




![]() |
5 | ![]() ![]() |
33件 |
![]() |
4 | ![]() ![]() |
15件 |
![]() |
3 | ![]() ![]() |
2件 |
![]() |
2 | ![]() ![]() |
4件 |
![]() |
1 | ![]() ![]() |
18件 |
合計 | 72件 |
初代三遊亭圓朝による長編落語で、歌舞伎化もされている傑作怪談「牡丹燈籠」を映像化。20年にもわたる壮大な敵討ちが描かれている愛憎劇を、ワイヤーアクションや特殊メーク、チャンバラも交え、令和元年ならではの視点で表現する。
投票数が同じ場合は新しい順です。
レビューの時間をクリックすると、そのレビューの書き込まれている位置に移動します。
お国がわかったのは、自分たちの悪巧みを孝介が知って、高島兄に言わないでいるのを見たからだろう。忠義が強く、主君の恥を主君に言えなかったというのは、無理がある。他人に言わないのはわかるが、
主人の身の安全のために、主人に言うことは武士道だ。
それを言わなかった。お国はそれで、孝介が自分たちの悪事を実行させ、その後、自分たちを仇として殺せば、家が手に入ると考えていると知ったのだ。
高島兄は最初から孝介の仇討ちは見越していた。
お国に「これで生きがいができた」と言ったのも、孝介に殺されようと思ったからだ。しかし、その仇討ちでは家を継がせることはできない。
そんなときににお国たちの計略を知った。
そこで、源次郎を呼び、酒を飲み、同じ部屋に寝ると言うことまでした。源次郎が自分を殺せば、孝介が仇を討つ。そこで孝介にこの家を継がせることができる。
孝介の仇討ち(仇が違うが)ができ、家も潰さないですむ。
そんな時、孝介が後ろから刺した。
孝介の上記のような仇討ちの実現のためには、自分が源次郎に殺されなければならない。それで、よろけながら源次郎のもとに行った。高島兄が勝てるわけがない。殺されに行ったのだ。
その時に、高島兄は、武道の師としての極意を孝介に伝えた。
高島兄は源次郎と孝介の切り合いで源次郎の優位を想像したのだろう。あのことを話した。全て、高島兄は見通していたのだ。
孝介は2通の手紙を高島兄から預かった。孝介は中を読んだのだろう。そこで、全部見通していた高島兄の心がわかった。
自分の義理父宛ての手紙は、中に入らず、門のところにさして、
高島兄の元に走った。一言、お礼を言いたかったのだろう。
しかし、間に合わなかったので、大泣きした。
あれは演技ではなく、全てを知っていたのですね、ありがたいという気持ちからのものだろう。
高島兄がお国たちの計略に気づいたのは、孝介がお徳と暮らすことを頑なに拒んだことから、孝介の心がわかったのだろう。
孝介は孝介自身で高島兄を殺さなければならない、源次郎に殺させては、自分の仇討ちが成立しない と考えていると高島兄は考えた。そこで、高島兄は、孝介に自分の仇を討たせようという計画を考えたのだろう。
脚本としては実によくできている。
原作があるから、その筋立てを変えたら「牡丹燈籠」とは名乗れない。そのギリギリのところを狙った改作だ。
しかし、ここで見えた新しい筋立ては、もはや「牡丹燈籠」ではない。新牡丹燈籠。令和元年版と頭に書いたのは、そういう意味だったのだと思う。素晴らしい作品だ!!!
幸助悪者説を何人かの方が書いているけど、面白いねえ。
あの笑顔で、ただ一途に主君の仇を討とうとしているのではなく、
最初から仕組まれていた・・・お国が「せいぜい好きなようにいきるがよい」と言ったのも、最初は違和感があったが、悪者のお国には幸助の魂胆が読めていたと考えるべき。だから「すきなように」と言った。あの2羽のとんび。お国と相棒だろうが、何度も幸助とトンビを映すのも、この3人は同じもの同士と暗示しているのかもしれない。
とても良い時代モノを久々に堪能しました、音楽と映像美、配役も全てぴったり、神田さんの語りにゾクゾクしました。また、このような時代物を期待したいです。
面白すぎて1時間があっという間。
孝助と平左衛門の師弟愛を超えた親子のような絆に泣けた。
間違えて平左衛門を斬ってしまったときは、なんてことを!と思いましたが、平左衛門は心のどこかで孝助に斬られることが本望だったのかもしれませんね。
お露を恐ろしく思いながらもそれ以上に愛しく思っていた新三郎も良かった。
お徳ちゃんには幸せになってほしいし、伴蔵夫婦の小物悪党の末路も気になる。
そしてなんといっても尾野真千子のゾクゾクするような悪女っぷり、たまりません。
映像も音楽も恐ろしくも美しい。まさに「Beauty&Fear」ですね。
しかし来週で終わりなんて、残りのエピソードがどう繋がるのか、まとまるのか楽しみですがもったいない気がします。
「スローな武士にしてくれ」の源孝志作×阿部海太郎音楽、そしてオノマチ主演ということで期待していたのですが、期待以上でした。
おどろおどろしい中にも息を呑むような映像美で人間の欲と愛憎を映し出す。
萌音ちゃんも夢見るお姫様が似合っていました。恐ろしい亡霊への変貌も楽しみです。
高島兄さんは濃かったけど武士としての業がにじみ出ててよかったし、柄本佑さんも色気がありました。
孝助がいつ主人が父の仇と知るのかも気になります。
そしてやはり尾野真千子は上手いなあ。
どの役者さんも、とても上手。
ストーリーも音楽も良かった。
ただ、お露さんは童顔で健康的で、幽霊になる感じじゃない。
幽霊達の演出も、全然怖くない。
あからさまなCGも無用。
その辺が残念でした。
孝介が最後のカットでなぜ笑ったのでしょう?
ひょっとして、父の敵もうった。旗本の家を2つも手に入れたと思って笑ったのだろうか?そうなら大どんでん返しだ。
それ以外に笑う理由はないだろう。
そうだとすれば、最高に面白い
脚本も演出も貧しいですね。放送にのせていいの?って心配になるレベル。尾野真千子も柄本佑も才能あるんだから、こんな作品に出ちゃダメです。中身が何もない、哲学も、メッセージも、美学も、本当に何もない駄作。日本に掃いて捨てるほどあるD級ホラー作品がまた一つ増えただけのこと。
録りだめた3話分を視聴しました。
ガチャガチャしていない落ち着いた映像作りがすごく心地よかったです。
役者さんたちも顔ぶれだけだと代わり映えのしないいつもの人たちだなと思うけれど、それぞれが本来の実力を発揮できている一流のプロの役者さんなんだなと、この作品においては素直に思い知らされました。
3話の黒川孝助の殿を想う気持ちに打たれその涙にもらい泣き。本来なら私みたいなひねくれ者はその熱演をこの役者さん頑張ってるなとか斜めから瞬時に思ってしまうのですが、孝助という人物に素直にシンクロして涙が出てました。
お露のひたむきな恋心にも切なくなり涙。
命をかけてその想いに応えた新三郎も最期は漢だったなあ。
このドラマに関しては力技で泣かされるという演出がありませんでした。
それぞれのキャラクターの自然な想いが役者さんたちの巧みな芝居で落ち着いた演出とともに紡がれて、悪役たちも小物も含めてその想いに理解でき胸が苦しくなりました。
久々にちゃんとした日本ドラマを見たような気がします。
牡丹燈篭の最大のポイントは
骸骨女を抱いているところなので
もう少し怖いシーンがほしかった
しかもなぜかドラキュラみたいになってしまっていて
「それドラキュラだろ!違うだろー!」
とツッコミたくなります
やはりNHKの時代モノは、クオリティが高い。
そして、役者さんも上手い。ともかく皆さんそれぞれ、所作が綺麗で色っぽい。
七之助さんは喋らなければ最高。声が高くて、やっぱり女形を端々に想像してしまう。
スポンサーリンク