3.90
5 387件
4 79件
3 40件
2 33件
1 116件
合計 655
読み てんのうのりょうりばん
放送局 TBS
クール 2015年4月期
期間 2015-04-26 ~ 2015-07-12
時間帯 日曜日 21:00
出演
料理人になりたいという夢をつかみとるため上京した片田舎の青年。 妻を 家族を愛し、師を慕い、仲間を頼り、夢を信じ、そして料理を愛し抜き、ついには「天皇の料理番」にまで上り詰めていく。 明治から昭和の激動の時代を生きたある男の、史実に基づく究極の人間...全て表示
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名前無し

ノートを盗むくだりについて、この物語の中でひじょうに重要なシーンと思えました。
盗みを働く篤蔵の眼には全く罪悪感が無く、むしろ知りたいことを手に入れられるという希望に満ちている。それこそが彼の未成熟さで、知識さえ得れば同じものが作れると思う短絡さ。だが盗んだノートを読んでも理解が出来ず、料理の奥深さに更に魅了され、同時に不甲斐なさに自ら気付くというオチ。
ノートという物質の形をとっていますが、これは知識の象徴的な表現でしょう。安易に手に入れた知識は身に付かないということと解しました。Webやマニュアル全盛の現代に於いてこれは古き善き時代の倫理観で、少々説教臭いのかもしれません。でも、だからこそ改めて提示されると響きます。
また料理長が篤蔵を赦す理由、それは過去に同じような間違いをしたことへの自戒によるものだという告白が、ただ神経質なだけに見えていた料理長のキャラクターに厚みと人間性を、そして過ちを犯した篤蔵もちゃんとした人間に変わっていける可能性を示唆していて良い構成だと感じました。
ちょっと違うシチュエーションですが、銀の燭台を盗み、司教から赦されることで改心し別な人間として生き直すレ・ミゼラブルのジャン・ヴァルジャンを彷彿とします。

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名前無し

じっと観ていた母が、鴨のところで『おやすみ』と立ち上がり寝床へいきました。それを見送り私はチャンネルを変えました。

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名前無し

篤蔵は世の中を舐めてるのか向こう見ずなのかよく分からないが人としてのデキが悪いことは間違いないと思う。

成長ドラマかどうかは見る人次第やと思うけど純然たる成長ドラマが見たいならいくらでも他にドラマはあると思う・・・
だって昨今どれもこれもどれを見ても基本的に主人公やサブキャラたちの成長ドラマばかりじゃんか・・・
信じられない自己中な言動やミスをやらかしてそれでいて他力本願的で方向違いな頑張り方を見せるドラマが多いじゃんか・・・と個人的には思っています。

このドラマは人間の想いが入ってると思う・・・だた主人公は人としてはボンクラと思います・・・
その分主人公の周りの人たちの思いや愛が有ってとても面白いドラマになっていると思います。

篤蔵の周りにはええ人が沢山いて篤蔵を応援したくなる気持ちもわからんでもない・・・
兄やんええ人やし両親や宇佐美さん俊子さんとかホンマええ人たちに囲まれてる・・・

こんなボンクラには勿体ない人たちや・・・
日本の『勿体ない精神』を世界に広げる話なら理解できる物語やな・・・

篤蔵がんばれよ・・・と言いたくなるドラマだと思います。

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名前無し

ま、人それぞれ佐藤健はあの演技が上手い?わめきちらしてるだけじゃない?しかもうるさいし、クールな時も普通じゃん。とんびと何が違うのって思ったし。
あくまで演技だしさ。
あと黒木はるだってそうじゃない。上手い?具体的には言わないけど。
まぁもう二人はしばらく演技はみたくありません。
しかし応援してくれる方はたくさんいるでしょう。個人的な意見だしね。
まぁ長いドラマでもきちんとしていたらこんなに言わないが分かってもらえないんだろうね。
しかし天皇の料理番が良作ね。思えません。

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名前無し

1ヶ月前くらいに堺正章版のこのドラマが再放送されていましたよ。
ちょうど見た時にザリガニが逃げてみんなでさがせ〜〜!とやっている回でした。
そのエピソードだけに1回使って、ドタバタコメディみたいな雰囲気だったので
この今やってる版のドラマとは随分解釈が違うし、ちょっと昔の方が話が浅いと思いました。
そういう意味で、ドラマってやっぱりシナリオも演じる人も進化していると思う。
このドラマは脚本はじめ、それぞれの役者さんもすべてが上手く調和して素晴らしい出来になってると思います。

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名前無し

当時のフランスでは、「3等国」出身の日本人はさぞかし肩身の狭い思いをしたことでしょう。
差別や偏見や蔑みの中で頭角を現していくには、篤蔵のような「アクの強い」人間でなければ無理だったのではないかと思います。考えすぎる人物だったら絶望して鬱になってしまいそう。無鉄砲でガンガン押していくタイプの篤蔵だからこそ、道は拓けたのかもしれません。

私は篤蔵、新太郎、辰吉という3人の人物設定に興味を惹かれます。
篤蔵は、立身出世街道をひた走る典型的な「明治男」で、新太郎は当時の日本に現れた新人類ともいうべき「高等遊民」タイプ。この2人と比べると、自分の置かれた状況や篤蔵との才能の違いを冷静に分析している辰吉は「現代人」の感覚の持ち主のように見えます。

もし今の世の中に篤蔵が生まれていたら、人生の早い時期から「落伍者」のレッテルを貼られたまま、その後もぱっとしないまま一生を終えてしまったのではないかと思います。新太郎のようなタイプは誰からも相手にされなかったでしょう。もしかしたら辰吉タイプのほうがそれなりに「成功者」となるかも? な~んて想像しながらドラマを愉しんでいます。

フランソワーズと俊子の未来も気になります。

このドラマ、私も1クールで終わってしまうのは本当にもったいないと感じています。でもCMで名を連ねるスポンサーの数を見ると、TBSが必至で広告収入をかき集めたことが実感できます。昔は「東芝日曜劇場」という名で、1社だけでスポンサーが可能だったのに、厳しい時代ですね。「金持ちNHKと貧乏民放」といった形が出来上がっているようで危惧してしまいますが、それでもこれだけ質の充実したドラマを作り、パリでロケまでしてしまうその姿勢に、TBSの気概が伝わってくるようです。

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名前無し

シェフの大事なノートを盗んだ時は、そこまでダメなやつだったか…と思ったけど、書いてある内容は分からずともシェフの書き込みからシェフの料理に対する真摯な思いや長年の苦労を読み取り、捨てて証拠隠滅を図るほど腐った奴ではなかった。

シェフ自ら道具の手入れに気を配る姿に感銘をうけ、鍋を洗うのも全てに料理とお客様に対する真剣な姿勢からくるものだと知って、泣きながら反省する姿に篤造の芯の所の素直さが見られたのがよかった。
自分で下駄で頭を殴りながらってのは大げさ感あったけど、責められない、怒られない辛さってあるもんね。ああする方が篤造自身は楽になれるんだろうと思った。

シェフが見逃してくれたのは、そこに篤造の「料理への執着心」を感じたからだよね。辞めるだけなら金目のものを盗めばいい。
でも篤造はシェフの料理を作れると思ってノートを盗んだ。
「俺は料理がしたくてここに入ったのに」という篤造のセリフとそのまえの武田さんだったかな?「料理人を目指してこの世界に入って来るやつが少ないのをシェフは残念に思っている」みたいなセリフがここで活きてきたな!って。丁寧に繋がってる作りだと思った。

黒木華ちゃんはきっと「地味で器量に恵まれない自分、跡取りを婿にとり跡を継ぐことが決まっている自分」の人生に諦めと悟りみたいな心境で向き合ってきたのかも。だから夢を追いかける篤造が眩しく愛しいのでしょうね。
篤造を庇いながら親には逆らえない姿、涙は見せずとも色々な想いを呑み込む姿に切なくなります。

そんな奥さんや両親が心を痛めているのを全て理解し篤造に諭す兄の姿にも大きな愛を感じます。
肺病かな、死なないで。

篤造が言った「心持ちが変われば仕事も先が読めるし、面白い」みたいなのは全ての事に通じる気がします。

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名前無し

最終回のカモのまねのエピソードが初回につながっているとは全然気ずきませんでした。それでもこの園遊会?のエピソードは何か物足りませんでした。下品で低レベルです。
また宇佐美さんの天皇=お味噌という解釈は私は違うと思います!
これは戦争を実感できない現代の後付の解釈で当時の人たちはそのような感覚で天皇陛下をとらえてはいなかったと思います。
当時の大多数の人々は天皇=現人神と本気で信じていたのだと…

最終回でかなり幻滅しましたが全体としては最近のTBSのドラマとしてはかなり頑張ったと思います。
特に鈴木亮平&黒木華&小林薫&桐谷健太の四人には演技賞をあげたい。
また映像も大変きれいでよかった。
主演の佐藤健はがんばってはいたが、妙に頑張りが空回りしている感じでいまいち頂けなかった。最近話題作にあちこちで出演しているがまだまだ当たりはずれがある。

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名前無し

最終話は天皇と政治が関わった内容なので反響は分かれるだろうなと思いました。確かに天皇をお守りするためとはいえ、GHQに媚びるように雑用を引き受けたりあげくに鴨のマネまでするシーンは、日本人として悲しいし悔しい思いがこみ上げてきました。できればあんなシーンは見たくない。だけど一番悔しいはずの篤蔵がそこまでした想い、そしてそれを汲み取って一緒に鴨のまねをした達吉、新太郎の友情には素直に胸が熱くなりました。
無学な篤蔵にとって天皇=お上は決して政治的な存在ではない。長年お仕えして毎日お気持ちを測ったり健康状態を心配したりして、今では我が子のように思える存在。ただただ、いいお方、という印象しか持てず戦犯として裁かれるかもしれない状況に当惑する篤蔵の気持ちを佐藤さんはよく演じていたと思います。一方でこのドラマでは、天皇万歳と叫びながら突撃する日本人に対するアメリカ軍人の恐怖も公平に描き、単に悪者扱いしなかったのもよかった。
非常にデリケートで難しいテーマに正面から取り組んだ姿勢は買いたいし、市井の一料理人として天皇という存在を語った宇佐美の言葉には説得力がありました。

でもこのドラマで一番感動したはやはり鈴に象徴される篤蔵の俊子への変わらぬ愛情です。癇癪持ちの篤蔵を心配して俊子が持たせたこの鈴のおかげで彼が幾度ピンチをしのいだか。料理への真心を貫けたか。自分がここまで来れたのは家族や師匠、友人、妻など支えてくれた人たちあってこそと謙虚に振り返れるようになった篤蔵の人間的成長もドラマでよく描けていたと思います。
最終回も含め、私にとってはとても見応えのある良いドラマでした。

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名前無し

帰宅したら俊子が苦しそうに呻いていた。
痰が絡んで呼吸できないのだと気づき、咄嗟に俊子の口を吸って痰を出させた...。

この時の篤蔵の心に去来したのは、あとちょっと遅かったら俊子を失っていたかもしれないという激しい恐怖感と俊子への深い愛おしさだったと思います。
俊子の死が確実に近づいているのだと思い知らされた篤蔵ですが、なんとか平静を保とう、俊子を元気づけようとして出た言葉が、あの笑顔を引きつらせたようなわざとらしい「いい加減早くよくなってくれんかのう」だったのでしょう。夢中で自分の痰を吸い出そうとする篤蔵の姿を間のあたりにして、その直後の言葉がぎこちなければぎこちないほど、篤蔵の自分への深い思いを俊子は確かに感じ取ったと思います。
こうした不器用なところが篤蔵の持ち味でしょうから、佐藤健さんの演技は一貫性があっていいと私は感じました。

いつもいつも誰かのために役に立とうとして、それが生きがいになっていた俊子ですが、床に臥すようになってからは何もできなくなってしまいます。篤蔵の世話をしたくてたまらないのに、逆に篤蔵の世話になってしまって心苦しい俊子。しかも俊子は自分が亡くなった後の篤蔵のことが心配で仕方がない。そんな俊子から「ジュテーム」の意味を問われて、「食うことや。今日も明日も明後日も、わたしはあなたより長生きします、という意味だ」と答える篤蔵に涙が出ました。

誰かの役に立とうなんて考えなくても、俊子が生きていてくれるだけで篤蔵は充分幸せなこと、だからこそ俊子にはちゃんと食べてしっかり長生きして欲しいこと、自分が俊子のことを世界一大事に思っていること、を篤蔵は伝えたかったのだと思います。

それは同時に、かつて篤蔵からの再婚のプロポーズに応えて、「篤蔵さんより長生きします」と口にした自分の言葉の意味がちゃんと篤蔵に伝わっていたことを俊子が確認した瞬間でもありました。

このドラマで「ジュテーム」の名訳を聞くことができて本当に幸運です。


ところで、上のほうで「皇室がらみ」の感動的な脚本がプロパガンダとして使われる可能性を指摘した方がいらっしゃいましたが、同意します。
森下さんのように「感動のツボ」をしっかり押さえるだけでなく、緻密に伏線を張り巡らせ、着実に回収していくような優れた脚本家が万が一権力の側にとり込まれてしまったら...想像しただけでぞっとします。時期が時期だけに、状況が状況だけに。

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名前無し

確かに「いい加減早く治ってくれんかの」という台詞はトクゾウがイライラしているように私にも聞こえました。でもここにくるまで夫婦の愛は充分丁寧に描かれていたと感じているのでたとえそうだとしても、治したくとも治せない歯痒さ、トシ子を失うかもしれないという焦り、今まで散々トシ子に甘えてきた寂しがり屋で身勝手なトクゾウらしくて私は共感できました。後でトクゾウの癇癪持ちをトシ子が案じる場面に上手くつながっていたと思います。
あと個人的にラブシーンの見せ方が気に入ってます。貴方より長生きします。の場面は抱き合わないことでトシ子の愛が静かにトクゾウを包みこんでいく様子が際立ったのに対し、今回のトシ子の目の訴えに応じて迷わず口移しに痰を吸い出すキスシーンは深く通じ合っている夫婦を見たような気がします。
泣きながらも泣かされている感を感じるドラマって結構ありますが、この天皇の料理番は自然に涙が溢れてくる感じが心地良いです。

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名前無し

学がなく見境ないけど、初めて熱くなれるものをみつけ猛進する篤蔵を演じ、見事に三枚目に徹する佐藤健はすごい。これが、もともと三枚目俳優だと冷めた目で見ていたかもしれない。第8話の料理人は料理ができればいいと言われ、納得した下りもあったが、バランス感覚に欠ける篤蔵が少しずつ成長していく様も楽しみだ。
挫折や葛藤がありながらも人間愛が感じられるこの作品に第1話から引き込まれている。

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名前無し

時間の流れ的に言えば何年も経ってるし俊子なんてもういいじゃんって思うけど絡ませるし意味不明。
飽きが早い視聴者的には展開早いのはいいけど、説得力とかに掛けちゃってすごい料理人になっていく感じがしないのが見てて残念。
ドラマチックではない部分をいかにドラマとして見せるかですね。
そこを全部端折ればいいってもんじゃないと思う。

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名前無し

宇佐美さんが残したカレーはさ、篤蔵がヤケを起こして手抜きしたもので、オヤジさんだって「おいおい、俺のカレエはこんなにズブズブだったかい?」って言う程の酷さ。まさに一般庶民を見下した篤蔵の腐った心の象徴。一般庶民が味を分からないのではなく、一般庶民の求める味を篤蔵が解らなかった…。

普通だが美味い。

宇佐美さんの一言を思い出したら、不覚にも涙が…ドラマを通して自分の中にある色々な思いが交錯して深い余韻がのこる。
これこそ一般視聴者の求める普通のドラマだ。普通だが上手い。

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名前無し

俊子は心を鬼にして篤蔵に毒づき、離縁に持ち込もうとしたが、それは自己犠牲なのだろうか? 
そうではない気がする。あれは、男の愛情を確認した女の「矜持」なのだと思う。
俊子にしてみれば、自分と夫婦でい続けようとする篤蔵の気持ちが心の底から嬉しかったからこそ、篤蔵の愛情に付けこみ定食屋の女房におさまることが許せなかったのではないかと思う。とてつもない可能性を秘めた篤蔵の未来を自分のために方向転換させてしまうなんて、自分の心の奥底に芽生えた美しいものを裏切ることになってしまうから。

でも「矜持」を貫くための決断は苦しい。外見とは裏腹に激しい情熱を秘めた芯の強い俊子だからこそ、それが出来たんだろうなあ。

女性には「本音」と「本音の本音」があると思う。
結婚して間もなく篤蔵に出て行かれたことが悲しく、腹立たしかったのは俊子の「本音」。自分が流産して地獄を味わっていた時に消息不明になってしまった篤蔵を恨む気持ちがあったのも「本音」。
でも、俊子の「本音の本音」は、篤蔵が与えた苦しみの10倍以上のときめきや喜びや生きがいを篤蔵によって自分の中に見出し、篤蔵と一緒なら不幸も幸せの内、という思いにあったと思う。

篤蔵に毒づく俊子は、「本音」だけを吐き出して、「本音の本音」を語ることはしなかったから余計グロテスクな衝撃を相手に与えてしまった。鬼の顔なんか、愛する男に見せたくなかっただろうに。

こんなに愛されながら、篤蔵め、俊子を離縁してパリに行くのか!
俊子に捨てられたと被害者ぶって、本当にしょうもない奴だ!

パリで修行を積んで、一人前のシェフになったなら、是非、俊子と再婚して欲しいなあ。

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名前無し

篤蔵がした事の罪の深さを篤蔵自身がわかっていてくれればいい。
自分に目をかけてくれていた宇佐美さんを裏切ってしまった事。一度はやめてくれと言って黙っていてくれていた辰吉も結果として傷つけてしまっている事(ここに篤蔵が気づくのは難しいかな?)。兄を病気と嘘をついていたのに、実は兄は本当に労咳を患い志半ばで実家に帰るという事。ついた嘘がとんでもない嘘だったと気づいた篤蔵は、また一つ背負うものを増やし成長していくと思いたいです。

兄が実家に帰る場面は無言の父母の温かい出迎え。そして無言で頭を下げる兄。
自然と涙がこぼれました。

嫉妬の気持ち。温かい優しさ。苦渋の思いで仁義をとおすつらさ。人のいろいろな感情をみせてくれた良い回だったと思います。

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名前無し

やっぱり仕事の仁義を裏切ったらだめだよね。今回は荒木先輩のいじめが目立ったけど、いくら嫁と子供のために頑張ったのだとしても悪いことは悪い。自業自得。可哀そうだけど仕方ないと思います。
しかもその中で心優しい柄本さんまで巻き込んじゃったね。あんなに庇ってくれたのに、最終的には嫉妬心から密告する形にまで追い込んでしまった。そういう心の葛藤を柄本さんが見事に演じていて素晴らしかったです。それに篤蔵に期待し目を掛けてシェフに昇進させるつもりだった宇佐美さんも裏切ったんだものね。篤蔵は本当に罪深いと思います。ただ、最後に反省し皆に感謝して去ったのはよかったけど。
そして肺病で法律家の夢を断念し帰郷を余儀なくされた兄。役造りで鈴木さんが減量した話は聞いていたけど、本当に頬がこけて目が落ちくぼんで、ドラマと知っていても心配になるほどだった。プロ魂には感服します。失意のまま帰郷した彼を父母が優しく迎えたシーンは泣けました。そして弟に宛てた手紙の中の「己の夢に向き合って苦しめるのはとても幸せなこと」という言葉。それが篤蔵の折れかかった心を奮い立たせましたね。
テンポよく話が進みながら中身は濃縮され、見応えがあります。
小林薫さんがこれっきりなら寂しいけど、また新たな展開に期待。

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名前無し

篤蔵の、料理に対する単純でギラギラしたどん欲さに惹かれます。

1日でも早く料理を覚えたい、という自分自身の欲望のために料理長のノートを盗んでしまい、そのノートを見て逆に料理の奥深さや技術を身に付けていくことの大変さに気づく第2話も面白かった。
「技術を盗む」にしても、盗む側にしっかりした技術や知識がなければ、重要なことは何1つ盗むことはできないし、技術を盗めるだけの技術を身に付けて初めて物事のスタート地点につけるのかもしれないなあ。
もちろん、他人のノートを盗むのは犯罪ですが。

今回の第3話は、俊子が我が子を身ごもってしまったことを知った篤蔵が、俊子と生まれてくる子どものために、さらにどん欲になって、こっそりと英国大使館に修行しに行く姿には度胆を抜かされました。

第2話では自分自身のため、第3話では妻子のため、とにかく思いたったらすぐに行動に移す篤蔵ですが、性格的には正反対の妻・俊子もまた、いざとなったら大胆で行動的であることに驚かされました。根っこの部分では似た者夫婦なのかもしれません。

自分の夢のため、大事な人のため、決断し行動できる人たちには眩しさを感じます。

このスレで他の方たちもおっしゃるように、黒木華さんの演技がずば抜けているように思います。俊子役は黒木さん以外には考えられません。揺れ動く俊子の気持ちや、決断したときに見せる表情の輝きなど、ドラマを観ているこちら側に、大人しい性格の裏に潜む優しさや芯の強さ、情熱がしっかり伝わってきます。俊子自身は大真面目なのですが、存在そのものにユーモアさえ漂っていて、目が釘づけになってしまいます。

俊子の父親に関しては、なんてイケズな爺さんや、と思っていたのですが、彼は彼なりに娘のことを大事に思っていたことがわかり、その不器用な愛情表現にほろりとさせられました。

小林薫さん、杉本哲太さん、美保純さんをはじめとして、脇を固める役者たちの演技にも堪能させられます。
佐藤健さんには、安心して伸び伸びと「やんちゃぶり」を発揮して欲しいと思います。

登場人物たちの、一筋縄ではいかない複雑な心理を、難解ではなく自然に伝えてくれる脚本・演出・演技のバランスが見事です。


日曜日の夜の楽しみができました。

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名前無し

私も押しつけがましいのが嫌。
「どうしてこんなにも愛があふれているんだろう」
「究極の愛の物語」
のフレーズをCMで聞いて、そんなの視聴者が見た後に勝手に感じることだろ。これ、愛じゃなくて作り手の押しつけがましさがあふれているよきっと、と思った。予想どおりだった。本当にNHKに作ってほしいです。

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名前無し

誰一人上手い役者がいない。何をやっても安定の武田鉄矢くらいか。黒木は空気。変態仮面、伊藤、美保純辺りはこの「天皇の料理番」では見たくなかったメンツだ。芝居も下手。というか下品すぎる。佐藤は求められた芝居が出来ていない。福井弁?の方言ありきの台詞回しが絶望的に酷い。方言を操りながら芝居することの難しさを理解してない。去年渡部さんと共演したコメディも中途半端で芝居になってなかった。今回3枚目演じるのは不可能だろう。料理に感動する場面が一番見せ場なだけに心配だ。口をナイフで切るなんて余計な演出はやめてほしい。何より基本の芝居が何も出来ていない。普通に恋愛物で等身大のリーマンか何かを演じた方が良かった。がそれで数字取がれないと「るろ剣」のヒット主演俳優に傷がつくからか? BGM音量でかすぎ。ここで感動しろ、と強制されてる気がして邪魔。

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名前無し

これを見てから今期のドラマをみると…
頑張ってこのレベルのドラマをつくって欲しいよ

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名前無し

思い返すと、初回、伊藤英明さん演じる軍人さんが作ったカツレツが一番美味しそうだった。
その後に出て来た西洋料理やらフランス料理やらは、気取っているだけで、まったく食欲をそそらない。
料理人としてのすごさは、全然感じなかったよ。

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最終回、とても素晴らしかったです。
20年間料理を作り続けてきた篤蔵にとって陛下は現人神ではなくもはや家族。その家族の命を守るためにはどんな恥辱も甘んじて受ける。鴨の真似をするシーンはそんな篤蔵の覚悟が感じられて涙が出ました。加勢する新太郎や辰吉の友情にも拍手を送りたい。
全話を通しての感想は、これほど役者、脚本、演出の三位一体が見事なドラマを見たのは久々だなということです。脚本の森下さんは「ごちそうさん」の時より腕を上げたなと思わせる構成力とセリフの数々でした。
佐藤健さんをはじめとして、黒木華さん、鈴木亮平さんなど若手俳優の皆さんの演技が素晴らしかった。小林薫さんなどのベテラン勢ももちろんです。
とりわけ佐藤健さんはもはや篤蔵というキャラクターにしか見えず、最終回の番宣で見た佐藤さん本人に違和感を感じたほどです(笑)
唯一不満があるとすれば、12話では少な過ぎたということです。色々事情はあると思いますが、半年くらいかけて見てみたかったなと思いました。
何はともあれ王道のドラマを見たという点では大満足です。

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名前無し

天皇は味噌という捉え方は、戦争が去ってからの視点に立ったもので、現代の感覚に通じるような受け入れやすい考え方だと思う。

あの当時で宇佐美さんの年齢の人の思考をそのまま提示したのではなく、ドラマ的な現代からみて受けの良い台詞でしかないと感じた。

天皇についても、いままで妻や兄の死ばかりにフォーカスして泣けるドラマにしていたので、最終回であわてて天皇天皇言いだして、なんとか天皇の料理番としてドラマを締めくくったという、体裁を整えた感が強い。

名作だとか映画のようとかいう感想も多いですが、例えば日本の情緒を丁寧に描いた小津映画は、このドラマのような涙ばかり延々と映し出すようなシーンはないのに、なぜか今も色あせず心に迫ってくるものはすごくある。

私は、この涙を煽り過ぎたドラマより、同じ脚本家のごちそうさんの方がより感動しました。ごちのほうに軍配をあげます。

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名前無し

とてもイヤな感じです。
このドラマ、制作の石丸プロデューサーが、既に決まってた企画を1年前に急遽取りやめて、この題材を選び直したとのこと。
その理由は、「今年が戦後70年の節目の年であり、時代の空気を考えるべきだ」ということ。もう一つのコンセプトは「夢」らしいけど。

そもそも戦後70年の節目になぜこの題材なのか疑問でした。でも、そのうち戦前戦後の展開があって、不戦というような明確なメーセージを発信してくるのかなって思っていたら、最後ドタバタで、見事に着地失敗な感じ。そのため、「お国のため」とか「天皇をお守りする」とか「日本人の誇り」とか、どんな風にも取れる変なキーワードだけ残してしまった。他の感想サイトでは、絶賛してる人が、そういう言葉をやたら使ってるの見て、怖くなった。

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名前無し

毎週楽しませてもらい、最終話は更に待ち望んで視聴しました。視聴直後は、「えっ、こんな最終話?今までたくさん感動したけど?なんだか期待ハズレだ、残念。」と思っていました。

今夜、録画したものを再視聴し、昨日の感想が覆されました。深いです。この深さが2度目にして理解できました。

やはり最後は料理番としての篤蔵の想い、使命感が、不屈な時代の中で苦しみ、悩み、葛藤し、俊子さんの鈴と共に闘っていく姿と共に天皇に対する愛、家族への愛、友への愛、師への愛の中で描かれていました。最終話で一番伝えたかったところだと理解しています。

それと、第1話での鴨の真似が最終話で繋がっていることに気づきました。宇佐美さんの牛刀も最後まで真心込めて扱われていました。

また、調理場で篤蔵が想いを力説する場面は、カメラさんの感動が震えた画面から伝わりました。

84歳の篤蔵の足取り、特殊メイクの細かな施しには感激もしました。

視聴直後、いろんな愛が溢れていて放心状態になったのかこの素晴らしさに気づくまでに時間がかかってしまったのかもしれません。

本当に奥深く、心に染み入り、時には突き刺さり、私をその世界へ引き込んでくれたドラマに今はただ感謝するばかりです。

本当にありがとうございました。そしてお疲れ様でした。

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名前無し

徳蔵がGHQに働きかけたのは史実です。それを知っているかどうかで、もしかしたらドラマの評価が変わるかもしれませね。イエロー、ジャップ呼ばわりは最近まであったし(ただし軍隊では差別発言は徹底して排除されるようになりました)アメリカ本土も、場所によってはまだまだありますね。現地の友人がじっさい遭っています。このドラマは戦後すぐのこと、まったく意外ではありませんでした。じっさいはこのドラマ以上だったでしょう。

日本人の暴動を恐れ、天皇を国の象徴にした一端を小林さんの言葉で、端的に表していたのが見事でした。徳蔵の仕事は今上天皇の食事係だったので、まず陛下ありきは当然だったのでしょう。鈴の描写も良かった。わたしは原作を知りませんが、史実だと徳蔵はすぐ再婚をします。それでも生涯黒木さんを愛し続けたと最後まで言っていたそうです。ドラマでは再婚はなかったようですね。

プライドをねじ伏せ、カモのまねには涙が出そうになりました。あの徳蔵がよく耐えたと思います。ここでも俊子のいた証が徳蔵を守ってくれましたね。徳蔵の加勢に川に飛び込んだ友情にも感動しました。

天皇制度に口出しできる立場にはありませんが、血は流れなくてよかったと思っています。あの時代はやはり、国民のこころの拠り所だったのでしょう。自分が大人になってから、やっとわかったような気がします。

ここぞとばかりに効果音が大音量(笑)で流れる以外、とても良いドラマだったと思います。佐藤健、がんばったなあ。他、俳優陣ももちろん、スタッフの皆様も長い撮影、本当にお疲れ様でした。また、このような良作を制作してくださいね。

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名前無し

見終って「なんやっちゃぁ、こりゃあ~!!!」です。
何ですか、この最終回は。

やはり58年の料理番人生を12話で描くのは難しかったんだろう、と思うしかないです。
後半はずっと駆け足でCMが終わったら10年経ってるとか、篤蔵さんが何歳なのか、訳が分からなかったです。
結局、天皇の料理番としてお勤めした年月を端折ってるから、篤蔵さんの天皇への想いも、今一つ伝わらなかったです。

予告や番宣で期待していただけにびっくりするくらい、特に感動のない最終回でした。

なんかもう、残念というかびっくりです。

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名前無し

この枠、流星ワゴンのときは毎週見ていたんだけど、これになってから毎週見るのをやめたんだ、おもしろくないから。はやく違うドラマに代わってほしいです。

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名前無し

愛情の裏返しとはいえ、本人を前にして思わず発した言葉に思いました。
俊子の優しさに甘えたい夫篤蔵の本音でしょうが、そんな彼が看病することで俊子に愛おしさを募らせ身を寄せ献身的な愛に目覚める一年を四季折々の風情のなかで丁寧に描いたと思います。俊子の真心から比べたらその深さは無いかも知れないけれど、あの篤蔵がここまでたどり着いたのだと思いました。男の愛には、失って気付く者も少なくないと思いますし。
ただそれが俊子の最期だったという哀しさが、このドラマの(教訓)であり、俊子の夫の仕事最優先の真心の美しさだったと思います。
佐藤健の演技はそんな篤蔵を表現していました。

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天皇の料理番 (集英社文庫)