217円の絵

2025-10-03 08:35:33

名前無し

絵を描くことは好きなものの、将来に対して何の期待も希望も持てずにいる高校生の春文涼（齋藤潤）だったが、ある日バイト先の先輩の御所さん（風間俊介）が描く絵に驚いて…。

先だっての「しあわせな結婚」では、売れない画家（玉置玲央）を殺した犯人が恋人（松たか子）の叔父（岡部たかし）だったと知れ渡ったとたん、注目され価格が高騰した話があったが、絵の価値に絶対的な基準は無い。
かと言って、殺人の指名手配犯を殺した男の絵に価値が出るかと言ったら、それは無いだろう。
着眼点は面白かったけど、御所が自害する様子を配信（？）しているギャラリーを見せられると、不快感の方が先に立つ。
涼の母親はどこに消えたのかとか、アパートを引き払ってのその先が見えないとか、何事もなかったかのように忘れ去られるであろう御所さんとか、余白が大きすぎるのもマイナスポイント。

2025-10-08 00:48:09

稲穂

う〜ん。これが脚本大賞かぁ…。
風間くんを以てしてもこれか…。と、言うのが率直な感想。
物凄く何か有るのかもしれないと思わせておいて、その実空っぽ…みたいな。
お母さんが消えたのに誰と引っ越しなのか荷物の片付けなのかをしてるのかすら分からないし、自分が死ぬ事で絵の価値を上げようとするバイトの同僚より保護者が居なくなった方が大変な事件なのでは？
殆ど二人劇だったので、もう少し分かり易い描写が有れば見易かった。
説明セリフは要らないけど見てるだけで理解出来る物ではなかったのが残念。