3.50
5 2件
4 0件
3 1件
2 0件
1 1件
合計 4
読み ささまくら
放送局 NHKBS
クール 2026年7月期
期間 2026-08-08 ~ 2026-08-08
時間帯 土曜日 21:00
戦時中、徴兵忌避という危険な旅を経験した主人公がたどった
戦後の道程とは・・・
丸谷才一の名作ドラマ化に挑むオールスターキャストの演技に注目を!https://www.nhk.jp/g/blog/csnj3duw1y/
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名前無し

笹まくらというタイトルから、万葉の時代に藤原一族の謀略により、若くして死罪に追い詰められた悲劇の人、有間皇子を連想していた。

家にあればけに盛るいひも草枕旅にしあらば椎の葉に盛る

ドラマを観てたら、題材になった笹まくらの歌は、新古今和歌集の編者である藤原俊成の養女の歌とのことで、新古今集は後鳥羽院の勅命で編纂したものだから、それで隠岐の島の笹原が主人公とアキコが恋に落ちた舞台なのかと思いつつ、私的には有間皇子のイメージを青木柚さん森山未來さんに重ね合わせて、感情を揺さぶられながら視聴した。

主人公の友人が、国家の目的は戦争しかない、戦争は最大の浪費であり、資本家は利潤のための浪費を願う。国家はつまるところ、資本家のためにあるのだから、戦争は起こるべくして起こると言う。
それに対して主人公は、国家とは本来無目的なものだ。そのままでは継続できないから、外部に緊張を求めて戦争を意図的にするんだと言う。
もう一人の友人は、徴兵され、戦死ではなく、古参兵のいじめによって自死する。
いずれにせよ、そんな無目的のために人を殺したくないし、自分も殺されるわけにはいかない、ということで主人公は逃走。
逃げ遂げた主人公は、脱走した罪が敗戦によりチャラになった。だが、時勢は変わる。憲法で平和主義を謳っても、世界の対立構造はあっという間に浮き彫りになっていき、その風潮が世の中を支配する。日本も、高度成長やベトナム戦争などを経て、右傾化が進み、脱走者である主人公への目が厳しいものとなっていった。
誰も殺さずにすんだ、国家からの自由を勝ち取れたと思った主人公は、陰険な周囲の目を感じながら、針の筵の上にいるような怯えた日々を送るはめになっている。
そんな時に、妻の強烈な浪費癖を知る。何でもかんでも気前よく人にあげてしまう妻。左遷の憂き目に遭った主人公は、激しく妻を叱責する。
車の中で泣き続ける妻。だが、いつしか静かになり、振り向くと、赤ちゃんのようにスヤスヤと寝息をたてて眠っている。

主人公は、きっと思ったに違いない。
自分は、小難しい理屈を並べ、無目的なものから逃げて自由になろうとした。でも、ややこしいしがらみから何一つ自由になっていない。それに対して、妻は自由だ。そしておそらく、幸せを感じて、自分らしく生きている。
思えば、隠岐の島で、アキコと笹の葉の上で戯れていたときが、自分の唯一、自由で幸せの時だったのではないか。そして、この妻とも、幸せを感じながら生きていけるのではないか。

そんなハッピーエンドを、私は主人公にプレゼントしたい。
是非、そうであってほしい。

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名前無し

戦中逃亡編と戦後編、2回に分けて丁寧に描いて欲しかった。

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名前無し

良質なドラマ。 徴兵忌避者が戦中・戦後にどう生きたのか。
非常に興味深い内容でした。

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