3.56
5 499件
4 104件
3 83件
2 66件
1 241件
合計 993
読み かるてっと
放送局 TBS
クール 2017年1月期
期間 2017-01-17 ~ 2017-03-21
時間帯 火曜日 22:00
出演
ある日、4人は「偶然」出会った。女ふたり、男ふたり、全員30代。4人は、夢が叶わなかった人たちである。人生のピークに辿り着くことなく、ゆるやかな下り坂の前で立ち止まっている者たちでもある。 彼らはカルテットを組み、軽井沢でひと冬の共同生活を送ることに...全て表示
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いいね!投票数 8 票
名前無し

大人になるとなかなか体感できなくなるものをドラマでやってくれるのはフィクションのひとつの役割としてとても良いなと思う。
いい大人がなにをやってるんだと呆れる視聴者の受け皿まで用意してくれているし(別府弟)
そもそも彼らは大人になりきれない大人。
片思いが実に似合う。
例えば、誰からも想いを寄せられず、大吉おみくじもピアノコンサートのチケットももらえない家森が片思い相手にたこ焼きを与える。
ただのお遊びのように聞こえる「わしにもくれ」がちゃんと小道具として機能している。
「わしにもくれ」を冗談でつつむしかない家森の性質が切ない。
押すしかできない別府に引くしかできないすずめに押し引きを冗談にするしかない家森。
片思いのベクトルはどこまでも切ない。
さらに、ここにきて元まきまきのアイデンティティが揺らぎ始めてこのドラマどこに向かっているのか相変わらず分からない。
贅沢を言うならば、チーフの土井さんに全話演出してもらいたかったな。

    いいね!(8)
いいね!投票数 7 票
名前無し

こぼれるものをそれぞれに楽しむ稀有なドラマだった。
家森さんがいつも大事なことを、ひたすらどうでもいいうざい話のように、もしくはただの冗談のように仕上げていてこのドラマらしくて素晴らしかった。
余白のある脚本・演出・芝居には視聴者が余白を埋める作業が必要で、そこで作り手と共犯関係になれた私は毎週幸せだった。

    いいね!(7)
名前無し

グレーのまま終わって良かった。
はっきりしたところでそれが嘘ではないと言い切れる根拠は、かけがえのない思い出くらいしかない。
白黒つかないことの方が多いのが人生だ。
いつも一人だけ転んでいなかった真紀がやっと転べた。
不可逆ではなかったカルテット・ドーナツホールを初回から積み重ねてきた転ぶ演出が鮮やかに彩る。
終わらせない終わり方がこのドラマらしくて好きだ。
濃密なドラマの静かな最終回。
9話で終わって残り1話はアンコールのような雰囲気だった。
途中で席を立つ観客はリタイアしていった視聴者で、それでも届く人には届く。
ひとりでもふたりでも。
とどけー。
それでも演奏を続けていく理由をパセリで語るなんて最後までカルテット節で嬉しい。
から揚げレモンからついて来た視聴者へのごほうびのような場面だった。
意味もない、必要もない、記憶にも残らないかもしれないけれど、それでも必ず存在価値はある。
好き嫌いは問わない。ここにいるよ。
これは音楽だけの話ではない。
生きづらさを抱える私たちの人生へのエール。
サンキュー、ドーナツホール。

    いいね!(7)
いいね!投票数 6 票
名前無し

脚本の賛否両論は置いといて、とても丁寧に大切に作られたドラマだなと思った。
①第一話、導入部のカラオケボックスでの出会い。意外と前例のない出だしでこのシーンだけで、もうしばらく観てみようと思った。行きずりの大学生とのキスは、後の家森さんの性格との整合性に欠けていた。余命9ヶ月のピアニストに対する、家森さんの暖かい目線と“こっち側の人間”が印象的。
②別府君の同僚の九條さん、いい味を出していたのでもっと出てほしかった。夜明けのベランダのシーンは清涼感たっぷり。“行間案件”も好きな台詞。
③すずめちゃん主役の回。ありがちな設定で、泣きながらごはん云々のくだりもあまり響かず。むしろ“ペットボトルの距離”が言い得て妙。
④家森さん主役。何となく不自然さが目立った印象。個人的には一番しっくりこなかった回。食事時のこだわり(アジフライ)にも少し食傷ぎみ。
⑤久々にカルテットの演奏をたっぷり聴けた回。夢破れて路上での演奏は素敵だった。
すずめちゃんと有朱ちゃんの言葉の重複はくどい。クドカン登場でショック、評価急落。
⑥クドカンは思った以上にフィットしていてショックはすぐ回復、評価急上昇。まきとクドカンの別々の視点からの回想シーンは秀逸。長すぎという意見も多かったが、単体のドラマとして考え直してみた時、個人的には一番好きな回。
⑦違和感の強かった回。物語がどこに向かうかちょっと心配した。すすめちゃんの演奏しながらの涙がきれい。この頃からまきさんの眼の演技にほれぼれして何回かリピート。
⑧すすめちゃんが主役だったけどちょっと陳腐かな。家森さんの想いを、たこ焼き屋に代弁させる手法には参った。個人的には全体で一番好きなシーン。
⑨まきさんと3人の別れのシーン。すずめちゃんの泣き出す瞬間が綺麗。満島ひかりならでは。キャステイングに拍手。“ちょっとお手洗い行ってくるね”もよかった。本当の意味での最終回。
⑩エピローグのような回。どなたかも言っていましたが、カルテットというタイトルから考えると、“内緒ね”以降はコンサートのアンコールみたいな印象だった。
結局、全体の要約を一行で言うと“大人は秘密を守る”かな。長文ごめんなさい。

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いいね!投票数 5 票
名前無し

高橋一生のしゃべりかたは「いつ恋」でもボソボソ言っているし、松田龍平は覇気のないしゃべりかただし、ドラマを見ていてなんだかな〜です。
満島ひかりも大したことない。
なんで、坂元さんのドラマは視聴率が低くつまらなくても多くのメディアが褒め殺しをするのか、ドラマが放送されるたびに考えています。
どうして、この脚本家がつまらないのか?それは50歳を超える脚本家が、30代の登場人物を描くことに無理があるんじゃないのかと思います。
「泣きながらご飯食べたことある人は 生きていけます」
こんな台詞はいかにも50歳代の男が考えそうな言葉であり、30代の人がそんなことを言いはしませんよ。30代の登場人物が言うことで存在が浮いているように見え、私はテレビの前で呆れて「ケッ」てなりました。
このドラマはもう、唐揚げにレモンもそうだけどドラマの登場人物が浮きに浮きまくっていてシラケることが多かったです。これは宮藤官九郎の脚本にも同じことが言えます。

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名前無し

配役が素晴らしかった。

高橋一生がいい顔してた。何気ない会話のときの相手を見つめる目や、回想シーンでの息子を見送るときの泣き顔もいい。

松田龍平のちょっととぼけた感じもぴったりで、憎めない。

満島ひかりは、まさに「すずめちゃん」だった。総じて健気で可愛らしかった。

吉岡里帆の最後までキャラを貫いてる感じも良かった。
八木亜希子とサンドウィッチマン富澤の、自然体な雰囲気もいい味出してた。

脇を固めるもたいまさこや宮藤官九郎も、前半謎めいて後半は人間らしさを醸す、ドラマ本体への良いスパイスとなった。
特に、クドカンは、最初マキの口でしか語られなかった人物だったが、登場後の安堵感が大きいのは、「良かった、生きてた」っていう理由だけじゃなかった。
他の演者さんだったらこの空気感なかなか出せないかもなぁと思った。

そして、主演の松たか子、ミステリアスな色んな面を持った女性像を見事に演じきった。いつも思うけど、目の演技が上手い。

演奏シーンやエンディングの歌も好きだ。かっこいい。
「人生は続く 世界は広い 自由を手にした僕らはグレー」等の歌詞もドラマに合っている。

映像が綺麗だった。軽井沢の建物の外観や自然の景色とかも良いし、別荘の内装とか小物とかもお洒落で見ていて楽しかった。どこかおとぎ話のようなストーリーも、この映像の美しさがあったからこそ、腑に落ちたように思う。

いつも美味しそうなものが並ぶ、和やかな食卓のシーンも見ものだったと思う。
最終回の、鍋のなかの長ーい春雨を鋏で切って食べる場面も微笑ましかった。
再度出てきた唐揚げも、「パセリやレモンのことより早く食べないと覚めちゃうよ?」と心のなかで突っ込みをいれつつ、楽しそうだからまぁいいか、という気になる。
とにかく、四人の雰囲気が良い。

あと、レストラン「ノクターン」が、一年後に和食割烹「ノクタ庵」になっているとかの小ネタもちょっと笑えた。私には笑いのツボがハマっていた。

最終回の序盤の、一年間色々あって白髪の生えたマキ。その髪をそっと撫でるすずめが、優しい。
(このさりげない演出、朝ドラ「べっぴんさん」のつまらない白髪の雑談シーンとは大違いだ。)

きっと、このドラマの主題は「キリギリスたちの生き様」だったのだろう。
ドーナツのように、欠けたところのある四人。ワケアリとはいえ、最後は大きなホールでカルテットで演奏できて、最終回らしくて良かった。

大好きなドラマだ。
ただ、星一つ減らしたのは、犯罪描写があったため。
倒れたアリスをダムに捨てようとした未遂事件、義父への殺害容疑がうやむやな件。

別人になりすましたというのは事情があるのならということで、まだ容認できるけど、やはり、殺人に絡む事件については倫理的に見過ごせない。
中盤に、夫さんがコンビニ強盗犯として出頭するというエピソードがあったのだから、このドラマには、きちんと「犯した罪は償うもの」という現実的な一面がある。

それなら、マキの疑惑は?アリスへの未遂は?と思うけど、そこは見る者の解釈に委ねられているのだろう。
(アリスはそもそもマキのバイオリンを盗ったのがきっかけである意味、因果応報。今が幸せならOKってこと?)

謎が謎を呼ぶ展開が、続きが見たくなると思わせられたので、犯罪が絡んだのもドラマの重要なエッセンスなのかもしれない。これはこういうドラマだと観念し、あまり理屈っぽく見ないほうがいいのだろう。
いうなれば、コメディ風のサスペンス、だったのだと思う。まさにグレーな終わり方。

批判も書いてしまったが、最後にもう一つ。
「泣きながらごはんを食べたことがある人は生きていけます」ってマキがカツ丼を食べながらすずめにいうシーン、回想で出てきても、また、うるっときた。
脚本の良さと役者さんの説得力のある演技に惹き付けられた質の高いドラマだった。

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名前無し

マキの「死と乙女」「漏れちゃった?…内緒ね」で、養父殺しは強い疑いとして提示された。
だれもが嘘つき、ではなく、終盤にはもう3人には嘘はなかった。あんなの、マキに比べたらどうということもない。
最後で最大の嘘つきであったマキ。
そして、その秘密は、スズメを引きずりこんで半永久的に守られる。
車を運転しながら楽しそうに歌う二人のあっけらかんとした笑顔の底知れなさに、背中がちょっと寒くなった。
マキについては、目が笑っていない、怖いとの指摘が前からあったが、今になってみると、それは点同士が線になってつながった一部分だったと気づかされる。
アリスに「目が笑っていない」と言ったのは、実は自分のことだったのか。あるいは類が類を見分けたのか。

夫との別れ際、別人のように冷たく接触を拒んだこと、彼からもらった詩集を火に放り込んで笑ったこと。
それは自分の未練に無理にけりをつけるためだったとその時は思っていたが、自分の「居場所」をもう提供してくれなくなった夫、自分の居場所ではないとわかった夫を、ばっさりと切ったのだ。
その証拠に、離婚して以来、夫は一瞬もマキの心象に現れていない。
さまざまな顔を使い分けつつ、夫が失踪してからも、真紀は自分の居場所づくりを進めていく。カルテット結成後じゃまになった老ピアニストも冷酷に切った。
最初は声も小さくおとなしくふるまっていたが、そのうち、大声でカルテットを振り回していくようになる。
そして、夫との離婚劇。もう一度そこに居場所を、と見た夢は潰え、カルテットを自分の安住の地と決める。
やがて事件が発覚。そして、そこも去らねばならなくなった。
1年経ってもしスズメたちが迎えに来なかったら、今度は週刊誌にすっぱ抜かれたあの担当弁護士に居場所を見つけようとしたかもしれない(すでにそうしかけていたかもしれない)。
しかし、彼女は戻ってきた。
こんどこそ、みんな彼女を手放そうとしないだろうから、何かコトが起きて解散したり離散したりするまでは、まずだいじょうぶだろう。楽しい生活が待っている。

このドラマ、さすがに作りがあいまいなだけあって、いくらでも深読みや自分で意味づけ、ストーリーづけをすることが可能。
ぬり絵の最後の色付けは、視聴者の皆さんでしてください、ということであれば、このドラマは大成功だろう。
すでに多くの人が、自分なりの物語を展開している。
ということで、私は、この物語を、犯罪者マキの居場所づくりの放浪の旅物語と見た。

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名前無し

中学生の頃を思い出します。中学の頃、テニス部に所属していたのですが、ド下手でした。必死に練習しても結果は全くついてこない、自分で書くのもなんですが、人一倍頑張ってたと思います。
中3で引退も近くなった頃、ボール拾いをしていた僕を見ていたキャプテンがちょっとサボっていた1年生に言ってくれました。「◯◯の練習態度だけは見習って!!◯◯は下手だけど下手なりにできること考えてやってんだから。多分この部活で1番真面目に頑張ってんの◯◯だよ。」(だいぶ端折ってます)顧問ですら気にしないくらいの煙だった僕を、見てくれていた人はちゃんといたんだ、というのを感じて凄く嬉しかったです。
カルテットのメンバーも同じじゃないかなと思います。演奏技術はないし(素人から見たら普通に上手なんですけどね……)、煙の分際で音楽を続けていることに疑問さえもたれる。でも、彼らはそれをわかっていて、3流であることの自覚をしている。そして3流の自分たちにできる仕事を精一杯に行う。全員には伝わらなくても1人、2人に伝わってくれればいい。結局幸せってこういうことなのかなというのをこのドラマ全てを通して思いました。

大人になりきれていない人たちのドラマ。確かにそうです。でも、この意見欄のように彼らに納得がいかない人もいれば、共感する人もいる。共感する人にだけ届けばいいんです。納得のいかない人だっているのは当たり前なんですから。大人になりきれていない人のことをわかってくれる人はいます。そういう世の中が僕は大好きです。

細かな会話はさすが坂本さんという感じです。……が、あくまで会話の面白さというのはこのドラマでは付属品。そこにばかりスポットライトを当てているマスコミには納得がいきません。マスコミには踊らされないように、これもある意味このドラマから学んだことです。

話は変わりますが、自分が罪を犯したことを含みをもたせながらもスズメに話したマキ。それでも尚、秘密を隠し持っているのでしょう。しかし、「今の」マキをしっかり見てくれるスズメ、別府、家森の3人とならグレーのまま生きていけると思います。だって他の3人も秘密をもっていたじゃないですか。人間みんなグレーです。

長々と書きましたが、要するに僕はこのドラマに出会えたことに心から感謝しています。カルテット、本当にありがとう。

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名前無し

もうね、大昔の北の国からってドラマくらい季節をまたいで欲しい。
定点観察みたいなドラマは最低2クールくらいやってもいいでしょうよ。

「そういえば…こんな季節に僕らここに来たんですね」みたいなENDは
よくあるけど、「1年後」っていうすっとばしを使うしかない。

でもその嘘を使わずに軽井沢の四季と4人の回想の映像とともに
静かにエンディングを迎えたりしたら、最終回まで視聴してきた人は
もう涙腺が大変なことになってしまうかもしれない。

こういうドラマって口当たりが悪いから、火が付くのが遅いし
ようやく話題になったころにストンって終わっちゃうんだよね。
1クールじゃ爆発前に終わっちゃう。ドラマ史に刻み切れない。

消費されることに徹しているドラマって受け身の視聴者には評判いいよ。
こっちに余計な努力を強制しないから、話に迷わず気持ちよく観れる。
それも間違いなくテレビのプロの仕事って感じで数字にも出やすいよ。
だけど確立された手法にのっとって作られれば既視感も増してくるんだよね。

カルテッドはそこにものすごく逆らってるから何か偉そうに見える。
草むらをかき分けながら足跡が道になるから、先が見えなくて不安にもなる。
そんな、消費されることを受け入れていない感じがプンプン匂うから
「テレビドラマのくせに何様なんだよ」って思われるんだろうね。

でも、このドラマを愛しちゃってる人たちは熱量高いよね。
もともと自分から作品を探しに行く人たちなんじゃないかな。
本屋に通って会心の1冊を探し出すような楽しさを知ってるような人。

そういう人って待つことで喜びを得ることを知っているから辛抱強いけど
声が小さいんだよね。

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名前無し

すずめがアラフォー近くで恋した人とのデートを夢で見るかなとシラケた。
生活の基盤が出来ていない人達なのに別府さんに頼りぱっなしで遠慮もないのが不思議。
大人になれないと言うよりは、他人に対して気を使う事が出来ない人達なんだろうね。
家族でも、感謝や思いやり、遠慮とか普通にある。
そういう基本的な感情が欠落しているようにしか思えない。
まあ、今までの流れで普通ではないようだけど。
こんな人達が四角関係、人を好きになるのは自由、でも幸せには遠いような気がする。
冒頭で食卓の部分があったのは不快だったし、あんなの必要かな。
最後で早乙女まきさんでないと言われても、元旦那のコンビニ強盗から元嫁の事が出て来る?
富山県警の捜査一課がわざわざね。
結局、このドラマって何がしたいのか、私にはさっぱり分からない。
サスペンス目当てだけで、観ているのでハマっている人達とは全く違っていると思う。

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名前無し

本来ならあの姑さんにはお帰り願うでしょう。
でもそこで罵ったり邪魔者扱いしないのが
グレーなカルテット達の持ち味なのでは?
ちょっと家にいるの忘れてた風でもあるしw
別府さんも普通なら停電で閉じ込められたら
警備の確認不足に文句を言ってもいいだろうし。
家森さんはアリスに置いて行かれたのに何も責めない。
すずめちゃんは姑にスパイさせられて酷いことも
言われたのにマッサージまでして上げようとする。
まきさんなんて普通の人なら顔も見たくないだろうに
迷惑だと思ってなさそう。
かなり普通じゃないのはここまで充分描かれて来たから
あれがおかしいこれが回収されてないと不信がっても
このドラマの流れではたいしたことでは無いのだと
思います。
きっちり解決出来てたらダメな人達とは呼べなくなる。

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名前無し

いつもあっという間にエンディングというぐらいに楽しみすぎてたんですが、今回に至ってはスタートして終わりが最速だったです(笑)盛り上げ効果絶大のエンディングスタイルだったし。

あー、こうやって世の男性は妻に愛情(女への恋心)を無くしていくんだなぁと。ただエッチ対象になるならない、ではなく価値観もやっぱり大事なんだなぁと。母親になった妻を抱けなくなって浮気しちゃうそのへんの男とはまた違うと思う。

唐揚げレモンもだけど、自分の大事な部分を大切な相手に共有して欲しくて渡したあの本を殆ど読んでもらえてなくて、しかも咄嗟に鍋敷きにされちゃうって…。このあたりは男女関係なく「あーもうこの人とは無理」って思っちゃうね。こういう人、いるんですよね。

思い出しました。うちは子どもに発達障害があることが判明して、私はその障害がどんなものなのかを知りたくて本を読みあさったり(まだネットの普及がない時代)専門家の講演会があれば遠くにも出かけ、親の会にも入ったりして、とにかく我が子のための情報を必死になって拾い集めてました。

仕事の関係上なかなか同行できない夫にはその都度情報を共有し、これが分かりやすいからと本も渡しました。ある日その本を人に貸すからと返してもらったとき、表面が煙草のヤニだらけに変色したそれは中身が真っ白。聞いたら読んでみると言うから渡したけれど結局一年近くも開かれないままでした。

私の情熱?に押され“母親の必死さ”に読む気がないとは言えなかっただけだったんでしょうね、今にして思えば。

ある休日に当事者の父親の方の貴重な講演会が市内の割と近くの建物であったので夫に声をかけて初めて夫婦で参加。多くの夫婦が真剣に聴き入る中で一際大きいイビキが講演をほぼ台無しにしかけていました。イビキの主は隣に座っていた夫でした。

私はやっと夫との熱量の違いに気付き「あーもうこの人は(父親の役目は)無理」と思いました。

男性は女としてダメになった妻に愛想を尽かし、女は父親としてダメな夫に愛想を尽かす生き物なのかな。マキさんには子どもが居なかったから夫さんに片思いだった。子どもが居たらどうなってたのかな。唐揚げにレモンどころか、夫さんはもっともっと自分のアイデンティティを脅かされ我慢を強いられる状況になってたと思う。父親としての仕事を課せられるしね。うちの夫のように自分のことで精一杯な男性って感じのあの夫さんならそれこそ高層ビルから飛び降りてたかも。ある意味、二人の間に子どもが居なくて良かったかもしないね。

私の子どもが普通の子どもだったら、いやうちも子どもができない夫婦だったら、もしかしてうまくやれてたのかも。夫婦って、何だろう? このドラマ、いつも人間のエグいとこ突くなーって思うけれど、今回は特に夫婦のエグいとこ突く回だったので、自分の過去をほじくり返してしまいました。ここで書いちゃうぐらいなので、もう今は過去なんですけれどね。ちなみに離婚はしてません。今年で結婚26年目です。とんでもない修羅場の波を何度越えたか(笑)

つくづく人間観察が半端ない脚本家さんですね。一体お幾つぐらいの方なんでしょうか。こういう人間ドラマがダメな人もおられるようなので、脚本家さんの人間観察の眼が百パーセント正しいという訳じゃ無いのでしょう。が、少なくても私の観察眼とは一致するようなので、本当に毎回があるある状態でヤバいです。

早くも終わりが寂しく思ってしまうドラマです!

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名前無し

視聴率はちゃんと制作サイドは直視したほうがいいと思う。数字が酷いのに「視聴者は満足している」と制作サイドは口に出して言っちゃダメだし、そんなんで喜ばないでよね。
松たか子と松田龍平が出ていてこれじゃあね。なんか出ている役者がかわいそうになるよ。
一部の坂元ファンだけが無条件で喜び、ただ褒めちぎるだけのドラマにはなってほしくないね。
やっぱり、一部のマニアだけではなく万人受けするような、時には楽しい気分になるドラマを見たいと心から願うし、松や松田をああいう使い方だけはしてほしくないと願うよ。もうさ、脚本が「役者殺し」はいって来ている。
鳥唐にレモンのような、わかる奴にだけわかればいいといったマニアックな内容ばかりでは、この先ヒットするドラマにはならないと思うよ。
なんだか毎回、視聴する者の心がはっきりしなくモヤモヤして、その答えが視聴者まかせなのでイライラして気分が悪いね。

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名前無し

本当に伝えたいものは曖昧で隠れていて決して素直には語られない。いらない、長い、しつこいと言われる部分にこそ沢山の伏線と暗示が詰め込まれカルテットの世界観が構築されている。
このドラマのスタッフ、キャストはどんだけ視聴者のこと信じてるんだ?
視聴者をもっと信じてくれよって思うドラマが多いが、このドラマはそんなに信じて大丈夫なのかと心配になるくらい視聴者のこと信じてくれている。

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名前無し

すごく濃密な回でした。1回見ただけでは理解し切れなかったところもあっての感想です。

家森を付け回していた2人組みの正体と、家森自身の過去が明らかにされた回。
子供が熱を出しても風邪薬を飲ませておけと言い、妻が子供の保育園の月謝で悩んでいたのに音楽の話をする家森。
これって、初回のベンジャミン瀧田さんとまるっきり同じじゃないですか。
真紀さんが「趣味にしちゃったアリは幸せだけど、夢にしちゃったキリギリスは泥沼で・・・」と言っていた時、家森はなんと言ったか。
初回録画分を見直すと・・・。
「僕は別府君とはまた立場が違ってさ」
「あっち側だから分るんだよ 僕も」
「画鋲もさせない人間が音楽続けていくためには嘘くらいつくだろうなって」
こんなところに伏線が張ってあったんですね。
しかも、「愛しているけど好きじゃない」のセリフが、ラストの真紀さんのマンションの一室で生きてくる。
うーん、見事だ。

家森、妻、息子の話を主旋律にしつつ、ゴミ袋とトイレのスリッパ、フレール・ジャックのメロディと言ったキーワードをトッピングし、家森がカラオケボックスに居た理由と、すずめが有朱に話を聞かれてしまう場面までを描ききる。
並みの脚本家だったらこうはなりませんて。

尊敬できる父親。それとも音楽のために家族を捨てた父親。
大勢の観客の前で独奏する父親は、息子の目にはどんな風に映ったんだろう・・・。

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名前無し

何か気持ち悪いんだよねこのドラマ。 
主の4人も別に演技上手いとも思わない、というより下手に感じるんだよね。

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名前無し

思ってた通り、視聴率はパッとしないし、楽しめなかった人もいたようで(笑)良かったです。だから良いんですよね。万人受け狙われたら私見ません。
坂元ブランドによって作られたドラマですね。想像力をもって楽しめる好きな人だけ楽しみましょう。

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名前無し

『民王』の高橋一生は好きだった。
『まほろ駅多田便利軒』や『あまちゃん』の松田龍平は、もっと好きだった。
このドラマでは二人とも気持ち悪かった。
松たか子は、もともと好きではなかったけど、このドラマでもっと嫌いになった。
このドラマは生理的に受け付けなかった。
最後は4人で勝手にから揚げにレモン論争でも一生やってろ!と呆れた。
大人として恥ずかしい。

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名前無し

最近のドラマは大味で、面白みのないドラマが多い中、このドラマは個人的に光っていました。

行間案件が多く、真剣に見ないと登場人物の心の揺れ、機微など伝わってきにくい感じはありますが。伏線に気づかないとか。それでいて毎回視聴者をひっくり返させる展開を折り込み、ハラハラさせられました。

うちの夫は遠回し表現など好きでなく、このドラマ暗くて苦手、と初回の方でフェイドアウトしました。マキさん夫婦の映画の件、まさにうちの夫婦の姿かも、です。自分が面白いと感じたものを語り合えないのはちょっと寂しいですね。仕方ないけど。

夫婦のすれ違いを描いた回は、傑作だったように思います。どなたか書かれていましたが、夫婦あるあるというか…
身につまされる内容で、心臓がバクバクしました。夫が見ていなくて逆に良かったかも笑

松さん、やっぱりうまいですね。あの不自然にもなりかねない長台詞を、見事にマキさんのものにしていました。下手な役者だったら完全に白けてたはず。
最後をグレーで終わらせたのも、それで良かったと思います。

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名前無し

一言で言うと気持ち悪いドラマだったな。(毎日ネットニュースに上げ記事載ることも含めて・・・。)
この脚本家、あんまり人と接したり会話したりしないんじゃないかな?って言葉に会話に、いいところに目を付けたでしょ的に出てくる、どうでもいいエピソードとか多かった。
ミステリーって言ってもサスペンスドラマに、よくあるなって程度のもの。
しいて言えば音楽は良かったかな。

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名前無し

諦めなければ夢は必ず叶う!という成功者の講演会で感動していたのは二十代まででした。嘘っぱちでした。叶えた人はなんでも言える。近場にも「大丈夫、私にもできたんだから!」とお門違いのエールを送る人がいます。頑張っても結果が出せなかった人間もいるんです。毎回が神回のカルテットだけど最終話もまたハッとさせられる言葉がありました。

私はあの手紙がカルテットメンバーにダメ出しをし続けている視聴者の代表者から来たように錯覚してしまいました。このサイトにおける批判派のご意見もそうですが、カルテットメンバーに対しての意見の総意というか、至極当然の反応だと思います。脚本はちゃんとメンバーが一般の人たちにどう映るかを分かっています。最終話は手紙とマスコミという手法で畳み掛けました。

人の振り見て我が振り直せ、というのはとてもいい言葉です。でも、あくまでも自分の中で粛々とやることです。最近は「人の振り」に対して寄ってたかって攻撃をし追い込みます。ドラマ内はマスコミに踊らされる人々からの攻撃。現実ともリンク。演奏を見て笑ってやろうと野次馬根性で行ったものの、意外とちゃんとした演奏会に戦意喪失ですごすごと退出。芸能人の人たちは胸のすく思いだったのではないでしょうか。そしてギリギリのところで週刊誌写真に踊らされなかったカルテットメンバー。何があっても信じてくれる人がいてくれる幸せ。危ない人もいたけれど…

関係ないけど、我が家の人間はみんなつけ添えのパセリはお飾りではなく食べます。ちゃんとしたお店のパセリも食べます。唐揚げレモンがまた登場で嬉しかったです。鍋のくずきり、春雨類の食べ方にびっくり! すき焼き鍋の糸こんにゃくもアレ方式で行こうかな? 切った残りはシメのご飯や麺の具になるしね。

カルテットロスは私たちのみならず出演者の皆さんにも起こってるんじゃないでしょうか!

心揺さぶられる素晴らしいドラマをありがとうございました。色々と自分の日頃を反省したり、希望をもらったり、慰めをもらったり。またここのレビューでもドラマをもっと楽しく見れる素晴らしい解説も見させてもらい幸せでした。視聴お疲れさまでした! 当然、続編希望です! カルテットのみんなとまた会いたいです!

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名前無し

伏線なんて何もなかった。
セリフが後で繋がるんじゃなくて、
同じセリフをまた言わせるだけ。
意味なんてない。
別府家のおこぼれに寄生した、半分ニートの子供大人の音楽クラブごっこ。
どうでもいいけど、結婚してた時のマキと別荘にいるマキの人格が違いすぎる。
場当たり的に描くのにも節度ってあるよね。
酷いわ。
極めつけのあの手紙、4人への批判を先に投げつける。
見てる側に言わせないようにするって、どうかしてるよ、あざといね。
最後の歌にも、げんなり。
あの、4人に歌わせたら。カルテットの下手な演奏よりいいに決まってるじゃん。
役者頼みで考えなしの酷いエンディング。
最後くらいなんとかして欲しかったのに。
やっぱり、みぞみぞキター!
想像通り。
最後の最後まで気持ち悪い。

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名前無し

私はこのドラマを見て、人の怖さを感じた。

嘘ついて詐欺しても制裁を受けると可哀想。
いい歳して社会的に自立していないのに言い訳ばかり。
子供や結婚生活に責任を取らない、働かない。
結婚相手やその生活から逃げ出す、会社を内緒で辞めて失踪。
お金が無くなれば、コンビニ強盗、楽器泥棒、色仕掛け詐欺。

それでも、慰め合って仲良く生きてれば、なんでも許されるの?

擁護される傍らで、その尻拭いをしてる人が存在するのに、それは無視。
唐揚げにレモンだとか、ニモじゃなくカクレクマノミだとか言ってる場合かな。
世の中には、人に迷惑をかけても平気で楽しそうに生活してる人が沢山いるんだなぁって、悲しくなった。
それを、わかるわかるって人も沢山いるんですね。

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名前無し

夫さんの多分幼児性だけが問題ではなかったと今回で思いました。
真紀さんは結局は夫さんの話を遮るんですよね。
悪気は無いけど盛り上がらせて柚子胡椒あったとシャットダウンして
何だったっけ?って これやるの女性の特におばさんには有りがちだけど
いつもご飯の心配ばかりするのも母そのもの彼女は世話を焼きたい。
過干渉で暗めの母から逃げたのに 女神が手に入ったら母だったと
真紀さんの『理解出来ない所がある人を面白い人』と言う捉え方も
相手を嫌いにならない手段としては有りだが一緒に人生を歩むなら
趣味はさておき 根本的な部分では理解し合わないと話にならない。
お気に入りだったオモチャを飽きたから暖炉に捨てたような
警察に向かう元夫にハグではなく握手しかしなかったのも
実は善人で大人に見える真紀さんが一番影を持つ嘘つきに見えて
その一瞬見せる冷たい表情にゾッとしました。

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名前無し

ほぼ一目惚れの恋愛結婚で幸せいっぱいだったのに、妻と夫、結婚に対して求めるものが真逆だった。
結婚に家族と安心、安らぎを求める妻。
結婚しても恋人のようでいたい。ドキドキのときめきを求める夫。
夫の心が徐々に妻から離れていく過程がとても丁寧に描かれて胸にこたえました。
唐揚げのレモン。プレゼントした詩集の扱い。映画の見方や感じ方。そういう些細なことの積み重ねから、価値観や感性の違いが気になりはじめ、ついには越えられない溝になる。
「愛してるけど好きじゃなくなった」
真紀が倒れた時には心配で子供のように泣きじゃくりながら、入院で一人になると解放されたように浮き浮きと独身気分を味わう。
身勝手だけど幹生の気持ちがとてもわかる気がした。
そしてその夫の気持ちに気づいた真紀のショック。
互いにこのままじゃないけない。きちんと話し合わなければ、と思いながら
二人とも逃げちゃったんですね。
身につまされる部分も多く、今さらながらに夫婦というものを考えさせられました。

そして衝撃の冒頭(コンビニ強盗)に続く衝撃のラスト!
あまりに意表を突く展開でしばらく言葉も出ませんでした。
間でしっとり夫婦の心の機微を説明しながらの、この衝撃のサンドイッチ。
描写のメリハリとテンポの変化がすごく効いた構成に唸らされます。
本当に、心から引き込まれる面白いドラマ。来週も楽しみです。

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名前無し

趣味が合って楽でも上手くいくとは限らないよね~と別府回で描き、
家族っていうプレッシャーってありますよね~とすずめ回で描き、
子供がいるからって上手くいくとは限らないよね~と家森回で描いてからのまきまき回はやばいっすね。
どこにも選べば良かったもうひとつの人生なんてないじゃないっすか!
ああ人生って面白い。
保険証のシーン良かった。
重いと同時に感じる罪悪感。
誰も悪くはないのだ。
ファンタジー要素がなくなって生々しい第二章。
ここで監督をコメディ得意な金子さんから坪井さんに代える選択も合ってる。
音楽をモチーフにしているのだから転調もありじゃないですか?

北海道と戦国時代でそれぞれお忙しい(笑)別府さんと家森さんの扱いも坂元脚本なら決して無駄にはしないでしょう。

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ドナドナ

カルテット、私は面白いです。
ゴミ問題にイライラして見るのをやめてしまった人もいるようですが、確かに、一般常識的にはあり得ないやりとりだったと思います。けれども、この4人は「一般常識」に当てはまることが出来なかったり、もしくは常識と言われているものに疲れてしまっていたり、そういう人たちの集まりなんだろうなと。社会から一歩離れた場所で、寄り添うみたいに毎日を送る人たちを見ていると少しほっとする私は、ちょっと疲れているのかも?
4人の奇妙な共同生活が永遠に続くことはないだろうけど、もう少し見ていたいと思います。

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名前無し

2017-02-06 16:53:10さん

「泣きながらご飯食べたことある人は、生きていけます」のセリフは、わたし個人的には非常に突き刺さりましたよ
そういう経験があるからです
ない人にはわからないんでしょうねえ。別に嫌味ではないです。
人によって感じ方ってほんとうに違うんだな、と当たり前のことを思いました。
泣き止んでから食べればいい、とかじゃなくって、めちゃくちゃ悲しい時でもお腹はすくんだとか、それでも生きたいっていう欲求が瞬間的に勝つんだとか、そういうことですよ。
別にわたしにとっては無理矢理なエピソードやセリフではありませんでしたよ。

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名前無し

私は このドラマ、今のところ つまらないと思っている。「このドラマを楽しめるのは幅広く人間と付き合って心理合戦の経験値の高い大人だけ」と言うのなら、私は 狭い人間関係の中で 心理合戦とやらの経験も積んでるいない人間に違いない。 でも 他人の見方や考え方、思いに ラベルを貼って 見下すような大人になるくらいなら、今の自分で 満足だ。

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名前無し

つまらなさすぎ。掛け合いの部分も皆が凄く演技が下手に感じる。CMの入りかたもおかしいし1時間長かった。弦楽器の演奏の仕方のありえなさにも笑ってしまった。
誰かのファンなら次も観るんでしょうね。誰かのファンでもないので次回は観ないです。

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