3.25
5 611件
4 72件
3 33件
2 46件
1 470件
合計 1232
読み えーる
放送局 NHK
クール 2020年4月期
期間 2020-03-30 ~
時間帯 月曜日 08:00
出演
https://www.nhk.or.jp/yell/
(月〜金)昭和の音楽史を代表する作曲家・古関裕而と、歌手としても活躍したその妻・古関金子をモデルに、昭和という激動の時代の中で人々の心に寄り添う数々の曲を生み出した作曲家とその妻の波乱万丈の生涯の物語。
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名前無し

酷すぎて呆れたわ。
お父さんはクリスチャンで子供を助けた善行で亡くなったのに、閻魔様って?
その上和装の死装束だし。
何もかもメチャクチャ。
いくらスピンオフだからって酷すぎる。
中身も全く面白くない。
お父さんの事などすっかり忘れてたのに、今更何これ。
今週はずっとこんなスピンオフなんだね。
特に思い入れのない脇役のスピンオフなどみんな興味ないと思うよ。

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名前無し

この素人に毛が生えた様な歌声で音が勝ったって事??
この歌のどこが千鶴子に優ってるの?千鶴子の歌唱シーンがカットでいきなり結果って視聴者を馬鹿にするにも程がある。ガチで比べられたら千鶴子が優ってるのが丸分かりだからでしょ。真面目に努力した才能ある人間が、何でたったの一週間やそこら女給やってありふれた男女の別れ話をチョロっと垣間見ただけの付け焼き刃の人間に負けなきゃならんの?ヒロイン上げが無理矢理過ぎて呆れるわ。

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名前無し

どうして音が選考に残ったのかわからない。技術は劣っても何らかの魅力があるってことかと思ったのにそうではないらしい。
どうしても音が苦手で、出てくると本当につらい。頼みごとをするときですら偉そうで、すぐに怒鳴りちらす。リアルな知り合いだとしてもあまり近づきたくない。
主人公も引き受けた仕事を簡単に投げ出す。銀行時代から社会人とは思えない行動ばかりで共感できない。1年間も何の実績もあげてないのに待遇が下がるとなると妻がしゃしゃり出てきて脅しにかかる。同僚があんな人だったら本気でいやだ。
で、あんなに書けなかった応援歌を作れた理由は結局わからなかった。

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名前無し

最終選考の二人に音が選ばれるって?
あまりにも都合の良い展開に引いてしまった。
他の学生の方が遥かに上手いし、千鶴子さんとはレベルが全く違う。
いくら主人公の奥さんだからってこれでは荒唐無稽の漫画のような話だ。
どうせ子供の時のかぐや姫展開になるんだろうね。
苦労とか努力とか全く描けない作品は嫌い。

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名前無し

どうせ歌うならラーメン屋の前じゃなく球場だろう。
当日の朝完成したから観客が歌えないのは分かるが、モノクロにして直前練習までやったなら、球場で応援団の歌唱だけは最低限やるべきだろう。ギリギリ間に合わせた意味があるのか?

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名前無し

結局、最初から音に「椿姫」をやり遂げる技量が無いのと、時間や予算の関係で降板と共に諸々省略したんだろうが、オーディションまでやって舞台の完成形も見せないで強引に終了に持って行くやり方。曲が聴きたいだけでこの疑問符だらけの夫婦に興味が無い者にとっては拍子抜けでしか無い。「椿姫」を観たかった人も少なからずいただろうし「紺碧の空」を球場で歌わせなかった時も、千鶴子に歌わせないで音が選ばれた時も同じ。音楽を題材にしてるのに最大の醍醐味は必ずと言っていい程省く。要らない脚色に無駄に時間を割いた中途半端で不完全燃焼な脚本と演出に思える。

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名前無し

今日の回は素直に感動した!と言いたい。15分間、大きく心を揺さぶられた回だった。二階堂ふみ、そして窪田正孝の熱演に拍手。

今週のゲストMVPが双浦環なら、陰のMVPは藤丸だ。彼女がのんきな男どもに音の孤独を気付かせる。これはバンブー恵の役割かと思っていたので意外だったが、すごくよかったと思う。藤丸さん、好きだ。
そこからは窪田正孝が上手すぎて急速にドラマに引き込まれる。藤丸に言われ考えているのか自転車にぶつかる裕一。帰宅すると画面に映り込むベビーグッズがもはや音を追い詰める品々にしか見えない。そして音はいない。
音のことを理解している裕一は、音を探してちゃんと学校にたどり着いた。彼なりに考えて、敢えて厳しい言葉を音にぶつけることで、音に自分をなぐらせた(と私は思った)。音の本音を爆発させるには、これしかない。
始めて本音をさらけ出し、自分が嫌になると言う音を、ずっと裕一が撫でている。しゃがんで、帽子をとり、音に語り掛ける。
もうここからは泣いてしまって、記憶もあやふやだが、とにかく感動した。
自分の夢と子供。どちらも大事。わかっているのに諦めきれない。そんな自分が嫌だという音に、何一つ諦めなくていい=君のままでいいと言う裕一は、間違いなく世界で一番音を理解している人だ。
君の夢は僕の夢。二人は出会った時から、いや、出会う前の文通の時からそうやって愛をはぐくんできた。豊橋の小さなホールで歌ったように、今度は世界の大きな舞台で、二人の夢を。
その夢を僕が育てる、と言った裕一に感動。いや、ほんとに、今日のはよかった。

お産シーンは朝ドラお約束の絶叫もの。音のお産はこうでなくちゃ。
しかし撮影が間に合っていて本当に良かった。今後、産後赤ちゃんを抱くシーンはまず撮影不可能かと。これだけいいドラマなのに撮影にかなりの制限がかかるのは非常にもったいなく思うが、この主演二人と今作のスタッフなら様々な工夫で見せてくれるのではないかという期待もある。今週一週間、素晴らしいドラマを堪能させてもらった。

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名前無し

久しぶりの男性主人公の今作。
私にとって男性主人公朝ドラと言えば「走らんか!」だ。正真正銘男性一人が主人公。私はおもしろく見ていたが、残念ながら視聴率は悪かった。
今思えば、どこか女性に媚びのある作品だった。出てくる女たちの強いこと強いこと。男の弱いこと。主人公まで弱かった。私がおもしろく感じたのはまだ若かったからかもしれない。

「マッサン」は男性主人公だが夫婦の物語だった。初めから結婚している。夫が天才型の「ゲゲゲの女房」「まんぷく」は夫がドラマを引っ張るがあくまでも主人公は女性。妻が夫を支え、助け、夫は成功する。

この「エール」も、「マッサン」のように夫婦ドラマだと思っていた。ポスターは夫婦だし、窪田正孝も「二階堂ふみがドラマの顔」と言っていた。やはり朝ドラはヒロインが重要という意識があったのだろう。
だが、「エール」は、ここまでは、古山裕一が主人公の男性主人公ドラマだ。
こんなに裕一が堂々とメインでドラマが進むとは、あまり思っていなかった。普通に夫婦二人三脚でいくものと思っていた。が、このドラマでは裕一の天才性がかなり強調されている。天才肌ではなく天才そのもの。
対する音は普通の人の代表だ。凡人よりは音楽の才能をもっているが天才ではない。が、同じ音楽を学んでいることにより裕一の天才性を人一倍理解している。音は作曲に関しては裕一にまだ口出ししていない。今のところ音が出張っているのは契約だけ。最重要課題の作曲については音は無力。
朝ドラで「妻のおかげ」にしないのはかなり忍耐が必要だと思う。脚本家にも女優にも。女に簡単に功を与えない、媚びていないこの姿勢は私は好きだ。

ドラマは裕一中心で進んでいる。引っ張っているのは確かに窪田正孝だ。はっきり言って、二階堂ふみが相手役と聞いたときは負けるんじゃないかと心配したが、それも杞憂だった。二階堂ふみが全力で音を演じているが、窪田正孝も全力で裕一を演じて、けして負けていない。
先週後半から作曲の話になり、一気に窪田正孝劇場になってきた。繊細さ、純粋さ、愛嬌、包容力。彼の良さがこの裕一役で爆発し、男性主人公の朝ドラ成功例となってくれることを期待している。
そして、徐々に音の重要性も増し、やがては夫婦の物語になっていくだろう。最終的には夫婦ものの代表作と言われるくらいになってほしい。

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今日も楽しませていただきました。
と、先日のレビューに投稿しました。もちろん本心です。

でも、昨日からは違います。
真剣に読解しながら視ています。

小説にせよ映画にせよドラマにせよ、きちんとした物語世界が構築されている作品は、読み解いていく喜びをもたらしてくれます。

裕一という人間。ものすごい才能に恵まれ真っ直ぐで優しくて真面目で、でも弱さも甘さも不足もいっぱい持っている人間の葛藤を見せられています。

ひとりの人物がいる。彼について三つの「事実」が分かっている。
①若くして国際コンクールで入賞。クラシック音楽の才能を持っている
②流行歌の作曲家になったが、しばらくはヒットを出せなかった
③『紺碧の空』を作曲し、やがて万人の心を揺さぶる歌謡曲やマーチを数多く生み出す
この三つのことをどのように結んでいくのか。そのとき彼や彼の周囲の人はどのように苦しみ悩み、そして道を切り開いていくのか。どのような人物であれば、物語世界が成り立つのか。

今、ドラマは②への解答(ひとつの人物解釈)を見せてくれています。

「本当だったらイギリスで勉強していたはず」「東京の片隅で流行歌(なんか)を作っているのは『本来の自分の居場所』に戻るための通過点」「最高傑作の『正統音楽』を作れば、大先生が認めてくれるはず」「作曲は客商売の喫茶店と同列ではない」「学生からの依頼は『書けない』と開き直って差し支えない」
裕一の負の面が、今週はどんどんあらわになってきました。
強烈な矜持、思い通りでないと癇癪を起こす脆さ、意地を張って拒んでいたあげくに妻に甘える情けなさ、道義に欠ける傲慢さ、人の繋がりを疑う弱さ、開き直ることのずるさ、「強者」に阿るように笑う卑屈さ。

そしてそれらが、このドラマでは実にうまく表現されています。
これまでの約7週間の中に、それらがきちんと織り込まれていました。

衝動的な豊橋行き、厚かましく強引な求婚、説得を父に丸投げする図々しさ、祖母のたった一言で家族を捨てる蛮勇
それができてしまう裕一だから、人の心を捉える音楽が作れない。

たとえ、『反逆の詩』が最高傑作であったとしても、楽譜は所詮は紙です。それを演奏してくれるオーケストラやホールがなければ、あるいはレコードを出してもらえなければ、何より聴いてくれる人がいなければ、命を吹き込むことはできないのです。

応援団がいてもいなくても、野球はできます。
でも、スタンドの声援が、大きな力を与えてくれるのは事実です。「人の縁を信じる」団長がリードする応援ならなおさらのことでしょう。

明日と明後日で、裕一がこの泥沼をどう乗り越えていくのか。『紺碧の空』がどんなふうに完成するのか。私はドラマ製作陣を信頼していますので、怒濤の素晴らしい展開を確信してワクワクしています。
田中が、久志が、音が、どんな役割を果たすのでしょう。
音は「裕一の最大の幸福」です。そして音は「裕一さんを幸せにする」と誓った女性です。
彼女は「応援なんか役に立たない」という言葉を聞いて、豊橋に向かいました。そこには何かの意図があるはずです。
黒蜜や梅も登場するのか。環さんも関わりがあるのか。

演出のことその他、まだまだ思いが溢れていますが、すでに長くなりすぎました。
読んでくださった方には感謝申し上げます。

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名前無し

梅をメインにし、岩城を出す。こういうセレクトが今作はとにかくうまい。朝ドラファンが見て喜ぶところをおさえている。何をどうしても目立つ光子(というか薬師丸ひろ子)、本編でたびたび出番がある吟の二人ではなく、梅を選んだ。そして視聴者が気になっている岩城を登場させる。
梅にもドラマがあって嬉しかった。幸田文をもじったと思われるあの文学賞をとった女の子、彼女ともつながりがあったとは。もしかして今後出るかも?先を知らないので楽しみだ。
岩城の思いも知ることができて少し安心した。職人・岩城にはこういう人であってほしいと私は思う。最後は親の顔から男の顔になっていた光石研もさすがだ。裕一はあれだけ近くで拝みながら幽霊の存在に全く気付きもしなかったが、岩城は感じとってくれたらしい。それぞれの関係性の距離感も感じられておもしろかった。
梅にかける安隆の言葉の数々。かつて音に導きを与えたように、梅にも前を向き先に進む力を与えている。笑った梅の表情がとてもいい。幽霊だろうがかまわずぎゅっと抱き合うときは音と同じ顔。娘たちの父への思いも、そして父の娘たちへの思いも、最後は残してきた愛する妻への思いと先に逝ってしまった愛する夫への思い。それぞれの思いがあたたかく、本当によいスピンオフだった。

それにしても、安隆の返答が裕一と似ている。光子が梅の友人が受賞した話をする時に、安隆は「友達だろ?嬉しいよ」とか言っていた。裕一もきっと同じ反応をするだろう。光子は「そういう安隆が好き」と言う。音も、そういう裕一が好きなのだろう。
裕一が結婚前に豊橋に来た時、梅とあの部屋で語っていた。今回もあの時と似たような雰囲気を感じた。梅は裕一とのやり取りを通して、直感で裕一を姉の結婚相手に認めたことを思い出す。

スピンオフはキャラが立っていないとできない。この人ならこういう言動になるだろうというわかりやすい個性が必要。今作は脇役まで全員キャラ立ちがすごいので、スピンオフになるとその良さがいきているようだ。光子、三姉妹、裕一と岩城、それぞれの安隆幽霊への反応がどれもその人の個性が出ていてよかった。
そしてなんといっても安隆役の光石研。じっくり見られて嬉しかった。この前後編、実にいいドラマを見せてもらった。

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名前無し

結局、裕一も浩二も三郎に似ているのだろう。将来は歌手か役者かと言われたらしい三郎(唐沢寿明のアドリブならすごい)の音楽好きの血を受け継ぎ才能を花開かせた裕一と、悲しいかな商才がない方を受け継いでしまった浩二。いい面と悪い面をそのまま体現しているような息子達に露骨に態度で示してしまう三郎。この親子が初めてそっくりに見えた。

養蚕家の説得に当たる浩二。すらすらと語る姿には賢さと懸命さと誠実さが表れているものの、最後に兄のレコードくらい持って来いと言われるとむっとしてしまう。説得推進に兄のレコードなんか思いも及ばなかったところ、ここで笑って返せないところがやはり商売に不向き。しかしここは浩二の人となりがよくわかるシーンで、ここだけのためだろうか、こんなにも立派な屋敷でロケをしてくれたことに制作の浩二への愛情を感じる。今作は浩二や千鶴子など主人公のライバルにあたる人達にもちゃんと光るシーンを与えているのがいい。

裕一は裕一で、手術をできないかとか東京の医者に見せようとか、胃癌の父に対しても何か食べたいものはないかとか、この期に及んでどうにもならないことばかり言っているのが彼らしい。父からハーモニカを所望され驚く裕一は、自分の音楽の成功がどれだけ父に幸福を与えたかわかっていないのだ。そんな鈍いままの息子を見る父の目がずっと優しい。

音からまさが泣いているのを告げられると裕一は言葉をなくす。音は父を亡くしているのでよくわかっている。ずっとまさに寄り添って励ましているのは、かつて父が死んだ時は幼くて母を支えてやれなかったこともあったからだろうか。もう最後には人の心に寄り添うしかないのだ。今週の音は「紺碧の空」で裕一を見守り続けた時を思い出す。

ラストシーン、三郎が手を合わせて願ったのは何だろう。老いた父のとなりで幼子のままの顔をする息子は。今日ほど子役の裕一の顔と窪田正孝の顔が重なったことはなかった。いつも柔らかい顔しか見せなかった父が初めて真剣な顔を見せた時、何を語るか。明日は正座して見る。

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名前無し

二番手の音がリアル椿姫を見て気持ちを込めて歌うことを知りヴィオレッタ役を手にする。
筋だけでいうと単純な話を、うまくドラマ内の展開に絡めつつ大きく膨らませ、感動のストーリーに仕上げた製作陣が素晴らしい。今作の中でも今週が脚本は一番光っていたのではないかと思う。

開幕はバンブー劇場だったと思う。これまでの中で最も力の入っていたバンブー劇場(これまでの小芝居も今回のためだったか)。コント仕立てにはしていたが、あれで鉄男の恋物語の結末は容易に想像できた。
が、もしかしたら、という可能性がこのドラマには常にある。そこは今作はとても上手いと思う。
このもしかしたら、は音の選考会の行方にも常にあった。千鶴子と音なら千鶴子が選ばれて当たり前。でも、もしかしたら。
そう思わせるだけの魅力を音はちゃんと持っていた。それが昨日の「音は強欲」。音は彼女なりの感性で生き、信念に基づき、彼女なりの努力で全てを手に入れてきた。この大前提がなければ今週のドラマは成立しなかっただろう。

希穂子の話を聞き涙する音。私も同時に泣いた。視聴者は音の気持ちになる。その思いを胸に、音は歌う。切なく悲しく、どうすることもできず、ただ相手の幸せを願って身を引く椿姫。音にはない感情を、希穂子に教えてもらった。
歌い終えた音の目は潤んでいた。その顔に勝敗は無い。千鶴子はうつむく。結末は視聴者にもはっきりわかる。
今週の話は、希穂子役と共に、千鶴子役が重要だった。彼女には音が太刀打ちできないくらいの歌唱力が無いとドラマに説得力がなかったはず。本職の一流をキャスティングした意味があり、しっかり役目を果たせていたと思う。
そして「感性の化け物」二階堂ふみ。歌唱の優劣ではなく、表現力なら勝てるかもしれないと思わせる役者だ。彼女もそれにこたえ、演技で、そしてスタッフは演出で、見事に魅せてくれた。
努力をするという才能をもつ千鶴子。今回のことで気持ちを込めて歌うということを学んだ彼女は、さらに努力を重ね、無敵の歌手になるだろう。いずれは双浦環のようになってほしい。

「紺碧の空」週では内にこもりどん底に落ちた裕一が外へ意識を向ける過程が描かれたが、今週は外に向かう音が人の内面を深く考えるということを学んだ様子がきれいに描かれていた。音の成長とともに、福島にもつながり、大変良い週だったと思う。

最後に。希穂子のバンブーでの言葉は嘘だと思う。縁談の話などないのだろう。鉄男が言ったように、彼女は嘘をつくのだ。そしてその嘘は、いつも誰かのため。最後の嘘は、鉄男のため。鉄男のために最後まで嘘をつき続ける彼女の言葉は、「あなたを愛しています」という告白。私は、鉄男はそこまで理解していると思いたい。が、どうかはわからない。
鉄男に写真を撮ってもらった時の着物でバンブーに現れた時から、彼女の別れる覚悟は決まっていた。ラストシーンで鉄男は新聞社で元気に働いている。鉄男を守って希穂子は去る。美しい東京恋物語。
家族を捨て音を選んだ裕一はどう思っただろう。裕一と音の結婚の顛末を知っている久志は。今日のバンブーでのシーンは、微動だにしない全員をカメラに綺麗に収め、まるで椿姫の舞台をみているような感覚だった。

今週は今作には珍しく視聴者の想像におまかせしますという感じで、最後も余韻をもたせる終わり方だった。これは「福島行進曲」のメロディーと歌詞にもピッタリだったと思う。

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名前無し

思ったよりもずっと真面目なスピンオフだったので驚いている(笑)。
設定こそ奇抜だが(あの真面目なナレーションで最初に断りが入るのが笑える)、中身は大まじめに作られていた。今作は笑いを茶化したりごまかしたりするのに使うのではなく、全力で笑いにもっていこうとするので本当に楽しい。
初日は起承転結が一話の中でばっちりで、その中に『エール』小ネタが満載。もう書ききれないほど。今週はファンにはたまらないスピンオフになりそう。

個人的にもっともツボだったのが、話が転じるときに裕一が華を世話するシーンをもってきたこと。朝ドラなのでこういう夫婦の姿が見たいのだが、今作はテンポが速くてなかなかそういうシーンがない。スピンオフで見せてくれたことが嬉しかった。赤ちゃんをあやしているのかあやされているのかわからない裕一がかわいい。華ちゃんが大きくなって結婚する時、裕一はどうなってしまうのだろうか(笑)。
あと、幽霊が見えない裕一のシーンがうまい。幽霊が画面に映っている時といない時の組み合わせがすごい。役者もうまいし編集もうまい。もっと見ていたかったくらい。

わりとおとなしめだったが、音のよさもたくさん出ていた。赤ちゃんを世話する母の顔と、お父さんの前では幼い顔。一瞬、父・安隆を探すシーンがあったが、あの子供が親を探すような感じがよかった。
裕一も彼らしさ全開で、生来の人のよさと、音との仲の良さ、とくに赤ちゃんを任せても安心だということは安隆を心から安堵させたことだろう。
吟の話は次週以降につながるのだろうが、子供たち全員を思い遣っている姿が父親らしい愛に満ちていてよかった。

安隆は音に歌手の夢を諦めたのかと心配そうに問う。娘は答えない。だが彼女の産んだ宝物と愛する夫を見て察したのだろうか、最後は「音の歌が大好きだ」と告げる。これ以上ない父の愛。「ごめんな」と謝る父を娘はぎゅっと力強く抱きしめる。このために幽霊を完全に実体化させたのかと思った。
二人を包むように流れるのは、父の眠る海で歌った「晩秋の頃」。裕一が作曲して音が歌った思い出の歌。海で歌った時も、今も、そしてこれからも、きっと想いは届く。最後はしみじみとよかった。これは明日も楽しみだ。

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名前無し

この時期の再放送ってどうかなー?と思ってたけど、想像以上に良かったです!人物たちに愛着がある状態からの初回放送がこんなにいいと思わなかった!お墓参りシーンや、唐沢お父さんのシーンでは思わず泣いてる自分に驚いた程。前はなんでこんな寸前なのにオドオドしてるんだ?と思っていた祐一も、今ではうなずける態度だし、本当に良い夫婦だなあと感激しました。祐一のキレキレダンスももう一度見れて大満足♡明日からもまた楽しみが続きそうです。面白いドラマって2回見ても大丈夫なんですね。

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名前無し

音が再度歌いだす場面でぱっと画面が変わった時、私は必ず歌唱シーンは見せてもらえると確信していた。最後にみんなで海に行った時、ここで歌うのかと思ったらやはり会場で披露した映像も見せてくれた。のびやかな二階堂ふみ、否、音の歌声に感動した。気持ちが高揚して、御手洗ティーチャーが泣くのも大袈裟には見えなかったくらいだ。とてもよい回だったと思う。

今作は多くの視聴者が見たいと思うシーンを惜しみなく見せてくれていると思う。必ず歌唱シーンはあると確信させたのは、ここまでのドラマ作りがしっかりしているからだ。個人的に今週は非常に濃密で、通常の朝ドラなら数倍の時間をかけて放送されるほどのものだったと感じた。が、必要なシーンはしっかり見せてくれている。編集もとてもレベルが高いと思う。

初回で裕一は緊張のあまり動転していたが音に引っ張られるように立ち上がった。今回は意外にも音の緊張を裕一が包み込み成功に導いたが、それにもしっかり説得力のある筋書きだった。この夫婦はこうやって、互いのピンチを互いに支え合って生きていくのだろう。一方の献身ではなく、二人で困難を乗り越える。そういうドラマの方向性も見える、素晴らしい一週間だった。

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名前無し

今日も盛り沢山! 赤ちゃん可愛すぎるー癒やされまくりです。
私も藤堂先生を見るとウルっときます。大好きです。
裕一の親バカぶりが微笑ましい。でも呆れている音の気持ちもわかるわ(笑)
綺麗な自然も見られたし、今朝は見終わって何だか穏やかな気持ちになりました。

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第50回「響きあう夢その5」をしみじみと視聴しました。

今週二度目のアバンタイトルなし。それだけ編集に腐心されたのだと思います。
音がヴィオレッタに選ばれたことを納得していなかったのですが、この展開のための必要な設定だったのですね。

2週間の稽古欠席というナレーションで前回が終わりましたので、降板は確定事項。それを音が前向きに受け止めるまでの経過を鮮やかに描き、見る側の心をも豊かにしてくれたと思います。

『エール』からは「物事や人に優劣をつけない。正邪を安易に決めつけない」というメッセージを頻繁に感じます。例えば、木枯はそれを最も鮮明に表現しています。『船頭可愛いや』では無名作曲家でも無名下駄屋でも、良いものは良い、環ブランドというきっかけさえあればヒットすることが示されました。

とすると、音のありようも是か非かという二者択一ではない視点があるはずです。それを言葉にしたのが藤丸ねえさんの一喝、見事でした。母である前に1人の人間。1人の人間であるからこそ母でいられる。(先日の屋台前壁ドン会議は、ここに藤丸さんを置くための布石だったのですね)
これだけの叱咤で必要な言葉を紡ぎ出せる裕一、ただ者ではありませんでした。いや、この間、彼に内面の成長があったことは、ドラマで描かれていました。

今日の裕一、かっこよかったですね。
「父から母への労り」を止めて作曲家の夫から声楽家の妻への言葉。
「音の夢を大事に預かる」のは言葉だけの気休めではありません。声楽家としてまたとないチャンス(これは環先生が強調していました)を手離す妻ですが、裕一が作曲家としての地位を築いて行けば、彼が音にデビューのきっかけを用意できるのです。プッチーニが環を世に出したように。
そして裕一の夢は「僕が作った曲を、おっきなおっきな舞台で君が歌う」ことです。「なにひとつ諦めなくてよい」のです。

生きていると矛盾だらけです。二者択一を迫られることなど当たり前です。だからこそ「強欲」な音への批判は尋常ではありません。音は周囲の人(視聴者も含めて)に不公平感をもたらすのです。でも、音だけが守られるわけではありません。「今すぐに」は実現できない夢を「未来という時間」に映していける、誰もがそうしてよいのだ、という静かで力強い励ましが視聴者にも届けられたのだと、私は受けとりました。

ゆりかごに手をかけて音が歌っていたのは文字通り『ゆりかごの歌』(49回)。自らの内に宿る命を大切に育てたいと、誰よりも音が分かっています。「母親なんだから体を大切に」と繰り返し言われるのは「あなたは分かっていない」と責められているように聞こえます。だから
母になることのみの期待で埋め尽くされた家では彼女は泣けません。また降板しかないことも分かっています。そのときに僅かに「この子がいなければ」と思ってしまう自分を、音は許すことができません。そのままで母になることもまた罪深く恐ろしい。覚悟どころかどちらの方向にも一歩も進めない音が裕一に包まれて自分を解放し、母になる勇気を得ていく姿に、圧倒されました。

音の選択は、環先生の内部にも何かの変化を引き起こしたようです。千鶴子も彼女らしい強欲さを発揮したのかアメリカ留学(ラフマニノフ!)を実現させました。二人ともにメッセージは「復帰を待つ」です。

出産場面は思いきり戯画的に描かれ、緊張感で見ていた側をほっとさせてくれました。それでも、オロオロと待っていたはずの裕一が眠りに落ちてしまうほどの、長い陣痛だったことは伝わってきました。テレビに向かって思わず「おつかれさま」と言ってしまいました。

今日は、テーマソングの詞と物語世界が、いつにもまして響きあっていたかと思います。
良いものを見せていただきました。

さて、暗い足音が響く時代が迫ってきました。
軍人の妻になった吟、ニューヨークに住む千鶴子。
来週以降も大変気にかかります。

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名前無し

後ればせながら、第4週「君はるか」を観ました。
裕一が国際作曲コンクールに入賞し、音との文通が始まるところです。

若き音楽家の快挙は、夢を目指している音の心も高揚させ、かつ曲名の「竹取物語」で自分の幼い頃の大切な記憶ともつながっている縁を感じ、応援したい、いてもたってもいられない気持ちで、ファンレターを送ってしまったところから、文通が始まる。

才能というのは、人を勇気づけるものなのだと思う。想像を越えるものを見せられたとき、感動し、人間の持つ能力に感動する。自分にも今以上のことができるかもしれないという勇気を与えられる。そしてその能力を発揮し続けられるようにその人の力になりたいと願う。
音のファンレターには感謝と応援が熱烈に綴られていた。それはすでに愛だと思う。
「必ず(公演に)駆けつけます。あなたのような才能が同年代にいることに勇気づけられます。いつか私もあなたの曲を舞台で歌えるようになりたいと願います。今後のご活躍を祈っています。」

自分の心を勇気づけるものへの憧れ、称賛、感謝、かつその中に特別に自分との接点、つながりを感じたとき、なんとか自分もその力になりたいという願う。
それは愛の一つの形態だと思う。しかし、その願いが強いほど自分の無力さも痛感することになる。それでもその人に自分の思いを届け、できるなら側で応援し一緒に歩きたい。
音の熱烈な思いと葛藤がよく描かれた第4週だったと思う。

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名前無し

裕一の人生の岐路が父親の失敗で決まるくだりは、流石に切ない展開でしたけど
音楽と重ね合わせた演出の上手さには、並の朝ドラとの違いが出ていました。
この先の裕一の人生と、ここまでの人生に音楽が如何に大きく関わっているのかを
見事に見せてくれて、引き込む演出力は半端ないと感じました。
最後に陽気で楽しそうな職場の仲間達の登場も、繋ぎの上手さでドラマとしての
レベルの高さを見せてくれました。

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名前無し

人より努力するのがほんの少し辛くなくて簡単にできること。それにしがみつけ。道は拓く。
藤堂先生のこの言葉は本当によかった。藤堂は後に鉄男や久志の才能も見出している。劣等生のような位置づけの裕一だけに目をかけてやったのではなく、生徒全員をよく見ていてくれた先生なのだろう。恩師と呼ぶにふさわしい、すばらしい先生だ。この藤堂先生は裕一だけでなく、『エール』というドラマ全体に影響を与えるような大きな存在だ。森山直太朗のひたむきな演技も称賛したい。

裕一、モテ始めて調子に乗る(笑)。この時から既にサインに凝り始めている。ハーモニカが友達になり、久志ともずいぶんくだけて会話できるようになった。このコンビはこの時からおもしろい。
大人に殴られる鉄男を見て笑って挨拶する裕一は、大人になってからもこういうところが残っているような気がする。
実家の家業が傾き始めている。三郎の商才の無さ、商売の下手さが露呈していく。おそらく養子の話がまさの口から出て、三郎は悩むような映像があるが、直後に高価な楽譜を裕一に買ってやる。こういう、事態が好転しないことをしてしまう癖も裕一が受け継いでしまっているように思う。
鉄男が裕一を助けたシーンは大好きだ。男気がある鉄男。大将という呼び名にふさわしい。裕一と初めてまともに視線が合う感じ。
その鉄男が、あの人の良さそうな魚屋オヤジから殴られていたのには本当にびっくりした。本放送の時はここで一週間終わりだったが、これ大丈夫だろうかと思ったような。

改めて初週を見返すと、裕福で親に愛されている裕一だが、一方でかなりハードな学校生活を送っていたように感じた。最初に見た時の印象でも、戦災孤児だった『なつぞら』のなつより子供に厳しい描写が多かったように思った記憶がある。その厳しい印象を和らげてくれたのは福島の自然たち。今作のロケは本当に素晴らしい。そして子役たちも全員みずみずしく、みごとに演じきった。今作の子役たちも今後活躍していくだろう。楽しみだ。

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名前無し

昨日三郎が裕一に「承諾」という言葉を使った時点で相続の話と察した人はいただろう。私もそう思いながら見ていたが、三郎が浩二に「喪主はお前だ」と言った時、ああ、この時代の父からの最大の贈り物だと、私は感動した。
裕一が帰ってきた日にあれだけの人を集められる三郎だ。その葬儀は店がなくなっているとはいえ多くの弔問客が訪れるだろう。その一人一人に喪主は挨拶する。喪主が息子なら言われる言葉は「あんたみたいな立派な息子さんがいて、お父さんは安心して逝きなさったろう」である。その栄誉を、三郎は浩二に与えたのだ。その後ろで他の子供達は無言でペコペコするだけだが、我らが裕一はもちろん全然気にしないはず。
生前は裕一に音楽の道を与え、死後は浩二に自分の全てを与える。自分に尽くしてくれた妻、二人の息子の最愛の母を託すことは最大の愛情表現。不器用な父の、不器用な息子への最後の贈り物は、たしかに浩二の心に届いた。

兄弟の苦い思い出となったスノードームのごとくはらはらと舞う雪の中、浩二ははにかんで笑い「兄ちゃん」と呼ぶ。彼の不器用な誠実さは、かつて早稲田応援団団長の不器用な誠実さが裕一の心に届いたように、あの養蚕家の心に届いていた。浩二は彼の賢さと誠実さをもって、家業が傾く人々を一生懸命助けていくだろう。福島のリンゴが新しい兄弟の絆を作ってくれることを願わずにいられない。

今週は唐沢寿明退場週ということでかなりシリアスな展開の中で、浩二役の佐久本宝が大熱演。まだ粗削りかもしれないが、それが浩二の未熟さをも表し、彼の演じる浩二を私はとても身近に感じた。この一週間で彼が成長したのは間違いなく、今作では数少ない若手の中で確実に爪痕を残したと言えるだろう。また、三郎の最期の言葉の聞き手を浩二に譲ったように、唐沢寿明との別れのシーンを佐久本に譲った形の窪田正孝だが(もちろんロケのシーンは最高だった)、彼の赤くなった目の周りを見るだけで父子の別れの悲しさがひしひしと伝わってきた。父の望みのハーモニカを吹く姿は、福島を飛び出す直前に感情を放ちながらハーモニカを吹いたときとは別人のようで、裕一の成長と窪田の成長も見られる、朝ドラ主演にふさわしい演技だった。

ラストは権藤の伯父のところへ。これで裕一の福島を捨てた一連の騒動は一応の決着を見た。茂兵衛の三郎への憎まれ口は昔とかわらず、三郎もそうだったが、二人の関係が裕一のせいで悪くならなかったことがわかる。茂兵衛の作った夫婦茶碗は色も形も全く一緒で、というより湯飲みもおちょこも茶碗もどれもほぼ同じで、もう信楽に行くしかないという朝ドラファンのつっこみも聞こえてきそうな、今作らしいラストだった。

前半を牽引してくれた唐沢寿明、風間杜夫や菊池桃子ら福島メンバー、ありがとう!!窪田正孝裕一も、二階堂ふみ音も、そしてほかのみんなも、立派に育っている。彼らがしっかり後半も盛り上げてくれるだろう。

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裕一のデレデレパパぶりはお約束。今作らしいのは父親自らおむつを替えるところ。たしかに、この時代が舞台の朝ドラパパで第一子のおむつを替えてた人はいなかったんじゃないだろうか。
音が家事をするのと裕一があやすタイミング、裕一のあやし方では泣き出してしまって音が抱き上げるタイミングが絶妙。二人の動きがとても自然で、出産後二人で一生懸命赤子を育てているだろうことが伝わる。愛娘にデレる裕一に「バカ親」という顔をしている音が最高。
デレパパぶりもそこそこに、福島からの便りでがらっと雰囲気が変わる。ここからスイッチが入ったように福島の頃の裕一に戻るのは窪田正孝さすがの演技。

音は作曲の時と同様、無理に裕一に帰郷を勧めはしない。合間におでん屋鉄男がはさまれ、レギュラー化してくれるのか酔った藤丸がポンポンものを言うのが小気味よい。私も今日のシーンで、藤丸と鉄男がいい仲になってくれないかなと思った。鉄男は希穂子とは真逆の人としかくっつかないでほしい。木枯の歌も聞けて得した気分。このおでん屋がコロンブスレコードの作曲家サロンと正反対の雰囲気でとてもいい。藤丸にはぜひともヒット作を。

回想シーンもほどよく入れられ、視聴者も心が福島に飛んでいく。裕一がようやく音に意見を求め、音の後押しもあって裕一が帰郷を決心。
母になった音は安定しており(裕一の収入の心配がない状態なのと裕一が赤ちゃんの世話を実際にしていることが大きい)、裕一も落ち着いている。今日は実に朝ドラらしい、いい回だったと思った。

今日一番嬉しかったのは、校歌を作曲する時に音が歌ってくれていたこと。これが見たかった。このシーンのためには、裕一が普段から当たり前のように華の世話をしていて音に余裕がないといけない。いい夫婦だ。
音と華の穏やかな寝顔を見守る裕一が、やっと親の気持ちを正面から考えた。全体の流れも今日の流れもとてもよく、福島の自然も美しく、いい回だった。

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コンセプトが震災の節目で福島の人を励ましたいと主人公古関裕而さんの出身地福島市と妻・金子さんの出身地豊橋市が協力していると云うのはいい試みだと思いますが、台本と演出が余りにも杜撰すぎますし、時代背景も分かりづらいです。
役者さん達も実力派で素敵な方々ばかりなのに、お国訛りばかり拘らされ、顔芸と大袈裟なリアクションばかりで可哀想になります。
裕一も音も成功の裏の苦労や努力の過程が殆んど描かれて居ないですし、目立つのはドタバタ劇ばかりで稚拙すぎます。

親が福島の者で否応なく毎回視聴していますが、主人公達がやたら最近台詞で福島愛や福島三羽がらすなどと口先だけの県民愛を語っているのがとても虚しいです。
また、裕一は東京に来て数年経っているのに、福島訛りがきついままという演出にも違和感があります。

幾らフィクションとは言え、モデルの古関裕而さんがいる以上、余りにも本人とかけ離れた人物像では不憫すぎます。ここに書く為に古関夫妻を調べましたが、制作側に古関夫妻に対するリスペクトが感じられず心苦しいと言うのが正直な気持ちです。
変な演出は要らないので、古関夫妻のそのままを描いた方が良かったのでは無いでしょうか。

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明け方完成した紺壁ならぬ紺碧の空。実はオープニング前のBGMがそのピアノアレンジ。美しいメロディーラインはかつて裕一が音のために作曲した「君はるか」のような優しさに満ちて。彼本来の良さを取り戻したことがわかる。書かれる音符は一音一音丁寧に。書きなぐっていた頃とは別物だ。

「紺碧の空」。応援歌としてのそれは勇壮で力強く、団長率いる早稲田応援団の熱量に負けない強さを持つ。この応援歌を引っ提げて、早稲田は念願の勝利。歓喜の場面を裕一は体験する。
私も球場で聞きたかったが、上にも書かれているように撮影の事情が大きいのだろう。前日に書き上げた曲を球場に来た人全員で大合唱にも無理がある。
裕一・音だけのための応援団の熱唱にも充分胸が熱くなった。ここで挟まれる映像はラジオ(今後も出てくると思われる)の向こうにいるあの団長の友人。ボールを握りしめる彼に裕一のエールが伝わったことこそ、作曲家としての裕一に重要だったということだろう。
音楽に心が大事なのだと、その根本を深く深く掘り下げ、裕一の人間としてまだまだ甘い部分や音の献身、久志の彼らしい友情など、多くのことを見せてくれた一週間だった。

ラーメンを食べながら音に感謝する裕一。「何なに~?」と聞く音の姿は新婚初日の台所を思い起こさせる。二人に日常がかえってくれてとても嬉しい。
裕一は木枯に自分のことを語る。当たり前のことに気付かなかった裕一を、木枯はだからこそ天才と言う。裏表のない木枯の説得力ある言葉。彼の言葉が一週間を締めていた。
木枯は久志と違う形で裕一を心配してくれる、彼も大切な存在だ。
そしてもう一人の大切な存在。木枯のヒントから鉄男へ。うまい展開。さらに今度は音の試練もある。来週もとても楽しみにしている。

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いやあ、今日の回はすばらしかった。今作の脚本・演出・役者の熱演に大いに賛辞を送りたい。
素晴らしい点は既にいくつもあげられているが、個人的には、裕一への最後の説得が音ではなかったことを称賛したい。
裕一がこれから多くの名曲を作るにあたって、毎回毎回「音のために」「音のおかげで」では物足りなくなる。早い時点で「音ではない誰か(自分と関わりのない他人)」に目を向けることができてよかったと思う。
これまでの裕一の輝かしい成功は、幼少期の作曲は彼の天賦の才、音と出会ってからは音の存在によるものだった。ここからはそれだけではなく、いよいよ裕一自身から湧き上がる音楽となるのだろう。
そこに導いた音。そして久志。彼が今日ぼそっと言った「自分で気付かないとね」がこれまでの回を見事にあらわしていた。

男二人で納豆(裕一の好み)をかき混ぜ、縁側でシュークリーム(久志らしい)、団長がやってきた瞬間に妖精久志は忽然と消え、団長の熱い言葉で裕一は初めて自分という人間を皆が見てくれていることに気付き、「賞をとったからじゃないんだ」とこぼす。そしてシュークリームを団長に渡し、二人で食べた。食べ物の共有は相互理解の証。全てにつながりがあり、意味がある。玄関で話を聞きながら笑みをこぼす音もとてもよかった。
あと、軍人鏑木、麻酔がきかない、ラジオなど、今後の話につながりそうなものもいくつか入れられていたと思う。このドラマは長丁場のドラマ作りがうまい。

最後までよく練られた回だったと思う。今日星5をつけたいくらいだった。

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いやあ予想以上におもしろい。楽しい。毎朝忙しい中で見る15分にしっかりドラマが詰まっている感じ。今週から結婚して二人のドラマになるのでここから通常テンポになっていると思われるが、これが通常テンポだとしたらけっこう速い方だと思う。月曜は新婚イチャイチャ、水曜にもうケンカ。速い。
窪田正孝がコメディもできるのは知っていたが、二階堂ふみもなかなかうまい。この二人はなんでもできるので見ていて安心できる。「まんぷく」の長谷川博己・安藤サクラくらいの安定感だ。若いのにすごいと思う。

ドラマの構成も毎度ながらうまい。木枯に連れられて行ったカフェで視聴者は裕一の弱点を知る。裕一は田舎の御曹司なので東京の大衆に疎い。木枯のメロディにある哀愁がこれまでの裕一には無いのもここまでのドラマの流れにあっている。素直に裕一が木枯のメロディに感動しているのがまたいい。
音は妖精さんこと謎の男ことプリンス久志にアドバイスを素直に聞くことを誉められる。これは先の裕一の話とも繋がっている。今作は主役夫婦の本質が似ていることをいろんな場所で見せてくるのがおもしろい。

本質が似ている二人はケンカも対等。これはおもしろかった。前に唐沢寿明・薬師丸ひろ子と四人で見せたコント回もすごかったが、窪田・二階堂の二人でも十分にすごい。怒鳴りあいながらも細かく二人の性格を見せていて、本当に楽しいケンカだった。最後の音の捨て台詞に爆笑。
翌朝どうおさめるかと思ったら、まさかの裕一の納豆による反撃。ここでも対等な二人が描かれる。負けてない裕一。歌う裕一。離れる音。台所からのロングカットで二人の距離がわかる。芸が細かい。

そして二人がそれぞれの場所で自分のことに一生懸命なのがまたいい。音は歌を、裕一は作曲を。いつまでもケンカを引きずらず、解決していないけどしつこくない。若い夫婦、未熟な二人がそれぞれのことも必死でやっているのはどこか現代的だが、このドラマの世界観にはぴったりだ。

忘れてはならないのがバンブー夫妻。この興味深い夫婦に目が離せない。ここまでろくに説明もない二人に多くの視聴者は夢中になっているだろう。これは脚本と演出と役者の妙。美術も細かい。うまいドラマの典型だ。

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名前無し

御手洗の話はよかった。彼のキャラがけしておふざけだけではないということがわかった。これは今作の作風を象徴しているように思う。登場人物がなぜこんな性格なのか、それは血筋なのか性格気質なのか、幼少期の何かがきっかけなのか、その背景が作られたうえで役者が演じているのでとてもわかりやすい。ミュージックティーチャーがますます好きになった。

彼の話は、実は裕一の幼少期の話とつながっていることがわかる。裕一が小学校で吃音を責められ教師に殴られそうになった時、止めてくれたのが藤堂で、音楽の道へ初めて導いてもらったのだった。あの教師の言動は当時はわりとあったことだろうがよく今の時代に映像化したものだと思っていたら、ここにつなげるためだったようだ。裕一も御手洗も音楽によって救われている。音楽に限らず、何かに救われている人はたくさんいると思う。とても共感を覚えるストーリーだった。

光子と音が墓参りに行く前に岩城も含め三人で語るわずかなシーンに、当時の時代情勢、職人・岩城への信頼、岩城の誠実さを光子が知っていることなど、よく考えてセリフに入れ込まれていると思った。お笑いシーンの方が目立つので注目されがちだが、今作はこういう細やかさの方がドラマ好きに評価されているのだと思っている。

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名前無し

私はオープニング曲の画面が好きです。
子ども裕一くんや子ども音ちゃんが見られるから。
本当に面影を残して大人になっているので、毎回二人の成長っぷりを感じる事が出来てとても嬉しいです。

本当に一週間があっという間で、明日で今週分が終わりなんだ、5話で終わりなんだ…と寂しく思ってしまいます。

沢山の人達が登場しているのに、皆ちゃんと存在感を残していて、ちゃんとつながっている事がとても見事だと思います。
文通でのやりとりも現代では考えられないような初々しさがあり、これがほぼ忠実通りという事にも驚きですが、物語にフィクションも加えながら毎日飽きさせないというか、本当に楽しく見ています。

今後、二人がどんな風に出逢って、どんな風に生きていくのか、どんどん引き込まれていってます。

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名前無し

亡き父に想いを込めて歌う朧月夜。わかっていても泣いてしまう。子供だからこそ父との思い出がきれいなものばかり。
それまでにこやかに娘の舞台を見守っていた母が、「できれば一緒に年を重ねたかった」というかぐや姫の言葉の時には表情が変わっている。お別れですというセリフは、父には言うことすらできなかった言葉。万感の想いを込めて歌う音。歌い切った。がんばった。
父の眠る海に向かって叫ぶ家族四人。女子供しかいないのだが、なんと力強いことか。生命力あふれる関内家が、私は大好きだ。

しかし、この子役週二週間を見ると、やはり音の方が一日足りない影響があるような。良子がおじいさん役ではなく帝になっているところと馬具職人・岩城についてはもっと繋ぎがあったのではないかと思う。
が、今日の回もこれ以上カットできそうなところがない。
「絶対にこの危機を乗り越える」。言い切る音はいかにも朝ドラヒロイン。ここから始まり三姉妹の攻防(梅の「明確な将来像が描けていない」からの吟の「歌手や作家よりお嫁さんの方が明確な将来」という返しはお見事)、契約書探し、光子の反撃、父のことを語らう母子、そして学芸会。良子と音の和解、緊張する良子に音が送るエール、そして良子の母の涙の笑顔まで。どれも必要なシーンばかりだった。
特に三姉妹の性格は昨日今日でとてもよくわかる、秀逸な脚本だったと思う。音には友人が出てこないので、裕一にとっての三羽烏に当たるのがこの三姉妹なのだろう。この三姉妹も大人役にそっくりそのまま受け継がれていて、とてもよかった。

朝ドラの子役週は記憶に残るエピソードが二つ三つあれば十分なくらいだが、今作はかなり力が入っていて、裕一と音楽の出会い、音の歌手になりたい気持ち、三羽烏と三姉妹、二人の両親や藤堂先生・双浦環など、印象的なシーンがいくつもあった。ロケの力も歌の力も大きく、何より子役が全員素晴らしかった。

そして最後に登場した主演はいきなり留年をばらされる(笑)。こんな主人公いただろうか。吟じゃなくてもしっかりしてと言いたくなる。明日からも楽しみだ。

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名前無し

一週間まとめを見たら、今週の楽しさはスター御手洗が登場してから金曜日まで、少年漫画のバトルもののような面白さだったんだなあと思った。特に金曜日のスターとプリンスの勝敗を越えた友情に胸を熱くした人は多かったのではなかろうか。こういう少年漫画的な展開をストレートにぶつけることができたのも、スターとプリンスのキャラが立っているおかげだろう。そして男性主人公だからこそのドラマでもある。新鮮なおもしろさだった。

まとめでも歌唱シーンはきっちり見せてくれるのは、今作が歌を大事にしているからで、歌こそ視聴者の心に届くと思っているのだろう。裕一の作曲の悩みや作曲法をほとんど描かずに内面を見せることに専念(裕一はそもそも天才設定なので作曲過程は見せにくい)、歌はプロをそろえて本物を聞かせると割り切ったようで、この方向性もいいと思う。『なつぞら』で残念だったのが、アニメの専門性を見せすぎて視聴者があまりのらなかったことだった。アニメそのものをもっと見せたらいいのにとずっと思っていた。今作は歌そのものをよく聞かせてくれて、これはいいと思うし、実際成功していると思う。

そして今週の影のMVP廿日市。やっぱりかっこよかった(笑)。古田新太なのでこうでなくてはおもしろくない。でも次からはまた抜け目のない、つかみどころのない感じでいてほしくもある。秘書と一緒に最後までいてほしいものだ。
裕一と音の仲睦まじさもよかった。華もかわいい。三羽烏の日常もおもしろく、どのシーンでも三人の個性が際立っていて、この主人公一家と三羽烏が最高にいいのでドラマ全体がおもしろくなっている。これからも楽しみだ。

予告でついに戦争の予感があったが、今作ではあまり長くは取り上げないと思っているがどうなるか。裕一の人生で避けては通れないところではあるが、戦争期はどの朝ドラでもだいたい視聴者が離れる。もしかしたら福島くらいのシリアスさで一気に描くかもしれない。窪田正孝がどう演じるかに注目したい。
今作をここまで見てきて、主演の力に賛辞を送りたい。近年の朝ドラの中でもトップクラスの演技力と安定感だ。何より、コロナの影響で様々な困難があっただろうに、よくここまで盛り立てたと思う。撮影初期に、一緒に演技をしてきた人が急死するという、前代未聞の悲劇があったのだ。よく乗り越えたと思う。
が、ここで放送中断。本当に残念でならない。再放送を楽しみながら待ちたいと思う。副音声にキャラをあてるとは、転んでもただで起きない『エール』らしい。

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