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| 合計 | 294件 |
髪に花を飾った奈津を泣いて見送った後、周防と二人で歩いていた糸子が「しみじみ幸せだ」と語ってるのを聞いたとき、不倫嫌いな自分でも糸子が可哀想になった。
糸子がもっと小ズルくて知恵が回れば、バレないようにうまく不倫をすることもできたかもしれないのに、アホだから何もかも真正面からの真っ向勝負にして玉砕してしまう。
女らしい上手な嘘も言い訳も言わない（言えない）。
足を洗う糸子や、周防の顔を見てデレデレしてた糸子を見たときは、やっぱりコイツでも女だったんだなあ～と半ば驚くような気持ちになったが、結局はいつものように糸子は男の役回りになってしまう。
気の毒で、ため息が出た。
そんでも、器用に不倫を続ける糸子だったら嫌いになるに決まっているんだよな。
糸子はケジメをつけて、一歩を踏み出した。
周防さんの奥さんは心にケジメをつけられたのだろうか？夫がいても病弱な彼女の惨めさや孤独は計り知れない。
ワザワザ小原家までやってきた姉弟は？
彼らは何一つ悪くない、でも一生傷は残るんだと思う。
小者スズメの暴言は気分のいいものではないし、確かに甘えもあるが、横綱級の糸子が残した爪痕とは比べようがない。
糸子は規格外の面白い女性だが魅力的だとは思わない。これは個人的な感想です。
ありがちなことだが、不倫は男より女が責められる。
糸子が告白しようが何をしようが、無視することもなく自分の意志で浮気に走ったのは周防さん。
奥さんを傷つけたのも周防さんだ。
でも糸子は、きっと全部自分が悪いと言って、自分一人で背負おうとするだろう。
不倫のきっかけを作ったのは間違いなく糸子だ。妻子あるとわかって告白をしたのは糸子本人。
これは責められるべきことだし、糸子を肯定してはいけない。
周防はどんな思いで団子を妻子に持って帰っていたのか。周防もまた肯定してはいけない。
どんな理由があろうとも人を傷つけた二人。別れたから済む話では無いと思う。最後に身体を重ねるなんて酷い話だ。
糸子は馬鹿だよね・・・
小原さんが講師だから北村の工場に来た・・・と言ったり、体を近づけてきて糸子の話を一生懸命聞いたり、周防さんの無自覚？な？「先天性オンナ殺し体質」にコロッとヤラレちゃって
糸子は免疫無いからね
恋愛経験もなく、好きでもない人と結婚したくもないのに結婚して、それでも旦那に浮気されてやっと少し女らしくなってきたかと思えばその旦那は戦争に取られて死んじゃって
そこに来てあのオンナ殺しだもんね、舶来のブーツ履いて糸子の作った服ほめてくれて、楽器弾けるしスイーツ作れるし優しいし、殴られる糸子を体張って守ってくれるし
周防さんの奥さんは、生涯をかけて周防さんを陰に陽にイジメてやってください
さよなら周防さん(T_T)
不倫に関してはあかんけど、綾野剛が色っぽすぎて・・しかし、もともと北村が変に噂を流すから周防さんの仕事がなくなって糸子のとこにくることになってしまったので北村がもう少し度量が大きければあの時点でサヨナラになってたのにと思います。
それより三週間ないのか～い(T_T)高校野球100回めおめでとう。仕方ない。
北村も免疫なかったんだろうね、こういう方面に。
ま、みんな悪くてみんな駄目、ってことで。
甲子園は熱中症に気を付けて！
でもなぁ…周防さんの奥さんも辛いよな。
原爆症の具合がどの程度か分からないけど、なんとなく花子とアンの村岡の妻とか、あんな風に想像してた。あの人は結核だった？最初は家のことも出来たんだろうけど、徐々に弱っていき寝たきりになる。心も閉じていくんだろうな。多分自分が奥さんで、夫が綾野剛演じる周防さんだったら、薄々気づいていても何も言わずに目をつぶるだろう。ただ子供達が傷つくのは嫌だろうな。そして毎日夫が自分の元に帰って来てくれさえすればそれでいいと願うかも。だって綾野剛だもん。例え不治の病の身でも糸子にはあげられない。（既に妄想入ってます、ごめんなさい。）
もし夫がほっしゃん演じる北村だったら糸子に談判しに行く。旦那を好きにしてくれていいから母子３人暮らせるだけのお金はきちんも払ってくれ、と。糸子はそれだけの甲斐性があり、きっちり約束を果たす義理と人情もある女だ。糸子のお母ちゃんが言い放った通り、糸子はずっと長男であり家長であり立派な稼ぎ頭だった。それってすごいことだよ。すずめなど糸子の足元にも及ばないだろう。だから最後の最後で朝帰りしたのは悔しい。朝までお喋りしてました、は通用しない。私が脚本家だったら既成事実は作らないで別れさせたのになー、とそこだけ残念。
浮気はするよりされる方が辛いのでは？
病弱で家族に負担をかけている弱い立場の奥さんは尚更。
糸子は周防さんの奥さんが病気って知ってたよね？あの大切なブーツを守った奥さん。（確か）
周防さんとのことで責められた夜、三姉妹はお母ちゃんを許してと謝ったけど、叱られている内容は多分わからなかったはずです。
でも周防さんの小さな男の子はお父ちゃんを返せって言った。どこから知ったのか、哀れすぎる。
同じことをしても男より女の方が責められる。しかし仕事は順調、「いのち短し恋せよ乙女ちゅうて！」と笑う糸子は恋とあと何を失ったんだろう。
そうでした。
花子とアンの花子は妻子持ちの村岡と恋仲になりました。
でもドラマでは村岡には病気の奥さんはいるけど子供はいない設定でした。
で、ドラマでは花子がぼーっとしている間に村岡は結核の奧さんを捨て、周りがお膳立てをしてくれて花子は無事に村岡と結婚しました。
糸子は周防との恋愛が成就せず、袋叩きにあいました。
花アンに比べればカーネーションの方がまだマシだった、と当時思ったものでした。
しばらく放送がないのか。
実は長女と次女があまり好きではない。
これからは三姉妹がデザイナーになるまでの成長も描かれる。やはり自分にとっての完璧なカーネーションは「さ、お昼にしよけ」まで。
でもまだ最大の神回が残ってる。
最初の放送のときも、大人になった長女役が決まって発表された時点で、もう猛烈な叩きが始まってたよね。
次女役の人も、嫌がってた人は嫌がってたが、自分は大人直子の役の女優を知らなかったから何だかよくわからなかった。
優子は、髪をおかっぱに切られて騒いでいた子役の優子が一番好き。
直子も、そのデカい目の優子がいたときの直子が一番。
聡子は新聞紙をフーフー吹いてた子、つい最近までのが好き。
北村のおっちゃんの横を通って新聞を取りに行く聡子が可愛かった。
糸子と周防の恋を美しいと書く人がいることにびっくり。
周防の子供達は父親の不倫を知っていた。どこが美しいんだ？
ただ、真実を捩曲げずにドラマにしたのはすごいと思う。そこだけは褒めたい。
カーネーションは色々な意味ですごいドラマだと思う。
花アンの史実はけっこう悲惨なんだよね。
村岡花子さんは略奪婚だったんだけど、その際に、相手の村岡さんには、子供を捨ててもらった。
花子さんは村岡さんの子供を引き取らずに結婚したんだよね。
史実では、その子は関東大震災で亡くなった。
でも花アンでは村岡には子供はいないことになっていた。
やはり朝ドラとしては描くのが困難なことだったんだろう。
渡辺あやさんを含むカーネーションのスタッフが村岡花子の生涯をドラマ化したら、もう少しシビアに、違った描き方をしたのではないかと思う。
少なくともカーネーションでは周防の子供が糸子の子供に食ってかかるぐらいの描写はあった。
ただ、こっちのドラマで自分がちょっと「？」になるのは三浦組合長。
店で共に過ごしたのは糸子の意志でもなく、周防の発案でもないことにするためか、日雇い仕事で怪我をした周防を自分が引き取らず、「迷惑かけたったらええやないか」とオハラに送り込んだ。
そこだけが納得いかないし、気持ち悪い。
糸子も周防も大人だから最後の最後に体の関係を持ってしまったとしても自分は気にならない。
そうだとしたら二人とも言い訳しないだろうし、罪も自覚してるだろう。
不倫は絶対に悪だと自分は思うが、やってしまったんなら罪を認めるか認めないか、そこが重要だと思う。
「自分らはそんな気なかったんだけど」なんてのが一番イヤだ。
好きです！で火をつけて
うちの好きにさせてもらいます！で不倫の噂を否定するどころか継続の宣言して、今までお世話になった人たちを裏切り従業員には無視され八重子さんにさえ呆れた顔をされて四面楚歌。それでも愛する周防さんのためにどんどん突き進む糸子。結果、周防さんの夢を奪ったんやなって男前な別れ方をしたけど、恋に盲目的になった糸子のひとり劇場だったような ー
周防さんは家では悲しむ奥さんを糸子と同じようにそっと抱きしめていたんだろうか？
うーん、恋に駆られる糸子に対して周防さんはつかみどころがないねんなぁ。朝ドラが生々しくならない為の妖精さんだったのかな。
「不倫は文化だ。」「不倫は芸術だ。」と言ったとされる著名人がいました。しかし実のところは「文化や芸術から不倫が生まれる。」という内容でした。この内容は否定しません。実際にあり得るからです。
和裁や洋裁も１つの文化であり芸術であります。愛のない結婚をし、夫を瞬く間に戦地に獲られ、大人の女性としての本物の愛を知らずに一人残された妻という肩書と裁縫のみで帰りを待ち続けた糸子が、魅力的な男性と不倫する。これはドラマとしてはあってよいことだと思っています。
ちなみにリアルタイム放送当時はそう思っていませんでした。全話視聴後の今の率直な想いです。
今どき不倫がダメって書き込み多くてびっくり。ここ主婦ばかりが来てるんでしょうか。
ダメでもなんでもやむを得えないことってあるのが人生。カーネーションはそのリアリティからいっても大変な秀作です。
不倫をやむを得ないとか言っちゃう人は、自分の事しか考えられない人なんだろうなあ…
というか、むしろ今の時代の方が不倫に厳しいと思うんだけど…
小泉今日子なんかを叩いちゃう勢力がここの大勢っぽいですよねー。だいたいが、近藤正臣の、迷惑かけたったらええっていうような煽ってるセリフがあったように、優等生なドラマじゃないから、カーネーションはおもしろかったんだし。
実話のお母ちゃんのえげつない不倫と比べたらドラマの美しいこと。
綾野剛なら眺めているだけで幸せ。
抱き締められたら鼻血ブーだわ。
コシノ三姉妹が｢こんな綺麗ごとでホントのお母ちゃんを描いていない｣と怒ったのも分かった。
NHKから実話どおりは無理と言われたそうだが、実話は不倫相手の男児とコシノジュンコが同じ小学校で同じ学年だからね。
よほど岸和田には他に良い洋装店が無かったのだと推察する。地方の初期の社交ダンスの先生なんかも、今だったらまず生徒は集まらないだろうな〜といった雰囲気だし。料理の先生とかもね。
巨大な子役たちが初登場した回が昭和29年の設定。
昭和29年のオハラ洋装店は時代の最先端を行っていたのだろう。
音楽だって、銀座のカンカン娘とか言ってる時代だ。
私も鼻血ブーに一票。
また長期のお休みに入っちゃったんで、周防さんシーンをリピートして見た。(^^;)
見れば見るほど良くできとるわー。周防さんとの２年後の再会からどんどん惹かれていく乙女のような糸子。そして妻子がいると最初から言ってはいたけどまるで生活感を匂わせないそよ風みたいな周防、いや綾野剛。ホントにさー、人殺しみたいな変な役多かったんだもん、良かったよね。
カーネーションと空飛ぶ広報室と八重の桜の容保が今のところベスト3だわ。ハゲタカが今ひとつで残念！
ホントのお母ちゃんの不倫劇場なんて誰も見たかないわ〜。(ToT)あさが来ただって新次郎とお妾ふゆの子供達、存在すらも無かったことになってたし。史実ものは難しいのよね。
〉新次郎とお妾ふゆの子供達、存在すらも無かった
それ以前に、ふゆは、新次郎の妾にすらならなかったよね。
年寄りの番頭のお嫁さんになって。
それを思うと、カーネはやっぱり勇気あるドラマだった。
黒柳徹子が、母親がモデルのチョッちゃんの朝ドラは父親が生きていたらドラマ化は出来なかったと言っていた。
朝ドラではないが白洲次郎・正子のドラマは、白洲の娘は「ドラマは観ない」と言ったとのこと。
小篠綾子は生前は朝ドラのファンで、自分を朝ドラのモデルにして欲しかった。
いろいろだな〜。
不倫はダメ。
寂しい人生だろうが、皆を養ってるからだろうが、娘から否定されようが、糸子は仕方ないと思うのは間違い。
皆から総スカンの代償は当たり前。それが不倫。
でも、ドラマは好きです。綾野さんの演技も素敵でした。奇抜な役しか知らなかったから、あんなフワっとした役も出来る方なんだとファンになりました。役者ってすごいですね。
名作だ秀作だと言われたのも不倫騒ぎが起こるまで。一代記全般に言えるけど
子供が成人する頃にはガツガツした様なヒロインの立身出世の物語から一転
中途半端な家族物語で退屈な時間が経過して行く。
不倫なんてありえない。
でもそうなってもいいって人と
会ってないだけなのかも。
糸子は出会ってしまったんだなぁと
思った。
縁て甘美であることも
すべてを台無しにすることもあるよね
娘が成長してからは糸子を含め直情型の女が３人。
子どもの頃から顔を合わせると口げんか取っ組み合いとライバル心むき出しの犬猿姉妹のデザイナー物語はあまり興味ない。
周防さんと不倫するまではとても良かったのに。お金に物言わせてわが道を行く糸子にはモヤモヤしかない。やはり告白などせず胸の内だけで終わらせて欲しかった。子供たちの、父ちゃんを返せ、は糸子に直接聞かせたかった。相手家族の悲しみの上に成り立つ関係なんてだらしないだけ。
不倫はやむを得ないと言ってる方
芸能人の不倫も許容してね。
自分の配偶者や恋人も許容してね。
でも、実際は芸能人も配偶者も叩かれる。
まあ、やむを得ないっていう人がいるから不倫がなくならないのかもね。
不倫はもちろん絶対良くない。でも、ドラマとしては、人の負の部分を描いてはいけない、ということではない。要は描き方で、悪いことを肯定したり、スルーしたりしてはいけないということだと思う。
カーネーションの場合、不倫を描いたけれど、糸子に多大なダメージを与え、それが道に外れた、悪いことだ、と示している。周囲の困惑ぶり、泣いて非難する従業員、近所の噂になって後ろ指さされ、親戚知人押しかけて糾弾され、相手の子供さんを苦しめた。
ドラマを見た印象では、糸子の惨めさ、愚かさが浮かび上がったように思えた。
周防さんとの関係の中で、糸子はどんどん傲慢になり孤立していった。自分から別れを切り出すまでの過程で糸子の愚かさや孤独感は描かれていたと思います。
ただ、周防さんと別れたあとの糸子のスッキリ感がどうもモヤッとするところで、
朝帰りして眠っている子どもたちの間で伸びをする。
繁盛している店で仕事に精を出しお客さんに軽口をいう。６年後にはファッションショーを開き、昌ちゃんとも木岡のおばちゃんとも和気あいあい。
いつまでも不倫や周防さんへの思いを引っ張らず糸子の胸の奥にしまい込み、あえて描かず心機一転という流れは観る方も気持ちいいんだけど、なんだろう、その向こうに周防さんの奥さんや子どもたちの笑顔が見えないせいか、さ、糸子を応援するぞーって気になれないんです。
自分は不倫破局が起きるまで、「糸子を応援する」っていう気持ちで見たことがなかった。
小原糸子という凄い女の人の人生を見ている、と思ってただけだった。
女だからという理由でバカにされたくないと言って自分よりずっとデッカい男の子と取っ組み合いをしたり、子供の頃から大人相手に集金をして手ぶらで帰ったことがなかったり、そんなすさまじい人は私なんかの応援は必要としないし、私とは何の関り合いもない人だ、と思っていた。
不倫で袋叩きにあい、孤立し、愚かさと醜さをさらけ出した糸子を見て、逆に初めて「おバカさんで可哀想に」と思った。
糸子は加害者で、被害者は周防さんの奧さんと子供たちだから、糸子を被害者として可哀想だと想うわけではない。
ただ、阿呆な失敗をしたみっともなさ、加害者になった申し訳無さをしっかり受け止めて、それも自分の一部としてまた生き直そうとする糸子を、初めて応援する気持ちになった。
周防さんの奥さんと子供たちを幸せにするのは周防さんの仕事。
周防さんには一生、奥さんと子供たちに償い続けてほしい。
感想は人それぞれですね〜。
私はパッチ屋や紳士服のお店で男たちに混じって頑張ってるときや百貨店のマネージャーと掛け合い制服を売り込む回では応援してましたよ。
戦時中は家族が疎開する家とお店をクタクタになりながら往復する糸子も。
不倫した糸子に対しての思いも人それぞれでこの話はいつまでたっても平行線のままだと思います。
でも、今は客観的に糸子を見てる自分がいます。
周防とあんな馬鹿な真似をしなければ、糸子はただ偉くて立派なだけ、ただ尊敬できるだけで終わっていたかもしれない。
それはそれで、何となく深みのない、上っ面なドラマになったかもしれない。
無断外泊で朝帰りしたあと子供たちの布団で伸びをする糸子の姿には、どことなく汚ならしいような生理的嫌悪感をかすかに覚える。
計算の上だったのか図らずもだったのか、あのシーンには大人の穢らわしさと子供の聖らかさとの対比がある。
見るのがつらい反面、あのシーンのお陰でこのドラマは大人の鑑賞に耐える作品になったような気がする。
「盗人猛々しい」「憎まれっ子 世に憚る」という言葉が浮かんできた。
糸子を「岸和田のドン」と呼びたくなってきた(-_-;)。
小原洋装店にしれっと現れて一芝居打った後にちゃっかり夕飯を食べていく北村。許されないデマを流して周防さんを窮地に追いやって糸子との関係をアレコレ詮索される要因にもなったのに。よく糸子は許したな〜。
きっとあのつぶらな瞳から涙をポロっと流して謝って、懲りずに何回も糸子の前をウロチョロしたんやろな。もしかしたらまた千代お母ちゃんが緩和剤になったのかもしれません。
実在の不倫相手をトキメキ要因は儚げな周防さん、日常的なパートナーには愛嬌ある北村と分けて、タイプは違えどどちらも憎めない人物に描いているのは脚本家さん、策士やなあと思います。
綾野剛さんとほっしゃん。絶妙ですね。
そして脚本家さんの予想を超えた（多分）存在感を発揮されていたと思います。
カーネーションはキャスティングも素晴らしい。
糸子も不倫を無かったことのように、ご近所さんとファッションショーしてるんだから、北村がご飯食べていても不思議じゃない。
不倫は過去の笑い話的になってるんだから。
このような不倫批判も想定内。最終週前の週で、「この脚本家様、天才だわー。」と思いました。これ以上は書けませんが…
まだ笑い話にはなってないと思うよ。
多分、ご近所さんも家族たちも、過去の不倫の話には触れない。
そして周囲の人々はみんな、糸子の不倫が終わってホッとしたはず。
糸子が周防と別れたとわかっているからファッションショーも楽しく見に来られる。
かろうじて糸子と北村のふたりの間でだけ、北村が流した噂の話ができるだけ。
子役が大人役になるまでの長い月日の間には、まだ従業員が冷たかったり、ご近所さんがよそよそしかったりした時期もあったんだろうなと想像できる。
不倫中は八重子さんでも、「うちには背広を着るような男はいないから」と、何とか距離を置こうとしていたもんね。
糸子と周防さんが終わったらしいという話が広まって、それからまた少し時間が経ってから、やっと人間関係が回復したんだろうと思う。
糸子としたら、その時期は何の言い訳もせず、できず、耐えるだけだったと思うよ。
表面的にはすごく元気に見えただろうけど。
不倫でさえも男らしく貫く糸子の筋の通し方には天晴れとしか言えない
しかしこの愛し方は正に愛人を囲う大店の団さんそのもので、、、。
どれだけ二人が真剣な付き合いでも男からしたら囲われる自分が嫌に
なるだろうに、、糸子の愛し方はこの方向しか出来ないのだ。
何て哀れな女だろう。
心の中は寂しさで満ちているのに埋めてくれる相手は半分女性的な
優しさで糸子の男勝りのバイタリティと甲斐性に惹かれる弱い男たち。
不倫の善悪と言うよりも、糸子の持ち合わせた業のようなモノに
突き動かされて 美しく変身し翻弄されて行く糸子を見事に演じ切った
尾野真千子と儚い色香と妖しさで見るものを虜にした綾野剛の最上の
演技を魅せられた麻生祐未の朝帰りを責める目付きも北村の抱擁する
二人を覗き見て嫉妬に囚われた表情も完璧だった。
まるでこの週だけ何か特別な劇場のようだった。
朝ドラでここまでの完成度でヒロインの恋情を描いたものは
もう見られないだろう。
尾野真千子とほっしゃん、付き合っていたんでしたっけ？
ここで知り合ったのかな？
作品と私生活が、重なって見えた朝ドラでした。
そうなんですよね〜。カーネーションの唯一の負の遺産は尾野真千子と星田英利のリアル不倫です。（泣）この２人、アドリブで意気投合、波長が合ったんでしょうね。で、ほっしゃんの方が熱あげて本気になり過ぎて離婚、独身の尾野真千子はなんとな〜く飽きたのかほっしゃんを振っちゃう。ほっしゃんの前は名前をなくした女神の共演で高橋一生と付き合ってたのに。なんてもったいないことしてんだ、オノマチは！オノマチに振られてからのほっしゃんはもうツイッターでも荒れまくり。安倍さん叩きが酷すぎて見てられない。それ知ってるからどうしても、ほっしゃんも北村も好きになれない私だわ〜。
糸子と北村の夫婦漫才のような掛け合いは息があっていて、きっと尾野真千子さんとほっしゃんは相性が良く一緒にいて楽しかったんでしょうね(でも不倫はダメ)特に北村は糸子にずっと片思い、その役柄のままにほっしゃんはスラッとした女優さんにポーッとなったんだと想像します。尾野さんも一時的にでも(なんと綾野剛ではなく)好きになったんだと思います。
カーネーションの脚本家さんは理由は分からないですがこのドラマを執筆後に一切の賞を辞退すると宣言されましたし、一層寡作な作家さんになられたような気がします。
糸子役の尾野さんも北村役のほっしゃんも、カーネーションを思い出すときにチクリとするものがあるかもしれません。
これも名作の宿命？なのかなぁと勝手に思っています。
事実はもっと破天荒で、もっと傍若無人だったようですが、それではドラマにならないので、この恋の物語をどのように作り上げるか、脚本をはじめとする制作陣はさぞかし考え抜いたことでしょう。
その結果、はかない一時の恋愛、プラトニックに近いものにとどめた。
（綾野剛の出演はわずか3週間。でも、詩情さえ感じさせる強い印象を残したのは、やはり力を入れて作り込んだ賜物かと思う。）
しかし、この恋の話は、後になってきっちり回収されます。
因果ということを、作り手はどこまでいっても忘れていない。
そのあたり、やはり嘆息しながら見てしまうドラマです。
綾野剛が演じた回、
単に以前からファンだったんで
わーいスゲー朝ドラ出るぞー的な
軽い気持ちで録ってたけど、
削除できずに保存してる。
先日なにげに見たら、
グーっと掴まえられた。
ヒロイン始め、それぞれの
役者の時期、タイミング、ポテンシャル
全てが合致した熱量ある表現だと思う。
私は近藤さん演ずる組合長が好きだ。
迷惑かけたらええやないか。
命は燃やすためにある。
物語の中では詳しく語られることはないけど
多分戦争で愛する我が子を亡くしておられることが推測される。
人の道に外れることはしない方がいいに決まってる。
でも生きるということは論理では割り切れない
人を愛することは生きているからできること。
あれだけ逃げずに丁寧かつ容赦のない戦争描写をしっかり描いた
からこそ組合長の想い2人の想いにシンクロして何度みても心に響きます。
主婦は不倫が大好きなどという下卑たナレーションを
入れるような浅ドラとはちがいます。
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