[君の膵臓を食べたい]感想
不治の病の余命僅かな少女さくら(桜良)が、その事を知ってしまったクラスメートの男子と心を通わせていく様子を、十代のみずみずしい感性で表現している作品だと思います。
病を前提にしていることで、青春の性に対する葛藤を描きながらも、合理的にある程度それが抑制されて、「生」の部分にフォーカスさせているように思えます。
それがよく現れていたのは、お泊まり旅行の時に、さくらが"僕"をベッドに一緒に寝るように指示するシーンでした。
じゃんけんに負けた”僕”が、質問に答えるか言うことを聞くかの選択で、質問に答えるほうを選ぶと、いつも病気のことなど感じさせないように明るく振る舞うさくらが、急に深刻な表情で不安を口にし、質問する。
答えに詰まった"僕"は、言うことを聞くほうに変える。
「ずるい。」
と怒ったような表情のさくら。
本当は、「一晩中そばにいる」
といって欲しかったにちがいない。そして次の瞬間、自ら唐突に、
「君も一緒にベッドで寝なさい。反論も反抗も認めません。」
と、そっぽを向いて寝転ぶ。
普通なら性に対する葛藤を想像するところ、ここでは死の不安、生への執着の共有の方が遥かにフォーカスされ、切ない二人の言葉と表情には胸を熱くさせるものがありました。
ちょっとまとまりませんね。 長くなったのでまた別途。
「君の膵臓を食べたい」 感想 (続き)
この作品は、生きることの意味が主題になっているように思います。
冒頭で、後に教師になった"僕"が授業で教えていた「星の王子さま」は、かつてさくらから薦められたものでした。
「さよならをして悲しませるくらいなら、仲良くならないほうがよかった。」
と嘆く星の王子さまに、キツネが説いた、
「肝心なことは目に見えない」
の意味。その肝心なことこそ、「生きることの意味」のことだと思います。
余命宣告を受けたさくらは、敢えて、悲しませることになるのを承知で、"僕"と積極的に仲良くなることにした。
それはキツネが言った「肝心なこと」のほうがはるかに悲しみに勝るとわかっていたからだと思います。
煩わしい友達関係や、世間との関わりを立ちきって一人完結で生きてきた"僕"は、彼女と関わるうちに、煩わしさにも巻き込まれるが、持ち前の強さ優しさで彼女を受け止め、小さな楽しみ、喜びを共有し、悲しみも辛さも共有し、わずかな非日常の中の驚きや新鮮な発見を共有していきます。
そうやって過ごした日常が、彼女の最後の宝物となり、さらに彼の中で生き続け、彼に活力、生きる力を与え続けます。彼は心の中の彼女に力を貰いながら、周りの人たちを巻き込んで力を分け与えていくことができるようになるでしょう。
これこそ、星の王子さまのキツネが説いた「肝心なこと」なのだと思います。
数年後になって彼女の手紙を発見し、彼女の日記も読みかえした"僕"は、彼女の思いに気付き、願いを思い出し、やっと彼女を失った悲しみを越えて、彼女の望んだように他人を巻き込んで力を発揮し出すことでしょう。
映画『君の膵臓を食べたい』短歌のつもり
春樹
時を超え
僕に届いた
メッセージ
最後の言葉
忘れられない
桜良
君の中
永遠に生きたい
(とわ)
いつまでも
君の膵臓
食べて生きたい
こういう文章が読みたかったんです。べえべえさんに感謝。
『君の膵臓を食べたい』 感想
他人と深くかかわることをなるべく避けるようにして生きている男子。読書を好む。病院で落とした「共病文庫」によって、私の秘密を知ってしまった。
よく見るとイケメンだけど、暗くて、スポーツもしない子だったので、女子生徒諸君もノーマークだった。
もしかしたら”いけるかな”って、ずっと思っていた子
仲良くなって、聞いてみたことがあった。
「私のことクラスで3番目に可愛い」、なんだか微妙な順番だな・・
笑顔で今を生きていこう思ったけれど・・・
消えていく自分が怖い。
恥ずかしい話だけど、エッチなことしたくなる時がある。ホテルで2人だけの時、しておけばよかったな・・
他の子は、これからいっぱいするんだろうけど、私には残された時間がない。
自分が消えてしまいそうな時は、彼のことを思って生きていこう。
短い人生にもきっと意味があるから恐れずに生きていこう。
皆様おはようございます。
君の膵臓を食べたいは感動して良かったけれど、テレビ放送が不満だった。ノーカットと謳いながらラストのミスチルの主題歌にのせてスタッフキャストのエンドロールを流さずカットしたことです。ノーカットならエンドロールまで見せろといいたい。主題歌にのせたエンドロールを見ることにより感動の余韻に浸って盛り上がるのに残念でした。映画はエンドロールまで見せて映画です。もう一度ビデオレンタルでエンドロールまできっちり見たくなりました。
君の膵臓を食べたいの浜辺美波ちゃんがとても良かった。
可愛くて、天真爛漫なところがとてもいい。
八重歯も可愛いかった。
「君の膵臓を食べたい」感想 (さらに続き)
テーマとなっている生きることの意味に関する投げ掛けや、ヒントがいくつかちりばめられていました。
「やりたいこと、やらなくていいの?」
と尋ねる”僕”に、さくらは、
「私も君も一日の価値はいっしょだよ」
だれが先に死ぬかわからない、明日死ぬかもしれないから。と彼女は言います。そしてわざと強引に自分のやりたいことを叶えることを手伝うように誘います。彼女の残り少ない人生の貴重な一ページに付き合わされることで、"僕" は本来内に秘めていたであろう強さと優しさを発揮していきます。
彼女はたぶんそれを見込んで残りの人生を彼に預ける気になったのだと思います。
「君はきっと私に普通の毎日を与えてくれる。」
医者は真実だけ、父母は日常を取り繕うことに必死、親友もそうなる。でも君だけは違う。とさくらは言います。
病気という特別な境遇、ハンディを受け入れて、なおかつそれを対等に共有しながら、今できること、目の前の日常を過ごしていく、ということなのでしょうか。
「私たちは皆自分で選んで今ここにいる。偶然でも運命でもない。自らの意志で、自分でしてきた選択の積み重ねで、今ここに来ている。私たちは自分の意志で出会ったんだ。」
さくらは、この人と過ごし、互いに力を貰いながら自分がいなくなった後もこの人の心の中で生きていたいと思ったのだと思います。
「君にとって生きるとはどういうこと?」
との"僕"の質問に、
「だれかと心を通わせること」
だれかを認める。好きになる。嫌いになる。手を繋ぐ。すれ違う。まどろっこしい、人との関わりが生きていること。
だから君とこうして普通でいられる日常が宝物だ。
これこそ、最初に星の王子さまのキツネが説いた「肝心なこと」なのだろう。たとえそれが失われて悲しむことになっても、そうやって過ごした濃い日々は、活力として残っています。
そしてその気持ちは"僕"に通じたと思います。
僕は君のようになりたい。そして、「僕は君の膵臓を食べたい。(君が僕の中で生き続けられるように。)」
今に力を尽くす、今できることを今やり、それを周りの人と共有し、巻き込んで活力を分かち合っていく。そんな”僕”
の中で、さくらは生き続けたい。
それがさくらが”僕”に残した手紙で、”僕”に託したことだったと思います。
べえべえさんのレビュー読んで朝から泣けてきました。
家事終わったらゆっくりもう一度読ませていただきますね。
『咲いて散りまた咲き誇る桜かな』
桜は散らない次の春まで枝の中でひっそり咲いている。
春樹の心に永遠に咲き続ける桜のように桜良は生き続けるでしょう。
君の膵臓を食べたいは好きな人の膵臓をたべて生き延びて愛しい人と生きたいと願って
むなしく死んでいった少女の悲痛な心情だった。だからこそ好きな春樹に
私の分まで生きてと願った最後の言葉だった。
僕も可愛い浜辺美波ちゃんの唇を食べたい(笑)。
【君の膵臓を食べたい感想】
だんだん体を蝕んでいく病
残された時間は1年間。
何をしよう?と思った時、『恋をしようと思った』、相手を傷つけないように・・あまり近づき過ぎないように・・
生きている時間は、残りわずか・・
゙僕゙といられる時間が桜良にとって生きる支えになっていた。
桜良は、僕゙と恭子に仲良くなってほしかったけど・・
君の膵臓を食べたいから
(男子高校生の妄想)
①可愛い子とお泊まりデート
②両親不在の家で2人だけで○○
僕は2つとも妄想したけどかなわなかった。
うらやましい😋
そういうのが主題の映画ではありませんね。
どうも、失礼しました。
杏子様
いろいろ意地悪なことを書いてきてごめんなさい。
気になる事があり過ぎたのです。これからは邪魔しません。
このスレ、ちょっと明るめのグレーで書いてください。またいつか。
べえべえさんの感想は、やはり素晴しいですね。
とても素敵です。
べえべえさんの「キミスイ」レビュー、既視感があるのは偶然かも知れませんが、感じる人はそのように感じる作品なのだと思います。
おはようございます。
べえべえさんはじめ皆さん、『君の膵臓を食べたい』の感想ありがとうございます🙋
86さん
「ドンマイ!」、私なんか、批判されない日なんて、ないですから…気にせず行きましょう。
僕は可愛い浜辺美波ちゃんをフルコースで食べたい(笑)。
>>74>>75>>81、べえべえさんのレビュー
ベストレビューにさせてください。
べえべえさん、どうもありがとうございます。
🎉🎊💐
俳句
『仏壇に供えし桃が紅色に』
🍑🍑
『川沿ひに歩く日課や赤トンボ』
🚶←🚶
芳根さん、皆さん
感想へのコメントありがとうございます。
連休で朝から帰省を兼ねて出かけていますが、かなり高速、コミです。こんなに多いとは思いませんでいた。今休憩中です。
昨日夜からあわてて投稿したので、まとまりなくすみませんが、投稿できてすっきりしました。あとでまた自分で見直したいと思います。
ありがとうございました。
川柳です。
50歳になります。朝ドラ見て思いました。
『もう1度燃やしてみたい恋炎』
俳句です。
1籠五百円で柿を売ってました。
『秋来れば柿が食べたい五百円』
土曜スタジオで大河ドラマのことやってます。
滝藤賢一さん、結構面白いですよ。
覚慶こと足利義昭は、今後、『麒麟がくる』のキーパーソンになりそうです。✌
川柳
『久しぶりクーラーなしの昼下がり』
🐤🐧
(日刊ゲンダイDIGITAL)掲載記事から
新政権発足で菅首相の出身地・秋田県が注目されているが、地元で菅よりも断然注目されている人物がいる。NHK朝ドラ「エール」で田ノ上五郎を演じる岡部大(31)だ。音の妹・関内梅(森七菜)との恋模様も好演している。
岡部さん、頭もいいんですよ!早稲田卒です。
菅首相もバカにされたもんだね。
岡部大より、注目されてないなんて、、
今日のドラマターゲットは『恐怖新聞』で、お願いします。
恐怖新聞の白石聖ちゃんのファンです。
彼女見るのが楽しみ!
【名探偵ポワロ感想】
今日も、痛快にポワロが殺人事件を解決してくれました。
若い美人の新妻が齢の離れた夫を保険金目当てで殺害するというありふれたパターン。
アガサクリスティの作品は、今でも十分私達を楽しませてくれます。
アガサ生誕130年を迎える今年、ますます輝きを増しているように思います。
日本のミステリーものを見るよりなんだか高級感がありますね。
>>102追加です。
アガサクリスティのミステリーを観る時は、高級な珈琲を飲みながら見るのが私のスタイルです。
では・・また来週を楽しみにしておきます。
子供時代、『週刊少年ジャンプ』に掲載されていた『恐怖新聞』を読んでいました。
子供だったので、とても怖かったです。
でも、そのスリルが好きで、ずっと読んでました。
『やわらかな寝息となりぬ秋の夜』
すっかり秋になって、寝やすくなった。
今日、夕方、散歩していると、彼岸花がたくさん咲いていました。
不思議ですよね。彼岸が近くなると、雑草の中から急に茎が伸びて花が咲く。
不思議な花
読書の秋
『秋の夜太宰治で寝落ちする』
大相撲は、戦国時代突入。
最近は、白鵬、鶴竜の両横綱が休場が多く、幕尻優勝二度と、誰が優勝してもおかしくない。
今場所は誰が優勝か?貴景勝?
『文明の報い異常な雨が降る』
最近の集中豪雨の理由はこれだと思います。
52さんの劉邦の軍師、陳平の話は興味深いです。
光秀との対比で挙げられたのかなと思いました。それか劉邦と項羽を、秀吉と信長に対比させているのかなとも。
信長が光秀に謀反を起こされたのに対して、劉邦は癖のある陳平を使いこなし、結果的にそれが漢朝を守ることにもなったようですね。
信長が全国統一の手前で挫折し、劉邦は漢朝を建てることができた。この差はやはり部下に対する信頼とか寛容とか、そういった差なのでしょうか。
興味深い話をありがとうございました。
べえべえさん、レス返信ありがとうございます。
>>52は、本当はある人に向けてのメッセージなんです。
内容的に高度なんで伝わっているか?どうか?不安なのですが、頭の良い人なんで大丈夫でしょう。
この話の意味するところは、「清廉潔白の道徳的に優れた人だけを優先的に集めても、国は治めれない」「道徳的には問題がある人でも、武力や知力で秀でた人は、用いるべきである」という教訓です。
劉邦の部下では、韓信なんかも、性格的には問題が多かったですが、大将軍として大活躍しましたよね。
『夜も更けて虫の鳴き声けたたまし』
『丑三つに皆の感想読んで寝る』
おやすみなさい。
【恐怖新聞感想】
内容的には物足りない。ホラーとしても物足りない。白石聖ちゃんの魅力だけで見ている。
恐怖新聞感想
詩弦は、この際あれこれ言ってる場合じゃない!
早く恐怖新聞の契約を誰かに移すべき。
おはようございます。
恐怖新聞
恐怖新聞にゲストで出ていたなつぞらのヒロインの妹役の福地桃子さんは女優として成長したね。
おはようございます。
恐怖新聞
福地桃子さん、いい演技してましたよね。
桃香が許せない。
勇介は信じたらいけない。
恐怖新聞は、刑事さんに契約を移しましょう。
恐怖新聞
霊よりも女の嫉妬が怖かった(笑)。
恐怖新聞
怖いのは幽霊よりも現実の人間の内なる弱さに付け込む悪夢かもしれない。
皆様おはようございます。
NHK俳句
題 蟷螂(とうろう)かまきり いぼむしり
『カマキリや獲物狙って忍び足』
『草を飛ぶ黄緑色のいぼむしり』
おはようございます。
早朝からたくさんの投稿ありがとうございます。
今から『恐怖新聞』見てきます。
今日もよろしくお願いします。
NHK俳句
題 蟷螂(とうろう)かまきり いぼむしり
『カマキリを捕まえ お転婆振り回す』
失礼しました。福地桃子さんはなつぞらの柴田家の長女の夕見子役でした。後に結婚して小畑夕見子。
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