4.26
5 296件
4 63件
3 19件
2 18件
1 42件
合計 438
読み くものかいだん
放送局 日本テレビ
クール 2013年4月期
期間 2013-04-17 ~ 2013-06-19
時間帯 水曜日 22:00
出演
医療現場の最前線を舞台に、一人の無資格医がたどる運命と、彼を愛し抜く2人の女性の生き様を描くドラマ。

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いいね!投票数 6 票
名前無し

人間の業の深さ、逃れられない性(さが)、善悪についてつくづく考えたドラマだった。

無資格医は罪として頭では分かっていても、三郎の心の底にはどうにも止められない思いがある。だからこそ、独房にいる最中でも、オペの妄想に取り憑かれている三郎の姿がある。医療行為を通して初めて三郎は己の存在価値と意志を持って生きているという実感を見いだしてしまった。それが偽りのものの上に成り立っていたとしても、逃れることが出来なくなってしまった。働いても働いても貧困の中にあって死んだ父親を持つ三郎の中で形成された傍観者は、手に入れてしまったレモン(無資格医)を死ぬまで手放すことができないと分かっていたのだろう。しかし、そのレモンゆえに、欲望や恐れに苛まれる業の中で生き、それを宿命という性として受け止めていってしまう三郎が生まれていく。一見、艶々とした美しいレモンでありながら、中身は酷く空虚だ。

三郎は二人のアキコを愛していない。
亜希子は、三郎から愛を求め依存する娘から、病院を新たにして一人で子供を育てる決意をしていく。その決意が、彼女を三郎から自立させ、大人の女に変えたと思う。一方、三郎は、明子の愛に甘え頼ることを許してもらおうとしていた。三郎は明子の愛を求める子供から変わっていない。きっとまた明子、過去の悲しみを繰り返すことになる。明子は三郎と心を合わすことができても、平穏な生活を共に続けることは出来なかっただろう。だから三人それぞれが違う道を歩むことで私は良しと思う。

院長は、もう一人の三郎のような男だったのかもしれない。
田坂家に婿入りしてからずっと、理事長になった妻に頭が上がらぬまま病院を発展させつつ、更に野望の階段の高みを目指し政界を目指した。野心に燃える三郎の姿に、つい、かつての己自身を見てしまったのだろうか。上京してきた三郎を興味深く見つつ、保身からとはいえ守ってしまう。結果として、彼の破滅を導くことになってしまうのが皮肉だが。田坂院長もまた野心に燃えた成り上がり者であり、政治家というレモンを求めていたのだろう。だからこそ、「俺はお前で、お前は俺なんだよ」というセリフにつながると思った。三郎に出会ったことをきっかけに、昇りかけた政界への階段を落ちてしまった院長。己のレモンが手に入らないならば、三郎からも死をもってレモンを奪おうと思ったのだろうか。

最後の海辺のシーンは、三郎が息を引き取る間際にあの世への階段を上りながら、三郎が見た幻、夢だったのだろうか。三郎が死ぬまで追い求めた、偽りの上にある生き甲斐だったのだから。レモンを握りしめたまま死んでいくのだ。

しかし、まだどこかで生き延びているのかもしれない。死ぬ前の夢であったなら美琴島でもいい。現実だからこそ遠い海外の島になっているのかもしれない。命を狙った院長から逃れるために、明子から離れた三郎。そうして、無資格医の日本人として一人で生きているのかもしれない。いずれにしても、どちらのアキコのもとへも帰ることがなく、はっきりした行く末を打ち出さない終わり方が、私は三郎らしいとも思う。

最後に、このドラマを視聴したことで、ここの皆さんと善悪の在り方について興味深い意見交換をしたり、またこのドラマで初めて長谷川博己さんという俳優を知り、インタビューで役作りを知り、また他作品(ここでおすすめしていただいた鈴木先生は秀逸)においても、すばらしい演技を拝見できたことを感謝。
また彼の次作品を期待したい。

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名前無し

さすがに今回の展開はひどすぎて高評価できる人たちが不思議です。

予想通り6話の院長にばれた回がピークになってしまった感が。
あの回までは5つ星4つ星評価続けてましたが7話以降はどんどんパワーダウンする一方でなんだかな。
島に明子や高岡が現れてドタバタする8話も茶番すぎてがっかりしたのですが
まさか最終回前でさらにドタバタとコメディチックになるとは。

三郎がスーパー経理マンになってたり建築士みたいになってたり理事長があっさり承認したり。
院長があんなわかりやすい捨て方をしたから女医が恨みを持って・・・というのもシナリオ安すぎる。昼ドラだなあ。
海外へ高飛びしろと現れる親切な高岡。神出鬼没すぎてもうお笑いキャラですか。

そして足場が崩れて亜希子親子が重態。なんというタイミング(笑)
ドラマだから突っ込むながここの人たちの主張ですがこれはひどすぎるよ。
マンガのブラックジャックが年がら年中あちこちで工事現場が崩れたり爆発が起きて
その場に居合わせたBJが手術するハメになるのを思い出しました。

ナース長のくさいお芝居とか。
手術中の三郎の歌舞伎役者みたいな目玉ギョロギョロとか。必要なんでしょうかあれ。
泣いて責める亜希子の芝居も昭和のメロドラマみたいで同情するよりイライラしてきてしまう。

脚本家と演出家は何考えてるのかなー。8話9話とコメディみたいになってるよ。
最終回はマッタリしそうなのでこういう展開はないでしょうからよかったです。

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名前無し

↑ そうだと展開がしょぼすぎて面白くならないよね。
絶対にありえないことをしてるし、相当な馬鹿ってこともわかってるし、ゆく末もわかって観てるのよ。
これからも、ハラハラドキドキさせてもらいます。

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名前無し

裏のドラマは観たことない。
櫻井くんのこと、蹴落とす理由もない。
このドラマをも観ての実際の評価をしてます。

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名前無し

今でも余韻に残るドラマ。
終わってしまいすごく寂しいです。
最後は三郎の子供の成長も見てみたかったな。
三郎の子が医師を目指すとか。
物語のその後を独りでいろいろ想像しては楽しんでます。

視聴率は低かったけど最近の傾向だと
低視聴率=駄作とは限らないんじゃないかな。
はらちゃんも視聴率低かったけど良作だったし。
低視聴率にいちいち噛み付くが人いるけど高視聴率ドラマしか認めてないの?
じゃあ今期でいうとガリレオはさぞかし秀作なんだね。
なんか偏見な見方する人もいるものだなー。

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名前無し

だから人のコメントについての感想はいらないから。
医師の奥さんなのかな?やたら弁解がしつこい。
他の皆さんに迷惑だから本当にもうやめましょう。

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名前無し

毎週視聴するのが楽しみでした。
アコーディオンやバイオリンが奏でるテーマ曲のメロディーが流れると、今でもこのドラマの世界に入り込んでいきそうです。

ハラハラしてつい見逃してしまったことも、改めて見直すと新しい演出に気付いたり、過去回と同じセリフの繰り返しが分かったり。皆さんの感想を読んで、ああ、こういう考え方や捉え方があったのかと発見したり。そういう経験を積み重ねることがとても楽しかったです。また、役者の力を強く感じた作品でもありました。主役の長谷川さんを始めとした役者さんたちは、台詞の言い回しや表情、間、目や口元などでその時々の心情を表わしていましたね。もう演技が上手いとか下手とかじゃない。その役としてこのドラマの世界で生きていると感じさせられました。

人間の心理描写、それも負の側面を多く描くこの作品では、登場人物の生き様を通して人間の内面というものをじっくり考えさせられたように思います。そして、それぞれの登場人物の心理が分かると、彼らそれぞれの立場から見た「雲の階段」のストーリーが存在するんだなと気付きます。軽い気持ちで視聴できる、いわゆる「分かりやすい」ドラマが多くあるなかで、様々な角度からストーリーを考えられるドラマは私にとってとても新鮮で貴重な存在でした。

しかし一方で、テレビドラマが視聴率によって後半の放送時間が左右され、脚本にも影響していくのであるとしたら、今後このような作品が出てくるのは益々難しくなっていくのではないかと懸念しています。小説など文字を通してしか味わえないような人物の心理描写をこのドラマで映像化したことは素晴らしかったです。この作品は私の心に残るものになりました。

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名前無し

なんかこのドラマ、回を追うごとにびっくりするくらい尻すぼみに終わりましたね。
特に最終回はとにかく帳尻あわせと回収に追われてバタバタでした。

救急センター開設とか大騒ぎしてたけど結局あれだけですか。
理事長が唐突なキャラ変してたのも笑えました。
病院を畳む宣言ですか。しかもいきなり過疎医療がどうこうとか言い出して何があったんでしょう。
せめてホスピスやりたいくらいにしておけばまだリアリティーあったのに。
院長があんなに家族に汚らわしい目で見られて捨てられるのもよくわかりません。
三郎と結婚したいしたいってバカみたいに泣いたり騒いだりして
迷惑かけたのは亜希子じゃないのか。
何でもかんでも父親や夫のせいにするなよと。自分たちもバカなんでしょうに。

三郎の母親は母親で裁判でも人事みたいで全然反省してる様子見えないし(笑)
犯罪おかしてる息子をあんなに自信満々に明子にすすめるメンタルが理解できません。
「どうか息子を支えてあげてもらえませんか」くらいにお願いしなさいよと。

三郎はですね。結局子供の頃から虚言癖があったということですね。
工場で油まみれで働いてたお父さんを小学校2年生で否定するってお父さん可哀想すぎるでしょ。
そんなお父さんみたいになりたくなければ自分で努力すればよかったのに。
貧乏だって親すらいなくたって自力で大学行って立派にやってる人沢山いるのにさ。
全然共感できなかったけど、でも変に美化しないところはよかったです。

明子と三郎の愛のポエムやりとりみたいな演出も気持ち悪かったし。
なんか力いれるところはそこじゃないだろうっていうのが多すぎた。
最後の南の島の夢オチみたいなのは自分は好きですね。

それにしてもおじいちゃんが殺人犯で父親が詐欺でつかまって離婚って
亜希子の子供不憫すぎるわー。
三郎が上京してきたせいでどれだけ沢山の人の人生を不幸にしてしまったか。
ということをあんたはわかってるのか?ポーズだけでももう少しすまなそうにしなさいな。

と三郎の母親に10回くらい言ってやりたいわ(笑)

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名前無し

医療技術とか現場とかの舞台や状況のリアリティを見るドラマじゃないよね。ご都合主義な展開が起こるのはむしろ前提。
もしこんな事があったら、主人公や取り巻く人々の人間関係や葛藤・苦悩などの心理はどんなものになるのだろうかっていう、登場人物の心理を感じたり考えたりしながら見るタイプ。もしくは、医療現場ではない別なことに重ねて考えたり、自分と対比させて考えたり。ちなみに私は三郎と自分を重ねて見ている。

シナリオ進行は確かにご都合主義だし、私もご都合主義なドラマは好きじゃないけど、この作品はあまり気にならなかった。登場人物の心理を表現するための状況設定として、多少ご都合主義でもそこは本題ではないからだ。むしろ状況設定が単純で分かりやすい方が、登場人物の心理を見るのに集中できる。

事故や医者が逃げる設定が必要だったのは、「三郎が逃げきれる状況だったのを捨てて捕まるのがほぼ確定でも戻る」っていう状況にするためかと。

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名前無し

感想は人それぞれではありますが。
どんなことでも現実にありえないとか倫理に反してるとか思ったら
ドラマは成り立ちません。殺人や体罰のドラマだって教育的にまったくタブーなはず。
欲に溺れた男の転落劇ですか?違うと思いますよ。
患者と自分のどっちを助けたいんだ、というセリフはそんな薄っぺらい男の薄っぺらい言葉ではありません。
一話からじっくり観てください。
母の言葉もそうです、止めても無駄なところまで行ってしまったわが子へ考えに考えたあげくの親としての究極の忠告です。
その言葉を胸に彼は重症患者の手術をしたのです。
このドラマは奥が深いのです。

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名前無し

現代の医療に関する問題点(医師不足、受け入れ拒否など)を描く為にも”無資格医師”を題材にするというのは伝わりやすく、問題点をあらゆる側面で表現され、見事だと思います。

このように書かれている一方で、
「キャラクター設定の突っ込みはナシで」
「これはドラマなのになぜリアリティーを求めるのか」

とけん制されるのはダブルスタンダードな擁護にすぎないのではないでしょうか。
医師不足や受け入れ拒否をいうリアルな問題を提示していて見事だと思うなら
その反面キャラクター設定が荒唐無稽であることに疑問を感じる視聴者がいることも理解していただけると思います。
ドラマとはいえSFやオカルトではないのですから。

それと三郎に失業の危機があったとは思いませんが?
事務員ですよね彼は。

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名前無し

大人の、特に女性が観るには見応えある脚本、演出、そしてしっかりした演技の出来る俳優陣の方々で毎回スクリーンに目が釘付けになります。ただ一つ、今の時代に30年前に書かれた物語を医療に持って来ると相当矛盾が感じられるが、そこはドラマ=フィクションとして片目を瞑って観ています。医療・ラブ・サスペンスですから。

知能レベルは高いが内気な性格で、だが周りから世話を焼かれる素直そうな三郎が、女性がきっかけで大胆にも無資格医(医大にも行っていない)となって大病院の医者となり病院長の娘婿になろうとする。不意に質問される言葉やしなければならない事柄をどう対処するんだ?三郎。観ているこちらの心臓もドキドキハラハラ本当にこのドラマに填まっています。私。

視聴率少し下がった?仕方ないですね、こういう手のドラマはお子様と男はあんまり観ないし、裏は学校行っている子たちが話の種で競って観るし、若い俳優の子も人気あるし。内容のしっかりした大人向きのドラマの視聴率が芳しくないのは他にも数ありますからね。気にしないでこのドラマを最後まで観ますよ!
















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名前無し

 CSの再放送録画して見てるけど、昨今のドラマと出来がちがう。
物語も大がかりだし、哲学や人生の問題もはらんでるし、撮影も丁寧。

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名前無し

ドラマが放送されている間に原作を図書館で予約したんですが、
行動が遅かったので大変な順番待ちで、今頃回ってきました(^-^;)

原作を読んでの感想…
大変失礼なんですが、
この原作をよくもあんなに面白い作品に仕上げたなと(笑)
原作の三郎って本当に流されるままの男で、
途中で野心に燃えるって変化もなく、ずっと怯えてウジウジ悩んでて
まあ善良っちゃ善良なのかもしれないんですけど、
読んでてイライラして全然魅力を感じませんでした。

長谷川さんの演技もすごいけど、三郎のキャラ設定を変えたのが大きい。
最終回には不満で、☆5は付けられないんですけど、
原作のラストよりはずっといいなと思いました。
原作では、偽医者がばれそうになって、
三郎が高跳びするためにチケットとって空港で
「さようなら」
と誰にともなく言って終わりです。

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名前無し

これキャストみんな地味だけど凄く面白かった!
あれから水10は面白いドラマないから残念。
再放送してくれないかな?

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名前無し

人間のもつ業を医療を通して描かれた傑作だったと私は思います。
患者自身が望む医療と医師の思う医療。三郎自身は患者自身望む医療や離島医療を医師免許なしでやっていたのが、いつしか自分の医療技術や考え方を認められたい、認めさせたいになってしまう。人間のもつ業の怖さを感じました。
最後、三郎が見知らぬ場所で三郎自身がやりたかった医療を描くのは、ドラマとして救い、希望があり良かったと思いました。

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名前無し

やっぱり、ここでの評価は高かったんですね。
ハセヒロさんが出演されると聞いて見始めましたが、もう予想以上で...
いつも固唾を呑んで見ていました。

最近は半沢直樹やリーハイなど面白いドラマも増えたものの、これは特に一番印象に残っています。

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名前無し

今回のクールで、この作品のように‥“毎週楽しみで、テレビの前から一歩も動けない!”‥なんて、作品がないので、ひさびさにDVD視聴しましたが‥
やはり、クオリティの高さに圧巻です!

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名前無し

せっかく、この「雲の階段」と今放送の「半沢」でテレビ離れしていた視聴者が
回復しつつ来たかもしれないのにキムタクでまた追い払ってしまうなんて
TBSは何を考えているだろう。
おまけに「雲の階段」は春ドラで視聴率はワーストだったけど、クオリティーが高く
視聴者に今でも維持されているのは公表されていない。



↑長谷川ヲタって一体どんな世界が見えてるんだろう。
一桁低視聴率雲の階段を半沢と並べて「視聴者が帰ってきた」なんて。
キムタクドラマをけなすなんて。

ヤフー掲示板が長谷川ヲタのサロンと化していて気持ち悪いです。
こんなとんでもない妄想作文ばかりだよ。

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名前無し

半沢よりダークで役者も上手くて面白いよ。

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名前無し

そうかな~?むしろ肯定的な意見に噛みついてる人が多いんじゃない?しかも終わってからもネチネチと。
しかしドラマの感想でもないのに星一つは無いよねー☆ルールくらい守りましょ。

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名前無し

要するにドラマ前またはドラマ中に「ハセヒロ」にハマった人は
絶賛するということで。
ただドラマを見てた人間には粗が目立ちすぎる作品だった。
質がよくないからDVDも売れないしね。

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ひまわり25

最終回放送から10日近く経つのに、未だに熱い意見が投稿されてるドマラって、なかなか無いのではと、改めて感心してます!! 録画した物を、最初から見返したり、または、話題性で 新たに見た方とかがおられ、こうやって、ひっきりなしに投稿され続けてるのだと思います!?
ドラマの好き嫌いはあるでしょうけど、最終回になっても、ドラマの俳優さん達一人一人の演技が、印象深く残っているからこそ、今も こんなに 感想が寄せられているのだと確信します♪ 雲の階段は、救命救急24時みたいな、医療現場の緊迫感のあるリアルな物語を伝えたい為に制作されたドラマではないと思います!
三郎という1人の 未来も目標もないような男性が、医者が1人しかいない島の現状の中で、否応なしに 医療行為をやらされている内に 、やがて野心が芽生え、そして、大病院の娘に出会った事で、運命的に変わって行く、その波乱に満ちた三郎の人生と、それに関わった人々の愛情や憎しみや、妬み、野望等々を 、役者さんに演技力で描きたかった物語だと思いますので、そういう意味で、大成功のドラマではないでしょうか!?(^_^;)

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名前無し

あんまりリアルだと怖くなったり嫌なことを思い出したり色々あるので逆に、これくらい有り得ない方が現実と切り離して見れたのでドラマとして楽しめました。
長谷川さんの演技は目、表情の動きでセリフがなくても表現できている感じで引き込まれました。
最終回、留置所で手術の真似事をしているところとか何とも言えなかったです。
長谷川さんじゃなかったら、こんなに面白くならなかったと思うのでキャスティングって大事だなって思いました。
B′Zの曲もピッタリでした。
B′Zってドラマの主題歌に、よく使われるけど、いつもピッタリでドラマを盛り上げてくれる。

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名前無し

三郎が無資格医なんて周知の事。
誰も無資格医師を肯定したり絶賛したりはしてないよ。
日本や世界の医療事情詳しくて素晴らしいけど、大学病院の事情くらいみんな知ってますよ。
その上でこんな医師いたらなと思ってるだけだよ。

他の人たちの意見を子供っぽい感想だと上から目線的な最後のコメントはいらないな。

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名前無し

村木所長も田坂院長も三郎に惚れていたんだと思います。村木所長は言うまでもありませんが、田坂院長も三郎を自分の若かりし頃の姿として投影しており、さらにその繊細な指…。田坂院長が三郎を受け入れていたシーンはたくさんありました。しかし、憎んでいるシーンは…?ラストシーンでは、免許を持っているが、医師としては失格である田坂と、免許は持たないが、心は医師である三郎。お互い不完全な医師であって、惚れ込んだ俺だからこそお前のことがわかる…と。だからこそ、三郎がこのまま生きていること(=田坂院長が生きていること)を否定し、死をもって終わりにさせたのだと思います。その事を三郎もよくわかっていた。安らかに受け入れた。そんなラストシーンではないかと思います。南国のシーンは三郎という人間が、最後の最後に気がついた自分の居場所…。明子ではなかった。三郎はそんな男だと…。男の野心でしょうか?
ほんと、なんともいえない余韻がいまだに消えないさくひんでした。

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名前無し

へえー。
このドラマが好きな人こんなに居るんだ?
解らないもんだね。

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名前無し

雲の階段、、三郎の満たされぬ心のような気がしました。三郎は善のみで人を助けたのではなかった。その行為によってある一種の快感があったように思える。その状況でしか自分自身の存在を確認することができなかったのだろう。きっと三郎はこのあとも同じような行為を繰り返すしかない気がする。悲しいけど。長谷川さん演技よかったです。人間の悲しさ感じました。

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名前無し

9話でがっかりして低評価したんですけど、、、なんだかんだで最終回は色々感慨深かったから再び☆5です!!

2013-06-19 23:37:15さんの想像(解説)すごいですね!
>最後のシーン・・・。三郎が天国に召される際に見た夢であり、三郎は死んでしまったって解釈した人と、資格の関係ない(実際あるのかは知らない)南の島で医師としてやっていってるって思った人と、あの人は三郎の息子って思った人と・・・。
視聴者のご判断に任せるってことなのね・・・。なんかこんな結末やだわ。

この↑”死ぬ前に見た夢”、”三郎の息子”、って考えると、うまく纏めたんだなぁと思えました。私は単純に死ななかったんだ〜、しかし話随分飛躍したなぁ、続編のためかなぁ、って思いましたからね。”三郎の息子”が妥当な気がしてきた。死ぬ前に見た夢は作者でも思いつかないんじゃない?すごいと思いました。

元院長の「俺はお前、お前は俺」の部分は、、、元院長も”無資格医”ってことだと思ったんだけど違うかなぁ(笑)これまでも三郎の野心的な部分や、会議での強気な発言、行動を評価しているというか、うれしそうに見ているというか、、、なんだかそんな風に見えていたんです。若い頃の自分をかぶせて見ているかのような。。。三郎だけでなく、院長にとっても雲の階段だったじゃないですか。自分は家族も失ったから、三郎への怒りが治まらなかっただろうと。(島へ戻って明子と暮らす事を知っていたかどうかはおいといて)道連れ的なことを描きたかったのでは??タイミング的にも幸せから引きずり下ろすような感じに見えませんでした?

裁判のシーンはすごく良かったですね。所長の演技や台詞が特にウルウルきたかも。
三郎も逃げることなく捕まり、所長も三郎の人生を狂わせたと罪の意識を感じ、亜希子は明子の為に身を引き、、、なんだかちゃんとした結末というか、感情的に納得ができる結末でしたよね。嫌な人間がいない、という。
三郎が刑務所の中で手術のまねごとするシーンがなまなましくて、明子と幸せになってるシーンは不自然だったから、2人のハッピーエンドは想像におまかせ程度で良かったです。もともと自発的に人を愛するようには見えないですしね。

ちょっと気になったのは、、、野上医師の評判が良かったから、亜希子と復縁させたのかなって思ったのと、元院長を1人だけ悪者化して家族に捨てられるあたりも現代に合わせて女性に媚びた感じがしました。悪くないんですけど、意図が感じられてしまった(笑)

でもでも全体的にやっぱり深〜いドラマでした。最高に面白い!!
演技と台詞の際立った、ジェットコースタードラマまた見たいです。

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名前無し

心理描写が絶妙とか素晴らしいと絶賛する声多いですけど
やっぱり自分には普通に過剰というかマンガチックに見えます。
すでに6話で亜希子がボトルシップを粉々にしている昼ドラそのものみたいなシーンが
流れた時から嫌~な予感がしてたのですが。


亜希子関係はすべてそうだし内藤さんの芝居もいつ見ても内藤さんで。
いつもあんなに大声張り上げて秘密怒鳴るのやめてください(笑)
理事長の人のお芝居やセリフがまたわざとらしくて。
あの女優さんあんなに演技下手だったかなあ。そう見える脚本なのでしょうか。

三郎も明子も高岡も一貫性がなくて何考えてるのかよくわからない。
特に三郎は何をするにも衝動的すぎて結果自分も周りもドツボにはめてしまう。

「いつまで医者でいられるかわからない。その間にやれるだけのことを」
って刹那的になる三郎を正当化してるけれども。
そんなに「医者でいられるのも時間の問題」な三郎をなぜ院長や理事長は
副院長のままでいさせるのか。
そこが最大の矛盾だから白けてしまう。
そんなにみんなが冷や汗かいちゃうような刹那的な状況の三郎を
無理やり副院長にすえておくのって何十倍も病院にとってリスキーだと思うんですけど。
案の定マスコミにかぎつかれて病院の評判ボロボロになっちゃうし(笑)

他の人も書いてるように三郎はしょうがない人間なんだけど美しくも描きたい。
ただの自己発信の身勝手男なんじゃなくてあくまで運命に翻弄される男ということにしておきたい。
そのへんがあるからいろいろと正当化したり不自然で無理な流れが出来たりしてきたのでは。
でもドラマだし仕方ないんでしょうね。
スタッフも熱烈な主人公ファンの人の声が気になるだろうし。
最後の最後はあまり美化しないでそれぞれの人生ということでいいと思います。

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