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パレット国とイーゼル国。
海を隔てた二つの島国の間で緊張が高まり、パレット国の指導者が戦争をすべきか否かを国民投票で決めようとする仮想ゲームに巻き込まれた8人の運命は…。
要するに、100人の一般ゲーム参加者に対し、政府側（開戦派）4人とレジスタンス側（非戦派）4人がそれぞれプレゼンをし、どちらが支持を得られるかを競うというもの。
これって、勝ったチームが広告代理店の内定をもらえるのかな？
にしては物騒な選択肢。恐怖心を煽るか、それとも理性的判断を求めるか。
昨今のSNS型選挙運動で、思わぬ方向へ審判が下るのにヒントを得たようにも見えるが、実際に戦争が起こるわけではないので、どこまで議論が深まるかは謎。
これ、HP上でも投票できる仕組みにしたら面白かったのにな。
面白かった。
政府チームとレジスタンスチームがどう闘うのかも気になるけど、官邸とアジト、其々の部屋の凝り具合を訝しがる台詞があったから、ただの入社試験最終選考ではなかったりして？ 知らないけど。
キャストの中に曽野舜太がいた。
彼は、昨年の深夜ドラマ「神様のサイコロ」で、最終回の前の回で豹変する役を演じてた。
その豹変具合が割と良くて印象に残ってるからか、曽野舜太がスパイのような気がして仕方がない。
松本怜生は、「シンデレラクロゼット」で綺麗な女装男子・光のイメージを完全に払拭しようとしてるように感じる。
このドラマの役もそうだけど、SNS等で発信してる自己イメージ、中性的な雰囲気を感じさせないようにしてる感もある。
ストーリーは、自分自身が戦争は絶対反対の立場だからか、どう考えても政府チームが初めから不利のように思うけれど、そうはならないような拮抗した状態を描くのだろうと今後に期待。
にしても、ゲーム自体は２時間半。２時間半という短い時間を何話もかけてどう見せていくのかが気になる。
それか、もしかしたら、ゲーム＝最終選考というだけのストーリーではないのかも？
原作は舞台化もされてる人気作らしいので、最終回までネタバレを知らずにいられるかが心配。
話が面白くても、あまり作品を検索しないようにしておこう。
このドラマ、題材も面白いけど、テンポが良くて引き込まれる。
ドラマというよりゲームの説明番組
しかも説明されてもわからなかった
初回なかなか面白かったと思う。
両チームのスパイは誰なのか、どういう戦略を立てていくのか、国民は政府チームとレジスタンスチームどちらを選ぶのか、楽しみ。
単なる採用試験ではないような気がする。
緊迫感とスピード感のある２話だった。…けど、それは演出の見せ方が上手いからで、台詞回しが全体的に早い為、滑舌イマイチの人が時々いる為にちょっとハラハラしてしまう。
ドラマの構成が、政府チームとレジスタンスチームのその時々の様子ややり取りを交互に見せていく形で、画面に映るチームが変わる度に時間軸が巻き戻るので、一瞬、今はいつ？と混乱することがあるけど、それさえ気にならなければ話に入り込める。
ドラマを見ていて、ネット上の仮想国家の世論をどう動かすかという話ということもあり、割と投稿者がそんなに多くは無さそうな、例えばこのサイトの各スレッドの評価や感想の流れとダブって見える。
この話を書いた原作者の思惑も、もしかしたらそういうところにあるのかもしれない。
台詞を聞いてると、このサイトのあちこちに投稿されてきた様々な言葉とよく重なる。
ネット社会への警鐘が、実はテーマなのかも。
深夜だから何か衝撃的な展開があるのかと思ったけど、
こういう感じのお話なのかな？
基本、シミュレーションゲームにすぎない（実際に弾が飛んだり、人が負傷するわけではない）ので、言っていることは物騒でも、どこかのんびりしている。
中間発表の結果を聞いても、サッカーの試合のハーフタイムのような感想しか出てこない。
ただ、スパイが動き出す（手の内を知らせたり、作戦を誘導したり？）のはこれからだと思うし、プレイヤーに内緒で政府側やレジスタンス側の論者を100人の国民の中に仕込んでいる（プレゼンに呼応する）可能性だってありそう。
ゲーム内の係争地が、某S諸島風なのもなんかいやらしい。
政府チームの後藤(松本怜生)はメディアに言葉を切り抜かれて叩かれ、外務大臣を失職した父の息子だった。
後藤は、メディアへの復讐の為に大手広告代理店の採用試験を受けたようだけど、採用側が政府チームとレジスタンスチームで世論の誘導を競うプロパガンダゲームを最終試験にしたのは、後藤の経歴が理由かもしれない。家族構成は履歴書で分かってるだろうし。
レジスタンスチームにいる政府チーム側のスパイ、あのメガネくんみたいな気がするけど、後藤とトイレで会った今井の言葉を聞いていて、もし今井がスパイだったら？とふと考えてしまった。
まぁ、チームのリーダーが敵チームのスパイだったとしたら、話は面白くなるけど、敵チームを勝利に導かなくてはなるから、ゲームとして成立しなくなる訳で、違うだろうとは思ったけど。
後藤の経歴が明らかにされたことで、では今井は？とも考えた。
性格的に対照的な２人。今井の経歴もこれから出てくる？
政府チームのスパイは誰なんだろう。
やっぱり、広報官の曽野舜太のような気がして仕方ないんだけど。
前回、少し話が淡々とし過ぎて失速した感もあったけど、後藤の経歴が明らかにされて面白くなってきた。
政府チームの担当者の表情が、何気に自分の興味をそそってる。
ゲームの勝ち負けではなく、チームの中でどういう言動を取るかを見てるんだろうな。
穏やかな表情や笑顔は、試験担当者にうってつけ。
笑顔を絶やさない人ほど、実はシビアに判断する人だったりする。
にっこり笑ってシビアに判断。
会社の将来を考えたら、人事に向いてるのはそういう人のような気がする。
やっぱりか！…というのが５話の感想。
これ以上書くと、まだ見てない人に申し訳ないのでやめておく。
けど、何だかテッパンになってきたような…
設定にもゲームにも演技にも魅力を感じない。
同じ就活の心理戦的なテーマなら、2時間で「六人の嘘つきな大学生」を観るほうがいい。
プロパガンダゲーム、まだ途中だけど、描いてるのは情報操作なんじゃないかという気がしてる。
どういう素材をどう使って人々にどう思わせるか、何をどういう風に発信すれば人々を目的の方向に誘導出来るか。
今の社会は情報社会。巷には色んな情報が溢れてるけど、その情報にむやみに踊らされないように、多方面から色々なことを自分で考えろよ、みたいなこと。
この話は就職試験の最終選考という形をとっているけど、台詞を聞いてると、そうとしか思えない。
目的の方向に誘導する為に、何をどう伝えるのが効果的か。
アイドルを使い、可愛いは正義のように感じさせたり、それを伝える人(ドラマでは広報官)の好印象で誘導しようとしたりと、情報操作は印象操作。
どういう印象を人々に与えるか。それが世論誘導の鍵のように描かれてる。
この話では、その印象操作が効果を発揮する対象や逆効果になる対象についても登場人物達がよく話していて、劇中では「バカばっかり」と世間の人達を揶揄する言葉もよく使われてる。
バカにならないように、自分の頭で色々な可能性を考えて冷静な判断をし、本質を見極めることが大事だと、それを描いてる話のような気がする。
少し前にあった「御上先生」のドラマと、描いてるテーマが似てるような気もする。
あのドラマでは「考えて」という台詞がよく使われていたけど、この作品では、その「考えて」を「人々に考えさせないで誘導する」為の情報発信を模索する側を描くことで、逆説的に、情報を受け取る側(世間の人々)に警鐘を鳴らそうとしてるのではないか。
バカにならないように、一面的な情報や印象に左右されて物事の本質や判断を誤らないように、みたいに。
まぁ、レジスタンス側はあの映像が作り物（フェイク）だと主張するんでしょうね。
だって、ゲームなんでしょ？妊婦が実際に殺される場面を撮影できるわけないじゃないですか。
シミュレーションゲームなんだから、誰も死んでないし、そもそも紛争自体起きていないって主張すればよくない？
でもそれはルール違反なのか。。。どうなんだ？
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