家の中でも電車の中でも会社の中でも新聞広げて読んでいるようなシーンがめっきり減った。新聞はなくなってないのに。
いや、新聞の部数は激減してますね。紙媒体の需要も。
なんでも電子媒体に移行する時代です。
紙ベースがなくなる事はないと思いますが。
給与明細も電子媒体メールになって、紙の明細を会社内で受け取る描写が無くなった。
昔の刑事ドラマでは麻薬売買の現場に踏み込んだ刑事は、押収した白い粉がパッツンパッツンの状態で入っているビニール袋をナイフでちょっとだけ切れ目を入れて小指で中身を少し掬ってペロッと嘗め、
「間違いない、純度の高いシャブだ」
などと言っていた。
昔のドラマでは柿とかリンゴとかを丸かじりしながら歩いていたり誰かと話をしているシーンがあったが、今のドラマはそういう手にする「歩き食べ物道具」が変わってきている。クレープとかアイスの流行りものとかメロンパンとか。時代だな。
神棚に拍手をうって、祈ってから出かけるシーン。以前書かれていた方がいた「仏壇にお供え物をしたり祈ったりするシーンが無くなった」もそうですが、最近は家の広間の上のほうに神棚が有る家も無くなった・・・。
予告においてナレーションがあまり聞かれなくなった。
昔はドラマでも「撮影」という言葉が使われたけど居間は「収録」などと言ったりしますよね。フィルムからビデオに変わっていったのがその理由ではないかと思います。
東京を舞台にしたドラマが多いが、昔の江戸っ子気質が出ている人物がなくなった。
野球帽をかぶった短パンの子供。
黒ぶちメガネにチョビヒゲ、蝶ネクタイにハット、ヘンにエバッっている中高年男。極端な例だが昔のドラマは格上の人が西洋かぶれになってしまっているような描写があった。今でもその傾向性はあるが、グルメでもお金ある人はナイフとフォークに高級レストラン。このように見せれば上品に見えるという部分で西洋の形式を取り入れる。私の友人でフランスに滞在していた人がいるが、その人の話では「日本人が一番清潔だし食べ方も上品(笑)」なんてことを言っていた。
昔の刑事ドラマでは、容疑者や重要参考人は雀荘やパチンコ屋に居て確保されるというシーンが多かったが、今は見かけなくなった。
ぐでんぐでんに酔っ払ってふらふら歩く中高年男の描写が極端に減った。車に轢かれそうになり運ちゃんから「気をつけろ!このバカ!!」とどやされると「てやんでぃ」とか言いながらさらにふらふら歩く。この描写があまり見かけなくなったということはよっぽど不謹慎なんだろうな(笑)
少し前まではネット=ひきこもりという概念を抱かせるドラマがあったが、今ではネット=国民の声というのが一般化している。製作側がもう誘導する力がないと思いさだめた時代の変化の断片であろう。
お小遣いもらってワーイと叫んだり「いーだ」と言いながらベロを出したり数人が集まってワイワイ叫ぶ子供達の描写が減った。セリフを言う子供は将来を約束された正式に事務所所属の「子役」に限られた。
〝イッキ飲み〟と〝ウサギ跳び〟
怪獣特撮もので怪獣が現れると「あっ〇〇だ!」と一般人が言うシーンが昔は有ったものだが、最近は「肉食生物」とか「赤い怪獣」とか「巨大翼竜」とか仮名で呼んでから「政府(もしくは怪獣対策班)は、この怪獣を〇〇と呼称する事に決定しました」とニュースで発表するシーンが増えた。リアル路線に流れを変えたのは間違いなく平成ガメラとシン・ゴジラであろう。
たけしが『「あっバルタン星人だ!」なんで知ってんでしょうね?』と突っ込んでいた頃が懐かしい。
ちゃぶ台での食事シーン
父親が新聞を読むシーン
石焼いもの屋台or軽トラック売りのおじさんと、焼き芋を買う主婦。
それ以上にチンドン屋はおろか、サンドイッチマンも見なくなりましたね。
電話ボックスの中で電話帳をパラパラめくるシーン。昔は機械仕掛けのターミネーターも電話ボックスと電話帳必須だったのに…
スーパーで買い物をした時、入れるのにもらった紙袋。昭和40、50年代は茶色の紙袋でしたよね。
茶色の紙袋→1970、1980年代
白のビニール袋→1990年代〜2010年代
マイバッグ→2020年〜現在
と買い物帰りのシーンで何に入れているかで、だいたいいつ頃のドラマかわかりますね。
飲み会で酔っ払って、部下に「俺の酒が飲めないのかあ?!」とむりやり飲ませる上司。
今だとパワハラと呼ばれかねませんね。
「今日は無礼講で」なんてのも、いかにも昭和。
実生活でも、あまり見なくなりました。
そろばんを弾くシーンがすっかりと影をひそめてしまった。あるとすれば朝ドラ。
シャンプーハットして頭を洗う人のシーン「お〜しゃわしゃわ〜!」。
昔の昭和の作品ではよくあった、というか普通だった『自宅で和服でくつろぐ殿方』。
「サザエさん」の波平さん、「ドラえもん」ののび太のパパなど会社では背広、家にいる時は和服というのが代表例。
芸術家・美食家が職業の「美味しんぼ」の海原雄山は文化系人種のアイコンとして常に和服。
「新エースをねらえ!」の宗方コーチこと宗方仁が外では常にジャージなのに、自宅では和服なのがビックリした。ちなみに「JIN-仁-」の主人公は南方仁。うーん、微妙微妙。
眼にアイマスクして寝てる旦那さんと、顔にパックして寝てる奥さん。
「コーチ!」「教官!」「監督!」昔の30分ドラマなどではやたら根性、教育ものが多かったので、これらの叫び声が今も脳裏の片隅に鳴り響いている。アニメにも多かった。
立ち聞き。
誰かが会話してる・・・と柱の陰に人影。
煙草を吸うシーン
98年の『眠れる森』には出て来ました。
平成の後半あたりから見かけなくなったかな?
と考えています。
買い食い
学校帰りに中高生がパンとかかじるってる姿
砂浜で夕陽に向かって走ってると、なぜか後ろで転ぶヤツ
刑事ドラマで誘拐なんかの逆探知のシーンで、みんなが緊張して電話の受話器を眺めている。
そこへ「リーン!」という電話の音が鳴りひびく。
さっと受話器を取る刑事
「ざるそば1枚」
「蕎麦屋じゃね~わ!」
逆探知のシーンで1度は間違い電話がかかる。
女性の幸せは結婚というような価値観だけでなく、女性が幾つになってもバリバリ働く姿がドラマに出て来る。
夜が明けたことを知らせるシーン冒頭の
「コケコッコー」
雪のシーン 雨のシーン 真夏のギラギラした炎天下のシーン 短期間で作らないといけないご時世のせいか自然な季節感が人工的になって セットも多用してるね。
だからインスタント感が半端なくて ちゃっちに見える。
コロナのせいもあるだろうけど 潤沢な予算も貰えないから スタッフは大変だろうなと思います。
貯金箱を壊すシーン。
壊さないとお金が取り出せない貯金箱を壊すシーン・・・お金が必要になる…迷った挙句(結局壊さないパターンもあるが)貯金箱を割る…飛び出してくるお金…そのお金を見て「これじゃあ足りないな」なんて展開もよくあった。
壊した時に散らばる1円玉や5円玉なんか見ると、その本人が少しずつ貯めたんだなあ、なんて雰囲気も伝えていた。
世はしだいにキャッシュレスの時代…機械のデジタルで現わされる○○〇円と実際の硬貨などの混ざったお金と金額は全く同じでも、映像的には随分雰囲気が変わってきましたね。
これは紙幣でも同じ。ポンと百万円の札束出して「これでなんとかしてくれ」みたいなものもますます無くなってきますね。
おねしょした布団を干すシーン。
普通の布団干しすら、最近のドラマは見かけないような・・・。洗濯物干すシーンもね。
寝小便とか下着とか、個人のコンポライエンスの侵害なんてつまらない事言ってたらドラマなんて作れないよ。
昔のドラマでは高速道路とか舗装された綺麗な道は重要で「日本はここまで発展しております」と言わんばかりの描写で見せていたが、今はむしろ砂利道とかが貴重な存在となり「ここを通ると物語が始まる」みたいなレトロ感を無理に出そうとする。
昔のドラマ、Gメン75を動画配信で見たがカーアクションが普通にあった。それも大都会の広い道路、街中での大掛かりな撮影だ。今のドラマではとても無理だろう。
御馳走を用意してあったのに待っていた相手が現れず、憤慨しながらせっかくの料理をゴミ袋に放り込むシーン。
ひさしぶりに「ひらり」のお母さんがやっていた。
連絡なしに帰りが遅くなった旦那さんに「いらない」と言われた夕食をゴミ箱に放り込むシーンは昔よく見られたのに。
もうあんなことをする人もいなくなったのだろうけど。
私もやったことないけど。
新聞や雑誌から切り抜いた文字を張り合わせて作って送られてきた脅迫状。
今はパソコンもあるし、もし脅迫状を相手に届けるにしても、手紙を郵送するなんて事しなくてもいいのだから、ドラマの中で使わなくなったのは当たり前だけど、あれはあれでビジュアル的にはインパクトはあったように思う。
ゴムの氷嚢を吊り下げて、おでこを冷やすシーン。
爪楊枝をくわえながら台詞を言うシーン。
学校で廊下に立たされてるシーン。
おまけに両手に水の入ったバケツを持ってるなんて絶滅ですね。
良かった、良かった(笑)。
男の子が固定電話で女の子の家に電話すると、女の子の父親が出て、
「うちの娘に何の用だ!」というオヤジ。
にっこり笑うアイドルの口元の八重歯。
アイドル全盛期のアイドルたちは八重歯さえチャームポイントだったのに、今は見かけない。
矯正して整った歯並びを手に入れてデビューするようだ。
欧米ではドラキュラのイメージがあるので八重歯は好まれないと昔聞いたが、その考えが日本でも浸透したらしい。
「unknown」で吉田鋼太郎パパがつけ牙を充希ちゃんに勧めて断られていたの見て思い出した。
そう言えば私たちにも犬歯という大事な牙があったんだなあ。
正しく使わねばね。
銭湯の前で桶を手に持って相手を待つシーン
親指と人差し指で◯を作って「OK!」とやるシーンも、最近はサムズアップ(親指を立てる)が増えた気がする。アメリカ式より日本式という感じで、好きなのだが。
昔のドラマは家とか社内の天井を映さないケースが多い。スタジオセットが多かったのか、上はガラ開きでスタジオの上にぶら下がっているライトとかマイクとか見えてしまうからだろう。しかし現在のドラマはそこが上手くできている。スタジオ内なのか実際の建物や店を使っているのか、天井を映すときもあるし(それもさりげなく、本当の天井なのかCGなのかも見た段階では分からない)映さない場合も昔のような「いかにもスタジオ内の雰囲気」というのを消しさっている。内容は昔のドラマのほうがよく出来ているかもしれないけど、技術面ではかなり進歩しているのではないかと思う。
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