3.64
5 37件
4 19件
3 9件
2 9件
1 14件
合計 88
読み くうはくをみたしなさい
放送局 NHK 総合
クール 2022年7月期
期間 2022-06-25 ~ 2022-07-29
時間帯 土曜日 22:00
出演
謎の転落死から突然生き返った男・徹生(柄本 佑)。妻・千佳(鈴木 杏)らから自殺を疑われるが身に覚えがなく、佐伯(阿部サダヲ)という男に殺されたのだと思い始める。(全5回)




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名前無し

遅くなりましたが、「空白を満たしなさい」最終回をみました。最後は時間が足りなくなったのか、千佳と両親の間に過去に何があったのか、今一つわからないまま話が進んだのが少し残念でした。
「妻を好きになったのは、彼女が明るいからだと思っていた。だがそれは違っていた。自分のなかに暗いものを持ちながらも、明るく生きようとする姿に惹かれたのだと気づいた」という、徹生の台詞。とても感動的なのだけど、両親と千佳の間の確執がどんなものだったかその描写が前にあったら、この台詞もさらに深いものになったと思います。
それにしてもせっかく復生者となったのに、またいずれ死ななければならないという恐怖、せっかく夫が戻ってきたのに、いつかまた消えてしまうという恐怖。想像を絶するものがあります。
けれどいつか失われる命だからこそ、いま出来ることをやっておきたい。そういう達観に達した徹生の、愛する妻や我が子を見守る目は、曇りのない美しさでした。
今の幸福が限りあるものだからこそ、それを思うさま愛し慈しみ飲み干したい…。徹生も千佳も、同じ想いに至ることが出来たのでしょうか。
しかし私にはやはりこのラストは切ないです。

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名前無し

今のうちにできることを、と千佳の両親に会いに行く。
娘と目を合わせようとせず、徹生の自殺は娘のせいだとまで言い放つ母。
この親子には何があったのだろう。
顔を歪めながら、でもきっぱりと、千佳はすばらしい人です、産み育ててくれてありがとうございますと伝える徹生と、自分を肯定されて感極まる千佳の表情に、心を打たれた。
千佳の両親は何を思ったかわからないが、徹生の言葉に千佳は救われ、徹生の復生に意味があったと思う。

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名前無し

終わってみれば、死というものを客観的に見つめながら…生きることを考えるお話かなと。
中盤までは、佐伯が語る人間の暗部があまりにリアルで…それを肯定してしまうと、自死まで肯定し誘発することになるんじゃないかとか。ある種不安を抱えながら、怖いものみたさ?にも似た引力に引き付けられつつの視聴だったんですが。
終盤の佐伯の言葉に、生きることへの希望があってホッとしたというか。そこからは、純粋にタイトルの意味を考えられるようになったかなと。
ミステリの観点からは、死に至るまでの失くした記憶の空白を満たす意味があるのかとずっと考えていたんですが、最後に語られた主人公の言葉から感じたのは、遺された者への気遣いというか…想い?
とりわけ幼い子供の父親としての、空白?父親の記憶がないまま時を重ねる我が子への、その空白を満たしてあげることなのかなと。もちろん奥さんの空白もなんですが。
自分がいなくなっても、遺された家族が強く生きていけるように。そのためにも奥さんのトラウマを取り除く必要があったというか、少しでも心が満たされるようにと、実家に連れて行ったのかなと感じました。
誰もが持つ暗い部分には共感もありつつ。それでも前向きに生きる希望を感じさせてくれる、いいラストだったと思います。

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名前無し

私の記憶では初登場だと思ったのですが、見逃したのでしょうか
滝藤賢一さん、国広富之さん、木野花さん
最終回にして初登場・・3人とも主人公がドアを開けるシーンでの登場でした
ドアを開けて主人公の瞳に入る3人3様の表情が忘れられません
すごいです
初登場にしてこの存在感、そして何故か感じる安心感
とくに滝藤さんの話し方、表情、髪型のつくり等”温かさ””信頼”を感じました。

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名前無し

とてもリアルでした。ごく普通のとってもリアルな日常のなかに、それぞれの人生の深み、、悲しみ・喜びがあるのだなとしみじみと感じました。てっちゃんが奥さんを良い人間だと伝えたシーンが胸にぐっときた。
心の中の暗いものを見守るということを、自分なりに解釈してみたいと思いました。

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名前無し

NHKらしいこってりとテーマを搾り出したような作りであったが、なんかスッキリしない。そのこってり具合というか、「人間」というものを追究するはいいが、その分、エンタメ力が薄らいでいく…ただ、「自殺」を取り上げるにあたって安易にゴッホを登場させるというのもなんか気分よくないし、しっくりいかない部分もある。

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名前無し

とても難しいテーマで考えさせられました。自分の死について悩む主人公にある時は共感し、ある時は距離感があり。
最後のシーンで救われた気がしました。多分消えたのでしょうね。
子供もいい顔してました。私はこの場面だけで涙がとまらなくなりました。全て浄化された気がしました。
死んではいけません。いずれ命はなくなります。永遠のものではないから。誰でも等しく年をとる。誰にでも死は訪れます。
まっとうしてください。そのためにこのドラマはあったのだと思います。死んだからと言って悩みが消える訳ではない。
安らぎが来る訳ではない。どこでもいいから辛い時は辛いと言おう。寂しい時は寂しいと言って欲しい。
生きてください。このひとときを。

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名前無し

「ミステリーだと思っていたら自殺抑止ドラマだった」と言う私の解釈でいいのかなあ?それならば、色んな伏線を回収する必要はないし、謎を解く必要もない訳だ。

このドラマを観て自殺を思いとどまる人や電話相談する人が増えればとても良い事だとは思う。そう言う意味でドラマを否定する気はない。

がしかし、いややっぱり、いやどうしても、ミステリーだと思って観ていた私としては、肩透かしを食らった感じが否めない。

もし自殺抑止ドラマであるならば「心の中にある暗い物を見守る」、この部分をもっと掘り下げるとか、拡げてゆくとか、具体的に描いた方が良かったんじゃないかと思ってしまう。

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名前無し

暗いものを見守る?
確かに、人間には暗いものがあるだろうけど、見守るとかりより、考えなくていいんじゃない?
それよりはタイムリーなのが、チカの母親。
新興宗教にのめり込んでる人って、こんな感じ。
魚は良くて肉はダメって、極端な考えw
毒親と和解させるのは逆効果だと思う。
解ってないわあ~!逃げることも大事だよとか、まっいいか!って適当でいい加減でもいいんだよって、そんなドラマ作れないのかなあ。
何か見てて重たくなるだけでのドラマだなあ。
見なきゃ良かった。こんなドラマ見て、最後相談する連絡先出てたけど、相談したら、説教されそうだね。

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名前無し

阿部サダヲさんからのイメージで、ミステリーかと思って見始めたんですが、まさか、まさかの展開で、見ていて気持ちを追いつかせるのが大変でした。
かなりディープでしたので、見ていて苦しかった。
でも復生者の会のシーンでは少し持ち直せました。
夫だけでなく、奥さんの方の心の闇や苦労は辛かったです。
残された者の立場が、あまりにも辛い。
☆評価は何か違うと思いますが、☆5つけます。
設定が日常、特殊なキャラでもない家庭をベースに、これほど突っ込んだ内容を細かに作り上げた脚本。
作者が意図していた流れに沿って、ドラマの軸というか、主張も表現されていたと思います。
見終わった後は、悲しかったし寂しい想いで胸が痛くなりました。

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名前無し

人間の根源的な悩みを深く掘り下げ、全人類に共通するような人間の本質をついたドラマかと思っていた。

しかし、徹生の幻覚を見てしまうシーンが画面に出て来る度に、精神を深く病んでしまった人(幻覚や幻聴に悩まされる)の話であり、何か特別な人(普通の人は悩みがあっても幻覚や幻聴と言った症状まで、なかなか行かないと思うので)の話に感じてしまった。

しかも千佳まで幻覚を見てしまうとなったら、もうそれは小説や作り話の世界だ。

「自殺」と言う大変重いテーマを扱った以上、最後はうやむやでよく分からない様な終わりかたは許されない。

制作側はきっちりと伏線を回収し、どんなドラマを描きたかったかを、視聴者にしっかり伝える義務がある。

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名前無し

生きたいから自殺してしまう。
これ、真実だと思う。
自分の望むように生きたい、その思いが高じて結果的に死を選ぶことになってしまう。
生きたい自分が、自分を殺す。
思い返せば、自分が死を考えたときもそうだった。

佐伯の「生きたいんです。私は。」と言った時の、涙を浮かべた目が忘れられない。
あれは、死を選ぶことになってしまった人達全ての想いだろう。
あのシーンを見て、あの言葉を聞いて、身近な人に重ねてしまった人も多いだろうと思う。
救われた人もいるだろうし、辛くなってしまった人もいるだろう。

徹生の記憶の中にあった佐伯との会話は、やはり自問自答だった。
だとするなら、千佳と佐伯の会話もそうだったのだろう。
千佳は、誰にも頼れなかった。
自分を救いたい思いが、佐伯との会話を生み出したのかもしれない。
いつだったかの電話で、千佳は「大丈夫です」を繰り返していた。
大丈夫なんかじゃ、全然無いのに。

ゴッホの絵を前にした佐伯と徹生の会話のシーンを見ていて、カウンセリングの役割をあらためて考えた。
カウンセリングでは、聞き手(カウンセラー)は、話し手(クライエント)自身の力で自身の心に気付けるように計らう。
カウンセリングは、クライエント自身が、自分で自身の内面に気付き、それを実際に言葉にすることを目的とする。
徹生が、もし、自分で自身が圧し殺している感情に気付き、それを自身の言葉として口に出すことが出来ていたなら、自殺せずに済んだのかもしれない。

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名前無し

佐伯のゴッホの話を聞いて、空白を埋めていった徹生に対し、今度は妻の千佳に空白が。死んだ人間は生きたかったのだ。自己肯定感の低い千佳に救いの手が現れることを。次週最終回が見逃せない。

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名前無し

気持ち悪さマックスの不思議な作品だ。

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名前無し

とにかく佐伯が魅力的すぎる
佐伯は存在するのか?という意見が多くて、もし佐伯がほんとうに心の作り出す影ならあまりにも魅力的なのも頷ける
だけど個人的には今のところそうは思えない…
佐伯がチカに何をしたかを権田も萩原聖人(役名失念)も知っている、それはチカが一方的に話しただけかもしれないけど…

なんにしても俳優陣の上手さ、演出や音楽、構成、脚本のすばらしさを非常に感じて、なんと質の高いドラマなんだろうと思う
これがドラマだよ!と。
ナレーションやモノローグのあるなしはドラマによってそれぞれだろうが、想像の余地を残す演出、説明が少なくても現時点で飲み込ませる説得力のある脚本、対比を明らかにする構成、ほんとに見事。恐ろしいのにずっと見ていたい。様々な違和感が散らばっていて、最後まで見届けた時にスッと腑に落ちる、あるいは新たな発見をさせるのではないかと期待。

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名前無し

おもしろい!このドラマ。…ゾワゾワ感と不気味感、ズルズル引き込まれる。俳優陣も七変化感のある面々で今後展開が楽しみです。事実を突き詰めていく主人公の心理状態を想像するとやや気持ちが疲れそうだけど、こういう心理を深掘りしていくドラマの醍醐味を1話目で感じとる事が出来ました。

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名前無し

最高!
久しぶりに、好みの作品を見た。
原作知らないから、全く違う話かもしれないけど、 阿部サダヲが演じている佐伯は、徹生の分身なんじゃないだろうか。
徹生が車に乗り込むシーン、車の施錠開けてたよね。
鍵がかかっている車の中にいる佐伯。
絶対現実的じゃないし、佐伯は徹生のことを知りすぎている。
それに、あの二人の会話はほとんど自問自答っぽい。
「あの警備員、最近見てないなぁ」と言ってた部長だけど、部長が言ってる警備員と、佐伯が同一人物かどうかもわからない。
徹生は、仕事の忙しさとストレスのあまり、 精神的に異常をきたしていたのでは?
ラストに出てきた、萩原聖人と鈴木杏演じる妻の会話は気になるけど、会話に出てきた佐伯と、徹生が会話してる佐伯は、本当に同じ人物?
徹生は、多忙と職場でのストレス、 そしてもしかしたら、妻と佐伯の間にあった"何か"が引き金となり、精神的に異常をきたし、 自分の脳内が作り出す佐伯と会話をするようになり、自分の分身に追い詰められて自殺…とか?

…と、そういう話かどうかは、まだ分からないけど、徹生の分身と捉えると、徹生と佐伯の会話は、凄く興味深い。
「奥さんと合体させてくれよ」という佐伯の台詞も、忙しさのあまり夫婦生活ができなかった徹生の心の声かもしれない。
鳩を蹴り飛ばしていたのもしかしたら徹生かもしれない。
このドラマは、柄本佑と阿部サダヲの競演ドラマ。
2人で1人の人物を演じているように思えてならない。

蛇足だけど、 柄本佑を見ながら「リク」という言葉を聞くと、別のドラマだけど「天国と地獄」を思い出してしまう。
柄本佑、本当に良い役者さんになったと思う。
阿部サダヲは、流石!

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名前無し

以前のような重めな土曜ドラマが帰ってきた感じ!
不穏な雰囲気、ブラックなファンタジー要素
剥き出される生々しさが視聴欲沸きます‼
だいたい萩原聖人が出てきた時点で
アチャーーーですよ……胡散臭いーーーー
終末、基!週末楽しめそうです

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