



3.91
| 5 | 356件 | ||
| 4 | 189件 | ||
| 3 | 24件 | ||
| 2 | 23件 | ||
| 1 | 116件 | ||
| 合計 | 708件 |
終わってしまった。
平安時代?紫式部?合戦なし?でどうなるかと思ってましたが、いざ始まってみると杞憂でしたね。
脚本が巧みで俳優さんたちもハマってセットや音楽も素晴らしく、面白くて面白くて久しぶりに最後までちゃんと見た大河ドラマでした。史実が限られているからこその創造性が良い意味で発揮されていたと思います。
戦国時代・幕末モノに飽きていたので、新たな可能性が見れた大河でした。
1年間ありがとうございました、みなさんお疲れさまでした。
ついに最終回、終わってしまいました。一年間かあっという間でした。初回からワクワクが止まらない大河ドラマでした。これまで大河ドラマはずっと観てきましたが、これまでとは全く違う世界観の大河ドラマでした。
更に役者さんが好きな方たちばかりで、嫌だと思ったのはただ1人、ユースケ・サンタマリアだけでした。この役をどなたか、品位のある役者さんが演じたら完璧でしたね。
それにしても、最期を迎えた道長役の柄本佑さん、素晴らしかったです。若い頃の三郎の演技から老いて死する最後まで本当に見事な演技を見せられました。そして、まひろ役が吉高由里子さんだったからこんなに惹き込まれるドラマになったと思います。みなさま、お疲れ様でした。
次は、横浜流星に期待しています。
隆家はすがすがしかった。
過去にいろいろやらかしながらも、京の貴族たちに媚びず、自分らしく生きていて、カッコよかった。
あと、若く軽やかでおのおの野心を燃やす貴族たちの中で、良識あるロバート秋山の存在感が、政治の場に必要な重鎮としてきわだっていた。
吉高さんは童顔な上に舌足らずな話し方が賢そうに見えないとずっと思っていたが、死を間近にした道長のもとに毎夜通って物語を聞かせる彼女の声質がとても耳障りよく聞こえた。
倫子さまがまひろを導いてくれたおかげで、道長は幸せな最期を迎えられたと思う。
最後まで引き込まれて完走しました。まひろと道長とのソウルメイトと宮中の権力闘争とそれに巻き込まれた女性たちを描いて見応えがありました。まひろと道長との関係を知りながら寛大に許し、まひろに道長を看取らせた倫子が懐深く偉大だった。まひろの物語を聞きたい道長の要望と道長を癒し余命を少しでも長引かせようと三郎(道長)とまひろだけの物語を毎日読み聞かせ、続きはまた明日と子供に読み聞かせるような優しさが聖母のようでした。そしてまひろと道長の遠い昔の約束、戦(いくさ)無き民の為の世を成し遂げた道長を讃え、旅先でまひろと乙丸が出会った東国の謀反の討伐に向かう双寿丸たち武者たちを見て、まひろが心の中に生きている亡き道長に向けて残した最後の言葉、『嵐が来るわ』は、やがて来る世が乱れる武士の時代を予言したかのようなラストシーンに感銘しました。
期間平均視聴率10.7%で「いだてん」の8.2%に次ぐ歴代ワースト2位の数字でしたが、同時配信サービス「NHKプラス」における初回から第45回までの平均視聴UB(ユニークブラウザ、視聴した端末)数は37.8万UBで、歴代大河ドラマでトップの数字だったそうです。
最初から最後まで楽しませて頂き、ありがとうございました。とても素敵な作品だったと思います。
あの賢子がなんかエッチな子になっちゃってたのは嬉しいやら悲しいやら。
もう双寿丸のことは吹っ切れたのね。
乙丸の愛しのきぬさんがひっそりと亡くなってたのはちょっと泣けた。
やっと、やっと終わりましたね!
来年は森下さんだし、久しぶりに面白そうで、期待しています!
特に病気に抗うこともなく死ぬことを受け入れて
ゆっくりと死んでいく道長にもののあわれを感じました
貴族と言うのは一見華やかな世界と言うイメージがあるけれども
実際には案外裕福じゃない貴族も居たり、役職を奪い合ったり、愛憎が渦巻いてたり
そういう従来のイメージと違う貴族世界を描いたドラマ。
そんな中主人公のまひろ(紫式部)は物語によって人の心を動かし、時には政治にすら
影響を与えて行く。そしてラストシーンまひろは武士の出陣を見送るシーンで終わる。
文化により政治が動いてた時代から、武力による政治が動く時代への転換。
それを暗喩してるんじゃないだろうか?それは紫式部が活躍した時代の終焉をも意味する。
当時は一般の民の殆どは裕福でなく疫病も多く盗賊も闊歩しまくる。
そういう時代を変えたかったのがこのドラマのまひろと道長なんだけど
結局それは果たされないまま武士へバトンタッチされていく。
そういうもののあわれを描いた物語でもあるんじゃないかな。
やっと終わってくれたかという感じ。
ほとんどがフィクション、史実の改竄あり、人間のありよう、人間関係も当時としてはあり得ないことばっかりで、非常に気色の悪いドラマだった。
よくまあ、こんないい加減な「歴史」物を作ったものだ。D18世界か。
最後は消化試合だったものだから、ひたすらだらだら続き、「ソウルメイト」とかいう二人の一体どこがソウルが何なのか全く深められもせず、
最後に、武士の時代を予見する式部の一言を取ってつけ。
はあ? これでかっこよく終わらせたつもりか?
もともと道長は世のため人のために政をする、まひろもそれを望む、というところからスタートしたはず。
しかし、その治世はいかに終わったか、それも深ぼりされず、式部が源氏物語に込めた身分、男性批判もスルーされ、浅くてしょうもない女のドラマに終始した。
つまらない一年だった。
来年こそしっかりやれよNHK!
見ちゃったら終わるなぁとさみしくて、録画したものを1日、2日…5日と見ずにいたのですが、土曜の再放送の前にはと、大袈裟じゃなくて意を決して見ました。
道長の死が丁寧に描かれていたところ、そこまでの数日に三郎とまひろであった頃の二人でいられたことはなんと幸せなことかと思いました。心残す人に、ちゃんと先に逝くと伝えられことや、それを受け取れることは現代の夫婦であってもままならないことであろうと思うからです。
それもこれも北の方様の懐の深さあってのことですが。
あとは全話の回収という感じで、ところどころ荒っぽいところもありながら、時代はそこだけでは完結せず、次へ次へと連綿と続いていく感じがよかったです。人の一生も死んだら終わりでなく、その人が残したものがどういう形でか生きている人に受け継がれ、残されていくのでしょうからね。
1年間、本当に楽しませてもらいました。
ありがとうございます。
当初は平安〜?って感じで見る予定はなかったが1話を見といてよかった。
戦国と幕末だけが大河じゃないぞと。
来年もまず見てみよう。
去年は途中で止めてしまったが今年は無事に完走することができた。しばらく平安貴族中心の時代でこれを超えるのはでてきそうにないね。
あまりに史実を曲げすぎてるし、
吉高さんの紫式部がイメージと違いすぎて、どうしても受け入れられなかった。
二人の恋バナも今更感満載で、これという面白みもない。
平安が舞台だからということだけでなく、
私と同じような印象で、苦手意識を持った方は多いと思います。
地味でももっと史実に忠実に描けば、また見応えもあっただろうけど。
これほど新鮮な気持ちで見られた大河は初めて。
本当に素敵な作品でした。
平安時代の大河、大変面白く観させて頂きました。
今まで観た大河の中で3本の指に入る位面白かったです。
また鎌倉時代以前を描いてもらいたいです。
奈良時代、飛鳥時代とかいかがでしょう!?
中大兄皇子、中臣鎌足、額田王と色々描けそうな人物はいます。
個々のエピソードはそう無く大化の改新とかの歴史的事実と残ってる歌ぐらいしか無いと思いますがその分自由に話を膨らませられるのではないでしょうか…
2027年の大河はまたグッと1000年以上前を描いてもらいたい、観たいです!
源氏物語の四十一帖幻で、光源氏の死を暗示した雲隠れの巻名だけ書いて白紙だった。本作でもまひろは白紙のまま残して一旦実家に帰った。その白紙の謎を本作は独自の解釈で描いた。道長を最期まで看取ったまひろは、光る君が死ぬ姿を描かなかったのは、光る君の幻がいつまでも続いてほしいと願ったからです、道長様が知らないところで死ねばいつまでも幻を追い続け気が狂っていたかもしれませんと告白したように、道長は光る君であり『光る君へ』のタイトルを回収しました。またまひろが道長から貰った扇子の絵は、子供の頃川辺で出会ったまひろと三郎(道長)であり、その上に描いてあるのはまひろが探した籠から逃げた鳥でした。源氏物語でも籠から逃げた雀を追っていた若紫(紫の上)が出会ったのが光源氏だった。後に光源氏と結ばれるが、それらを踏まえて紫の上はまひろだった。本編と源氏物語のオマージュを巧みに融合した素晴らしい大河だった。
つまらなかった
総集編、ジョンミン
バッサリ切られて残念。
歴代大河ドラマ、ワースト二位です。
いくらアゲても、動かせない事実。
↑
ニートってキモいよな。
これはどうしても、動かせない事実。
「NHKプラス」では歴代大河ドラマでトップ。
素晴らしかった。
総集編プラスで見ました。
微妙
吉高紫式部に一年間どっぷりの人には良いプレゼント
紫式部の思い出ガタリスタイルは斬新でとってもよかったのですが
いかんせん
大河の醍醐味の部分がすべて抜け落ちてしまっている
呪詛や祈祷が人の心を支配する平安王朝の壮絶な権力闘争を人のドラマとして引き寄せてくれたのは今回の大河の特筆する部分でもあった。
所詮、ダイジェストでもある総集編ですべては語り切れないと割り切ってしまえばそれはしかたないそのうえでの制作判断とも思えますが。
ちょっと残念
初見の方には知らん人の恋バナしかも陶酔系はつらい。
総集編とは別のスピンオフしてほしかったかも。
紫式部を主人公にしたときから、まず面白いドラマにならないだろうと思った。吉高さんは「花子とアン」で一度失敗しているが、今回も結局は同じことが起こっただけ。彼女に作家とか翻訳家の役はとても無理。
これまで彼女をそんなに嫌いじゃなかったのに、今回ですっかり苦手になってしまった。
年末の『光る君へ』の総集編を見ました。幾つかの名場面を惜しげもなくバッサリ切って、まひろが旅立つ前の回想から始まるもう一つの『光る君へ』みたいで新鮮でした。寛和の変や長徳の変など歴史を踏まえながらメインテーマであるまひろと道長とのソウルメイトを時には情熱的にもしくは叙情的に、また互いの苦悩や葛藤を描いて見応えがありました。
鳥籠から逃げた雀を機に結ばれた光源氏と紫の上の源氏物語をモチーフにして、まひろが子供の頃鳥籠から逃げた小鳥が縁で道長と出会い後に再会して信頼し合い共に政を盛り上げ権力を盤石にした道長の栄華を見届けて、鳥籠から逃げて自由に羽ばたく鳥のように旅立つまひろに感動しました。
本編とは異なるラストシーンで、旅先でまひろが詠んだ【めぐりあひて 見しやそれとも 分かぬ間に 雲隠れにし 夜半の月かな】は光る君こと道長とまひろとの運命の出会いと儚い今生の別れを彷彿させて感慨深かった。
じっくり練られた脚本演出と豪華俳優陣による
迫真の演技で見事な大河が描けたと思いました。
長編平安絵巻を一巻読み終えた気分になり満足でした。
CGやVFXを多用したりわざとらしく遠くに幻の未来の東京を映したり、あざとく現代のアイテムを見せるなどシュールな演出で奇をてらわず、出来る限り平安時代を再現してまるでこの時代に生きていると感じさせるくらいリアリティがある脚本演出に魅せられました。史実の歴史を基に時代に隠された出来事は想像を広げて独自の解釈で描き引き込まれました。無理に現代を思わせる要素は描かず、今も通じる権力争いや人の欲望や愛を重厚に描いて共感しました。大河ドラマの原点回帰を感じて感銘しました。このような大河をこれからも見せてほしい。
相変わらず誰が何歳なのか全く分からなかった。47話と最終話で一気に時間が流れたのだろうか?最終話だけ白髪頭になってたり、それでも主演の吉高さんや黒木さんは白髪じゃなかったね。老けメイクが事務所的NGであるならある程度年齢が上がった段階で役者を交替させて欲しい。47話の段階で道長には孫もいるし、まひろの娘も大きい。道長とはまひろが9歳での出会いと言ってたけど47話まで髪が黒々してて何歳だったのか不明。途中、太宰府まで旅行にも行ってるし共に連れてる乙丸がヨボヨボなのに荷物持ちとか大丈夫なのか心配になる。途中までは乙丸の他何人か荷物持ちでいたけど太宰府に着いた途端乙丸だけになってた。実資に至っては道長パパがいた時から陣の定めに出ていて道長が出家した後も黒髪で若々しく何歳だったのか…。話は恋愛要素多めで源氏物語を彷彿とさせる。このキャラは朧月夜かな?とかこの人のモデルは六条の御息所かな?とか。道長を良く書き過ぎてもいた。起こった事象をみればそこまでニュートラルで受動的な人間ではないと思えるし善人はあそこまで出世しない。平安時代の雅な様子が描かれてたけど住まいはスカスカ。壁がないの?虫が凄そうだし雪が降っても寒そうにしていない不思議。風もビュービュー砂埃も入りそうで本当にあの状態なのか疑問。いくら12枚重ね着してたとはいえ壁無い状態じゃ寒すぎ。まひろの家計はどうなってたのか?母が居た時は着物を売ろうとしてた。母が亡くなり為時は無職だった。収入源はどうしてたのか?為時が越前に行ってもまひろが宮中に上がってもまひろの実家はボロかった。あまりお給料良くなかったのだろうか?まひろは母がなくなってから為時に反抗してたけど何がきっかけで許したのだろう?道長との恋愛でどうでも良くなったのか?賢子も母に反抗してたけど何がきっかけで許したのだろう?双寿丸の存在?まひろと道長は心の底では通じ合ってた風に描いてたけどまひろが放置されてただけに見えた。道長は都合よく倫子と明子を行き来して、どうしようもなく迷った時だけまひろと会話だけという本当に愛されてたのか疑問しかない対応。まひろや倫子達は若い頃、婿を取れとよく言われていたけど平安時代は嫁に行かず婿を取るのが普通なのだろうか?まひろには弟もいたので婿を取る必要がないと思うのだけど…どういう事なんだろうか?道長から妾にならないか?と言われ身分違いも分かってる筈なのに北の方に拘って二人は決別したのに、父親と同じ位年の取った宣孝の妾になったのは何故なのか腑に落ちない選択。結果妾の地位に甘んじるなら想い合った道長の提案を受けた方が良かったのでは?と思えてならない。また、まひろは子育てを途中放り出して父親に丸投げなのも解せない。母子の絆が薄い感じを受けた。最後もまた旅に出る場面で終わったけど…何歳?元気過ぎる。ヒロインの職業が作家なので動き少な目なので大体の話は宮中や道長が多め。でも大方、皆善人のように憎悪とか嫉妬のような描きが少なく人間味が乏しかった。明子が稀に悪感情を出してたけど他は薄い。話のほとんどが創作なので脚本家の力量に左右されちゃう所はある。最後の終わり方も雅な様子ではなく旅の途中で戦の時代を予見する表情で終わったのは何故なんだろう?
ギャラクシー賞月間賞受賞おめでとうございます。
半年間飽きずに楽しませて貰って、ただただ感謝です。
私の行く歴史好きが集まる飲み屋で今だにたまに
「光る君へ」の話になる。
まぁ、人それぞれいろんな意見はあるが、つい最近聞いたこの意見がこれまでの中で一番的確で上手い光る君への批評だなと思ったので久しぶりにちょっと投稿してみた。
それは、最近常連になった漫画好きなバンド姉ちゃんのこの意見である。
「最初は手塚治虫や池田理代子みたいな壮大で重厚な歴史漫画ドラマになるかと思っていたら、段々少女漫画になり一条天皇が死んでからどんどんしょぼくなっていって、やがてレディース漫画になり、最後は弘兼憲史の漫画みたいになっちやった。藤原道長はまるで島耕作で、紫式部はなんか島耕作の腐れ縁女の大町久美子みたいでさ。中年の二人の恋愛関係は弘兼漫画の黄昏流星群かよってノリでなんかねー。
大石静は道長をゴッドファーザーのマイケル・コルレオーネのように描かくって言ってたけど、なんか最後は島耕作になっちやったよね。
道長が死ぬ前に見舞いにきて変な励ましをするポジティブな紫式部に、「お前は最後までいつもワシに注文ばかり言うよなー」と呆れてぼやきながら苦笑しているのを見たら、お前、島耕作かよ!ともう突っ込んで笑っちゃったよ。島耕作がいかにも言いそうなセリフみたいでさ。国難だった刀伊の入寇なんか歴史ドラマでは最後の最大のクライマックスになるはずなのに紫式部の恋愛の為のエピソードの一つにされてしまい盛り上がらなかったしね。紫式部がどう源氏物語書いたかではなく、源氏物語書いたのはこんな恋愛してわがままに生きた紫式部なるまひろという女で、その紫式部の為の平安時代を描いた大河だったかな。ラストで「嵐がくるわ」と紫式服が意味深に武家の台頭を予言してつぶやいて終わったけど、偉そうに今さら何予言してんだよって感じがしてしらけたよね。
それと一条天皇の愛猫の命婦のおとどを出して欲しかった。源倫子の猫はたくさん出してるのにさー。歴史上の有名な猫なんだから出せば話題にもなったのにね。まぁー、なんか結局は竜頭蛇尾の大河になっちゃったかな。」
これ聞いて私も客達みんなが彼女の意見にはこれはすごく上手い批評だ!ともう拍手喝采で絶賛しまくった。
私も光る君はまさに彼女の意見みたいなそんな大河だったと思っている。
もっとも、この意見は漫画好きでないと、少しわかりずらいのはたしかなんだけど。
総じてみんなの共通評価としての意見は、ドラマとしては案外良く出来ていてそこそこ面白くて1年楽しく見ていた。だけど、見終わったら歴史ドラマとしてはかなり不満を感じた。
結局、平安時代も紫式部も藤原道長も実像の半分ぐらいしか描かれず、歴史的にはどんな時代で彼らは何者だったかが、イマイチよくわからなかった。
歴史劇としてはなんか、印象に残らない軽く薄い平安恋愛ドラマ大河だった。
ちなみに主演の吉高由里子や柄本佑やらの役者達や道長の仲間の公卿達の四納言やロバート秋山もサマーウィカもなかなか好評だった。
それと道長と紫式部の幼馴染みの恋物語をメイン設定にした点も一応はこれはアリだなとみんな納得していた。しかし、最後の方はなんか無理やり中年の二人の恋愛をメインに描きすぎた感じがした。
それと一条天皇が死んでからは小さくまとまり過ぎてしまった。最後の方は役者が小物ばかりで大物役者をもっと投入させるべきだった。
とにかく平安時代の一番重要な歴史事件でありクライマックスになるはずの刀伊の入寇も紹介程度で紫式部の体験談にされてしまい盛り上がらず残念だった。
結局、脚本家大石静さんが好きなよう考えて思い描いた少女漫画風平安絵巻の大河ドラマだった。
と、こんな感じなのがみんなの共通評となるのだが、私も光る君への全体評はまったくみんなと同じである。
ちなみに私個人が感じた不満を列挙するとこんな感じである。
1、紫式部の作家としての姿や源氏物語を執筆する苦労と苦悩と葛藤がほとんど描かれなかった。
紫式部が作家になる瞬間と源氏物語誕生の瞬間は実に見事に描かれていたが、それ以降は、源氏物語執筆の苦労と作家の苦悩がほとんど描かれ無くてがっかりした。
紫式部はいつも勝手に気楽にサラサラ書いていて、周囲からの意見も笑ってはぐらかすという有様。
また道長や倫子や彰子が編集者の役割になり、源氏物語の作品形成に大きく関わるのかなと期待していたがそれもなかった。
よって、紫式部というヒロインは道長と子供時代からの腐れ縁関係を続けて子供まで作り、源氏物語も好きなようにダラダラ書き続けていき簡単に書けてしまった。なんか偉大な作家というよりも道長の愛人だった好き勝手にわがままに生きたたんなる愛人気質の今時の現代女流作家にしか見えなかった。吉高由里子のおかげでなんとか少しは魅力的な女には見えたけど。私には式部は好きなヒロインではなかった。
私はどうやってあの近代文学に近い奇跡の宇治十帖をどう苦労しながら書いたのかを見たかったのだが、そこをまったく描いてくれなくてとても残念だった。
その反対にサマーウイカの清少納言は素晴らしかった。あまり期待してなかったけど見事だった。これは案外と実像に近いかもとなんか納得してしまった。
2、源頼光や藤原保昌等の藤原道長の有名な家来武士団を全く登場させずにガッカリした。
藤原道長のスゴサとは、当時最強の武士達の親分だった事でもある。平安最強の武力を持つ事で、他の公家達に恐れられていたし信頼されていたのである。
道長はヤクザの親分のようなもので、ボディガードや裏の仕事で武士達を使って権力を強大にしていた。
また平安の都を守っていた。
とにかく平安時代の有名武士はみんな道長の家来だった。またそんな武士達が主人として仕えた道長はやはり男としてのそれなりの大きな魅力はあったのだろう。
道長四天王の藤原保昌や源頼光と頼光四天王の渡辺綱や坂田金時等の武士達も登場させれば、道長はヤクザの親分みたいな存在になり、もっとヤバクて怖くて大きな魅力的なゴッドファーザーみたいな男として描かれたはずなのに実に残念だった。また武士達をもっと登場させれば、刀伊の入寇ももっと盛り上がっただろう。彼等有名武士の有名な鬼や盗賊退治の武勇伝エピソードなんかも実写再現で見てみたかった。
また、同時代には三条小鍛冶宗近、安綱、友成やらのビッグネームの刀工達のいた古刀勃興期の時代でもあり、刀工達も登場したら盛り上がっただろう。
↑上の続き
3、倫子と彰子の宮廷サロンが地味過ぎて華やかさがなく、平安最高の宮廷サロンに全く見えなかった。
源倫子と彰子こそが平安文化を創りあげた偉大な女性なのである。もう少しそこを詳しく華やかに見せるべきだった。それとサロンの女房達がみんなしょぼ過ぎて小物女ばかりだった。紫式部なんかは実はサロンのたんなる一員の変わり者に過ぎなかったのにサロンの重鎮風な大物女官のように描き過ぎた。伊勢大輔や相模、小大君なんかの紫式部と対等で彼女にきつい一言を言える大物の美人才女の女官達をもっと登場すべきだった。
一番残念なのは、源倫子が紫式部に旦那をとられた
まるで可哀想なサレ妻みたいな卑小な存在に描かれていた点である。倫子が文化と宮廷をしきり、道長の権力を支えた大才女なのに、彼女の偉大さが少しも描かれなかった。
せっかく倫子役に名女優黒木華を起用してるのに、彼女の役不足になってしまい実にもつたいなかった。
もし平安のゴッドマザーの源倫子がいなければ、紫式部もいなく源氏物語も生まれなかったし、平安文化
生まれなかったし、平安文化は華やかなモノにはならなかったはずだ。彼女の力なのだ。平安時代にとり、また道長の最大の幸運は源倫子が道長の奥さんだった事だったろう。そして日本史上女性が主催して文化の作り手になり擁護者になったのは後にも先にも源倫子ただ一人である。源倫子は平安のポンパドゥール夫人のようなものである。
紫式部は女としても人間としても彼女と比べると器が違い過ぎて、彼女には完全に負けていたのに、それをしっかり描かなかったのがなんとも残念だった。
4、阿弥陀如来信仰やらの仏教文化を描くべきだった。
藤原道長のおかげで阿弥陀如来信仰が日本に根付いていくわけである。
道長も熱心な阿弥陀如来信仰者で大宗教者でもあった。道長は幾つかの寺も創建しており、大寺の法成寺の創建エピなんかも描くべきだったろう。
道長が魅力的なのはその点もある。阿弥陀信仰の無常感みたいなモノや阿弥陀信仰の流行なんかをドラマで描けば作品に深みも出ただろう。道長自身もそんな無常感も合わせ持っどこか醒めてクールな奇妙で変わった権力者で公家でもあったのだ。
また道長の同時代は有名な平安の僧達がかなりいた時代でもあった。空也上人、源信、良源と平安仏教の大スター達が勢揃い。また仏師もあの定朝がいた。彼等も登場させれば、よりドラマが面白くなっただろう。
ちなみに道長は陰陽師達も良く使用していて陰陽道は道長のおかげで大きく流行して社会に根づいたとされている。だから安倍晴明が死んだ後もその息子達なんかも登場させて欲しかった。
宗教要素も描いてくれると時代描写により厚みがでたはずだろう。
5、道長の側近の参謀的存在の相談相手の学者達も登場すべきだった。
道長の凄さは側近の参謀のような相談相手に慶滋保胤と大江匡衡という同時代最高の学者達を起用して、彼等に相談しながら政治をしていた事である。
この二人と道長が政治について密談したりアドバイスを受けているようなシーンがちょっと見てみたかった。道長の大物政治家ぶりが感じられたと思う。
大江匡衡は赤染衛門のダンナ役で一応チラリと登場しただけだったのがなんかとても残念だった。
道長は武士の武力と学者の知恵と宗教者の宗教勢力を持ちそれを重用した、ただの公家とは違うスケールの大きなビックマンの公家政治家だったのである。しかもゴリゴリの権力に執着した権力亡者でもなくどこか冷めてる部分もあった。悪の冷酷さと善の慈愛をあわせ持つ、まさにゴッドファーザーのマイケル・コルレオーネみたいな男だったろう。そんな魅力的な男だからこそ源倫子も紫式部も惚れたわけだ。男も女も惚れる男が藤原道長だったというわけである
6、庶民達の厳しい世界も
もっと見せるべきだった。
平安時代の庶民の生活は悲惨だった。貴族は天国、庶民は地獄だった。そのダークな庶民の世界はほとんど描かれなかった。
というわけで、この6点が描かれなかった点が私にはすごい不満だった。
これについては私と同意見の人達もかなりいて、それについてみんなと今でもよく話題になっている。
もっとも、脚本家は大石静さんだからそれを望むのは無理だったろう。彼女は政治文化文化より恋愛に興味があり、平安文化を恋愛の時代として描きたかったみたいだから仕方ないかもしれない。それにしても大石さんは武士と宗教を排除し過ぎたきらいはあると思う。
もし、またこの時代の歴史劇をやるなら、今度は政治文化史を盛り込むのが得意でヒューマン群像劇の名手の井上由美子さんか森下佳子さんか大森美香さんか福田靖さんか渡辺あやさんあたりに脚本はやってもらいたいものである。
この5人なら、この6点はしっかり重要テーマとして入れてくれて平安人物達がいりみだれる平安時代曼荼羅にさせてくれ平安時代を大きな物語としてダイナミックに描いてくれるはずである。
そして、藤原道長をマイケル・コルレオーネみたいに、源倫子を北条政子みたいにかっこよく魅力的に描いてくれるだろうなと思っている。
とにかく大河で平安時代を舞台にして取り上げてくれた事だけは大いに評価したいです!
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