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2016年夏、70年ぶりに“総理の料理番”が誕生する――。
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原作の第一話が、あちこちで無料で立ち読みできるので読んでみましたが、想像以上に大きくアレンジしてありました。このドラマは原作をどれだけアレンジできるかが、勝負だと思っていたので嬉しい発見でした。
最初に料亭を舞台として、一木くるみを中居として登場させ、団二郎の党の重鎮の虫歯を見抜いて野菜の炊き出しにクローブ(鎮痛剤になる)をまぶして出す流れで、くるみの観察力を表現して、特徴を印象付ける流れ(ここは、すべてオリジナル)に感心しました。
ドラマオリジナルキャラの高橋一生の清沢は、単純なヒールではない。
「料理にメッセージを込める」という、くるみに対して、「ひたすら、美味しい料理を作るだけ」という、清沢。
これは、あらゆる表現手段における対立構造です。
例えば、映画でもドラマでも、作品は思想がなければならにとする作り手と、そんなものは芸術家気取りの思い上がりと、ともかく観客や視聴者が面白がることが第一という職人に徹する作り手の対立。これが、単純に前者が勝利して終了ということならば、評価は低くしなければなりませんが、オリジナルキャラを設定し高橋一生を引っぱってきた以上そんなことはないと信じます。
同じ原作者の「大使閣下の料理人」が、料理が政策を決めるとでも言うような、少年マンガ的なヒロイズムに陥っていたので、これも期待薄だったのですが、これは料理そのものよりも、首相の小日向文世の言葉が第一で、それを引き出すか後押しをする役割を料理がするという納得できるレベルで安心しました。
第三話が秀逸でした。
まず、最初の立てこもりのエピソードで、「失敗を糧に今後を生きる」という、テーマを打ち出し、「これからがこれまでを決める」という総理の台詞を引き出し、その後の将棋のエピソードで結実させる・・・努力の搾りかすとなった辰巳、すなわちオカラ、卯の花が、ホタテ料理の下敷きになることで旨みを吸い込み新たな美味を生み出す、再生の象徴となる、というそれを発展させた結論に持ってゆくという構成だと思います。この展開の巧妙さに唸らされましたので。
「限界は自分で決めること、自分がそう思わなければ限界はない」
「そんなのきれい事だ!」
「・・・きれい事でもいいじゃない」
常々、本音より建前(きれいごと)の方が・・・もし本音が反動や思考停止の言い訳になってしまうのならば・・・よっぽど面白いと考える者としては、我が意を得たりの台詞でした。
剛力が良い演技をするのはこれが最初ではない。「私の嫌いな探偵」での演技と対照的な「あすなろ三三七拍子」での演技を見れば、彼女が今までの演技経験を確実に生かしていることが分かる。
「騎士?鎧を着た・・・ああ、棋士?そっちか」は「嫌探」を、「あなたは、天才ではない」には「あすなろ」の演技を彷彿させる。
第一話で、団二郎に勝手に作った夏野菜の炊き出しを出すシークエンス、襖をバーンとあけ放つポーズで、剛力が体全体で表現することができる役者だということが分かる。食べるように催促して顔を近づけニッコリと笑う表情、その後の古賀に呼び出されて不審に思う表情、いきなり官邸料理人を押し付けられて憤る表情、築地の食堂で名物を食べながら満面の笑みを浮かべるところなど、剛力の表情の絶妙な使い分けは今の若手女優の中でピカイチです。
いわゆる、変顔や、最近流行りの「顔芸」ではない表情の豊富さは特筆すべきものだと思います。決して、周囲に助けられているわけではない。
最後のダンスは、色々な思惑や対立構造があって実は結構緊張するこのドラマにおいて、出演者が笑顔で踊っていることで、ゲームのノーサイドを感じさせ、ほっとした気分にさせてくれます。
・オープニングは調理場面の小気味良いカット割りが心地良い。
・照明は順光、斜光、逆光と豊かである。
・衣装は色やテイストによって、役柄の性格を端的に表している。
・音楽はドラマを引き立てながらも、決して出過ぎないところが良い。
・美術は室内に飾られた花や陶器や絵画など、センスがある。
特に会食する部屋の照明器具のデザインは素晴らしい。
・撮影はシンメトリックな構図のフルショットと、
アシンメトリーなアップショットの緊張感のある対比が良かった。(8話会食シーンなど)
アングルなども凝っていて天井からのショット(3話)
や床からのショット
あるいは、カメラを傾けて撮るダッチアングルも効果的に使われていた。
役者さんたちの緊張感ある表情が画面全体に力を与え
それが、ドラマ全体と見事に呼応しあっている。
・印象に残っているラストシーンは、8話の斬新で印象的な役者さんたちのカメラ目線。
・エンディングは言わずもがな。
第7話は古賀秘書官回でした。料理への造詣の深さは折りに触れて披露されていましたので、やっぱりって感じでした。しかし、これまで何を考えてるか分からない雰囲気を纏っていたが、今回、阿藤総理との馴れ初めや、恩義を深く感じ何処までも献身的に支える姿が露わになり、その人柄に胸が熱くなりました。恐らく、くるみや清沢と遜色ない腕のある料理人であったのでしょうが、それをキッパリ封印して、総理の腹心として奔走している。古賀が清沢でなく、くるみに目を付け買っているのは、阿藤総理にとってより有益で、その意図や志を汲むことが出来る料理人だ、ということに他ならないのだと思う。官邸における料理のあり方に対する考え方を異にする清沢にも、阿藤総理の為なら深々と頭を下げて、くるみへ協力を乞い、自分のことで総理に火の粉が掛からないように身を引こうとする、古賀さんは熱い漢だった。そして、終盤の清沢の、古賀の胆入りで総理の為に設けた官邸グラン・メッゾンを潰す発言に、次回、最終回古賀の去就は?それどころか阿藤総理が総理の座を追われそうな展開らしいので、最高に胸躍るクライマックスに主人公くるみがどんな料理で魅せてくれるのか、期待をいっぱい持たせてくれた第7話、大変満足でした!
はじめはとても期待してみていたが、どんどんつまらなくなっていく。
料理のテクニックよりも、どんな料理を思いつくかに重点が置かれている。
漫画ならば許せるが、ドラマでは非現実な設定は命取り。
こんなに一日中官邸にいて、簡単に会食のアポが取れる総理なんているのかね。安部首相なんて毎日のように外国を飛び回ってるというのに。
それに政治家というのはよほどいい家の育ちでない限り、フランス料理など食べつけていないはず。料理が分かる首相なんてそうはいないよ。
料理の話でもない、料理人の成長物語でもない、政治の話でもない、どれもが中途半端になってきた。
最初は、ブルーレイに保存するつもりだったが、辞めてしまった。残念。
漫画が原作のこのドラマ、原作者は西村ミツルさんで先にドラマ化されてる「信長のシェフ」、「大使閣下の料理人」の原作者でもあります。また、元公邸料理人という経歴の持ち主でもあり、まさに料理と政治を題材に、主人公の作る料理が雇い主である総理の対峙する一筋縄ではいかない賓客たちを如何に懐柔するための切り札となり得るのかをエンターテイメントたっぷりに語ってくれるのは、十八番中の十八番といった感じですね。
「グ・ラ・メ!~総理の料理番~」では、天才的な閃きの主人公くるみのライバルとして、官邸大食堂総料理長・清沢の存在が特徴的ですね。「皇帝」と称される彼の料理は王道?伝統?権威?プライドに満ち溢れている、といった感じ。この二人の料理とそのアプローチのコントラストは大きな見どころですね。そして、総理、さらに秘書官の古賀らの人物像も興味深い。その他の登場人物も色とりどりの食材のように、このドラマの楽しいアクセントには欠かせないように思います。すこぶる贅沢で華やかで楽しい、そして何より食欲を刺激する美味しいドラマを毎週末の深夜に堪能し続けようと思います。
不自然に捻じ込まれたような潮時って言葉に、意味を履き違えさせようとする魂胆が見え見えだった。
視聴者をその勘違いに誘導する為に「総理を辞めさせる料理」ってセリフが出てきたんだろうけど、それをマスコミに向かって使ったのは文脈にそぐわない。
総理が潮時って言葉を口にしたことを知らない相手に、その言葉を吐く必要性が理解できなかった。
最後に辞職で終わる為に使われるってのは予想出来ない無理矢理さだったけど、そもそも何か意味が有りそうな素振りだけで、結局何の真意も無いような人が多すぎるから、これは作者の作話能力不足が原因なのだろう。
終わりも全く纏まってなくて、素人臭い酷いものだった。
つまんないドラマだったな〜
アメリカの大統領首席補佐官へのメッセージ料理が、彼女の思い出の地の食材を使ったピザ
というのはありきたりな発想で正直がっかり。
それよりも伝統を大事にした本格的フレンチを出した清沢が評価されたのも納得でした。
だけど首相と娘と分かった女性記者との会食シーンはよかった。
表面上、首相と記者の公的立場を保ちながらも心情的に親子の情を通わせながら、
素朴な卵焼きを二人で食べる情景になんかじーんとしました。
遂に清沢も総理の料理番に任命されて今後の二人の対決はどうなるのか。
剛力さんもチャーミングだし、高橋さんがクールで素敵なので惹きこまれます。
最後のダンスシーンも楽しいし、私はやっぱり好きなドラマだな。
ゲストにくるみがダメ出しを食らう第5話もドマラチックで面白かったです。くるみにとっての限界?壁にぶち当たる?くるみに、ライバル清沢総料理長の卓越した才能が、客に媚びない料理へのスタンスが勝利する展開は、「思い上がるなよ、一木くるみ」という一石を投じ、更に清沢が官邸料理人に総理から任命されるサプライズまであり、ライバルが強ければ強いほど盛り上がりますし、後半への勢い付けるお話でゾクゾクしました!ライバルの逆襲、立ちはだかる壁、試練、逆境に直面する主人公、これからも目が話せないです!また、総理のプライベートもちょっと見せてくれましたし、古賀書記官や古本屋の店長が夏季休暇中で不在で、いつも当たり前に居る人たちがいない展開も変化があって楽しかったです。来週から更に熱い展開を予感させられ、いやが上にも期待が高まっております。がんばれー、くるみ‼くるみがどう立ち向かっていくのか楽しみです!
剛力ちゃんも悪くない。高橋さんは美しい。ラストのダンスも躍動感があって素敵。だけど肝心のストーリーと料理が…イマイチ。それっぽくは見せているが、しっくり来ない、心に響かない。仏は作っても、魂が入り切ってないのかな…って思う。何故、こんなに評価が高いのか?正直、自分には分からない。
設定に無理が有り、かつ、話に説得力がないので、
違和感だらけで楽しめません。
料理の意味付けが強引でこじつけ感が強く心地悪い。もう脱落します。
設定が妙でも臨場感のある、「侠飯」の方がよっぽど面白い。
良く出来てると思います。
この小泉進次郎さんにちょっと似てる棋士が予告から気になってました
。和田聰宏さんって役者さん、失礼ながら知りませんでしたのでビジュアル含めてしっかり見ました。
あのロリータファッションの総理の娘の言動もこれから面白くなりそう
・・・。
毎回、最後のケツメイシの歌と踊りが大好きです。
高橋一生は今回もいい仕事してる。
ただ主人公を認めていくだけじゃ面白くないので清沢のプライドズタズタで皇帝の微笑みが崩壊する姿が見たい。
剛力さんが過去、ごり押しされた事を根に持つ人って多いんですね。
いやはや大変だ。
私が事務所の社長だとしたら、私でもついついゴリ押ししたくなると思う。彼女、すごく素直で落ち着いた人ですよね。誰にでも好かれるような。
剛力さんと言えば、柳葉・反町・ホンコン・風間俊介・高畑充希の「あすなろ応援団」での演技が最高で、脇の方が良いと思っていました。
今回は、滝藤・小日向・高橋一生の超ベテラン個性派に囲まれ、結構いいですね。特に朝ドラの亀介こと三宅さんが助手役でいる事が非常に良い結果を見せていましたね。
しっかり、みましたよ。
とりあえず初回は見てみようと思って見たら意外に面白かった。
料理が美味しそうだし話もテンポが良くて楽しめた。
曲者感がハンパない滝藤さんが最高。
そして「重版出来」に続き絶妙な存在感の小日向さんも良い。
剛力さんは応援団や渡部さんと出てた刑事役もそうだけどニコニコ笑ってるような役より、こういうクゼのある役の方が合いますね。
今回は苦手に感じず良かったです。
来週から高橋一生さんも出てくるようで、こちらも期待できそう。
予想外に面白かったです。
やっぱり職業物は好きだなぁ。
・映像の色彩設計がシックなトーンにまとめられていて、
格調を持たせているところが好感が持てる。
・照明は陰影に富みドラマを盛り立てている。
・演出は役者さんの自然な演技を引き出している
・剛力さんは頭部の骨格の比率が美しく、
どのアングルでカメラに映っても顔の輪郭に無駄がなく
画になる
・このドラマは緊張感のある展開で観ていて飽きない
そして、エンディングは役者陣が笑顔でダンスを踊っていて
解放感があり
緊張と緩和の良い対比になっている。
面白かった。 剛力彩芽さん、とてもよかったです。 古本屋さんの俳優さん、最近 よく見ますが、出てくると なんだかワクワクしてしまいます。 小日向さんも素敵でした。 来週は総料理長も帰ってきて、どうなるのか、、、楽しみです!
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