3.52
5 124件
4 76件
3 34件
2 23件
1 67件
合計 324
読み やすらぎのときみち
放送局 テレビ朝日
クール 2019年4月期
期間 2019-04-08 ~ 2020-03-27
時間帯 月曜日 12:30
出演
昼ドラとして異例の高視聴率を誇った「やすらぎの郷」2年ぶり続編。
前作はテレビ業界の風刺など入り混じる作風が話題となった。
「やすらぎの郷」の主人公菊村栄(石坂浩二)が執筆するシナリオ「道」が映像化されていくーという内容です。(月~金曜日)
いいね!の投票数順に 30 件(最大30件)のレビューを表示しています。
投票数が同じ場合は新しい順です。
レビューの時間をクリックすると、そのレビューの書き込まれている位置に移動します。
いいね!投票数 5 票
名前無し

小説を読んだとき最初は乗りが悪く何度も投げ出したくなりますが、だんだん面白くなって時間を忘れるくらい読みふけてしまった経験があります。それと同じ体験をやすらぎの刻~道で感じました。

なじみのない役者に地味で暗い話になかなか進まない展開に何度も投げ出したくなりましたが、観ているうちにいつのまにか役者になじんで愛着が湧いてきました。

ドラマもここにきて激動の時代を迎え盛り上がって来ました。戦争の陰が地方の農村まで広がり根来家も暗い影を差します。

しのは責任感があり国を憂う気持ちが誰よりも強くお国の為に何かしたいと家を出てしまう。真面目さ故に軍国主義に洗脳されてしまうしのが哀れで胸締め付けられました。

長男公一は以前付き合っていた紀子と再会するが病に侵されて見る影もないほど変わり果てていた。献身的に看病して紀子に愛情を捧げる優しい公一兄さんに泣けてきました。

民放や朝の連続ドラマのように主役級を集め派手な展開はないが地道に積み上げた人間ドラマの感動は心に余韻を残します。

    いいね!(5)
いいね!投票数 4 票
名前無し

淡々とドラマは進み大きな展開がないがずっしりと重みがあるセリフが心に響き例え長いセリフでも飽きさせない。

深いセリフを実力俳優が演じると更に深みを増し心を掴まれます。本作の出演者は実力俳優ばかりで優れた脚本を膨らませ演じているので感情移入し感動できます。

家族思いの公一役の佐藤祐基さん、しのを愛する公平役の風間俊介さん、運命を受け入れて強く生きるしの役の清野菜名さんの演技に説得力があり引き込まれました。

その他家のために健気に働く妹たちや脇役に至るまで演技が上手い俳優たちが優れた脚本を生かし演じているので重厚感があり見応えがあります。

    いいね!(4)
名前無し

私は正直倉本氏のいかにも戦後左翼的な歴史認識と
それでいて女や性の問題についてのやたら古くさい価値観には同意できない部分が多い。
しかしそんなこととは関係なく、
平凡な日常描写から物語のクライマックスに一気に切り込んで行って、
観ているものを惹き付ける脚本や演出の力は類稀なものだと思う。
最近の生ぬるいテレビドラマには真似できまい。
そしてこのドラマは演者も素晴らしい。
作品のトーンによってはクドいと言われかねない演技シーンも散見されるが、
メリハリを付けて内面から迸るような表現力を持った俳優が揃っているため、
倉本氏の作風とは非常にマッチしている。
風貌的に昭和風味な俳優が多いのもリアリティーを持たせている。

    いいね!(4)
名前無し

このドラマの役者は明らかなヘタクソは一人もいないし
全体的に好演だと思うけどね。
清野菜名は快活に見えてちょっと卑屈で嫌らしい所のあるしのを上手く演じている。無理している感の強かった以前のアザミ役よりよっぽど良いし、本人にとってもこっちの方が自然なんだろう。。
風間俊介は13歳の時と大きくなってからとで少しずつ表情や口調を変え、走り方まで変えたりして芸が細かい。
彼は表現力豊かな反面ちょっとクドい所のある役者なのだが、このドラマでは長所の方が目立ち役ともよくマッチした好演。
ほぼ新人の風間晋之介は木訥とした演技でそこまで振れ幅はないが
三平の芯の強さと大人になりきれない部分を上手く表現できている。
これだったら次も良い仕事が来るだろう。
こちらはもう中堅の佐藤祐基‏はこのドラマの主要キャラの中では最も抑え気味な演技が公一兄さんの個性となって光っている。
他も鉄兵の平山浩行は渋くて、他の作品での役とは全く人が変わっているのはさすがだったし、
キスマイ宮田もそんなに難しい演技の場面はなかったとはいえ、ちゃんとこの作品に溶け込んでいた。
ハゲ、ニキビ、アオッパナ役の3人はセリフ回し等に拙い所はあったが
他では出せないあの悪ガキ三人衆の雰囲気はなかなか良かった。

    いいね!(4)
いいね!投票数 3 票
名前無し

こういう形での続篇は
今まで愛着を持って見ていた作品の世界が大きく変化してしまうので、
最初は不評なのは当たり前だと思います。
ただその続篇の内容が良ければ、だんだんと馴染んできて面白いと言う人や好意的な意見も増えてくる。
だから現段階で評価するのは早すぎでしょう。
もうちょっと見てみないとわからない。

ただ基本的なキャラ設定等はあまり変えないで欲しい。
例えば昭和版でのしのは公平に対してタメ口だったのに
平成版では終始敬語で話しているのには、私はかなり違和感があります。
年を重ねる間に関係が変わったとしても、
言葉づかいまでは変わらないんじゃないかな。

    いいね!(3)
名前無し

上の方々に同意。私も田舎育ちですが、平成時代は、左程都会と田舎の格差は感じなかった。
昭和編を中途半端に終わらせて、平成編を急ぐ必要があったのか疑問。信子と幸子の結婚、特に公一の傷ついた心に変化はあったのか、その後が気がかりのままです。また、ウメとモモの姉妹も、登場させたからには簡単でもいいのでその後を描くべきだったと思う。
平成編に移行する前に、根来兄弟が戦後をいかにして生き抜いてきたのかをしっかり描いて欲しかった。

    いいね!(3)
名前無し

見たくない展開でした。根来家三男の三平が戦争が嫌で人殺しが嫌だと召集を拒否し自ら命を絶った。ある意味三平も無謀な戦争に走った国家に殺されたようなものです。

時代背景を鑑み三平の名誉や家族を守るための偽装工作は仕方がないかもしれない。なぜなら公一にとって国を守ることは家族を守ることなのだから。

公一の凄まじい家族思いの執念に圧倒されました。公一を演じる佐藤祐基さんの演技も
魅せられました。

    いいね!(3)
名前無し

風間俊介はもうベテランだけど、
キスマイ宮田が結構演技が出来るのを初めて知った。
ジャニーズもこうやってちゃんと演技力のある人だけ出しとけばいいのに、と思う。

    いいね!(3)

公平はほんとに馬鹿だ。子供扱いされてるから仕方ないのかも知れないが予告見ると彼の口の軽さが兄や室井先生の奥さん等も窮地に追い込むのかな しのも師範の特高に話していたし。これから暗い悲惨な時代にドラマの人達が呑み込まれて行くのですね。 大貫勇樹は母がバレエスタジオやってるのに子供時代は悪かったそうで稽古場でゲームしたり女の子を蹴って丸坊主にされたりしていたとの事。ローザンヌに出る男子に限ってなら
体型は欧米に比べかなり劣る。東洋人でも中国や韓国のダンサーの方がとりあえずスタイルは良いかな。 あまりに早くから厳しい稽古をするからかどうかはわからないけど体操男子も小さい。大貫さんは自宅が稽古場なのにちゃらんぽらんな子供時代が良かったか すんなりと背も高く骨格も美しい。メリポピは歌や演技はWキャストのもう一人のほうがショービジネスの舞台俳優らしく良いかな?と思えたが平原綾香をダンスでは勿論サポートも一分の隙なくリードして素敵。まあネットでしか拝見してないが。 クラッシックもコンテンポラリーも好きな私も自国のバレエは行かない。身銭切っても海外のバレエ団公演には足しげく通う。だから大貫勇樹のような逸材をドラマで観られるのなら、質の良いい作品に出てもらいたい。平原綾香かミュージカルに新境地というのは知っていたが相手役がこの師範なら メリーポピンズ!!演劇はストレイトプレイしか観劇しない自分も観たいなあ🎵と思った。

    いいね!(3)
名前無し

昔の日本を舞台にした、昔懐かしい心理劇のドラマ。こういうドラマ、昭和の頃はたくさんあったのにねえ。

倉本さんはテレビから距離を置いていた間、舞台の脚本を書いていたから、どうしても登場人物の台詞のやり取りや、細かい身体表現が舞台俳優のようになっている。それもよし。

ついていない男はずっとついてないというテーマは、「北の国から 初恋」でもあったし、熊に怯える子どもたちも「北の国から」。無骨で寡黙な山男や、農業をやめて夜逃げするように村を去っていく一家も、同作品で繰り返し描かれていた。

互いに農作業を手伝うときは、金銭で労賃を払わず、必ず農作業の手伝いでお返しをする「結(ゆい)」の制度も、「北の国から」の最後のシリーズ「遺言」で描かれていた。だからヒロインの名前も結だった。

おそらく、倉本さんはこれが本当に最後の作品と思って、これまで自分が思索を重ねてきた人間の生き方について、
戦争の事、都市と農村、農村部にも貨幣経済が浸透してやがて変質していく事、自然との共生、その他、日本社会の様々な問題について、すべてを語り尽くす覚悟なんだな、とひしひしと感じます。

できればノベライズしてもらいたい。ドラマもいいが、長編小説の形でも読んでみたいと思わせる人間ドラマ。

    いいね!(3)
いいね!投票数 2 票
名前無し

公平はついてない男じゃない。十分幸せものだよ。うらやましいくらいだ。たくさんの子供、孫がいて大親友もいる。そんな大親友を失うのも悲しい。ニキビ、さようなら。

戦時中だから剛は戸籍も公平の子とされていたのかな?
おしゃべりでクズな公平がよく今まで剛が三平の子だって口を割らなかったのもすごいな。

    いいね!(2)

やすらぎの郷の時からのファンです。刻では入所者達の楽しいバタバタに於ても随所随所に世相を皮肉った笑いがあり、何度も頷いてはつい喝采を送ってしまいました。老年になっての純愛の姿には、年齢を重ねて見えてくる深い世界が感じられて胸を打ちました。道は、50~60歳台でも知らない、日本がどの様にして戦争へ突入していったのか?何故当時の人々は逆らえなかったのか?赤紙など破り捨て何故逃げなかったのか?等々、教科書の近・現代史では学べなかった戦争の実態を初めて知ることが出来きて、倉本聰さんにしか書けない脚本の見事な構成力と主眼の鋭さは流石としか言えません。
テレビが一億総白痴化を促す存在に成り下がった今、それに対して明確にNOを突き付け、この様に一本筋の通った超大作には近年お目にかかった事がありません。何度も笑わせたり、心和ませたりしつつ、随所に倉本さんが仰りたかった事がキラリキラリと光って私達視聴者の心にいつまでも時代を経て残る事と思います。月日の流れがこの作品を更に輝かせることと確信しています。やすらぎの刻と道を通して、更に倉本聰さんの大ファンになりました。今後の展開を楽しみにしています。
往年のスターの深い演技は勿論のこと、オーディションで受かった三平など若手の役者の演技は素晴らしく、特に全力投球の翔の演技には心打つものがあり、今後の活躍が楽しみです。真木蔵人の真に迫る怖さ、一転ホロリと人情を見せる部分、深い演技ですね。

    いいね!(2)
名前無し

最初から出演者増量で人間関係が分からないどころか知らない役者ばかりで混乱しました。昭和の道編みたいに慣れると思いますが、それより平成の道編にやすらぎの郷の出演者を入れたために違和感を感じました。

ニキビが山本圭さんでハゲがミッキーカーチスさんはないだろう、特にハゲのミッキーカーチスさんに興ざめです。好きなキャラだったのにがっかりです。昭和の道編のニキビとハゲのイメージが壊れてしまいました。ニキビとハゲは他の役者にやってもらいたかった。視聴者の思いを無視したキャスティングに腹が立ちました。

しの役の風吹ジュンさんは良いとして、鉄兵は藤竜也さんで満蒙開拓団の姉妹浅丘ルリ子さんと加賀まりこさんも出るらしい。そもそも主役の公平の役が橋爪功さんでは合わないです。やすらぎの郷の出演者を出してほしくなかったです。まるでやすらぎの郷劇団の安っぽい三文芝居を観ているようで落胆しました。

    いいね!(2)
名前無し

予告では戦後からいきなり平成に一気に飛ばして腑に落ちなかったが、その穴埋めをやすらぎの郷の住人たちの昭和の洋楽邦楽取り交ぜたヒット曲に乗せておこなった戦後から平成までのファッションショーで昭和を表す演出が斬新で意表をつかれました。

特に浅丘ルリ子さんと加賀まりこさんのセーラー服のヤンキースタイルに驚き、いしだあゆみさんのミニスカートに目を奪われ、藤竜也さんの革ジャンスタイルがカッコ良かった。往年の俳優たちのここにありの意気込みが感じられ感銘しました。

おかげで平成編にすんなり入ることが出来ました。平成元年春からのスタートで息子夫婦に公平夫婦が東京見物に招待される展開だった。公平は橋爪功さんにしのは風吹ジュンさんに交代した。

風吹さんは橋爪さんより約10歳くらい年下なのに1歳年上の設定で違和感があったが二人の演技力がカバーしました。根来家の兄妹たちは平成の時代何をして生きているのか鉄兵兄さんの消息は、昭和編で残した伏線が回収されるか豪華俳優陣を揃えてこれからの道編が面白くなりそうです。

    いいね!(2)
名前無し

上の 名前なしの人、ルパンにもいたね。なんやねん しっかりしなはれ❗しょうもない事書かんときや⚡   名高さん立て板に水の老嬢達への説明可笑しかった。大空さんが9回癌手術したとか NHKで話してたけれど面白い人で、御本人はここの役より化粧薄く良い感じ。ドラマは、付き人のいしだあゆみが痩せぎすでシンプルなので あくの強い大空さんと良いコンビ。 明日から道かな?終戦後の小野が沢。 視聴も胆力入ります。 公一は無事帰ってきて貰いたい。

    いいね!(2)
名前無し

制作費がない分創意工夫して描いていることを評価します。公平の戦争の混沌とした不安を夢の世界で表現したり空襲を受けた甲府にいるしのを心配して探しに行く公平の心模様を幻想的な演出で空襲の悲惨さや恐ろしさを見せつけました。

それに公平を演じる風間俊介さんとしのを演じる清野菜名さんの熱演がドラマを盛り上げました。

人気俳優を並べ制作費をかけた立派なセットを作らなくても優れた脚本と演出それに実力俳優たちの演技だけで感動のドラマが出来ることが分かりました。

    いいね!(2)
名前無し

純粋な童の日本人形に郷愁を誘われました。見学に来た老人が言う通り今の子供はこのような表情はしていないと思います。

その分けは何なのか恵まれた生活やデジタル化して人の暖かさが薄れた環境のせいなのかもしれない。貧しさや純朴さや欲のない暖かさがあった昭和の香りがする日本人形に癒されました。

菊村先生が昭和の純粋な日本人形に感化され創作意欲が湧いて描いたこれからの昭和の道編に期待します。

    いいね!(2)
名前無し

爽快❗倉本さん。  若かりし昭和のスター、美しくかっこ好く。帰りのバスの静けさ。 テレビタレントは誇張はありますが売れてる者の驕り、傍若無人。 人形の顔は遊郭に売られたりんの面差しにとても好く似てた。

    いいね!(2)
名前無し

やはり面白いですね。確かに浅丘ルリ子と加賀まりこ、石坂浩二のところ面白いと思います。でも道の方も楽しみにしてます。

    いいね!(2)
名前無し

当時の日本は追い込まれ、お寺の梵鐘や神社の鈴まで武器の資源にされてしまう。神仏を蔑ろにして罰当たりでこれで日本が戦争で勝てるわけはないと思いました。

公次兄ちゃんの亡霊が戦死と思わせたが、戦地から公次兄ちゃんの手紙が届き生存が確認されて安心しました。昨夜公平たちが見たものは根来家を思う公次兄ちゃんの生霊だったのかもしれない。

文面は公次兄ちゃんの優しさが溢れて癒されました。しかし検閲でところどころ塗りつぶされ公次兄ちゃんの居場所は分からない。ここでも戦争の暗い影が差す。

それでも根来家の兄弟姉妹たちは日本の原風景の過ぎる季節の中で懸命に生きていた。これから戦況が悪化して根来家の男子も徴集されつらい日々が訪れると思うと切なくなります。

除夜の鐘の音も鳴らず鎮守の森に鈴の音も聞けない寂しい大晦日に神社や先祖の墓に祈る根来家の兄弟姉妹たち、その中で小野ヶ沢や国や家族や友を憂える公平が切なかった。

つらい展開だがもうじき終戦記念日を迎える。このドラマで改めて戦争と平和について向き合い考えたい。

    いいね!(2)
名前無し

郷パートも道パートもいろいろ突っ込み所はあるけれど・・・
とにかくこのドラマがいいのは他のいかなるドラマにも似ていない所。
視聴率獲得のために同じような内容のドラマばかり作られるのは飽きた。
やすらぎはいろんな意味で攻めている。
だから面白い

    いいね!(2)

何をか言わんや 今日は仕事が休みの日でつくづく良かった。こんな重いものを観てから 切り替えて明るく仕事はできないなあ。破れた赤紙をご飯粒でくっ付けようとする公平  裏張りせい と言う鉄兵。赤紙をクチャクチャにして水で腹内に流し込む公一 公一の言う戦時下の男の逃げられない立場。鉄兵の明確な拒否の理由と、覚悟。食うため以外に殺すのは嫌だ 猟師の言葉だ。 それからの事は切れ切れにしか覚えてないと公平が言う。こちらテレビの前の者も顛末等知りたくない。徴兵検査時から三平を執拗に目で追う軍人。三平への尋問 あの鉛筆の音 夥しい数の山へ入る兵隊達 戦慄するほど怖かった恐ろしかった。

    いいね!(2)
名前無し

一話のほとんどが2人の芝居で見応えがありました。公一は病弱の紀子を献身的に看病をする。二人の心からの激しい愛情の語らいが胸を打つ。

二人が生まれ育った小野ヶ沢の子供の頃の思い出を互いにしみじみ語り合い、満州の哀れな先住民の話を悲しく語る不憫な紀子に思わず堪えきれなくなり公一は紀子と唇を重ねる。

小野ヶ沢に紀子を連れて帰ると言う公一に紀子は夢の中で帰るからいいと断る。命儚く健気な紀子と男気がある反面優しい公一の結ばれない愛が切なく涙が出て来ました。佐藤祐基さんと佐久間麻由さんの迫真の演技に感銘しました。

    いいね!(2)
名前無し

朝ドラ、大河ドラマみたいに主役級の人気俳優を集めて見せるドラマも良いが、やすらぎの刻みたいにあまり知名度がない俳優を集めたドラマも新鮮で良いと思います。

最初は誰が誰だか分からず印象がなかったが、数ヶ月観ている間に本当の兄弟のように馴染んできました。寧ろこちらの方が現実感があり感情移入できます。

大東亜戦争が始まった翌年からの日本の戦争の記録が次々と字幕で表示され戦争の暗黒の時代がひしひしと伝わり怖く成って来ました。

その中でこのドラマの家族にも動きが出て来ました。しのは気まずくなった三平を避けるため家を出て住み込みで女中の仕事を始めるが軍関係の接待で嫌がらせに会い逃げ帰った。

騙した知り合いに怒り公一は叫ぶ『しのは家族の一員だ、家族が家族を守るのが務めだ、おれは許さない』いつも口数の少ない公一兄ちゃんの怒りに観ている方も公平と同じ心境になり家族の揺るぎない絆に感動して涙が出てきました。最後に相手に一喝入れた頼りになる鉄兵兄さんもカッコ良かった。

ここに来て時代が動きだし根来家の兄弟たちも激動の時代に巻き込まれ見応えがあるドラマに成って来ました。

    いいね!(2)

上の方達が総て言ってくださり 録画を 今 帰宅して 視聴。私などなにをか言わんや     公次の しのに話す台詞に、感動しました。その台詞を紡ぎだす脚本の力もですが 演じるこの未知の俳優が優しく静かに語るのが 大上段の反戦を訴えるより 心に響く。妹の歌を2度止めてくれと言い、故郷を歌いだすと背中を向けて歩きだす 右手をあげる 公次の顔は映らない。切ないシーンだ。否 切ないでは語り尽くせぬシーンだった。頭の奥の方がツーンと痛くなる。珍しく夫もパソコンの椅子をくるりとテレビに向けて夫婦で黙って視聴した。何か感謝です。

    いいね!(2)
名前無し

下品な部分、非現実的な部分、時代考証や歴史認識がいい加減な部分、価値観が古くさく偏った部分
「道」「郷」両パートに共通して確かにそれはある。
でも、似たようなドラマばかりの最近のテレビの中にあって、
このドラマは型にハマらないのが良い。(ハチャメチャとも言うが)
ストーリー展開自体もメリハリがあって意外性もある。
まさか三平公平しのの関係がああいう感じになるとは、
その理由となる出来事も含めて全く読めなかった。

あえて差別用語を入れてきたりするのも含めて
倉本氏は遺作として意図的に挑発的な作品を書いたんだろうと思う。

    いいね!(2)
名前無し

二日続けて神回だった。薄っぺらな朝ドラのセリフとは違いずっしり重
みを感じるセリフが心に響きます。

日本の原風景の中で囲炉裏を囲んで一家団欒の食卓に仲の良い兄弟が寄り
添い三平が描いた家族の未来の絵を見ながら希望に満ちた笑顔で話し合う
、しかしこの先起こる戦争の時代を思うと悲しくなって来ました。

健気に機織りをするしのに思いを告げられずしののもとを去る律義な公次
に胸締め付けられました。

公平たちに南十字星の話をして最後の別れを告げる、兄弟に託した高村光
太郎の詩集智恵子抄の一節、阿多多羅山(安達太良山)が小野ヶ沢に公次
が書き換えていた。

公次が戦争で命を落とす覚悟と生まれ育った美しく尊い故郷を大事にして
守ってくれと智恵子抄と共に思いを託す公次の深い愛が深く胸に迫り切な
くなり涙が出ました。

    いいね!(2)

俳優が演技し過ぎないのが かえって伝えたいことが伝わるのですね。感じてないのに大げさに演じたり思ってもいないのに台詞が勝手に出てきちゃう、そういう事故顕示欲が目立つ演技は食傷気味ですから。
 風間君清野さん他は知らない俳優ばかりですが演出が行き届いてる。あの三平の絵のようなささやかな幸せも根こそぎ奪うのが戦争ですね。有名な高村光太郎の詩の朗読も抑制が効いて素晴らしかった。風間君の語りも染み入るようで ほんとに良いドラマです。

    いいね!(2)
名前無し

失速中と思っていたが、実は最初から失速していたドラマだったことが判明。

    いいね!(2)
名前無し

じっくり見ていると色々考えさせられるドラマ。

でも、昭和の頃とは違い、現代の視聴者は「考えさせられる」ことが嫌いだからしようがない。受け身で、ただ面白ければいいという視聴者が増えたから、倉本聰もテレビの仕事はやめたくなるわけだ。

その点、映画や演劇は、それなりの値段のチケットを買って、わざわざ見に来る熱心な客ばかりだから、「考えさせられる」作品もまだ作られる。

そう言えば、全くタイプは違うが、坂元裕二もしばらくテレビドラマの仕事はやめて、舞台に集中すると言ってましたよね。

観客(視聴者)に「考えさせる」重厚な人間ドラマを書く脚本家たちは、これからもどんどんテレビから離れていくことでしょう。

そして、数字第一主義の局、広告代理店、アイドルやタレントの大手事務所の意向を受けた御用脚本書きが、軽佻浮薄な「消費材」としてのテレビドラマを書き捨てていくのでしょうね。

    いいね!(2)

スポンサーリンク