3.45
5 486件
4 116件
3 70件
2 70件
1 278件
合計 1020
読み あるじゃーのんにはなたばを
放送局 TBS
クール 2015年4月期
期間 2015-04-10 ~ 2015-06-12
時間帯 金曜日 22:00
出演
28歳だが、知能は6歳児並みという知的障がい者の白鳥咲人(山下智久)は、ひょんなことから、知能を高める手術を受けることになった。 手術は成功し、6歳児並みの知能と言われていた白鳥は徐々に知能を向上させ、日々学ぶことに喜びを覚えていた。しかし、知能が向...全て表示
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いいね!投票数 15 票
名前無し

この局のこの枠って、今まで、アリスの棘とか、ウロボロスとか、同年代の若手実力派俳優が演じてきて、けっこう見ごたえがあった。
どちらかというと、若い年代層を狙ったキャスティングで、脚本も甘かったけど、それなりに一本筋が通って、それなりに人気も得ていたと思う。それは、視聴率にも現れている。

今回は、それらに比べると、確実に見劣りした。というか、よくここまで破綻させたと感心する。
野島+アリスの脚本家のコンビは、見る影もなく話をめちゃめちゃにしたし、そのひどさを演技力でねじ伏せることは、「実力派」でないアイドルには無理だった。

結局、名作の圧力に負けてしまったのだと思う。
とにかく原作どおりにしたくない、あれとは違う世界を演出したいという、ねじれた意図ばかりが先走って、おかしな方向へおかしな方向へと話がそれていった。
結果、何がいったい言いたいのか、まったくわからない話に。
部分部分には目を引く光景があったかもしれないが、それがなんだろう。
まず、テーマ。そして、それを支える心理描写。これがないものを、ドラマとは言わない。
これは、ドラマではなく、ある個人の自己満足のために、原作が利用された試作品に過ぎなかったと思う。
こんなものを、今後、二度と見せないでほしい。そして、まず、ダニエル・キイス氏にあやまってほしい。

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いいね!投票数 11 票
名前無し

これだけ評価が分かれるのも面白い。
腹立てながらも見続ける人も多いようだし、
原作のテーマは外していないという人、
原作のテーマに付け加えてる、原作をテーマごと壊してるという人。
原作のテーマも解説の愛の裏付けのない知能は意味がないとか、
科学への警鐘とか。自分にはそうは読み取れなかった。
自分は、善良さって人の1番大事なもので、そこに共感も感動もするんだな
という浅いかもしれないけどそれが正直な感想だった。
そんな自分にはこれははまさに分かりやすく描かれてるドラマだ。
障害を持っていようが、咲人のもつ善良さに心打たれたし、
いったん失いかけたが、またその善良さを取り戻す。
知能が高くても低くても、自分のできる能力は他人の喜ぶ方向に使うことへと向かう。
分かりやすいのが、あのホームラン。
自分の評価が上がることではなく、
ママ、パパ、柳川くん、檜山くん…喜んでくれました
これが最大の咲人の喜び。
その善良さは人として美しいと感じられるラストになっていると確信してる。

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名前無し

久々に見て、相変わらず徹底して、主演の演技をカバーするように作られているなあと思った。
一番重要だったはずの母親との再会シーンは、瞬殺で終了して別シーンにワープ。それも、母親が精神不安で、主人公を拒否するというおまけつき。主演は、何も複雑な演技をしなくていい。ここが一番の見せ場なのに。
ここでじっくりと主人公の心理、深い心の傷を描かなければ、そのショックで人格変わるほど主人公が変わってしまった、ということの説得力がないだろう。

ついでに言えば、なんであんなアンドロイドみたいな演技をさせるのかわからない。
知能が高くなれば、人間はみんな、あんなに無表情になり、口だけをパクパクさせて難しい言葉を並べたてるものだと思っているんだろうか。それこそ、マンガ的発想だ。
演者も演者だけど、この演出や脚本などの制作陣は、いったいどうなっているのだろうか。ちょっとレベルが低すぎる気がする。

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名前無し

主演に演技力がない。入り込めない。

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ゆうぴゃん

いろいろな意見はあっていいが、自分の意見が正しいのではない。
もし泣けないなら、俳優が悪い?演技が下手?
上手い下手って、そんなに演技の事がわかるあなたは、演出家ですか?人の感性はいろいろ。
小説のなかは架空の人です。正解はない。
そうではなく、貴方の心に響いたか響かなかったのか。
響かなかったのは、貴方の心に問題があるのかもしれないし、
はいりこめないなら、見なくていいのだから、俳優のせいに
する必要はない。
私の心には、響くものがあり、気持ちが震えた。
評価をみてみるのではなく、貴方の心に感じるものがあるのかないのかで、決めればいい。一見下さい。

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いいね!投票数 9 票
名前無し

障がい者の描き方にまったくリアリティがなく、どこかの星のどこかの人の話のように仕立ててあるのが、もろに野島好みという感じで、今回、原作は利用されたな、とひしひしと感じる。
野島さんは、知的障がいが好き、というと語弊があるけど、知的障がいは、彼の嗜好だ。
今までに何作も、それを取り上げたドラマを作ってきた。
それで障がい者理解を図ろうとか、啓蒙しようとか、そういうことでは一切ない。
それで、彼の「夢の国」を体現するのだ。なんだかピュアで、かわいくて、残酷で……。

なんでも、以前からこの話をドラマ化したかったとか。そうだろう。よくわかる。
この話には、ただの知的障がいではなく、知能の上昇下降という、今までにない要素があった。ここがポイントだ。
もう普通の知的障がいでは、新味がないから。だから、今回、原作から取り入れたのは、この部分だけだった。後は、完全に自由自在に、自分の思うように話を作っていった。

これ、悪くすると、倫理違反じゃないかという気がする。
同じ日本人の同時代人の原作を取り上げて、こんなことをやったら、どういうことになっていたか。
まあ、前例のない、前代未聞のことだから、想像のしようもないけど、アメリカあたりだったら、原作の改竄具合が訴訟案件になる可能性もありそうだ。

考えようによっては、知能の上昇下降というアイディアが欲しかったが、アルジャーノンがあるから、黙ってやると盗用とか剽窃と言われる、それを防ぐために一応名前を出しておいた、ということも言える。
前作と違ってクレジットの最初に持ってこなかったのも、単なる防波堤だったからだろう。

それにしても、すごいことをやってのけたものだ。もちろん、ほめているのではない。

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名前無し

家族の一人がハンディを背負っています。このことはこの場では遠慮が あり書けませんでしたが、ドラマを見終えてやはり同じドラマに良くも悪くも色々なことを感じた者として投稿してみようと思うようになりました。テーマからして原作も知り戸惑いのなか見始めたけど、あまりにも主役の純粋な姿に、その回りの人たちのコミカルにも優しい雰囲気に魅せられ自分の中にある偏見や偽善に気づかされ、でも原作での知能が高まってからの悲惨さに恐々見てとうとう最終回まで視聴出来ました。感想はとにかく安堵の思いでいっぱいです。このドラマでは原作を読んだときに感じられなかった、ハンデのある主役に優しい涙を感じました。原作は哀しい涙でした。本人にしかわからない、抱える者にしかわからない苦しみも白鳥咲人という人物から未来への希望を感じることが出来て勇気をもって視聴して良かった。このドラマと特に主役を魅力的に演じてくれた山下さん、意思の強さをも見せてもらい感謝しています。 さぞ演じることに勇気が必要だったのではないかと想像すると胸が苦しいです。指摘にもあるようにドラマの内容的な面、心理描写にも違和感も感じることも あったけど私にとってはそれにも勝る白鳥咲人という人物に惹かれましたね。 花屋の社長の萩原さんの一言一言も自分に言われているような気持ちで聴いていました…かなり心に響いて、なんだかこれから自分 が優しくなれそうなそんな勇気を貰ったドラマでした。

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いいね!投票数 8 票
名前無し

たぶん、主要なドラマとしては、当クールのワーストだったし、シリアスなテーマを扱った従来のドラマの中でも、最低のレベルに属するような出来だった。
特に、世界的名作が原作というのは、本場をはじめとして、世界中で映像化がされているだろうから、そういうものと比較されては、恥ずかしくてたまらない。

せめてもの救いは、前作があること。
これが、日本でのドラマ化としては、どこに出しても恥じない出来だし、いかにも日本的な翻案がされているということで、納得を得られるだろう。
今作は、テーマからして原作とは別物なのだから、原作の名を冠したドラマとしては、なかったも同然と言っていい。
そういう意味では、ほっとしている。

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名前無し

アルジャーノンの主人公は、神様でも王子様でもない、生身の人間の物語なんですよ。人間のエゴを象徴する知能(科学)が、人間の精神の根本を支えるべき愛情を踏みにじるとどういう悲劇が起こるのかという警告の物語です。知的障がいはそのテーマを語るための一つのツールにすぎない。そして単なる悲しくて寂しいラストじゃない、その苛酷な運命を受け止めて歩み続ける、人間の生きる力を描いているというのかな。根本的に話の軸が取り違えられているのが残念ですわ。

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名前無し

最終回を見て、何だかホッとしました。
原作のような最後だと、ちょっといたたまれないな…と思っていたので、咲人の笑顔と腕時計をした時点で、いずれハルカが覚悟を決め、もう一度二人の時計が時を刻み始めるのだろうという未来が垣間見れたました。
山下さん、良かったですね。 ちょっと影のある役はいつも魅力的で、良いな…と思って観ていました。以前ドラマで彼の笑顔を観た時に、この人は笑顔が苦手というか似合わないな、と思っていましたが、この度、撃沈!
先入観って怖いですね(笑)こんなに素敵な笑顔を演じる事が出来るなんて、新しい発見です。

先入観って、本当に厄介ですね。
原作と違う、滑舌が悪い、何を言ってのか分からない、棒読…云々。
本当そう?少なくとも私は特に耳が良いわけではないですが、普通に聞き取れました。
柳川君のようにオーバーアクションが出来る役柄ではないので、物静かな口調はむしろ自然であると思うし、細やかな表情が語っていたと思いました。
小説というのは、それぞれ受け取り方があって、この脚本家さんが原作を読み、感じた事をドラマにして、共感した人が観ればいいと思います。
ただ、題名を替えれば原作ファンからの批判はこんなになかったかも…。でも、パクリっていわれるかな?副題を付ければ先入観というフィルターは少し薄くなったかもです。
役者が嫌いは、どうしょうもないかな?
批判をする為に、毎週視聴する労力には感心します。
辛辣な言葉はまるで批評家のようで世の中に
脚本や演劇を勉強している人が、こんなに居るのかと驚きました。
先入観というフィルターをとおすと、言葉も歪み表情も見えなくなってしまうように思います。
私の先入観は、山下さんの笑顔が吹っ飛ばしてくれました。

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名前無し

咲人のイメージを天使、悪魔、と来て神様にまでステップアップさせてしまったのには苦笑した。咲人を美化するあまり新興宗教のグルみたいになってしまっているのが痛い。ALGβで超天才になった咲人が選んだのは、父親と同じく、自分を犠牲にし他者の命を救う事。守るべき家族や恋人が他にいるのに自分の命を他者のために危険にさらす事に何の迷いも躊躇もない。終盤に入り、このドラマは何だか自己犠牲を極端に美化するカルトのようで気味悪い。アイドルPVとしては悪くないんじゃないかと思っていたが、アイドル路線も踏み外しこのドラマはあらぬ方向へ向っている気がする。

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名前無し

昔、まだ二十代の頃に、原作に出会い、読むのがとても嫌になり、、最後のページまで飛ばして読んだので、最後のページで、、 涙、、でもとても嫌な気持ちしか残りませんでした。ユースケ版では、不快感、なんかユースケの演技が、障碍者をバカにしてると感じられて、すぐリタイアしました。だから山下版も最初観るの凄く迷いました。でも見た途端、サクちゃんに夢中になり、、もっともっと知りたくなり、又、新たな気持ちで原作よみました。でも私の中では、山下版の方が心にズシーンと響きます。演技がどうだ?脚本がどうだ?私はその道のプロではないので、何も分かりません。ただ山下さんの演技に魅了され、単純にこのドラマが好きなだけ、、いい年した大人ですが素直に泣けてる自分におったまげー!です。
でも色々な意見、感想とても楽しいです。

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名前無し

あの時代あのドラマだからハマったというのはあると思う。個人的にはやまとなでしこ。今見ても同じくらいハマれるかと言うと自信がない。
初恋の人がいつまでも良いと思うのと同じ。

現在進行形のドラマだもの、そりゃまあ欠点も見えてくるけど、美化補正が掛かった過去のドラマと比べるのは酷かな。
放送が終わって何年も経ってからではないかと思う、2つのアルジャーノンを比べることができるのは…。

自分はドラマは一番身近な娯楽だから、やっぱり今を楽しみたい。
特に、山下くん、窪田くん、工藤くんの演技には洗練されつつも独特の青くさ、刹那的な美しさがあると思う。

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山下くんの演技が酷すぎてがっかりしました。
イケメン設定も残念。
障害のある役をやるには山下くんの演技力が無さすぎてハードルが高いのでは....?そしてプロデューサーさんは、なぜ山下くんをこのドラマに配役したのか疑問です。山下くんのイメージダウンだと思います。
ユウスケさん版のドラマの時は初回から毎回大号泣だったのに。
今回はもう見る気がしません。本当に残念です。

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名前無し

本当に感動しました。全編に優しさが溢れて、涙がとまりませんでした。僕も少年期に知的障害の友達がいて、よくその子と遊んだことを思い出して、懐かしく思いました。このドラマの咲ちゃんのように、本当に心がきれいで、記憶力抜群で、トランプの神経衰弱をすると絶対勝てなかったなあ。神さまはその子から知恵を奪う代わりに、とても優しい心と特殊な能力を与えたのでしょうか?
その子の家に遊びに行くと、その子のおかあさんがとても喜んでくれてた記憶があります。本当に子供のことを愛してたんだなあ、今思い返され、ドラマとかぶって泣けてきました。僕も優しいその子にもっと優しくしてあげればと今になって、思いました。
結ばれない愛、親子の愛、自己犠牲の愛、友達への愛、格差障害のある愛、・・、たくさんの愛について、考えさせられました。
これからも後悔しないよう、人に優しく愛をもって接していこうと改めて思わせる素晴らしいドラマでしたよ。

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こんなにも感動したドラマは初めてでした!
一話一話全て感動してました。

わたしはドラマを最後まで見ることが
できないくらい飽き性です。
ですが、このドラマは毎回金曜日が
楽しみになるくらいのおもしろさでした。

このドラマは本当にメッセージ性が強く、
生きる希望や本当の幸せ、
本当の愛を感じることができました。

すべてのセリフ、映像が最終話まで繋がっていて
とても素晴らしいと思いました。

最終回までを見てからまた最初から見ると、
より感動しますよ。

このドラマや山下さんの演技を悪く言う人の気持ちが
わからないくらい、
わたしにはとても素晴らしく感じました。
その後咲人と遥香たちがどうなったのか、
続編をやってほしいくらい大好きです!

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名前無し

私は野島さんが原作を否定してるとは思えなくて、むしろチャーリーに対する愛情があって、あんなラストではチャーリーが天才になった意味がなく余りにも報われない
のでラストは救われる様に、誰かの役にたった証を残したかったという思いで最後から話を組み立てていったんじゃないかなと思った。
私にはそんな愛情が感じられた。

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名前無し

とても面白かったと思います。
見た後に悲しいけどほんわりと温かい気持ちになるドラマ。昔のTBSっぽい良いドラマだなと思いました。
山Pは顔の綺麗さが先にたってしまって、なかなか演技の評価がされにくい感じがしていましたが、今回のドラマがいいきっかけになったのでは。
アルジャーノンの前半は階段を急いで降りるところや何気ない動作にリアリティがあって、すごく研究したんだろうなと感心しました。そして汚れのない天使のような主人公を魅力的に魅せてくれました。
後半の知的な部分も感情を抑え、眼で語るところなどグッときました。ただ、わたしも後半は台詞が聞き取れないことが何度かありました。それはここで上手いと言われている窪田さんにもあったことですが、やはり主役の台詞は物語を回していることも多いので、すべて聞き取りたいと思うので滑舌と声の出し方さえ自在に出来るようになれば、すごい役者さんになれると今回すごく感じました。ポテンシャルの高い人ですね。山Pって。

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名前無し

原作者にあやまるレベル、というのは、レトリックとして私も書いたけど(笑)、別に原作を変えたことを言っているのではない。
100%再現なんてどだい無理だし。そんな瑣末なことじゃなくて。
原作には、ちゃんとメッセージがあった。それを伝えない。どころか、テーマすらはっきりしない。
キャラもエピも雑。心理描写を十分に押さえない。人物関係の描き方が希薄。主役は稀代の難役なのに、相応の演技もない。何の意図だか、外見・肉体を不必要に提示する。

…なんだこれ???と頭をひねることしきり。
言っては悪いが、はっきり言うと、ドラマとしては、すごい駄作。ちょっと前の朝ドラに、やはりひどいのがあって、それが今までで一番駄作だと思っていたが、これは、その上を言っていた。
そんなひどいドラマに名前が使われて……それがなんとも口惜しいのだ。

「アルジャーノン」の名前がなかったら、絶対に見ていないドラマ。ひとえに、引かれたのはその名前。どう扱われるんだろう、それが知りたかった。世の中にはそういう人が大勢いるんですよ。
そして、この結果。初めからおおむね予想したことではあったけど、予想よりはるかにひどかった。
野島さんの名前にだまされたところもある。ちょっと、これはひきずるかもしれないけど、はやくリハビリしたい。

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名前無し

ひとりの人間が葛藤し、悩み、何か見出すところが見たかった。
それをいろんな過程をすっとばし、しまいに森で手を広げて神になっちゃった。
別に山Pは嫌いじゃない。彼自身はこの作品をチャレンジだと思って引き受けたのだろう。でも、見たところ、チェレンジでもなんでもない。制作側が山Pの演技力の範疇でできるよう、名作を捻じ曲げてお膳立てしてくれたんだから。

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名前無し

山下君の透明感が 咲人ならではのピュアさとマッチしている。このドラマは山下君で正解だと思う。色々と言われているがこのドラマは成立している。細かい描写は専門家が言うべき事。レビューをみて感動して涙が止まらないという事はそれだけ感動を与えている証拠。なぜ視聴率が低いのか不思議でならない。
あどけなく笑顔の可愛かった天使のような咲人。争いを嫌い 笑っていれば誰かが助けてくれると言ったパパを信じていた咲人。
お利口になりたいが為に 友達と同等になりたいが為に治験者を望んだ咲人。お利口になったが為に 見えなくて良い所が見えてしまった咲人。報われない思いに蓋をして自分の殻にこもり、友達はアルジャーノンだけだと孤独に浸る咲人。
人間の理不尽さ 同情 見下し 悲しみ 苦しみ いろんな感情を鎧を纏うことによって身を守る術を知ってしまった咲人。
色んな咲人が私には可愛くて仕方ない。
咲人を孤独から解き放してくれるのは はるかなのか、亡霊であるパパなのか、いずれにしても寄り添う誰かがいて欲しい。
山下君がおそらくは全霊をかけて望んだ難役。だからこそ心に痛切に響き、涙が止まらない。
その佇まいは悲しい位 美しく 悲しく 切ない。
こんなに鷲頭にされたドラマは初めてです。
皆で見て欲しいドラマです。人間の本質を考えさせられる素晴らしいドラマです。
最後 咲人はどの様に描かれるのか・・・
見届けます。
花束は咲人に 山下君に捧げたい・・・

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名前無し

耽美的な残酷さって、物語によっては、こちらもそれに耽溺してみたいという、ある種の魅惑があるものだけど、このドラマは、脚本の雑さや演技の拙さがあだになって、そんなレベルにも達していない。
どちらの責任が大きいかというと、やはり、脚本・演出の方だと思う。そこが上手ければ、少々演者がどうでも、有無を言わさず引っぱっていく力があるけど、これはそれが弱いから、演者をサポートできていない。
アリスの棘の人らしいけど、あのドラマは演者の力が抜きん出ていたために、逆にそれに助けられて、脚本の凡庸さが目立たなかった。テーマも一応はっきりと一貫していたし。
でも、このドラマは、ただ凡庸なだけでなく、構成が散漫で、へたをすると、空中分解しそうな危うさを感じる。
これは、へたに野島さんが関わってる弊害じゃないのかなあ。あの人、群像劇好きですもんね。それに、もう一つの趣味である耽美のエッセンスを垂らし込んで、もろに野島ワールドを展開。
でも、そのおかげで物語がギクシャクしてるのを、どう考えているんだろうか。

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いいね!投票数 6 票
名前無し

そう、その場面も遥香と認識してイヤリングを渡して…そしてとぼとほと夕日のなか橋を渡ってアルジヤーノンの元へと。あの後ろ姿の演技も切ないですね!! 咲人の本質である優しい心が花屋の社長やママには この先は迷惑をかけられないから「会わない」とのノートの言葉も守り…切った訳ではない。心の自立を選んだんだと私は思う。それはお利口になったからこそわかったこと。柳川君も檜山君もママからの自立を咲人に教えてもらったんではないかなあ…最後の3人の姿は私には良かった。確かにあいきよでしよバーガー!??ってと思ったけど空を仰ぐ咲ちゃんの天才の時の記憶を残す笑顔を見て安心したな。お利口になったことにちゃんと意味があったんだと…自分が元に戻ることよりも莉央を治すことを選んだことは綺麗事ではなく尊いことだと思う。
賢くなくてもいいんだ!! 花屋の社長の言葉の重みが活きてる。間違いなく原作は素晴らしいがこのドラマはやはり今の時代に必要なこと忘れてしまってることを教えてもらえる、心を豊かに優しくしてくれる良いドラマだった。自分も大きな試練と闘かってる今、強く強くこころに響いたドラマでこのタイミングで見れてありがたいと思う。

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名前無し

↑同感です。
彼のオーラや存在感は素晴らしい。
それが演技に反映されている。無邪気な咲、優しい咲、キツイ咲、寂しげな咲、クールな咲、・・など数々の表情が自然体なんで、つい引き込まれる。
演技してます!て感じじゃない。滑舌とか発声なんかの技術とは別物の、演技とは何かを彼は体得してるよ。彼がTVのドラマ俳優としてのキャリアの中で、感覚的、感性として掴んだ演技だと思うよ。教えられるものじゃないと思うよ。だからこそ、視聴者を感動させられるんだろう。
もちろん、まだまだ完成ではなく、年齢を重ねるごとに、深みが出るよ。私としては、我流で自然体で、とらわれない、無二の俳優を目指して欲しい。

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名前無し

また録画見て感激しちゃったので、ここに来ちゃいました!
自分に与えられた能力と環境の中で、自分らしい輝きを持つこと、精一杯生きることの大切さを教えてくれたドラマでした。
私は持病があり、コンプレックスの塊みたいな時もありますが、それでも自分らしくやれることをがんばれば良いのだ、周りに助けられても良いんだ、と心が強くなりました。
咲は、知能が上がったことで、他人を疑い、また、自分の良ささえ否定してしまった時期もあったけど、パパさんの咲には愛嬌でしょを想い出し、自分の行く末を理解した時む、絶望せず皆のためを想って行動しました。怖かったと思う。
でも、パパさんの優しい遺伝子はやっぱり咲ちゃんにもちゃんと受け継がれていた。
勇気と優しさをくれたこのドラマが私も大好きです。

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名前無し

こんな場末のサイトの一角の意見で、大勢とか少数とか語っても井の中の蛙みたいなものかと思うがね。
ここは一個人のただの感想とレビューがあるだけの場所だってことなだけだね。
それにしてもアルジャーノンのスレはいまだに大盛況だったんですね。(苦笑)
なんにせよ語りたい人がいて、語れる場所があるのは良いことなのかな。
自分はラストがハッビーエンドで良かったよ。
ドラマ観てから読んだけど、あの原作は暗すぎて嫌いだな。
とくにチャーリーをとりまくやつらの虐めは最悪。女もチャーリー見捨てて去っていく酷いヤツばかり。
ドラマの方が温かみを感じる。
今期も前に映画化されたものにも原作より良い出来って感じるものがあるけど、ドラマもイマイチっぽいなぁ。
平成アルジャーノンが一番好き。

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名前無し

私も改悪だと思います。それもかなり悪質な。
もう怒りを通り越して呆れているくらいですが思い出してしまうとまだだいぶモヤモヤしてしまいます。
原案でもなくタイトルもそのままであの全面に野島色を押し出しすぎたアルジャーノンを見て不快に感じた人は凄く多いと思う。原作をなぞれとは言わないけどタイトルと題材だけ借りて原作の骨組みも枝葉も全部切り捨てた作り方に倫理観すら疑ってしまいます。はぁ。

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名前無し

一週間過ぎて何度も録画を見返しています。
咲人とパパ、二人で手紙を書くシーンは本当に秀逸だと思います。石田さんの慈愛に満ちた眼差しと山下さんの安堵し身を任せるかのような表情、何度観ても自然に涙が溢れます。
ハルカにイヤリングを渡す時、咲人から涙が一粒落ちたの気が付きました?木の雫かな?
自分の手紙を読みながら、一生懸命自分に言い聞かせていたのかなぁ…と思っています。
全体を通して、優しさに満ちたドラマだった。 山下さん、本当に良かった。
障害の有無ではなく、互いを認め合い思い遣る心があれば、原作のチァーリーのような孤独とは別の世界がある事を、さくちゃんが教えてくれました。なので私はドラマの方が好きです。

原作ファン?の方々の批判に、駄作という言葉が躍っていますが、皆さんが世界的文学である原作に感動されているように、ドラマに感動した人もたくさん居ます。もし、原作をあんな駄作…って言われたら気持ち良いですか?
批判するのは、もちろん良いと思います。
けれど、小説を読み言葉の大切さが分かるのなら、もう少し言葉を選ぶ心遣いが欲しいですね。

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名前無し

このドラマ悪いもいいも、今だに語られることが 凄いと思うよ。原作ファンはあまりにかけ離れすぎて悔しいんだろうし、良いと思った人たちは終わって淋しいんだろうし、感想も同じようなことの繰り返し…どたかの綱引き状態って、そう思う。 実際私も余韻が引かずまだ自分の心に染みたことを書きたいと思って気になりここを見てしまう。それでいいんだろうが、なんだろ、この引きづり感。どちらかというとこのドラマの主役の演技の魅力から山ピーに興味をもち、つい先日の週刊紙に「SNSのありとあらゆるものをチェックして、自信なんてものはない」とあり、あぁ、滑舌の悪い云々も見てるんだろうな…と当たり前だけど大変な仕事だなとつくづく思ったな!!私たちは顔もみえず思ったこと書けるけど、言われっぱなしだもんな。しかも視聴率の悪いせいにされて。感想は私も書き尽くしたような感じ なのになんかすっきりしない。ドラマはほんとに面白かった。 たぶんこれから山ピーを気にしてみていく自分を発見!!

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名前無し

皆さん、このドラマに期待していたんですね。裏切られた悔しさ一杯いの酷評の数々・・・、それも真剣にこのドラマを見ていたからなのでしょう。
制作側は人の心に残るドラマ、爪痕を残すようなドラマを作りたかったと言っていたと思います。ですから、ある意味狙い通りのものができたのだと思います。

そもそも原作のメインテーマ、知能が上がる脳手術や、クライマックスの自ら施設に入ることを選択する行為は、原作が書かれた当時のアメリカの障害者隔離政策やロボトミー手術に対する痛烈な批判、風刺であったのだから、今現在の日本で原作通りの内容と結末を再現しても、意味がないでしょう。

にしても、現代日本で障害者も社会に出て健常者と共に働き生きていくのは容易ではない、と知らしめた作品であるのは確か。彼らを受け入れ、支えていく健常者の奢りを、この作品は竹部社長の独白や柳川の「対等じゃない」発言でえぐって見せている。
極めつけは、知能が向上した咲人を愛した遥香だ。知的障害者に戻るのを食い止めたい、戻ってしまった咲人を引き止められない。それは世の一般女性が遥香の立場になってしまったら、大抵の人が陥る正直な心情ではないだろうか。
それを共感できないと断言できる人は、所詮人ごとと思っている人たちだ。
自分なら知的障害者咲人と恋ができるか?結婚できるか?
この作品はそれを問うている。

脚本に難があったのは感じるが、テーマは深く今やる意味のあった作品だと思う。

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