4.04
5 769件
4 270件
3 101件
2 96件
1 139件
合計 1375
読み さなだまる
放送局 NHK
クール 2016年1月期
期間 2016-01-10 ~ 2016-12-18
時間帯 日曜日 20:00
出演
「大坂の陣」― 劣勢明らかに追い込まれた大坂城。 そこに駆けつけ、抜群のリーダーシップを発揮し、胸がすくような活躍をした、真田幸村。 幸村が生まれた真田家は、信州の小さな領主。 周囲の大名たちが繰り広げる戦乱の荒波に翻弄される真田家。 しかし、的確...全て表示
全 2517 件中(スター付 1375 件)1701~1750 件が表示されています。

2016-09-01 23:09:49
名前無し

無実の人が死ぬのはどうでもいいけど、三成などが決めた法を家康が破るのは許せない信繁。

2016-09-02 14:55:43
名前無し

昨日、新聞の三谷さん連載コラムで真田丸について語っていたけど、今までの大河のおなじみのシーンはあまり描きたくない。歴史研究家にはおなじみのエピソードでも一般にはあまり知られていないミニ関ケ原とも言える話なども少し掘り下げて描いてみたい、とか。
どおりで待ってましたという場面がナレで済まされていたり、ここをそんなに詳しく?という場面が長かったり。
三谷さんらしいけど、これからは知られていなかったエピソードにも少し興味がわいてきた。でも待ってました!っていうお馴染み場面もしっかり見たいな。

2016-09-02 15:01:15
名前無し

今までに無かったようなシーンを書きたいというのは、
三谷さんの自己顕示欲の一種のような気がする。
こんな脚本を書く俺って面白いでしょ、どうよ?というような。
登場人物が三谷さんにお付き合いしなきゃいけない。

そんなのより登場人物に整合性があって無理なく動いてる話の方がいい。

2016-09-02 21:53:20
名前無し

源次郎は三成の世渡り下手もわかりつつ三成の政務能力と三成の秀吉に対する「恩義」に、三成ほどの能力は自分にはないが三成を支えたいと思ったのかなと。
三成の「恩義」が自分の理想とする「義」に思えたのでしょう。
そもそも源次郎に義とはという部分で影響を与えてきた人たち(叔父、出浦)の行動は正義というより自分が支えると決めた者への忠を感じる。そして源次郎に義という部分で影響を与えた景勝は立場ゆえに義と現実に悩んでいた。

家康には義というものは全く感じない。源次郎は自分の思う義を貫きたいのでしょう。
源次郎も三成も賢いけれどずる賢いとは感じない。我が身の保身ではないからだからかな。
だから歴史的な結果を知りつつ応援したくなる。

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2016-09-02 23:19:58
名前無し

秀吉にはまったく義を感じないけどなあ。

2016-09-03 09:35:45
名前無し

真田丸、いよいよ佳境に入っていく楽しみだ。
正直ここまでは主役ってほどの活躍ないもんね。

とはいえ、再来年の大河情報あがってきたけど
戦国と幕末しか日本の歴史はないんかという感じでちょっとガッカリ。
別の時代の新鮮な作品もみたいな。

2016-09-03 10:12:37
名前無し

>2016-08-30 16:11:16 様
>信繁って、結局は頭の良くない田舎者だったということかな。

田舎侍の次男を取り立ててくれた秀吉に恩義を感じたんでしょうかね。
信繁が関ヶ原で豊臣方につく理由が史実としてもよくわかりません。
単純に家康が嫌いだったのかもしれませんね。

2016-09-03 13:34:11
名前無し

成り上がりで「祖父の代からの家臣」などというものたちが存在しなかった秀吉は、自分の味方を増やすために官位を与えまくったらしいので、そのおかげで秀吉様様になってしまった田舎侍とか次男坊三男坊は確かにいたのかもしれませんね。

気前よく官位をくれて、派手な花見や豪勢な茶会で楽しい気分にさせてくれて、華やかな殿中で夢を見させてくれた秀吉は、ケチで地味な家康にはない魅力があったんでしょう。秀吉はイベント好きの盛り上げ上手だったみたいですからね。たとえそれが儚い夢だったとしても。

陽気な猿と陰気な狸のどっちが好きかと言われたら、陽気な猿を選ぶのもしょうがないかもしれません。

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2016-09-03 15:35:35
名前無し

そう。家康には代々の結束の固い家臣団がいるんですね。
秀吉には、いなかった。家康は子供も多いし秀吉には年取ってからの一粒種の秀頼のみ。やはり流れは家康になるのかー。

2016-09-03 19:17:56
名前無し

どーも信繁の存在がイマイチ。武将っぽさを感じられない。
同行している新聞記者みたいな感じ

2016-09-03 22:20:57
名前無し

>新聞記者みたいな感じ

三谷さんの脚本のせいなのか、堺さんの個性のせいなのか・・・

2016-09-04 10:24:02
名前無し

ドラマは一週から二週遅れで追っているけど、ここを読むのも楽しみ。
三成のひとり抱え込んでしまう感じ、見ていられない。支える主人公と兄とのやり取りにも温度差や立場の違い、意識して遠ざけていたものがじりじりと迫るようになってきて、近頃は見るとどっと消耗。

2016-09-04 11:41:58
名前無し

篤姫の堺は良かった。これは周りが上手い人ばかりで目立たないかな。

2016-09-04 14:04:54
名前無し

新選組の堺さんもとてもよかった。

真田丸は堺さんの演技が悪いというより、
堺さんが演技しようがない状態になってる感じがする。
信繁という人物がしっかり作られていないから。
もともと信繁という人に大河の主役になるほどの記録が残されてないし。

2016-09-04 22:01:51
名前無し

わかりやすくて面白い。

2016-09-04 23:53:55
名前無し

徳川勢として会津攻めに向かいながらも豊臣を想う三成の義を信じ
命をあずける決意をした大谷吉継の男気に泣けました。
感涙する三成に「わしがおぬしを勝たせてみせる」と誓い、重い病を押して諸大名に加勢を求める書状を命がけでしたためようとする。もはや筆を執る力はなく魂の言葉を三成に代筆させ、迎えた朝には精根尽きて倒れこむ。その姿には鬼気迫るものがありました。このドラマの愛之助さんは素晴らしいですね。

そして真田。様子見をして乱世に乗じて武田の領地を取り戻そうとの昌幸の目論見は崩れ、もはや徳川か石田かどちらかに就くしか真田の生きる道はない。そこで信繁と昌幸は豊臣に就き、自分は徳川に残る、真田の家を残すにはそれしかない、と断腸の決断をした信幸がカッコよかった。たとえ敵味方に分かれても真田は一つなのだ。これまで弟の陰で目立たなかった信幸の見事な見せ場でしたね。今生の別れと涙を流す信幸の背を笑ってたたく信幸はやっぱりお兄ちゃんなんだなぁ。
今日は大谷と信幸に魅せられ見応えがありました。
いよいよ決戦。関が原がどんなふうに描かれるか楽しみです。

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2016-09-05 00:07:41
名前無し

なんでだろう。
今日がおそらく最高に泣ける回のはずなのに、うるっとも来なかった。
新選組のときは、山南さんの切腹でも近藤さんの処刑でも、顔が変になるぐらい泣いたのにな。

信繁が泣いてるのにこっちは泣けない。
理由もわからないし、フラストレーションがたまる。

2016-09-05 03:36:23
名前無し

三人が話し合う場面、良かった。背水の陣にまつわる故事に昌幸の見解、息子たちの受け答えがまたなんとも。

2016-09-05 08:02:07
名前無し

物語のクライマックスとも言える「犬伏」の回。
相変わらず草刈さんのセリフ聞き取れないとこあったし(笑)でもでも、大泉の演技は良かったね。
2人で話すシーンでの堺雅人の涙も良かった。
しっかし、どうでもいいけど・・・
信繁とか源次郎とか左衛門佐とか、呼び名がいろいろと変わって昔の人って大変だわ。
一番有名なのは真田幸村だしね。ようわからん┐(^-^;)┌
次回も楽しみです!

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2016-09-05 08:29:12
名前無し

 東西軍に残る案は、今までの流れからして弟が言い出すのかと思ってた。主役の見せ場の一つとして。でもお兄ちゃんだったねぇ。戦国の世は厳しいね、生き残るために血を分けた家族でさえ、戦場で相見える覚悟がいるんだね。
 
 
 うちの小学生の息子は、前々から「大谷吉継が一番昔の人らしく見えて、カッコイイ」と言ってます。歌舞伎役者とは知らないと思うのですが、やはり所作やセリフ回しがどこか違うんでしょうね、吉継と三成のシーンではちょっと泣いたみたいです。私も、二人の行く末を知ってるだけに切なくなりました。

2016-09-05 10:42:07
名前無し

大胆で直感で働く父と次男に比べて、長男は慎重で苦労が多いかと思っていましたが、意外と言っては失礼ですが「犬伏」の回では信幸が本当に力強くかっこよかった! 主役は「真田信繁」かもしれないけど、物語は「真田丸」のお話なんだなと改めて思いました。真田兄弟のシーン、刑部と治部のシーン、それぞれの絆に涙しました。
ガラシャ様自害の件はあららという間に終わってしまった。忠興がガラシャにそう命じてるシーンがあればもっとわかりやすかったと思うのだけど。悲劇なのにきりちゃんの「キリシタン意味わかんない」というセリフとか、案外重いガラシャ様と運ぼうとするところとか、なんかバタバタしてたなと。でもきりちゃんの存在が個人的には欠かせなくなってきました。

2016-09-05 10:51:16
名前無し

今日のスタジオパークは
美声で注目されている
直江兼続役の人が出ますね

2016-09-05 12:22:03
名前無し

兄弟が東西に分かれる策を信幸に言わせたのが良かった。てっきり信幸が徳川を信繁が豊臣を強く主張し最後は昌幸が結論を出すと思っていた。信幸も策士だった。
これまで真田は何度も大勢力の何れにつくかの判断を強いられ、都度、当主昌幸の勘に頼ってきた。今回は、息子たちが偉大な父に反抗した。昌幸は戦上手かもしれないが、時流を読む眼は衰えていた。群雄割拠の戦国の世が既に終わったとは己の存在意義の否定になり認めたくなかったのだろう。息子たちは、真田家の行く末を案じ最良の選択を思案した。一人酒を飲む昌幸の笑みは、息子たちの成長と真田家の将来に安堵しているようだった。
出浦が湯治でこの場にいないのは、今から思えば巧い構成だ。

2016-09-05 13:25:18
名前無し

せっかく真田親子3人が真剣に話してる中
部下が呑気に覗きにくるシーンがあって、
こういうおふざけは余計なんだよー三谷さんと思ったら
まさか、実際にあったことだったとは(笑)
これは減点と思ったがナシで。

今の状況では主役の信繁が空気っぽくなるのもしょうがないか。
一族で二手に分かれるのも源氏と平氏の時代でもうあったし、
信玄に薫陶を受けた昌幸なら知ってたとも思うけど。
にしても、昌幸が咄嗟に出したくじ引きは
どっちも秀吉側だったね(笑)
よほど家康につきたくないらしい

2016-09-05 14:31:53
名前無し

9月、やっと物語の本筋に入っていきますね!
ちよっと、遅いように感じましたが、
これから面白くなりそうです。
役者さんは中年(笑)
という自分も中年ですが
ドラマの作りが面白いので、このまま見続けて、
真田兄弟を見たいと思います。

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2016-09-05 16:36:07
名前無し

私も大谷吉継と三成のやり取りが一番ぐっときた!
三成の込み上げる涙にやられました。

2016-09-05 18:07:46
名前無し

ドラマはあれだが、スタパはうるっときた。
遠藤景勝、村上兼続の主従コンビはイケヴォコンビだね。
無名塾出身なんだね。もっと使ってあげて。
また新潟に来てほしい。

2016-09-05 19:51:55
名前無し

草刈さんは演技は良いが滑舌が悪くて、音量を上げないと聞き取れない。
堺さんが、いつまで経っても主役と思えない。
過去のドラマや映画は良かったんだけど。

2016-09-05 19:55:32
名前無し

無実の人々を、天下人だからと言う理由だけで大量虐殺していた秀吉に惹かれないけどな。。。

2016-09-05 22:00:47
名前無し

犬伏の別れも良かったけれど、三成と大谷刑部のやり取りの方が泣いた。三成にすっかり感情移入しちゃってるからなぁ。
あと稲も良かったな。

2016-09-05 22:33:31
名前無し

やっと真田丸も動いたな。今回はよかった。

2016-09-06 01:24:44
きのした

本当に面白い!。
独眼竜の頃の大河を大河ドラマとして考えておられる方にとっては重厚さが欠けると思うが、「天地人」や「江」等の時代考証の浅薄さ軽さとは違う、「真田丸」には軽快さがある。
戦国時代の終わり~江戸時代の日本史については、近年新たに再検証が必要とされており、そういった部分を三谷さんは脚本に織り込んでいるようす。
何十年後かの歴史物では定番エピソードになっているかもしれない場面を、今初めて私たちは見ているのかも知れない。

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2016-09-06 04:00:02
名前無し

犬伏はいまいちでしたね
次回に期待

2016-09-06 11:44:45
名前無し

定番と言われる戦国大河は今まで何回も見てきた。
掘り起こされつつある新しい時代考証も取り入れてみたいとなれば興味も広がる。
真田親子のシーン。そして三成、刑部のシーン。共に引き込まれた。

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2016-09-06 11:48:48
名前無し

犬伏、面白かったです。 笑顔に涙。

2016-09-07 10:15:34
名前無し

真田は武田信玄の頃が華なんだよな〜

2016-09-07 11:05:49
名前無し

大泉洋いい芝居するね〜。
堺さんの涙にこちらもぐっときました。
この2人のこんな芝居が見たかったんだよ!

2016-09-08 04:50:19
名前無し

犬伏はクライマックス?とのことで
期待しすぎたため平板に感じてしまいました
豊臣徳川に分かれる策を信幸兄さんが持ち出したのは脚色しすぎのようでちょっと不自然に感じました。
信幸の見せ所は、晩年だと勝手に思っていたので座りがわるい。


あのくじどっちも朱だったのですね。見逃してました。録画で確認
^^。父上こうゆうことはもうやめましょう。父息子キャラクターの表現がお見事!

今回面白かったのは
小早川秀秋と板部岡江雪斎のシーンでした。

2016-09-08 04:51:49
名前無し

3人のシーン、メイクが歴史画に似せてあるのでしょうか

2016-09-08 13:54:28
名前無し

犬伏の別れ。
お涙ちょうだいではなく、三者が納得し絶望的な気持ちはなかった。真田を残し、勝者側は敗者側を救うという希望がそれぞれある。またそれを言い出したのが兄源三郎というのが良かった。昌幸はどうみても、徳川方にはつきたくなかったがくじの描写でわかるし、源次郎は今までの流れから豊臣につきたいだろうし。
自然な流れであり、真田の生き残りの道もある犬伏の別れで良かった。

源三郎が挫折や嫉妬心、迷いを経験して成長した姿をみせてくれた。最初から源三郎が人物として出来上がっていないからこそ、この源三郎の成長をより大きく感じた。

三成と吉継の場面には涙。三成はここにきて人間くさくて信頼仕切った人間には自分の感情を出している。吉継は死を間近に感じ、最期まで後悔しない生き方を選んでいるように思えた。

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2016-09-08 19:26:47
ありえない

三谷の脚本が恣意的にすぎる。
嶋津も前田も黒田も蜂須賀も佐竹もいない。
ましてや芳春院はいない。
小西も安国寺もいない。
にもかかわらず、石田と大谷がすべてを取り仕切る。
ありえない。

大坂の陣の最重要人物の二人・片桐且元と大蔵卿局も演ずる役者があまりにも下手でひどい。
二人の存在が無視されているかのようだ。
織田有楽斎もたぶんスルーされることであろう。

おまけにスキャンダルを逆手にとって番宣をやったNHKの方針が裏目に出て、肝腎の視聴率がジリ貧状態になってしまった。

2016-09-08 22:04:22
名前無し

史実と史実の間を埋める想像が、なんとも面白い!毎週楽しみ。

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2016-09-08 23:24:43
名前無し

水族館ガールが終わったので、今楽しみに観てるドラマは真田丸だけ。

2016-09-09 09:11:03
名前無し

大泉洋が良かったー。
涙を流す弟に対峙したとき、一緒に泣くでもなく、「泣くな!」と叱るでもなく、ただうっすらと笑って励ます。

ここまで、いつも周囲の人(父親、舅…)の板挟みに苦しんで、大きな声を出すこともなくきた長男。
この先も、徳川勢と、徳川に思いっきり反発する父と弟に板挟みになるんだけど。

信幸は、きっとこれが今生の別れになるとは思ってなかったんだろうなぁと思うと、ホント切ない。

    いいね!(1)
2016-09-09 10:07:50
名前無し

正直言って大泉洋さんがつい最近までは苦手でありました。
モシャモシャの髪がウケ狙いのパーマだと思い
(セットに苦労されている天然だそうですね)
北海道ローカルの『水曜どうでしょう』でも安田顕さんと悪ふざけと
昔のイメージが強かったのです。
それがグングンと時代の波に乗り 何よりも演技がお上手!
中でも『駆け込み男と駆け出し女』と言う時代映画での役が素晴らしく
自分の認識を改めていた所に、この昌幸の演技。
常に板挟みで自分を抑えに抑えてからの真田家のために!
と心からの叫び、、効きました流石だと思います。
堺雅人さんが主役ではありますが、自分の中では真田の父と兄
有りきの大河だと思って視聴しております。

2016-09-09 10:44:18
名前無し

私も同感。今まで大泉洋さんて演技でもバラエティーでもどこかお茶らけている感じがして、ああ言えばこう言うって、どこか苦手でしたがこの信行の好演で見直しました!

2016-09-09 10:47:30
名前無し

↑信幸でした。

2016-09-10 07:33:48
名前無し

この有名な「犬伏の別れ」については、わたしの中では悲壮感漂うイメージが定着していたのですが、このドラマでは爽快感を味わうことができました。
他の方々も指摘していらっしゃるように、真田家を存続させるために、徳川方と豊臣方に親子が分かれて戦うことを主張したのが信幸だったことが、何よりもよかったのではないかと思います。

信幸は父や弟と違って、小手先で策を弄するタイプではなく、誠実かつ実直に道を切り拓いていくタイプ。
この信幸が今後の指針を示したことで、真田家の未来が確実に一本の道へと繋がっていくような、嬉しい予感を抱かせてくれたと思います。

一方、昌幸がずっと乱世の価値観を引きずり、「信濃と甲斐」にこだわり続けた理由を考えるとき、武田信玄という存在が浮かび上がってきます。
第2話での武田家の滅亡に際し、信玄公の亡霊(?)が昌幸の前に現れましたが、あの時以来、昌幸はずっと信玄公が自分に何を託そうとしたのか、頭の隅から離れなかったのではないか。だからこそ、戦によって「信濃・甲斐」を信玄に代わって取り戻したかったのではないか。
今回の「犬伏」で、息子たちが真田の将来を背負っていく覚悟を示したことで、昌幸自身が信玄の「呪縛」から自由になれたのではないか。そんな気がします。

信繁については、今回やっと「人格が再統合された」と思えるほど、人物像の輪郭がしっかりと描かれていたと思います。大阪編での信繁は「人格の統合に失敗した人物」のような印象を受けたので。
信繁が魅力を放つのは、真田家の一員としての役割をしっかりと引き受けて行動するときなのかもしれません。

大阪編の信繁にはこれといって共感できるものはありませんでしたが、それでも今回の冒頭で、大坂城を訪れた信繁の姿には心を打たれるものがありました。
20代のほとんどを大坂・京で過ごした信繁。田舎の青年が政治や文化の中心地に初めて訪れ、秀吉をはじめとする天下の要人たちを目の前にしたときの心弾む思いは、どれほど大きかったことか。
秀吉や茶々との出会いを回想し、天守閣を見つめる信繁からは、大坂を去る淋しさがじんじんと伝わってきました。


ところで、ここ数回の放送でわたしが興味をそそられた人物は小早川秀秋です。
浅黒い色合いの武将たちの中にあってただひとり蒼白。身に着けているものも派手なのに空気のように透き通った存在として、重要なシーンに登場し続けていました。
迷うことを知らない単純明快な宇喜多秀家の隣に、迷い多き小早川秀秋を配置するというのは面白い構図だったと思います。

身近な者たちは誰一人として小早川秀秋の「悩み」に気づかない。
追いつめられた孤独な小早川は、一番危険な人物を相談相手として選んでしまう。

なんだか既視感が…。
豊臣家で今起きていることは、織田信長の最後とどこか似ています。
いずれも、本当の敵は「内輪の人」でした。
歴史の皮肉、かな。


最後にもう1つ。
細川ガラシャの最後のシーンには驚きました。
火を放たれた細川家に飛び込んだきりちゃんがガラシャを助け出そうとしたとき、ガラシャは一瞬、生き延びる意思を示します。
何とも新鮮な瞬間でした。

夫の命令に従って死を選ぶことがキリシタンとしての道だと納得していたガラシャにも、本当は生き続けたいという思いがあったという描写。
ここから憶測できるのは、ガラシャの夫・細川忠興の冷たい人柄ではないでしょうか。

徳川家康の側室の阿茶の局も、家康の養女の稲も大坂を脱出することができたのですから、細川ガラシャだってその気になれば逃げ延びることができたはず。
妻に死を選ばせることによって、豊臣家にマイナスのイメージを与え、徳川家での自分の地位を確保する…細川忠興のそんな冷たい計算が見え隠れします。

だからこそ、脚本家は阿茶の局と稲のシーンをわざわざ入れた入れたのでしょう。もっとも稲の場合は、沼田へ逃げ延びる意思をここで描いておくことで、「次」の沼田城でのシーンに繋げる意図もあったと思われますが。

一瞬見せた生きることへのガラシャの意思と、阿茶の局と稲の脱出シーン。
こんなわずかなシーンによって、これまで同情的に見られていた細川忠興を「ゲスい男」として表現してしまうなんて、凄すぎます。
(深読みしすぎかもしれませんが。)

明日の「第二次上田合戦」も楽しみです。

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2016-09-10 15:00:49
名前無し

再放送でも見たけど
犬伏への流れは性急すぎたかな。
もっと石田や家康側からの圧力とかあってもよかったかも。
ちょっと評価を甘くし過ぎたかな。

2016-09-10 20:06:09
名前無し

2016-09-10 07:33:48さん、なるほどです。私は、きりが苦手なので「案外重い」に脱力し、ガラシャの戸惑いをスルーしてしまいました。

犬伏の回、大満足です。豊臣や徳川への義理立てではなく純粋に真田にとっての利になるかの判断でした。信繁の情勢分析は、歴史を知る視聴者からすると甘いと思われるかもしれませんが、三成が毛利輝元を味方につけ秀頼を奉じたとなると当時の状況下では一理あると思いました。必ずしも豊臣ひいきの意見ではありません。信幸の分析は、豊臣恩顧大名が徳川に既に取り込まれているのを知っているからのもので、こちらも徳川ひいきの意見ではありません。信幸に「我ら3人でもう一度徳川の大軍相手にひと暴れしたかった。」と言わせたのもよかったです。信繁については、大坂の陣での思いとの対比にも興味がでてきました。
信幸の背水の陣の話も面白かったです。信幸は、天才的策士の昌幸と信繁に囲まれ、日頃から「のけ者扱い」にされているとコンプレックスをもっていました。そこで史記などを読み、陰ながら努力をしていたのでしょう。他の二人を納得させる策を出せた背景ともとれる最後の3人のほのぼのとしたシーンでした。

稲が昌幸から「立派な真田の嫁」と認められたシーンもいいですね。明日の稲の行動が稲なりに考えた真田家のためのものと思えそうです。



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真田丸 前編 (NHK大河ドラマ・ストーリー)