4.06
5 488件
4 84件
3 67件
2 45件
1 96件
合計 780
読み でーと~こいとはどんなものかしら~
放送局 フジテレビ
クール 2015年1月期
期間 2015-01-19 ~ 2015-03-23
時間帯 月曜日 21:00
出演
いつの頃からか、「人生に恋愛は不要だ」と考えるようになった“恋愛力ゼロで恋愛不適合者”の女と男が、それぞれのやむにやまれぬ事情から結婚を目指すことになり、一切の恋愛感情を持たぬまま、日々つたないデートを積み重ねていく…。東京から一番近くて一番遠い都会...全て表示
いいね!の投票数順に 30 件(最大30件)のレビューを表示しています。
投票数が同じ場合は新しい順です。
レビューの時間をクリックすると、そのレビューの書き込まれている位置に移動します。
いいね!投票数 7 票
名前無し

自分は「デート」は文句のつけどころはなかったし、最終回での2人の土下座は、本人たちが必死に無意識でやってるお互いの思いがガンガン心に迫ってきて、香織・鷲尾の思いと共に涙がでそうになって「ああ、これはすごいドラマだな。ドラマなんて70年代前後の黄金時代以降は滅多に良作なんて、と思っていたのに今の時代にこんなものをリアルタイムで見れるとは」と本気で感動しましたね。
それだけに留まらず林檎のかじりあい+過去の2人の電車シーンでとどめのとどめを刺された感じです。
凄まじい脚本に惚れ込んだ演出や演者が最後の最後まで根性で喰らいついてきてる!って感じの凄さを感じました。
「嫌いだと言っているのにそれが見てるこちらには違う感情をちゃんと伝わってくる。つまり人物の表と裏の心情の描き方が秀逸」
「ちゃんとした人情ドラマで貫かれており、時折、秀でたコメディテイストになり、涙も笑いも同時にくる」
「徐々に人物の心情がわかり最後はちゃんとその人そのものの本心、魅力がちゃんと浮き出てくるような脚本」
この3点だけでもとにかく、とにかく!素晴らしいです。

感想は十人十色だし、好みも見る人によって違う。私も万人が名作と言う作品全てを好きなわけじゃない。細部で気に入らない部分もあるだろう。けど、それなりにレベルのあるものを認める、大事にするという眼力は必要だと思いますよ。
あまりにもあまりにもここの評価厳しくて本当に死ぬほどびっくり!
こういうのって案外、制作側の方に伝わったりするから、古沢さんのような凄い発想力のある脚本家さんが制作陣にあれこれ指摘されて自由に本が書けなくなることが一番心配だ。

    いいね!(7)
いいね!投票数 5 票
名前無し

最初から最後までしっかりと楽しませていただきました。
新しい恋愛コメディドラマとして、素晴らしい脚本であったと思います。
主役ふたりの気持ちをうまく隠したり開示したり、そのバランスが絶妙で、軽快に裏切ってくる構成には感心しました。

視聴者に優しく、一から十まで説明したり、過剰に視聴者に気をつかうドラマが増えているなか、視聴者に想像させる余白を残しておくドラマはドラマ好きとして嬉しい限りです。
全てを理解できなくてもストーリーはわかりますが、主役ふたりの気持ちの流れをちゃんと拾えると更に奥深いドラマと気がつく。
もちろん複雑な感情描写でないので、自然と汲み取ることができます。

脚本家の力量に舌を巻く最終回でした。
巧と依子のささやかでも大きな一歩となる変化。
一話の二人よりずっと素直になったのが微笑ましい。
依子は恋する女性に憧れながら、恋そのものを否定していた。それは恋をできない自分を正当化するためだったのだなとわかると、依子の憧れがせつなく愛しく思える。

巧は自分が働かないことが悪いことだと知っている。それを正当化するための言葉選びに理由付け。高等遊民という言葉にしがみつくのもそのためであるのが徐々に伝わります。
最終回間際には高等遊民という言葉を使わず、自分の気持ちを吐露する巧。

自分が高等でも、遊民でもないと認めるところから、巧の一歩が始まる。

林檎のかじりあいは賛否ある描写でしたが、やりぬく演出はあっぱれ。
視聴者に媚びない姿勢がなせる荒技。
一口二口では伝わらない。
遠慮が見えてはふたりの踏み出す本気が表現できない。
ある意味初めてのキスシーンより色気のあるシーンでした。

最後の桜のシーンも、今までと同じようで、相手を受け入れている描写がさりげなく入る。
「もう少し見よう」という曖昧な時間を受け入れる依子と、自ら依子の手を取る巧。

桜の開花とともにふたりの恋心も開花する、さわやかな終わり方に満足して見終わることができました。

    いいね!(5)
名前無し

あれは霊ではないので 量子ですから集めれば出せるんですよ

巧を初めてカッコ良いと思った あのチョコ欲しかったはず
そんな表情をしていたもの 男だよね〜
島田兄の本心も辛いなぁ 昔から知ってるのは

それにしても 鷲尾くんは本当に良い人だよね
皆に気を使って 好きな人の幸せが一番なんて、、もう泣けるよ!
依子の恋を経験させて下さいの必死の訴えも泣けた

初めの頃のあり得ないような弾けた感じも面白かったけど
後半の人の内面をえぐるような展開も好みだな
今までの強がっていた二人の鎧がポロポロ壊れて
あの時にこうしたかった この事が今なら解るって言う
成長の遅さが抱きしめたくなるほどにいじらしい
普通の大人が通った道を今やっと歩き始めた二人を応援します

    いいね!(5)
いいね!投票数 4 票
グスタフ

第6話までの畳み掛けるユーモアや構成力の秀逸さが無いとは言え、第7話と第8話は主人公依子29歳の心情を深く丁寧に描いた恋愛ドラマとしてじっくり鑑賞したい作品でした。
恋することなく契約結婚を巧との等号の理屈で突き進める依子には、母小夜子に対して後ろめたさがあったから結納の席に呼ばなかった。父俊雄はひとり娘の晴れの姿を亡き妻小夜子に一目見せたい思いがあった。結納の席の幻影小夜子はこれまでの依子の幻影とは違い、俊雄の抱く優しく愛らしい妻小夜子の幻影です。俊雄の後ろに控えながらも夫を支え時に俊雄の本音を先に口走るユーモアにふたりの仲睦まじい雰囲気が偲ばれる珍しい表現でした。こんな独創的な映像表現は私の経験では初めてです。

ミニ依子が学校じゅうを回りバレンタインチョコを渡そうとして誰にも渡せないシーンはとても可哀想でした。成績優秀なミニ依子が憧れる男子は居ず、またミニ依子に思いを寄せる子もいなかった。いつか渡すときが来ると言った小夜子のことばが依子の記憶に深く刻まれる。
川縁でチョコを食べる過去と現在の描写がいい。自分で食べてしまう淋しさに耐えたミニ依子。しかし、契約結婚相手の巧に渡そうとして渡せなかった依子は自分の不甲斐なさと意地っ張りを思い涙を流す。依子が初めて女の哀しさを見せた場面でした。それはまた、ハンカチをそっと差し出す巧の男らしい態度を初めて見せた場面でもあります。男女逆転のふたりが本来の性に戻った象徴的なシーンといえるでしょう。
依子の性格から心情まで理解を示す巧が身を退いたことで、作劇のルーティンから主人公依子の決断が次の展開を左右すると予想します。残り2話がどう来るか興味が尽きません。

第4話の完成度もしくは第6話の感動性に再び出会えるとしたら、私にとってこの(デート)は紛れもなく名作に値します。しかし、その期待を裏切られても、第4話の傑作は永遠に忘れることは無いでしょう。

    いいね!(4)
グスタフ

ミニ依子は母小夜子の死を受け入れる為に、残された余命3ヵ月の間彼女なりに勉強したのでしょう。量子力学の本を救いに、万物の物質不滅の原理を知り、母の肉体がこの世に存在し続けると理解し、母の死の悲しみに抗おうとしたのでしょう。そこに論理的で利発な依子の感情を表に出さないいじらしさがあります。
葬儀のあと川縁で悲しむ父に寄り添い、娘として父を慰め、その俊雄を(寂しくなったら話し掛けていい)の心境に到らせる依子の健気さが印象的です。

17年前の、お節に母の味を思い出して号泣するミニ依子を見て俊雄は非常に動揺しました。多分母小夜子が亡くなって初めて見せた依子の涙だったのでしょう。葬儀のときは平然とした娘だったが、ずっと母の死の悲しみに耐えてきたことを知り父として何とも居た堪れない気持ちになってしまった。
母小夜子の残したレシピを改ざんするという、ひとつのエピソードを形成するために創られ用意された場面が論理的にしかも人間的にも表現されている。

以前にも指摘しましたが、このラブコメディの基本は男女逆転の可笑しさにあると思います。依子は薮下家の嫡子の立場で30歳結婚の目標達成に邁進していく。それに相応しい男嫁を探し求めて谷口巧に出会ってしまう。谷口巧は大いに変わった箱入り男娘であった。誰が見ても鷲尾豊が男前なのに依子が興味を示さないのは、彼が男らしい男だからでしよう。家庭に亭主ふたりはいらないと依子が無意識に感じ、有意義な共同生活のパートナーとして今谷口巧を実験検証の第一候補と設定し逃さない心境にあると思います。

古沢良太脚本私はすきですね。

    いいね!(4)
いいね!投票数 3 票
名前無し

申し訳ないけど、このドラマアカデミー賞ってすごい胡散臭くないですか?
読者票とテレビ記者票と審査員票が、バラバラすぎ。一番名誉なのは読者票なんじゃないかと思うけど、この票に関してはデートもたいしたことないし。
そんで、総合で一位総なめ?なんで?
結局、業界から持ち上げてもらったってだけなんじゃ。

    いいね!(3)
名前無し

近年、ドラマの最高傑作、笑いあり涙ありドタバタあり、の目をはなせない面白さ。家政婦のミタでも思ったが長谷川さんの土下座はいつも泣かせられる。変則的な恋愛ドラマを傑作にまとめた、脚本家、スタッフ、配役陣にブラボーと言いたい。視聴率と面白さは連動しないことも多いと感じさせられた一作。私の中では家政婦のミタ以上の視聴率だ。

    いいね!(3)
名前無し

面白かった。

長谷川さん、杏さん、個性的な役柄を魅力満載で演じてくれました。

特に、長谷川さんって、すごい。役柄で、いろんな顔を持つ。デートの巧、最高。杏さんの、アヒル口、最高。

楽しくて、いまだ、思い出します。

    いいね!(3)
名前無し

春の新ドラマが全滅状態。
デートは知的好奇心を刺激する飛び抜けた傑作だった。
こんなオリジナリティ豊かで面白いラブコメはもう出てこないね。

視聴率狙いの分かり易いドラマとは対極にある作品、内容も表現も真面目で真剣でしかもユーモアに溢れていた。

    いいね!(3)
名前無し

つまらない。4月のドラマに集中します。ラブコメなら1回ぐらいは共感させてね。
ありえないキャラクターにうんざり。杏さん演技うまくないから。長谷川さんもいまいちだよね。

    いいね!(3)
名前無し

ところで恋愛力ってなんだろうね?
恋愛がうまくできない人たちのこと?
依子や巧がそうだからきゅんきゅんできなくて当然という理屈はちょっとよくわからなかった。
だっていくら恋愛不適合者でも人を好きになるという過程自体は紛れもなく「恋愛」なんだし、むしろ恋を知らない二人が恋に目覚めるなんて究極のきゅんストーリーになると思うんだけど。
なにもあからさまにロマンチックなキスシーンや抱擁シーンを求めて見ていたわけじゃなく、(というか古沢さん脚本なのは知っていたからむしろそれ系が苦手な人の方が多かったかもしれない)不器用で鈍感な二人の空回ってるけども一生懸命な姿を見て切なくなったり応援したりできなくちゃ、やっぱり「恋愛」コメディと銘打ってる以上、首を捻って終わる人がいてもそれは当然だと思う。
もちろんみんながそうじゃないし、満足できてる人も多いから批判されて当然とは言わないよ。
ただ万人が共感できるような恋愛コメディではないし、あまり繊細な表現とか心情描写は確かに少なかったから最終回詰め込んで駆け足になった印象はある。

もう一話くらい余裕があったらお互いの気持ちに気づきかけてそれでも認めたくない葛藤とか初めて芽生えた気持ちへの動揺とか戸惑いとかもっと丁寧に描かれたのかな?
個人的には意地っ張りで不器用な依子と巧のまさにそういうシーンが一番見たかった場面で、そこが一番大事でそれをはしょってほしくなかったから物足りなさを感じるんだと思う。
そこまで見れたら確実にきゅんきゃんできてたよ、きっと。

    いいね!(3)
グスタフ

第10話は、このドラマが依子と巧の初恋物語であることを過去の様々なデートエピソードを振り返りながら見事に理路整然と纏めた最終話でした。谷口家で催す依子30歳の誕生パーティーに主要登場人物総出の会話劇をクライマックスにして、本当の恋に落ちたふたりの覚悟を斬新な映像表現で描きました。禁断の果実の林檎を依子と巧が交互にかじり合い、不器用なまでのキスをする。アダムとイブの西洋文化の匂いをもちつつ、恋愛不適合者のふたりならではのラブシーンでした。その林檎は一寸かじっても駄目、尚且つ芯まで食べる程でもない。恐ろしい(恋)に踏み込んでもいいと決意したふたりの心の証が食べ残した林檎の形に表されていました。私はこのような、(表現として)成熟した映像表現が堪らなく好きです。これがモーッアルトのオペラなら、愛の二重奏の名場面になり、劇中で最も美しく悲しいメロディが奏でられるでしょう。
誕生パーティーの場面はまさにその為に用意された、各登場人物がそれぞれに自分の本音を言い合う舞台劇的なシークエンスになっています。作者の意図がすべて練られているとは言えませんが、鷲尾と香織の男心と女心の嘆きが世間一般の常識の共鳴に響く、主人公ふたりへの対比としては最高の形で描かれていました。国仲の演技は当然として、中島の真面目男のやるせなさの演技には正直驚きました。

冒頭の母小夜子の講演を最前列で真剣に聞き入るミニ依子が何とも可愛く愛くるしい。その眼差しに、数学と母小夜子に夢中の依子が垣間見える。ドラマのもうひとつの物語、小夜子と依子の母と娘の物語が私は好きでした。最後は幻影か幽霊か分からない悪戯な脚本・演出の遊び心もこれだけ上質のコメディ故楽しめました。私の想像を遥かに超えた古沢脚本を改めて絶賛したいと思います。


最後に。
映画の話には一家言を持っている私にとって、アンドレイ・タルコフスキーやフェリーニの引用は嬉しくまた驚きでありました。歳は20歳以上離れていますが、彼とはそれこそ(月世界旅行)からの映画談義が出来るのではないかと思ってしまいます。

    いいね!(3)
名前無し

理解するには、ちょっと…というか、かなり展開に無理がありますよね。全く同感です。私もストーリーについてゆくのが大変でした(笑)

    いいね!(3)
名前無し

非常におもしろい。

巧、依子を含めた4人の関係性に注目した方が多いようですが、むしろ私は巧のその父との和解に注目したい。

会社面接が原因で巧が高等遊民になったのはわかっていたが、父について面罵されたことが原因だったとは。。。

それを知って打ちのめされる巧の父。やり場のない虚しさを見せた父の背に依子が投げかけた言葉に、思わず胸が詰まってしまった。

家族への深い愛情といった人間としての大切な感情にあふれた子供に育む事こそ「教育」であり、あなたはまさしく「成功」したではないかと。。。

初回からの伏線をすべて回収した重要な一言だと思ったし、その言葉の重みに深く感動した。

4人がどう結ばれるのかはわからないが、どのような結果になったとしても次回最終回は心から祝福できると思った。

    いいね!(3)
名前無し

今週も脚本がいい。

先週から少しずつ、依子の中にある母の言葉が出始めてきた。
先週のエピソード。父の書きかえたレシピ。
依子ならなぜ書きかえたの?と言い出してもおかしくない。
なぜそれをしないのか、今週になってさりげなくタネ明かし。
「最後まで騙されてくれたら良かったのに」
「あなたのためじゃない、わたしがラクだから」
依子は、その言葉をふまえて、父の嘘に騙されてあげたのかーと。

本当に大事なことはさりげなく。
見落としてはならないことは大げさに。
他にもそんなのがちらっと見えて、回路が繋がるたび、依子がきちんと愛情のある人に見えてくる。

巧にも刺さる回でしたね。
「そういう生き方もある」
認めたくなかった父が言う言葉。

巧父の初登場から、もう巧の父らしさが出ていてヤラレタ!

古沢脚本恐るべし。
見落とさないで全部拾いたい。

    いいね!(3)
名前無し

今日は、本当に胃潰瘍で胃癌は思い込み、というのは最初から予想がついていたので、その意味では驚きはなかったけど、巧のお父さんの”若い愛人”が実はお母さんだった、というオチはやっぱり面白かった。最近は断捨離やら終活だのが流行になる時代だから、ある程度の年齢の人がふと身辺整理などしたくなる気になるのはわかるのでお母さんの行動に違和感はなかった。すべて”経験に基づく知識”による依子の誤解でしたね(笑)でも依子もすべて善意からの行動とはいえ、やっぱり巧がキレたように、身内の死に直面してあんなに事務的にテキパキ行動するのはねぇ。情緒面の欠落はやっぱり問題かな。それでも依子のいいところは、そうして他人に指摘されると素直に反省するところ。今日も最後にお母さんが亡くなった時のお父さんのオロオロは恥じることじゃないって慰めてたものね。
笑いとペーソス。今日はペーソス中心の話でしたね。
私は好きです。
破り捨てた婚姻届を張り合わせて依子を訪ねた巧。
鷲尾くんも再び堂々の参戦で、今後の展開が楽しみです。

    いいね!(3)
名前無し

脚本がいい。
とにかく優れてる。
先が読める展開すら、あとから思えば計算だ。

ちび依子が量子力学で母の死を説明したのはいじらしくてたまらなかった。
物事には理由がある。その母の言葉は依子にしっかり残っていたんだね。
死ぬと言うのはどういうことか。粒子になって、ずっと残ってる。
そう意味付けることが、唯一死を受け入れる方法だったんだ。多少無理やりだとしても。

いや、無理やりだから、消化してないから、母の味で大泣きする。

たまらない脚本だな。秀逸。

    いいね!(3)
名前無し

テレビドラマは脚本が第一って言われるけど、このドラマの役者全てが生き生きと演じているのをみるとやはりそうなのかと思うね。
杏とハセヒロはこの異色カップルの個性的なところを鮮やかに演じているし、風吹ジュンと松重豊の大らかで味のある役柄を憎めない愛らしさに演じているのもいいよね。
国仲涼子、和久井映見はこんな役もこなせるんだなと感心するし、中嶋裕翔は期待以上の好演だよね。
コメディドラマの登場人物だからの理由も大きいと思うけど、やっぱり古沢脚本の人物設定の確かさがしっかりしているからだろうね。物語が進んで分かってくる面白さもあり、とても考え練られた作品だとおもうな。こんなドラマがもっと評価されるといいと思います。

    いいね!(3)
名前無し

今回ぶっ飛んだ面白さには欠けますが私は好きです。
巧家と依子家の対比が絶妙です。
上の方でどなたか書かれてましたが二人とも親を大切に思っている所は共通しています。
父に言われ巧を家に招こうとするも即答で断られたにもかかわらず、家まで行って誘うときの依子には微かな笑みまで見られました。
薮下家に巧を気に入ってもらおうと作戦たてたり。
巧家のお雑煮がまずい場面で島田兄妹はフォローするも依子は思った通りに言います。それに気付いた巧は「母さんの料理まずい、味覚音痴」とまで言ってのける。これ、依子を悪く思われるのをかばったように思うのです。子供の頃から母さんの料理まずいとわかってたのに今まで言わずにいた優しい巧が、母よりも依子を守ったように感じています。(現実社会でも夫にそうされると妻は嬉しいですよね笑)
薮下家でも巧も吐き気しながらも必死で依子家に対応しようと頑張り、依子も気に入ってもらおうと最後まで諦めない。
これはもう二人ともお互いのこと好きになっていると思います。
ただ、依子は、「こんな行動をとったら好き、ということなんだ」とはっきり言われないと解らない。
多分、巧に完璧お雑煮を作らせた(父に薮下家の味を味合わせる)ことで依子母は、依子の巧への好きな気持ちに気付いているはず。でも調味料はバラしてもそこは教えてあげない、自分自身で気付きなさい、ってとこかな。
なんかジワジワと良かったです。

    いいね!(3)
名前無し

楽しいどらまですね
とにかく脚本が上手い、彼の中では当たりです
子供と見るなら恋の楽しさを教えてあげればいい

昔のルパン三世とか性欲のかたまりだったし
クレヨンしんちゃんもスケベな5歳児だし(ウンコくさいとかあったw)
金八先生では中学生が妊娠出産したし
E気持ちなんて歌もヒットしたし
新婚さんいらっしゃいはお昼の長寿番組だ

某金八先生が言ってましたが
思春期に異性に興味がない子供は殺人に興味を持ったりするらしい

下ネタを推奨する気はないが排除は反対ですね
人として自然な衝動なんだから

    いいね!(3)
名前無し

これほどの傑作回だと、私のようなアホボンは逆に言葉に詰まっちゃうなあ。
「映画を観てるような」どころか、「よく出来た映画を観てるような」作品でした。映画でもよく出来てるものは数少ないですから。
確かに、すれ違い・勘違いはコメディの王道だけど、ストーリー構成が完璧に近くピタリとハマりました。
ドタバタ的なものは最小限に抑えて、会話、シチュエーション、ハートフルな要素で構成しています。しかも、どれも練りに練った上質なものを配置して全体をまとめあげていて、グッジョブ!です。

終盤に向けての見どころ、「君には心がないんだよ」は厳しい言い草で、関係修復のネックになります。しかし、「あの時は言いすぎた」だけで済ますような、並みのやり方はこのドラマはする気がない。心はあるということを証明しようとします。でも心は眼に見えないものなので、どうやって可視化するか。
まったく想像外でした。依子の「人を思いやる心」を、パンフレットにびっしり書き込まれた赤ペンで可視化するとは。あの時は、本当に依子の心が見えたような気がしました。同時に、依子の個性もまた一つ浮き彫りになったように思います。凄いドラマです。

巧がプレゼントを買うために売った本が、小林多喜二集だったというのも面白かったですね。たしかに『蟹工船』のブームは少し前に終わりましたから、思ったより高くは売れなかったというのは分かります(笑)。
しかし妄想させてもらいますと、売却理由は高そうだったからだけではなさそう。作者はプロレタリア文学の雄ですから、高等遊民としては手放してもいいと考えたんじゃないかなと思いました。

なんといっても、多くの方が言及されているように、伏線の張り方とその明かし方が素晴らしいです。
「伏線を張るなんてのは、いまどき誰でもできるんだよ。回収するのだって簡単だ。例えば、ピンチの時に主人公を助けてくれる人を登場させたいんだったら、その前段階で出会わせて主人公のほうが先に恩を売っとけばいいんだよ。朝ドラなんかでよくやってる手法だね。でもね、本当にいい作品にするためには、そこに驚き・サプライズってものが必要なんだよ。それがあってこそ、さらなる上へ、感動の高みへと昇れるんだ」・・・と巧風?に書いてみました。
巧が用意したクリスマスプレゼントの入れ替え。あれ初見では、磁気ネックレスにするのかなと思ったのですが、当然そんなものではなく、「肩たたき券」とは実に見事なサプライズの一つでした。

ちなみに、私も小さいころそういうのを誕生日プレゼントで親にあげた記憶があります。でも、一枚で一回こっきりのが十数枚くらいだったと思います。うわー、巧には全然かなわないじゃないですか。反省です。
今後、結婚に漕ぎ着けたいなら、全部無制限な朝食・お弁当・夕食・夜食券、洗濯券、掃除券、買い出し券、雨の日のお迎え券、朝のキス券、疲れた時の拒否券等々を依子のために発行するのってどうでしょうかね。

    いいね!(3)
名前無し

笑って泣いて、最後に大笑い!
典型的な勘違いコメディですね。しかもハートがある! 素晴らしいです。

前半の二人のトンチンカンな会話の面白さはもちろんだけど、中盤はホント泣かせてもらいました。子供時代から心優しい少年だった巧が一見無機質な依子のプレゼントとお母さんも自分の責任だと言いましたから、の言葉に激怒して「君には心がない」と叫んで母親を巻き込んだことを非難した場面。そして娘の気持ちを思いやって酔っぱらった父親がサンタ姿で梯子をのぼっていく姿。ああ、松重さん!! さらに心がないと子供時代から何度も言われてきたと悲しげに言う依子に「そんなことはない!」と否定しかばう巧。なんか素敵なシーンばかりで今思い出してもうるうるしてしまいます。
そして最後のオチが依子の巧へのプレゼント(部屋の合いカギ)を自分へと思って歓喜する鷲尾くん(爆)
これだけ凝縮された一時間を堪能できて本当に幸せです。
鷲尾くんも加わって来週からも一筋縄でいきそうにない展開に心がわくわくします!

    いいね!(3)
名前無し

『リーガル・ハイ』でもそうだったけど、「演説」を書くのがうまい脚本家だと思う。
異なる価値観通同士がぶつかり合う場面を演出し、劣勢と思われる方に光を当てて浮上させる。同程度のものまで浮上させることもあれば、結果として勝ってしまうこともある(判決に反映させて)。
巧の「演説」もその一環で、かなり劣勢を挽回したと思う。ただ、それは半分以上は視聴者に宛ててということになる。とりあえず、一理あるなと思ってもらえるだけでいいだろう。
進行としては、あれだけで依子の決意が翻るはずもないということは分かるので、断ってくるのは落とし所としてまったく不満はない。
徹底して計算ずくで書いていて、そういうのはともすれば鼻につくことがあるのだけど、『デート』に関しては今のところいい方に働いていると思う。笑わせ方がいいからかな。
つくづく『学校のカイダン』をこの人のシナリオで見てみたかった。きっと、胸のすくようなスピーチを披露してくれただろうから。

    いいね!(3)
いいね!投票数 2 票
名前無し

ここ数年来のコメディドラマの傑作だわな。
ちょっとここまでおもしろいの記憶にないだわな。
杏さんと長谷川さんの間違いない代表作になるだわな。
秋に続編やって欲しいだわな。
杏さん新婚でも売れっ子で忙しいだわな。旦那も売れっ子だわな。

    いいね!(2)
グスタフ

映画やドラマを観る楽しみは、終わった後にその後の物語の展開を自分勝手に自由自在に想像してひとり余韻に浸れる面白さを含んでいると、長らくこれまで、多くの映画やドラマを観賞して来ました。名作の全てが当てはまる訳ではありませんが、その想像力を導いてくれる作品が自分にとって大切であり、また作品観賞の醍醐味と考えていました。
ところがこの稀に見る斬新極まりない鋭角的傑作ラブコメ「デート」は、ある程度予測して妄想を膨らませても本編の面白さにはとても及び到りません。
続編・スペシャルどんな形であれ、私にとって必見の作品になるのは間違いありません。
依子と巧、そしてちょっと成長したミニ依子のその後が知りたい。
制作の可能性に期待しての最後の評価をさせて下さい。

    いいね!(2)
名前無し

私も杏さんと長谷川さんの掛け合い大好きだったので、そこだけずーっと見ていたいってのあったけど、それじゃ連ドラとして成り立たないよね~。鷲尾君、佳織ちゃんがいたからストーリーが膨らんだんだよね。デートは少ない登場人物で上手く成り立っていた。誰一人いらない人物はいなかった。

    いいね!(2)
名前無し

えっと、面白さについていけずに僻んでる人が批判的になってるなんてとんでもない決めつけだよ。
そんなこと言ったらダ~メ、ダ~メ!
私も古沢さん大好きだけどデートはいまいちだと感じた一人。もちろん大好きな脚本家、大好きなキャストだけに僻み根性なんて皆無です(笑)
確かに粗もあったけど全体的に見て良作だと思うし次の古沢さん作品も絶対見る!
デートの続編かスペシャルがあったらそれも絶対見る!
少しもやっとしたところもあるけど完璧な脚本なんてないからね。それもまた味、ということで。
失敗なんか恐れずにどんどん新しいことやってほしいと思うよ。
(デートが失敗という意味じゃないよ。)

    いいね!(2)
名前無し

私も続編、というかスペシャルドラマ希望です!
一応完結した内容の後さらにまた10話、11話と話を展開するのはけっこう無理があるだろうから(でも古沢さんの才能なら可能? 笑)簡潔に1話で依子と巧のその後を描いてほしい。
気持ちは通じてもまだまだぎこちない二人がどんなデートを重ねて、果たして結婚に至るのか? 
なんか気になるんですよね~。
まだまだデートロスが抜け切れない私です(笑)
あれだけの個性的な変人キャラが主人公で破綻せずに話を展開するのって脚本家に相当の力量が必要だと思います。
やり過ぎで引いたり白けたりすることなく、終始気持ちよく笑わせてくれた。そしてたまにはほろり涙も。
ほんと、古沢さんってすごい!
デートはかなり根強いファンがいそうだから是非ともリクエストにこたえてほしいな。

    いいね!(2)
名前無し

デート続編求む。スペシャルドラマでもいい。花咲舞も続編出来ると聞きました。杏は今、綾瀬はるかと並んでヒットメーカーですね。二人とも嫌みのないかわいさが良いね。

    いいね!(2)
名前無し

個人的には
ここ数年の中では
「最高傑作ドラマ」です!!!

    いいね!(2)

スポンサーリンク