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「お金なら私が」って、ととを意識しての事だろうけれど、
すぐ大風呂敷を広げる性格は、やっぱり鉄郎に似ている。
それを豪快で頼られるととなのだと勘違いしている常子。
頑固さは青柳家、山師は小橋家の血だ。
人の為と思ってやっていた事が、実は自分勝手であった事を
編集者になってからようやく、どれだけ人に助けられ迷惑をかけてきたのかを知り、
人間として一人の女性として成長していく物語なら・・・そんなヒロインもありかなと。
今日の爆発して皆で笑うシーンがあるけど、ネタバレのほうではその時の常子の心情が詳しく書いてありました。常子は歯磨き粉は失敗におわったけど、みんなで何かをつくるということは良い経験となったとありましたよ。常子のあの笑顔はそういう気持ちからくるものだったのではないでしょうか?まあ、感じかたは人それぞれなんでしょうけど、あの場面は温かく爽やかな気分にさせてくれる笑顔でした。
実際には存在しなかった「お金持ちの祖母」がこのドラマの構造を根本から破綻させてる。常子が働く理由は絶対に「家族のため」でなくてはいけない。そうじゃないと「とと姉ちゃん」のタイトル自体に意味がなくなってしまうから。常子が働くのが好きだから、職業婦人に憧れるから、では駄目なのだ。
でもそうすると、何でお金を持ってる滝子に頼らないんだろう、となるのは自然なことだ。ここで大橋さんの実人生とフィクションの兼ね合いが上手くいってないので、話が進めば進む程、違和感は広がる。結局、理由は君子の滝子に対する意地、としか説明できなくて、君子は毒親なのでは?という疑惑が出てきてしまう。娘のためなら自分の小さな意地なんて捨てて、滝子に頭を下げればいいと思う。今なら滝子だって交換条件として常子の跡継ぎ話を無理強いしてこないことくらい、君子にだってわかるはず。どうしても気が済まないなら、最初にそうしようとしたように、地道に内職でもして何十年かかっても返せばいい。
鞠子の進学の条件がどうして、常子がお給金をその分稼いでくること、になるのだろう。常子の将来に枷をつけたくないから、跡継ぎ話を突っ撥ねたのではないのか?今さら、母親自ら常子に枷を背負わせるのは矛盾してないかな。もし、常子が自分のやりたいことを見つけて、でもそれがお金にならないことだったら、どうするのか。いや、常子が自分よりも家族が一番の娘だということは、君子が一番よく知っている。だからこそ、自分の希望に反しても青柳家を継ぐだろうと踏んで、ずっと仲違いの原因を喋らなかったのだから。
つまりこの流れだと、結局は滝子の話を拒んだのは常子のためという動機は二番目で、一番は滝子へのトラウマとコンプレックスによる反抗だったのだ、ということになってしまう。だから自分が常子に枷を負わせるのはOK、滝子に頭を下げるくらいなら…という理屈。
…ってな具合にしか見えないのですよ、今の君子を見てると。常子もお金を稼ぐ一番手っ取り早い方法は青柳家を継ぐことだって、いくらなんでも真っ先に思いつくよね、普通は。跡継ぎ話は滝子からサラッと話されたくらいで、その後常子はずっとスルーしてなんの意思表示もしていない。気に止める素振りもない。ちょっと不自然が過ぎると思う。君子がきっと嫌がるだろうと慮って、意識的に無視しているようにも思える。とにかく母親のことは、他人を気遣う以上に顔色を伺い気遣ってきた常子だから。
何も態度に表さなくても、一番常子を縛っているのは君子なのでは?そういう風に見えてしまう。制作側がそれを意図してないとわかっていても。
滝子というフィクションをモデルの人生に上手く馴染ませることができなかった。その歪みが全部、君子にきて、どうしようもない情けない母親像になってしまった気がする。
木村さんの好演で途中までは好きでいられたけど、もう、役者さんの演技だけじゃフォローできないくらいに矛盾は広がってしまった。
前々から指摘されてたことだけど常子就職のエピソードになって、この矛盾が隠しようもない所まできてしまったと感じる今週だ。
君子が常子を跡取りの嫁にしたくない設定はどこをつついても無理がないように作らなければ根本が破綻する
でも滝子も清もいい人にしちゃって、その話は棚上げするくらいしか打つ手がなくなった
(それでもいずれ蒸し返されると思うが)
滝子が常子じゃなくても鞠子か美子でもいいよ、と妥協したらどうすんのかね?
史実に抵触するから反対するしかない?
なんで母親は、娘に「悪いわね」の一言もないんだろう。
いくら働くことが好きだといっても、まだ15、6の娘が経済的に一家を支えると気張っているのを見て、自分が甲斐性ないばかりに…と自分を情けなく思わないのだろうか。
私が親だったら絶対にそう思うし言うし、私の親も私がそういう立場だったら、絶対にそう思ったし言ったと思う。
耳を疑ったのは、鞠子が進学するなら「まず常子が就職を決めなきゃね」…??????
脚本にどういうつもりがあったか知らないが、どう聞いても、鞠子の学費は常子が働いて稼いで出すことが、この時点でデフォルトになっている。
いつの間に。また、それをスラリと平気で口にする母親の歪み。
母親が進学をどう考えているのかはそう簡単に言えないのでは?
「高校(女学校)位は出ておかないと」と考える人が大学進学も大賛成とは限らないでしょう?
看護学校のような手に職がつく学校ならともかく
鞠子が進学の相談をした時に君子真っ先に口にしたのは、お金のこと。そして常子が稼ぐと断言した途端、手のひらを返して「大文豪になってもらわなきゃ」。君子のネックになっていたのはお金のことだというのは明白。手に職付けてほしいとか、堅実な人生を歩んでほしいからとかそういうことは微塵も感じられないやり取りだった。
「文豪」みたいな冗談を文字どおりに受け取るのはそれこそ冗談だと思うけど
どんな物語にも書き手のメッセージがあると思うが、この脚本からは何も伝わってこない。
制作者が好きなドラマを私費で作るならともかく、私たちは受信料という税金に似たものをテレビ局に払ってる。
法的には抵触してないと言うが、しかし倫理においてはどうなのかと、連日世間を騒がせてるいうニュースが、ととねえちゃんの内容とリンクしてるような気がしてならない。
母親の批判が多いですが今と時代が違うんじゃないかな
戦前の昭和は女学校行かせてもらえるだけでもすごいことだったよ
中学卒業したら働くのが普通だったし
大学なんて戦後の昭和30年でやっと女性は5%だったんですから
戦前はもっと少なかったでしょう。
男性だって大学進学はほんの一握りの時代なんですし
森田屋みたいな気さくな家の嫁になりたい。
ここの感想読んでそう思った。
お仕着せの将来が嫌で滝子に反発していた君子ですから、
頭から「私は賛成できないわ」じゃなくて、
せめて「その考えは素晴らしい事だと思うわ」で始まり、
「でもね、それにはお金がかかります」とつないで欲しかったという事じゃないですか?
私はそうです。君子は実に勝手な母親になっています。
歯磨きのやつって実話なんだ。
それをあんな浅くて薄っぺらい内容でしか
描けないんだから、脚本力がないということ。
大橋さんがどのように編集者としての才覚を積み上げてきたかは分からないが、少なくとも常子には、好き勝手やっている自己中、自己満足な女子高生という印象しか感じない。
ない袖は振れないし、どんなことをしても女学校とは思っていたけど
娘の大学は君子にとって想定外だったということなんじゃないかなあ。
今まで大学進学したいなんてそぶりも見せていなかったわけだし、まだ妹もいるんだし。
常子が自分の為にだけ働きたいんじゃなくて、鞠子や家族の為にお金を稼ぎたい、働きたいと思う気持ちが好きです。だから応援したいと思えるんですよね。長女だから働くのが当たり前とかの意見もあったけど、嫌々じゃないのがわかるので気持ちいいです。鞠子はこんな頼もしいお姉ちゃんがいて幸せですね。森田屋さんも本当にいい人達ばかり。見ていてホッコリします。いいドラマです。
当時は女学校をでたら嫁にいくか職業婦人になるしか選択肢がなく、大学に進学する女子は少なかったと思います。あさが来たや花子とアンなんかの女学校のシーンでも進学する人はほとんどいなかった、というより嫁になるのが普通だったのでしょう。
だから、常子が女学校を卒業すれば就職というのは最初から決まっていたようなものだから、君子の発言に不自然なところはなかったです。
あれでしょうね、ととが生きていれば常子も嫁にいくはずだったんだろうね。妹ふたりを嫁にやると札に書かれた決めごとは字として書かれており、前々から誰からも見られるようにしているからね。こういうふうに他人から決めごとの札が簡単に見られるようにしているのは常子なりの覚悟の証しなんだよね。つまり絶対に願いを叶えるってことなんでしょう。
歯磨き失敗、笑い・・・について「ネタバレの方で常子は歯磨き粉は失敗に終わったけど みんなで何かを作るという事は良い経験になった」とあるそうだが仕出し屋に住み込ませてもらって毎日、毎日みんなで弁当を作ってるのに・・・。「トンチンカン」だな!!! 清潔であるべき仕事場をこんな状態にして、ハッカが入ってるんだから掃除だって大事なはずなのに。いくら森田屋の許しをもらったからって大失敗しておいて笑えるなんてネタバレを教えてもらっても「あら〜、そうなんだ〜」な
んて一つも思えない。とにかく、全部少しずつトンチンカンなんだ
いいドラマですよね〜。
商品開発って大変でも、ワクワクするよ巻き込まれた方でも。
必ず成功する開発なんてまず無いんだけど、とにかく巻き込んで実地に持っていける行動力や説得力、企画のチカラ、あるよね。
お母さんの存在もかなり大きい。
見ていて何ら不快感も無いし、常識で言えばこうだなんて講釈たれようなんて気も全く起きない。
ここを見て唖然とするだけ。
君子はおかしな母親になってしまってる。
ありえない行動、発言に唖然。
常子の自主性に任せてるのかなんなのか知らないけど、母親ならまず森田屋にきちんと謝ろう。
多大な迷惑かけてるよ。
住み込みで働いてる従業員一家でも、やりたい放題ではないですか?
大惨事になってるのにほほほとお上品に笑ったり、ヤクザに後方でビクビクしたり。
まさか、私は関係ありませんとでも?
君子見てるとすごく嫌な気持ちになる。
そもそも鞠子の学費を常子が捻出するなら、君子の許可なんていらないよね。
面白くない。ただそれだけ!
録画見たけど、ヤクザは逃げる時に紙で包んだ練り歯磨きを持って逃げていないね。
借金はただ踏み倒しただけ。
150円はミシンを買えるぐらいの大金なのにな〜
つーかいい加減ミシン売れよ。壊れてても結構な値段で買ってくれるんだから
とと姉ちゃん 創刊号まで 空騒(唐沢)ぎ
歯槽膿漏の人のために歯磨き粉を作り続けてくださいm(_ _)m
わたしはトンチンカンだとか不快だなんて全然思いませんね。笑っている姿は小橋家と森田屋の人達との良い人間関係が描かれていると思いました。常子たちが森田屋にはじめて訪れたときは仲良くなるような雰囲気なんてなかっし、君子と滝子も和解する前はピリピリしていましたからね。今は皆朗らかな感じでとても良いです。
結局、もう歯槽膿漏の人たちはどうでもいいんですね常子は。
そういう設定はないんだろうけど
どうもこの人は他人を見下してるような
感じがいつもする
歯磨き話はここでチョン!! タイプライター編の始まり。もう驚かない。
森田屋との良い関係(?)に至ったのは、ひとえにまつさんのおかげ。
宗吉に「お前は了見が狭いねえ」の一言で決まったようなもの。
いい話しが一つもない。
魅力的な登場人物がいない。
全然おもしろくない。
NHK朝ドラブランドも地に堕ちた、その象徴の作品だと認識している。
これからどんな風に人生が展開していくんだろうかと楽しみです。
森田屋に居場所を見つけ、母と祖母の問題も和らぎ、とこういうことの方が人生においてはとても難しく大きな事。
それで、単純にお金の心配をできる方がはるかに安心。
だから失敗しても大丈夫と思える。
今回の朝ドラは楽しめる作品で良かったととても嬉しいです。
タイピストの話はモチーフ本にはなかったが,面白そうだと思ったよ。はいり先生は和文タイプの文字の並び方を教えずに,いきなり常子に打たせていたよね。ドラマだから省略したんだろうけど,私は文字の並び方を知りたかった。カタカナはアイウエオ順ではなくイロハだったような今日の放送。和文タイプは文字が多いから大変だなあ。その点今のPCは変換が出来て楽だなあ。
戦前の女子大は金持ちの優秀な娘でないと行けなかったところ。らいてうさんは何不自由なく育ったお嬢様で,いくつも学校を出て心中事件まで起こして世間を騒がせた女性。
鞠子の学費を稼ぐために常子は俄然張り切るのだろうが,常子は何をやりたいのかが気になる。
今まで、目立った動きをしなかったからほとんどスルーしてたけど、ここに来て、君子がなんだか気持ち悪くなった。
気味の悪い母親だ。
ドラマが始まって以来、彼女のエピといえば、自分のわがままで親と仲違いし、子どもの仲介で仲直りした。これだけ。
自分が犠牲になってでも一家を支えなければ、子どもを守らなければという気概も、子どもをきちんと教育しなければという熱意も、居候先の一家に対する細やかな気づかいも、何一つない。
ほにゃほにゃとものを言い、いつも薄ぼんやりとしている。
そのくせ、森田屋一家に対しては、そこの娘への口のきき方、自分の娘のわがままを一緒になって通そうとするところなど見ていると、何かしら優越感のようなものが漂う。
(これは、娘にも伝染し、娘は彼らに迷惑をかけても申し訳なさをきちんと表すことができない。)
まあ、君子という架空の人物を責めてもしょうがない。
結局は、作家の思考や人間性そのものが、こうした人物像を作りだし、動かしているわけだから。
ということで、この部分は、私は大きく作家自身が疑問だ。不思議でしょうがない。
一体、どういうふうに育ってきた人なのか、どのように親というものを考えているのか、家庭環境や人間関係を一度知りたいものだ。
そういえば、「まれ」では、作家が自身のダメな父親を、ドラマの父親に投影させていたというが、でも、あれは、意識的な創作ではあった。
今回は、無意識のうちに、きれいだが何もしない歪んだ母親像がし徐々にでき上がってしまっている。
コワイものだ。
君子をしっかり者に描くと,常子がとと姉として活躍できなくなるからそうなってるだけだよ。
チューブ爆発事件の顛末を楽しみにしてたのに、なんにもなくてガッカリぽん(やっぱり)。
星野が爆発の最中に現れたから、さすが理系男子、原因と今後の対策をレクチャーしてくれるのかと思ったら、「○○と△△が反応して!$%&」て一言叫んだだけ、だれも聞いちゃない。最後はみんなで歯磨き顔につけてアハハウフフ。
あほらし。
本を作った人の話なのに、少しは知的なところ見せろよー。欲求不満になるわ。
まさか編集部編じゃ、こんなことはないんでしょうねッ!
歯磨き事件の顛末も就職先も違う様だが、実話の通り描くと何か不都合でもあるんだろうか?
もうすでにエピソード毎に言動の変わる人だらけで収集がつかなくなってる様に見えるのに
まだ捜索が続くとは、、、もはや怖いもの見たさ状態
あ、捜索じゃなくて創作です。
別にこの朝ドラが史実と違う創作でも全然構いません。大橋さんでしたっけ?彼女の生き方が小橋常子にこめられていれば、史実と違うフィクションであってもなんら問題ないと私は思います。
前作のあさが来たが残念な作品でおわったのは、広岡浅子の意思が白岡アサにこめられていなかったことです。広岡とは全くの別人を描いたことは失敗でした。結果、あのあさが来たはなにを描きたかったか分からなかった人がいっぱいいたと思う。
フィクションでもいい、史実にあった人の思いや意思はちゃんと描くことは大切な事だと思う。
このドラマの常子は見ていると大橋さんの意思をちゃんと受け継いでいると思う。この人は自分のことよりも妹たちを優先したらしいけど、それはこのドラマでも描かれているからね。
常子さんいくらオリジナルな人物で、人とはちょっと違った才能があったとしても、ヒロインなのですから、せめてあさのようにいつも謙虚で他人に対する感謝の気持ちを忘れない人物にして下さい。妹たちを幸せにしようと思うなら、まず自分の日常生活にしっかり芯を通した方がいいと思います。
歯磨き粉を渡したモニターの人たちは放置するのでしょうか?主に森田屋さんのお客様にもたくさん渡したと思いますが。
見ると面白いが、これってものはない。
梅ちゃんみたいだ。
朝ドラはどんな駄作でも打ち切らず半年垂れ流しというシステムなので、こんな低レベルなものでも恥ずかしげもなく放送しているのか。
良質のドラマを届けたい、モデルになった女性の素晴らしさを皆に伝えたい、というような作り手の意図はあるのか、ないのか。
少なくとも、このヒロインのひどい描き方を見る限り、後者はなさそう。
さっさと雑誌を作って、早めに打ち切り、その代わりにモデルになった関係の方々と視聴者へのお詫びの印にドキュメンタリー番組でも作ってほしい。
毎日ちゃんと見ていますが、いろいろと謎
歯磨き作ろうと思ったのはおじさんの借金返済のためでしたっけ?
試作を何度も作ったり、モニターで配ったりして、元手はかなりかかってますよね。売上は借金取りに全額持っていかれたし、その後作ったチューブ入りのは全滅でしたよね?
結局、経費分、丸々赤字ではないですか?
何故やめるんでしょう。消耗品だからリピーターもあるはずなのに
私の見方が半端で理解出来ないのかもしれません。
おじさんに感化されてビジネスの種を探し始めて、
どうせなら人の役に立ちたいと歯槽膿漏に目を付けましたが
歯磨き粉を作ることになったのは、作り方を教えてもらったからとしか言いようが無いですね。
作ってる間に、おじさんは更に借金を重ね、妹の学費問題も出て来て、どんどん目的は単純に金儲けへとなって行きました。
笑えない程の赤字を出して終わった事は間違いないでしょう。
ものすごく退屈で笑えない、半年も続くコント?
そうでした。
ありがとうございます
普通に見てて、最初のきっかけが何だかさっぱり思い出せませんでした。
BSで朝一回見て終わりなもんで(-_-;)
結局、歯磨きの作り方は丸々教わり、肝心なところでお婆さんに助けられ
本末転倒なビジネスごっこだったわけですね。
先週からの歯磨き騒動は、常子の初ビジネス挑戦という彼女の人生で大きな意味を持つであろう体験を描いただけでなく、それを通して小橋家と森田屋さんの家族的な絆が感じられてとても心温まるものでした。みんなで協力し盛り立てた事業がチューブの破裂で一瞬で水の泡。そこを笑って仕方ないねと終わらせられるのは、まさに「家族」だと思います。森田屋さんは常子の挑戦に初めから快く協力してくれたのだし、迷惑を根に持つような人たちではないでしょう。君子や常子だって迷惑をかけたことは台詞ではっきり自覚しています。森田屋さんの温かさを改めて感じるエピソードでした。
君子は上京して一家で実家に世話になり始めた当初から、就職先を懸命に探していました。母親との確執もあったけれど、なるべく自立して生活したいという気持ちが強いのでしょう。だから確執が解消した後も、すんなり実家に戻ったりせず、森田屋さんでの仕事を続けたのは私にはとても好印象でした。結果、女学校の学費だけは頼っても、小橋家として独立して生計を立てようとするのはむしろ偉いと思います。その結果、常子が就職して家計を助けることになったとしても、それは常子自身が望んだことで本人は決して犠牲になるという意識はないのだから、君子が悪い母親だと責められる理由はないと思います。鞠子を進学させるのは、今の君子の収入だけでは困難なのですから。
をして常子が青柳の店を継ぐ話ですが、それは以前、常子が滝子にそういうことは全く考えたことがないと答えた時点で終わったことだと私は思います。むしろそのとき滝子が卒業後の女性の生き方の選択肢の一つとして職業婦人の道を挙げ、(その後東堂先生の言葉に後押しもされて)それが今の常子の就職希望に繋がっているのです。今後、その話が蒸し返されるかどうかはわかりませんが、滝子は納得済みのことだと思います。
ともあれ和文タイピストという常子の卒業後の道が見えて
展開がますます興味深くなりました。
家族のため、常に前を向いて明るく突き進む常子を心から応援します。
今回の借金肩代わりにこそ、「お母様の援助はうけられません!」と言うべきではないか?君子は。
跡継ぎの話を「考えたことがない」のは、その話が初耳だったのだから、当然のことだと思います。そこから青柳家を継ぐ、という選択肢も含めての思考が始まるのであり、常子はあの時、将来への選択のスタートラインに立ったに過ぎないのだと思います。それを跡継ぎ問題の最終回答としてしまうのは、ちょっと小橋家寄り過ぎる視点じゃないでしょうか。
そして、いくら常子が自分を犠牲にしているなどと思っていなくても、それは常子側からの視点の話であり、親まで同じ視点に立って子どもに背負わて当たり前と思うのは、やはり酷に思えます。親は常に一歩先の未来を見てあげてほしい。もし常子が重荷に感じ始めてしまったら…その時の逃げ道を少しでも考えてあげてほしい。常子が健気だからこそ、そう思ってしまいます。あの時代、長子が家族のために働くのは当たり前なのでしょう。でも小橋家には、それ以外の選択肢もあるかもしれないのです。実際に滝子にお願いするかどうかはともかくとしても、常子に頼る以外の道についてチラとも考えを巡らせない君子はどうなんだろう、と思ってしまいます。
歯磨き粉をつくって売っていたのは鉄郎の借金の返済のためじゃないよ。常子自身がお金がほしかっただけだよ。あとから鞠子が進学したいと聞いて鞠子のために金を稼ぎたいとなったんだよ。失敗に終わって常子が笑っていたのは、金は簡単に稼げるものじゃないと思ったんじゃないのかな?
滝子はヤクザに啖呵きって金を払わんではスジが通らないと思ったからすぐに払ったんだと思いました。そうでないと粋な江戸っ子じゃないよね。滝子の常子たちは身内なんだといった意識が表れていると思いました。
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