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2020年はアガサ・クリスティーの生誕130年を迎える。
節目の年に、彼女が生み出した大人気シリーズ『名探偵ポワロ』ハイビジョンリマスター版で第1シーズンから完結編13シーズンまで(全70回)を放送。
最初のクーデターみたいなシーンから一転して、
プライベート・スクールに招かれる名探偵ポワロ。
怪しい人々が次々に現れて、何が起きるのか
全く予想できない展開だった。
ここでの奇奇怪怪なんて忘れられるような内容。
だが、美しいはずの女子だけの学びの園にとんでもない人間が入り込んだことで穏やかだった人たちの心に黒いしみが広がっていくような感じは何処にでも起こりうることかもしれない。
原作を読んでいないからドラマ化でどう演出されえているのかはよくわからないけれど、以前放送された「五匹の豚」のように眼をそむ受けたくなるような人間の闇を描くときこそ、ファッションに凝り細部に手を抜かずリアリティを重視しているように思う。
予想外の人間が犯人なのはいつものことだけれど、それは悪人が何食わぬ子をして善人を演じていることと、善人が自分の中の毒にやられてしまったかのように悪を働いてしまった結果だということが恐ろしい。
女生徒にペンギンみたいと評され、学園内では世の評判ほど恐れられていなかったポワロが抜群の目と優れた頭脳で、犯人を追い詰め、闇に飲み込まれていた人たちに平安をもたらす。
悪は悪とてとして憎むけれど、人間そのものには希望を見出すポワロの明るさがこういうくらい作品でこそ目立つ作りが好きだ。
プロローグで、革命シーンから学園へと場面転換が唐突であり面食らうが、「どうつながるのだろう」と興味をそそる。秘密情報員エンジェルがキーワード。エンジェルとはだれか?女っぽい銘々だが、男ということもあり得る。女教師の内だれかか。あるいは庭師か。しかしてこの女とは思わなかった。「美しいバラにはとげがある」というが、槍という巨大とげでの殺人は残虐極まりなかった。エンジェルではなくデビルであった。
全英の女子学園から抗議が来なかったか気になる内容。
先生同士の確執がすごすぎて・・・・
そして度肝抜いたのはクレヨンしんちゃんでねねちゃんのママが一人暗がりでぬいぐるみ殴っているくらいの衝撃的シーンでした。
確かにね。人形作るときは針刺しまくりなんだけど。
クレヨンしんちゃんがPTAにやり玉に挙げられたのはしんちゃんのお尻ダンスではなくてあのねねちゃんママのパンチだったと思っています。
小説家のおばちゃんが事件に巻き込まれて、道に迷ったシーンは、こんなおばちゃんが犯人に襲われたら、反撃できずにやられちゃうなーと思うと、もうすごくヒヤヒヤしてしまった。
名探偵ポワロとおばちゃん、二人の視点が交互に出てきて飽きない。
やっぱり登場する人たちがみんな怪しげで混乱してしまうけど、犯人を捜すのをやめて、万華鏡みたいな謎の欠片を楽しんだ。
この頃は、ヘイスティングスもミスレモンも、
ジャップ警部もいないんですね……(';')
マダム・オリバーはアガサ・クリスティの分身として登場していると捉えられているようだ。内田康夫が《軽井沢のセンセ》として小説に登場していたことを思い出したが、行動力は断然このマダムの方が上だ。ただ、オリバー夫人は推理作家だが、実際の推理は苦手として設定されている。自分の分身の推理力よりポワロのそれを立てているところに親しみが持てる。
娘のことを「妻の金を独り占めするやつ」と一回だけ話題にした父親が、あまりにも人としてどうなんだ・・・それが事実だとしても、そこは何かいいことを言ってあげればいいのに・・・・
いかにも欧米って感じがするけど、そもそも欧米推理ものって苦手やし、やっぱニッポンの推理ものと比べると親近感がないんやね~
ポワロさんはウソ見抜くからね。
ちゃんと見ているかもわかっちゃうわよ。
それにしても膝小僧で判断するなんて。
すごいな。
ガールズバーに行って「ウソついてちゃいけません。
貴女が二十代の訳がない」とか言っているポワロさんを
想像してしまった。
孔雀の彼氏は、実は彼女のことをちゃんと思ってくれる人でした。
以前も財産狙いの悪人に見えた人が、愛情があった話がありました。被害に遭った子の今後に、一筋、希望の光が射してきた感じがあってよかったです。
サードガールは孔雀に……っていう電話をかけた喫茶店の女性、一生の中で、こんな不思議な伝言を頼まれたのって、たぶん初めてなんじゃないかな。
ほんのちょっとしか登場しない脇役の人、この人、どんな人なんだろう?って、ちょっとおもしろかったりする。
家庭教師がひそかに生んだ、異母妹キャリーが犯人だったよ~(・・;)
ノーマが正妻が生んだ子から財産を奪い取るため?!
引っ越しさせたり、同居したり、友人を演じて、親切なふりをして、彼氏まで横取り。すごい怖い。お父さんまで偽物だったのが驚いた。
ポワロ見ているとなりすましや、親切ごかしにちかづいてきて、破滅させようとたくらむような人物が入れ代わり立ち代わり出てくる。
出てきた人間の本質が善なのか悪なのか、なかなかわからないが、
様々なフェイクが横行するネットの時代にこそ見るべき作品だと思う。
「死との約束」面白かったです。オープニングで映し出された発掘現場は、1937年のシリア。古代遺跡の壁に描かれた死神の物語が事件を暗示していて、思わぬ結末に。とても不思議な物語でした。
シスターが誘拐組織の一員だったことに驚愕・・・('Д')
少し前の、三谷幸喜の日本版は熊野古道での話であり、原作とはほど遠い内容だったが、あれはあれでなかなか面白かった。野村萬斎のしゃべりにも慣れた。ただ、より原作に近いこのドラマは安心して見ていられる。物語のスケールも違う。でも、見終わって「私たちが両親だよ。一緒に逃げましょ。」で済む話ではないか。虐待を受けていた娘の復讐という動機はわからないでもないが、やりすぎだ。目の前の親子水入らずの幸せをのがしてしまった。こんなことを感じる。しかしより深く考えると、自ら自分たちの過ちへ制裁を加えたとも捉えられる。娘への罪滅ぼしのために死を選んだとも……「死との約束」はこの両親の決意だったのかもしれない。
事件の背景や何か嫌な後味の残りそうなストーリーですが、
不思議と後味さわやか。
砂漠に吹き抜ける涼風みたいなテイストになっているのは、
ラストシーンで、ポワロ氏の笑顔の直後、その姿がまるで
かき消されたように消えていたからでしょうか。
死神というモチーフが事件に影を落としていたのと対極に、
守護天使みたいなポワロ氏の白いスーツ姿が印象的でした。
今期ランキングに並べられている7月期日本ドラマとの相性悪すぎっス、大衆食堂でさんま定食を食べてたら突然、板チョコがテーブルに現れたみたいな感覚っス
推理好きが多いんですよ。
どこの誰とも知らない人の語りを聞き、参考にしたり自分もそれにこたえたりする場ですから、ちょっとした言葉の選び方でその人の今の感情や隠している思いを推理しながら書き込むのが常だから。
その人の大事にしているものや習慣もおのずとの頭に入ってくる。
文体も見えてきて匿名でもあの人だなと推測したりする。
それはもちろん絶対に悪用どなしないことを前提にされるべきこと。
その場を支配したり人をコントロールする偽善者。
憎しみから誰かを破滅させたり、罪に陥れたり、自分の罪を擦り付けるために暗躍する犯人のようにその脳細胞を使ってはいけないのは言うまでもない。
不幸に沈んだ人を救うためにこそ使われるべき推理力だ。
ポワロが常にしているように。
不在を印象付けて立ち去ったのに、そこにとどまって様子を窺ったり、何かを隠すためにわざと派手な真似をして気を引いたり。
突然別人のように態度や口調が変わった人物はいないか常に見ているポワロ。
じっくり時間をかけて全体を見渡せば見えてくる。
それも善なる人の平和のため、悪に魅せられて道を踏み外し闇に飲み込まれそうな人物を明るい場所へ引き戻すため。
「死神とここで会う約束をしていましたね」とささやくポワロ。探偵としてそこにいるのでなく物語の語り部のよう。
最後に、両親の悲劇を目撃した娘さんを励まして、消えてしまった演出も、エキゾチックな舞台にふさわしく謎めいていました。
精神科医ジェラール医師、最初のほうに
出て来た気のいいおじさん。
まさかまさかの黒幕でしたね😱
昔両親に捨てられ、預け先で虐待を受け、ついに両親と巡り会えたという矢先、両親が殺人犯ということがわかり、自分の目の前で自殺するというショッキングな出来事の連続。この娘、驚天動地の自分の人生に耐えられるものか。こう思っていたが、最後はニコニコしていた。親子の接触がなかったおかげで、自分の身の上について、そう大きくは捉えていない様子。このことがせめてもの救いだった。
「杉の柩」を視聴。
犯人と名指しされた時の豹変ぶり、「ダウントンアビー」で穏やかなメイド長を演じている方なのでびっくりしました。
ポワロを外国人と蔑み、敵意むき出しでポワロに襲い掛かる。
近年撮影されたものが放送されるようになってきたので、他のドラマで出てきたな人のある俳優さんを見つけられるのも楽しいです。
ダウントンアビーより少し前なのかな少しお若くて、もっと若いころはさぞかし美人だったろうと思ったりもしました。
なので口汚くののしる犯人とわかった時はかなりショックでした。
「死との約束」のキャロルの母親、犯人のセリアは、どこかで見たことあるなーと思ってたんですが、「ダウントンアビー」の伯爵夫人ですね!
被害に遭っていた子供の実の両親が仕組んだことだったんだ。
入り組んだ人間関係、最後に真実が明らかになるまでは、想像もつかないストーリー。けれども丁寧に人物描写がされているので、最後は納得。
強い陽射しの下、動くことができず、命を落とした被害者。死神に会う約束というフレーズがなんとも‥‥
独善的支配者の姿が描かれることが多いポワロ。
クリスティは身近でそういう人物を何人も見てきたのだろうと思う。
気の毒な子供を何人も子引き取って育てている一見すると慈愛に満ちた人物のようだが、内実は支配下に置いて苦しめることに喜びを見出すとんでもない残忍な人間。
そういう人物に対して小説の中で復讐をしているように思える。
「旅は人の心を狭める」
「本当に偉大なのは遺跡でなく人間」
登場人物のつぶやいた言葉ですが、こういうのはアガサクリスティーの思っていたことなのかな・・・
名前変え自分にいいねするは恥
なりすましその声言葉でばれました。
令和のポワロ
サー・チャールズって、ポワロさんの古い知り合いっていうことだったんで、恐ろしい犯人だとわかってショックだった。
特にバビントン牧師の死、何の恨みもないのに実験をするように毒を飲ませたのが酷すぎる。
ポワロさんの激しい怒りの表情が圧巻。
毒入りの酒を飲んでいたかもしれないと、劇作家の女性と会話したポワロ氏。
たまたま牧師さんが口にしてしまったけれど、自分だったら?
死と隣り合わせにいたことをふりかえる短い会話、ちょっとゾッとしてしまった。
犯人の顔を見てしまった人物が狙われる。
「あたし見たのよその人の名前はね」と息を吸った途端に物陰から打たれる被害者。
秘密を暴露されることを恐れる犯人は目撃者から目が離せない。
目撃者が誰と話していても自分が話題になっているんじゃないかと疑心暗鬼になる。
いつも脅かされ、忙しく色んな所に出没する。
そりゃそうだ一番見せたくない顔を見られているのだから。
普段は心優しい善人のふりをしている人物ほど自分の名誉を守るために躍起になる。
だから離れられない。
幕が開いたら輝く海をバックに添えたクレジットとはまるで映画のよう。
優雅に泳ぐ小型ヨットを漕ぐ初老の紳士と若く綺麗な娘。忘年の恋人同士でしょう。この2人が事件に関わることを予想。
第1幕は予行練習のための無差別殺人。第2幕が本番。第3幕が証拠隠滅のため。
3人もの人を殺めた犯人に「愛は人を殺す理由にはならない。」とのポワロの戒め。
パトロンに徹しようと妥協すれば、こんな犯罪なかったのに……
ポワロならこの事件の真相を何と解くだろう?
ポワロなき今事の真相はやぶの中、
出てきて語る人は自分の弁護に忙しいか。
もううんざりだからこれ以上語ってほしくはない人ばかり。
真実を知る人は去ってしまったので、迷宮入りか。
自分としては楽しめる内容ではなかった。
ポワロでよく出てくる共謀。
かつて恋仲だった男女。
女が裏切られたから男を深く恨んでストーキングしていると思わされる私たち。
だが実は二人は共謀して別の人間を狙い消そうと綿密な計画を立てて実行した。
成功の暁には二人だけの甘い生活が待っていることを励みに憎しみを演じた彼女。
愛情が憎しみという真逆に変わることはよくあるのですっかり騙された私たち。
だますなら真逆がいいのだ。犯人に仕立てて罪をかぶせるなら、自分を守るすべをほとんど持たない善良な人間を。
いじめていた人間がいじめていたのは被害者の方だと言い出す。
被害者に嫉妬していた自分の方が苦しかったのだと、被害者の存在自体が脅威だったのだからいじめを受けていたのと同じだと。
そんな大ウソの方が中途半端なウソよりも人をだましやすいからだ。
劇場に集まって最後の推理を披露するシーンがなんとも贅沢。舞台に立つ名探偵ポワロもいつもとは違う佇まい。絵画を見るような雰囲気がありました。演出が冴えてます。
変装して実在しない人物になるっていうのは日本のサスペンスで
あまり見たことがなくて、かなり違和感を感じる。
よくバレないよね、という驚きじゃなく、よく変装みたいなことを
やろうと思うよね、という違和感。
そういうのは、プロの詐欺師がやることというイメージがある。
時々、ごく普通の一般人が変装する話があって、かなり違和感を
感じる。イギリスっていうのは変装したり演じることへのハードルが
それほど高くないんだろうか。
オリンピックよりポワロかな。
次はあのおぞましき「ハロウィン・パーティ」。見るのどうしようかな。
え…おぞましいんですか…(・.・;)
少し前に録画してあったイギリス映画「アガサ殺人の真相」見ました。
クリスティは最初の結婚が破綻しそうになった時期に失踪事件を起こしていてその時の彼女がある殺人事件を解決しようとしていたという設定の物語です。
失踪事件の時の真相は明らかになっていないので、アガサ本人ではない作家の創作が元の作品だと思います。
それでも、アガサは最初は断った殺人事件の解決の依頼を引き受け変装までし、アガサらしい考え方で解決していくのです。
その中では愛する夫から離婚を要求されている彼女の苦悩や、作家としての悩みをホームズの作家ドイルに相談したするエピソードも出てきます。
失踪すれば大騒ぎとなる大人気作家である彼女も練りに練ったプロットで描いた作品を「犯人はあり得ない人物だとすぐにわかってしまう」と揶揄されて悩み、創作意欲を失い、ゴルフ場の設計にチャレンジしたりする現実的な姿が描かれます。
アガサの作品ではないけれども、第一次大戦で傷ついた人の心が生み出した闇や自分の中の正しさにこだわるあまりに人を殺めてしまう予想外の人物、それでも人の尊厳を信じるアガサの姿はちゃんと描かれているところに好感の持てる作品でした。
好き嫌いはあるかもしれませんがご参考までに。
ハロウィーンパーティーの哀しい子どもさんの死・・・
込み入っていて、複雑な物語でした。でも、美しい庭だったり、インテリアもすばらしいし、映画みたいな映像美に見とれてしまって、繰り返し見たくなります。
そもそもアガサ関連の作品を面白いと思ったことがない。同じ英国でもエリック・アイドルの作品の方が笑えるし魅力がある。
マダムドレイクが犯人だったのかー。
次々に人が死んでいったのは、この人と庭師がやったことだったΣ(-᷅_-᷄๑)
以前よりポワロの世界がわかりやすくなってしまったのはここでの出来事が関係しているよう。
一見敵対しているように見えて裏でつながる人とか、すごく勉強になった。
でもネットの世界でも誠実な人は誠実だ。
さも自分が見たかのように虚言した子どもが殺害された。
目撃した兄も口封じのために殺された。
理由はどうであれ、子どもが殺されるのは痛ましい。
過去と現在の殺人事件が入り交じっていたが、一貫性のある連続殺人だった。
良人を演じていたドレイク夫人とマイケルの共謀は意外。この2人、見た目不釣り合いの極み。でもマイケルに愛はなかったことで納得。
愛がなかったことを知ったドレイク夫人は惨めだった。
愛欲と金欲のなれの果てがうまく描かれていた作品だった。
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