50さん。ありがとうございます(涙)
このサイト、つい最近知って、いろいろ覗いてみたけど・・・古くて、2006年ぐらい?までのドラマのスレしかないみたいで。
ここしかない!と思ってます。待ってますよ~。
すごい
そんなにオカジャーノン待ちの人たちいるんですか!
昔の良作が注目されるのは良いことですね。
原作も岡田版アルジャーノンも知能が退行した後、元の職場のパン屋に戻りますが。
岡田版のドラマはハッピーエンドで終わります。
そのハッピーエンドのシーンに泣けるんですね。
単なる良かったね、、、だけではなく、自分でもわからない気持ちが込み上げてきます。
母親の感情や人格、背景までもドラマの最初から描いていたのもあるんでしょうね。
ドラマの最初のシーン。
母親は気迫ある怖い表情で小さな息子の手を引いて歩く。車の通りのある横断歩道を渡る時でさえも息子を見ない。
息子を手放すために預けるパン屋の前で初めて息子の顔を見る。息子の目線の高さまで腰を低くして、努めて精一杯の優しい声で息子にこれからのことを説明する。
母親が『わかった?』と息子に聞く。息子は不思議そうな曖昧な表情だけ。母親はきつい口調で再度聞く。息子は怯える。母親は優しい口調に戻り『大丈夫。今日はぶたないから』そのたったひと言が母と子のそれまでの日々を想像させてしまうのだ。
母親は『いい子にしてたら迎えにくるから』。息子がそれを忘れずに信じ続けることを考えもせず(別れ際には優しい言葉を掛けたかったのだろうか?そこまではわからない)嘘をつくのだ。
レンタル苦労してますが、ここでやっと8話まで目を通すことができました。5話の中盤からは、「アルジャーノンに花束を」のスピリットここにあり!という感じで、知能と感情の相剋についての描写、主役を中心としたお芝居については非常に見ごたえがありました。9話からの終盤を前にしても、すでに1コメ欄では書ききれないほど心を揺さぶられたものがあり、また時間を見つけて書き込みしようと思います。
5話の冒頭は、ハルが昔住んでいた家(廃屋)で、母親に捨てられたことに初めて気づくのですが、先生の腕のなかでオイオイ(顔がドーンとアップになって、涙と鼻水が一緒くたになったような顔をさらして、セリフを喋る瞬間、ヨダレも溢れるという)と子供のように泣きじゃくって、それでもお母さんを嫌いになれないという言葉に先生も涙をボロボロ流すという...このドラマは表情のアップがとても多いんですよ。とくにユースケさんと菅野さん。↑の方のコメントにもあるように、アルジャーノンの主人公の人格の根幹は、冒頭から母子関係にあると提示している。そして今後、彼を支えていく中心には先生がどっしりと存在しているということがここでわかります。彼を取り巻く人々の中心は女性なんですよ。女優陣を使ってしっかり描いてくるこの作品は、やっぱり原作の真髄が流れていると思います。
ハルの先生への恋慕に対する戸惑いや苛立ち、知能が増進することへの素直な喜び、そういう感情の揺れ動きを、まるで10代の男の子のような物言い(このあたりで、セリフのボキャブラリーが増えていき、言い回しも滑らかになっていくんです)で生き生きと表現するユースケさんがすごい。運動面でも、パン屋の同僚のミキちゃんと歩く場面で、ハルが走り歩きしてしまうんですが、ここで彼の身体機能というか、バランスも良くなっていることがわかります。よく見てないとわからないんですが、こういうところをさりげなく表現してますね。
まだまだ書ききれません。もう一度見直していきたいくらいです。
5話。感じるものがありましたね。中盤から内容がどんどん深くなっていったように感じます。
ハルがアルジャーノンと迷路の競争に勝ったり少しずつ確実に出来ることが増えていった。もう、母親に会いたくてたまらなくなったんでしょうね。昔、預けられた時の荷物から住所を探し出して。初めてパン屋に来た日に手にしていた車のおもちゃを持っていく。それは「僕、ハルだよ」の証明。意識的なのか無意識なのか。先月初め頃の書き込みにもありましたね。廃屋を出て、車のおもちゃが道に寂しく置き去りにされたまま、そのおもちゃが通行する車に潰されていく。私もとても切なく感じた。
演技力のある役者さんばかりだから、アップのシーンも多いけど小道具の使い方も巧いですね。
廃屋を出た後に先生の機転で遊園地に行くんだけど。ハルは初めての遊園地に驚きながらも楽しむ。そのシーンで少しホッとさせられたけど。エリナ先生の優しさが溢れ、また、ハルの知能の成長にもびっくりされられる。そのシーンでさえも後で・・・。本当に無駄なシーンが私はないと思います。
5話の終盤では、ハルはパン屋の仲間達の度重なる嘲笑やからかいに怒り狂って、とうとう仲間と殴り合いになります。仲間達も、ドジばっかりだったハルが、いきなりロールパンの整形ができたり、仕事の効率化を提案したりするのが不気味なんですよね。それにしても、この喧嘩の時のユースケさんの形相がすごい。目がギラギラしてる。口から血を流しているせいもあってか、怒りの頂点を表現したお芝居に殺気さえ感じます。もうこれまでにも、彼は先生に嘘をついたり、教授たちに皮肉(僕とアルジャーノンは教授たちの実験動物にすぎない)を言ってみたりするという、人間の心の闇、負の部分に足を突っ込んでいるんですけど、この場面でどっぷり嵌ってしまうんですね。親身になってくれるオーナーでさえも、信頼できなくなってしまう。
6話、いよいよパン屋を追い出されてしまったハルが、研究室で見つけた母親の現住所を頼りに彼女を訪ねていくのが第一の見せ場だと思いました。どうしても会いたい息子と、自分が自分を許せない限り、どうしても会わない母親。この二人のドア越しのやりとりが凄いんですよ。いしだあゆみさんの、「頭がよくなったら、母親に捨てられたことがわかるだろう、自分も子供を捨てたことにせいせいしているんだから」って、ハルにかける声はすごく冷たいんですけど、その反面、ハルには見えない表情は悲痛に耐えているんですよ。いしださん、すごい女優さんだと思います。彼女がそこまでして彼を捨てた心理は、第2話で先生を相手にして語っていますから、そういう彼女の突き離し方がとても切なく感じさせる。また、母親に小さな子供のような口調で、何度も「お母さん」とすがりついても、二度も見捨てられてしまうハルが悲しい。私、ここでまず号泣しました.....。6話、盛りだくさん。またのちほど、ハルと先生、晴彦さんの恋愛要素や、成人学級の仲間とのエピの感想についても、どうしても書きたいと思います。
難しい演技は要求されてなかった?中島知子さんですが・笑。ハルの暮らした部屋で「ハル、出ていきなさい。頭良くなったんでしょう?一人でも・・」とハル名義の通帳を渡し部屋を出る。ハルはドアに寄りかかり泣き声をあげながら崩れる。その泣き声をドア越しにじっと聞く中島さん。ずっとハルを守ってきた、でも、経営者の立場では追い出すしかない。特別凝った演出ではないですが、ハルの失ったものを感じ泣けました。
いしだあゆみさん。モニターを見て、ハルだと気づくあたりが。そして、動揺、短い時間に気持ちを整理し、玄関先に向かっていく無言の演技。素晴らしい。1度観ただけと再度観るのとではまた違いますね。『ハル、帰りなさい』の声が忘れられない。中盤から泣きっぱなしでした私。
流れをぶった切ってごめんなさい。
このスレに新着が入る度に読みに来ている者です。
いまだにここを何度も読み返してしまうほど読みごたえのあるレスばかりでここのスレが大好きです。
私は岡田版は見ていないので参加することはできないですけど夏休みが終わって仕事が落ち着いたらゆっくりと借りて見てみたいなと思っています。
原作は十代の時に読んでいてもう思いの丈は書き尽くしたので今は岡田版の感想を読むのがとても楽しみになっています。
いつも本当に読みごたえのあるレスを読ませていただいているのでどうしても一度感謝を伝えたくなってしまいました。私のように書き込みはできないけどここのスレを楽しみにしている人はたくさんいると思います。
感謝とかお礼とか言われても困るかとは思いますがいつも楽しく読ませていただいていることを伝えさせてください。ありがとうございます。細々とでもここのスレが残っていくといいなと願っております…。
56と58です。
実のところ私が一番新参者です。このサイトを見つけたけれども、お茶の間に気づくのが遅かった。盛り上がってる時に話しに加わりたかったなあ。でも、このスレなくなって欲しくなくて・・・私がたてたスレではないのに。書き込み始めさせていただいてます。
岡田版の感動を心残りなく書かせていたたきたいです。勝手ですが。手元に録画したものがないので、私もレンタルするしかないので細かなところが前後したり少し違って書いてしまうかもしれませんが。
パン屋に預けられた時の荷物から探して訪ねたところは母親が既に昔に移り住んで誰もいない廃屋。そこで母親に捨てられた事実を知る。でも、実際に母親に会えていない。手術の同意書をこっそり見つけて母親の現住所を。どうしても母が恋しい気持ちが強かった。幼い頃きり会っていない、自分がハルであることの証明は車のおもちゃ。
訂正が長文になってしまいました。すみません。
スレ主です。皆さん、ありがとうございます。書いていなくても、楽しく読んでいると言ってくださる方もいて、感激です。
私自身は、このところ忙しくて書き込みできていないのですが(書き始めると熱がこもって長くなっちゃうので 笑)やはり読ませていただいて、感動を新たにしています。
これからも、お時間のあるとき、楽しんでご利用くださいね。下の方へ行ったら、ときどき保守しておきます(笑)
5で初めてコメ入れた者です。直近では57です。
割合、古参の方かもしれませんねw
もう一月半くらいレンタルやってますが、まだ全体が見れてません。
ユースケ版の人気再燃という感じです。
原作を再読した直後くらいからこの作品で追っかけて見てますが、原作にあった話をほぼそのまま利用したり、上手くアレンジしてるエピもあって発見するとなかなか面白いですよ。中盤で、私が最も印象に残ったもので2つほどあげときます。
一つは、ハルと先生が映画を見るところ。原作では、チャーリィが初めて先生への恋心をあらわにしていく場面ですが、ドラマでもハルが彼女を性的に意識する場面の一つとして使われています。映画に対する文句(予定調和で偶然が重なってる、安っぽいご都合主義だ)もほぼ同じ〜w。ハルもチャーリィもまだ理詰めでしか映画を楽しめない。ヒロインたちのように、娯楽として楽しめないというか、おとぎ話として許容する余裕が持てないんですね。
もう一つは、ハルの同僚、引っ込み思案なミキちゃんが彼に会いにいこうとバスを何本も乗り損ねている時、成人教室の仲間達に出会う場面。彼らに後押しされる形で、皆そろってバスでハルの大学まで押しかける。キャンパス内でハルを大声で呼んだり騒いでいるうちに、周囲の学生たちに気付かれて嘲笑されるんです。そういう場にハルは直面するんですが、彼は、とっさに隠れて逃げてしまうんですよ。かつての自分をあざ笑っていた者たちと同じ側に立ってしまう。それでハッと我に返って、こみ上げる憤怒で学生たちの前に飛び出していって、彼らにくってかかっていくんです。ここ、原作では食堂で働く知的障害の青年の失敗を見たお客たちが笑う場面に重なるんです。ここでもチャーリィは、最初はお客側になっちゃうんですよね。それに気づいた瞬間、自分自身とお客たちに猛烈に腹をたてて叫ぶんです。このエピソードは、ハルとチャーリィが何よりも傷ついた場面だと思います。こういう形でアレンジして挿入したのか〜と感心しました。
その映画批判の場面、「どこの感想レビューサイトの星1感想だ」とちょっと笑ってしまいました。
でもハルは偉い。ちゃんと映画を見直し、なんでエリナを始めとした周りの人が作品を観て笑っているのか一生懸命考えようとしてくれたんだから。
普通自分が星1つけた作品に人はそこまでしようとはなかなか思わないよ!
天才になっても心は素直なまんまだな~。ハルは。
6話は凄かった。
以前ハルはミキちゃんの付き添いで養護学校に行き、以前の仲間達の中に自分がいたことを思い出し、嫌悪する場面がありましたね。
大学の寮で暮らすようになって、キャンパスの中に以前の仲間達が来た。隠れはしたものの、笑う学生たちに向かって騒動になる。教授たちに制止され身動き出来なくなったハルは何度か雄叫びをあげる。その心情は測りしれない複雑な思いがあったんだろう。パン屋の同僚たちに向けられた怒りとは違うものを感じた。
エリナ先生に心の内を包み隠さず話し受け入れられるが。
寮に帰ったハルはアルジャーノンのところへ。
手のひらに乗せ話し掛ける『話しが出来たらなあ』。
切なく感じたところへ、何かを予兆させることが起こる。
何?何?気になる!
そう。6話はハルがどんどん人間の負の感情の渦に巻き込まれていく回。
職場の同僚の嘲笑に憤り、母親に二度も見捨てられて悲嘆にくれ、かつての自分や障害を持つ仲間たちから逃げてしまう。そしてもう一つ、恋する先生の婚約者である晴彦に対する嫉妬に悩むことですね。晴彦だって横恋慕するハルのことが疎ましいはずなのに、なぜか彼はハルに優しい。服を見立ててくれたり、銭湯や赤提灯へ連れていってくれる。ハルは大人の男の包容力=愛というものがわからない。どんなに高い知能を手に入れても、大人の心の機微というものがまだ理解できないんです。自分ばかりが憎悪の沼にはまって悩み苦しみ、嫌な人間になりたくない、と先生に打ち明ければ、先生もまた「私がハルくんをそんな人間にはさせない」なんていう優しい言葉で包んでくれる。そこでハルが恋心を抑えきれずに先生に抱きつくと、先生は女性としてハルを受け止めかねている。ハルがとてもとても切ないです。
前回レスと重複します。すみません。
エリナ先生は自分を自分の愛を受け入れてもらえないことを実感してしまう。ああ、そうだった、エリナ先生には恋人がいたんだった。ハルの気持ちをわかっていたエリナ先生も突然のことで動揺してしまう。2人とも言葉を失う。哀しい顔を見せた後にハルは逃げるように走り去る。『ハルくーん』と叫ぶしか出来ない、エリナ先生も辛そう。切ないシーンだった。
寮に帰ったハルはやりきれない気持ちのまま研究室に足が向く。アルジャーノンを自分の手のひらに乗せる。
『アルジャーノン。今どんな気持ちなんだ。お前が話しが出来たらなあ。気持ちわかってくれるの、地球上でお前だけなんだけどな』
アルジャーノンに話し掛ける、接することで少しは気持ちが癒されるはずだったというよりは癒されたかったのでしょう。
手術後、アルジャーノンと何度も競い合わせられた、その時には嫌な記憶に変わってしまった迷路。
『久しぶりにやってみるか?』
迷路のスタート地点にアルジャーノンを立たせれば今までならば即ゴール走り出すはずだった。
ところが、アルジャーノンは迷路の壁を登ろうとするだけ。
65さん。アルジャーノンの異変にハルが気づくんです。
7話から新たな展開になります。
65です。ありがとう!ほぼ毎日ここを覗いてたんで続きが気になって気になって(笑)
聞けば聞くほど細かい描写細かな変化で丁寧に主人公の心を描いていることがわかります。ああ、私も見たい!
これからも気が向いたときで構わないんで感想お聞かせくださいね。よろしくお願いします。
50年前の原作は、さすがアメリカ、セフレの存在をさらっと使って恋愛描写をしてくるんですが、ちょっとそれは13年前の日本で映像化しても、一般視聴者はすんなり受け入れられなかったと思いますね。だって数年前の月9ドラマでさえ、セフレを持った主人公は非難ゴウゴウだったしw
そこで原作にはなかった嫉妬の観念を入れて、原作の重要なテーマの一つである知能と感情の相剋に絡めつつ、ハルの恋愛描写を深めたのは、脚本の岡田さんグッジョブ!と思いましたね。
ヒロイン、エリナ先生の気持ち。
ハルが退行すると知ってからの終盤近くでのシーン。
エリナ先生からハルにキスした。ハルは『同情?』と聞く。エリナ先生は『わからない。私のハルくんへの気持ちがわからない。ハルくんにキスしたくなった』と切なく泣き叫ぶように。ハルにはわかってた。異性に対する愛ではないことを。複雑に気持ちが揺れ動いていたエリナ先生の気持ちを受け止め、ハルからもエリナ先生にキスを。
本当に美しいシーンだった。
7話。2回見ました。アルジャーノンの異変を1番に知ったハルが、研究室の徳永さんに頼み込んで、同居を始めます。ここからハルとアルジャーノンはいつも一緒(ハルの胸ポケットに入っていて、会う人ごとに親友ですと紹介してる)なの。原作は学会で逃避行してから、共にニューヨークのアパートで過ごしてますよね。彼らの絆が深まる大切な状況設定だと思います。
7回の山場は、ハルがアルジャーノンの異変の原因を一人で解明し、この実験の結末である一人と一匹の運命を悟ること。原作でも仮説から論文を一人で書き上げて博士あてに送ってますので、ここは絶対に外せない、重要なポイント。ユースケさん、ベット脇にへたり込んで、顔を歪めるほど髪をかきむしって叫び、苦悶するシーンが印象的でした。演出的にも、このシーンにだぶらせて、パン屋オーナーが先生に「子供が成長していくと、いろいろ手に負えなくなる時期があるけど、だんだん落ち着いてくるんじゃないかな。ハルにはその時期が一度にやってきただけ。今が一番苦しい時だ」というセリフがあるんですね。そして、その通りに、次に先生の前に現れたハルは、すっかり落ち着きはらって愛の告白をするんです。頭がよくなったら先生に告白したい、という夢をここで叶えてる。ここ、彼はすごく論理的に自分の恋愛感情と先生の思いの違いを分析していくんですが、ハルがただ知能が高いばかりでなく、精神的にとても大人になった様子がわかるんですよ。優しい大人の男の表情になって、先生の口調を真似して「わかりましたか?」っていうところ、しびれました。ユースケさん、全然イケメンじゃないんだけど(ゴメンw)、この時はすごく男前に見えました。こういうの、演技力の効果なんでしょうね。そしてその後、二人してタクシーで学会へ乗り込む。車内でそっと手を握ったり、発表する直前にそっと先生の額にキスしたハル。これが彼の精一杯の愛情表現だったんだろうなー。その後、彼は自分とアルジャーノンの残酷な運命について、堂々と発表してしまう。教授たちの立場はボロボロだし、先生もショックに打ちのめされて、いなくなったハルを探してあちこちへ彷徨う。運命を受け入れた上で愛を打ち明けてくれたハルを思って、めちゃくちゃに号泣する菅野さんの泣き演技が凄いです。
そして、ハルもアルジャーノンと二人きりになった時、目に涙をいっぱいにためて死への恐怖を打ち明ける。先生に精一杯の虚勢を張っていても、アルジャーノンにだけは、本音を話す。菅野さんとは対照的に、ユースけさんの静かな泣き演技に打たれます。
6話終盤から7話に掛けてドラマの一番の山場と感じてます。アルジャーノンの異変をただ事ではないと感じたハルは一人ありとあらゆる仮説を推察していく。そして、1つの仮説が有力かもしれない不安に駆られているところに教授に呼び出される。学会に出席する依頼だ。教授たちは何も知らない。『ロシアのドクラアーノ博士の論文はお読みになりましたか?ああ、そうか。教授はロシア語が理解が理解出来ないんでしたよね』学会には出ないというハルに教授が感情的になっていく。淡々と反抗的に言葉を返すハルに教授への怒りが伝わってくる。『それでも、教授か!?』感情を剥き出しにした言葉は教授たちには罵倒としか伝わらなかった。エリナ先生にも『僕のことはもう放ってください』と背中を向けて去ってしまう。自分とアルジャーノンの行く末を調べていくところへ春彦の突然の訪問。エリナ先生のことで春彦に対する感情を剥き出しにするハル。『最低だな』との春彦の言葉(後に春彦にお礼を言うが)。そして、ハルは自分の手術の行く末を確信する。たった一人、狂いそうな心。ここでも、表情のアップが訴えてくるものがある。
エリナ先生へ告白するシーン。学会でエリナ先生が事実を聞かされる前に告白したのかなぁと思うと切ないな。
でも、告白する場所が大学のキャンパス内。特別に設定しました!的な場所じゃない・笑。銀杏並木が近くにあるのにねぇ。ハルくんらしい?岡田さんらしい?
ハルくんに『ただ、わかってもらいたかったんです。わかりまあしたかあ?』と言われ、涙ぐみ『ありがとう。ハルくん』と言うエリナ先生に、優しく首を振るハルくん。その表情に私はキューンとなりました。
あと、妹と初めて対面するシーン。ユースケが素敵です。
あげておきます。
まだ、再視聴できていませんが、そのうち感想を書きたいと思います。
いつまでも心に残る佳作であったと思います。
8話。二度目を視聴中です。視聴後にまたじっくり感想を書かせてください。そのくらい、この作品の中盤(原作もですが)は非常に見応えがあり、かつアルジャーノンの肝の部分であると思いますので。
ちなみに、パン屋さんの仲間とハルとの和解場面の会話ですが、初回から今まで見続けたなかでも一番というくらい偽善もきれいごともない「人間の本質」について語られていて、私の胸を貫くものがありました。
ハルを笑ったパン屋の従業員たちが、知能が高くなったハルに謝罪するのを受けて、ハルは言いました。人間はいつも自分よりも弱い者、劣っている者を探すものだ。ほとんどの人間がそうなんだ。しかし、とことんやり込めるくらいの大きな悪意を持っている人よりも、からかって笑ったりするような小さな悪意を持っている人の方が圧倒的に多いのではないか。だから、ミキちゃんのような本当にデリケートな女の子に手を出すようなことまではしない。一方で、パン屋で唯一ハルを笑わなかった従業員は、ハルのような障がい者が怖いというか気持ち悪い、関わりを持ちたくないと言っていました。これ、このドラマのなかで一番鋭いセリフですよ。非常にリアリティがある。こうしたやりとりに私、心の底から唸りました。表面的には、とても穏やかな場面なんです。前回の取っ組み合いの場面とは180度違う。でも、人間の醜い部分の本質をきっちりと突いたセリフの応酬であったと思います。
そうやって、人間の嫌なところを突いたところで、先生と研究所の皆がハルの知能が退行するのを防ぐ方法を探るために昼夜をとわず働く。ここで重要なのは、最初の手術をする前後にあった人間の名誉欲とか科学の奢りじゃなく、ハルへの愛情によって皆が突き動かされている場面だということです。科学の力=人間の知能がどこまで人間の運命(ここでは障がいを負っていること)を乗り越えることができるか、という意味では同じ場面ですが、その根本に大きな違いがあるのが印象的でした。ハルが結局人間は神の力に抗うことはできないのかとつぶやきながらも、先生と研究所の皆の奮闘に心からの感謝の意を示したことに、大きな意味があったと思います。人間の闇の本質を示した後に、人間の善の有り様も描く。原作が説く「愛情に裏打ちされた知能」のあり方をこの研究場面で示し、「愛情に裏打ちされた教育」は、ハルを手本にして地道に頑張るミキちゃんの姿(ハルがどん底にいた中盤は、彼女の頑張りが小さな光としてありました)で表現した。8話までで、アルジャーノンのテーマを見事に再現していると思います。
あと私が気になったのは、ハルの妹の存在。いろいろ考えることがあったので、また後の機会に書きたいと思います。
ハルくんにとっては妹の記憶というか存在って、どんなだったのかな?名前は覚えてましたね。
大学の研究室で使った家族の絵、大事にしてましたね。風で飛ばされた絵を必死に追いかけて車の前に飛びだしたり木に登ったり。同時進行でエリナ先生は母親からハルくんが産まれてからと妹が産まれてからを聞いていた。
ハルくんが木に登ってしまって、大騒ぎになっているところへ、エリナ先生が。私がとエリナ先生が木に登る。木の上で話すところ、印象的でした。
ハルくんの母親もチャーリーの母親も妹が産まれたことで息子に対し変わってしまった。
チャーリーのほうは妹には会いたくないどころか、深い心の傷、トラウマになっていた。チャーリーの母親は、チャーリーが妹に性的悪戯をと思い込む。
ハルくんにとっては妹の存在はどうだったんでしょう?
ハルくんの追いかけた絵は憧れなのか、美化された思い出なのか。
何となく先に書いちゃいました。すみません。
妹については原作とは描写も主人公の潜在意識もかなり違いますからね。
75です。ありがとうございます。
まだ9、10話がレンタルできないでいます。
もうそろそろ混み具合のピークも超えたはずなんですが、夏休み中は無理ですかね〜(苦笑)
妹について、私がこだわっているのは、私自身が当事者の妹だからです。
同時に母親でもあるんですけどね。
だから、チャーリィ、ハルの家族の描写にはひときわ敏感になります。
アルジャーノンの主人公の人格の要は、この女家族との関係にありますが、妹については原作とドラマとでは、随分スタンスが異なっていますね。
今のところ、ハルの妹は幼少期を共に過ごしていない分、ほぼ真っ白なお兄さん像から始まってます。まさに手術前のハルの無垢な状態と似ている。そして、突然目の前に登場した兄は、頭脳明晰で大人で落ち着いていて優しい、まさに理想の人だったわけで。ハル自身も、その理想の兄を永久に彼女の記憶のなかにとどめようとしている。ここね、原作の終盤でチャーリィがアリスに退行していく自分の姿を見せまいと突き放した心理と重なっていて、すごく切なかったのを覚えています。そのあたりが8話まででした。
原作の妹は、幼少期を共に過ごしているので、様々なドロドロした思いや、都合よく記憶を塗り替えてしまうような状態でしたね。私自身にも似たような思いがあり、しかし一方で都合よく記憶を改ざんできないでいる辛さもあります。とても考えさせられた部分です。ドラマと共通しているのは、主人公のチャーリィもハルと同様、妹に辛くあたることなく、いい兄でいようとしているところかな。その根底には彼女が今まで味わっていた辛さ、今後、認知症の母親を抱えて味わうである苦労を慮ってのものがありましたがね。
77さん。そういう事情があったんですか。
私は学生時代に障碍を持ったお子さんのいらっしゃる家庭を訪問させていただいたことがあり、また、20代は特別養護老人ホームに勤めて、結婚後、認知症の義祖父母と見送るまで同居しましたが。義祖父母のお世話は基本的に義母がしてくださったでしたし。ただ、私がいたから、義両親は旅行に行ったり等出来た。それだけです。自分が全て背負うことはありませんでした。想像すら出来ません。
家庭、家庭、皆違うでしょうし。
ユースケ版、大好きです。配慮ない感想書くかもしれないけど、許してくださいね。
うちから一番近い某レンタルショップでは運が良ければ借りれます。77さんは外出はなかな難しいんでしょうね。
77です。
ありがとうございます。アルジャーノンはひと昔前、50年前のSFではありますが、その人間の心理は非常にリアルです。運命というものがあるとすれば、それを背負って生き抜こうとする人間の姿がとことん描かれている。主人公の背景にある科学の功罪も含め、これからも普遍的な題材であると思います。ダニエル・キイスは、こういった題材に全く目を逸らすことなく、真摯に向き合って描いていることに感銘を受けますね。まさに生身の人間についての物語であると思います。私たちも、それぞれの人生を背負いながら、チャーリィやハルについて思いを馳せて、自由に感想を書いていけたらいいですね。
ユースケ版のアルジャーノンも、岡田さん独特の優しくて温かい空気のなかにありながらも、厳しい人間の内面をえぐり出していくセリフに胸を打たれます。主人公のユースケさん、とくに中盤からの表情がいいです。それを受けて立つ菅野さんもいい。そしてクレジットではトメになるのかな?いしだあゆみさんの存在感が素晴らしい。8話までにおいて、人間の闇の部分もしっかり描いてあるからこそ、ラストへ向けてどうなっていくのか、楽しみでありますね。
お茶の間って、愚痴書いてもいいでしたでしょうか?
駄目なら自分で削除依頼しますけど。
批判的感想には真っ正面から反論してもOKで、逆の場合はルール違反って。原作においてはを前提で書いたつもりなんだけど。文章の至らなさかなあ。
でも、書きたかった。タイトルの意味の重さ。それだけは気持ちとして、伝わらなくたって書きたかった。
追従して書いてくださった方、ありがとうございました。
5月からも放送されたみたいですが。再度9月中旬から、CSのホームチャンネルで岡田版アルジャーノンに花束をを放送するみたいです。
みたいというのは我が家では衛生放送観れないし、受信出来ても、録画出来ないので(ToT)
4話のハルくんが母親会いたさに廃屋に入ったシーン。
家はコンクリートでしょうね。柱らしいものはなく白い壁。
角になっているところをハルくんが見つめる。
そこには、ハルくんの身長を示した線が引かれている。
薄くなってはいるんだけど、ハル1才、ハル2才と書かれてる。ハルくんが10才の時までの身長の成長の記録が残っている。ハルくんは10才の時まで暮らしていたんだ。
身長を測ったのはお父さんなのかな?
ますますこれが、しみじみと思い出されます。
テーマは永遠のもの。
人間とは…今日も考えます。
いまだに9話以降がレンタルできない〜(驚愕)
早くコメント入れたいんですけどね。
また1話からも人気が出てきて倍率高くなってるんですよ。
ユースケ版アルジャーノン、恐るべき人気です....。
某大手レンタルですよね?大手といえば・・・ですよね。
HPみたら、延滞金なしとか書いてありますね。
CS観れますか?うちは観れないんですけど。
今度の日曜日から再度放送するみたいです。1年に2回も放送する
ものなのでしょうか?CSって。
アルジャーノンと打ちこむと、読書感想文が出てくる(笑)
84です。
85さん、ありがとうございます。
そう、あのTSU** YAなんですけどねー
フジのCSはHPみてみましたが、これは有料放送ですか?
衛星放送の方は見えるんですけど。
確かに、1年に複数回再放送するドラマって珍しいかも。
しかも13年前のものですよー
アルジャーノン、確かにググるとすごい文章に出会えますよね。
執筆された当時のアメリカの情勢のことまで解説するものもありましたっけ。
それだけすごい作品なんですね....。
ダニエル・キイス氏がこの作品で賞をとったとき、いったいどうすればこんな作品が書けるのか?という質問に対して「わたしにもわかりません」と答えるしかなかったというエピソードは有名です。
85です。
WOWOWのホームチャンネル、確か有料です。
ちなみに書いていいものかどうか・・・。
動画サイトの某大手でも観ることは出来ます。
タイトルプラス放送時年代(西暦)入力すれば。今のうちは。
何か、スポンサーリンク反応してるんですけど笑
あ、本スレ、ちょっと見てください。
↑ 最後の1行は岡田版には関係ありませんでした。
すみません。また、そこのけやってしまいました。
9話、某動画でみました。
もう中盤以降はもう1話1話がそれぞれ濃縮されていて、圧倒的です。
先生と晴彦さん、別れちゃったんですね。この話はヒロインのエリナ先生の心情を追っていくと、終盤の夜の川辺、小雪の降るなか、静かでしっとりとしたハルとのキスシーンが本当になんともいえない気持ちにさせます。ここ、彼女が一番心揺れてますね。今までハルの心の支えであったはずの彼女が、初めて彼に支えてもらったよう。二人の心がそっと重なりあった夜というか。
ここで二人の別れを知らないハルが、このことは忘れてしまうから先生は心配しなくていい、知能の退行がわかって先生とキスが出来てよかった、手術を受けてこんな夜を先生と過ごせたことがよかった、というようなセリフをいうんですけど、本当に切ないシーンでした。原作では、二人が心も体も結ばれた場面では、退行なんてなくなればいいのに、愛の記憶が消えないで欲しいという激しい気持ちに襲われたんですけど、このドラマでは、忘れてしまうことがいいんだよなんて。こんな風に原作のエピのエッセンスを取り入れながらも、逆方向から切ない心情を引っ張ってくるんですよね。脚本の岡田さんならではの、ほんのりとした温かさを残すというか。岡田さんの脚本の作品、今までもいろいろ拝見しましたけれど、この作品はとにかく構成が素晴らしいです。晴彦という原作にない婚約者キャラの存在は、あくまでもプラトニックな愛を描くために置いたと思っていたんですけど、ここでこういう風に彼の存在を生かすのか〜って。
89さん。
あれ?岡田版、ご覧になったのは放送された当時から初めてですか?
春彦はエリナ先生のことを本当に心から愛して理解してた。そのことはハルには退行しても残ってます。
岡田版は誰かのことを誰かが支えようとしていて、切ない中にも温かさを感じますね。
ハルのお父さんに会いに行くバスの中。『こんなに遠くまで来たのは初めてなんだ。お前もだろ。』アルジャーノンを缶から出して景色を見せてあげてましたね。
お父さんに整髪してもらったシーンはかなり原作に近いですよね。ハルの場合は待っていてくれるエリナ先生がいたけど。ハルからお父さんに会い、どうだったか、ハルのほうから話してくるまでエリナ先生からは聞かなかったんですね。
あのキスシーンは本当に素敵です。学会でハルが壇上に向かう前にエリナ先生のオデコにキスするシーンも好きなんですけど。川辺のキスシーンは私の中のベスト1です。そんなにいろいろなドラマ、映画観てませんけどね(^-^;
泊まった旅館で相部屋になってしまう。キスした後に。
内心戸惑っている(顔には出てたけど、出さないと視聴者には伝わらない)エリナ先生に『朝まで何を話しましょうか?
』とさりげなく切り出すハル。大人の気づかいですね。妹が訪ねてきたところといい、このあたりのユースケさん、惚れてしまいます(^-^)
楽しそうに話し出す2人。夢中で話すエリナ先生。音声がなくて何を話してるのか、気になるぐらい。こういう演技も管野美穂さんは上手いですね。日が昇り始め、エリナ先生はハルにもたれて眠っている。ハルは起きていて、静かな表情なんだけど、いろいろなことを思い出していたんでしょうね。
もう、苦悩は人には見せなくなったけど『どこまで覚えていられるかわからないけど。忘れたくないなあ。』とだけ言うハル。『誰かと一緒にいると、不思議と穏やかな気持ちでいられる。』と心の中で思うハル。
様々な葛藤を経て、人との関わりでかけがえのないものを知っていく、大切な思い出が出来、覚えていられたらと願うハル。
手術後最初の頃、エリナ先生の部屋で集まってお鍋をした時、ハルは『楽しい。みんなには当たり前のことかもしれないけど。僕は初めてなんだ』と涙ぐむシーン、普通のことがハルには当たり前じゃないことをハルが実感したセリフを私は思い出す。
チャーリーは退行しても、また本を読めることを願っていた。
ハルも読み書きの能力が残ることを願ったけど。同時に、知能を得て人の負の部分を知った後に、人の温かさも知た。その記憶が消えないことが叶うことがと。
切ないです。
長々とすみません。
89です。
この作品、放送当時はリアタイで全部見れていないんですよね。
その後、ボチボチと動画サイトなどで見たりしたんですが、途中でサイトがなくなったりして、結局、最後まできっちり見ていなかったんです。今回の再リメイクを機に原作を読み直し、それでまた岡田版をしっかり最初から見ようと思いまして。
9話は、お父さんとの再会シーンのイメージは、原作をおおむねなぞるようになっていますね。アルジャーノンと先生を伴って〜というところが違うかな。でも、原作ではニューヨークにアルジャーノンと逃避行する場面があるので、あのエピの代わりにもなってよかったです。最後に散髪代金を催促されるところも原作と同じ。結局、最後まで父親に気付かれることはなかったという。父親は息子に思い出をくれた人ではあったけれど、母親ほどの愛憎はなかったという存在なんですよね...。やっぱりアルジャーノンの主人公の根っこにあるものは、母子関係なんだよなぁ。
10話も見てみましたが、ここにきてクローズアップされたのは晴彦ですねー。彼は特に高い知能や知識を備えた人じゃない。ただ、エリナ先生を心から愛していて、愛する彼女が大事にするハルを同じように大切にしている。でも実は、彼こそが人間の愛情を与えたり受け入れたりする能力がある存在として、岡田版に登場する新キャラだと思いましたね。パン屋のオーナーもハルを幼少時からずっと見守ってくれる、まさに育ての親ともいえるべき頼もしい人だと思うけど、エレナ先生とハルの間に立つ、という意味では彼の存在は大きい。こんな愛情こそが、人間の精神を支え、人間関係を排除することなく保つような気がしました。かつてのハルは、彼に嫉妬したり、疑心暗鬼にとらわれたりしたけれど、最後は彼のようになりたいって言わせてしまう人なんだし。
あと目立たないんですが、ミキちゃんの存在も侮れないんだな。
彼女、実に地味に地道にお店の仕事をこなしている。お客さんにお茶出ししたりするところから、とうとう憧れの接客にも再チャレンジしてる。周囲の人がまた彼女を見守り、指導しているところがいいんだな。こういう場面を見ると、彼女こそは愛情の裏打ちのある教育を受けているんだと思う。
新キャラ二人が、実はこの作品のテーマに関わる愛情について語るに欠かせない人間になっている、というところがニクイです。
私も放送当時は全く観れませんでした。レンタルになってから初めて観たんです。放送された翌年ぐらいです。
このスレで最初の頃に書かれた方の感想と同じ。
無駄なキャラがいない。皆がハルと繋がっていて、ハルに影響したり、影響されたり。人柄や気持ちの変化を丁寧に描いていると思います。
ミキちゃんは親の思い出がないんですよね。ハルくんが唯一の家族みたいな存在だったんでしょう。ハルがパン屋を去る時のあまりにも切なそうなミキちゃん。泣きながら追いかけて転んでしまう。キューンとなりました。
あ~。最初の頃のことも書きたくなりました。
あの大女優の管野美穂が粉まみれになるシーンとか笑。
顔面真っ白。志村けんさんの馬鹿殿様みたいに。
知能上昇がまだ見られず、パン屋のオーナー恭子さんに『ハルが落ち込むのを初めて見たよ』とエリナ先生が責められ、エリナ先生が自分の過去を話す。弟のこと。
続きはまた後で書きます。
話し出すと止まらない。困った。
うるさいと感じられたら、スルーしてくださいませ!
別にグレーゾーンの話をするには窮屈じゃないよ。
なんとかこの連休で最終話まで視聴したいです。
CSで見ています。
リアルタイムでも見ていたのですが、当時はまだ私も若くて、今になって気づく名シーンに涙がこぼれそうになります。
私はあんまりドラマで泣かないんですけどね。
ユースケ・サンタマリアは「素晴らしい」。
彼の繊細な演技は揺れ動く心情の変化を上手く表現していて心に沁みます。
コミカルなタレントだと思っていたけれど、本当に「役者」だなあと、この役作りのためにどれだけの努力をしたのだろうと思わされます。
これからも素晴らしい演技を見せてくれるのでしょうが、私はこのハル役は彼のはまり役だと思います。
今回CSで再放送されると聞いて、山Pのリメイク版を見たばかりの娘を誘って一緒に見ています。
このドラマは本当に無駄がない。
いらないキャラやエピがなく、ハルの心情の変化がストレートに伝わり、見ていてつらくなるほどです。
個人的には晴彦が出ているシーンがとても好きです。
彼はごく普通の善良な一般の人だと思うから、ハルに対する彼の素直な言動を見ているとホッとします。
うまく言えないのですが。
ハルにとっても晴彦は複雑ながらも重要な存在ですね。
今日は、ハルがアルジャーノンが迷路を走れなくなったことに気づいたところで終わりました。
続きは来週です。
とてもせつないです。
CS観れて、羨ましいです。
5月頃には深夜帯で放送していたみたいですね。
今回は日曜日の昼間に2話ずつ放送。アルジャーノンが迷路を走れなくなったのは6話のラスト。半分まで来ましたか。
私もハルと春彦のシーン好きです。
レンタル、まだ9話10話が届きませんがw
某動画サイトで視聴して、やっとこさっとこ最終話まで見ました。
視聴前からラストについては知っていたので、果たして原作のラストが最高と思う私は受け入れられるんだろうか....と心配しましたが杞憂でした。1話の冒頭から全てがラストシーンにつながっているという意味ではなんら矛盾も感じないというか、むしろこの終わり方が自然な流れ。以前にも書きましたが、この脚本はなんといっても構成が素晴らしい。この出来栄えからすれば、クランクインまでには全話が書き上げられていた(少なくともプロットは完璧であった)と思います。ラストクレジットのトップにキイス氏の名があがるたびに、当時健在であった彼自身もこの脚本の骨組みの部分に関わっているんだろうと思わせるほどです。
原作であげられた人間の精神の根本を支えるべき「愛情」とは何か、「愛情」によって裏付けられた教育とは何か、ということをこのドラマでは実に分かりやすく具体的に表現されていたのが特徴だと思います。そのためのオリジナルキャラとして、晴彦とミキを作り出したというね。あと、このドラマの母親はハルを捨てたという強い罪悪感を持ちつつバチが当たる、と思いつつも愛娘とともにかなり恵まれた生活をしているんですね。
その理由を、エレナ先生が「ハルくんはお母さんと別れてから、一度もお母さんを憎まなかった。それどころか、ずっと深く愛していた。愛してくれる人がいるから、お母さんは不幸にならないでいるのでしょう」という名セリフをいう。冒頭の場面から、ハルはお母さんに折檻されても「いい子でいれば迎えにくる」という言葉を通して、たとえ騙されていたと知ってもなお母親への思慕を捨てることができなかった。ここ、いかにも日本のドラマならではの母子関係であると思いました。原作のチャーリーの方がもっと愛憎は複雑。彼自身が女性を愛すること(性愛)に対してのコンプレックスをチャーリーに植え付けててしまったその人だから。だからなのか、若年性の認知症になってしまった母親はある意味、バチが当たったのかもしれないな。いずれにしても、母子関係についてきっちり深く描写していることは変わりがない。アルジャーノンの主人公の根幹は、この母子関係から始まっているということなんですから。
長々と書いてしまいました。また懲りずに思いついたことを買い付けていければ嬉しいです。
時間がだいぶ経過してしまいました。
97さんがラストを受け入れることが出来たのを読んで、嬉しく思います。すぐに書き込みたかったんですけどね。
母親が迎えにきただけではなく、ハルはチャーリーと違って一人で生きていく手段を考えるまで追い込まれることはなかった。最後までエリナ先生が側にいたし、パン屋のオーナー恭子さんから『戻っておいで。ハル』と。原作より甘いと感じる人もいるでしょうね。
知能が上昇しパン屋の同僚たちと揉めてクビになり、ハルが去ったあと、ハルと距離を置いてた原田さんが足を滑らせて粉の袋を、中身の粉を自分に・・・のシーンがありました。他の人に笑われるんだけど『何が可笑しいんだよ』と言ってから何か考え深げだった。ミキちゃんの『ハルくん』の寂しそうな声が続いた。ハルのこと考えてたのはミキちゃんだけじゃない。そして、次に訪れる、ハルと同僚たちの、あの話し合いの場面。
母親が迎えにくることだけじゃなくて、パン屋の同僚たちが迎え入れたことも話しが繋がっていると思うんだ。
でも、ハルが粉をひっくり返した時は『また、これが始まるのか』と手術前とは違って同僚たちは和やかに笑ってたけど。ハルの果物の入ったボールの持ち方が手術前より不安定だった。覚えていけるのかと思った。あと、女性の売場担当の人が一人一人に果物を投げた時、ハルは受け取ることが出来ず頭にぶつかってしまった。女性は『わざとじゃないのよ』と慌てる。見下されてしまうのも何だけど、腫れ物扱いされちゃうのも、後々辛くなると思った。母親が迎えに来なかったら・・・。
母親はハルを捨てたけど、『関係ない』と口では言ってたけど。ハルの手術の日。テーブルに一度破いたけど貼り合わせたハルとの写真置いて、何もせず座ってた。ハルが最初に会いに行った時、動揺して一瞬身動き出来なかったけど、ハルのいる玄関のドアまで駆け寄っていった。ハルの声が近所の人に聞こえるのを避けてじゃないと思うんだ。
ハルの置いていった車のオモチャ、拾ってたし。
もう、岡田さん、描写が細かいよ。音楽もシーンごとに合ってるし。
チャーリーは自分の過去と対峙するために母親に会いに行ったんでしょう?だけど、認知症で話せず。自分にトラウマを与えた母親を、自分を見下してた妹だけど、妹だけに母親の世話を任せるのはチャーリーも辛かった。
なんか、支離滅裂になってきました。
岡田さんは『このドラマの脚本を書くために脚本家になったと思った』と言ったそうですね。
岡田さんはこの原作をリスペクトしていると私は思います。
前にも書いたかなあ。眠っているハルに経過報告を受け取った後に教授が頭を下げるシーンは私は泣けるんです。
エリナ先生の弟のことでを書こうと思ったけど。かなり脱線しそうなので止めておきます。
もし書きたいと思ったのならぜひ書いてください。
読みたいです。岡田さんのアルジャーノン見てないけど原作は読んで感銘を受けたしここのスレ更新されるたびに待ってました!の気分なんです。
多少脱線したって構いません。
私以外にもドラマは見てないからここに感想は書き込めないけどスレはいつも楽しみにしてるって人たくさんいると思いますよ。
97です。先日、9話10話が届いて、家族にコピーをとってもらいました。動画でも見ていますが、ゆっくり見ようと思ってます。まだまだレンタルは1話から盛況のようです。フジもCSで再放送せずに、また地上波で放送して欲しいな。
98さんのおっしゃる、岡田さんがこの作品を手がけるために脚本家になったという言葉になんか感動しちゃいました。脚本のプロになろうと思わせてしまう。そのくらい、アルジャーノンは心揺さぶるものがあるんでしょうね。
トピずれしちゃいますが、先日、レオナルド・ディカプリオが出演した「ギルバード・グレイプ」という映画を見ました。今から20年以上も前の作品です。彼が19歳の時。知的障害を負った少年の役を演じていて素晴らしかった。もう何もかもが自然で、本当にそのまんま、現実に生きている人にしか見えなかった。天真爛漫で、気持ちのままに叫ぶ表情がとても印象的で、彼がこのアルジャーノンの主役ならどんな風になるだろうか、見てみたかったですね。すでに40代のベテランのハリウッド俳優になりましたが、最新作はダニエル・キイス氏の「24人のビリーミリガン」を原作とした作品(原題:The crowded room)で主演するそうです。多重人格の犯罪者の役で、これもまた稀代の難役ですが、彼ならこなせるだろうと思わせます。
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