2.33
5 305件
4 52件
3 61件
2 81件
1 684件
合計 1183
読み どうするいえやす
放送局 NHK総合
クール 2023年1月期
期間 2023-01-08 ~ 2023-12-17
時間帯 日曜日 20:00
出演
国を失い、父を亡くし、母と離れ、心に傷を抱えた孤独な少年・竹千代は、今川家の人質として、ひっそりと生涯を終えると思っていた。しかし──。 三河武士の熱意に動かされ、弱小国の主あるじとして生きる運命を受け入れ、織田信長、武田信玄という化け物が割拠する...全て表示
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名前無し

感動の最終話でした。壮絶な大阪の夏の陣が終わったのち、家康の最期までじっくり描いた。本多正信が家康を看取った後、戦なき世をなしこの世の何もかも手に入れたが本当は何が欲しかったのか、ずっと求めていたものは、と言ったがその意味が後で分かる、忌野際に現れた幻の瀬名と信康から戦なき世を生涯に渡って成し遂げた功績を讃え、この先三代将軍になる幼き竹千代が描いた兎の絵を見せて、世間では狡猾な狸と言われているが存外殿の本性を見抜いているのかと慰めた瀬名の優しさが沁みました。

回想の岡崎城での家康の嫡男信康と信長の娘五徳との祝言当日の鯉騒動が描かれた。信長から送られた鯉を無断で食べた家臣を叱り首を打ち取る寸前で止めて家臣の命を尊重した家康の慈愛に感銘した三河家臣団一人一人の感謝が暖かかった。ここまで生きてこられたのは家臣団のおかげで幸せだったと感涙の涙を流しながら永遠の眠りにつく家康に感動しました。

最後の回想でみんなで信康と五徳の祝言を海老すくいのどんちゃん騒ぎで祝う楽しい光景を縁側で見た家康と瀬名は、このような良き日の世が来るのを願う二人に感銘しました。正信が言った家康は本当は何が欲しかったか、ずっと求めていたものはなにかは岡崎時代の皆が一番幸せだった穏やかな平和だったと思いました。東方に家康が開いた江戸幕府後の東京が見えたが、現代の平和な日本に生きる我々へのメッセージだと思いました。

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名前無し

終盤の盛り上がりをうけての最終回は怒涛の展開で引き込まれた。大阪城落城のとき茶々が最期に残した言葉、これからつまらない世の中になる云々はこれから260年も続く太平の徳川幕府を思わせ、今の平和のぬるま湯につかった日本を彷彿させた深いセリフでした。家康に茶々と秀頼の助命嘆願を断られた千姫が泣きながら家康に訴える姿を見てつらくなり、秀忠が将軍として最後は背負わせてくれと名乗り出て茶々と秀頼に死の命を下す場面に父家康と息子秀忠の世代交代を表した演出で感慨深かった。老けメイクがリアルだった小栗旬さんが演じた天界が当時の有識者たちを集めての家康の生涯をまとめる場面が印象に残りました。良くも悪くもこうして歴史の記録が作られていくのかと感心しました。そして家康の最期に圧倒されました。忌野際の家康の前に現れた幻の瀬名と息子信康から労をねぎらわれ、回想で三河家臣団の一人一人に感謝されながら永遠の眠りにつく家康に感動しました。

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名前無し

評価低いんだなぁ。
歴史に詳しい人達には不評なのか。
この時代の大河は、私は真田丸が面白かったけど、竹内結子の妖艶な茶々と半ボケしてた小日向秀吉が印象深い。で、秀頼誰だったっけ?って調べたら中川大志だった!お千は今をときめく永野芽郁ちゃん。秀頼は今演ってる作間君もだけど長身の俳優さんなんだね。(かなりの巨漢でもあったらしいけど。) 今作もわかりやすさは抜群だったし、松潤もなかなか良い味出してると思うのだけど…史実を大きく捻じ曲げてる部分があるのかな。麒麟がくるはどうだったの?あれより良いのでは?

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名前無し

伝統の味しか受け付けない方には新味が過ぎたのかもしれない大河だが、歴史ものは「過去のことでしょ今更どうでもいいわ」としか思えなかった今までのドラマと違ってリアルに感じられて私には面白い。
衣装や調度や言葉は昔のものだが、描かれるのは今に通じる人の心。
そうでなきゃ見ませんて。
嫁いでそこにいたばかりに「徳川滅べ」と言わざるを得ない千姫はいやおうなしに国家間の戦争に巻き込まれたすべての人類の思いに通じるだろう。

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いいね!投票数 11 票
名前無し

年末の総集編も見応えがありました。忘れかけていた名場面の数々を思い出しました。その中でも石川数正の出奔のエピソードが泣けた。大阪城で秀吉の強大な力を見せつけられ、徳川の為に秀吉の臣下になれと身を捨てて出奔してまで家康や家臣たちを説得した石川数正に共感しました。家康と別れる前に、私はどこまでも殿と一緒でござるは、秀吉の下にいても心の中はいつまでも殿と一緒です、という覚悟だと思いました。数正が残した押し花は家康がかつて愛した亡き瀬名が居た築山に咲いていた同じ花でした、あの悲劇の果てに亡くなった瀬名への哀悼の念があったことが分かり感銘しました。その押し花は天下を諦め瀬名の安寧の願いを秀吉に託せというメッセージだった。石川数正の懐深い優しさが心に沁みました。穏やかに夫婦二人きり仲睦まじく暮らす場面に和みました。家康のことで秀吉に聞かれたらまずいことを言う妻に、しっ、アホたわけ、と言う数正が微笑ましかった。

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名前無し

瀬名と家康の関係とか、史実に沿っているのか分からない部分は多々。けれど、人間家康の一つの物語として最後まで楽しめた。
裏主人公としては、北川景子演じた市と茶々だったか。

最終回は小栗旬演じる天海が面白かった。盛大に頼朝をディスっていたのも笑える。鎌倉殿の13人での主役から転生したかのようで。

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名前無し

複垢のからくりも解明されたし、評価操作が簡単であることがわかった。
わかったってそんなこと真似するわけじゃあないからそういうことする人の木が知れないので評価操作の目的まではわからないが、評価が最終的にどうなろうと面白いものは面白く新鮮で今年この大河見られてよかった。
いうならば、昔山田太一氏の大河「獅子の時代」の新しい時代の描き方に惹かれた気持ちと同じ。

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いいね!投票数 10 票
名前無し

今作の大河は数々の名のある武将が出て来たが、その一人織田信長も存在感があった。権力をもったが孤独感があり誰にも心を許せなかったが、家康だけは自分に正直に立ち向かって来る心意気を気に入っていたと思う、別にBLやLGBTなどはない、心の奥の男同士の本能が共感していたと思う。もし本能寺で討たれるのなら家康に討たれて天下を任せるのが本望だと思っていたと思う。それが光秀だったことにがっかりして光秀を罵る厳しい表情の信長が凄かった。家康に次の天下を託すように背中を見せて炎の中に消えて行く信長が切なくもあり凛々しかった。ご存じものを期待した人にはガッカリしたかもしれませんが、長年大河を見て来て恒例の敦盛は、ありきたりで飽きて来たので、今作のような信長の去り方は斬新で良かった。記憶に残る信長を演じた岡田准一さんの迫真の演技が盛り上げました。

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名前無し

同時・見逃し配信サービス「NHKプラス」は「どうする家康」が大河歴代最高視聴数を獲得したそうで、若い人達に人気があったのかも。
今までとはまた違った面白さがあった大河だったと思う。

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名前無し

ぎょろめの何考えているかわかんないおじさんという印象しかなかった家康という人を松潤を通して知ることができた。
大河になるたびに「またか」でしかなかった戦国時代をフレッシュなサラダみたいに味わわせてくれた「どうする家康」。
かぶりつきで見ていた家人と一年間楽しみました。
またこういうの見たいな。

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名前無し

どうする家康最大の見せ場、関ヶ原の戦いは小早川陣営への問鉄砲はなかっただろうという新説を採用するなど今までの関ヶ原の戦いにはないものを見せて新鮮でした。家康軍の勝利に終えた後、家康と対面した三成が、三成を演じた中村七之助さんの素晴らしい演技を含めて圧巻だった。勝者である家康に向かって、堂々と、私にも戦乱を収める心があった、一度火が付いたら恐ろしい火種が誰の心にもある、自分にないと思われるのか、うのぼれるな、戦乱を勝ち抜いたあなたこそ戦乱を求めるもの、戦(いくさ)なき世はなせぬ、まやかしの夢を語るな、と訴えて最後まで己の信念を貫いた三成に感銘しました。また、今も世界のどこかで争いを起こしている愚かな指導者たちを戒めているようで感慨深かった。

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いいね!投票数 9 票
名前無し

自分は地元の歴史上の人物以外は戦国武将に贔屓や思い入れがないせいか今作の戦国武将たちはどんな描き方をしても受け入れることができて楽しめました。秀吉も今までにない描き方で斬新でした。賢さの中に怖さや愚かな面があり引き込まれました。ムロツヨシさんの怪演が印象に残る秀吉になりました。

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名前無し

ドラマの最後まで瀬名や信康や三河家臣団や海老すくいを貫いてあっ晴れでした。異論はあるかもしれないが、史実は史実として、この大河の世界線の伏線回収の脚本が見事でした。家康が天下を取る糧は愛する瀬名と慈しむ嫡男信康と三河家臣団の信頼と元気がもらえる海老すくいでした。天下の為に狡猾な狸の汚名を着て最期は寂しさを感じていた家康が、あの世から来た瀬名や信康に労い励まされ、岡崎時代を思い出して信康と五徳の祝言の時の三河家臣団からの感謝と元気がもらえた海老すくいのおかげでこれまで生きてこられて幸せだったと感涙の涙を流し永遠の眠りにつく家康に感動しました。十代から七十代まで役作りで太り老けメイクに挑戦して貫録をつけて演じた松本潤さんの渾身の演技に魅了されました。

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名前無し

終盤盛り上げた脇役のひとり秀頼が良かった。二条城での家康と秀頼の会見では先に家康を座らせてさりげなく引き下がり家康の思惑を逸らした賢さを見せつけた。そして大阪の陣では家臣や浪人たちの前で堂々と鼓舞する秀頼が頼もしかった。母への思いやりや妻千姫への優しさが良かった。大阪城落城のさ中、別れを惜しみ秀頼の手を掴む千姫の手を静かに離し別れる秀頼が切なかった。そして母に思いを告げて潔く自害して果てた秀頼に感銘しました。秀頼を演じた若手俳優の作間龍斗さんは時代劇も大河も初めてだそうですが、これほど心に残る演技ができたのは素晴らしいです。今後の大河の出演を期待したい。

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名前無し

今作の大河を脇で彩ったのはお市と茶々二役を演じた北川景子さんと言っても過言ではないと思いました。それぞれ異なった演技が改めて見られる年末の総集編を見るのが楽しみです。後半の秀吉の側室として秀頼の母として凛とした茶々の佇まいは立派でした。最終話の見せ場大阪夏の陣で大阪城落城で燃え盛る城内で、秀頼はじめ家臣たちの自害を見届けた後、炎の中を彷徨いこれからの太平の日ノ本の世を激しく愁い、戦い切った満足の表情の後覚悟を決めて自害して果てた茶々の誇り高き最期が見事でした。茶々を演じた北川景子さんの渾身の演技に魅了されました。

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名前無し

何か、ただ軽いとか、チャラい、作りが幼稚臭いということだけではなく、歴史そのものへの敬意が感じられないところが、毎回イラっとさせられたり、腹立たしく感じたりした大元の原因だったのだな、とふり返れば思う。

歴史は脚本家のおもちゃではない。当時のことなんて誰も知らないんだから、ということを言い訳にして、歴史を深く勉強もしないで得手勝手に自分の好きな物語に作り変える、それも、出来が良ければまだしも、これだけクオリティの低いものにしてしまったら、方々から批判を浴びるのは当然だ。

「脚色」というのは、どんな歴史物でもやっている手法であり、それ自体は決して非難されることではないけれど、大前提、根本である「当時の人々が紡いでいた歴史とはどのようなものであったか」を熟知した人間が、初めて手を出せるもの。
今回は、それを大きく見誤った作品だった。

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名前無し

最終話の紀行で日光を訪れた松本潤さんは顔も体もふっくらしている感じがしました、ネットなどで知りましたが晩年の家康を演じるために太ったそうです。だからふけメイクもあるが貫録が出て来たのもその成果と納得しました。陰で役作りの努力があればこそ晩年の家康の貫禄を出せたと思いました。松本潤さんのアイドルの枠を超えた役者魂に感銘しました。

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名前無し

北川景子さんが扮する茶々の演技が絶品だった。特に終盤家康からの手紙を読んでいるさい表情の変化が素晴らしかった。赤子の茶々を抱いた思い出が書いてあった文で家康に裏切られて憎んでいた茶々は何を今更小癪なことを書いてと怒りの表情をしていたが、次の文で表情が変わる。秀頼はどんなことをしても生かせ、あなたの母(お市)がそうしたようにと書かれたことで茶々は母親の切ない表情になった。そして秀頼の成長の記録の柱の傷を優しく撫ぜて秀頼の本心に任せることにした。しかし秀頼が家康を倒す覚悟を決めた後、優しい表情から一変して厳しい顔になり家康からの手紙を団炉で燃やし、家康と刺し違える覚悟で戦いに望む狂気の表情を見せる茶々を演じる北川景子さんの迫真の演技に圧倒された。

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名前無し

最終話を前になんとも切なかった。乱世を二人で終わらそうと願う家康からの手紙を茶々は読み、憧れの君の家康の気持ちをくみ一度は折れたように見えたが、秀頼が覚悟を決めて徳川を倒すと皆の前で決起したとき、気持ちが変わり秀頼と共に戦うことを決めた茶々が切なかった。個人的には千姫に肩入れをして感情移入した。徳川と豊臣の間で揺れていたが、大阪冬の陣で徳川勢から大砲を城に撃ちこまれたさい身を投げ出し命を助けてくれた茶々に情が移り、大砲を撃ちこんだ非道な祖父の家康を恨み、遂に豊臣の嫁としてはっきり覚悟を決めた。家康からの贈り物を拒否して実母江と決別して茶々の傍に座った千姫を見た後に夫秀忠の膝元で泣き崩れた江が切なくて涙が流れた。

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名前無し

本ドラマの肯定派の方たちは、批判意見に対して歴史通りに描いていないドラマについていけない古い考えと思っているようですね。
私も本ドラマには否定的です。でも史実(今までの歴史的解釈)に沿っていないことで否定ではないのです。

男女逆転の「大奥」のドラマを面白く見ています。大奥のほうがよっぽど奇想天外、史実とかけ離れています。
でも史実のターニングポイントとなる場面はその本質を訴えてくれてます。
だからリアリティを感じてしまいます。そのリアリティは高い演技力と脚本力に支えられてということは素人でもわかります。

本ドラマでは主役がよく涙を流しますが、戦国時代、幼い頃より多くの悲劇と沢山の身内の死に様を見続けた人の涙ではないですね。
涙の枯れた武将の滲み出る悲しみと声なき慟哭の演技が見たいです。
あの涙をみるたび私の脳内場面は現代の恋愛ドラマに飛んでしまい、気持ちが醒めてしまいます。

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名前無し

いよいよ戦国時代の総決算大坂の陣が始まり盛り上がりました。真田丸を構えた真田勢に阻まれた徳川勢は苦渋の策として天守閣に向けた大砲の攻撃が凄まじく、さしずめ今に例えればミサイルか核兵器を連想して驚愕しました。父家康の非道にこんなの戦(いくさ)ではないと逆らった秀忠にこれが戦(いくさ)だ人間の醜い所業だと諭し、戦いのない世にするために徳川が汚名を着る覚悟で臨む家康に感銘しました。一方天下を譲れない豊臣勢は果敢に徳川に挑み圧巻でした。大阪の陣は徳川と豊臣の是非を超えた壮絶な戦いに圧倒されました。

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名前無し

主役、脚本が未熟だと思う。

大河の主役は演劇学校あるいは劇団で演技を学び、かつ場数を踏んだ俳優さんが演じるべき。松潤がコンサートで何万人の観客を動員したとしても、松潤個人では歌手、ダンサーとして通用しない。まして演劇に関しては学芸会程度の能力しか持っていない。そんな主役だから、ベテラン俳優さんが家族や家臣を演じても家康の苦悩、成長が視聴者の心に伝わらない。主役と距離をおいている役柄の人たち、つまり本多正信、服部半蔵、空誓を演じている俳優さんたちは演技が上手く、キャラがキチンと立っていて、なるほどと心に響く。

脚本の最大の欠点は時系列でストーリーが進んでいないこと。いきなり今川義元が出てきて訓示を家康に話すが、すでに義元は死んでいる。やたらに回想シーン、過去の出来事を挿入しないことが脚本、小説の鉄板。加えて主役家康は妻の尻にしかれ、マイホームパパぶりを発揮し、家臣の名前は覚えてないし、手ごわい一向宗に無策で挑んでいくアホ領主の見本みたいに描かれている。そんな家康はドラマの主人公にふさわしくない。
家康が生まれた時から時系列で進めていき、なぜ家康の父、祖父が家臣に殺されたのか、なぜ於大が離縁され松永に再嫁したのか、そのころの親族の人間関係、他国との緊張関係を描き、織田、今川に人質に出された経緯なども丁寧に描くべきである。さらに一向宗のような団体が発生し、勢力をもつようになった理由も古参の家臣、あるいは大樹寺の住職に話させるシーンが必要だ。バーンと騒いで「どうする、どうする」と叫んで、またバーンと騒いでいる家康が、後の東照大権現(神)になるイメージが湧いてこない。

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いいね!投票数 8 票
名前無し

泣き虫鼻水垂れの心優しい家康が家臣団に支えられながら数々の戦いや試練により、だんだん成長して貫禄がつき家臣団をまとめる狸オヤジに変貌してやがて天下を収める家康の人生を堪能しました。安寧の世の継続を次の世代に託し最期の時を迎え、あの世から迎えに来た瀬名や信康に褒められ、回想より岡崎時代の家臣団からの感謝に感涙の涙を流し永眠する表情は、本来の泣き虫鼻水垂れの心優しい家康に還ったみたいで胸熱く感動しました。脇役の俳優陣が素晴らしかったし、年間通して家康の成長と人生を演じきった松本潤さんの渾身の演技が秀逸でした。

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名前無し

鎌倉殿の最期は妻に毒を盛られて姉に見捨てられてつらいラストだったが、
どうする家康の最期は家臣に慕われながらのほっこりして
心温まるラストが良かった。内容も良薬を甘い蜜で飲ませるように
見やすく見せながらも実は今に通じる平和や人間愛など
深いテーマが秘められた大河ドラマであった。

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名前無し

総集編を見返して数々の名場面に改めて感動しました。その一つ三方ヶ原の戦いで家康の身代わりになり討ち死にした夏目広次(吉信)の忠義に感動しました。家康の静止を振り切り家康の影武者になり武田勢に向かうとき、家康が子供のころお世話した自分を改名前の吉信ごと思い出してくれた家康に感謝の涙を流して、殿はきっと大丈夫、と励ました夏目に感動しました。今の広次の名前を何度も間違えたのは夏目に対しての子供の頃の記憶が混濁したせいだった伏線回収に感心した。その後武田勢に囲まれて討ち死にして壮絶な最期を遂げた夏目に心打たれました。三河一向一揆のときの裏切りを寛大な心で許してくれた恩返しで家康に忠義を貫いた夏目に共感して泣けました。また夏目広次を演じた甲本雅裕さんの熱演が見事でした。

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名前無し

最終話まで家康を支えた家臣のひとり本多正信 が良かった。知略に優れた正信がいいところで妙案を出して家康を助ける。息子正純に悪知恵ばかりの父だと罵られれば、お褒めくださり有難う御座いますと返したしたたかさに笑った。演じた松山ケンイチさんの怪演に和まされた。一度裏切り家康の恩情で許されたばこそ恩義を感じて最期まで看取り、天下をなしこの世の全てを手に入れたが、本当は何が欲しかったのか、ずっと求めていたものは、と家康を憐れみ冥福を祈るように合掌する正信の優しさが心に沁みた。

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名前無し

最後にわざわざまた瀬名を出して(しつこい!)、家康のことを「たぬき親父でも神でもなく、普通の人」と言わせたのも、あまりにも幼稚で笑った。
普通の人が天下を取れるか(笑)
神ではないが、有象無象の民衆にない非凡の才と野望あった。だからこそ、天下が取れたのに決まってるだろ。その才を称して「たぬきオヤジ」と呼ぶのだよ。これは、単なる腹で何を考えているかわからない食わせ者、策士という蔑称ではない。彼の才に対する一種の尊称でもある。どうして気づかないのかねえ。
豊臣攻めのあの執拗さを見ても、大きく構えてこまめに執拗に攻める。それが彼のストラテジーだとわかる。
この脚本家は、現代劇を表層的に軽快に展開させることには長けているかもしれないが、人間観察力や物事への深い洞察や思想のない人、という感じが、最初から最後まで、ヒシヒシと伝わった。

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名前無し

戦乱に翻弄される女性たちも描いた。その一人徳川家と豊臣家に挟まれて複雑な思いをする千姫の数奇な運命が感慨深かった。大坂冬の陣で徳川からの大砲で危ないめに遭ったとき茶々に命を助けられたり大砲を撃ちこんだ祖父家康を憎むなど心境の変化で豊臣の嫁として覚悟を決めた凛とした千姫の表情が印象に残りました。実の母江との決別が切なかったし大阪夏の陣の大阪城落城のとき茶々と秀頼から引き離される千姫が不憫でした。そして家康の前で茶々と秀頼の助命を必死に訴えたにもかかわらず叶えられず家康に向かって鬼じゃ化け物じゃと泣きながら罵る千姫の口惜しさと悲しさが胸に迫り泣けてしまった。千姫を演じた原菜乃華さんの渾身の演技が秀逸でした。いつの日か千姫の大河を見てみたい。

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名前無し

前作『鎌倉殿の13人』の展開と最終回が圧倒的過ぎてどうなるかと思ったけど、ツンデレ忠勝とか食わせ者正信とかイケメン忠世とか家臣団のキャラが皆立っていて面白かった。

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名前無し

伝統的な大河好きより、人間ドラマを好む人々に受け入れられたと記事に書かれていますが、私もそうなのでこの大河が好きなのかも。
完走出来た大河は少ないので感謝です。

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