙げられていたことです。
まさに、ごちそうさんはそういうドラマだったと思っています。
違いは「声高に叫ぶかどうか」であって、上の感想のすれ違いがあるように見えますが、根本は同じことのように思えます。

2014-05-30 09:02:20
名前無し

「正義を声高に叫ばないこと」
「ユーモアがあること」・・
興味深いお話、ありがとうございます。
きのうのドラマの批判意見のかたに対してのフォローのコメント等、皆さん気遣いがすばらしい、と感心してしまいました。多少の感想のすれ違いがあっても、色んな意見が共存できてる場所ですよね。

ところで、「ごちそうさん」録画したものを定期的に見ているのですが、つい1週間分の1時間30分とかでもあっという間に見てしまいます。この見やすさは何なんだろうと最近、考えています。油断していたらもっと何時間でも連続で見てしまいそうになるので、他の事もしなければいけないので、慌てて見るのを止めるのですが、わたしの旦那も1,2時間「ごち」をじっと見ているのです。私はともかく旦那は1つのドラマを延々見るタイプではないので、やはり「ごち」には見続けてしまう魅力があるのだと思います。

独特のリズムがあって、それがすらすらすら~とあっという間に見れちゃうんですよね。終盤の戦争前後は見ていてつらいシーンも増えますが、それを見たせいか、大阪に来たばかりのめ以子と和枝さんのバトルすらも、結末がわかってるのに何度見ても面白い。ゴジラVSメカゴジラのような心理描写とか、放送当時は見ていて不快だったシーンも今見ると活劇のようだしデフォルメされた楽しさもありますね。私以外にも皆さん、過去の放送を楽しんでるようで、やはりクセになるものがあるのかもしれないですね。



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