3.67
5 630件
4 133件
3 62件
2 83件
1 261件
合計 1169
読み ごちそうさん
放送局 NHK
クール 2013年10月期
期間 2013-09-30 ~ 2014-03-29
時間帯 月曜日 08:00
出演
食い倒れの街大阪を舞台に、東京から嫁いできた卯野め以子が関東・関西の食文化の違いを克服しつつ自ら作る料理と夫への愛情で、大正・昭和の二つの時代を生き抜いて力強い母へと成長していく物語。

全 11728 件中(スター付 1169 件)11151~11200 件が表示されています。

2014-07-21 08:37:23
名前無し

人によって感じ方は違うものですね。
私は、源ちゃんや倉田さんがめ以子にとって都合のいい存在などと思ったことは、一度もありません。源ちゃんも倉田さんも、ちゃんとキャラクターとして確立した存在でしたから。というか、彼らに限らず、ごちそうさんの登場人物たちはみな、それぞれ個性をもって生きている人たちでした。

源ちゃんと悠さんのお酒のシーン。め以子が激怒したように呆れましたけれど、でも、微笑ましくもありました。牛乳を飲めた源ちゃんが、そのあと、おかゆだか、雑炊だかを食べられるようになったシーンもちゃんとありましたから。少しずつ食べられるようになったことがわかったうえでの、悠さんとのお酒のシーン。ああ、源ちゃん、もう大丈夫なんだと、むしろほっとしたくらいです。それに、め以子をいちばん叱ったのも、たぶん源ちゃんだと思います。愚痴ったり、泣き言をいったりするめ以子を、いつもたしなめ、最後はめ以子に「わかってる」っていわせてた。むしろ、甘やかしたシーンなんて、いっさいなかったんじゃないでしょうか。だからこそ、源ちゃんの、め以子への思いが切なくて……。

倉田さん、私も、あまりにも便利につかいすぎと思ったことが、実は一度だけあります。希子ちゃんの祝言(実際はめ以子と悠さんの祝言でしたが)のとき、和枝さんとの間のやりとりの仲立ちを倉田さんがつとめていました。何度もいったりきたりさせられて、さすがに郵便でやってえなっていってましたよね、倉田さん。でも、希子ちゃんは無視。それだけ、和枝さんが倉田さんのことを信頼しているってわかっていたから。倉田さんに甘えすぎ、と思ったけれど、それだけ強い絆で結びついているんだと、だから甘えられるんだと、こちらも微笑ましく思ったものです。

人は生きていくうえで、誰かに甘えたり、頼ったりするものだと思います。そういう存在がいないって、むしろ寂しい。若かったころのめ以子が、頼ったのは宮本先生ですかね。悠さんは、なんだかんだいって竹元さんを尊敬していた。源ちゃんは、正蔵さんに亡くなった実の父親を重ねていて、よく二人で食べたり飲んだりしていたし、正蔵さんが亡くなる前は、朝鮮人参?を食べさせてあげてとめ以子に渡していた。実のおやじのときは何もできなかったからって。和枝さんは倉田さんにだけは本音を吐き、弱いところも見せていた。最終回の一回前の回、倉田さんが蔵座敷に友達つれてきたといったその友達は和枝さん。

ごちそうさんの登場人物は、みんな自立していた人たちだったけれど、支え合い、頼り合うこともできた人たちでした。人はひとりでは生きてはいけない。食べることは、命の犠牲のうえに成り立っている。そのテーマを人間関係に置き換えたときの自明の理ともいえることを、ときにはイライラしながら、呆れながらも(そういう気持ちを抱かないことなんて、よっぽど出来た人間というか、聖職者でないかぎり、実生活でもありあませんよね)、納得させて見せてくれたドラマだったと思います。ごちそうさんとともに過ごした日々は本当に楽しかった。というか、いまでも彼らは、すぐそこで生きているようです。

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2014-07-21 09:37:25
名前無し

いくらそれがテーマであるとはいえ、食べることばかりに執着するヒロインがどうにも好きになれませんでした。随所で見られる押しつけがましさにはいらいらする一方だったし、ごちそうさんの連呼には本当にげんなりしました。私にはとても残念なドラマでした。

2014-07-21 09:53:33
名前無し

嫌いなドラマの1つのエピソードを延々堀下げる行為は、何故?自分がそこに拘るのか?と探るのは自分探しでもあるかもしれませんね

あ、決して嫌味ではないんですよ。
終わって4ヶ月がたとうとしてるのに、このドラマを嫌いな方達も忘れられないなんて、より一層「ごちそうさん」というドラマが持ってるパワーを感じます。
色んな意見があると掲示板も活性化するので、風化したい為にもたくさんの投稿があるのはいいことかも。

2014-07-21 11:14:13
名前無し

「ごちそうさん」の源ちゃんと倉田さんのキャラは好きでした。
源ちゃんキャラは物語を回す為に重要な人だったですね。もし、源ちゃん的な狂言まわしキャラを男性じゃなく女性にしていたら、その役を演じる女優さんの存在感によっては「花子とアン」の仲間さんのように、主演の女優さんを喰ってしまうかもしれないから、やはり源ちゃんのようなタイプで正解だったと思います。そういうキャラはいることに価値があるので、戦争から帰ってきて仕事しないでというよりも本業の肉屋が開店休業状態だったからフラフラしてる他なかったのではないかと。あの時期はすぐに他の仕事を探せる状況ではなかっただろうし。

倉田さんのようなキャラも朝ドラには欠かせないタイプで、「あまちゃん」では漁業協会の人たち、「純と愛」ではデザイナーの朝加真由美さんのように、大きな資金、資産をポンと支援してくれるキャラは物語を進める上である程度、必要なんですよね。「カーネ」の糸子のように仕事も財力もある訳ではなく、戦後、すべてなくなってしまってそこからドラマに発展する為にはそういう役柄ということもあります。
ただ上に書いてる方が仰ってるように、倉田さんはちゃんと伏線がされてる人物なので違和感なくみれました。言ってみれば源ちゃんと倉田さんは朝ドラ伝統のテンプレ的人物ではありますが、上手に魅力あるキャラになったという感じです。

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2014-07-22 00:03:36
名前無し

残念ながら、そう感じた人ばかりではありません。特に倉田さんがきちんと伏線のある人物と感じたのは熱心なファンの方だけでしょう。和枝さんに対する物心両面での支援はわかりますが、戦後のめ以子に対する金銭援助は唐突であり、あまりに都合が良すぎました。

2014-07-22 05:11:27
名前無し

熱心なファンだけがすべて受け入れてるとか、すべて受け入れられるのは好きだからってのは全くないわけじゃないだろうけど、それだけではないと思う。
普通に観ていてもごちそうさんはふらふらした人物はいなかったんじゃないかな。この役はこういうポジションで、こういう人、というのがわかりやすかったと思う。
そこまでハマってるわけじゃない最初のうちから、脚本きっちりしてるなーと感心しました。

当然好き嫌いはあるでしょうが、脚本力のある作品だと思います。終わってから見直すと更にその緻密さに気づけます。
いろいろ放置しないのは当然ですが、それぞれの人物の芯が子供の頃からずっと変わらずにあり、大人になるにつれそこに様々な性格や成長が肉付けされていくのがよく分かります。
森下さんが人物を大切に描いているので、多少無理やり?と思うエピソードがあってもよくあるドラマのご都合と受け入れて流すことができた。

自分の好みと脚本の出来は別物だと思っているので、自分は好きじゃないけど、話はしっかりしてると思うドラマもあるし、甘いなと思うけど雰囲気は好きなんだと思うドラマもある。
ごちそうさんは脚本の出来もいいし、自分の好みにも合っていたので本当に楽しませてもらいました。

1回15分。それが1週間通したタイトルになり、放送期間も長い。朝ドラって脚本家にもものすごい大変なものだと思うので、よけいに多少の粗は許して観ちゃう甘い視聴者ではあるんだけど、ごちそうさんは厳しく観てもやっぱりいい作品だったかも(笑)

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2014-07-22 08:21:23
名前無し

たぶん私が本当の意味で「熱心なファン」になったのは、ごちそうさんが終了したあとだと思います。もちろん本放送も楽しみに見ていたのですが、話が完結して、完成した作品となったものをDVDで見たりして、改めて心をわしづかみにされたというか(笑)。
ああ、こんなふうに伏線が張られてたんだとか、いろいろと感心させられたことが多くて。それと本放送で泣かされた場面、繰り返し見ても泣けるので、ますますはまりすよね。繰り返して見ることにたえうる作品というか、繰り返して見てむしろ深みがわかるというドラマってめったにないと思います。
ごちそうさんに出会えて、本当によかったです。

2014-07-22 08:43:13
名前無し

倉田さんはめ以子に金銭を援助したわけではありません。貸したのです。貸したお金を返してもらう意味もあって、め以子に蔵座敷を提案したのだと思います。倉田さんはめ以子が西門家に嫁に来た頃から、和枝さんを通して彼女を知っていた。言葉にしたことはなかったと思いますが、め以子をおもしろい子だなあと思っているだろうことは、その頃から察することができました。だから、祝言のとき、め以子のために、和枝さんに頭を下げたんですよ。倉田さんがめ以子を評価していることは、普通に見ていればわかることだと思います。

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2014-07-22 10:48:17
名前無し

そうですよね。
和枝さんの弟嫁でもあるし、20年来の付き合い。いけずされてもへこたれなかったことも知っているし、信用もあるでしょう。
悠太郎さんが満州にいること、かっちゃんが戦死したこと、家が焼けたこと、心を痛めていたでしょうし。
土地をたくさん買える財力があるなら、昔からの知り合い、商売に使うお米代を貸すことってそんなに不自然とは思えないです。

2014-07-22 13:11:25
名前無し

このドラマは食が人を癒すものであるというテーマもありつつ、その裏側で人が誰かに施しをする難しさも描いていたと思います。
弱ったフミさんや源ちゃんを食で癒すのは生半可なものではなかったし、少し余裕があるめ以子が経済的にまずしい子供たちのごちそうさんをやっていく大変さも表現しながら、戦争が悪化しつつある頃、食料難で自宅に食材を溜め込んでいため以子に悠太郎は、「目の前にまずしい人たちがいたら自分の食料を分け与えられるか?」というような問いかけをしていたけれど、その後のめ以子の答えが、じゃがいもを出産後の母親に分け与えたり、皆が希望を失った時に、自ら借金をして米をかって、まずは弱ってる人たちに振舞ったことだと思う。
そういう行動は現代の感覚からみたらありえないことかもしれないし、め以子の行動は正しいとは思えない所もあるけれど、あの戦後を生きるにはそういうことも必要だった人もいたんじゃないかな、とも思います。そのあとに、め以子を「あほの仏」の表現で重層的な存在に見せたり、自分の行動に近いアメリカ兵の行動を非難してるめ以子を客観的に描いて、ただのいい人で終わらせなかったこの脚本は奥が深かったと思います。

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2014-07-22 20:04:25
名前無し

上の2014-07-22 13:11:25です。
食が人を癒すものであるもの、その裏側で人が誰かに施しをする難しさにもう1つ「ごちそうさん」で重要なことを書き加えるとしたら、「人をちゃんと赦すこと」です。
フミさんや源ちゃんは自分が赦せなかった。アメリカ兵さんもめ以子も自分の子供を自ら手放した思いが強くて長いこと、自分を赦せなかったのだと思う。食を媒介として人の気持ちが入る事で、自分の気持ちをみつめることが出来た。
め以子は敵だと思っていたアメリカ兵さんも自分と同じ思いを抱いてると知って、ようやく相手の気持ちを想像できるようになった。

最後のアイスクリンはかっちゃんの思いが甲子園に届くという意味で、かっちゃんと泰介の気持ちが1つに繋がった、そしてその夢はふ久の夢をもう1度繋げるきっかけになった重要なシーンなので、あの当時、不要だと言われていた甲子園エピソードは重要だったと思います。それによって、め以子の中でかっちゃんが生き続けることになったしうま介さんとめ以子のごちそうさん魂が復活した色んな意味がある大切なシーンだったですね。

2014-07-22 21:51:15
名前無し

2014-07-22 20:04:25 名前無しさん
人に施しをすることの難しさ、とおっしゃっているので、必ずしも反対の意見とはならないとは思いますが、私はもう少し違った見方をしていて、「人間がもつエゴと正面から向き合うこと」も描かれていたのかなあと。悠太郎さんとのやりとりって、例のおむすび問答ですよね。「おむすびが1つあったとして、あなたはこれを食べないと死んでしまう。隣には同じように食べないと死んでしまう人がいて、あなたはあげられますか」「その人はウチの子ですか」「赤の他人です」「むりでしょうね」といったようなやりとりでしたよね。で、半分わけることもしないのか、とめ以子に非難集中だった記憶があります。でも、私はそれが不思議でした。自分の子どものためなら死んでもいい。でも、赤の他人のためには死ねない。これって非難されることですか。当たり前のことじゃないでしょうか。私はめ以子に「むりでしょうね」と言わせた森下脚本の潔さに感心しました。「半分わけてあげます」というほうがよっぽど偽善的で、嘘っぽい。宗教的信念とか、職業的責任感とか、そういったものからの自己犠牲はあると思います。でも、同じ立場にある人が、わけもなく自分の命は犠牲にしても、あなたを助けますなんていったら、いわれたほうも「ありがとう」なんていえるはずはない。むしろバカにされていると思うかも。あるいは、この人、死にたいの?とか、うがった見方をしそう。普通の人は、やっぱり自分が大切で、家族が大切で、それを守ることが出来て、はじめて他人に目をむける余裕ができるものではないでしょうか。エゴといえばエゴだけれど、当たり前の人間のあり方だと思います。理想ではない現実とでもいうのか。

同じ意味で、私はめ以子の「ごちそうさん」を施しとは思わないんです。誤解を恐れずに言えば、め以子の趣味というか生きがいというか。言葉は難しいので、「施し」という言葉の使い方、私の受け取り方がずれているのかもしれませんが、してあげているという意味なら、やっぱり違うかなと。め以子は、家族だろうが他人だろうが、人が美味しそうにものを食べている顔を見るのが好きなんだと思います。そして、「ごちそうさん」が聞きたい。ただそれだけ。むしろ、これも彼女のエゴであり、自己満足。もちろん、子どもたちに少しでも食べさせてあげたいという気持ちは心からのものでしょう。でも、深く考えての、信念というわけでもない。だから、アカの人に焼き氷を食べさせてあげたい一心で、特高の人に自分の頭を打ちつけんばかりにして願った馬介さんの姿に、本当の「ごちそうさん」は馬介さんで、自分じゃないと落ち込んだのではないでしょうか。

でも、同時にめ以子は人を思いやることのできる人間です。時にタイミングが悪かったり、お節介が過ぎたりで、的外れになることもありましたが。そして、戦争という過酷な状況下で、いろいろな経験をして、愛する息子を失って、め以子は「憎しみ」や「恨み」という感情を知った。もともとめ以子は、そういったマイナスの感情をもつタイプの人間ではありません。だから、そういう感情を自分でもてあましていましたよね。でも、そこから、美味しい顔は皆同じと気づき、同じような経験をしたモリス大尉とふれあうことで、おっしゃるような「赦すこと」を知っていく。

そして、め以子は本物の「ごちそうさん」になっていった。そんなふうに思っています。

もしかしたら、見る角度が少し違うだけで、そんなにかけはなれた感想をいっているわけではない、というか、結局、同じようなことをいっているのかもしれませんが、読んでいただければ嬉しいです。

2014-07-22 22:59:57
名前無し

2014-07-22 21:51:15 名前無しさん、
レスありがとうございます。
いえいえ、意見が違うどころか、2014-07-22 21:51:15のご意見と私の意見は表裏一体というか、根底は近いものがあると思います。単純にうれしいです。
先ほどはPCの調子が悪くて長文を投稿できなくて、先ほどは要約の投稿になってしまいましたが、私も2014-07-22 21:51:15さんが仰るこのドラマにおいての「人間がもつエゴと正面から向き合うこと」的なことはとても重要なウエイトを占めていると感じていたのに時間がなかったり言葉にするのが少し難しくて書けなかった部分で、私がこのドラマに惹かれたのはそこの部分もありました。
前に違う感想サイトで投稿していた時に、め以子が食料を溜め込んだりしていた時にものすごいバッシングがあって、私はそれにびっくりしたんですよ。「何故?食料を溜め込んだらそれほど怒られるのか?」が全然わからなくて。だって、人間って地震災害等があったら食料等を揃えるのが普通で、今でこそ、買占めは良くないとか言われてるけれど、当時は周りの状況とかも伝えられてないような時で、しかもめ以子はちょっとずつ周りの迷惑にならないように溜め込んでいたわけで、あれだけ大家族の主婦で近所の子供たちに振舞っていて料理好きな女性なら本当に普通のことだと思ったし、ドラマの中の話といえどもそいうことを今、現在の平和な生活をしてる人たちが責められるのかしら、と思って。

だから2014-07-22 21:51:15さんの仰ることは凄く理解できます!本当はそのことも含めて書きたかったのですよ~~(後だしに見えちゃうかもしれないけど)
私がこのドラマを根底で信頼できるのは、そういう人間の、綺麗ではない部分を真面目に真っ正直にちゃんと描いてることかもしれません。大好きな悠太郎がアキさんに心を移したら制御不能な程、怒ってしまったり、大事な米をとられて見境無く怒りが爆発したり、そういうところが一部の方に不評をかってしまったかもしれないけど、あくまでヒロインを綺麗ごとにしなかったことが、泥にまみれてもあの時を生きた女性になったし、このドラマが他のドラマとは違う輝きを見せることになった部分と感じてます。

め以子のごちそうさんとしての行動がエゴで自己満足なところは多分にあったと思うのですが、戦後の不遇なこども達の話で泰介に「それだけじゃいけない」といわれた以後は、もう少し先を見据えて行動しようとしていた部分もあったのではないかな、とも思いました。

それで、このドラマは「人は食べなければ生きていけない」という堂々たる表テーマがありますが、食を通じて人が触れ合う事を描くことで、「食べるとことは生きること」という極めてシンプルなことをちゃんと表現していたと思います。
(何だか、ものすごい勝手な自己解釈入れすぎですいません)

2014-07-22 23:22:40
名前無し

上の文章のものです。
>今、現在の平和な生活をしてる人たちが責められるのかしら、と思って。

この文章は何だか変でしたね。「今、戦争のない生活をしている身としては、そういうことを責められない」の文章の方がよかったと思うので訂正しておきます。

2014-07-23 00:17:48
名前無し

2014-07-22 22-59-57(23:22:40) 名前無さん
2014-07-22 21-51-15です。
ありがとうございます。すぐに反応していただくなんて思っていなかったので、本当に嬉しかったです。
やっぱり、同じようなことを思っていたのだなと納得できました。結局は、お互いに「ごちそうさん」大好きなんですよね。最高です。これからも同志でいただけたらと思います。

と、個人的なやりとりはいけませんね。たくさんの方が、いろいろな感想を書き込んで下さることを楽しみにしたいです。批判的な感想も、改めて考えるきっかけになりますから。まだまだ、ごちそうさんに対する、いろいろな方の感想を読ませていただきたいです。

2014-07-23 05:15:19
名前無し

め以子は非常にまっすぐというか、自分の感情に素直だなと思います。
そう書いているのは、め以子というキャラクターが「ごちそうさん」のテーマそのものだからなのかもしれない。

め以子の思考って当時の多くの人間が感じていたことなんじゃないかな。
女学校時代の、女が生きていく道の選択肢の少なさ。やりたいことがない自分への不安。
戦前からの理不尽と感じながらも受け入れるしかないジレンマ。
お国のため!と声援を送るのは本心。しかし自分に降りかかると嫌だという気持ちがわく。
プラス思考に考えていくヒロインが朝ドラ向きだったところへ、彼女は全然そうじゃないのが斬新というのか。
ネガティブも全開だった。それは当時の人たちの中に実際渦巻くものだったと思う。

め以子のプラス思考や向上心って、基本的に料理に関する、食べることに関することに発揮されていて、それ以外はすぐだめめ以子が出てくる。
そしてまた、食べることがそのめ以子の背中を押す。

食べることは生きること。
まさにそのテーマを地でいくヒロイン。
そりゃいやしいに決まっている(笑)。

また、め以子に食べることに対するこだわりというか、執着があったから、平和な時とそうでないときの違いがすごくわかりやすかった。

戦時中の表現で、食べ物が質素になるのってどんなドラマにも出てくるけれど、ごちそうさんはそれをめ以子の悩みとして描きながら、実際の食卓はさらっと流して行くのが印象的でした。
よく見ていると、食べ物のことが会話にのぼらない時でもちゃぶ台の上のものが徐々に貧相になっていくんですよね。

戦後、闇市でお店を出していた時はいつもおにぎりと売り物の残りを食べていた。そのことには過敏に反応する人がいて、あの時代にいつも白米?!と反感買ってたけど、あるものを食べていただけ。

蔵座敷ができ、バラックで生活している時は、すっかり質素な食事になっていました。その頃にはわざわざそんなこと会話にもしない。そのため見過ごされているのか、蔵座敷の食事が目立ち、め以子たちが豪華なものしか食べてないみたいな批判もありました。
おすそ分けされていたことってほぼなかったんですけどね。

そうやって、食事にもその時々の必死さが現れていて、手を抜いてないなと見ていました。

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2014-07-23 08:13:57
名前無し

ヒロインが闇コメを買った、という所でも批判が溢れてたけれど、私の両親に聞くと、あの時代は貧富の差はあれど、多少はそれが普通だったみたい。新藤兼人監督の書いた「小説・田中絹代」という書物、半分フィクションの作品なので真実はわからないけれど、「田中絹代は闇ゴメを買い漁ってた」という文章が出てきます。

あと、こないだTVで有名な俳優さんが戦争当時、出征に行く前の男性は特別なオーラというか、性的に魅力的になるらしいです。何だか変な話ですいませんが、これは有名な説らしくて、それで出征前に結婚して、出征した後に奥さんが妊娠するケースが多かったらしい。だからふ久の行動もあながち突飛するぎる行動ではなかったみたいですよ。全ての人が納得いくものではないかもしれないけれど、ドラマ放送時は、不謹慎だともの凄く非難されたことでも、後から調べるとあながち変な描写ではない、ということが多いのがわかって、なるほどという感じですね。

2014-07-24 10:16:01
名前無し

いいですねぇ、ファンの方って。どんなエピも想像力ふくらませて脳内補完して納得できて。でも、ドラマを好きになれない人はそれができないんですよ。私には倉田さんの描き方が十分だなんて到底思えません。

2014-07-24 12:45:19
名前無し

2014-07-23 00:17:48 名前無さん
お返事、遅くなりましたが、2014-07-23 00:17:48さんと、この作品について話できて、こちらこそ充実できました。
今後もちょこちょこ「ごち」の想い出を書きにくるかもしれませんので、今後もよろしくおねがいします~♪。

個人同士の交流も大変貴重なものですが、色んな意見があるのは、場が盛り上がりますね。ここ1週間でかなり色んな話が出て有意義だったかもです。
ひとそれぞれ、感じ方も違うから、このドラマに違和感を感じる人もいるでしょう。感じたままをどんどん書いてくださいね。
よしっ(←気合い入れの言葉です)わたしも、負けずに「ごち」の良いところを探してまた投稿していきたいと思います~。

2014-07-24 15:33:26
名前無し

闇米のことや砂糖のことなどを批判するのは、当時の時代というものを考えてみれば、どう考えても見当違いですよね。奇麗事ばかり描くのがドラマではないですし。でもどうしてもこのドラマにけちをつけたい人は、そういうところを拾って採り上げるしかないのだと思います。私はそういう批判はただのあら探しとしか思えないので、全然気になりませんでした。今期のドラマのように、ドラマの内容の根幹そのものに問題があるのとは、全然別問題だと思います。それははっきり区別して考えたいですね。「ごちそうさん」に貫かれたテーマは最後までぶれなかったし、脚本の完成度が非常に高度であったことは、識者も認めているとおりです。私もこのドラマをずっと応援してきて本当に良かったと心から思っています。

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2014-07-24 20:46:10
名前無し

ごちそうさんで脳内補完はしてないですよ。
ドラマが表現したものだけ見てコメントしてます。
脳内補完はいいドラマだと正当化するためにドラマに描かれないことを想像して理由をつけることだと思います。

ごちそうさんで脳内補完が必要だったのは、英語を話すくだりくらいですね。
あとはきちんとドラマの中で説明されていたのでは。

行間を読むって言葉では済まされない想像が必要ないドラマでした。

どちらかというと、批判する人たちのほうがマイナスの脳内補完をして責めていて、ドラマを普通にも見てないんだなーと思うことが多かった作品だと思います。

だから、たまにちゃんとした批判の方がいるとおおーと思いながら読みました。
脳内補完で批判コメントしてるのはあらかた削除されましたのでね。あら、やっぱりまともじゃないのねと思いました。

補完せずとも成立していた脚本だと思います。

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2014-07-24 23:16:53
名前無し

終わってからも一層みんなの心の中で輝くごちそうさん。
食べること、食べさせること毎日の暮らしの中でこんなにも大切で楽しくて大変なことをテーマに
して、ブレずにドラマでやり遂げてくれました。
素晴らしい朝ドラをどうもありがとう。
そしていつも感動の感想を書いてくださるみなさんにもありがとう!

2014-07-25 21:55:11
名前無し

ほんと、終わったのにまだいくらでも話せる〜!

大阪編になってしばらくは、イーッ!!てなってました(笑)。
もーなにこの小姑!!もーーー!!って。
まんまと脚本家の思うつぼ。
だけどアレがあったから、後半の和枝ちゃんに心臓撃ち抜かれたし、祝言も泣けた。
イーッ!!て歯を食いしばってガマンして見て、ほんっとーに良かった!!

平和にのんびり進むドラマより、ストレスをためてためてバーンと発散させてくれるドラマのほうが満足度高い。

ただ、それが勧善懲悪じゃないところがごちそうさんの良さだなと思います。
和枝ちゃんが改心して、とか、謝ってとかじゃない。和枝ちゃんにも悪役じゃない存在意義がある。

あとは何と言ってもエピソードの回収率!
ひとつのエピソードがそこだけで終わらない、その重なりが見せる彩りというのかな。
一枚一枚は違う色味で、柄で、単体でもきれいなんだけど、重なっていくうちに新たな見え方が出てきて、全部着終わると豪華でたおやかで、あでやかな十二単みたいに。

それを着て動くほうは大変だけど、見ているほうは感嘆のため息が出ちゃう、みたいな。

褒めすぎ?(笑)

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2014-07-25 22:01:22
名前無し

脳内補完って、いまひとつ意味がわからないのですが、ドラマから離れて勝手に想像したり、付け加えたり、いわば妄想をするという意味なら、ごちそうさんはあてはまりませんね。そんなことをする必要のないほど、物語もキャラクターもしっかりと作られていたドラマだったと思います。

行間を読むというのは、また意味が違うと思います。そもそもこの言葉はドラマにではなく、小説とか書かれたものに対して使う言葉です。そして行間を読むことのできる作品とは、優れた作品だと思います。物語も登場人物もしっかりと描かれていてこそ、書かれていない行間を読むことが可能になるからです。

そういう意味では、ごちそうさんは行間を読むことのできるめずらしいドラマだったといえるように思います。このところの感想にやたらと倉田さんが出てくるので、ちょっと使わせていただきます。和枝さんが農家にお嫁に行く別れのシーンで、め以子が待っていました。ほかの家族は誰もいなかったのにめ以子だけ。和枝さんは、当時、倉田さんのところ(別荘でしたっけ)にいて、そこからお嫁に行くことになりました。でも、め以子が待っていた。和枝さん「なんで」っていってましたよね。その説明はされなかったと思いますが、どう考えたって倉田さんが教えたに決まっています。話の流れから、それ以外は考えられません。そこからは、少し想像も入りますが、倉田さんがそうしたのは、め以子のことを、なかなかたいした女性だと思ったからではないでしょうか。いや、あとになって、お米を買うお金を貸したり、蔵座敷を提案したりしたことから、ああ、当たっているなと確信できるので、そこでもう想像ではなくなります。たとえ台詞になっていなくても、具体的に描かれていなくても、普通に見ていれば、たぶん多くの人が共通して、というか似たように思うだろうこと、それが行間を読むことだと思うんです。行間を読むことは、その作品を離れてはできません。

それができるって、やっぱり、変な言い方ですが、木の幹や枝振りがしっかりしているからではないでしょうか。正面からは見えない葉っぱも、少しだけ想像力(というか常識?)があれば見ることができて、その葉はちゃんとその木の枝についている。ごちそうさんというドラマの枠を決してはずれてはいない。それだけ豊穣な木、しかも、枝葉はバラエティに富んで、あちこちに分かれていても、太い幹はまっすぐ青い空に向かって伸びている、そんな木です。

脳内補完が、実際、その木にはついてもいない葉っぱを、想像でくっつけてみるという意味なら、繰り返しになりますが、ごちそうさんはそんな必要のまったくないドラマだったと思っています。

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2014-07-25 22:48:26
名前無し

すみません。すぐ上の者です。DVDで「大嫌いっていわしたい」週の最後の回を確認したら、倉田さん、和枝さんの「なんで」に「さあなあ、たまたまとちゃうか」と、行間なんか読む必要のないくらいわかりやすい反応をしてました。あんたが教えたに決まっているでしょ、と突っ込みたくなりました。
ただ、和枝さんが行こうといったあとに続こうとした瞬間、倉田さん、め以子の肩をポンポンと優しく何回かたたいてあげていて。そのしぐさや、何ともいえない柔らかな笑みをたたえた表情に、別れの場に、め以子を呼んでよかったと思っている感じが見えた気がして。このときが、20年に渡るめ以子と倉田さんのつきあいの、本当の始まりだったのかな、と。

再読して、読むことのできた行間ということで、よろしいでしょうか。汗)
確認してから、書けよ、ですよね。自分に突っ込んでおきます(苦笑)

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2014-07-26 00:16:59
名前無し

私はごちそうさんのファンなのですが、正直な感想を言わせて頂くと、このドラマが完璧だとは思わないし、ツッコミ所がないとも思いません。どちらかというと粗削りな面もあると感じました。けれどそれでもこのドラマが大好きなのは、それらの欠点を補って余りある、ものすごい内容の豊かさというか深さを持っているからです。その内側から溢れるような魅力は、うまくいえませんが、たとえば文句のつけようがないほど細部を緻密に小奇麗に優等生的に仕上げたドラマなら、むしろ存在しえなかったのではないかと思っています。だから私の経験をいえば、回によって何か退屈だったり、少し冗長だったり感じたこともあります。そうかと思うと、回によっては、これこそ神回と思うほどに感動的で素晴らしく感じたことも何度もあります。それらの素晴らしい回だけでも、この作品を秀作と呼ぶに足りると思いました。これはあくまで私の場合ですが、正直な感想です。ただ、アンチの人が取り沙汰するような、砂糖の件や複製の件などは、別に気になりませんでした。そういう些細な箇所を云々するには、あまりにドラマ全体の訴えてくる魅力が大きすぎましたから。

    いいね!(2)
2014-07-26 00:31:03
名前無し

脳内補完、わたしもどこかから葉っぱを探してきてくっつけて、ほら、ここにこんな葉っぱがある!って言っているようなもの、と理解してます。

ごちそうさんは、きちんと根っこから幹、幹から枝、そこから葉っぱへと水分が行き渡り、偽物の葉っぱなんてなくても、充分りっぱな大樹だと思います。

倉田さんって、実はかなり西門家の精神面を支える描写があるんですよね。割合登場初期の頃から。
あの人は最初から和枝さんの味方だった。
なんであの子だけ、と和枝さんのことを想い涙する場面もありました。

都合のよさで言うなら、め以子よりむしろ和枝さんに都合のいい人であったのだと思います。
唯一の完全な味方。それはあのドラマの中で、和枝がただのいけずな姉でないことを最初から示していました。

以外と奥が深いですよ。倉田さん中心にドラマを観ると(笑)

2014-07-26 08:18:48
名前無し

ふくちゃんの複製騒動の件。

批判されないようにするのは簡単で、妄想するかわりに諸岡くんを見てるだけ、の描写を挟んでおいて、複製したいの代わりに
「ほんの少しの間でもいいから、諸岡くんのお嫁さんになりたい」って言わせればいい。

あえてああいう風にすることで、言葉のチョイスがおかしいふく(悠太郎さんの遺伝?)や生真面目な泰介でおかしみを出すこと、台詞は突飛でも涙を湛えるふくからはきちんと恋愛感情があることも分かったし、そして恋愛だけでないもっと大きな愛も感じました。

お嫁さんになりたい、のは自分の気持ち。
諸岡くんが生きていたことをこの世に残したい、のは生き物としてのもっと根源的な愛だと思います。
鮭が最後の力で川を昇ったり、鳥が吹雪のなか卵をあっためるような、そういう類の。戦火の中でもあなたを残し守ります、私にできることはそれしかない、という本質的なことをずばっと言った。

すごい脚本だな、と思いました。

ふくは子供の頃から、言葉の選択は変だけど優しい子ですよね。「美味しい」がわかった途端ご飯をたくさん食べるのは変、という批判もありましたが、あれはそういうことでは無くて、
アイスクリンが出来るまでにたくさんの見えへん力がはたらいていること、それはお母ちゃんが頑張っていること、が分かったから頑張ってたくさん食べた。布団の中で思い返すシーンもあったし、台詞でも言っていた。

子供の頃から丁寧に張った伏線、台詞、表情を見ていれば分かることって、脳内補完ではないと私は思います。

2014-07-26 09:43:14
名前無し

ふ久ちゃん、優しいですよね。
出征する源ちゃんに、円周率を書いた紙を渡していました。何も考えたくないとき、これを覚えていたら忘れられるからって。ちゃんと人を思いやることを知っている子なんですよ。人との接し方が不器用なだけで。
甲子園の夢が破れて、どうせ20歳になれば兵隊に行くと、どこか厭世的な泰介と、食べられなくて死にかけている源ちゃんとの会話。また戦争に征かされるけど、おじさん自棄にならへんの。夢があるんや。千人のお姉ちゃんとつきあうんや。泰介、泣いちゃって。その前のめ以子とのやりとりで、ここで静かに看取ってあげるっていうかという考えはないかという泰介に、め以子が激怒して、死なん人間なんておらんやろ、どうせ死ぬなんて言い出したら、あほらしくて飯炊きなんかやってられるか、と。で、源ちゃんが何とか牛乳を飲めたあと、泰介、死んだように生きてたら罰があたる、どんな形になるかわからないけど、必ず甲子園に行くと。泰介もまた、人をおもいやり、自分のこともまっすぐに見つめることのできる優しくて賢い子。
かっちゃんは、元気だから、あとの運命を知っていると、見ているだけで泣きそうになります。切ないなあ。
DVDBOX3、途中まで見ての感想です。本放送で見たときより、子どもたちの個性がわかって、生き生きとしているように感じました。このあと、「私の大豆な男の子」の週から見る予定です。ふ久の風変わりな恋の物語ですよね(笑)。楽しみです。
それにしても、ずっと戦争なんですよね。日中戦争から太平洋戦争へと。それを日常の、庶民の生活のレベルで描いている。決して声高に反戦を叫ばず、ただ、身の回りから物がなくなり、食料が配給制になり、大切な人が出征していくという、日々の営みのなかで、いやおうなく戦争の影を思い知らされていかざるを得ない、その描写の見事なこと。砂糖が配給になって、この国はどうなるのかと、め以子、泣いていました。彼女らしい。ステーキ騒動のとき、お静さん、「贅沢は、素敵、やで」。格好よかったなあ。悠太郎「お義母さんの援護射撃も効いていた」といっていましたが、悠太郎がお静さんを「おかあさん」というのが、なんか新鮮で。そんなエピソードをはさみながら、戦争の影が濃くなっていくことを、静かに描いている。最初、「お国のため」と何の疑問ももっていなかっため以子も、ステーキ騒動、興国パン騒動、ごちそうさんと、はたから見ると、ままならない世の中に反抗しているように思える。希子ちゃんがそうでした。でも、め以子にはそんな深い考えなどない。泰介いわく「生まれつき、性分」。で、悠太郎が「性分そのものが、自然と反骨になってしまう」と笑ったのがおかしかった。これから、さらにめ以子はいろいろなものを戦争に奪われていくことになるんですよね(泣)。
庶民の生活のレベルから描かれている静かな戦争への怒りが、本当に見事な脚本だと、改めて感心しています。

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2014-07-28 07:07:25
名前無し

皆さん、番組が終わってからもじっくり録画などをみて、改めてこのドラマを味わっている方が多いんですね。ちゃんと内容があるドラマだからこそ、それも出来るわけで、それが一過性の流行などとは一線を画するところですね。いったん虜になると、どこまでもはまってしまう、そういう不思議な魅力をごちそうさんは持っているように感じます。かく言う私もその一人で、どうしてもこの場所に来てしまうし、どうしてもまた録画をみないといられない。そんなファンの皆さんと熱い思いを共有できることが嬉しいです。

2014-07-28 07:29:42
名前無し

一週間ごとに食べ物に掛けたテーマを定め(これはなかなか面白かった)、起こった事件や騒動を週末に食べ物がらみで解決してめ以子は笑顔になり、みんなでごちそうさん。これがもう決まったパターンなのだと分かってから、どんどんドラマが面白くなくなりました。全部食べ物に絡めて解決しようとするから、無理なこじつけ的なものも出てくるし、毎週金曜日には先が見えてしまう。こういうのがいい人もいるだろうけれど、私はダメ。途中リタイアした珍しい朝ドラです。

2014-07-28 08:09:46
名前無し

本当に毎日面白かった。
これほどわくわくした朝ドラは近年なかった。
嫌いなものにこだわるよりも好きなものを追いかけて楽しいことを考えていたい。そんな自分にぴったり合うドラマでした。
何年経っても忘れる事はないでしょう。

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2014-07-28 21:57:31
名前無し

「……生まれて来る子どもに輝く未来と豊かな誇りを与える人であってください」
父の正蔵さんから息子悠太郎への手紙に書かれていた、息子への願いが込めれた言葉。大正12年の大晦日。その言葉は、父子の絆を取り戻すきっかけになりました。下って、昭和19年秋。「普通にまともにやっていたらそうなると思っていた」「うちの子らの青春は僕らの頃からは考えれないくらい不自由なものだった」「こんな世の中にしたのは僕ら」かつて、父が願いを込めて送った言葉は、悠太郎を追い詰めるものに変わってしまった。その皮肉と切なさ。

「阿呆の佛」を書かせるために室井さんを追い出した桜子。「室井さんを走らせるのは過酷な状況」という桜子の言葉にうなづけるのは、かつて関東大震災の惨状を室井さんがその目で見て、余震の恐怖も体感し、そのことが室井さんに「なべ底大根にならなくてはいけない」といわしめ、無我夢中で書くというエピソードが描かれていたから。普通にしているとき、室井さんが書かないことをめ以子にこぼす桜子が、さりげなく描かれてもいたから。

ごちそうさんは毎週テーマがあってそれぞれ違った物語が語られるという形式でしたが、それらのエピソードはただ積み重ねられたものではなく、ましてその週が終われば終わりといったぶつぎりのものでもありません。あのときのことが、今度はこんなふうに使われるのか、とか、あのとき蒔かれた種が、こんな芽を出し、こんなふうに花咲かせたのかとか、改めてごちそうさんを最後まで見返して、エピソードをその場限りの使い捨てにせず、さまざまに繋がらせて、物語に広がりとふくらみを与える、その巧みさ、深さに感嘆しています。

そして、ごちそうさんというドラマが完結したとき、たとえていえば誰も食べたことのないような食べ物になったように思います。杏ちゃんは何度食べてもあきないするめのような、といっていましたが、やっぱり誰も食べたことのないような、といったほうがあっている気がします。食べ慣れないから、好きになれない人もいるし、最後まで食べきれない人もいる。だけど、はまるとやみつきになって、何度でも食べたくなる。そんなドラマ。

東出くんは、愛のある現場でつくられた、愛情にあふれたドラマといっていましたが、筋を追うことでいっぱいになってしまいがちだった本放送のときより、じっくりと見ることの出来たごちそうさん視聴2度目の完走後、私の胸にあふれたのも「愛おしい」という思いでした。私はどうやらやみつきになったようです。

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2014-07-30 16:57:09
名前無し

今の朝ドラを見て
やっぱりごちそうさんは深いドラマだったなあ
とあらためて感じる。
花アンで深いのは伝ちゃんだけ。

2014-07-30 20:15:18
名前無し

印象に残ったセリフがあります。
戦後、泰介がつくったドラム缶のお風呂を高山夫妻とみねさんが使っているところにめ以子がきて、そのときのやりとりでの、多江さんのセリフ。

ええなあ、泰介くん戻ってきて。勝は英霊になりはったから。

勝って、ふ久が落とした石にあたってけがをした子でしたよね。そのあと確か一度も出てこなかったと思うんですが、多江さんのその一言で、高山の家族にも西門の家族が過ごしてきたのと同じ歳月が流れたんだなあ、としみじみとした気持ちになりました。

2014-07-30 20:27:02
名前無し

終わってからもう次の朝ドラも半分を過ぎるような時期になりますが、折に触れてこのドラマのことを思い出します。
脚本が何と言っても優れていたと思いますが、俳優さん達の個性が生かせるキャスティング、大仰な事件もあったけれど見ていて不自然さを感じさせない演出などドラマとしてバランスがとれていて毎日ストーリーの行方にワクワクしながらも変なことに疑問を感じなくていいヒロインのめ以子と共に自然に筋を追うことのできるドラマでした。
毎週ダジャレのようなサブタイトルに沿って話が展開されていましたが、単に美味しいものを食べてごちそうさん、って言い続けているだけのドラマではなかったと思います。
ごちそうさんというひとつのことばにその状況によっていろいろな人の様々な思いが込められて使われていましたし、その言葉の意味がヒロインにとってどんどん深まって行きそれと共に彼女が人として女性として成長して行ったと思います。
ひとつひとつのエピが独立しているようでちゃんとつながっている。非常にきちんと構想が最初から練られた脚本だったのだと思います。その場その場の思いつきや人気取り重視の姿勢ではこういうドラマはできないだろうということが大変よくわかりました。
でも特に小難しいとか朝ドラとしてとっつきにくい、などということもなかった。テーマは違っても朝ドラもこうあって欲しいな、と感じる作品です。

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2014-07-31 05:02:13
名前無し

わたしもいまだにごちそうさんをよく思い出す。
時にめ以子目線で、時にめ以子を客観視して、と、いろんな角度から楽しめました。
め以子にイライラすることもあって、大好きなドラマでそういうことはあまりなかったから、そんなところも新鮮でしたね。

彼女がけっこう大きな欠点を持っているから、この作品が輝いたのだと思います。
周りがそれを叱りながらも、一生懸命さを認める。それでめ以子も成長する。

周りも魅力的な人が多いし、脚本もよく練られていて、安心してドラマの世界観に浸れる。
それはドラマを楽しむ上で欠かせない条件です。
安心して任せられないと、気になってばかりで楽しめないので。

2014-07-31 20:05:25
名前無し

事務所的に成功、作品的に失敗という感じ。
残念ながら私は心情にそぐわない行動をする登場人物達についていけなかったし、放送終了後のここの他に類を見ない盛り上がり方にも首を傾げる。
再放送視聴もDVD購入も考えにくい。

2014-07-31 21:04:13
名前無し

ここを楽しませてもらっている一人です。私の場合、ほとんど放送終了後から、読ませていただいたり、時折、感想を書かせてもらったりしています。もちろん放送中もいろいろな感想はもちましたが、ここを読ませていただいて、つくづく思うのは、作品の本当の評価は完結してからでないとできないのかなあということです。放送中の感想もランダムに読ませていただいたりしますが、ちょっと違うかなあ、と首を傾げることも。でも、それって結末まで知っている今だからこそ思うのかもしれません。朝ドラのような長期間のドラマは特に、そうかも。終わって4か月がたちますが、いまだにこれだけ感想が書かれるってすごいですよね。結果的に満足して見終わり、終わってからもなお、というかさらに忘れがたい。そういう人たちが多いのでしょうね。もちろん、そうでない方も、感想は個人の自由ですから、どうこういうつもりはありません。100人が100人ともいいというドラマなどあるわけはありませんから。
私は「ごちそうさん」大好きです。だから、好きな理由を深く洞察されている感想をたくさん読ませていただき、感心しております。もう4か月も過ぎましたが、これからも感想を読ませていただけると嬉しいです。もちろん、批判的な意見でも。私も時折、書かせていただきたいと思います。

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2014-08-01 01:57:51
名前無し

確かに終わってからも、これだけ深い洞察のある感想が色々と書かれるというのはすごい。感想の質の高さがドラマの質を表すものだと前に書きましたが、その意を強くしています。視聴率とか評価の点数とか、単に数字では計れないものがありますね。

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2014-08-01 18:29:29
名前無し

作品的に失敗というコメントがあったけれど、賞もいろいろいただき、出演者は大活躍。
作品的にも成功なのだと思います。
自分の好みに合わないことはあるだろうけど、世間的には認められましたからね。

2014-08-01 19:39:19
名前無し

事務所的に成功というのは後からついてきた結果であって、むしろ作品としての成功のほうが大きいと、私は思います。花アンと比べれば、その優劣は明かですね。どんなに視聴率がとれても、作品的に優れていなければ、私は評価できません。こう書くと必ず好みの違いだとか反論がくるでしょうが、それだけではないと思うのですよ。ただ、いわゆる正統派朝ドラとはちょっと違う良さなので、メジャー的に理解されにくい部分はありますね。特に戦中、戦後の深い描き方は、群を抜いていたと思います。このドラマの作品的価値を決定的なものにしましたね。

2014-08-01 21:18:17
名前無し

空襲から逃げるのではなく、国民に消火を強いた防空法。40歳未満の男子は料理人や美容師などにはなれない労務調整令。明治時代が大好きで、近代史には多少の知識があるつもりでしたが、知りませんでした。確かに戦中、戦後の描き方は群を抜いていたと思います。しかも、悲しみや痛みを抱えながらも、それでも重苦しい時代をたくましく、ときにずる賢く生き抜く庶民の姿が生き生きと描かれていて、反戦だ、正義だ、道徳だといったきれい事を軽々と乗り越えてしまう“命の力”のようなものがあって、いい悪いではなく、感嘆せずにはいられませんでした。

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2014-08-03 10:03:30
名前無し

>残念ながら私は心情にそぐわない行動をする登場人物達についていけなかったし

心から同感です。いいねボタンがなくてとっても残念。

2014-08-03 17:39:14
名前無し

何度見ても飽きないドラマです。特に最初のほんわかな所が大好きです。何でしょ、この見ていて、気持ちがやすらぐかんじ。
こないだは、正蔵さんが希子ちゃんのお見合いを壊す週のを見たのですが、まだ正蔵さんの正体をめ以子が知る前に、希子ちゃんの見合いのことで正蔵さんに相談した時にめ以子のことをあんさん、いい人ですなあ~と感激してる際に正蔵さんがぼろぼろ泣いた時に「年を取ると色んなところがゆるんでもうで~」みたいなことを言ってるんですが、あっ、これってもしかして、悠太郎さんが満州に行く前にめ以子とデートしてる時に悠さんも「あちこちゆるんでもうて~」と言ってたことを思い出しました。
やっぱり親子だなア~としみじみ感じた後に森下さんの隅々まで考え抜かれた脚本の巧さに唸りました。

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2014-08-03 22:23:17
名前無し

め以子は、いろいろ欠点も多いし、失敗もする女性です。モテるタイプでもないし、男好きのする女らしい女性でもありません。こびないし、明るく前向きで、さばさばとしているけれど、猪突猛進でつっぱしって、後悔したりもします。女学生の頃は、夢もなりたいもののなくて、そんな自分に悩んでもいました。決して優等生ではないヒロイン。
そんなめ以子ですが、いじらしいほどに可愛いと思うことがあります。悠太郎への一途な思い。東京編での恋物語は、め以子も悠太郎も、そういうことに鈍感で勘違いしたり、すれ違ったりで、まさにラブコメ。それも可愛かったのですが、なんといっても、悠太郎が満州にいってからのめ以子のいじらしいこと。悠太郎からの手紙を肌身離さずもっているめ以子。その手紙の裏に悠太郎に話したい「いいこと」を書き綴っているめ以子。まるで初恋にときめいている少女のよう。
見ていて、思わず笑ってしまったり、逆にイライラされられたりしたこともあったけれど、悠太郎を一途に思うめ以子は、ほんとうにいじらしくて可愛くて。め以子の思いが伝わってきて、切なくて、胸が痛むほどで。泰介がいっていました。「お母さんみたいに誰かをアホみたいに好きになってみたい」。悠太郎をアホみたいに好きなめ以子。そんなめ以子が大好きです。

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2014-08-04 00:14:31
名前無し

め以子は不器用だけど真っ直ぐでどこか憎めないキャラ。悠太郎もくそ真面目でちょっと理屈っぽいけど、純粋で一途だった。いま思うと二人とも本当にお似合いの夫婦でしたね。
そんなふうに登場人物がまるで実際に生きている人みたいに、生々しく存在感があった。和枝さん、お静さん、正蔵さん、竹本教授、源ちゃん、希子ちゃん、うますけさん、室井さん、桜子ちゃん、そして三人の子供たち…。一人一人がちゃんとキャラ付けされてて、最後までそのキャラがぶれませんでしたね。
それぞれのキャラの向こうに、ちゃんとその人の日常や生き方が透けて見える、描き方の奥深さがありました。つまり一人一人がすかすかのお人形ではなく、ちゃんと生きた人間として肉付けされていた。簡単にいうけど、それって本当に大変なことなんだな…と、今になって改めて思います。
カーネーションやゲゲゲの女房などとともに、私にとっては忘れられない朝ドラの一つとなりました。

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2014-08-04 00:15:50
名前無し

すみません。ちょっと星を付けるのを忘れていたので、久しぶりに付けさせて頂きますね。

2014-08-04 04:54:53
名前無し

剣客商売に杏さん出るみたい!

時代物にも呼ばれるなんて、ごちそうさんのおかげかな?なーんて思っちゃいました(笑)。

あー。
また観たい。ごちそうさん。

2014-08-04 05:59:57
名前無し

杏さんは前から出ています。
剣客商売は、私の大好物です。



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