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満島ひかりは生命力がありすぎ。似合わない
三浦春馬の演技に感心している。
まさかの低視聴率と書かれていたけど...私はつまらないので納得しています。
「まさか」ではないと思う。こういう重いテーマのドラマというのは最初から視聴者に敬遠されるから、名作であっても視聴率は低い。「それでも生きていく」しかり「アルジャーノンに花束を」(旧作)しかり。
明らかに、局はそれを十分承知でこの枠にこのドラマをぶつけてきている。でなければ、あのような作風に仕立てるはずがない。
あえてNHKやWOWOWのような攻め方をしている。
こういうドラマを、民放でまだ作る気があるということに、少し安堵感を持っている。
以前もどこかで書いたことがあるが、前期までは、もう民放のドラマは終末期に入った、これからは有料放送でないと見応えのあるドラマは見られない、と思っていた。
これが、一つの民放ドラマ再生のきっかけになってくれればいいと、物語に引き込まれつつ、別の頭で思うこのごろだ。
大友さんの言葉に泣かされました。
「外の世界」の人が初めて彼らに気持ちを表した言葉だったから。
たぶんこのドラマの世界では、病気を治す最も有効な手段が
臓器提供しかないのかもしれません。 クローンを容認するのは
社会の必要悪なのかも。
そういう社会にあって、クローンを差別する人、無視する人・・
ばかりでなく、「申し訳ない」という気持ちのこもった言葉が
とても心にしみました。
美和のオリジナルを探しにいき、美容室のショーウィンドウに
5人の姿が映って、それぞれもう一人いるように見えました。
あれも、オリジナルとコピーという演出だったのでしょうか。
来週は悲しいことが起きるのか・・・ハラハラしますが、
見続けます。
視聴率は低いのかも知れないけど、ここを読んでいるとこれだけ深い洞察を持って視ている人達がいて感心する。
自分もまた深く考えさせられる。
低視聴率でもいいと思ってテレビ局がドラマをつくるわけないでしよ。低視聴率なのはただただつまらないんだけ。それだけの話。
そんなに酷評する程、悪い作品じゃないと思うんやけどなぁ‥
原作を読んでないから…って言われれば、それまでですが‥
まぁ‥分かりにくい世界観ですけど、それなりにおもしろいと思いますよ!
役者さん達の芝居も悪くない。
次も気になりますよ。だから観てます。
そもそも‥だから、原作ありきってのがキライなんですよ!
原作を知ってる方々は、自分の中でキャスティングを確立してますでしょ?
だから、イメージに合わないと、原作レイプって騒ぐんじゃないですかね…?
やっとジワジワ面白くなってきた。
途中入場者には厳しいドラマなので、あらすじや世界観の説明を毎回付けたほうがいいと思う。
リンクは禁止では?
でも、批評家で評価の高い人は何人もいるのは確かですね。
こんなこと、今さらですが、
「視聴率が低い→ドラマの質が悪い」も真ではないし
「視聴率が高い→ドラマの質がいい」も真ではない
こんなの常識で、ドラマを評価するときに、最初に視聴率の話から始めるのは、一部扇情的なマスコミぐらいのもの。
このドラマは、まさにそれを体現しているかのようですね。
いろいろな評価を見ると、吸引力が強い(引き込まれる)ことがよくあげられていますが、私も同感です。
様々な角度からいろいろなことを見せたり考えさせたりするのに暇がない。人によってその思いもいろいろだったりする。
原作を知る方によると、原作はもう少し茫漠としたはっきりしない感じのようですが、それを連ドラ化にするにあたっては、興味とテンションを持続させるという命題があるため、随所に配慮や工夫を施していることが感じられます。
欧米圏の小説には、そのまま持ってくると日本では拒否反応が起こるような大胆なセックス描写がよくあり、これも例にもれないようですが、そのあたりもリリカルな(日本ではこれが大事)描き方でうまくおさめていました。
制作陣の誠実な姿勢と意欲を感じる作品です。最後まで大事に見せてもらいたいと思います。
第5話は、外の世界に出て、そこの環境や「普通の」人間と接触するところが描かれていた。
初めての経験のぎこちなさ、大きな外界に出るおっかなびっくりさ、不安ととまどい、期待などがよく演技に表現されていたと思う。
そして、外の人間の彼らを見る目がどのようなものかも、いっそう明らかになった。
それには3つほどあって、1つは最初にあった臓器移植の執刀医たちに代表される、彼らを家畜同然に見る目。「片づける」という言葉が象徴的だ。
1つは、マダムに代表されるような、彼らを恐れる目。
そして、もう1つは、古着屋のマスターのような、社会のために自己を犠牲にする存在に対する畏敬をもった目。
こうやって、物語の社会における彼らの位置づけが徐々に浮き上がってくるところも、物語を支える。
予告では、次回、その社会と彼らとの大きな衝突が描かれるような感じがする。
陽光学苑の校長は、実は彼らの守り手であったのかどうか、ということも明らかになるかもしれない。次も見逃せない。
次の展開は? 気になってたまらない。
2話まで続けて子供時代で脱落しかけましたが、その後徐々にストーリーに興味が持てるようになってきました。
ヨウコウ学苑の真の目的が何か、それがわかるとストーリー自体印象も変わりそうです。
ただ、もう少しこの物語の世界観というか設定がSFらしくわかりやすいと良いのですが、クローンである京子たちの閉ざされた目線からの描写なので、よくわからないことが多くて、違和感を覚えます。
トモ役の三浦さんは、海岸や駅で京子と二人で話す様子は結構繊細な表情の変化が自然だったと思います。
視聴率が低くくておもしろくないと思うから叩いているんだと思いますけどね。
私は上手くないと三浦春馬言ったが、やはり僕のいた時間の最終回を見たらすごいなとは思う。
綾瀬はるかも好きなんだよ。肯定はそれぐらいかな。
視聴率ってスポンサーには致命傷じゃないかな?いくらここで3人の演技を称賛したところで、見る人がいなければ何にも値しない。暗い、重い、ダサい、三拍子揃ったら穴ぼこ捜すだけじゃん。
どちらかと言えば感情移入しやすいタチなので、色々洞察しながら見入ってしまう…演出家じゃないから彼らの演技力は分からないけど、フィクションでも、こう言う物語が何処かに存在するのかもしれない…と思わせられるのは
ただ、ただ、そう言う事なのではないかと思う。
僕のいた時間の最終回まで見たし、春馬くんが最後ベロだらりと出してなんというか完全な馬鹿になっちゃったのは見応えがあった。
でもねーこのドラマは失敗で局側の選択ミスだと思う。このドラマを擁護する方も多いようですが、この視聴率ではアルジャーノンと同等のドラマだと思う。「暗い、重い、ダサい」ですか?う~ん私には三重苦でしかないです。
「僕のいた時間」観てから三浦春馬さんのファンですが、「完全な馬鹿になっちゃった」はALSの方に失礼ではありませんか?びっくり、悲しいです。
三浦さんはあの時の拓人と髪型はほとんど同じですが、声のトーン、しゃべり方、仕草、すべて違い同じ人かと思えないほど、今はトモを演じておられて素晴らしい役者さんなんだと再認識しました。
1,2話までは録画で見ていましたが、3話からはリアルタイムで見ています。
見終わると何ともいえない気持ちになるのですが、ドラマでこんなに気持ちが動くのは久しぶり。
このドラマは、クローンという彼らの閉ざされた狭い世界観で成立しているから、その世界に同調できないとはまらないかもしれないとは思う。
綾瀬はるかや三浦春馬の視線や振る舞い、外の世界に対して微妙に遠慮がちなところが本当にクローンらしいというか上手に演じてるなあと関心します。
ファミレスでメニューを注文するところ、何とも切なかったです。
過酷な運命をそれでも生きていかなければいけない時、彼らはどうするんだろう?何を心の拠り所にするんだろう?
そんなことを考えながら次回の放送を待ちます。
私にとっては今期一番のドラマです。
見どころが満載のドラマ。
いろんな観点から、いろいろな見方ができる。
掘れば掘るほど、いろいろな物が現れてくる。
目先の、表面の、気楽な、という要素を排して
芯だけを見せるドラマ。
きっと心に残るものは大きいだろう。
非現実を重苦しく描くから拒否反応を起こすんだろう。役者は悪くないが、もうついていけないよ。
スポンサーや広告代理店、テレビ局の営業部関連の人たちが仕事の成果として視聴率に拘るのは当然ですが、一視聴者が統計学上不確実な数値の視聴率をドラマの評価に加えてお話しになることが私には全く理解できません。
自分の気に入ったドラマ作品が少しでもより多くの人たちの目に触れて欲しいと思うのは人情で、視聴率が気になるのは解ります。
でも、自分が低評価したドラマ作品の視聴率が低いからといって自分の判断の理由付けにするのは、どんなドラマ作品に対しても失礼なのではないでしょうか。
あくまで作品の内容についての見方や評価や解釈を個人的に発言することがここのサイトの目的だと私は捉えています。
賛否の応酬より、自分が気付けなかった感想に触れることがドラマ作品を更に深く理解出来ると思い、皆さんの投稿を拝見しています。
このドラマは特にそのことを必要とする作品だと思うのですが。
視聴率とドラマの質が比例するとは思わないけれど
資料率も一つの評価の一つだから、理由づけにするのもいいのでは?
ここより視聴率の低い逃げる女は称賛のほうが多いよ
でも、ここでは批判が多い
私を離さないで では比例しているということなのでは?
ここだけ見てもだめ。
いろんなサイトや調査を横断的に見ると、この作品は、満足度ランキングが高いということがわかる。
問題作であることは確かで、好き嫌いがはっきり分かれるドラマ。わかりやすい面白さもない。嫌いな人は最初から見ていないから、それは除外。
継続的に見ている人がどんな評価をするかが問題で、その点からいうと、総合的には決して低くない。
作りも丁寧だし、考えさせる。質がいい。ドラマのレベルとしては非常に高い。
一般受けするかしないか、スポンサーがどうのという事情など、見る者にとってはどうでもいいこと。ただただ、良質なドラマをこちらに提供してくれればいいのだ。
ある意味、これは、とてもぜいたくなドラマだと言える。
とにかく、堪能したい。
このドラマを見て質が悪いから底視聴率ではないなーと感じました。
今までにないしっかりしたドラマですし、考えさせられる面白いドラマでドンドン引き込まれます。次はどうなるんだろうと楽しみです。このドラマがあたらないならどのドラマがヒットするのか?不思議です。
よく重いとか暗いのが低視聴率の原因みたいに言われてるけど
個人的には重い・暗いは全然平気です。
それより、このドラマはストーリーが弱くて
いまいち惹きつけられないのが問題。
ストーリと言えるようなものが薄く、殆ど何も起きない
何か起きたとしても、主人公達の置かれている状況を
説明するだけのエピソードでしかなかったりして
話が広がっていかないから、つまらなく感じる。
あとは綾瀬はるかと水川あさみの関係性の話がメインで
こちらもそれほど目立った動きはなく
綾瀬はるかの心情描写がメイン。
この2人の関係性を面白いと思えないと退屈かも。
主演や脚本家をはじめ、実績あるスタッフだし
ドラマ自体の作りは重厚で丁寧に作られていると思うが
上でも書いたようにストーリーが弱い。
原作の問題かな?
感想はここのサイトだけではない。
でも他でも評価が高いかといえばそうでもない。
好きな人は高い評価しかみえてないのかな?
原作は、もっとあいまいな感じらしいですね。
それを連ドラにしようというのは、ある意味大きな冒険だったと思う。
あまり原作をいじりすぎると、前例であったように、原作の精神自体が崩壊してしまいかねないし。
原作をリスペクトしつつ、このドラマを敢行した局には、素直に拍手を送りたい。
丁寧な作りで満足しています。何より、次の展開が気になって仕方がない。作劇の手腕を感じる。
綾瀬はるかは本当はさみしがりやなのかもしれない
居場所が水川あさみのとこしかないみたいな言い方だったから、好きなのは好きなんだろう
ただ、めんどくさいだけ
綾瀬と水川は相棒でよく出るところの共依存。
反発しながら否定しながらもその人なしでは生きていけない。
水川さんはいつもこういう役だね。三角関係の。声の出し方が嫌いなのかな?割れた声が苦手。
CMまで綾瀬だらけだし、スローでだるいので録画にして所々早送り。
考えさせられるけれど、重すぎて。。。
原作をリスペクトしてるなんて全く感じられない。主役の性格変えたり原作には出てこない人物がいたり絶対言わないであろう言葉をいわせたり。もういろいろありすぎてどんどんつまらなくしていってる。ほんと最低。このドラマが受け入れられないのはあたりまえ。
原作をリスペクトというのは、その精神を尊重すること。
ドラマ化にあたっては、設定を変えるのはごく普通のこと。
ましてや、イギリスの小説を日本を舞台として翻案するのだから。
綾瀬はるかは、原作者のカズオ・イシグロと対談もしているし、原作の何たるかを無視した作りにはなっていない。
この小説は、限定された苛酷な状況の中で人間がどう生きるかを問うもので、ドラマもまさにそこを追求している。
それでいい。
恭子や美和たちがクローンだということ、
私はこのサイトで知ったのですが
今までドラマ中でハッキリ言われたことってなかったような。
今回「ルーツ」に会いに行く話があり
どうせルーツなんてどうしようもない人間に決まってる、と美和。
モヤモヤしてた所にばっさりと絶望。
これはわざとこう作っているんだろうか、
恭子が己を何者か掴みきれないでいる表現として。
だとしたらこのモヤモヤ感を晴らすべく
たつこ、また出やがって!何したいんだお前!
と叫ぶのはナンセンスなんだろうな。
興味深く見ています。役者さんたちが皆さん上手なので引き込まれています。
質が良いなんて思えない。
低視聴率にも納得。
それはそうと綾瀬さん、痩せすぎですね。
顔痩せしすぎて魅力が無くなっている。
設定変えるのは普通っていってる時点でもう終わってる!
丁寧に作られてるとか質が良いとか全然思えないよこのドラマ。
視聴率低いのも本当良くわかる。
このドラマは純文学や哲学書を読むのが好きな人や様々な表現形式があるドラマの可能性に期待する人に向いた作品ですね。
まだはっきりした断定が難しい段階で視聴率含め否定的に書かれた意見にはある意味感心しますが、指摘されている内容が私には参考になりません。
脚本家がリスペクト無しで脚色の仕事を引き受ける訳がないし、設定から登場人物などを変えるから脚本家の存在価値があるのであって原作そのままなら単なる模倣に過ぎません。
いろんなドラマや映画を数多く観てきた人を今のところ惹き付けていると、これだけははっきりしてますね。
アルジャーノンと同じだよ。
原作も映画も見ていませんので、かえって先入観なく
このドラマを見て ひきこまれています。
ストーリー展開や事件性が少ないという指摘もありますが、
このドラマはわざわざそういう閉塞感の中で人間の生き方を
描いているのではと思います。
小さな、狭い、限定された金魚鉢のような世界でひとかけらの
幸せや希望を追い求め続ける・・けれどたいていは満たされない。
そんなもの描いてどうするといわれればそれまでですが、
現実の社会で生きる私たちだって、それほど自由でしょうか。
命にも限りがあり、いろいろなものに縛られ、どうしようも
できない理不尽の中で生きています。 どこかでそれを「あたり
まえ」と納得しているか、または考えないようにしているから
毎日生きていられる。
恭子達の生きている閉ざされた世界は、何か現実社会の
デフォルメ、または寓話のような気がして目が離せないのです。
見る人を選ぶドラマ。ドラマがすべて万人受けするはずもないから、こういうタイプのドラマがあってもいい。
いや、むしろないと困る。画一的なドラマばかりじゃ、面白くない。
だからこれに拒否反応を示す人、話がつまらなく見える人がいても、それはそれで全くかまわない。
私は、設定はショッキングだが、その向こうに何があるのかにとても惹かれるし、話がつまらないとは、全く思わない。
むしろ、次の展開が気になってしょうがない。
そして、このドラマが、原作と同じだろうが違っていようが、どんな結末を用意しているのか知りたくてしかたない。
それを支えつつ牽引しているのが、作りの巧みさや役者の演技。
これは、内面の物語だから、極めて繊細な演技が要求されるけど、俳優陣はよく応えてるなあと思う。
特に、多く指摘があるように、三浦春馬が抜けている。
少年時代から演技力には定評があったが、ここ最近、ちょっと伸び悩み感があった。
でも、このドラマで、やはり実力があることを再認識。そういう発見もあり、ドラマフリークの私の、今期1、2を争う噛み応えのあるドラマになっている。僥倖。
このドラマでクローンの話が出てきても、ドラマの世界と現実の世界を混同して見てはいなかったです。現実とこのドラマを重ねてだなんて見たくもないですよ。現実的に言わせていもらえば人としてのクローンは現れないと思っていますので、ドラマで共感するものはなかったです。
よく、このドラマを見て臓器移植について考えさせられるといった意見がありますけど、これは臓器移植について考えさせるために作られたドラマでないっていうことはわかるよ。でも、視聴者の中で臓器移植について考えると出ているってということは、このドラマの内容がチープだから臓器移植ドラマだと勘違いする人が出ているんじゃないのかな?
これはクローンがどこまで人間に見えて、クローンの感情にどれだけの人間が共感できるかが重要なんじゃないのかな?私はおもしろいとおもわないけどね(笑)
何を訴えたいのかわからないドラマ
家畜扱いの人権も何もないクローンたちの
限られたはかない命の恋愛物語?
臓器移植がテーマでないことだけはよくわかる。
視聴率安定してますね。
大きく下げたことないのこのドラマだけだと思う。
今回の現実世界との断絶感は面白かった。
教育も受けてないし知識もないから世間への振る舞い方もわからない。
だからあんなに緩い監視でも誰もシステムから逃げられないんだなって。
あの閉塞感ややり切れなさがつまらないわけじゃなくむしろドラマとして面白いもおもう。
なのにクローンとかの設定の衝撃性や悲劇性を無理に強調し表にだしすぎているからそこら辺が魅力を削いでいると思います。
私はこのドラマでは登場人物に共感しながら視聴はしていませんね。特殊な状況下の彼女、彼らに共感は難しいです。この時代に生きている現実の私には、難しい。
でも束の間「この世界で生きている人間」という設定下に自分を置いて物語の展開にハマって見るわけです。私の個人的見解による脚本や演出、役者の演技力に不備があった場合、世界観にハマるための雑音が生じて、この部分が批判対象となります。そういう意味での批判は過去の別ドラマで書いたことがあります。
今のところ、このドラマにはなんら雑音が生じていません。だから大変興味深く、世界観に浸っていられます。作品を見続けていれば、自ずと制作者サイドの姿勢はそこはかとなく伝わってくるものです。情熱を持って作られているから、こちらに物語が伝わるんです。こちらも受け止める気持ちがあるからハマれるんです。
万民に受け入れられるドラマというのは、確かにありません。私にとって「ドラマを楽しむ」というのは、その作品の土壌に立って、その作品の世界観における人物の心や行動に共鳴することです。
ドラマも映画もこのスタンスでウン十年楽しんでいます。脚本、演出にハマれない作品は興味がないので世界観に入るためのドアノブにそもそも手をかけませんので、この限りではありません。
何を訴えたいのかわからないドラマ。まさに、そうでしょうね。だから、惹かれる人もいれば、そういうのはっきりしていないと嫌な人は、否定しますよね。私も比較的、テーマはっきりのドラマが好きなのですけど、今回は、森下さんが「わたしを離さないで」をどうのように受け止め、どうラストに持って行くのかを知りたくて五感を使って視聴し続けています。役者さんも上手いと思いますし。ただ、ラストまで見ても何を伝えたかったのか分からなかったら、酷評するかもしれません。
ちなみに、私は原作を読んでいます。原作をリスペクトしていないという意見には不満があります。カズオ・イシグロはどのように受け止めて表現するのか、今回はどうドラマ化するのかを楽しみにしているとのこと。彼は彼なりのテーマ、思いがあってこの本を書いたのでしょうが、完成し、手元を離れてしまえば、後は見る側、受け手側がそれぞれ受け止めてくれればいい、むしろ、そういう拡がりを楽しみにしているように思います。安易に、原作をリスペクトしていないなどと言わないでほしい。カズオ・イシグロは、広い視野をもってこの作品を書き上げているのですから。私は、このカズオ・イシグロのこういう考え方も含めてファンなので書いてしまいました。
↑レビューはすでにアップ済みです。
確かに、このドラマでは、視点が定まらず、奇妙な浮遊感を感じている。
あまりに私たちの現実世界とは異なる世界と人生を生きる彼らに、完全に視点を同化させることもできないし、かといって、あの世界の「外の人間」の視点で彼らを見ることもできない。
今はただ、彼らの行くえを、かたずを飲んで見守っているという感じだ。
美和のルーツ探しのエピソードから恭子と友彦の思い出のCDを貰い受けるシンプルなストーリーに、彼らのさ迷う魂を見詰めた作者の優しくも厳格な視点が張り巡らされた第5話でした。自由の猶予という謎を持たせながら、最後駅のホームのベンチで語られる恭子と友彦の夢についての会話場面まで、緊張感あるストーリーの流れが見事でした。友彦の前向きな明るさが却って痛ましく、恭子が自分にない性格や価値観を改めて友彦に感じて気付く境遇の虚しさが胸を打ちます。恭子の涙が美しくも哀しい。
綾瀬はるかと三浦春馬の繊細にしてこころの綾を漂わす演技が素晴らしい。
脚本・演出・演技の調和の取れたドラマになってきました。静かにじっくりと観賞したい作品です。
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