4.05
5 206件
4 56件
3 27件
2 26件
1 37件
合計 352
読み ぺてろのそうれつ
放送局 TBS
クール 2014年7月期
期間 2014-07-07 ~ 2014-09-15
時間帯 月曜日 20:00
出演
宮部みゆき原作“杉村三郎シリーズ”の最新作『ペテロの葬列』がドラマ化。2013年に放送された『名もなき毒』に続く第2弾。 誰しもがついた経験のある「嘘」。そして、その「嘘」が多くの人を巻き込み、取り返しのつかない大きな「嘘」になったとき、どうすればその罪...全て表示
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2014-09-29 23:10:18
名前無し

みんな勘違いって書いたの自分です。

>私は昔、国語の文章題で、選択肢を一つしか選べない問題で「これって作者は答えを知ってるのだろうか?」とよく疑問に思ったものです。

作者が答えを持たない作品なんて有るわけないじゃないですか?
他人の書いた文章に主観でものを言うのはおかしな話です。
確かに自分も子供の頃には教科書や教師の用意する答えだけが正解なのかな?と疑問を持ったことは有りましたけど、作者が答えを持たずに文章を書いたと思ったことは無いです。
現役の教科書がどんな作品を抜粋しているのかは知らないけれど、自分の時代は純文学が多く採用されていました。
ただ物語をつらつらと書くだけの現代小説とは違い、当時の文学には様式があり、無駄な描写がほとんど有りません。
伝えたい主題が先に有って、そこに肉付けして物語の体を借りて語られるものでした。
だから数学の方程式と同じように描写の意味を解く問題が成立するのです。
自分が子供の頃に感じた疑問は教科書が抜粋文しか掲載していない故のものだったのだと言うことに高校生くらいの時に原書を読み始めてから気付きました。
国語の授業は正しい言葉の意味を教わる授業です。
文章問題は言葉が表現する情景を正しく読解するための勉強です。
正しい読解、正しい表現が出来るようになって初めて自分の思想が解釈として成立するのだと思います。
あなたの言うところの解釈は空想や誤解の類であって、解釈でもありません。

そもそも宮部みゆき等の現代小説は文学ではなく、単なる物語です。
漫画やテレビドラマと同じく疑似体験を楽しむ娯楽商品です。
思想や哲学を問うような文学と同列に語れるものではありません。
だからそのように楽しめば良いだけで、なにも小難しく考えたように語る必要はないのです。
「私が◯◯さんだったらこうするわ〜」とか「◯◯には腹が立ったわ〜」とか言うような感想だけあれば十分なのです。
「つまらないと感じるのは自分みたいに深くその意味を考えて見ていないからだ」みたいに偉そうに言うほどの代物ではないのです。

以上、このドラマの感想でも無いことを長々と書いて失礼しました。
そもそもはあなたに対してではなく、上に書いたような勘違いして訳知りがおの人が鼻に着いたので書いた意見でした。
ドラマの感想に文学論を語っても仕方がないので、今後もドラマはドラマとして楽しんでください。
その上でもし、文学や読解による思想の交換にも興味があるようならば是非現代小説でない作品を読んでみて下さい。

2014-09-29 23:14:47
名前無し

すっかり漢字教室に成り果ててるわ。
↑↑成り果てるは落ちぶれるとか成り下がるって意味だからこの場合は成り上がるが正しいんじゃないの?(笑)

2014-09-29 23:17:29
名前無し

↑はい!わかりました、先生!!

2014-09-30 01:14:06
名前無し

私は純文学と大衆文学とを明確に区別して、しかも大衆文学をいくぶんばかにしたように語るのって嫌いです。
純文学至上主義みたいなのってせせこましいと言うか窮屈というか、今の時代にはそんな垣根はいらないと思います。

それに作者がどんなに明確に意図して書いたことでもいろんな解釈をされることを阻止することはできません。

2014-09-30 02:11:19
名前無し

純文学と大衆文学を区分はしていないですよ。
古典文学と現代小説の区分は明確にしていますけどね。
教科書を引き合いに出されたのでそのような話をしたまでです。
何度も同じことを言いますが、テレビやコミック、現代小説などの娯楽は娯楽の役割が有るのでその通りに楽しめば良いと言うだけです。
自分は娯楽を楽しむことも文学を楽しむこともどちらもしますが、それには明確な線引きをしています。
どちらも馬鹿にはしていません。
大衆文学を小馬鹿にするのをあなたが嫌うのと質は近いと思いますが、自分は書物と言うだけで何でもかんでも崇高だと勘違いしている人や、漫画やドラマでも文学と同等の知性は得られると言うような人が嫌いです。
そのものの持つ品位や様式は自分の都合で上げたり下げたりするものでは無いからです。
知的に見られたいのならば知性を得るために然るべきものを学ぶのが本来の在るべき姿ですよね?
あなたも多少なり文学に精通するようであれば理解出来ると思いますが、知性も無いのに理知ぶるのは愚行です。
だから解釈の森だか海だかと品のない造語で理知ぶった人がいたのがとても不快に感じました。

多様な解釈を阻止することが出来ないからと言って作者に明確な意図がある事実が後に回されるのは随分となし崩しな暴論ですね。

2014-09-30 07:27:31
名前無し

そんなに小難しいことを説明されましても…混乱…でもありがとうございました。

2014-09-30 07:44:34
名前無し

でも、一つ気になったのですが、よく「漫画で人生が学べる」とか「漫画を馬鹿にしない方がいい」っていう人いますよね。そういうのも勘違いなのでしょうか?漫画も、考えて読むものではなく、あくまでも娯楽なのでしょうか?「漫画で人生を学べる」とか「考えさせられた」とか言ってる人もあなたの言うように「理知ぶってる」ということになるのでしょうか?私は漫画が嫌いなので、全然分からないのですが…漫画もあくまでも娯楽、考えて読むものではないってことですか?漫画には人生を考えさせられたなんていうのは、大げさ、そんなことを言ってる人はただの勘違い、ただ楽しめばいいのだ、ということなんでしょうか?テレビドラマも、結局は娯楽と?

2014-09-30 08:03:23
名前無し

2014-09-30 01:14:06ですが、やっぱり、古典文学でも、人に知的にみられたい という目的だけで読んだらつまらないと思います、
それにマンガや娯楽小説でも感銘を受けた人がいても良いと思います。
人に対して「こう読むべき」ってスタイルを決めるのって特に必要ないと。

はるか昔その古典文学を作った作者はきっと、自分の作品を知性を高めるために読んだ読者も、単純に感動し楽しんだだけの読者も、どちらの人間も否定しないのではと思いました。

2014-09-30 08:54:37
名前無し

たとえば、ミステリ-じゃなくても、いろいろな解釈(空想?)ができる場合はありますよね?そういう場合でも、作者の言いたいことはたった一つで、受け取り側の考えたことは全て間違いなのでしょうか?どうにでも考えられる時点で駄作なのでしょうか?

2014-09-30 09:39:16
名前無し

作り手には明確なテーマやメッセージがあって、それを作品を通して視聴者や読者に正確に伝えようと努力するんじゃないですか?そういう大事な部分をいかようにも解釈されてしまうのは、まずいんじゃないかなと思いますよ。

2014-09-30 10:48:54
名前無し

上二段と下二段は別の方でしょうか?
分からないので、すみませんが纏めて返答します。

漫画に関しては自分もほぼ読まないので詳しく何かのタイトルを上げることは出来ませんけど、例えば生き方を変えられた等のことは有ると思いますよ。
そこで憧れた職業につくなり、それまで関心の無かったことに興味が湧いて色々と調べるようになったなり、実生活にリンクする物語は漫画やドラマに関わらずあることでしょう。
そう言う意味では何事も疑似体験することで発展した結果、何かが大きく変化することはあると思います。
広義ではそれも学びと呼べるのかも知れませんね。
ただ一つ、自分は「考えさせられた」と言う言葉がすごく嫌いです。
「何を」「どのように」と言う注釈も無しにただ「考えさせられた」の一言で片付けて、その内容を問われると大半の人が何も答えない。
それは単に物語の世界観に入り込んで、先の展開を予測したり、登場人物と同じように心が沸き立ったということを指しているだけなんじゃないのか?と思ってしまいます。
物語が投げ掛けた問題提起を汲み取って、その答えを導き出してこそ「考えさせられる」ではないでしょうか?
何を?と問われて何とも説明も出来ず、その挙句には「解釈は人それぞれ」などと言われると本当にがっかりします。
上手いこと言っているだけで何一つ理解も持論も存在しないと思います。
それから生き方に影響を受けることと、解釈等の理解する行為は全く別物です。
何を理解したの?と問われて私はこれで生き方が変わったと答える人って結構いますよね?
全くキャッチボールできていません。
自分が今回そもそも何を指して勘違いだと言ったのかと問われれば、こう言うやり取り全般です。
物語が語っている以上の勝手な肉付けをして「自分ならこうする」が答えであるかのように弁をふるい、「でもこれは自分なりの解釈です」と保険を打つ、当人は自分を特別な理解力でも有るかのように思い込み、悦に入って「そう言う見方が出来ない人にはつまらなく感じるのかもね」なんて言ってさも自分は高いところにいるかのように振る舞う。
このような行為を「理知ぶる」と形容しました。
だから理知ぶりたいなら知性の身につく勉強をしてみてはいかがか?と言ったまでで、古典文学が自身をインテリジェンスに見せかけるためのツールだと言っているわけではありません。
娯楽作品にしか触れようとしない人が、真っ当に文学を学ぶ人と自分を並列に置くような振る舞いをするのは嫌いです。
それが、そのものの持つ品位は自分の都合で上げたり下げたりするものじゃないと言う言葉の意味です。
文学的な弁をふるいたいのならば自分が文学の段上に登れと言うことです。
「漫画にだって」とか「娯楽小説にだって」とか言って自分のテリトリーだけで事を済ませるならそれだけを語れば宜しい。

近年はあえて一つの答えを持たずに、多様な状況にシンクロさせるような技法で書かれる実験的な物語も有ります、あるいはそのスタイルを理論なしに模倣してただツラツラと思い付くままに書かれた作品も。
アメリカのビート文学などは様式を持たずに自由に発想を表現させることで生々しい実体を産み出すことに成功した例だと思います。
それは偶発的なものであって評価にあたいしないと言う人も沢山いますが。
だからそのように読み手側に委ねる方法を全て否定するわけではありませんが、少なくとも今回のこのドラマに当てはまる議題かと言えばそれは違います。
自分が勘違いと呼んだものはもっと単純な部分で、登場人物の行動を勝手な解釈で膨らませて擁護してみたりする行為です。
なぜこの人物はこんな非難されるような行動をとったのか?
私はそうは思いません、彼は本心ではこんな風に考えていて、きっと悪い人ではありません。
と言うようなやり取りのことです。
そんな勝手に設定を歪曲させちゃ駄目でしょう?と言うことです。
だから作者が持っている心理的な裏付けから脱却したものは勘違いだとハッキリと断言しています。

もし作者が、この物語はみんなのものだから好きなように個性を付与して楽しんでくれれば良いです。などと思っているのならば読者に白紙のノートでも渡せば良い。
読み手が千差万別勝手なキャラクターを作り出してしまうような余白の多い作品ならば、それは駄作と呼んで相違無いと思います。

2014-09-30 11:42:34
名前無し

ありがとうございました。

2014-09-30 11:53:37
名前無し

2014-09-30 09:39:16です。
ちなみに2014-09-30 07:27:31以下四名の方とは別人です。

このドラマは、タイトルに聖ペテロの名を掲げ、さらに「ペテロの否認」という古い宗教画を題材にして「罪の悔い改め」について語っています。そもそも宗教画というのは、聖職者でなければなかなか入手出来ない貴重な聖書の内容について伝えるため、文字の読めない人々のために作られたものです。要するに布教目的なんですね。ですから、単に罪の悔い改めを伝えるのではなく、その罪の根底にある信仰の在り方について伝えようとしているんです。このドラマが伝えたいテーマやメッセージが宗教から全く無縁な娯楽作品であるとするならば、題材の選び方、タイトルの付け方が間違っているんじゃないかとずっと思っていました。

同じペテロの否認について伝える作品としてなら、宗教画など一枚も取り上げていませんが、遠藤周作さんの「沈黙」の方がずっとふさわしいと思う。やはり「沈黙」のような文学作品は娯楽作品ではないのだと改めて思い知らされました。ここでのやり取りを拝見して、このドラマや原作はそこまで深く真剣に考える作品ではなく、ただシンプルな娯楽作品として軽く受け止めたいと思います。ただそう受け止めたとしても、私はこの作品が好きになれないのですが。(苦笑)

ただし、どんなジャンルの作品であっても、作家やドラマ制作者が目指すテーマやメッセージは明確にあるはずで、それを作品を通してなるべく正確に伝えようとするのが彼らの使命であると私は思います。

2014-09-30 12:13:43
名前無し

大川さんへ。
相変わらずの名無しです。こちらこそ、ていねいな返信をいただきまして恐縮です(^^;;
ご理解いただき、ありがとうございます。

個人的なご意見については、それはそうですよね。私も個人的な話ですが、心の中で「時間を返せ~」と叫ぶことはあります。特に最後がどうなるかを重視する人は多いですから、「終わりよければすべてよし」の逆になりかねない。腹が立つ時もあるでしょう。それで、このサイトは気軽に「つまらない/面白い」と書きこめるわけですからね。
私も大人げないところがありましたが、大川さんが寛大に接してくれますのでありがたく思っております。

>ちなみにこれも個人的な話ですが、俺は漫画が大の苦手で漫画原作のドラマってほぼ見ないんですよね。

そうですか。表現形式そのものが肌に合わないということはありますよね。私の場合は、幼少の頃からアニメは好きなのに漫画は敬遠するという変わった子でした。全盛だった少年漫画誌とは縁なしでしたが、大人になってからたまに漫画を読むようになりました。
大川さんはドラマを見る前に、よくお調べになるのですね。私はしばらく経ってから漫画原作と気がついたことがけっこうあったような…。気がつかなかったものもあるかも。

>そう言えば、名もなき毒もサイドストーリーかと思っていた同僚の異常行動の方がラストに来ていて「おや?」って印象だったんですよね(^^;;

いわゆる謎解き型ミステリの「定番」を外しているのだと思います。杉村の物語でもあるので、そちらを重視して「杉村家の危機」をラスト付近に持って来ているのだと推測します(他にも意図があるかも)

『名もなき毒』冒頭では、まず運転手の死と葬儀が2分ほど流れます。これが、つかみ(イントロ)になっています。場面転換し杉村が登場すると、婚約者と知り合って障害を乗り越えて結婚し、新生活を始めるまでを18分前後も費やして描いています。その後も編集部に初出社する場面へと続きます。結婚の過程で運転手との出会いがあるので杉村との縁(といっても薄いもの)が分かりますが、いつ事件が動き出すんだろう?という感じです。ここで既に視聴者を選びにかかっているというか、しびれを切らす人も出てくるんじゃないでしょうか。
つまり、イントロはありますが(原作ではどうなってるんだろ?)『名もなき毒』は、杉村に始まって杉村に終わるというサンドイッチ構成になっています。これも一つの纏め方であると思います。『ペテロの葬列』も踏襲しています。こちらは冒頭はあっさりめで最終回にかなりの時間を当てていますが、杉村物語、新章へ向かう前の締めなのでじっくり描いているのだと思います。

サラリーマンの素人探偵役という設定は過去にもあったのかもしれませんし、サラリーマンを取り払えばタクシー運転手等いくつか見つかると思います。しかし、事件物のテレビドラマといえば、刑事・検察官・弁護士・監察医等のプロフェッショナルが活躍するものが幅をきかせています。
杉村シリーズはいろんな意味で「異色作」ですね。異色作が好きかどうかというのも評価に影響する一つの鍵なのだと思います。
毎度の、長いレス失礼しました。

2014-09-30 12:41:15
名前無し

>2014-09-30 11:53:37
名前無し さん
上で目汚しな長文を書いた者です。

そうです、その通りだと思います。
遠藤周作の沈黙、とても良い作品を連想してくれました。
キリスト教も何かと軽薄に引用されがちですね、西洋コンプレックスがその源なのかと思いますが、中高生の頃に宗教の話をするとクリスチャンでもないのに「自分はキリスト教だから」みたいに言って格好付けてた同級生を思いだしてしまいます…
このドラマの原作は本当に奥行きの無い純然たる娯楽本ですね。
その上、ドラマチックな演出も薄い、作者の惰性のみの作品だと思います。
そしてドラマ製作者も読解力と表現力が極めて低いように感じます。
だから自分も当初は、盛り上がりに欠けてただつまらなかったとの感想だけを書き込みました。
このドラマに関してはそれ以上何も感想が有りません。
それで十分な作品だと思います。
他の人のレビューを読んでいて余りにもストレスを感じたのでつい批判的な書き込みをしてしまったら文学を引き合いに反論を受けたので、思わず本気で議論してしまいました。
書きながら収穫の無いコトを…と自分でも思いましたが、沈黙のタイトルを目にしただけでも何か救われたような思いがします。
ありがとうございました。

2014-09-30 12:54:07
名前無し

しかし、みなさんよく前作の「名もなき毒」について詳しく覚えているものですね、感心してしまいます。私も好きで、みていましたが、そんなに細かいところまで覚えてません…(笑)みなさん、記憶力いいんですね(笑)でも、いいですね、こういう風に、お互い感情的にならずに、冷静に意見を交換できるっていうのは。国語の勉強でもしているようですが…

2014-09-30 16:33:45
名前無し

ペテロの順位が下がってるのが悲しいなあ。←☆4つなら大健闘してますよ。BSは見てる人が…ですし。
あと、魔乃さんのレビューも楽しく読ませてもらいましたよ。

2014-09-30 19:09:45
名前無し

なんか面白いレビューになってるね(笑)
先生が、紛れ込んでるのかな?

私も掬われるは知らんかった。
漢字変換したら救われると書いちゃうかも。
一応意味は理解しているつもりですが(汗)

でも先生はきちんと文章読んでるから
誤字脱字の指摘されるんですよね。
自分も気をつけよ。

2014-09-30 19:26:58
名前無し

そうなんですよ~なんかの教室みたいになってるんですよ(笑)国語の授業?

2014-09-30 20:25:21
大川

名無し殿
フムフムなるほど!って感じです。
確かに構成としては斬新なのかも知れませんね〜
小説で読むと面白みもあるのかな?って気にはなりました。
ただ、ドラマでやるからにはもう少しテンポを大事にして欲しかったって感じですけどね!(^^;;
せっかく絵付きで補足が効くのに、それが故にそこに淡々としたセリフを重ねられると映像まで見流しになってしまう気がします。
正直最初に名指しされた三悪人がどうなったのかとか、あの青年がなんでバスジャックを模倣したのかとか全然ピンと来てないところ沢山有ります(笑)
あと、お金を受け取ったことを隠していたことで世間から批判を受けたってくだりがあの淡々としたナレーションのみだったのも凄く腑に落ちなかったっすね〜
それこそ原作がそこを端折ったとしてもテレビドラマ化の腕の見せ所じゃないですか?
何で何も演出を添えなかったんだろう?

さて、漫画原作は事前にチェックして外すわけではなくて、たまたま始まる前の番宣を見たりとかで知ったり、1話だけ見てなんか漫画っぽいな〜ってなって見るの辞めたり、って感じですね。
もちろんGTOとか金田一少年とかみたいに有名過ぎるくらいのものは最初からノーマークにしてますけど。
漫画って読まない人がたまに読むともの凄く独特な癖が有ると思うんですよね。
セリフ回しとか個々のキャラクターとか、なんかハスに構えているって言うかですね、それこそ漫画業界の様式美なのかな?
それが苦手で見てても身が入らないんですよね。
漫画自体も絵が目に入っちゃうとどうも入り込めなくて…
俺はやっぱり本が好きなので最近の小説家が漫画育ち丸出しな文章を書くことも凄く不満で、なおさら毛嫌いしてるのかな?って思いますけど。

今日のところはこんな感じで(笑)
さて、この往復書簡はまだ続くのかな?( ̄→ ̄)

2014-09-30 21:21:23
名前無し

>お金を受け取っていたことを隠していたことで世間から批判を受けたってくだりががあの淡々としたナレ-ションのみだったのも凄く腑に落ちなかったっすね~→あ~それは私も思いましたね。そこがどう描かれるか最終回前、あらすじ見て、楽しみにしてたのに、始まってみたらたった少ししか描かれなくて、「え?それだけ?それで終わりなの?」と拍子抜けしてしまいました…期待してただけに、ナレ-ションで済ませたやり方には私も少しがっかりしました…

2014-09-30 21:26:41
名前無し

それにしても、みなさんすごいですねぇ、いろんな意味で…

2014-09-30 21:39:00
大川

でしょ⁉︎笑
アレは一番やっちゃいけない禁じ手でしたよね(^^;;
尺の割り振りを完全に間違えてましたよね〜

2014-10-01 16:58:21
ペテンの葬列

1話の掴みが今後をかなり期待させるモノだっただけに、全てが中途半端に淡々と進み予想外の展開も無く終わる話で逆に斬新だと思いました。失敗の理由は登場人物が多過ぎた事ですね、そのせいで1人1人の背景や展開がとんでもなく雑にまとめられてしまった感が否めませんね。

2014-10-01 20:42:06
名前無し

「ぺテロの葬列」というタイトルが、この作品の持つテ-マやメッセ-ジに相応しくないのだとすれば、では、何というタイトルなら、相応しいのでしょう?「杉村三郎物語」とか「杉村三郎探偵シリーズ」とか?←探偵じゃないのだから、これも変ですよね?でも、こういう感じだと、ありきたりになってしまいますよねぇ…。私考えてみたんですけど、前作の「名もなき毒」ってタイトルに惹き付けられたってこともあると思うんですよねぇ…。あくまでも、私個人の話ですが…だから、今回も「ぺテロの葬列」というタイトルに惹き付けられた…というか、そこまではいかないけど、気にはなったというか…。もしも、私が上に挙げたようなタイトルだったら、ありきたり過ぎて、ドラマ自体見なかったかも…相応しいと思うタイトルがあるのであれば、是非聞かせて頂きたいですね。もう誰もここを訪れないかもしれませんが…

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2014-10-01 20:58:13
名前無し

あれ?そう言えば、誰が誰を裏切ったんだっけ??
嫁が旦那を裏切ったってことなの?笑

2014-10-02 02:59:06
名前無し

大川さん、お付き合いいただきどうもです。
「往復書簡」については、どちらかがやめようと思ったところでフェードアウトでいいのではないでしょうか。レスがつかなくなったら終わりということで。この私の分で最終で構いませんのでご無理はなさらないで下さいね(^^)

>ただ、ドラマでやるからにはもう少しテンポを大事にして欲しかったって感じですけどね!(^^;;

テンポを上げるという手もあったのでしょう。最初のバスジャックを前後編にして一話分減らすとかして。ただ、ファン心理としては無駄っぽいシーンにも愛着がありますので、あまり削ってほしくないのが本音です。早川多恵の告白を圧縮・パーティ会場の歌をやめるとかはあってもいいかと思いますが。

音楽に詳しくはないですが、劇伴はスローからミドルテンポまでのものが大半で、ドラマのテンポとよく合っていて計算されていると思って見ていました。音楽と呼応するテンポ設定も含めて、これが作風なのかと。
他のレビューアーさんのコメントを拝借させて頂きます(^^ゞ

【---- 宮部みゆきは元々映像化が難しいんですよね。忠実に描こうとすると人間関係が生い茂っているし逆にサラッとしてしまうと良さが壊れてしまうから、その中間と言うのがね。前作は二本立てで飽きが来なかったからそれくらいが調度いい長さなのかもしれないけど、私は今回も引き込まれるように観てます。これはもう、好みの問題かと。 ----】

そういえば、イギリスのミステリはゆったりとしたテンポのものが多く「伝統」という人もいます。そこが似てるのかな。私にはしんどかったですが、P・D・ジェイムズやコリン・デクスター等で雰囲気が味わえます。作品によりますがルース・レンデルでも。

>正直最初に名指しされた三悪人がどうなったのかとか、あの青年がなんでバスジャックを模倣したのかとか全然ピンと来てないところ沢山有ります(笑)

三悪人については、またも他のレビューアーさんのコメントを引用させて頂きます(^^ゞ

【---- 老人がバスジャックをした理由は出てきていますよ。自分が育てた三悪人への警告。教え子はたくさんいて全ては罰せられない、無作為に三人選んだと言ってましたね。自分の命を張って(もしくは懺悔の意味で。元々死にたかったのだと捉えています)てっしーがどうしてもどんな人物なのかと三悪人の一人の張り込みをしましたよね。元気だったはずの彼女が杖をついて以前とはまったく趣を変えている(近所の証言)おじいさんの報道と警察の聞き込みがあったために怯え暮らしているんでしょう。けれど「わたしだって被害者なのよ」とてっしーに捨てセリフを吐いてその場を立ち去る。反省の色がないとてっしーが呆れかえる。自分はこれで充分かなと思います。あとの二人も同じ反応では。 ----】

若干、私の考えを追加します。早川の告白で、テッシーが「上級の会員なら、誰でもよかった!」と驚くところが、このミステリのサプライズの一つだと思います(*)。うまく言えないのですが、三悪人それぞれの個人としてのパーソナリティが、す~と小さくなって分子化されて上級会員のピラミッド図に吸い込まれていくようなイメージが湧きます。より大きな悪の存在に意識が向くようになります。
一方で、高東一人だけ登場させて反省していない会員の心の闇を代表して見せます。配役からして、今後あまり出番はなさそうだという感じでした(実際はそこで終わりでした)。
たしかに、三悪人に限らず上級会員達がどうなっていったのかということは、自殺者が出たというレポートはありましたが詳しく描かれていません。投げっぱなしみたいになって納得出来ない人もいるのでしょうね。
しかし、現実社会でも必ずしも悪人が皆お縄になってスッキリ解決となるとは限らないですね。そういう世の中の理不尽さを提示しているのだと思います。崩壊の予兆を匂わすことで十分と考えたのかもしれません。悪の一部(それが巨悪だったりする)が成敗されないミステリは、幾つもあって本作もその一つでしょうね。

青年坂本については、一言で言えば暮木の悪が伝染したからということでしょうね。
もう少し言葉を重ねると、坂本は金の力で一時高揚感を得ました。そしてさらにこれを増やしてやろうと考えます。両親を喜ばせることができる、清掃の仕事で傷ついた自尊心も回復することが出来るかもしれない。ところが飛びついたマルチ商法に騙されかかり、大好きな先輩まで騙そうとしていたことに気づく。精神的に苛立ち、死んだ暮木と早川に怒りをぶつけますが詮無いことです。亀裂が入りかけてた恋人からも別れを告げられて、二重三重の精神的ショックを受けます。せめて残る御厨を懲らしめてやろうと考える(道連れにしてやろうと思ったのかもしれません)。やや短絡的な性格で自暴自棄になりかけた人間は犯罪を選択しやすい。そして御厨を炙り出す方法として、バスジャックの模倣を思いつくという流れでしょうか、簡単にまとめると。

>セリフ回しとか個々のキャラクターとか、なんかハスに構えているって言うかですね、それこそ漫画業界の様式美なのかな?

詳しくはないのですが、それがメインストリームを占めているということですかね? 漫画界も裾野は広いでしょうから、探せばいろんなものがあるとは思いますが、探すのも手間がかかります。私なんかもそうまでしてというのはあります。たまたま知ってる、こうの史代や、つげ義春はハスに構えてはいないと思いますが、えーと、あんま自信はないですか。

>俺はやっぱり本が好きなので最近の小説家が漫画育ち丸出しな文章を書くことも凄く不満で、なおさら毛嫌いしてるのかな?って思いますけど。

うーん、やっぱり時代は移り変わってるんでしょうね。さまざまな潮流が勃興しては衰退していくという世の習いの一環なのかもしれません。

(*)ミステリには「重要そうでない(怪しくない)人物が実は重要であった」あるいは「重要そうな(怪しそうな)人物が実はそうではなかった」というお作法があります。前者がサプライズ、後者がミスリードのカテゴリに入ります。三悪人は、ミスリード系でありながら、前者とは別なサプライズが仕掛けられているという点が面白いですね。「きっと特別な意味を持つ人物なのだろう」という予断が崩されるのが、ランダム性を付与されることによってというところです。
しかし考えてみれば、ランダムに選ばれたとはいえ、いぜんとして加害者として重要な人物であることは動かないはずなのですよ。いったん持ち上げた三悪人を多数の重要人物の沼に埋没させることで、システム犯罪の恐ろしさを際立たせているのだと思います。

2014-10-02 08:15:46
名前無し

しかし、みなさん、すごいですね~、構成だとか、演出だとか、音楽だとか…プロのようです…。私は基本的にドラマは、好きか嫌いか好みの問題で判断するので、そんなことを考えたこともないです…素人ですし…

2014-10-04 06:15:51
名前無し

前作、「名もなき毒」を見返していて
第4話で杉村が自転車にはねられて怪我をし
家に帰って家族と川の字になって眠る、というシーンがあり
なんだか哀しくなりました。
自転車にはねられて、軽い怪我ですんだけど
その瞬間、家族の顔が浮かんだ、という杉村
包帯を巻いてもどってきた彼を大切に抱きとめる菜穂子
おお泣きする桃子

家族だったのにな。

    いいね!(1)
2014-10-04 19:44:07
名前無し

なんか時々、「菜穂子」を「菜緒子」って書いてる人がいるのが、気になるなぁ…「足元を救われる」って書いてる人よりこっちの方が気になるんですけど…

2014-10-06 22:41:46
名前無し

いまだに最終回だけ消せずに、毎日見ています。で、見つけちゃったんですけど、杉村氏の車のナンバー、1122(いい夫婦)って知ってました?

2014-10-07 06:06:59
名前無し

↑あ~私もです。何回も見ちゃうんですよ、最終回。

2014-10-07 08:03:06
名前無し

でも、その仕掛け?には気が付かなかったです。もう一度見てみよう。

2014-10-07 18:56:07
名前無し

最終回何度も見てしまいます…

2014-10-07 19:29:36
名前無し

いろいろ考えてはみたけど…やっぱり、間野京子はもっと違う過去というか、違う秘密が良かったな…この想像力の乏しい私が、容易に想像できてしまったのだから。悪女の間野京子が見て見たかったです。(笑)でも、ドラマは好きです。

2014-10-07 21:10:22
名前無し

それからね、離婚するなら、菜穂子と橋本の密会写真じゃなくて、間野と杉村の抱擁写真が菜穂子の目に入って、それで、離婚って方が面白かったのに。でも、間野と杉村の抱擁写真っていうのは、杉村の勘違いであって、井手はそんな写真は持ってないんだものね。う-ん、何だかなぁって感じになってきたなぁ…今更になって…

2014-10-08 04:23:03
名前無し

杉村シリーズ原作の書評で「社会観察小説」と評している方がいました。それで全てを言い尽くしているとは思いませんでしたが、このシリーズの多面的な顔の一つを表すものとしてなら言い得て妙だと思いました。
『ペテロ』で観察に徹しているのが、ネット社会の闇と悪意でしょう。
最初のバスジャック終了後には、前野メイを始めとして被害者たちの個人情報が流出します。「こういう世の中なんですね」と杉村が慨嘆したり手島がメイを気づかったりというシーンはありますが、削除要請をしたのかも分からず、それ以上発展することはなくサラッと流されていきました。
最終回でも、「慰謝料」を受け取っていたことに対するネットでの誹謗中傷話はサラッと流しました。観察したものを提示しているという感じです。
眼目は人質達がお金が送られてきたことによってどう変わったのか、あるいは変わらなかったのかということだと思います。それは一応の決着がついたので充分かなというところですね(編集長は別エピがありましたから、お金に関してはあれでいいのだと思います)。

2014-10-14 20:28:46
名前無し

「この作品はいろいろな解釈ができるからいい」というレビューに対して、詳しく説明してくれた方がいましたが、この作家さん、どうやら…文学作品や小説、物語は、まず楽しんで、次に解釈、それも自由な解釈をしてこそ意味があるのだ…と考えているらしい…?ですね。とある作品で、そのように書かれています。考えたり、説明するために味わうものではない、と。これについて、どう受けとめたらいいのでしょう?いろいろな解釈ができるなら、作者が伝えたいことはどこにあるのでしょう?作り手には明確に伝えたいテ-マがあるのに、それをいかようにも解釈されてしまうのは、まずいのでしょう?でも、作家さんは、自由に解釈することにこそ、意味があると言っている。この違いをどう考えたらいいのか…分かりません。すみません、誰か教えてもらえないでしょうか?

2014-10-30 09:42:28
名前なし

杉村夫妻の最後が納得できなかった。夫婦ってあんなに簡単に結果を出せるものなんだろうか?もう少し話しあって、子供の事も考えてほしかった。家族なのに、何度観ても、納得できない。

2014-10-30 18:27:40
名前無し

↑そういう「納得できない」という「理不尽さ」がこの物語のテ-マでもあるのでは?

2015-09-28 02:09:52
名前無し

つまらんかった。こんなの好きなんですが。

2015-10-16 13:03:44
名前無し

よーく見ると結構いけるかも…しかし視聴率はよくないのは納得しちゃうな。
うーん。正直ムロツヨシ好きなんで。
なんだかなぁ。これもか。

2015-12-19 00:05:33
名前無し

この原作は読んだことないがやっぱり面白いね。
この時間復活なんてありえないか。

2015-12-19 00:16:33
名前無し

家族狩りとぺテロの葬列を同じ時にしてたな。
金10は死守できてこちらはやはり無理だったのだな。最後に失礼しました。

2015-12-19 22:03:21
名前無し

毎週欠かさず楽しみに見てました。
最終回はちょっと我慢出来ずに原作本を読んでしまったのですが、高橋一生くんが好きだったので、あの終わり方は私的にはちょっと不満でしたが。
ドラマとしてはとても面白かったです。

    いいね!(1)
2016-03-03 01:31:05
名前無し

原作者の方は苦手。しかも気持ちが悪くなるがやはりこれは心には残っている。バスジャックから老人の正体までしか見れなかった。辛すぎて。
上手くは言えないが見たら詐欺にひっかかるのは他人事ではないと思える恐ろしいドラマ。不倫になってからは…。あのあたりからは見れてない。
あとらは長塚さんおそろしい。
小泉さんのキャラだけが救いでした。

2016-11-19 10:30:18
名前無し

続編は出てるよね。続編見たいな。よくできていた。
これくらい抑えたムロツヨシは好き。ごちはムリだった。この高橋一生は凄く好きだった。なかなかこういう役こないね。

2017-02-21 06:07:07
名前無し

ここの評価をみて、面白いのかなと思って借りたら気分悪くなった。
4を評価こえるのがこんなんだと分かったら参考にしなくなった。
むしろ、2から3までの方が楽しく見れる。
レンタル料無駄にした一番のドラマ。

2017-03-18 05:41:32
名前無し

読み手や見る側にどんな内容か解釈して下さいって言われる方は大体オブラートに包んでるけどあえて隠してるような気がする。宮部さんはベストセラー作家だが原作を読んだことはないがこのドラマはあまり好みではなかった。模倣犯はよかった。
このドラマは一話から最終回までで二部作になっているような作りだが無駄に引き伸ばした感じで好きになれなかった。一年前ぐらいまでムロが好きだったが最近は…。演技はこの時は真面目にはしている。

2020-05-11 17:10:09
cm

うーん、これ一体なんなんだろう。この作家は名前くらいしか知らなかったが、ベストセラー作家だし、一定の水準はあるのかと思ったが、そうでもないし。20時台だからもっと軽いものなのかとそうでもなく、終盤殺人がなくもないが、基本的には殺人とはなれたミステリーだから時間帯が早いのか?

最初、2時間で億の慰謝料とか話を大きくして、すぐに数百万でスケールダウンで、詐欺師の悔恨とかハァ?というか、何か基本的に人間が描けていないというか。カラマーゾフの兄弟の序文のように読めば納得でもないし。巨額詐欺事件の歴史でもみていれば、こんなバカらしい内省とかないよ。カモリストが売買され、骨までしゃぶりつくす世界なのに。悪や嘘が伝播するとか、そりゃ刑事事件に巻き込まれたら、動揺はするだろうが、それで伝播とかテレパシーじゃあるまいし、スピリチュアルか何かなのか。いくら坂本がバカでもハイジャックの真似とかいくらなんでもリアリティがない。ハイジャックなんてどれだけの実例があると思っているんだろう。

ミステリーは死ななきゃならないわけじゃないけど、さんざん大風呂敷を広げてつまらん詐欺師の正体をいい年の連中が集まって延々と捜査とか、最後は主人公の家庭破綻とかどれもこれも形式的というか。どんどん話がしょぼくなってきてつまらなくなる。詐欺師がペテロとかこれが主軸で連続ドラマは無理があるんじゃないの。ペテロは間抜けにしてもさすがに馬鹿にしすぎ。

登場人物は女性作家だからか、登場人物は根が善人で詐欺師は善人になったり、主人公は子供への執着もなく嫁原因であっさり離婚したり、結婚での閑職や退職を受け入れたり、何にも終着なさすぎ。田中は途中で金の執着が逆転したり、いろいろ人間的ではなく、人間が描けていない。そうかと思うと、井手は妙に上司に執着したり、偏りがある人間は人間でこれも形式的。運転手に金を預けるとか供託じゃあるまいし、表にだせない金なら実際にはドロンするのもいるだろうし、立場があれば深入りせず、警察や弁護士に相談するだろう。資産家の主人公の嫁はいい年して自立ごっこで家庭破綻とかどこのおとぎ話よ。資産家への理解がなさすぎでしょ、いくらなんでも。ところどころ小さなリアリティはあるんだけど、総合としては人間が描けてない。変な話受け取っていないと言い張れば終わるような話だしね。ところがコメディでもないのに行儀よく、事件以外関係ない連中が探偵ごっこを仲良くつづけていき、悪や嘘が伝播ってこれ、プロの作家のいうことか?

エンタメ系作家が純文学的テーマを不用意に用いて底の浅さをさらしているだけとしか思えない。収穫といえば、ひさびさに長塚京三が長く出演していることくらいか。ただ、長塚を老人老人いうのは抵抗があるなあ。自分の中では老人は白髪で杖みたいな感じで、ちょっとなあ。少し前に裁判官のドラマやっていたし、最近、あれくらいの感じだとあまり老人老人いわないんじゃないの。彼のある種の狂気的な雰囲気を久々にみたけど、それもつまらない際技師の改悛でしらけてしまったしなあ。

とにかく人間が描けていない尻すぼみドラマ。役者がもったいないという感じ。平幹二朗といい、ベテランの演技はいまとなっては貴重か。ハセキョーと国仲の間の揺れ動きも中途半端で一体何がいいたかったのやら。初回の拳銃突きつけられての乗客、運転手の態度なんてかなり不自然だし、生への執着なさすぎ。実際には三菱銀行強盗殺人のように従順で何でも従ってしまうのが現実なのに。刑事事件への理解も不十分すぎる。この作家のは二度とみないだろうな。



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ペテロの葬列