FODで配信中の「あなたを殺す旅」、毎週金曜20時の更新で現在4話。
全6話のようなので、あと2話なんだけど、先週あたりからすっかりハマっている。
任侠の世界の話のせいか、今までTVで見ていたBLものと全然雰囲気が違う。
以下、ネタバレ込みの感想になります。
和田雅成さんが演じてる片岡が本当に魅力的。
片岡は、ゲイというより、男もイケるという感じで、女性を誘ったりもしていて、女性との関係を持ってきた男。
多分、最初は遊びのつもりだった小田島に、話の流れで「結婚するぞ」と言うんだけど、小田島への説明としては、自分が小田島の "初めての相手" だったことを知ったことで、「男だから、責任は取らねえとな」だったりする。
対する小田島も、ゲイというより、自身の出生の問題(←ドラマで見て下さい)からか「誰も愛したりしません」と言っており、自分のことを "家族" と言ってくれた親友が崇拝していたのが片岡だったから、片岡に興味を持ったという経緯のような気がする。
で、片岡にすっかりハマってしまった自分は、片岡が小田島のことを「本妻」と言う、その呼び方にハマってしまって。
「本妻」という言葉は、本妻以外がいるということを暗に含む言葉なんだけど、片岡が「本妻は大事にしねぇとな」とか言ってるのを聞くと、「本妻」悪くないじゃないか、他の相手は大目に見よう的な気分になってしまう💦
(いや…別に片岡に、他に特定の相手がいるような描写はないんだけど)
多分、片岡は組長の愛人の息子(隠し子?)で、でも、どういう経緯かは分からないけど、組長の本妻の息子の桐井(演・遊屋慎太郎)と一緒に育っていて、組長は片岡のことを本妻(演・小沢真珠)の息子である桐井より可愛がり(←桐井の弁)、本妻も片岡のことを本妻としての太っ腹で認めてたような雰囲気がある。
(因みに、妬みや嫉妬・自己肯定感の低さから片岡を殺そうとする桐井を演じてる遊屋慎太郎さんの表情、憂いがかっていて、まるで子供のような心もとなさがあって、ホントにいい。映画や舞台の仕事が多いようだけど、今期の「絶対零度」のレギュラーになってるよう。遊屋さんが出てるなら見てみようかなと思ってる今。)
で、このドラマにハマり、お互いを「兄さん」「姐さん」「親父」と呼び合う、まるで大家族のような?組員達の独特な関係性をずっと見ていると、片岡が言う「本妻は大事にしねぇとな」が、妙に魅力的な "殺し文句" に聞こえてくるから本当に不思議。
(あぶない、あぶない💦…あ、でも「あなたを殺す旅」の「殺す」って、もしかしてそういう意味も含むダブルミーニング?←きっと違うとは思うけど)
まだ配信されてないけど、FODで無料配信されてる完成披露試写会の中で一部流れた5話の小田島とのシーンでは、「本妻は大事にしねぇとな」の「本妻」以上の殺し文句がある。(書いてしまうのが勿体なくて、今はその殺し文句が書けない)
その「本妻」以上の殺し文句のシーンを早く本編で見たくて、5話をずっと楽しみにしている。
「あなたを殺す旅」の片岡にハマって以降、何かすっかり任侠ものの世界観に染まってしまった。
まさかこんなにハマるとは。
この任侠BLドラマと、他のBLドラマ、続けて直ぐに見る気になれないほど、世界観が違う。
原作者が、BLと任侠は相性がいいと言ってるけど、このドラマを見てると何だか納得してしまう。
任侠のBLって、まるで戦国時代の衆道のような雰囲気を感じる。
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