



4.50
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| 合計 | 8件 |
| 読み | シミュレーションしょうわじゅうろくねんなつのはいせん | |
| 放送局 | NHK総合 | |
| クール | 2025年7月期 | |
| 期間 | 2025-08-16 ~ 2025-08-17 | |
| 時間帯 | 土曜日 21:00 |
舞台は、総力戦研究所。若きエリートたちは「対米戦必敗」を予見していた…? 命をめぐる“頭脳と心の闘い”を描く、究極の人間ドラマ
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熱くなった空気には抗えない、流されるまま・・。
政治家や軍人だけが悪いのではなく、マスコミが煽ったからだけでもなく、国民の中にそういう空気が出来上がってしまうともはや止められない。
今世界で勇ましいことを言う政治家が持て囃されている、日本でもそういう空気が出てきた。空気が熱くなる前にやれることがあるはず。
自分も過度に熱くならないように冷静でいたいと思う。
本当におそろしい気持ちになった。
みんな心ではダメだとわかっていながら戦争に突き進んでしまったこと。
どうかあやまちは繰り返しませんように。
机上演習の結論はアメリカとの総力戦は必敗。裏を返せばアメリカの必勝。イギリスから参戦を求められたとき、必勝と分かっているアメリカが日本に対してどのような外交を展開するか、見通しは暗い。さらに裏返せば、研究結果が「日本に勝算あり」なら戦っても良かったのか?
統帥部は、日米が開戦すれば必ず敗けることを知っていたからこそ覚悟し、戦況がどんどん悪化する中、継戦能力が尽きるところまで戦い抜くことができたのかもしれない。
「日本の未来をよく考えろ。戦争をやるとやらない、どちらに望みがあると思う」東條英機の言葉なのかどうか寡聞にして知らないが、ルールを決めて国同士が殺人を競うことが認められている国際社会においては、負けたとしてもどこまで戦ったかが重要なのだ。
ドラマの後のドキュメンタリー部分の話になるが、日中戦争以降、臨時軍事費という特別会計が通って潤沢な戦費を陸海軍が使えるようになったという。軍の官僚達は予算獲得のために軍事計画を立案し、獲得した予算を使い切るために計画を実行する。負ける計画など立案しても予算が獲得できるわけないから日米開戦を想定外にしたり、計画が実行可能であるかのように根拠のない数値を引用するという思考の逆転が起こる。
戦後のインタビューだろうか、御前会議で企画院が報告した石油自給の数字は根拠を全然持っていなかったことを陸軍燃料課の石油試算担当者が他人事のように語っていたのが印象に残った。
24年前期の朝ドラ『虎に翼』でも総力戦研究所を取り上げていました。ヒロインの佐田寅子の再婚相手星航一が総力戦研究所いた過去があり、回想で皆と協議をしたのち日本は負ける結果を出したが、陸軍大臣東条英機が机上の空論だと突っぱねて、やって見なければ分からないと戦争に踏み切り結果敗戦に至ったことが描かれた。本作では沢山の資料を集めて豪華俳優陣に優れたスタッフが集まり作っただけに映画を見ているように見応えがありました。どのような経過で戦争に踏み切ってしまったのかを朝ドラで描き切れなかった真実が描かれそうなので心して見ていきたい。
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