4.41
5 441件
4 63件
3 44件
2 21件
1 36件
合計 605
読み びじょとだんし
放送局 NHK
クール 2015年4月期
期間 2015-04-14 ~ 2015-08-25
時間帯 火曜日 22:00
出演
ひょんなことから芸能マネージャーとなったヒロイン・一子(仲間由紀恵)と、彼女がスカウトした年下の新人男優・遼(町田啓太)。一子は遼を自分の手でスターに育て上げようと奮闘し、やる気のなかった遼も次第に演じることの喜びに目覚めていいた。 芸能界という...全て表示
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2015-08-27 19:08:40
名前無し

スピーチ要らなかった。
キスも要らなかった。
最後、日の出プロのみんなのシーンで終わったのが救いだった。

2015-08-27 22:12:09
名前無し

20回なんて無謀なチャレンジを…と思いつつ、町田さんファンなので見続けました。
19話までは何度見ても面白いのに、最終回だけはリピートする気になれない。

もともとベタな展開だったし、それがよかったのに、少女マンガのようなラストになってしまったから?
たどころさんに力入れ過ぎた?

映画リ・ターンは映画祭では、作品賞としてノミネートされていたハズなのに、なぜか遼くんが主演男優賞。だったら、最初から主演男優賞にノミネートで設定すればいいのに。
普通の映画祭って、各部門ごとにノミネートされませんか?
だから良く「最多◯部門ノミネート」とかをウリにするのだし。
そこはドラマだから、触れない方がいいのかな。

ここまで丁寧に作りあげたのに、最終回だけなんか雑に感じてしまった。
爽快感あふれる、良い最終回だったけど。

初回から比べると、役作りの為とはいえ別人のように身体を絞った町田さんには、アッパレ!です。見事なバサロでした!

2015-08-27 22:52:05
名前無し

とうとう終わってしまいましたね。
最終話は携帯へも録画してTVでは聞き取れなかった会話を再生しながら職場の休憩時間に
じっくり観ています。
ドラマの中の撮影で遼君が何度もダメ出しをされていましたが、他のドラマだとアイドルの下手な演技に対して簡単にOKっていうドラマが多いんじゃない?・・と思ったりして(失礼)
でもこのドラマを演じる皆さんは役に成り切っていらっしゃるので、観ているこちらが感情移入して涙する事も多々有り、色々教えられる事も多かったように思います。
カビラさんのナレーションもドラマを盛り立てていますし、たどころ晋也のズッコケや一臣君の「もう子供じゃないんだから」には思わず笑ってしまいました。 そっと涙する場面や時々クスッと笑わせる場面も有り、本当によくできたドラマだと思います。 お蔭で他のドラマを観る気がしなくなってしまいました。 来週からどうしょう・・・

このドラマで元気を貰った方は沢山いらっしゃると思いますが、私も大変な時期にこのドラマと出会い、一子さんの諦めない前向きな姿勢に元気と勇気を貰いました。 
成せば成るの「もう一歩」・・・踏み出す勇気をありがとう!
そして・・・・最高のドラマをありがとう!!
素晴らしい脚本と関係者の皆さんに感謝です。
願わくば是非続編をお願いしたいものです。

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2015-08-27 23:33:08
名前無し

ドラマをつくる脚本や演技、演出などの要素と
連続ドラマとしての構造が総合的にハイレベルだった。
それを美女と男子は、さらっと軽く見せているけど簡単ではない。

テイストの好みは人それぞれだけど、
ドラマ発の作品として高評価を得るべきだと思う。

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2015-08-28 00:13:04
名前無し

最後の一子ちゃんの鼻歌と遼くんの満面の笑顔はこっちまで幸せになりました。
毎週楽しみだったドラマなんて久しぶりでした。続編待ってます。

2015-08-28 00:25:15
名前無し

私は自然な演技が好きなので、1.2.3話見たときに本当は見るの辞めようと思いました。でも、最近NHKさんのドラマにはまっていて、ドラマがどんな風に作られているのか
気になっていたので見続けました。

このドラマはストーリーが面白かったです。本当は役者さんの演技が好きではなかったのですが、ストーリーが面白かったから、段々役者さんの演技にもなれて、はまっていきました。

このドラマはテレビ業界やドラマ作りに興味ある人にはオススメの作品でした。

それに役者さんが20話という長い期間役になりきっている姿は凄くカッコいいなと思いました。役が乗り移ってる姿が長い期間見れるのは、役者さんの為にもなって凄くいいと思いました。

出来ればこれからもこんな風に話数が多い作品を作って頂きたいです。NHKさんのドラマ作り、今凄く素敵なチャレンジをしてくれているなって思いました。

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2015-08-28 01:41:25
グスタフ

アメリカのアカデミー賞は各部門のノミネートですが、主な国際映画祭は選定された参加作品の中からいろんな賞を選びます。
作品賞を逃して、遼君が主演男優賞を受賞すドラマの内容はけしておかしくはありません。
因みにアカデミー賞は審査員ではなくアカデミー会員の投票によるアメリカ映画界の祭典の色合いが強いものです。カンヌ映画祭、ベネチア映画祭などの国際映画祭とは別物と捉えたほうがいいでしょう。

2015-08-28 02:40:46
名前無し

たどころ晋也の「ふたり」
出だしの部分は完全にグリーンデイのパクりですね。
ドラマの中にだけにしといた方がいい。おおっぴらにやるとビリーに訴えられまっせ。

2015-08-28 03:10:57
名前無し

平成の時代に半年もかけて放送しここまで飽きずに楽しく視聴できただけでも高評価に値すると思います。普通のドラマの2倍ですよ、2倍。もしこの作品のように半年もかけて視聴者を飽きずに提供できる連続ドラマがあるとしたらぜひ紹介してもらいたい。他局でシリーズ化されているドラマのほとんどは1話完結ものばかりです。それだけにこの作品は他のドラマに比べて群を抜いていると勝手に解釈しています。

「美女と男子」最高です!!!

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2015-08-28 07:15:04
名前無し

本当に毎回楽しかったドラマです。
ひのでプロの絆に、人の優しさを感じました。

最初は、上から目線だった一子も徐々に人の心がわかるように成長していったところの、仲間さんの演技が見事でした。最終回で紅白の舞台に上がって、舞台袖に引けて行く姿は大笑いでした。

夫と不倫した妹は、うまくいかずに戻ってくると思ってましたが。一子が「結婚したら、浮気される妻の気持ちがわかる」と言ってたので。

最終回は笑いもありながら感動的でした。
続編かスペシャルも見たいです。

2015-08-28 08:48:34
名前無し

毎回録画で、見終わるとすぐ消去してたのですが、最終回は3回も見てしまっている~。

とにかくよかった。
特に、遼が一子を呼び出してドレスを渡すシーンが好きで、遼に近づいてくる一子の姿を見つめる遼のまなざしのやさしいこと、やさしいこと。
ここでも、あいかわらず「あんた」と一子を呼ぶんですが、スピーチで、「あなた」を愛しています。の告白に、またやられた~。

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2015-08-28 11:57:31
名前無し

放送前の公式掲示板のメッセージは1700件台だったけど、翌日見たときには2100件台になってたと思います。NHKドラマ公式ツイッターも「一晩で400件」と驚いてますね。今はすでに2400を超えてます。
ツイッターのハッシュタグでも心の入ったメッセージが多いので、見てるのは好きな人だからそうなるのかと思ってHEATのほうも覗いてみたけど、あちらはお通夜のようだった。
美女男のファンは語りすぎ(笑)。

しかしハマるツボをよく押さえたドラマでした。
何より一子の不屈の精神が好きだった。そこに美男子もいれば最高。
再放送→紅白の流れを望みます。

2015-08-28 12:01:10
名前無し

↑あ、放送前というのは最終回放送前のことですね。

2015-08-28 18:36:11
名前無し

文句のないハッピーエンド!
恋を成就させられなかった石野さんも本人の美学を貫いたわけだし、こうまで絵にかいたように仲間が一緒になってニコニコして終わるなんて本当に上手い。
最後に仲間由紀恵自身がテーマソングを口ずさむというサービスも心憎い。

この1話だけでのツボをあえて書くと

1、紅白すごい!感を自局ながらてらいもなく表現してる点。そして当局だからこそ打合せとか当日の廊下の行きかい風景がこんな感じなのかなーとのぞき見できた気分。

2、選んだドレスが赤。仲間由紀恵=NHK=ドレス=赤、て感じ(笑)

3、作中曲のその紹介場面用の放送ドラマなのにわりに凝ってる。手間かかってるなあ。

4、二人で晴れの舞台を、がなんでこの人とー!なハプニング。でも実際の紅白でもあれー!こんなはずじゃみたいなこといろいろ起こってるのかもね。

5、遼パパ。最近民王で娘と入れ替わった大物代議士役でものすごくキュートなのに、ここではなんてダンディでさりげない。水をひねったら・・・なんて大きな仕事への地に足着いた語る口とか大人―って感じで。そういえば64では渋い役だった。こんなに懐の深い役者さんだったんだー。

6、遼パパと話す、妹と話す、遼に一緒に行けないと話す、去りゆく石野と話す。どれをとっても色が一つじゃない、揺らぎ、を感じさせる仲間由紀恵の演技。言葉はいつも鮮明で非常に聞き取りやすいのに眼差しはこれ、とひとつにならないいくつもの要素が入ってる。こんな女優さんだったんだなあ。

7、正装でレッドカーペットをあるく遼くん。かっこいいわ。いままで何度かっこいいと思ったかだけど。そして、最後のハグとキスはもう、年下がつっぱって、とかじゃない自然な男女になりえてた。はー、良きラブシーンを見ました。さわやかでおめでとうと心から言える。人の幸せを喜べる幸福たるや。

良かったよかった。

2015-08-28 19:02:48
きゃん

泣いて笑って本当にはまって楽しませてもらいました。
細かいところまでよく作り込まれていて本当に丁寧な良いドラマだったと思います。
登場人物みんなの成長と成功の物語、もう終わってしまったと思うと残念…20話じゃ短いよ、って思える貴重な作品でした。
脚本も演出も大道具小道具も役者さん方も
全部が揃ったドラマでした!

2015-08-29 02:21:59
名前無し

仕事の合間のひと時、タバコを吸いながら何故か頭の中はたどころ晋也の「ふたり」のメロディが流れていました。
心地よい夜風に吹かれながら第一話から最終回に至るまでいろんな事があったなと感慨深い思いに浸っていたのです。
今までこんな気持ちにさせるほどいいドラマに巡り合ってなかったから感動もひとしおです。
もう一度、このドラマのように人を幸せな気持ちにさせてくれる作品を作ってほしいと心から願うばかりです。

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2015-08-29 08:15:30
名前無し

こんなにドラマに夢中になったのも、他の方の感想を一つ一つ読んだのも初めて。
本当に大好きで素敵な作品でした。

2015-08-29 09:05:10
ツレナイソヴリン

一子さんの気持ちの表現は、マネージャーの時の姿は纏め上げてたのに、迎えに出たその髪の姿は、髪をおろしていたそこに遼くんへの愛を見ました。
お~~~我ながらかっこいい表現になったぁ。
猪突にごめんなさい、3回目の視聴です^^;
一筋縄ではいかないこのドラマの展開力、いい意味で私の中の予想を裏切ってくれるところが大好きでした。最後に一子さんが口ずさんだ(鼻歌?)、主題歌今までは口パクでしたので仲間さんの声が聞けて嬉しかったです、ホントに何秒と言う世界でしたけど。

2015-08-29 16:54:57
ゼフィロス

仲間由紀恵さんは美人だけど、シリアスなドラマより、こういうコミカルな役柄がぴったりですね。マジックや、ごくせんのイメージが強すぎるせいかもしれません。毎回楽しみで見ていました。どちらかといえば定型的な内容だけど、登場人物の面白さや魅力で引っ張っている感じです。ハッピーエンドで終わってしまったので、続編は無いかも知れないけど、スペシャルドラマか何かで、2人のその後を、ぜひ、見てみたいですね。

2015-08-30 01:01:54
グスタフ

たどころ晋也熱唱の舞台の袖の一子が、遼のシンガポール世界映画祭主演男優賞受賞スピーチを聞いて流す一筋の涙。最後の最後に漸く男らしさを見せ付けた遼の愛の告白のそのストレートさ。本当の自分の気持ちに正直になった一子と遼が遥かに遠く離れてもこころをひとつにした、名作「美女と男子」最終回は圧倒的な感動を呼び起こしました。
ふたりが一緒にレッドカーペットを歩く場面がなくとも、ラストシーンがそれ以上のふたりの美しい姿を魅せてくれました。帰国した遼と待っていた一子の目と目が合った瞬間から、ひのでプロの仲間の笑顔に包まれた一子の微笑みと遼の満面の笑顔を見せるまで、それは幸福感と爽快感に満ちた最高の締め括りと言えるでしょう。

映画「リ・ターン」完成記者会見の席で遼が一緒に連れて行きたいひとの返答を言いそびれてからの、一子のこころの動きを丁寧に描いた脚本・演出が素晴らしい。この時一子は全くと言っていい程意識していません。遼が石野に会って俺が先に打ち明けますと筋を通す場面を入れた後の、最終話の見所のひとつである斑目晴彦と一子のレストランシーンがいいですね。息子遼の成長を見た父親として一子に感謝する斑目の笑顔があって、これまでの蟠りが消えます。
街を歩く一子。遼から電話を貰いふたりの物語の始まりの場所で、俺の気持ちだからとレッドカーペット用のドレスをプレゼントされますが、遼の真剣な表情に比して一子は戸惑い気味です。彼自身の力でレッドカーペットを歩くと言った前の場面が効いています。しかしドレスを渡した後の遼のスタスタと歩いて帰ってしまうのには苦笑いしかありません。
次の日の遼のアパート。(新人とはいえ映画に主演するスターがまだおんぼろアパートに住んで居るのかと思うのが普通ですが、私は向坂遼の人柄からしてこれでいいと思っています。)一子は気持ちだけ貰うと言ってドレスを返します。たどころ晋也のマネージャーの仕事があると。そして次の遼の言葉(それが無かったら俺と行ってくれたのか)で一子のこころが揺れる訳ですが、大晦日の仕事がバッティングしなくても一子は行くとは言わないでしょう。いつか石野に尋ねられた時遼を見捨てた形になって連絡を取って無いと言っています。後ろめたさからくる彼女の倫理観が伺えます。
その後のクリスマスイブの実家マンション場面がその倫理観と女心の葛藤が表れていました。母俊子に再婚の話を振られて動揺しますが、この時紅いカーディガンを着ています。一度は鏡に映した紅いドレス、仕事優先で遼に返してしまったが、遼の気持ちは暫く持っていたい。シャンパンの酔いと封印していた女心を微かに目覚めさせて、真冬にベランダで風に当たる一子が何故か可愛く感じるのは
私がオジサンだからか?
しかしここで重要なのは一臣を父敬吾に会わせる一子の変化です。それは斑目晴彦との会話にある、(そのお陰で今の自分がいる)と言った後にたどり着いたのではないか。第15話の自宅マンションを売ってひのでプロ復活の為の資金にしたことが、時を経て、良かったと思える今の仕事の充実感があっての話ではありますが。
そして止めは石野の辞職と別れです。恩人と慕う一子に石野が先に告白していれば一子は傾いたかもしれない。遼の真剣な表情の告白宣言を聞いて諦めた石野の善人性は突出していますが同時に、社長解任の痛手から立ち直り男として仕事に賭ける状況になったということでしょう。
石野の(気づいていなかったの)は、一子を最も理解し仕事の能力を評価していた石野だからこそ一子のこころに響いたと思います。君は彼と結ばれるべきだ、と受け取れるぐらいの。

ドラマで一子を最も強く抱き締めたのが、遼ではなく石野でもなくたどころ晋也だったオチは、晴れの紅白の舞台にふたりがせりから上がる爆笑シーンを生みました。悪いと思ったたどころが最後ふたりにプレゼントしたラストシーンはドラマの理想の境地にあります。名作ドラマ誕生の瞬間でした。

ブラボー👏👏👏👏👏👏👏👏👏👏👏👏
ブラボー、仲間由紀恵
ブラボー、町田啓太
ブラボー、全キャスト
ブラボー、全スタッフ
ブラボー、田渕久美子

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2015-08-30 07:21:43
名前無し

とても丁寧にシナリオが描かれており、非常に濃密なドラマでした。

オープニングの手タレのもなみさんのドラムさばきにいつも感服していました。

2015-08-30 07:25:52
名前無し

韓流ドラマでした。

2015-08-30 09:12:28
名前無し

石野さんの引き際が男でしたね~!
元旦那さんの息子が現れた瞬間の表情がとても良かった。
遼くんは本当に一子さんに向ける視線が素敵でドキドキする。
出演者一人一人が丁寧に描かれていて、大好きな作品でした!!

2015-08-30 10:05:29
名前無し

このドラマがこんなに評価されている意味がわからないという意見も見受けられますが、それは違うと感じる。美女と男子の評価が高すぎるのではなく、他の民放ドラマのレベルが低すぎる。なので、王道のサクセスストーリーでありながらも人物描写が丁寧でまたCM もないのでスポンサーに媚びたドラマになることもなく、物語に入り込めるこのドラマは支持されているんだと思う。
批判するのは悪いことだとは思わないが、それらのレビューを見ると20話の作品を大して見てもいないのに評価しているのが露骨にわかる。

私は純粋にこのドラマが面白いと思ったし、引き込まれました。
製作陣のみなさんはあっぱれです(≧∇≦) !

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2015-08-30 11:06:27
名前無し

仲間さんを通して、役者魂を感じさせるドラマでした。
見る側もじっくりドラマを楽しみたい人にはとても良いご馳走でした。

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2015-08-30 13:59:33
名前無し

まぁ見てないのにね。まぁたまにしか見るぐらいにしか魅力がなかったって事だけどね。私的には。
裏には完敗だね。今のではなく前のではね。
私的な意見ですのでさようなら。

2015-08-30 21:05:37
名前なし

練りに練った構成(無駄のない流れ)、シナリオ、演出、キャスティング、撮影、小道具。韓流ドラマ制作陣にも参考になるんじゃないだろうか。

2015-08-30 21:15:57
名前無し

20話全部見たがそれほどの作品ではない。

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2015-08-30 21:57:47
名前無し

ケチをつけるわけではないが、それほどの作品でもないのに20話全部、見切られた方が不思議です。私だったら途中、絶対にリタイアしますよ。だってよほどのもの好きでもないかぎり苦痛以外の何物でもありませんからね。本当はそれなりに面白かったのではないですか?もっと素直になりましょう。

私にとってこの作品は近年まれにみる名作に値します。脚本、演出、音楽、キャストの面々等、全てにおいて完璧なドラマでした。また今までドラマの劇中歌でこれほどまでに印象に残る歌があったでしょうか。オープニングの「ステップ・バイ・ステップ」といい、たどころ晋也の「ハロー・マイラブ」「ふたり」などは一度、聴いたら忘れられないくらい名曲だったと思います。

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2015-08-30 23:05:54
ゆー

こんなに引き込まれる
笑いあり、泣きあり、感動あり、です。
20話まで見たけど大したことなかったと書いてるかたいらっしゃいますが、大したことないドラマなら、3話あたりで見るのやめないでしょうか?
私は3話まではつまらないかと思ってましたが
見るうちに引き込まれましたよ。
向坂くんが成長していくごとに、かおつきがかわってきて…素晴らしい役者さんになったなぁと思います。
EXILE系はごり押し感ありで苦手でしたが、見直しました。
役者は苦手感もたないで見るべきですね。

2015-08-30 23:34:16
名前無し

一度、最終回の感想を書いたのですが、星が入れられなかったので、あらためて。

これだけ反響があれば、NHKも早々に再放送を考えてくださるでしょうか。私も最初は漫然と観ていて録画を観ては消しを繰り返したので、できればもう一度最初から観たいです。遼はいつから一子を女性として意識しはじめたのかとか、結構わかっていないことが多いような。一子が遼のマネージャーを降りたあたりか、もっと前?後?いろいろ印象も変わってくるでしょうね。

皆さんの感想で思い出しましたが、そうそう、一子は最初傲慢な雰囲気でいただけなかったです。APからAがとれてPになった三島プロデューサーも一子が新生ひのでプロ社長になったときに、なんてぴったり、押しも強いし偉そうでみたいなことをポロリと言っちゃってたように、一子は普通のいわゆる愛されキャラではありませんでした。なのに、蛭子さんもそうでしたが、ドラマ前半に出てきたいわゆる業界の方たちも後々一子を手助けする存在になるなど、彼女はドラマでお茶の間で愛されました。ひのでプロの面々が最初に団結したのも遼の仕事をとるためにケチケチ接待を企画したときだった気がしますが、最終話ワゴンでの逃走シーンにいたるまで、一子と遼は単体で躍動したのではなく皆に支えられるキャラだったからこそ、生きたのかもしれませんね。

長くなってすみませんが、最後にひとつだけ。生き生きと躍動するキャラたちのなかで、異彩だったのはやはり石野さんな気がします。彼だけが動ではなく静なイメージなんですよね。だから際立ったのでしょうか。失礼ながら彼を「サイボーグ石野」などと命名したこともありましたが、今までみたドラマの中では、主人公(この場合は遼ですね)と対峙する男性キャラとして、私にとってはホントに完璧で非の打ちどころがありません。うまく言えませんが、好きを超えちゃった気がします。

皆さんの感想も本当に楽しかったです。心からありがとうございました。

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2015-08-31 05:47:29
名前無し

すばらしい作品だと思うならいいと思いますよ。評価はいいのはそれだけ魅力あるんですよね。私的には分からなかっただけで。
だいたいの評価のいい作品はここで見て面白かったのかなりある。
暇だからすまんね。でもさすがこのサイトはかなり最近見てますがあたってるかもね。
美女と男子は凄い人気ですね。
私はちゃんぽんは好きですがたまたま見れたんですね。
いつもは見ないNHKのドラマですがクオリティすごいありますよ。
では脱線すみません。

2015-08-31 12:28:21
名前無し

観てる時は面白いと思った。
でも終わってみて感じるのは何年も心に残る忘れられないドラマかというと自分にとってはそうはならないな。
大御所俳優が己の名声のみが大事とはならず後輩俳優の成長を助ける姿を見て実際もこうあって欲しいと思った。
遼は人として俳優として成長したかもしれないけれど回を重ねる毎に何か違うなと感じ、魅力的でなくなったのが残念。

2015-08-31 13:48:28
カープ女子

普段ほとんどドラマを見ないのですが、たまたま見始めて、本当にはまってしまい、
今も、まだ美女男ロス状態です。
このドラマに関わられた皆さんに感謝です!
続編、紅白出場期待しています。
仲間さんは美しく、町田さんはかっこよかった~。
大ファンになりました。

2015-08-31 21:06:49
名前無し

自分はここの評価を見て、あとから見始めてハマったクチ。でも第二部までだったよ、面白かったの。上の方にもそういう意見あったけど、ひのでプロの復活までだったな。なんかこう、うまく事が運びすぎるようになった印象を受けたのでね。まあ20話しかないんじゃ仕方ないかな。もう少し芸能界の壁に跳ね返されて、そこからさらに這い上がっていく、的なストーリーが欲しかった。あくまで個人的な意見なので悪しからず。それでもここ数年のドラマの中では出色の出来だと思います。最終回に向けてのベクトルが上向きだったらなお良かったんだが。

2015-08-31 22:10:45
名前無し

普通ですよ。普通のドラマなら20話見るのは普通です。苦痛なのは普通以下ね。「まれ」見たいな。でも最高は言い過ぎ。ドラマ史上からして中の中の出来。最高と評価している人はどこが最高なのか全然不明。例えば「寅さん」は見れるけど普通。でも「7人の侍」よりすごいかと言われると全く対等では無い。そんな程度ですよね。

2015-08-31 22:57:53
名前無し

最高におもしろいドラマでした。
ただ、みなさんはあくまで美女と男子が面白いと言っているわけであって、他のドラマや、他のドラマの出演者を否定しているわけではありませんよ。
そんなに妬んでいきりたたないでね。

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2015-08-31 23:03:06
ともこ

近頃日本のドラマは面白くないな〜、なんて思っていたところに美女と男子と出会いました。
さすが田渕久美子さんの脚本ドラマは引き込まれます!
俳優さん方も皆さん一人ひとり全員が素晴らしかったです。スペシャルドラマ期待します☆

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2015-08-31 23:15:26
名前無し

私はすごく面白かった。
リ・ターンの監督が、リアルな業界人っぽくて好きでした。
感想を読むのも楽しみの一つだった。

ただその中で、すばらしい長文のレビューではあるけれど毎度後だしジャンケンのような感想があって、個人的にはあまり好きじゃなかった。

2015-09-01 01:06:52
名前無し

最近のドラマはどれも雑で人間描写が薄いなと感じていましたが、このドラマは違いました。それぞれがそれぞれの人生を山あり谷あり謳歌していて、出演者全員が光るドラマです。

NHKさん、ぜひぜひ早めの再放送をお願いします!!!
このドラマのファンの誰もがそう願っているだろうし、見ていない人にも最初からちゃんと見てほしいドラマです!
普段ドラマにかなり辛口な私でも、絶対の自信をもって人に勧められるドラマです!!!

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2015-09-01 09:48:42
名前無し

放送開始から、地味に見続けました。
最初は話の内容より、町田さん目当てと小道具やちょっとした演出が面白くて見てました。

カショクの女で刑事役の右京くんの衣装が、青島さんだったり。
お天気お姉さんが愛嬌はあるが、いつも棒読み。だけど、ああいうテンションのお姉さんっているよなーとか思ったり。

ジワジワとくる面白さがあったけど、ひのでプロが倒産しちゃうあたりは、ムリヤリ感があった。
でも、仲良しひのでプロのままでは、20話のドラマは続かないし、中だるみになってしまっただろうな。

ドラマ10の枠はアラフォー女性に年下男子が惚れるパターン、多いですよね。
セカンドバージンがこの流れを作ったのかな。

2015-09-01 09:53:04
名前無し

確かにおもしろかった。
長期化すると支離滅裂になっちゃうドラマが多い中、最初から最後まで、あまり破たんなく最後まで持たせたのは、立派というしかない。
でも、ドラマとして、そんなに傑作とか一流のクオリティ、という評価では、私はありません。
ベタで安直な展開もけっこう多かったし、無難にまとまってはいたけど、ハっとさせられたり、深く考えさせられたり感動したり、笑いが止まらなかったり、という大きな情動があまりなかった。
前期~今期がひどいドラマにあふれていたので、その中で健闘が目立った、という印象かな。

良質なコメディーで、芸能界のあれこれも見られたし、これは良かったと思う。
俳優陣も、言うことなしです。町田くんは、やはり演技歴が浅いためにいま一つ表現力が足りませんでしたが、仲間さんが何といっても輝いていた。最近、あまり作品に恵まれていなかったので、とても喜ばしく感じました。

一つ、ドラマとしてよくできていたと思うのは、一子の離婚にまつわる一連の話です。妹と夫の不倫に直面した気の強い彼女が、どうショックを受け、受け止め、乗り越え、許すようになったかが、とてもリアルでした。
ここだけ、トーンが違っていて、ふわふわした全体を絞めていたと思う。
コメディーとシリアスの融合はお見事です。これは、さすが田渕さん。

2015-09-01 10:44:38
名前無し

ドラマ好きな人には最高のドラマでしたね。
単純な復讐劇にしなかったのが良かった。
テーマは単純でも役者と演出で深いところを描きました。

第3部になってからの投稿数の多さと最終回あとの熱いレビューがすべてを語っていますね。
最高に面白いドラマでした!!

2015-09-01 11:07:00
名前無し

最初は20話? 大丈夫? と思いましたが
ほとんど中弛みもなく最後まで見事な構成で見応えがありました。
タイトルも「美女と男子」って決して魅力的なものではなかったんですよね。
むしろダサい(笑)
それでも単にヒロイン一子と遼のベタな恋愛ドラマではなく
芸能界の舞台裏を興味深く描くと同時に
一子と遼の人間的成長、そしてひのでプロの人たちや
一子の父母の人間的温かみを丁寧に描写してくれて
心地よい感動を与えてくれました。
最初は何となく見始めたのが、いつのまにか週で一番の楽しみな時間になっていた。
最終回の大団円も素晴らしかったです。
そして見事な男ぶりで身を引いた石野さんも最高!
キャスト、脚本、演出、すべてに満足できる良質のドラマだったと思います。

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2015-09-01 11:37:08
BJ

はじめに
2015-07-31 16:38:13で「OP主題歌での映像の差し替え(蔵下さん差し込み)に異議」を申し立てたものです。「美女と男子」。最終回まで終了しました。私の中では全話トータルでみて、肯定的かつ批判的な感想が交錯しています。以下、感想を述べますが他の方のように「すべてに絶賛」という形にはなりはしませんがご容赦ください。

肯定的評価の面
まず、最終回のエンディングです。紆余曲折・途中の脚本に不満があった(後述)にもかかわらず、このEDは(登場人物の詳細は除くと)たいへん清々しかった。「Step by step」エンディングのコーラスバース。ここを仲間さんが口ずさんでくれたのは、最後まで付き合ってくれた視聴者への、ささやかなプレゼントでしょう!私が主に不満であったのは第三部の大半(16回~19回、および最終回の半分)ですが、これらのマイナス(後述しますがこれは脚本の田渕久美子さんの意思ではなく、NHKの制作側の意図でかわったシナリオか?)な部分を補ってあまりある、文句のつけようのない終わらせ方でした。
 そして何と言っても、主演の仲間由紀恵さん。第1部の「部下なし管理者としては企業人としては未熟」であった沢渡。人と関わり、仕事を通じて変化してゆく沢渡。じつに様々な貌の沢渡を、仲間さんは豊かに表現されていたと感じます。これまで仲間さんの代表作としては(個人的に)山田太一脚本「ありふれた奇跡」の仲間さんが一番のお気に入りでしたが、ここに「美女と男子」が加わった。他の方のレビューにもありますが私の好きなシーンは第12回での中原丈雄さんとの深夜のやりとり。「わたしに、落ち度があったんだと思う…」の場面でしょうか。あそこでの仲間さんは、まことに美しかった。

建設的な批判
では批判的な感想に移ります。あくまでもこれは「一般水準以上であった素敵なドラマ」であった「美女と男子」が、こうなっていたら「さらに素敵だったのではないか?」とのいわば「建設的な批判」であるとの見地から、あくまでも書くものであります。まずこの点は、申し上げておきたい。なお大部分は、第3部(15回~20回)に該当するものです。

NHKの強引なゴリ押し~「紅白」など
 第3部はある意味主役の向坂をおしのけてそれこそ、「たどころ晋也一色」の感があります。たしかに第4回「涙のハロー・マイラブ!」での高橋ジョージさんは素敵だった。このときは心底、たどころを応援したい。否、たどころだけではない。声優の樫村。手タレの西井。アイドル志望の小暮。みんなが「ひのでプロ」からそれぞれ花咲いてほしいと願ったものです。(第3部で蔵下穂波さんが闖入?しOP映像が差し替えられたことの違和感はここに由来する。私はOPでは、あえて第1部のひのでメンバーで最後まで通してもらいたかったので)第4回に比べますと、第3部での高橋ジョージさんはまるで別人。ゴリゴリしてて、ギラギラしている。リアルな高橋さんはおそらくこっちのキャラクターなのだろう(と勝手に想像してしまうくらい)と、嫌悪感まで。奇しくも番組終了時に高橋ジョージさんに関する報道(事務所との契約終了)があり、番組としてもかなり微妙なところに行ってしまった感があります。
 ではなぜ、「たどころ晋也一色」になったのか?いうまでもなくドラマ終盤でたどころが「紅白」出場という流れがあるためです。それがための、「ツインソウル」主題歌だし、売り出すがためのステマ攻勢(新見正之・望月大弥)でしょう。最後は「紅白出場」を賭けて沢渡が大門とわたりあうシーンが描かれます。
こうした沢渡の「あっといわせるような仕事上の仕掛け」は第3部で「必ずある」と踏んでいた私ですが、このような使い方で描いてほしくはなかった。
 「美女と男子」ではさまざまな番組のパロディともいえそうな「劇中劇」「劇中番組」がでてきます。音楽番組のミュージックステーション。料理番組。討論番組。これらはじつによく研究され短い時間であっても説得力があった。ドラマ“月9”をもじった「マンプレ」もそうだった。しかしこれらはよくみればわかるように全て「民放キー局制作番組」なのであります。それを「外部からNHKが皮肉っている」からこそ、面白いのではありませんか?
 ここまでイイ形で「劇中番組」をつくってきたにもかかわらず、最後の最後で自局制作の「紅白歌合戦」をもってきてしまった。結局のところこれは「紅白礼賛」であり「NHK紅白歌合戦」の宣伝でしかない。「紅白の舞台裏が垣間見えた」との感想もここで寄せられているようですが、そんな「舞台裏」などとうにNHKはいろんなシーンで見せています。いまさらですね。それでもまだ沢渡が舞台上で「ウルトラC」を決めて、あの「紅白うたの祭典」でたどころの往年のヒット曲「ハロー・マイラブ!」を演奏させることができたら納得できますがそれもない。私たち第1部からみてきた視聴者が本当に聴きたかったのはドラマ主題歌(らしかった)「ふたり」なんかではなく、「ハロー・マイラブ!」のほうです。であれば「紅白うたの祭典」では無理がありすぎる。民放キー局のもっと別の「音楽番組」にしておけば、たどころ晋也にかける「脚本上のウエイト」は軽減できたでしょう。そうすれば向坂の描き方も、後述するようにもっと深くできたのではないでしょうか。
 こうした「紅白」を前面にだすという志向性。これは田渕さんの意思(あるいは原作)からはなれ、NHK側の「紅白をフィーチャーしたい思惑」があったからではないか?…と私は勘ぐっています。だからこその改変。蔵下さんを唐突に第3部から登場させたのもやはり強引ですがこれも同様でしょう。田中幸子は16回の「秋田音頭」以降は目立った動きなどできるはずもなく(そうしないと脚本上のウエイト上でアンバランス)、結局は沢渡の父にかわって沢渡家に転がり込んだ居候でしかない(いつまで居座り続けるのかも疑問)。そしてなんと強引に(?)東西テレビ「イーワちゃんのお天気コーナー」次期キャスターになる(?)というおまけでエンド。おかしいでしょう、これ。(あれだけ訛りがあるタレントを起用するのかというと、現実味がまったくない)明らかにこれもNHKのゴリ押し力学だと、分かってしまいます。
 最終回エンディングでもそうですが、向坂&沢渡を迎えにきた「ひのでメンバー」のなかに、小暮愛依はいません。あのクルマ(バン)は小暮の実家である料亭のクルマです。なのに、いない。小暮に関しては、第3部でも最小限の出演機会しかなかった。1部から見ている視聴者は分かるかと思いますが、第2部までの小暮の貢献度を勘案しても、この扱いは解せない。この辺はまさに「芸能界の厳しい縮図」をリアルに描いているのかもしれませんね(TVドラマでは、小暮を演じた小間千代さんよりも、蔵下穂波さんのほうが“優越”するのです。女優さんはグラビアアイドルより「格上」だといいたいのでしょう)。

<後半へ続く>

2015-09-01 11:39:47
BJ

<続き>

向坂の成長~映画「リ・ターン」で終わってよかったのか?

向坂の出演映画「リ・ターン」。彼の“初主演映画”であり、シンガポール世界映画祭で作品賞にノミネート。主演男優賞を受賞したわけですが…。個人的には「もうひと作品」映画を撮ってほしい気がしました。上記のように「たどころ一色」でなければそれは可能ですね。もとより第3部そのものの出だしが第2部の終了時から「時間軸はどうにでもできた」展開だったので、脚本上は難なく行けたはずなのです。「リ・ターン」である程度、興業的にも成功をおさめ芸能界で「知名度も向上してきた向坂遼」として第3部から登場させる。あのひのでプロのビルの窓からみえた向坂の「化粧品広告」。これとも何ら矛盾せずに行けるのです。ところが何故か「リ・ターン」で延々と引っ張っていってしまう。理由?簡単な話です。「リ・ターン」であれば「水泳選手としての俳優・向坂でいける」=「演じる町田啓太さんの裸体が、映像でだせる」。ここでしょうね。(NHK的には、ですよ。もう一つは町田さんの所属事務所の意向?かもしれませんが)
もともと私は劇中劇「リ・ターン」について、さほどの「大作感」をもってはいませんでした。みなさんもご記憶にあるかと存じますが、第2部の14回で、三条プロデューサーがなんといっていたでしょう?「これが題材(モスクワ五輪)なら世界に通用」するといって、これこそ「クール・ジャパンだ!」とのたまったのであります。およそ「これぞクール・ジャパン!」なんてプロデューサーが言ってのけてしまう映画にロクなものはない。実際には、少なくともカンヌ国際映画祭などで顕彰されている日本映画の作り手(代表的な例は是枝裕和監督)が、果たしてこんなセリフを言うでしょうか?…決して言わないですよね。(だいたい自分で自分自身のことを評して「COOL」とか言ってしまう、クール・ジャパンを推進している経産省はじめとする、この下品さ・無神経さがおかしいのです)だから14回を見たとき、私は日本映画界に対する痛烈な、NHKならではの皮肉と受け取っていたのですが…まさかのトホホぶりであります。興業的には少し成功したが、映画界での評価がさらにされるような映画作品への、向坂のチャレンジ。リアルに考えればこれが妥当な路線だったはずです。

斑目晴彦と、大門龍太郎

最終回で斑目は沢渡に謝罪しました。内容はふたつ。①沢渡を斑目コーポレーションから出したこと・②ひのでプロへの出資を拒否→結果として廃業に追い込んだこと。これがおかしい。①についてです。
沢渡のことを「社外へ放出」する直接のきっかけになったのは、第1回で描かれたように沢渡の直属の上司・塩田充(浅野和之さん)が彼女を「推挙」したからに他なりません。大人数の組織である斑目コーポレーションの中での沢渡の存在は社長斑目にとっても「One of Them」でしかなかったはず。このドラマにしては珍しく整合性のないセリフになりましたが、これは斑目がDOMSの件で「没落」したことが遠因でそうしたのでしょうね。結果は斑目が「没落」し、大門はDOMSの件でも「法的責任は問われず」生き延びました。私の第3部での想定はまったく逆。大門は斑目に切られる。そうなりませんでしたね。これもまたトホホ…であります。
大門龍太郎という人物があきらかに、「あのグループの総合プロデューサー氏」を想起してつくられたキャラクターであることはどの視聴者からも明確です。(ちなみに彼は上記「クール・ジャパン」にも関与しています)第2部での、大門の強欲ぶり。小暮愛依をTドールズから「脱退させるのに失敗した(石野悟の妨害にあって頓挫した)」際の、あの怒りぶり。自らの意に沿わぬ者、自身よりもサクセスしそうな男へのメラメラ燃える嫉妬心。そこからくる、社長更迭劇。沢渡と真田への不当人事。(ちなみに第3部で、真田はどうなったのでしょう?)ドラマを見る者、この作品のファンであればあるほど、大門龍太郎への怒りは頂点に達したはずです。この状況をどうひっくり返すのか?下剋上。大逆転劇。これを期待したに違いありません。
はたして、最終回での大門。…何ですか?この、「イイ人ぶり」は。
彼からのたどころ晋也への評価だってまるで違う。(ヒットしたからというだけでは、あまりに貧相なこの転向ぶりです)ラストは大門も「イイ人に」との、ドラマ中もっとも無理筋な流れですね。
この理由も単純で、大門を悪人で終わらせるのは、「あのグループの総合プロデューサー氏」に対して「NHKとしては顔向けができない」からでしょうね。他に理由は考えられません。
またも「奇しくも」ですが、NHKドラマの二枚看板であるところの「連続テレビ小説」。この新作(大阪放送局制作)の「主題歌」はまさにこの「あのグループの総合プロデューサー氏」のグループが、担当するのだそうです。もう、笑うしかありません。ドラマ「美女と男子」という作品は芸能界の、テレビ界の構図を描き出すものでしたが、こうやって図らずも「ドラマを制作するNHKというテレビ局に存在する内在的限界」までも、炙りだしてしまっているのであります。大門龍太郎を、切り捨てることのできなかった「美女と男子」。この箇所に限って言えば、後味のじつにほろ苦いものになっていましたね。

おわりに

以上、「建設的な批判」でした。この程度の批評が「許容されない」のでは困ると思っているものの、手放しに(というか楽しんでこられた方々には)すこし「ほろ苦い」感想になるのかもしれません。ただ私自身も以上述べたような部分も含めてこのドラマを堪能したひとりでもあります。冒頭で述べているように面白さでいえばこの春からのドラマの中では群を抜いていたし、とりわけ第2部のシナリオは緻密でよく練れていて、しかもあらゆるところにまで気を配った素晴らしいものだったと感嘆しました。第1部の第2回・第4回なども記憶に残っているし第6回での「ひのでメンバーが集結しての接待シーン」は大好きです。人のことなど気遣えなかった沢渡が「ハロー・マイラブ!」を口ずさんでしまう。いいシーンです。
ひとりの(少しひねくれた?)「美女男」ファンの感想とでも、受けとめていただければ幸いです。

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2015-09-01 12:38:05
名前無し

勧善懲悪のカタルシスを期待させて、予想を裏切る展開の面白さですね。通俗的な決着を避けたんではなく、主人公ふたりの成長を丁寧に描いたのはドラマの主題歌と一致します。

石野は存在自体が人間臭くありません。究極の理想の男です。遼と比較させる為のキャラクターです。だからこそ遼の大人になりきれていない面がドラマの見所になりました。

私も予想とは違っちゃいましたが、とても満足しました。

2015-09-01 13:26:18
名前無し

最近のドラマは伏線の回収も雑だし、製作陣のレベル落ちたなあとつくづく感じていましたが、これは違う!!
人物描写、伏線の回収、脚本、音楽、ナレーション、オープニングまで全てに気合が感じられました!
製作陣の皆様、素敵なドラマを見させて頂いてありがとうございました!!
まだ美女と男子ロスで、何度も見返しております笑

2015-09-01 21:10:18
名前無し

大部前に「第三部は尻窄み」とコメントした者です。自分は何となく感覚的にそう感じたのですが、BJさんがその「モヤモヤ」っとした部分を全て表現し、的確に批評してくださいましたね。グ○タフ氏の文は長いので飛ばして読んだりしてましたが、それよりはるかに長文のBJさんの感想は一字一句全て拝見させていただきました。まあこれは共感するところが多かったこと、自分のモヤモヤをクリアにしてくれたことにもよりますが。自分の中ではあとひとつ、鷲見右京という宿命のライバル的な存在が早々に引退してしまったのも、物足りなさを感じた要因だと思います。もう少し二人で鎬を削って欲しかったですね。それでも最近のドラマの凋落ぶりから比べると大健闘の部類に入ると思います。20週もの間飽きずに見続けたのですから。

2015-09-01 22:42:51
名前無し

今まで見てきた中でサイコーの作品かと言われれば違うんですが、良作でした。何と比べて、という感想は無意味。スタッフの情熱が感じられる作品が私にとっての良作。たとえ好きな役者さんが出ていたとしても、やっつけ仕事のような雑なストーリーだったら見ません。その点、美女と男子は、スタッフの情熱がしっかり伝わるドラマでした。ちゃんと選んだキャスト、ちゃんと練ったストーリー、ちゃんと心情に沿った役者の動き、ちゃんと脇も光る展開。ちゃんとした作品が今期の中には少なかったので、私の中では美女と男子はダントツで抜け出ました。

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