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51
名前無し
ID: pLJBxZ5aJT 
2022-09-13 14:42:45

49さん、45=47です。「頑固爺さん孫3人」の紹介をありがとうございます!
放送時にあのドラマを実際に見られたのですね。実はあのようにご紹介はしても、私はドラマ自体は見ていないので、とても興味深く読ませて頂きました。なかなか暖かくほのぼのした内容で、しかもハナ肇さんの吹き替えというなら、ぜひ見てみたかったなと思いました。
それから「野菊の如き君なりき」は大好きで、ずっと以前にテレビでの放送を見てすぐにVHSを購入したほどです。
笠智衆さんの回想から始まる導入部も秀逸で、純粋な若者同士の恋がなんともいえず初々しく哀しく、古き良き時代の日本の原風景を見ているように感動しました。周囲で唯一、ふたりの恋の理解者だった、浦辺粂子さん演じる民子の祖母の存在も忘れられません。
またいろいろお話させて頂ければ嬉しいです(⌒∇⌒)

52
白い鳩
ID: wciM4XGFJw 
2022-09-13 23:21:00

このスレはスレ主以外の当スレ愛好者の誰もが気軽に友好的に投稿者に声をかけられるスレです。
木下恵介やアメリカのTVドラマ等、何でも語り合って下さいね。

さて、私は「プリズム」「あなたのブツが、ここに」を見ました。前者では若い二人の結婚式、中高年になっての恋愛、ソウルメイトの絆等が、後者は自殺による若くして命を絶った女性の悲しみが、描かれていました。
アラサーの姪と甥の結婚式を控え、老親と病身の自分に重ね合わせて神妙に見ておりました。
丁寧な感想をお書き下さる方がいらっしゃるのでまた読めることを楽しみにしています。

53
白い鳩
ID: vYgUC17ais 
2022-09-14 00:48:12

訂正です。
46に描いた木下恵介江監督「破れ太鼓」で宇野重吉青年と小林トシ子さんのデートで二人が語り合いながら歩く際のBGMはシャンソンの「聞かせてよ、愛の言葉を」でした。
×「愛の歌を」
○「愛の言葉を」

映画ではメロディーのみでしたが、私個人は岸洋子さんの歌が好きですね。

54
名前無し
ID: ZuNFnmSI6P 
2022-09-14 17:50:09

昨夜の「プリズム」の最終話。これまでの主な登場人物が皆、それぞれに変化し、あるいは成長し、ささやかな幸せをつかんで、前を向いて終わりました。それを祝福するかのように、完成したガーデンの上に美しい虹がかかりました。
そう言ってしまえば、ハッピーエンドをいろいろ詰め込んだだけのように見えてしまいますが、3人の主人公にフォーカスすると、見えてくるものがありました。それはいわば「愛と魂の開放」から得られた男女を超えた「相身互い 」の関係です。そこには「植物」と「庭」という共通の大切な宝物がありました。
「植物の前では謙虚な気持ちにならなけりゃいけない。誰にも知られずに気持ちよく生きているものを人前に晒すのが仕事なんだから」という悠磨の言葉は、悠磨と陸との関係にもつながっていたのですね。「誰にも知られずに気持ちよく生きていれば、こんなことにはならなかった」かもしれないけれど、現実の世界ではそうはゆかず、二人はそれぞれに苦しみました。
一方、皐月と陸は、皐月の作ったテラリウムを通じて共通の想いに気付き、心を通わせました。皐月のテラリウムは幸せだった子供時代の庭を表し、陸はそれを見て、自分にとっても幸せだった実家の庭を想い出していたのです。皐月はテラリウムに閉じ込めることで「あの頃の景色も家庭も生き続ける」気がした、と言っていましたが、いつまでもテラリウムの中で植物は生きていません。それを陸は「枯れることも咲くことの一部なんだよ」と皐月に教えてくれました。幸せだった子供時代をテラリウムに閉じ込めながらも、実は新しい世界へと咲きなおしていたのですね。

陸はテラリウムの中の庭を実際の庭として造ろうとしていました。そのためには悠磨と皐月の力が必要でした。微妙な3人の関係が暗雲をもたらしましたが、大胆にも森の中、植物の前で3人は本音をぶつけ合いました。それも、自分の感情を表に出さずにいた皐月が、人が変わったかのように自分の想いを吐き出しました。自分勝手かと思えるほどの言い方でしたが、それにつられて、戸惑いながらも悠磨と陸も続きました。

こうしてそれぞれの道を歩み始めた3人。悠磨と陸は出会った思い出の母校を訪ね、別れを告げました。「執着とかただの未練とか言われても、変わってしまうのが怖かった」と涙を流して語る陸に対して、「でも、ウン・・もうそろそろ・・・・手放してあげないとね」と悠磨。「悠さん、幸せになってね、有難う・・」「ありがとう」
この別れのシーンは悲しみではなく、新しい歩みへの決意でした。

そして1年が過ぎ、造園師の資格を取った皐月は大きな庭園整備を任され、悠磨と陸を呼び寄せて3人で取り組むラストシーンは、爽やかでした。
「またどこかで会える気がする。お互いに変わりながら・・」
「この3人だからこそ作れる庭があると思う」

困難を乗り越えてきたからこそ到達した「相身互い」の気持ちなのでしょうけれど、現実に、こんなに爽やかに割り切れるものでしょうか?とても羨ましいです。
植物の魔力がもたらした、大人のメルヘンなのかもしれません。

55
白い鳩
ID: vYgUC17ais 
2022-09-14 23:23:25

54さん、ご投稿ありがとうございます。

いつもながらの丁寧な感想を謹んで読ませて頂きました。
相見互い、ですね。私はソウルメイトと表現しました。それによって、私達はより良い自分に成長することができるのだと思います。
このドラマは家族のあり方も考えさせられますね。父と新たなパートナーも、陸と悠磨も、両性を愛することができる性的少数者です。これを冷静な描写で行い社会の偏見から脱することの重要性を改めて認識しました。

テラリウムを通じた家族のあり方の示唆も巧みだったと思います。

56
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57
白い鳩
ID: IuuYRVKmFh 
2022-09-15 09:50:42

「ちむどんどん」の感想は自粛中ですが出演者に付いて。

今日は最初のお客さんが古舘寛治さんで「アシガール」唯之助の父親であると同時に「舞い上がれ!」の主要キャラで前宣伝もあるのでしょう。ジョンカビラさんと真向かいにお父上の川平朝清昭和女子大名誉教授と娘さんもいましたね。

「芋たこなんきん」はあと2回。健次郎に家族親族とご近所の勢揃い。子役さんが代わると感情移入しづらいのはありますね。

「名探偵ポアロ」は犯人に納谷悟朗さん、その夫人に喜多道枝さん。アニメ好きの人は納谷さんは「ルパン三世」の銭形警部、喜多さんは「フランダースの犬」のネロ少年で馴染みがありますね。今回はお二人とも地声に近かったと思います。

58
名前無し
ID: 4cLvgdgHrv 
2022-09-15 10:06:22

「プリズム」の最後の方の回だけ見ました。
観て、10分も経てば、その良さに気づかされました。
クオリティの高さに感嘆です。
シリーズ通して録画しておくんだったと後悔しています。

主演の杉咲花さんの真珠のような目の輝きにあらためて美しさを感じさせられました。
取り立てて美人というわけでない彼女が、あらゆる番組で主人公に抜擢される理由を認識したしだいです。
テレビではドアップシーンが多いですかね。


森山未來さんは、あまり好きな俳優さんではありませんが、あの独特な雰囲気はなんなんでしょう?
大河ドラマ「いだてん」の時にも心に突き刺さりましたが、今回も頭から離れません。


59
名前無し
ID: FvYSqWYEX7 
2022-09-15 10:14:01

おはようございます
古館寛治さんは実は暢子ちゃんと関係ないお客さんではなかったんですね。
でもドラマ上では初めてのお客さんでした。
最初の日はさりげなかったのに、二度目に知り合いを連れてきたときはとてもおいしいからと勧めていてなんかニンマリしました。
芋タコも健次郎さんの病を二人三脚で立ち向かうと決心した町子さんの姿に田辺聖子さんの奮闘ぶりを見た気がしてとてもしんみりしましたが、最後は久しぶりのにぎやかな会食シーンでホッとしました。
芋タコは毎日録画を見るようになっていつもタイトルからしっかり見ていて山藤章二さんの名前を見つけて「あああれはバーかもか」の看板のイラストだなと気づいたり、杉浦太雄とあったのでモー娘の辻ちゃんの旦那さんが出ていると思って見ていたら最後まで出てこなかったのでおかしいと確かめたら、名前が似ているけれど杉浦太陽さんの弟さんが徳永家次男の登君役で出ていたのでした。
健次郎さん本物のシルクハット似合ってましたね。
健次郎さんは大阪の紳士ですものね。
そういえば、大阪のどこかでアクアリウムの展覧会をやっているそうで行きたいけれど無理だなあと思いネットでその様子を鑑賞することにしました。
これからこういう企画増えるといいですね。
「プリズム」の再放送も待っています。

60
名前無し
ID: 4cLvgdgHrv 
2022-09-15 10:53:29

今朝の「ちむどんどん」にはとっても不思議なことがあります。
1週間かけて『豚肉』の話題をやってきたのに、暢子の店での新装開店で『豚肉効果』を強調しないのです。
そればかりか、『豚肉を食べる映像』さえ、アップにしていません。
演出家の狙いは何か?気になるところです。
ニーニーとこの豚を使ったから客が増えたんじゃないの?

61
名前無し
ID: fyIGgZQkS4 
2022-09-15 16:56:06

「ちむどんどん」では再開したお店がなかなかの賑わいぶりでホッとしました。元々美味しいものを提供していたはずですが、さらに味に磨きをかけて今度こそお客さん達をしっかりつかまえたみたい。良かったです。
最初のお客さんは1人でやって来て黙々と食べていましたが、次には知人を連れて来てくれました。本当に美味しくないと自信を持って他人に勧められませんよね。
絶賛されていた沖縄そば、食べてみたいわあ。

62
名前無し
ID: nBaHDpFWzt 
2022-09-15 17:28:44

お茶の間のこのスレに昨日と今日と質の高い投稿がある。
久しぶりに来てビックリした。

63
白い鳩
ID: IuuYRVKmFh 
2022-09-15 19:55:47

58=60さん、59さん、61さん、62さん、ご投稿ありがとうございます。

「プリズム」は私も最初はよくある今風の恋愛ものかと思っていました。でも、回を経るごとに皐月の父親もビジネスパートナーの陸も同性の恋愛を育んできた事実と世間の偏見に直面し考えさせられました。
杉咲花さん、「夜行観覧車」は見られなかったけれど「とと姉ちゃん」「いだてん」「おちょやん」と朝ドラ大河のたびに成長が見られ「白杖ガール」もポップなコメディーも視覚障碍者の役を上手くこなされていました。魂の演技のできる人です。
森山未來さん、関西人で「夫婦善哉」で駄目亭主のいい味を出されてました。「その街のこども」は渡辺あや脚本、井上剛演出の話題作で見たかった作品です。再放送がないかな。
「ちむどんどん」はおっしゃる通りですね。明日以降見守りたいですね。

古舘寛治さんは「あまちゃん」ではほんの端役が「ごちそうさん」の詐欺師安西偽教授で俄然注目されました。静岡のコンコルゲンのCMまで話題に。「いだてん」で重要な役で「今ここにある危機とぼくの好感度について」では関西弁ネイティブを披露。今度の「舞い上がれ!」では主要な役のようですね。「アシガール」の唯之助の父と言うのは気づいても次期朝ドラつながりに気づいた人は意外に少なかったかも。
「芋たこなんきん」は健次郎と町子の夫婦愛の総結晶の大成ですね。藤山直美さんが完全に役になり切っているので、こっちもどこまでが素の藤山さんか分からなくなります(^^;)。杉浦太陽さんは「てるてる家族」の金持ちのボンボン役で「ゲゲゲの女房」にも出ていたんですね。「ゲゲゲの」はあまり見ていないのです。健次郎のシルクハットは粋でした。アクアリウム、私も見たいです。

「ちむどんどん」、暢子の苦労が実を結んで良かったですね。以前の「うちが、うちが」の自己主張が消え謙虚に人の話に耳を傾けられる人になりました。本来、知性的な黒島結菜さんに近づいたので演じやすいのではないでしょうか。沖縄そば、美味しそうでしたね。

このスレはとても丁寧に質の高い投稿をされる方がよく来られます。どうか、多くの方の投稿を期待しています(⌒∇⌒)。

64
白い鳩
ID: IuuYRVKmFh 
2022-09-15 23:11:45

「あなたのブツが、ここに」。
ミネケン、こう言うのを憎めないアホ、可愛げある非常識人間とでも言うのでしょうね(^^;)。いいじゃないですか、友達で亜子と毎日いられるのなら。青春の一頁です。
しかし、ラストと予告編にいた元夫の祐二。「カムカムエブリバディ」ではひなたのちょっと頼りない先輩で安達祐実さんに振られ結局、一恵と結婚の映画村社員の平埜生成さん。今回はひたすらDVを連想させる引きこもりの根暗ぶりがひたすらキモいです。

65
名前無し
ID: TOEdc6.AUS 
2022-09-16 13:57:46

「プリズム」が終わってしまい、寂しくなりました。
このドラマは一見植物について語っているような台詞や描写でも、本当は「人生」について語っているように思えました。愛とは、とか人生とは、とか、改めて考えさせられる蘊蓄のある台詞がいくつもありましたね。
普通なら憎み合ったり、罵倒しあったりして終わったかも知れない3人の関係。それをそっと掌で包み込むように、壊れ物を抱えるように持ち抱えて、3人がここまでようやく運んできた…という気がするのです。そして一見表面的には脆く見えても、決してそれが壊れることはないだろうと。
ソウルメイト、あるいは「相身互い」。どちらの表現を用いてもいいですが、もしかしたらそれは、男女の関係に勝るとも劣らぬほど尊い関係なのかも知れません。

66
白い鳩
ID: uro4qiDm.0 
2022-09-16 21:36:22

65さん、ご投稿ありがとうございます。

植物への愛があるように、人には人へのリスペクトの感情を持ち得ると思うのです。究極の場合は神々しいまでの存在であるのかもしれません。
朝ドラで思ったのは「あさが来た」。あさと五代、新次郎と美和はそれに近いものがありました。何の情欲もないプラトニックでピュアな関係だから、最終的にはあさも新次郎も嫉妬の感情を昇華し、あさと美和は女子会、新次郎と五代はしんちゃんともちゃん(笑)、等と言う関係でありえたのです。

三角関係、二股交際とか、うんざりの私ですが、こう言うソウルメイトはあっていいと思います。それに近い人も現にいるのですが「不倫だ」と言う世間一般でのくだらない邪推が残念です。

67
白い鳩
ID: OXqCeLnuRZ 
2022-09-17 19:20:58

「芋たこなんきん」、終わってしまいましたねえ。
非常に良くできた朝ドラでした。強いて難点を言えば、子役さんが成長してから影が薄く最初の頃(学生運動に関心)の長女を除けば、モブキャラになってしまったこと。そのために話が散漫になった印象があります。

私個人は今日の最終回は告別式と終わってから仏壇に向かい健次郎に町子が語る場面より、今現在に仕事にプライベートに充実し多忙な日々を矢木沢さんと送る町子の生き生きとした姿が印象的でした。町子が生き生きと伸びやかに毎日を充実して過ごすことが何よりの健次郎の供養になるのだと思います。
出かける町子と矢木沢に会釈する近所の何やら気品ある物静かなインテリ風の中年女性二人。そう、おせいさん本人と矢木沢のモデルの安宅みどりさんでした。TVの前で叫びましたよ。「あっ、本物だ!」。

68
名前無し
ID: NVWbEsVR47 
2022-09-17 22:51:57

今日で最終回を迎えた「芋たこなんきん」。本放送当時も面白く見ていましたが、今回見直してみて、初めて見たような新鮮さと面白さに、151回が早く過ぎてゆくような気がしました。まだまだ、あの夫婦のおしゃべり、掛け合いを聞いていたかったです。
若い女性の成長記が朝ドラのコンセプトみたいなところがありますが、中年夫婦の出会いから別れまでを丁寧に描き、最後まで本当に幸せな夫婦だったんだな、としみじみ思わせてくれました。
今週は余命を宣告されて、次第に弱ってゆく健次郎と看病する町子の姿が、かなりリアルな看病記録のように描かれていましたね。辛さや悲しさを隠して明るく振る舞い、仕事も手を抜かない町子。
見ていて自分の親を見送った時のことを思い出しました。私も、母が亡くなる前、小康状態の時に一時帰宅を許されて家で一緒に過ごしたこと、亡くなる少し前には意識がはっきりせずに語り掛けるばかりだったこと、通夜の前の数時間、大事な仕事に明るい顔を作って出かけたことなどがあり、町子の気持ちが手に取るように分かりました。
それだけに、最終回が葬儀というのは、朝ドラとしては異例の寂しさになるのではないかと、見るのが少し不安でしたが、町子の喪主挨拶はまさにこのドラマのテーマを語っていて、爽やかささえ感じました。
二人が出会って一緒になったのは「中途半端と中途半端が2つ寄ったら満タンなるやないの」ということだった、というのは、まさにこの夫婦の相性の良さと生き様を語っていましたね。
葬儀が終わり、みんなが帰って、町子が一人になった時、お茶の間でいつも健次郎が座る席の前に遺影を立てかけて、いつものようにお酒を注いで「生まれ変わっても私のこと見つけて下さいね。何度でもプロポーズしてくださいね」と語りかけるシーンは美しく、不思議と悲しさは感じられませんでした。
そう言えば、病院での健次郎の最後の言葉「可哀そうに・・・。僕はいつでもあんたの味方やで」がずっと町子を支え続けてくれるのです。生まれ変わっていつか会えるから「ほな、また」なのですね。
だから、最後のシーンで町子は、胸を張って明るく外出し、道を前に向かって歩いてゆくのでした。
重苦しさから明るさへ、希望を持って歩み出す、素晴らしい最終回でした。

69
名前無し
ID: x3g8wnY699 
2022-09-18 00:06:57

「芋たこなんきん」、心に残るドラマになりました。
最終週になってからはご主人が亡くなって終わるのかと
見ていて少々暗い気持ちになってしまいましたが、今日のお葬式は意外にも明るいものでした。(健次郎さんのリクエスト通り?)
ご主人のお葬式であんな挨拶ができる奥さんって素晴らしいですね。夫婦の仲の良さがにじみ出ていてうらやましい限りでした。

最後に田辺聖子さんと秘書さんご本人の登場にも感動!
私も思わず言っちゃいましたよ、「出たーおせいさんっ」


70
白い鳩
ID: Aw0V9xRuTP 
2022-09-18 19:32:47

68さん、69さん、ご投稿ありがとうございます。遅い返事になり申し訳ありません。

「芋たこなんきん」、終わってしまいましたねえ。
町子と健次郎夫婦の語らいの幸福感にいつもほのぼのした思いを感じていました。どこまでが藤山直美さんの素でどこまでが演技か分からなくなるくらい、藤山さんの町子役ははまっていました。
ご自身の記憶と重ね合わせて、闘病の健次郎の看病の町子の気持ちを理解されたのですね。御年90のわが母も亡き父の臨終直前は一生懸命ひたすら話しかけていました。耳は寿命が尽きる最後まで機能する器官ですからね。
健次郎の詩を丁寧に描いたことは逆に町子ら残されたものへの生の喜びの肯定ですね。私には民藝の「アンネの日記」の舞台がそうでした。アンネら隠れ家の人達の死を丁寧に描きながら、それは残された日記と言う形で生の喜びを高らかに歌い、アンネ達がナチス親衛隊に打ち勝ったことを示していたのです。よく死ぬことはよく生きること。
町子は仏壇でなく健次郎の遺影に語り掛けていたのですね。仏壇は死んですぐにはありませんから(^^;)。
生き生きと公私ともに活躍する町子こそが健次郎への何よりの供養だと思います。

そうですね。健次郎が亡くなっても町子の前向きな明るい未来志向は変わらない。矢木沢と出ていく姿を上品に見守るおせいさんと安宅みどりさんに優しいエールを頂けました(⌒∇⌒)。

71
白い鳩
ID: Aw0V9xRuTP 
2022-09-18 21:27:48

「鎌倉殿の13人」見ました。

チーフ演出の吉田照幸さん、「エール」でも至る所で見せる派手な演出がありましたが、この作品でも史実では入浴中に絞殺等の残忍な手段で殺される金子大地さんの源頼家を武人らしく能舞台で派手な立ち回りの末に殺されるよう演出。今日も「新平家物語」の頃は決して実現できなかった広大な山野での野外ロケ。雲一つない青天の下で、中川大志さんの畠山重忠と小栗旬さんの北条義時を疾走する馬上での一騎打ちに。華麗な鎌倉武士同士の大刀さばき。その後の泥まみれの取っ組み合いの後に悠然と馬上を行く重忠。見せましたね。

ストーリーはこの時代特有の陰惨な内容。稲毛重成は北条時政失脚の噛ませ犬として処刑。畠山重忠の息子の重保も平賀朝雅の暗躍を注進したために謀殺。三浦義村が自己保身で巧みに北条義時の周りを泳ぎ回る。当の義時はのえに騙されるも泰時の忠告を聞かず子が授かった模様。いやはや。結局、泰時が政子と組んでのえの陰謀を粉砕して終わることになるのかな。

72
白い鳩
ID: Aw0V9xRuTP 
2022-09-18 21:42:10

71訂正です。
「馬上を行く」とはあまり言いませんね。「馬上の人となり去っていく」に訂正します。申し訳ありません。

73
名前無し
ID: Gr1BQ2jKxX 
2022-09-19 01:26:08

こんな時間に失礼します。私は「アンネの日記」は映画しかみていないのですが、民藝の舞台、きっとどんなにか感動的だったろうと想像します。映画のほうは最初はオードリー・ヘップバーンに主役の依頼が来たのが、彼女が戦争の記憶が生々しすぎるというので断り、ミリー・パーキンスになったのですね。もう何十年も前に映画は見ましたが、ミリーのきらきらしたつぶらな瞳が印象的でした。
ところで遅くなりましたが、「刑事コロンボ」みましたよ。今回のコロンボは特に冴えてるな…と思ったら、「祝砲の挽歌」や「仮面の男」でも犯人役だったパトリック・マクグーハンが犯人と監督を務めたのですね。新シリーズのなかでも旧シリーズの雰囲気を持った正統派の作品で、この回はなんと、コロンボ役のピーター・フォークとこのパトリック・マクグーハンが、そろってエミー賞を受賞したのだそうです。
道理で特に容疑者を追い詰めていくコロンボの追求にシャープな冴えがあった気がします。有能な警部vs頭の切れるエリート弁護士。勝つか負けるか、二人の対決にすごみを感じました。チーズの一噛み、そして事件当夜の雨、被害者がハワイの妻に送ったファックス…。さまざまな状況証拠が積み上げられて、動かしようのない証拠を形成していく。今回は特にその過程に魅せられた思いです。
緊張感でピンと張った無駄のないドラマ作りに魅了され、犯人役のマクグーハンの演技にも感動しました。一見、崩れをみせない、隙一つないエリートタイプであるからこそ余計に、しだいに追い詰められていく者の焦りが、表情の奥からにじみ出るように感じられました。吹き替えも犯人のオスカー・フィンチ役が久米明、殺されたフランク・ステイプリン役が小松方正とベテラン揃いで、本当に見事な安定感でしたね。

74
白い鳩
ID: SzrspZ7pC3 
2022-09-19 05:04:03

73さん、ご投稿ありがとうございます。

あはは、私も早起きなので「こんな時間に」とか思わないで下さい。日曜朝6時には「赤ひげ」もありますし。

オードリー・ヘップバーンは「戦争と平和」のナポレオンの時代ならいいでしょうが、第二次大戦中の話は故郷のベルギーをナチスに占領され父親がナチ信奉者となり離婚し母方の伯父がレジスタンスでナチに処刑される、一時住んでいたオランダで動物用の貨車に詰め込まれるユダヤ系の人々を毎日のように見てきた身では辛すぎたと思います。一方のミリー・パーキンスはアメリカで生まれ育った人ですからね。

映画も見ましたがラストは隠れ家をゲシュタポが激しくたたき、アンネの声が流れていました。「人の心は本当はいいものだって信じてるの」。ハケット夫妻の原作に忠実な描写でした。
民藝は滝沢修さん、渡辺浩子さんらが再演で改変してきました。日記を胸にした父のオットーが「(日記を焼いてくれ、と言っていた)自分が恥ずかしい。お前は今も生きている。私達は勝ったのだよ」と渾身の力で片手を震わせながら上に上げVサインをするのです。涙が噴き出ます。アンネらの死が生への見事な讃歌に変わったのです。

「刑事コロンボ」、今回は正統派でしたね。犯人役の方が監督演出もされていたんですね。「祝砲の挽歌」は覚えています。今回はエミー賞受賞ですか。映画のアカデミー賞、演劇ミュージカルのトニー賞と並ぶテレビドラマ部門の栄誉ですからね。メリル・ストリープはデビューまもなく「ホロコースト」で受賞しブレイクしましたからね。
吹き替えの久米明さん、声優界の大御所で「素晴らしい世界旅行」「家族に乾杯」のナレでお馴染の方でした。小松方正さんは私個人は「熱中時代」で水谷豊さんの学校で船越英二さんの校長の下での教頭先生の印象が強いですね。

75
白い鳩
ID: SzrspZ7pC3 
2022-09-19 10:01:18

「本日も晴天なり」、始まりました。期待しています。
早朝のBS朝ドラは私には合わなかったのは「こころ」くらいですので、今度も楽しめると思います。

昭和19年夏のモンペ姿で昭和56年夏の東京日本橋を颯爽と歩くヒロインの姿が斬新です。大阪制作なら京都の東映太秦映画村のセットで当時の雰囲気を再現するところ、無理にセットを作ったりしませんでした。
えらいべらんめえの人達ばかり登場ですね。職人さんとかでしょうか。昭和19年夏で場所は東京下町。東京大空襲が頭をふとよぎりました。

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76
白い鳩
ID: s9h93Ol/4u 
2022-09-20 00:18:59

「魔法のリノべ」の後で「あなたのブツが、ここに」を見ました。
今日から、南海キャンディーズの山崎静代さんが社長夫人の副社長役で登場。
どうも「ひよっこ」の宗男叔父さんの妻の役を意識してるような。しっかり者で旦那を完全に恐妻家にして尻に敷いている。今回もどうもそれっぽい。
静ちゃん自身はバラエティー番組でドッキリを仕掛けられ落ち込み泣く相手にハンカチを差し出し話を聞く場面が。ネタ晴らしの後でボクシング関係者が「とにかく人が好くて優しい。だから勝負で非情に徹せないことがある」と語っていました。

毎田暖乃さんに近づく亜子の元夫。あれは要警戒人物ですね。「カムカムエブリバディ」の映画村の先輩社員のいい人の印象がありますが今回は悪役みたいですね。
「バカサバイバー」のダンス見て元気になろうっと(^▽^)/。

77
名前無し
ID: i4EYQvWNMl 
2022-09-20 10:09:03

おはようございます
遅ればせながら、芋タコの感想です。
最終週は健次郎さんの再びの闘病で切ないこともありましたが、「ほなまた」と去って行ってしまったかもかのおっちゃんを皆で送る姿が、寂しくもとてもうなずけるシーンが多く、最終回まで楽しませてもらった気分です。
特に告別式の弔辞で板尾創路さん演じる並木賞作家が受賞に夫婦で駆け付けてくれた健次郎さんが待望の受賞をお腹問題の一気解消になぞらえて笑わせた後、「書くという仕事はしんどいでしょうな」と思いやってくれたことを語るところが印象に残りました。
健次郎さんはなくされた先妻も小説家であり、子育てとの両立に奮闘する姿や「誰も手伝えない」孤独な仕事を地道に続けた二人の女流小説家を身近で見ていた人ならではの言葉ですね。
書くべきこと伝えるべきことの判断は難しくそれはとても孤独であり、街中の医師として患者さんと接する中での難しい判断にも通じるものだったのかななどともう一度最終回の録画見て思いました。
そして皆さんを驚かせた本物おせいさんの登場。
いしだあゆみ藤山直美コンビに負けない生き生きとした姿に当時見ていた視聴者もずいぶん励まされたことだと思います。
寂しいことにおせいさんもカモかのおっちゃんのところに行ってしまわれた。
でも、オープニングタイトルののアニメ映像の最後に出てくる花岡町子さんの書く後ろ姿に象徴されるように
おせいさんが机の前に座って一心に書いてたくさんの楽しい読み物を残してくれたおかげで今もおせいさんとかもかのおっちゃんの楽しいやり取りに触れることができるのがほんとうにありがたいことです。
そして最後のシーンが町子さんの「今日も晴れやね」と笑顔で終わり、今週からの「本日も晴天なり」につながったのが粋でした。

78
白い鳩
ID: s9h93Ol/4u 
2022-09-20 18:55:50

77さん、ご投稿ありがとうございます。

「芋たこなんきん」が終わってしまいました。
私は東京制作の「すずらん」「ひよっこ」「エール」等の熱心なファンなので誤解されやすいですが、大阪制作朝ドラ大好きなのです。
「芋たこなんきん」やよく似てる「てるてる家族」。中流家庭のコメディータッチのほのぼの人情もの。「カムカムエブリバディ」のひなた編も中流より下っぽかったですが雰囲気はまさにそう。これがたまりません。
「今日も晴れやね」だと「おちょやん」の千代の月を見ながらの「明日もきっとええ天気や」。人生山あり谷ありでも希望を持って前を向いて生きていこう。

だから、健次郎の告別式も明るい雰囲気のものでした。お書き頂いた板尾創路さんの挨拶も洒落ていたし、開業医として単に医療行為だけでなく人生談義のような話があり聞くのが楽しみでした。

私もこの放送をきっかけにおせいさんの文庫本を数冊買いました。「楽天少女通ります」は未だ買えずじまいですが(^^;)。
「芋たこなんきん」を通じて、おせいさんの思いは私達に間違いなく何らかの形で届いたと思います(⌒∇⌒)。

79
白い鳩
ID: s9h93Ol/4u 
2022-09-20 23:33:52

「あなたのブツが、ここに」見ました。
上手い展開ですね。これ、キャバクラを児童福祉施設や小学校や介護施設を巡回していた劇団に置き換えると、朝ドラでできますよ。最初の1カ月で過疎地域の子供達に演劇を通じ文学作品の夢を届ける仕事をしている若者達を描き、次の1カ月でコロナ禍で営業上立ち行かなくなった苦しみを描い、いよいよ、宅配ドライバーの道へ、と言う展開なら6カ月持ちます。

さて、ミネケンが事故を起こしました。ひょうきんですが根は真面目な青年ですので、エゴ丸出しで被害者から罵倒されると辛いですね。
一方、亜子の娘の咲妃に近づく胡散臭さ丸出しの亜子の元夫裕二。

これ、今月いっぱいで終わるのは本当にもったいない。私としては序盤は「ひよっこ」「花子とアン」「すずらん」レベル(「おちょやん」は二、三週目から急上昇)。「てるてる家族」のミドル子役編もこんな感じ。
リメイクして朝にやってもらえたらなあ。

80
名前無し
ID: NZr/BF.RzR 
2022-09-21 04:06:10

「あなたのブツが、ここに」
毎日見ていて、感心させられたり、じわじわさせられたり、共感させられたり、ほんと良い内容ですね。
一生懸命な亜子やマエケンを思わず応援したくなるし📣それを見守る津田健次郎さんの先輩ドライバーやキムラ緑子さんのお母さん、私も見習いたいです、いつも泣かされます。
しずちゃんの副社長も圧倒的存在感。
亜子さんが配達する先の、個性的なお客さんたちとの交流もほっこり優しくていいですね。
でもマエケンの思わぬ事故、どうなるのでしょうか、マエケン頑張れ、くじけないで!亜子さん何とか励ましてあげて❗️
それから元夫は何を企んでいるの?心配です😥😰😓
(確かにこのドラマが朝ドラだったら…と期待してしまいます)

81
名前無し
ID: NZr/BF.RzR 
2022-09-21 04:12:02

すみません、ジャニーズの佐野くんの役名は「ミネケン」ですね、ごめんなさい。

82
白い鳩
ID: NgMCX5U2U1 
2022-09-21 09:16:02

80さん、ご投稿ありがとうございます。

亜子の配達先のお婆さん、亜子に飴ちゃんをくれますね。「とと姉ちゃん」のキャラメルおじさん、「ひよっこ」の愛子さんが乙女寮の仲間にお菓子を口に入れてくれたり、を思わせます。そう、朝ドラの朝ドラらしいエッセンスが詰まっているのです。

決して楽ではない社会の下積みの仕事でも誠実に働き、顧客に尽くすことに次第に喜びを感じるようになっていくヒロインって「おしん」「すずらん」、大阪制作なら「スカーレット」の大久保さん指南の女中奉公に通じ、見ていて「頑張れ!」とついヒロインを応援したくなるのです。

ミネケン、立ち直って欲しいです。亜子の元夫裕二、腹黒そうで「カムカムエブリバディ」の映画村の榊原さんとは全くの別人ですね。

83
名前無し
ID: j34nxoG05m 
2022-09-21 22:16:06

今日のポアロは最高に笑えました。
事件解決を警部が自分一人の手柄とでも言うと疑心暗鬼になったのかな❔
二言目には、もう辞めるとか、引退したとか言うし!
自己肯定感が薄い時って誰にでもあるけど、名探偵の誉れ高きポアロ氏が❗
警部が講演している舞台袖で、最初は私立探偵の悪口なのでしたが唯一優れた私立探偵がいる!と自分の事を誉めてるのでほくそ笑み帰って行く。
ドラマのラストの方で最後は警部の講演の切り抜き新聞記事のことを言われて「ベルギーでは人の新聞切り抜きを読むのはとても失礼な事です」なんて苦しいい言わけ。
ミス・レモンの夢。
声が逆になる。夢だとあるあるです。私もメガネやら鍵やら📱やら、何かに気を取られてると ああなります。ああして自分の行動を反芻してみると あるのですよね 無くした探し物が!

 被害者の筈の可愛い娘さんが放った一言「なんて嫌な奴」でしたか❔
もう可笑しくて。
私、ポアロでこちらのスレにお邪魔するの初めてです。
みたりみなかったりなので。
感想だけ読んでました。
こないだ夜中に視聴した回の料理人がいなくなるストーリーでアニーという使用人の若い女性が凄く可愛くて面白かった。美人ではないけど、ポアロとの会話が絶妙でした。
ちむどんの歌子ちゃんに少し似て愛嬌のある女優さん。
今日のおかっぱの自称姪役もなかなか良かった。
私はおばさんは犯罪者でも、この娘は叔母に騙されて片棒担いだのだと思ってました。
自分はつくづく甘々だと思いました。

でも、ポアロさんって拗ねてみたり人間味があって親しみを感じます。

84
白い鳩
ID: NrnOuGW7NO 
2022-09-22 00:36:26

83さん、ご投稿ありがとうございます。

「あなたのブツが、ここに」「名探偵ポアロ」見ました。
既に遅い時間で明日も朝から用事があるので明日の夜にまたお会いしましょう。

85
白い鳩
ID: NrnOuGW7NO 
2022-09-22 20:24:08

改めまして、83さん、ご投稿ありがとうございます。

「名探偵ポアロ」ですが、昨日のポアロは確かに屈折していましたね(^^;)。自信喪失でも落ち込むのでなく、「どうせ俺は」的な開き直りと言うか、引退を口にするから大変です。へースティングやジャップ警部は「中年呼ばわり」でショックを受けたのかと勝手に推測しますが若い時に既に「中年呼ばわり」で今更と一笑に付されます。

へースティングが若い美人に弱いのに対して、ポアロは「メルシー、マドモアゼル」が口癖のフランス流ジェントルマンのようで、情に流されず犯人をズバリ指摘するのはさすがでした。
冴えない風貌でも名探偵ぶりが刑事コロンボと何やら似た面があります。
古畑任三郎やシャーロック・ホームズは二枚目ですけれどね(^^;)。

86
名前無し
ID: lwOWc3iqge 
2022-09-22 21:48:20

「あなブツ」(と略すらしい)は、いま一番気になるドラマです。
といっても、割と淡々とした描き方で癖もアクも少なく、画面にのめり込むように食い入るように見る、といったドラマではない。
ただ、視聴者に感じさせるリアルさや共感がハンパないのです。

2年前コロナが始まってからの世の流れや巷で何が起こったかを、このドラマは背景として実に見事に押さえている。
業態としては夜の店から騒ぎが始まり「濃厚接触」というワードが広がる、そして、飲食業、宅配業のひっ迫、閉塞感の中での自殺、加えて初期の頃の〝自粛警察”、身近な人の感染のショック、人々の鬱屈、生活の息苦しさ、それでも生きていくためにもがきあがき続ける…
私たちにも伝えられたり身に覚えのあるこれらの事象を、すべて主人公の亜子は経験して潜り抜けてきている。決して無理なく軋みもなくそれを静かに描き通す作り手の手腕に、今さらながらに感嘆しています。

そして、私たちは、亜子とその周囲の人々を通して、当時のあの時この時を追体験する。
あれやこれやが次々起こって自分がどんな感情を持ったか、ショックを受けたか、そこから立ち直ったか、あるいは無理やり自分を納得させたか、コロナ禍の只中にはまり込んでもがいていた時の、さまざまな記憶が亜子の感情の揺れ動きとともに、よみがえってくるのです。

そして、そんなあれこれを抱えきれなくなって、車のパンクでついにパニックに陥ってしまう亜子。そこへ助けに現れてくれた会社の人たち。その時の彼女の絶望と苦悩から、安堵と希望を得て顔を真っ赤にしてすすり泣く彼女の表情に、思わず私も涙ぐんでしまいました。
わかるよ。そうだったよね。

このドラマは、がんばる若いシングルマザーの物語であると同時に、貴重な時代の記録にもなっています。
いつの日か、(願わくば)コロナが過去の話になったとき、あの時、私たちが何を見て考えて生きていたか、思い起こさせるドラマになっているだろうと思います。

87
白い鳩
ID: NrnOuGW7NO 
2022-09-22 23:38:32

86さん、ご投稿ありがとうございます。

私と同じですね。「あなたのブツが、ここに」は次回がとても気になります。私の場合は「芋たこなんきん」のように完全にはまっています。
昨日は亜子の車がパンクし立ち往生。渋滞になり怒号が飛び交い泣きながら取り乱すと、武田以下の仲間が早速駆けつけて手早く処理し事なきを得た。困った時はお互いさまで助け合う人の絆が本当に心に響きます。

おっしゃる通り、コロナ禍で生じた様々なアクシデントを巧みに網羅しドラマの中に組み込んでいる手法が実に鮮やかです。
宅配先には認知症らしきお婆さん、要介護の夫を施設に通所で送り出す妻、手話で話す聾唖の女性、ネグレクトされてる女子中学生も登場し、社会の弱者が宅配業をセーフティーネットにしている過酷な現実が映し出されます。そんな中、飴ちゃんをくれるおばちゃんの人情についほろりと感じ入ってしまいます。

ヒロインは完璧な女性ではありません。今日の回は、別れた夫の金の無心にイライラが高じて娘にヒステリックに当たります。そんな等身大のヒロインを通じて、社会を支える名もない人達やシングルマザーへのエールを送りたいと思えるのです。

88
名前無し
ID: SSZGf/LjGZ 
2022-09-23 03:53:33

細かいことで申し訳ないし、差別的な意図で書かれた訳ではないと理解はできるのですが
82の「社会の下積みの仕事でも」という表現が気にかかりました。
「おしん」の時代ならともかく、令和に「下積みの仕事」と「下積みでない仕事」の区別がわかりません。
物流を支える宅配ドライバーさんには感謝しかありません。
偉そうにごめんなさいね🙏

89
白い鳩
ID: hpAEZCEjO3 
2022-09-23 05:27:18

88さん、ご忠告ありがとうございました。

表面には表れない縁の下の力持ち的な仕事、と言う意味で書いたのでしたが、不快に思われたようなので取り消してお詫び申し上げます。申し訳ありません。
私は演劇が好きでよく見に行ったものですが、劇団によっては若い劇団員の皆さんが切符のもぎりや関連グッズの販売のお仕事をされていました。ベテラン女優さんに聞くと、将来、自分が芸能界で脚光を浴びる立場になっても、それは切符のもぎりや関連グッズの販売等の仕事をして下さる方のお陰で成り立っていることを実感してもらうために若い劇団員にもしてもらっているとのこと。
新聞社でも記者でも販売店に住み込みで配達させられます。それは1泊2日程度ですがその後は地方の支局で地方記者の仕事を5年程せねばなりません。そして、初めて政治部や海外特派員になれるのです。社会で脚光を浴びる仕事でもそれはそれを支える宅配ドライバーさんその他の皆さんの誠実な仕事があってのことで感謝を忘れてはならないと言うことでした。

表面には表れない縁の下の力持ち的な仕事、と言い換えさせて頂きます。疑問があれば、またおっしゃって下さい。より良いスレに向けての対話ができると思います。

90
名前無し
ID: bLZTZCxrJG 
2022-09-23 17:51:03

こんにちは
芋タコロスになりそうでしたが、乗り遅れたあなブツを見始めてすぐにはまりました。
おなじみのメンバーということもありますが、今はコロナを描かないドラマが多くなった中で、ドキュメンタリーかと思うほどリアルを描いているように思えて引き込まれています。
この世界的な人類の危機の記録を残して後世の人に伝えるにはぴったりのドラマと思います。
国のトップや行政の人たちがどう対処したのではなく、リモートワークに切り替えられないエッセンシャルワーカーの人たちがどんなに奮闘していたのかは意外と忘れられてしまう気がしますから。
ヒロインの亜子さんがよく「待ってたのに荷物が遅かった」と怒られていますね。
時間指定できるのは便利だけど業者さんは大変ですね。
今は時間指定があるけれど、昔はとにかく荷物を待つだけで時にはお隣の荷物預かったり、預かてもらったりししたことを思い出しました。
今じゃ考えられないですね。
預かった宅配のりんごの箱をお隣に持って行くとほどなくしてお隣さんが「よかったら」と林檎持ってきてくれる。
そんなのどかな時間はもう戻ってないんだなあとドラマ見て思ったりしています。

91
白い鳩
ID: hpAEZCEjO3 
2022-09-23 20:46:40

90さん、ご投稿ありがとうございます。

「あなたのブツが、ここに」は連続15分ドラマではトップレベルの面白さです。市井を生きる人々がきれいごとでは済まない理不尽さも経験しながら精一杯の誠意で思いやりを持って人と接していく展開。時には心を鬼にした厳しい言葉も浴びながら、ヒロインが少しずつ周囲の助けも借りながら成長していく様子に感情移入でき応援したくなるのです。

私は病身で肉体労働は無理だけど、時江さんの部下で経理か総務でマルカ運輸で雇ってもらえませんかね(^^;)。

92
白い鳩
ID: tT260riHH6 
2022-09-24 00:20:19

明後日(と言うか明日)の「岡田惠和 今宵、ロックバーで」のゲストは山本耕史さんなんですね♪。

私は子役出身の俳優女優さんのファンであると以前、森迫永依さん、柊瑠美さんらを引き合いに述べましたが、山本耕史さんは帝劇の「レ・ミゼラブル」で少年ガヴローシュを演じた時からずっとファンなのです。いや、これは嬉しいなあ。
「鎌倉殿の13人」ではニヒルな三浦義村、「真田丸」では石田三成の熱い男を演じました。「新選組!」の土方歳三役のまま「あさが来た」にも出ていましたね。奥様の堀北真希さんのことも聞けるかな。

93
白い鳩
ID: tT260riHH6 
2022-09-24 09:44:44

「本日も晴天なり」見ました。ヒロインがファンの原日出子さんで同世代なのがいいです。
津川雅彦さんと宮本信子さんのご両親が私の明治世代の祖父母、ヒロインの兄弟妹が私の両親の昭和一桁世代(正確には大正末期含む)。
比べてみると面白いです。

そうすると、喫茶「モンパリ」マスターの叔父さん夫婦(上条恒彦さん、茅島成美さん)やお母様の宮本信子さんは朝ドラらしいと言われたらそれまでですが、非常に進歩的で合理的な考えの持ち主です。
大日本国防婦人会に入ってた祖母や女子に学問は不要と言う男性が当たり前の時代に、元子は女子専門学校(高等女学校卒業後に進む。現在の大学教養課程)にまで進むインテリの女性なんですね。

第一話から、隣人の牧伸二さん、犬塚弘さんらが津川さんと酒を酌み交わし、べらんめえで吠えまくるので高校まで関西人の私は正直辟易していたのですが今日あたりから面白くなってきました。
このお父さんも封建的なようで娘を女子専門学校まで行かせ(兄は恐らく北海道帝国大学)、近所のご隠居の軍部批判の啖呵に恐縮する人で皇国史観で貫かれた人ではないようです。威勢はいいが娘の向学心には弱いと見ています。

「芋たこなんきん」、特に女学校編と似ていて、中流の上の教育熱心な家庭が舞台で、私個人は落ち着きます。いつからか、極貧家庭や字が読めない家族とか女学校を出ていても初歩的な英語も話せないヒロインとかが朝ドラで目立つようになってますが、だからか、昔の朝ドラがとても新鮮です(⌒∇⌒)。

94
白い鳩
ID: tT260riHH6 
2022-09-24 19:11:55

今日の「刑事コロンボ」は、要は犯人らしき女性が状況証拠のみで物証がないためのいぶりだしのためのコロンボのカミさんの偽葬式をしてたんですね。お疲れ様です。
被害者の吹き替えの富田耕生さんは私の世代だと「鉄人28号」「エイトマン」の警察署長ですね。愛嬌あるコミカルな声です。「ドラえもん」は富田さんの吹き替え当時の脚本はスーパーロボットを強調し盛り上がらず、最終的には子供と等身大のネコ型ロボットの大山のぶ代さんに代わりました。
コロンボの助手のような若い刑事に以前は犯人役の吹き替えだった往年の名子役で「次郎物語」「路傍の石」の池田秀一さんでした。

今日の犯人のように思い込んだら命懸けのような思い詰める女性は怖いと思いました。女性の視点では男性にもストーカーと言う形でこの手の人はいますね。

95
白い鳩
ID: tT260riHH6 
2022-09-24 22:26:14

87の私の投稿に、恐らく、お母様方から反論があり、表現の稚拙さにより誤解を招きましたことをお詫びして訂正させて頂きます。女性の視点のスレには不適切な記述でしたm(__)m。

訂正前の文章。
>ヒロインは完璧な女性ではありません。今日の回は、別れた夫の金の無心にイライラが高じて娘にヒステリックに当たります。そんな等身大のヒロインを通じて、社会を支える名もない人達やシングルマザーへのエールを送りたいと思えるのです。

訂正後の文章。
ヒロインは完璧な女性ではありません。今日の回は、別れた夫への強い恐怖感から娘を深く愛するあまり、つい強い言葉で叱りつけました。そんな等身大のヒロインを通じて、社会を支える名もない人達やシングルマザーへのエールを送りたいと思えるのです。

これでご理解頂ければと思います。

96
名前無し
ID: TgJR2xx7lw 
2022-09-24 22:54:52

刑事コロンボ「かみさんよ、安らかに」を久しぶりに見ました。というのは初放送だった時に見てから約30年ぶりでした。初放送の時は、前週の予告で、コロンボの奥さんが死ぬらしいと知って、心配しながら見始めたのを覚えています。そして、冒頭から雨の中の葬儀の様子で、びっくりしたものです。内心、そんなはずはないだろうと思いつつも、どんどんドラマに引き込まれてゆきました。葬儀に参列している犯人の回想シーンが始まり、それからはいつものように、犯行に至る動機、犯行、犯行隠し、コロンボとのやり取り、証拠探しと淡々と進むのですが、いつもと違うなと思うのは、たびたび奥さんの葬儀の場面に戻っては犯人がほくそ笑むこと、さらには次の標的がコロンボとその奥さんであることが分かるということでした。葬儀と回想の繰り返しの中で、次第にどうなるのだろうという不安や恐怖心が芽生えてきたことは、30年前と変わりありません。
それにしても、ずいぶん長い葬儀だな、雨の中でこんなに長く聖書を朗読するものかな?などと、関係のないことを思ったりもしました。
ともかく、いつものコロンボとはだいぶ様子が違うところが面白くもあり、疑問でもあったのは今見ても変わりありません。特にラストで、コロンボ自身もマーマレードに仕込まれた毒薬を飲まされて具合が悪くなるという芝居は迫真の演技で、犯人は勝ち誇ったつもりで瀕死のコロンボに犯行の詳細を語るというところは異例でした。普段の論理詰めや犯人のうっかり発言、隠れた小さな証拠を突き付けると犯人が何も言えなくなり俯くという流れとはかなり違うのでした。
変化球で面白いことは面白いのですが、あまりコロンボらしくないなとも思ったものですが、さらに犯人が「人でなし!」と叫んでコロンボを殴るところにも驚きました。
でも、一件落着後、コロンボが奥さんと電話で話すシーンは愛妻家の雰囲気があって、やっぱりコロンボさんは人情あるなと思うと同時に、「うちのかみさん」も素敵な方なのだろうなと、改めて思いました。

97
名前無し
ID: owjfskYRtm 
2022-09-25 00:44:15

遅くにこんばんは
コロンボの感想がうれしくてつい出てきてしまいました。
いしだ太郎さん吹き替え版結構好きで、「迷子の兵隊」や「だまされたコロンボ」も面白かったのです。
今日の放送のは見られていませんが感想を拝見してぜひ見なきゃと思いました。
ありがとうございます。
今週から始まった「本日も晴天なり」はいもたこなんきんとは違う世界で家族が兵隊にとられリ、物資が不足していくなど閉塞感のある時代描写がちょっと切ないですが、確かにこれだけ丁寧に戦時中の描写がされているドラマは貴重ですね。
明日は再放送あるし、また見て見ようと思います。
気が付けば「レミゼラブル」に出る前の鹿賀丈史さんが出てきたりマルサの女コンビの宮本信子さんと津川雅彦さんが夫婦で登場というのも面白いです。男っぷりのいい津川さんのべらんめえも慣れてくると心地よくなりそうです。
明日の岡田さんの番組では今注目の山本耕史さんが登場なんですね。競争の番人ではかなりの悪役だったし、鎌倉殿でも正体がつかめない不思議な人。
私が初めて見たのは「一つ屋根の下」という大家族ものの病弱な車いすの青年でしたから、今のがタイよく役の幅の広がった山本さんがどんな話をしてくれるのか楽しみです。
彼がレミゼラブルで子役だったことも初めて知りました。
「映画音楽は素晴らしい」という番組で歌う山本さんを見てびっくりしていた私は山本耕史さんを知らな過ぎたのだと思います。
ちなみに私はレミゼラブル山本耕史さんが出ていたころに一度だけ見ているんです。山本さんのことは気づかなかったけれど、島田歌穂さんの歌に魅せられてしばらく彼女の歌で頭の中いっぱいになっていました。

98
白い鳩
ID: 9yjZMdcqV7 
2022-09-25 16:39:29

96さん、97さん、ご投稿ありがとうございます。

「刑事コロンボ」は今回凝った仕掛けでした。「シャーロック・ホームズの冒険」にも「瀕死の探偵」でホームズが犯人の毒牙にかかり死ぬ寸前のように思わせて油断して犯人がのこのことやって来たところを取り押さえる回がありました。マンネリにならないように趣向を凝らしてきた訳ですね。

一真和尚さん、小池朝雄さんにかなり寄せてきてますね(^^;)。
「本日も晴天なり」は小山内美江子さんつながりで「金八先生」からの起用が目立ちますね。他ならぬ原日出子さんも人格者に進化した乾先生の森田順平さんと結婚する訳ですものね。上条恒彦さん、茅島成美さん、他に誰か出てくれるのかな。津川雅彦さんと宮本信子さんも「マルサの女」では上司と部下が夫婦と言うのも面白いですね。
山本耕史さんがガヴローシュを演じた当時の「レ・ミゼラブル」のパンフを見ました。島田歌穂さん、ありました。エポニーヌですね。ファンティーヌが岩崎宏美さん、マリウスが野口五郎さん、ジャンバルジャンとジャベールの二役が鹿賀丈史さんと滝田栄さんでした。帝劇、懐かしい。最近は「エール」出演陣の吉原光夫さんのジャンバルジャン、山崎育三郎さんのマリウス、小南満佑子さんのコゼットだったんですね。妹と姪がよく母娘で見に行っていたようです。
今日の岡田惠和さんのラジオは本当に楽しみです。

99
白い鳩
ID: 9yjZMdcqV7 
2022-09-25 19:38:30

始まりました、「岡田惠和 今宵、ロックバーで」。ゲストは山本耕史さん。現在、大河「鎌倉殿の13人」出演中で、一方で、「Dandyism Banquet tour2022」のコンサートも。

舞台「スタンド・バイ・ミー」の話に。岡田さんはこの作品の日本版で初めて山本さんを見たそうです(岡田さんは「レミゼラブル」見てないか)。思いがあるようです。
一曲目は BOØWY 「バッドフィーリング」。山本さんが初めて音楽に興味を持つきっかけになったとのこと。

過去の記憶の話に。アウトドアで遊んでた。芸能生活を子役から当たり前のように過ごし、これで食べていくんだ、これで辞めるんだ、と言う意識もなく、事務所にいなかったのでフラットな気持ちでいられた。岡田さんからはベテラン臭がティーンの時代からあった。
ミュージカル舞台「レント」から俳優であることを意識し出している。自分の才能を開かされた感覚。二曲目は、「レント」。

「ひとつ屋根の下に」をイメージして俳優起用したのに、「オケピ!」で三谷幸喜さんから言いたいことを言う山本さんの素顔を考慮し「新選組!」で新たに土方歳三と言う配役を考えてくれているみたい。今回の「鎌倉殿の13人」三浦義村はいい役だね、と岡田さん。小栗旬さんの北条義時と異なり、山本さんの三浦義村は最初から全然ぶれていない。そこが面白い。時代劇は自由度が高い。
Dandyism Banquet から「FROM NOW ON」。

楽しそうな岡田さんでしたが、肝心の私が朝からの墓参で疲れてたみたいで十分に採録できず、申し訳ありません。

100
白い鳩
ID: 9yjZMdcqV7 
2022-09-25 21:36:15

「鎌倉殿の13人」見ました。
どろどろした宮廷権力争奪戦はシェイクスピアの「リチャード三世」を見ているようです。
ホッとするのは和田義盛と愛妾の巴御前の実質夫婦。遠慮のないやり合いを見る源実朝の顔がほころぶ。そう、正室でさえ借りてきた猫のフランス人形状態。窒息しそうなのであろう。のえに至っては猫を被った夜叉の状態。
この和田義盛も北条の手で討たれると思うと暗澹たる気分になる。

「しもべえ」見て気分転換だ。



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