11月1日夜11時NHK Eテレで、怖い絵本のテーマで朗読劇があるみたいです。語り手は、ノンさん、コムアイさん、趣里さん、みたいです。テーマ通り、怪談話になりそうですが、お三方女性がどんな語りをするのか楽しみです。
一昨日の深夜、1:10〜Eテレで「怖い絵本」という朗読番組が再放送されてました。(>>7さんがご紹介された番組です)
1本10分で3本。
のん出演・朗読の「いるのいないの」
コムアイ出演・朗読の「おろしてください」
趣里出演・朗読の「かがみのなか」
怖い話がとても苦手で深夜に観る気にはなれなかったので、録画しておいて日中に観たのですが、のんさんの「いるのいないの」、とても良かったです。
ゆっくりとした、優しくて落ち着きのある話し口調で、凄〜く聞き取りやすい声と話し方。
「あまちゃん」の時とは全く違う!
朗読するお話の中に、子供とお祖母さんのやり取りがあるのですが、そのお祖母さんの話し方が、子供の話し方とは全然違うニュアンスというかイントネーションで、
朗読する文章が、絵本のようなアニメーションと一緒にひらがなで画面に出ているので、次の言葉を知りながら観ている訳ですが、この台詞はこうくるだろうな、という予想を良い意味で裏切ってくるお祖母さんの台詞のイントネーション。
のんさん、本当に上手いんだなぁ…と、感心することしきりでした。
お話の方は、絵の雰囲気や演出もあって、何となくぞわっとするような小さな怪談話という感じですが、のんさんの朗読が本当に素敵で、見ごたえのある10分間でした。
「おろしてください」と「かがみのなか」は、「いるのいないの」の不気味な余韻が胸の中にズシリと残っていて、怪談話が苦手な私はまだ暫くは観る気になれなくて観てないのですが、のんさんの語りが、あまりにも良かったので感想を書きたくなりました。
「あまちゃん」以降、色々な事情の為?あまりTVで姿を見かけなくなったのんさんですが、こうした朗読番組の語り手としても、もっと活躍して欲しいです。
あの語り、子供とお祖母さん二人の台詞のイントネーションの使い分けは、本当に素晴らしい才能だと思うので。
ちなみに昨夜、「いるのいないの」は、クドカンさんの「眠いいね!」でも紹介されてました。
深夜に観ると、やっぱり怖い!
恐る恐る、天井を見上げて何もいないよね・・と、確認してしまいました笑
沢村貞子さんという、昭和の名女優さんがいました。(1908年11月11日〜1996年8月16日)
若い頃は知らないのですが、きっぷのいい明るい雰囲気の方で、とても好きな女優さんでした。
名脇役として活躍された方で、生涯で350本以上の映画に出演されたとか。
映画だけでなく、TV、舞台にと、晩年まで素晴らしい演技で魅了して下さった女優さんです。
沢村さんは、女優業だけでなく、随筆も結構書かれていて、子供の頃、家にあった「暮らしの手帖」に掲載されていた沢村さんの随筆も、子供ながらに楽しく読んでいた記憶があります。
その沢村貞子さんが書かれた本の中に、「わたしの献立日記」という一冊があり、その本に書かれた毎日の献立の中から、貞子さんに優しく語りかける口調でレシピを紹介する5分間のお料理番組、「365日の献立日記 」。
私の大好きな、心がほっこりするような、そして、とても美味しそうな番組です。
語りを務めているのは、鈴木保奈美さん。
「貞子さん、昨日は〇〇を作りました。今日は何にしましょうか」
そんな貞子さんへの優しい語りかけから、番組は始まります。
沢村さんは、女優として忙しい日々を送りながらも、家庭第一、旦那様にとても尽くすタイプの方だったそうで、旦那様の夕食が作れないからと、2日以上家を空けるような仕事は頑なに断っていた程、家庭第一、旦那様第一の人だったそうです。
毎日の献立も朝昼晩、おやつまで作って記録していたらしく、大学ノートに書かれたらしい、その沢村さんの献立日記の頁を画面に映しながら、「今日は、これとこれにしましょう!」と、レシピ決定。
調理中の映像も、とても丁寧で美しくて、見ているだけで気持ちがほっこり。
一応、お料理番組なんですが、普通の料理番組とは違って、ドラマ中の調理シーンのような作り。
鈴木保奈美さんの語りが、終始、レシピ紹介というよりは、調理中の女性のお喋りのような感じなので、優しい声のお喋りを聞きながら、料理が出来上がるのを見ているような5分間。
時間が短いので、少し心が疲れた時に眺める癒し番組として、食事の支度をするのが面倒な時のモチベーションをあげる番組としても、お薦め出来るかもしれません。笑
そんなに、難しい料理も凝った料理も出てきませんが、沢村さんは、忙しい合間を縫って、こうして毎日お料理していたのかな、旦那様と楽しい団欒のひとときを過ごしていたのかな、そんな風に微笑ましく思える番組です。
鈴木保奈美さんの優しい語り口調が、見終ったあとも、いつまでも頭の中に残るような「365日の献立日記」
宜しければどうぞ。
放送は、Eテレです。
朗読劇に広い意味で入ると思うけど、「漢詩紀行」は良かったですね。私が見始めた時は滝沢修さんで、次が江守徹さんでした。謡で鍛えた朗々とした声で叙情的に朗読し中国の雄大な山水画に出てくるような光景が流れ、至福のひと時でしたね。
11訂正とお詫び。
× 謡で鍛えた
○ 舞台で鍛えた
本当に申し訳ありません。×の方でも意味が通るから厄介ですね。
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