2.57
5 366件
4 236件
3 196件
2 207件
1 759件
合計 1764
読み せごどん
放送局 NHK
クール 2018年1月期
期間 2018-01-07 ~ 2018-12-16
時間帯 日曜日 20:00
出演
知ってるつもりの「西郷隆盛」像をぶち壊し、誰も描かなかった愛すべき“人間西郷”を描きます。
全 6023 件中(スター付 1764 件)3701~3750 件が表示されています。

2018-07-18 19:23:25
名前無し

ということは、考証をしている磯田氏もよく分かってない、ということですね? 考証担当なんて名ばかりなんですね。

名家の側室は、子を為すという重要な役割があり、それ相応の家から選ばれたはず。

しかも「うちの人」って、側室が言うんでしょうかね。
久光の「無理、無理、無理」というセリフも呆れる。
茶番前提のドクターXの脚本なら許されても、大河では言葉を選びましょうね、せめて、中園さん。

2018-07-18 20:07:01
名前無し

塚地の「水を飲んでも太りもす」が言い訳がましくて面白かった。
誰かに突っ込まれたのかなと勘ぐった。

慶喜からしたら手の平返しは薩摩藩になるから
なんか好きになれない薩摩藩。

2018-07-18 21:06:41
名前無し

中園は、妾と側室の区別もつかないのでは。
ドラマではフキのことを確かに側室と言った。
側室というのはれっきととした夫人であるから一橋家の第2夫人ということになりありえない。
それも、うちの人、だと(笑)
多分中園は、一橋家を大名だという認識がないのだと思う。だから慶喜の一人で勝手気ままな行動を疑問と思わないのだ。

さて、当時の有名なところでは、長州桂の後に妻になったのが京の芸者。
また斉興のあのオユラ様も江戸の町家の娘で側室になったらしい。
しかし、一橋という名門中の名門の大名の側室が遊女なんてことはありえない。何となればその側室が生んだ子が跡取りになる可能性があるからだ。

2018-07-18 22:00:46
名前無し

>中園は、妾と側室の区別もつかないのでは。

妾としても遊女はあり得ないでしょう。
史実では江戸の町火消しの棟梁の娘を名刹の僧侶の仲介で妾にしたのだとか。現代キャバクラ風遊郭と言い、遊女が江戸時代にどのような存在だったか把握してるか疑問です。
「暴れん坊将軍」「遠山の金さん」や長編時代劇の傑作だった「大忠臣蔵」等では明治期の「吉原炎上」同様に遊女の悲惨な生態をきちんと押さえています。

2018-07-18 22:06:01
名前無し

>そうですね芸者はご贔屓の方がスポンサーですが
体を売るわけではありませんよね

芸妓も今と違い戦前は下のクラスは身売りで少女のうちから性行為を強いられる人達はいました。ただ、遊女のように性行為自体が目的で社会的地位の低いものではありません。

2018-07-18 22:42:41
名前無し

中園のエヘン状態。

ドラマ初期にフキを登場させ視聴者の涙を誘っておいて、後にヒー様の側室になるというハッピーエンド。これもまた幕末に咲いた一つの愛の形。
どう私の創造力。私に愛を語らせたら右に出る者はいないわね。

とかなんとか(笑)
無知の自覚がないほど始末に終えぬものはない。

2018-07-19 00:55:54
名前無し

このままじゃ、クライマックスの西南戦争に至るまでの必然性もまともに描かれることはないのだろう。
もうこの作品のレベルは変わるはずがないし。
とんだ明治維新150年記念大河だな。

2018-07-19 07:46:18
名前無し

こうなるともう明治維新そのものへの冒涜だな。

2018-07-19 07:58:08
名前無し

八重の桜の前半が会津藩士達の群像劇であったように、今回の大河も薩摩藩士達の群像劇にして、西郷以外の藩士達にもスポットを当てれば、ダイナミックな物語になったような気もするが、林真理子と中園ミホの原作と脚本なら、結果は同じだろうな。

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2018-07-19 08:55:49
名前無し

かつて某掲示板に、長州や土佐が京で天誅をくり返していた文久二年ごろ、西郷は島流しでいませんでしたという大河を作ってくれないかな、と書いたことがある。
ついでに薩摩ではペリーよりずっと前から外国船が事件を起こしていたので、動機を説明するなら少年時代から描かないと、とも書いた。
なので西郷どんの制作発表を聞いた時はかなり驚いたが…コレジャナイ感がすさまじい。

たしかに少年~青年期は長々と描いたが、外国の脅威は説明せず、それ以外もスタッフには子どもだけで遊んだ経験ある奴はいないのか?というレベル。同局で今放映しているスポ根アニメのキャプテンの方が、西郷よりよっぽど人望がある。

そして今は文久年間だが、どうやら私の期待とは逆に、天誅騒ぎが起きたのは西郷が島から戻ってからだと、歴史を捻じ曲げて伝えたいらしい。
次回はいわゆる人斬り半次郎が要人暗殺を企むらしいが、創作でつけられた二つ名の印象とは違い、史実では天誅から要人を守った側である。
半次郎の子孫はかつて先祖が人斬りと呼ばれていることにショックを受け、心を閉ざしてしまったことがあるとインタビュー記事で読んだことがある。大河ドラマというのは主役側で不当な汚名を受けている人がいるなら、それを晴らすのが役割ではないのか?

今月からは革命編、だそうで宣伝でもドラマ中でも、すでに西郷が倒幕を考えていたかのような印象を与えようとしている。
薩摩がいわゆる公武合体であるという点は、セリフで匂わすだけで、できるだけわかりにくく伝わらないように努力しているように見える。
各陣営がどんな主張なのか、あのわざとらしい巨大フォントを駆使して画面に大写ししてもよいところだが、今のところそんな説明は一度もない。

見えてくるのは、基本コンセプトを推した人間と制作している人間が別人で、後者が前者のアイデアを全力で否定しているかのような不思議な作りのドラマになっているという現状。
まるで幕末の幕府内のような混乱っぷりだが、この先さらに悪化していく未来図しか見えない。

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2018-07-19 09:30:55
名前無し

長州確かに草履の裏に薩摩を恨むあまり『薩賊』と書いて踏み躙って
いたそうだが、宿への貼り紙やそちらから長州色を出して来て
もう蛤御門の変と池田屋なんですか、、。
京都の護衛隊としても登場していない新撰組が又いきなり登場か?
この大河は不自然なまでに西郷にスポットをあて歴史も都合よく
翻弄している。
島に流されたのは民の為で帰国後は箔が付くような解釈がされており
ドラマではアイカナと一生島で暮らす気になっていたようだが。
その場その場でフラフラしているようにしか見えない吉之助と
各藩代表一名と坂本龍馬等の有名人だけで描く幕末、、。
薩摩として粉骨砕身しているのは一蔵と大山氏ぐらいしか解らない。
その状態でも橋の上ではちゃっかり糸と再会とか(笑)
あくまでも恋愛重視、もう訳がわからない大河と成り果てている。

2018-07-19 09:55:21
名前無し

ホームページより
林真理子
ー今まで誰も描かなかった西郷どんを作り上げているという自負があります。

まあよく言うわ。ただの手抜き、劣化本。

中園ミホ
ー林真理子さんの原作西郷どんは愛に溢れています。

脚本家がこういう愛がどうのこうのという脚本は、まず失敗する。

2018-07-19 11:09:34
名前無し

>大河ドラマというのは主役側で不当な汚名を受けている人がいるなら、それを晴らすのが役割ではないのか?

これには異論がありますね。創作の自由の範囲だと思います。どこかの国の国営放送ではありませんから。
「勝海舟」では徳川将軍家との平和共存を模索する坂本龍馬を大久保ら薩摩側が嫌い中村半次郎らを使い暗に暗殺にもかかわっていたかのような描写がありました(一部識者でもこれを支持する人がいるが史実では薩摩側は全くの無関係。京都見回り組の仕業と言うのが定説)。
「獅子の時代」で伊藤博文が自由民権運動に冷淡な専制的な権力者であった描写もありました。
「西郷どん」では慶喜や久光や薩摩藩士を無能で阿呆な筋肉バカのように描くのには強い違和感がありますが、批判的立場から悪役に描くのはありだと思います。

2018-07-19 20:41:04
名前無し

第25話、26話まとめて観ました。

回を重ねる毎にコメントが浮かばないな。
感想が出てこないというべきか。
思うところは皆さんとほぼ同じ。

それでも最後の希望として
小栗龍馬を期待してたんだが
なんかあっさり登場だったな。
これからかな。
一応、ながら見程度では観れるので
そこだけに期待しておきます。
あ、二階堂さんだけは良かったです。
再登場も悪くなかった。それだけ。

中園さん脚本の作品は好きな作品も多いので本当に残念。
魅せ方よりも内容にこだわってほしかった。
あの原作だから無理かな。

2018-07-20 02:13:13
名前無し

つまるところ、林真理子は西郷の知られざるエピソードを書いただけのことであり、それをもって西郷伝記としたつもりなのであろう。
そういうカテゴリーの伝記なら、そもそも大河ドラマには馴染まない。

大河ドラマは歴史物として存在するのであり、歴史を書かない、或いは歴史を知らない作者の作品の映像化ではないのである。
人物のエピソードを集めたヒストリアのような番組で扱うような作品を、大河ドラマの原作に採用したことが、根本的なミス。

大河を理解していない作者と、作者の知名度だけで原作に採用した勘違いNHK制作陣。
そりゃ、大河ファンを怒らせて当然。
最後の西南戦争だけでも、原作・脚本を総入れ替えして制作してはどうか。

西南戦争は、西郷の薩摩武士としての矜恃を全うした、損得無視の切ない戦い。まさにラスト・サムライ。
映画ラスト・サムライは西郷をモデルにした尊い物語だったが、この大河ではたぶん西南戦争もいい加減な史観のもとに汚される気がする。

2018-07-20 07:07:07
名前無し

林真理子は、出版社上げて歴史の先生を呼んで、
自分で驚くほど歴史を勉強して、この本を書き上げたと言っていた。
どんな多くの量の情報をインプットしても、
歴史的史観が欠落している人には、何にもならないことが証明された。
猫に小判。豚に真珠。何だろうね。

2018-07-20 07:14:33
名前無し

ラストサムライの人物描写に深みや重みがあり、米国人がよくここまで幕末の武士を表現できたものだと感心したのを覚えている。
なるほどラストサムライとは違う心優しい西郷さんを映像で描くことが林真理子の目的だったのかもしれない。
冒頭で糸の「ちご、ちご。私の旦那はこげな人ではなか」の言葉が未だに引っかかる。これからまだ知られていない何かを見せるのかな?

2018-07-20 09:21:41
名前無し

林真理子が、その歴史の先生の講義を受けて勉強した、というのも磯田氏の影響を色濃く受けているのではないかと思う。
磯田氏の考え方は、単純に言うと西郷には人間平等であるべきというような人権思想のようなものがあった。それが島送りの生活によって触発され、明治維新へと突き進んでいった、という基本的考え方。
だからドラマでも、島からの帰還において突然に革命などという旗を振りかざしたのだと思われる。

しかし、こうした考え方は明らかにおかしく矛盾が生じる。
前回のドラマであったように、西郷は身分制度の元凶、封建制度の象徴たる慶喜に、民のための善政を説く台詞があった。
島で人権思想の革命の意識が触発されたとすれば、封建制度の象徴たる徳川幕府の実質的権力者たる慶喜に敵対していかなければおかしい。
つまり、この時点における薩摩藩の久光、大久保、西郷の考え方は、公武合体策に基づく徳川幕府延命に加担している立場であることは明か。

したがって磯田氏の考え方に基づくこのドラマの解釈は、矛盾に満ちており、だからこそ視聴していても何がなんだかわからなくなるのである。

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2018-07-20 10:36:51
名前無し

うーん、心優しい西郷さんなんて目新しくもなんともなくないですか?
正直、「人間西郷」も「男にも女にもめっぽうモテる西郷」も、30年前の大河で十分描かれていますよね。
島暮らしでアイカナと育んだ愛も島の人々との交流も、描かれてましたよね。サラッとですけどね。
なぜ西郷の島暮らしをサラッと描いたのかは、物語を見ていけば理由が分かるようになっていた。

今作では、今まで描かれなかった西郷像ってのが、どの辺なのかさっぱり分からない。

2018-07-20 14:21:22
名前無し

そもそも西郷は斉彬に気に入られてたというだけで何もしてないのになんで大人物のような噂がひろまっているのかが納得できない。

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2018-07-20 14:34:09
名前無し

「西郷どん」を書くにあたって、出版社あげて林真理子に歴史を勉強させた、って、まるで受験生の詰め込み夏期講習みたいだw
普段から歴史に興味があり、古代から連綿と連なる日本史全体を理解せずして、幕末の一時代だけ付け焼き刃的に勉強した、本当はよく分かっていない受験生レベルの作家による大河ドラマを我々は見せられているというのか。

ま、林真理子には元々期待していないが、こんな受験生の裏エピソードみたいなことを、いい歳した作家が、ミーハー的にベラベラ喋るところにも、この作家の知性や品性の欠如が表れている。

もう、ウンザリだ。大局が見えていない矛盾だらけの、史観の浅く薄っぺらいドラマを、大河ドラマとして流すなんて。
いったい誰を見て仕事しているんだ? 視聴者を舐めないでほしい。

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2018-07-20 14:41:16
名前無し

大河ドラマ史に残る、質の悪い作品。

2018-07-20 15:42:54
名前無し

人の命は下郎も慶喜様も皆同じ
民百姓が腹いっぱい食べられる世の中を
奄美大島の島民はまるで奴隷であり解放すべき

これら後世の人権思想を先取りした愛に溢れた新しい西郷像を描き、視聴者を感動の渦に巻き込みます、どや(笑)

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2018-07-20 17:15:29
名前無し

>島で人権思想の革命の意識が触発されたとすれば、封建制度の象徴たる徳川幕府の実質的権力者たる慶喜に敵対していかなければおかしい。

磯田道史先生の考えは著書を読んでないので分からないが、封建制度の君主制をそのままにして、啓蒙専制君主、またはそれをさらに発展させたフランスの七月王政(オルレアン朝)、一層民主制に近づけた後期のナポレオン3世が民主政治と妥協した自由帝政(アンピール・リベラール)と言う考え方は可能である。自由帝政には反体制派を容認した議会があった。
現に日本では榎本武揚の函館の亡命政権では武士の選挙で役職を定めており将来的には一橋慶喜の異母弟の徳川昭武(慶篤死後の明治2年に元藩主相続)を迎えようという計画があった。一種の立憲君主制である。
もっとも、社会保障は非常に不十分で明治期以降、チャーチスト運動のあった英国やビスマルクのドイツ帝国等でも労働運動は盛んであったが。

2018-07-20 17:17:42
名前無し

2018-07-20 17:15:29です。

× 元藩主
○ 水戸藩主

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2018-07-20 17:37:21
名前無し

2018-07-20 17:15:29です。

突っ込みの入る前に追加ですが、ナポレオン3世の第二帝政はフランス革命を肯定する立場です。ですから国旗もブルボン朝の白ユリの紋章をイメージした白い旗ではなく革命の象徴である三色旗を使っています。この点、クロムウェルに否定的な英国とは違うと思います。

2018-07-20 18:51:34
名前無し

>封建制度の君主制をそのままにして、啓蒙専制君主以下云々

そのような考え方は、むしろ明治憲法下の制度に似ているのではないでしょうか。
事実明治憲法の正式名は、大日本帝国憲法でありプロシアを参考にしたと言われている。

ドラマで明に暗に強調しているのは、今風の人権思想。
そのような人権思想が西郷にはあった、と磯田氏の著書、素顔の西郷隆盛 (新潮新書)には書かれている。
したがって、今現在進行中のドラマ内容、公武合体策を擁護する立場の西郷は、ドラマで訴えようとするもの(人権思想)と矛盾し、磯田解釈は明かに無理があると思われます。

もっと端的に言うと、このドラマで主張しているのは、西洋列強への危機意識など眼中になく、尊王攘夷などどこ吹く風で、主人公西郷は、ひたすら貧しい人、貧しい社会をなんとかしようと考えていた、というトンデモ解釈だと思われます。

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2018-07-20 20:13:29
名前無し

2018-07-20 18:51:34さんへ。

いや、それは徳川将軍家でも十分可能と当時考えられていました。
プロシア国王と言うドイツで最大の領地を持つ国家君主がドイツ帝国の皇帝になるというのはまさに公武合体論の延長上にある大政奉還で土佐藩の後藤象二郎が山内容堂の依頼で作成した列藩会議の長に徳川慶喜が就任し主導権を握り名目的には朝廷の一元政治を実現させようというものの見本です。幕臣の小栗忠順、川路聖謨らや欧米留学帰りの幕臣が近代的諸制度を導入し支えて行こうというものです(小西四郎東大教授、井上清京大教授、田中彰北海道大教授他多数の著書より)。

司馬遼太郎「燃えよ剣」にも甲陽鎮撫隊長に任じられて大名気取りの近藤勇に土方歳三は「これからは幕閣の一部でも(ナポレオン3世の)フランスのように郡県制度にしようという話がある」と苦笑する場面があります。

そして、一橋慶喜は将軍就任後に幕政改革を行い近代国家を目指そうとしています。老中を合議制から陸軍総裁職等の事務分担制に改め内閣形式に近いものにし、フランスの軍事教官を招き洋式の常備軍を創設しました。慶応の幕政改革と言われるものです。
明治政府の方がより抜本的改革ではありましたが。
従って、公武合体論に基づき幕政改革を行う発想はあったのです。

今風の人権思想は「獅子の時代」で加藤剛の主人公に大久保利通が理解を示し応援するという描写がなされています。もっとも、ドラマの世界ではなく、ご紹介頂いた磯田先生のように現実の西郷にそのような考えがあったとは非常な驚きです。
先の徳川慶喜の軍制改革のように実際の慶喜は聡明な人物で西洋列強への危機意識はあったと思います。

尊王攘夷ですが、やはり、司馬遼太郎「幕末」の「最後の攘夷志士」からですが、慶応4年の堺事件のことが記されています。フランス水兵が堺で乱暴狼藉をし土佐藩兵と乱闘でフランス兵が死傷した事件です。
「「開国」の朝廷は彼らが腰抜けと罵った幕府以上に狼狽し各国公使の恫喝にただ謝るばかりで先方の条件に唯々として応じた。喧嘩両成敗でなく土佐藩士20人にフランス全権代理の立会いの上で切腹させた」。

西郷が西洋列強への危機意識より貧民救済に力を入れる描写は確かに史実と違いますが、先述の「獅子の時代」の大久保の他に「徳川慶喜」の慶喜軍制改革より民衆の救済に力を入れた描写で、これは「西郷どん」に限ったことではないようです。

2018-07-20 20:17:46
名前無し

2018-07-20 20:13:29です。

長文で申し訳ありませんでした。
× 慶喜軍制改革より
○ 慶喜も軍制改革より

2018-07-20 20:24:31
名前無し

幕末を西郷の動きだけで書こうとするから、無理があるし、分かりにくい。
薩摩、長州、幕府、朝廷、さらには土佐、会津など、全体の思惑や動きが交錯するなかでの、西郷のスタンスを描かねば意味がない。

更には、西郷の人権思想を書くというらしいが、西郷の実態とは矛盾する。
勝海舟の働きかけで、江戸無血開城となった際、江戸に連れて来た武士達の不満を考え、武士達の挙げた拳の落とし所として、会津を無理な理屈で国賊に仕立て、会津を滅ぼしに向かい、会津の民を追い詰めた西郷。
その行動に正義があるはずもなく、ただ、自分の連れて来た武士達のうっぷん晴らしの行動だった。
どこが人権思想か。

その後の会津の悲惨な最期。白虎隊の悲劇などを生んだことは有名で、会津藩の民も東北の地に逃れ、苦難の道を歩んだ。

維新後も、西郷は、排日・鎖国政策を取る朝鮮出兵論を取り、まず自分が交渉役として朝鮮に行く閣議決定を、内治優先を唱える大久保達に覆され、下野して、最期は不満分子の元武士達の死に場所を作るべく、西南戦争を旗揚げ。

この「西郷どん」は、西郷を人権論者に仕立てあげたいなら、その後の、民の人権より武士の美学を優先した実際の西郷と、どう折り合いをつけるのか。
無責任な、創作過ぎる西郷美化の物語など、見たくない。

2018-07-20 20:57:22
名前無し

上記、その通りです。
それが普通の解釈であり、もっとも整合性が取れる解釈だと思います。
しかし、このドラマは、磯田氏の主張する西郷には人権思想があった、という考えに基づいて作られていると思いませんか。
あらゆるところで、違和感を感じるのはそのためです。
まるで西郷は、貧しき民のため、不都合な身分制度廃止のため、というような社会主義革命の意識があったかのような。

2018-07-20 21:04:56
名前無し

>貧しき民のため、不都合な身分制度廃止のため、というような社会主義革命の意識があったかのような。

これは社会主義革命に限らず、自由主義的諸改革でも十分あることです。福沢諭吉は述べています。「門閥制度は親の仇でござる」と。
もっとも、フランス革命におけるバブーフの陰謀のように土地の私有財産制度の廃止にまで踏み込めば話は別ですが。

2018-07-20 21:20:20
名前無し

2018-07-20 20:13:29 さんへ

ごめんなさいね、貴兄の言わんとしていることがどうもよくわかりません。

私の主張は、島での西郷の人権思想が触発され革命意識を持ったとするドラマのような描き方であれば
公武合体論は矛盾していますよ、という主張。
それに対し、貴兄の考えは、公武合体論でも帝政としての近代国家としてはあり得るからあながち矛盾でもない、という主張なのではないでしようか。

それで、大政奉還後の慶喜の狙いは貴兄の言われる通りだと私も思います。
が歴史は、その慶喜の思惑を西郷、大久保が否定し鳥羽伏見の戦いへと誘導した。

ということは、西郷には貴兄のいう公武合体論の延長線上の政体論はなく、単純な薩摩が主導権を握る公武合体論でしかなかったということになる。
であるから、ドラマが主張する西郷の人権思想などあろうはずもなかろう、ということになります。

2018-07-20 21:30:58
名前無し

ーこれは社会主義革命に限らず、自由主義的諸改革でも十分あることです。ー

言っていることがどうも噛み合わない、という原因がわかりました。
貴兄はこういう政体、諸体制は一般論としてあり得る、ということを主張されている。
が、そうした一般論ではなく、西郷はどのように考えていたか、という西郷像の解釈の問題です。
したがって一般論としてこういう政体もあり得る、というのは、ここではあまり意味のない事だと思いますが。

2018-07-20 21:48:30
名前無し

磯田氏の言う通りに小説を書き上げた林真理子に、独自の知見や史観が無いので、自分の小説が実態と矛盾していることにも気づいていないのでは?

林真理子が本当に書きたかったのは、西郷の恋愛パートだけなのでは?
幕末の難しいことは分からないので、恋愛パート以外は磯田さんの言う通りに書いておきまーす、みたいな。

2018-07-20 21:59:56
名前無し

2018-07-20 21:20:20さんへ。

鳥羽伏見の戦いに誘導した薩摩側の態度は陰険狡猾なもので江戸はじめ関東各地で薩摩藩で雇った浪人や無頼漢に強盗放火等の乱暴狼藉をさせて幕府側を怒らせ三田の薩摩藩邸は庄内藩士らに焼き討ちにされました。挑発に幕府や会津藩等は乗ったのです。

これと公武合体を推し進める今の西郷とでは宗旨替えがあったのかなと。私個人の印象ですが。慶喜にだんだん不信感が募っていったとか。井上清教授によると勝海舟提唱の共和政治(慶喜を長とする列藩会議)を当初は考えていたが、将軍家茂ら幕閣が第二次長州征伐を実行しようとするのを見て考えが強硬になっていったようです。ただ、「西郷どん」のバカ殿慶喜と予告編で刃物を慶喜の前の畳に突き立てた西郷を見て本当に情けなくなりました。

公武合体には人権思想は入りません。あくまで西欧風の官僚制と常備軍による慶喜主体の近代国家づくりです。

人権思想云々は2018-07-20 20:24:31さんがおっしゃる通り完全な創作でしょう。現実の西郷にそれがあったと磯田先生は本当に思ってるんですかね。史実と離れてるので違和感を持つ人はいると思います。それより、先述のドスのようなものを慶喜の前の畳に突き立てる西郷は違和感満載でした。
「春の坂道」で明を応援し清と闘おうとする将軍家光に萬屋錦之助の柳生宗矩が刀をかざし諫める場面がありましたが、幕末の明治政府に加わる人間を悪役は許容できますが、やくざや筋肉バカのように描かれるのは苦痛です。もう視聴は録画を飛ばし飛ばしなのでいいですけど。

2018-07-20 22:05:47
名前無し

>そうした一般論ではなく、西郷はどのように考えていたか、という西郷像の解釈の問題です。

2018-07-20 21:59:56で私が述べたように西郷は宗旨替えをしたのではないかと言うことです。井上教授の言うように第二次長州征伐検討をきっかけに。
大坂冬の陣、夏の陣も当初は家康は豊臣家との平和共存を考えていたようですが、淀殿らの頑なな態度に豊臣家討滅を考えるに至ったように。

2018-07-20 22:22:50
名前無し

磯田著作、素顔の西郷隆盛、93P
革命思想を育んだ島暮らし、という小項目

ー私は、西郷の維新革命思想を育んだ大きな要因は、この島暮らしにあると見ています。
なぜかというと、ここで西郷の見たのは、日本の中でも最も過酷な人権の否定でした。
もともと西郷は、ある種の人間の平等主義を思想の
核として持っている人です。ー

という磯田氏の持論です。
で、このドラマは、こういう考え方が色濃く出ている。先の革命の旗振りもこの磯田説そのまま。
で、こうした磯田説をそのまま信用した林真理子が、
今まで誰も描かなかった西郷像と自負している、
とトンデモ解釈に鼻高々なのでしょう。

2018-07-20 22:34:00
名前無し

2018-07-20 22:05:47 さんへ

もちろんそうです。
ですので、島帰還後の西郷は公武合体論者であるから、ドラマで主張するような島で人権思想に基づく革命意識を醸成されたというような解釈は、おかしい、矛盾している、と言っているのですが。

そして西郷の倒幕意識の目覚めは、大河ドラマトブガゴトクで示された勝海舟の出会いであった、という解釈が一番しっくりきます。

2018-07-20 22:39:49
名前無し

奄美諸島の人たちが大変だったということは勉強になった

2018-07-20 22:45:18
名前無し

2018-07-20 22:22:50さんへ。

ご紹介頂きありがとうございます。
学問の自由ですからいいですけどね。

多くの歴史家学者とはむしろ逆のようです。
代表例として京都府立大の池田敬正教授の記述から。
「薩摩藩は封建制の極北で中世的な武士土着性が強く残り、封建制否定の根源的力の農民の商品生産者化とそのブルジョア的分解は極めて未熟だった。このような土壌から武力討伐派が育ってきたことは討幕派が完全には人民を基盤にしていないことを意味する。従って薩摩藩討幕派は雄藩連合を倒幕後に構想し大政奉還派と紙一重だった。だが将軍慶喜の強圧的態度で幕府との武力対決を決意させたようである」。
長州藩が単なる排外思想でなく民族主義で尊攘思想を捉え、絶対主義的な権力の国家統一を目指したとは言え、欧米列強資本主義への対抗と言う意味で倒幕と言う意味で大衆の支持を期待できたのと対照的だと書かれています。

薩摩藩は近代化が長州に比べ経済的にも社会的にも遅れていたということです。だから、磯田先生の意見は斬新と言えば斬新なのでしょうね。どうでもいいけど。

2018-07-20 22:55:38
名前無し

>ドラマで主張するような島で人権思想に基づく革命意識を醸成されたというような解釈は、おかしい、矛盾している、と言っているのですが。

よく分かりました。
2018-07-20 22:45:18に書いたように歴史に詳しい人ほど違和感があると思います。
しつこくて申し訳ないですが、歴史について意見を交換できるのはとても幸せなのですが、バカ殿の慶喜とドスみたいなものを畳に突きつける西郷で「西郷どん」への興味は、ふきの現代キャバクラ風遊郭と並んでほぼ完全に失せました。

今日は本当にありがとうございました。

2018-07-20 23:31:03
名前無し

>奄美諸島の人たちが大変だったということは勉強になった

そうですね。
この作品の評価とは別に沖縄や奄美も日本でありそこに住む人に思いを馳せなければならないと思います。
私の少年時代に「アイウエオ」(昭和42年)と言う早坂暁脚本の木村功主演の少年向けドラマがありました。アイヌの人達を「旧どじん(漢字で書くと差別表記で違反になるかもしれないので)」と呼んで差別してきた明治期の北海道の様子が描かれたNHKの優れた作品がありました。大河作品には向いてませんが。

最近の大河を見てると本当に情けない。

2018-07-21 01:56:07
名前無し

「西郷どん」をここまで見てきて、ここに来る皆さんの熱い批評や感想もむなしく、何の感動・発見もない、下手な作り方のクオリティの低いドラマだということは分かった。
原作の質が良くないと、ドラマ化したところで、やはり良くないものは良くない。

もうリタイアするしかないな。
林真理子にもNHKにも、ガッカリさせられた7カ月だった。

2018-07-21 02:01:52
名前無し

中身の浅さを、新キャスト投入で誤魔化している手法は、今やってる朝ドラの半分なんとかと同じですね。
受信料返して。

2018-07-21 03:39:31
名前無し

今期BS再放送のマッサンの方が、大河ドラマにしてもいいくらいのクオリティ。
近年の幕末物語としては、八重の桜も秀逸だった。

その二作に出ている玉山鉄二が、次回、桂小五郎で出演。
せめて桂小五郎にだけは期待したい、という微かな望みも、このドラマじゃ打ち砕かれるのかな。

2018-07-21 07:41:20
名前無し

西郷という人間を一言で表現するのは難しい。
そんなことを司馬さんが言ってた気がする。
他の幕末の志士の優秀さを見抜く知恵があり、
誰にも頼りにされ、
最終目的断行のためには、非情な決断もする。
維新成就までやること当っていた西郷さんが、
日本最大の内戦である西南戦争勃発を許してしまう。
自分が作り上げた明治政府の官僚に失望したとも言われている。
当時全く非現実的な「堯舜の治世」を夢見ていたとも言われている。
要は、シンプルには表現できない人だったようだ。
だから、
西郷さん主演の今作に、そのあたりの表現を期待したのだが、
まったくもって見当違いなことであった。
個人的には、
西洋列強を視察しなかったことが、
維新後の西郷さんの判断を狂わせた大きな要因の一つだったと思う。

2018-07-21 07:58:29
名前無し

2018-07-20 21:48:30さんへ

>林真理子が本当に書きたかったのは、西郷の恋愛パートだけなのでは?

そう、そう。その通り。
本人が悪びれもせず、そう言ってましたよ。
その方面が、彼女の得意な世界ですからね。

2018-07-21 09:26:15
名前無し

ー西洋列強を視察しなかったことが、維新後の西郷さんの判断を狂わせた大きな要因の一つだったと思う。ー

私もそう思います。西郷は何故欧米視察の一行に加わらなかったのでしょうか。
大久保との大きな違いは、西郷は一度も西欧視察をしなかつたところにある。
長期の西欧視察を終えた大久保は、完全に封建的価値観を捨てきれた。
一方西欧社会を実際に見聞していない西郷は、大久保のように富国強兵政策こそがこれからの日本のあるべき姿でありその為の犠牲はやむを得ない、という確信が持てず封建制度の残照ともいうべき士族反乱に身を投じてしまったのではないか。
その不合理性が西郷人気の要因だと思います。

2018-07-21 10:41:29
名前無し

皆さんのレビューを読んでいると、西郷の評価にもいろいろあるようですね。実際、西郷はわかりにくい。
大河ドラマではなく、朝ドラ「半分、西郷どん」にしたほうが気軽に楽しめたような気がします。



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