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| 合計 | 241件 |
京都帝大の仲間に流されるように自ら海軍に志願してしまった千尋に違和感があった。
聞いてた話と違う。
頭のいい人は、自分から進んで戦争に行ったりしなかったのではなかろうか。
次郎さんのように、この戦争は負けるとわかっていたから。
日本の国としても優秀な頭脳を失うのは惜しく、帝大生の徴兵は敗戦間近の破れかぶれの頃だと聞いた。
聞いた話で、確たる根拠があるわけではないのだけど。
千尋が法科の勉強より海軍に参加することを選んだのはやっぱり納得がいかない。
嵩に話しながら、後悔しているようにも見えた。
でも、もう後戻りはできないのか。
秘かに慕っていたのぶに対して煮え切らない兄に感情をぶつけるところはせつなかった。
ネットの下げ記事も杞憂で順調に支持を集め先週から視聴率１６％大台の高記録を出し続け朝ドラの人気回復を感じた。酒を飲みながら嵩と千尋との会話をほぼ15分間見せて引き込まれた。愛する人たちを守るために戦って来ると誓った千尋に心打たれ、必ず生きて帰ってこい武運長久を祈っているぞと千尋を送り出した嵩の思いやりに感銘した。そしてありがとう行ってきますと力強く応えた千尋が凛々しかった。同時に互いに戦争で命を落とし永遠に会えないかもしれないと思うと悲しくなった。
このドラマは奥深いな。戦争も戦争の時代を生きるひとびとも良く描かれている。視聴率もここへきてぐぐっと上がってきた。やっぱりわかる人にはわかるんだな。(笑)
戦後に大阪で知り合う嵩と暢でなくて、わざと幼馴染み設定にしてかつ、一人の女に恋愛対象として見て貰えない兄弟二人にして、
その二人が女の知らないところで奪うたら告白もしなかったたら。
一人は世の中女はこの人だけと言わんばかりに人妻に狂う設定。
一人は後家になってから恐る恐る手を出すのかね。
昨日の千尋の人妻でも構わん！は何？
まるで花子の白蓮の再来かと思ったづら。
人妻でも奪うはめちゃくちゃ邪魔なセリフにおもえてそれまでの千尋と嵩の感極まる芝居がチャラく見えてしまったわ。
嵩はそれを聞いたけど、後に暢に実は…なんてまたうじうじしてどうせ言わないだろうさ。
ひっそりと高揚しないで暢への想いは言ってほしかった。
視聴率もっと高いと思ってたが意外にまだそんなもん？
びっくりぽん。18はいってると思ってたが。
エール以降、どの作品も視聴率で18%なんてほとんど出ていません。
15%16%が普通。
何も無い普通の日で、連日12%13%とか出すのはおむすび以外無かったですが。
あんぱんはこの先も楽しみに出来る朝ドラで良かった。
ドラえもんの階級ワッペンの話を読んで旧日本軍の階級を知った者として、
あれは大将（のび太）が権力におぼれて愚かな命令を下すと悲惨なことになるというのを風刺していたが、あんぱんを見ていて
「上官の命令で逆らえないのではなく、自らが行きますと犠牲になるほうを選ぶしかない状況になってるのが戦争の恐さなのだ」
と思った。
千尋、ジャイアンのように軍服を脱ぎ解放されて済むのならどんなに良かったことか。
シベリア抑留者のおかげで本土が守られたという意味がよく行く分からないです。
あの曲は昔、意味が分からず聞いていました。今夜「時をかけるテレビ」でジョンレノンのイマジンを池上彰さんが取り上げるようです。
視聴率は話題性があった虎翼のほうが高いのではありませんか？月曜の視聴率が低かったのは、殴るシーンが多くて見てるのが辛かったのでしょう。
大谷翔平の野球中継とかぶらなければ数字は安定しくと思います。
いよいよ崇が中国へ
「弱いものが戦場で生き残るには卑怯者になることだ。」言えてるような気がします。
あさイチ出演の中沢元紀さんの笑顔に癒されます。
ノブが人妻になる前に奪わな損損
あさイチに千尋くんが、、、
ダメだよ涙
戦争(日本の対外国戦争)について、嵩と千尋の考えが違うように(どう違うのかわからないが)、人により考え方は違うだろうが、戦争の時代に生まれ好むと好まざると戦争に巻き込まれ戦ったのは日本と日本人のためだ。ポツダム宣言受諾後にソ連が北方領土に侵攻してきたのは知っていたが占冠島の戦いは知らなかった。
前回視聴率16・１％。最近常に１６％台で
これから伸びる可能性が出て来た。
前回は嵩と千尋の別れを１５分間も描き一つも
割愛できないくらい内容が濃くて、今週のダイジェストは
特別に３０分延長してもらいたいくらいです。
それほど歴代の朝ドラの名場面の一つに
数えてもいいくらい強く印象に残りました。
演じる北村さんと中沢さんの熱演に圧倒されました。
暴力などで痛みが伴う戦争は見たくないが
嵩の戦争体験からきた本作のテーマ逆転しない正義に
迫る内容になってゆくので覚悟して見ていきたい。
平均視聴率が15.4%と最低を記録した「おにぎり」と覇権を争ってますね(笑)「おにぎり」から「あんぱん」と引き継がれる感じで良いんじゃないですか。
低調の原因を某大手サイトが分析していますが、人気俳優のフェードアウトが相次いだ、オープニングの違和感、サブキャラのほうか魅力的、ヒロインのキャラと愛国心に失望、「アンパンマン」へのオマージュがピンとこないetc
成る程と思いましたね。ヒロインの暢は何処へ行っちゃったんでしよう。風呂敷を広げ過ぎて収支がつかないといったところではないでしょうか。
視聴率、ジワジワと上がってきてますね。他の朝ドラと比較するのは意味ないですが、前作おむすびの平均は13.1％だったかと。あんぱんは前週今週と16％前後の数字。やはり良いものは多くの人に見られるということ。
占守島の戦いで日本を守った兵士たちの中で、捕まって捕虜になったり停戦・投降後にソ連がポツダム宣言に反して捕まえたりでシベリアに送られ、命を落とした日本兵たちもいたという事。
そっちは余談だったかも知れないけどね。
おむすびとあんぱんを横一線で比べてる人、◯◯◯おかしいな！。
「おにぎり」とか書いてるし。
>平均視聴率が15.4%と最低を記録した「おにぎり」と覇権を争ってますね(笑)
おむすびの平均視聴率は13.1% あんぱんサゲしたいが為に、いい加減な事書くのは控えて貰いたいな。
チビ暢のハチキン振りは迫力があった。下駄の扱いなどは、後のプロレスラー芳の里を彷彿させる。男の子たちのビビり方も本当に見える。
暢は、人妻なのに御免与から中国に行った兵隊さんたちにもいまだ人気がある。
不安な時代には、強い母性に惹かれるものなのだろうか？
無敵日本の象徴的扱いを受けていた双葉山でさえ、この時期、女教祖長岡良子に深く傾倒している。
やなせ伍長はあの似顔絵の事で、褒めらるような気がします。何の娯楽も希望もない駐屯地において、絵の才能が人を笑顔にしていくならば、崇、自分のやりたい事で人を喜ばせるね、とくれば良いのだが。
第二次世界大戦は世界中で唯一の被爆国であるからこそ、戦争の悲惨さ虚しさや無を描いていって欲しい。が、日本は特に中国アメリカ、東南アジア諸国と戦って負けた。その原因の源を作ったのは日本国だという事も忘れてはならないだろう。
日清日露勝利、第一次世界大戦少し参加して勝利。戦わずにはいられない軍部体質が出来上がって、何も知らない国民は戦地に駆り出されて歴史にも残らない無駄な死を遂げたと思う。
豪ちゃんは戦死したが、ちひろ、崇らは戻るんだよ。祖国日本へ。
いい加減なことではなく、文章が読み取りにくいのだと思います。
虎に翼 平均視聴率16.８%
おむすび平均視聴率13.1%
あんぱんこれまでの平均視聴率15.４%
ここに視聴率を書く方は16以上の数字が出た時だけ書いてるけど、書くなら毎日書いて欲しいです。
暢と崇より脇役のほうが魅力的に見えるのよね。
正義がひっくり返る所を見たくて視聴してます。
アンパンマンのオマージュがよくわからないです。
でもアンパンマンの声の女優さんが出演なさるそうで。
花子とアンの時も赤毛のアンの小ネタを期待していた赤毛のアンファンが裏切られていました。
嵩のような弱い人間がいちばんに死ぬ、生きて帰ろうと思うなら卑怯になることだ、味方がやられても敵を取ろうなどと思うな。
妻夫木の言葉は正しいのだろう。
でも、戦場で卑怯になることもきっと難しく、心に深い傷を負うことになるのだろうと思う。
そう言えば、ヤムさんも豪ちゃんに同じようなことを言っていたことを思い出す。
そんなに低調でもないのを低調だの最低だのと言う理由ははっきりしないが低調であって欲しいからかな。このドラマが伝えようとしていることが気に入らないのでしょうか。それは何でしょうか。
おむすび平均視聴率13.1%
あんぱんこれまでの平均視聴率15.４%
比べても全く違うでしょう。
これを争っているなどと言うのがいい加減だと言うことですよ。
某大手サイトが分析しているそうですが視聴率が低調とは言えません。最初から15％＋で推移し先週今週と16％前後ですから。低調の理由とされているものの評価も人により正反対になる。風呂敷を広げ過ぎと思う人はいるでしょう。むしろそこを評価します。ひとりのヒロインの物語ではありません。嵩と暢だけの物語でもありません。同時代を生きた人すべての物語です。あなたのわたしの物語でもあります。今までの朝ドラとは違うのです。それに気がついている人はたくさんいます。私も彼らは彼女らもこのドラマが好きです。
ふと思い出すのは、あまちゃん、カムカムエブリバディ、ゲゲゲの女房、花子とアン、これらた比べると、あんぱんは、最初からの平均視聴率は15.4-5％で先週今週に16％前後になったところで少し低めだが低調という数字ではない。これからもジワジワと上がっていくだろう。どの位まで上がるかな？🤔
そして嵩は現地の人たちに絵で日本が正しいと洗脳するように言われる。
低調最低と言いたい人は「正義の戦争だったのが逆転し否定される」のが受け入れがたいのかもしれない。
絵の腕を買われた嵩は宣憮班に入れられるのではないか。前線に出る頻度も減るのではないか。むろんそれだけで済むことはないだろうが。
今週は、千尋がメインだった。
登美子と幼い嵩が御免与に来たとき、一切懐かしがるでもなく知らない素振りだった千尋
でも、彼は養子に来たときから、父清の写真を隠し持ち続けていたことを告白。そんな小さいときから、寛や千代子に気を遣い、母登美子への恋慕の情を二人には微塵も見せようとしなかった千尋の健気さに驚愕した。
そんな千尋が、最期に嵩に自分の思いの丈を全て洗いざらいにした。でも、それは同時に、自分はもう死を覚悟している、だから嵩に自分の分も本当に生きたかった人生を歩んでほしいという“嵩に託した”メッセージだったのだと思う。
蘭子と豪の、愛の告白と死別は、のぶの世界観に強烈な影響を与え
寛や千尋や登美子は、嵩の人生観に多大な影響を与えている
そして、次郎・屋村・羽多子・蘭子・清の手帳・八木らやこの戦争が、のぶと嵩の“逆転しない正義”への道にどのように連なって行くのだろうか。
来週の展開、特に予告の蘭子の「おねえちゃ～ん」の絶叫が気になる。
おむすびと争ってるとか言ってる人は
「やっとまともな朝ドラに戻った」「また普通に視聴できる日々になって良かったね」
等のネットの声を見て察するべき。
あんぱんの登場人物の人気投票やろうとなったら「やろう」となるだろうけど、
おむすびでやろうと言ったら「好きな人物がいな〜い」となるだろうよ。
それぐらい、両作には大きな好感度の差=受け入れられる土壌の差がある。
のぶが、嵩が、…だけじゃなく、寛さんが羽多子さんが蘭子が豪ちゃんがメイコが健ちゃんが
……登美子が釜爺がヤムさんが千代子さんが、黒井先生がうさ子ちゃんが次郎さんが八木上等兵が、
そして千尋がって………。
ここでこんなにみんなが語ってるほどおむすびで熱く、好感を持って語られてた人物っていたか？。
いよいよチヒロも出征していくのか……。
以前、相撲や海岸でのシ-ンのある回で、チヒロは帰っては来れないのだなと感じていた。
中沢元紀さん、中島歩さん、二人ともいい意味で昭和感があって、しっくりします。
赤毛のアンの小ネタを期待していた赤毛のアンファンが裏切られていましたなんて、ファンの総意みたいな書き方はやめて頂きたいものですね。
赤毛のアンのファンの方で楽しんでいた方も沢山おられたし、私もファンでしたけど裏切られたなんて少しも思わなかったし、今でも大切で大好きな作品です。また再放送待ってます。
このあんぱんも良い作品で毎朝楽しみに見ています。
登場人物其々に感情移入出来る作品はやはり面白い。一緒に楽しみや辛さも感じ、応援しながら見ています。
「自分がなんのために生まれてきたのか分からないうちは死ねない！」
大丈夫。
そんなことわからなくても困りません。
ちゃんと生きていけます。
私が保証します。
世の中の多くの人は、自分の存在意義なんて知りません。
もう偉人のドラマには飽きました。
次の朝ドラの主役は高田純次でお願いします。
芸は身を助けるのか、嵩は入隊早々古兵たちの目の敵に
されて殴られていたが、幹部兵になったかもしれないが、
今は皆に似顔絵を描いて喜ばれて人気者になった。
そして八木上等兵にも似顔絵を描いて才能が認められたのか
軍曹に嵩を推薦して絵を描く任務を与えられたようだ。
史実でもモデルの方は絵の才能を見込まれ敵地の民たちを
手懐けるために軍の命令で紙芝居を描いて見せて喜ばせた。
八木は嵩にとって絶望の隣は希望になるのかもしれない。
嵩に同じ匂いを感じた八木も嵩に絶望の隣は希望を
期待したのかもしれない。
来週の予告で、さらに悲惨な状況になりそうで、さすがに見るのが怖くなってきた。
やなせたかしという人の強い反戦思想を伝えるにはここまで描かないといけないのか…
今日は岩男の再登場が嬉しかった。
嵩殿のお弁当を奪って食べて、はちきんおのぶに殴られた話で盛り上がるの、いいね。
幼馴染というより、いじめっ子いじめられっ子だったと思うけどね。
「自分がなんのために生まれてきたのか分からないうちは死ねない！」世の中の多くの人は自分の存在意義なんて知りません。・・って、ほんと確かにそのとおり。このドラマはシリアスなんだ。重く深く良いドラマなのでファンがたくさんいるのだ。もう偉人のドラマには飽きました。・・って、それでも見続けちゃうんでしょう。次の朝ドラの主役は高田純次でお願いします。・・って、高田純二さん面白くて好き、刑事ドラマもはまってますが。
みんなヤムさんのあんぱんを食べて、顔がほころんだ幸せな日々を忘れている。
食料は配給になるし、鉄も砲弾や部品にするのに取られ物資も無くなっていくしで仕方のないことだけど。
戦争でつらいのは兵隊にとられたり嫌な物は嫌と言えなくなることだけじゃない、
生活からふだんの楽しみや食を奪われることもだ。それで笑顔や勇気、希望が無くなるのだ。
ヤムサーン、カムバッーク！（映画「シェーン」風に）。
そして何より御免与のみんなが「またあの朝田パンのあんパンが食べたい！」と、
あの甘くて美味しかった笑顔の日々を思い出しますように。
朝ドラで戦争を描かれることは珍しくなかったけど、女性が主人公のことが大半なので家族を送り出すシーンや疎開生活、空襲の中を逃げ惑うシーンが多かった。「ゲゲゲの女房」では村井茂の回想シーンで何度か戦場が描かれたけど、僅かなものでしかなかった。主人公が前線で戦うシーンを数日間扱うのは今作が初めてではないだろうか。今秋放送された分ではのぶは明らかに脇役（というより端役）だったから。
「おむすび」は、朝ドラの黒歴史
思い出したくない人が多数だと思うし、中にはトラウマになっている人もいると思うので、ここで蒸し返すのは避けてほしい。
この素晴らしい「あんぱん」と比較するのも論外
それと、自分の人生の意味を知ろうとするのは、特に青年期に真剣に生きている人の証。いい加減な人生を送ってる人が、そんなのどうでもいいって…人なら高いプライドで生きたい。
ここで一生懸命にドラマの感想を書いている人たちは、自分の人生に真摯に向き合おうとしている人たちであることをお忘れなきよう。茶化しもほどほどにしなよ。
久し振りに会った嵩が伍長だと知って、律儀に敬語を使い続ける岩男が良かった。
岩男は子供の頃嵩の弁当を奪ったり、パン食い競争(？)の時にズルしたりしたが、蘭子の事が好きになり正装して朝田家に挨拶をしに来た姿は凛々しかった。
岩男も元気で終戦を迎えて、なんならもう一度蘭子にプロポーズして欲しい。
蘭子の心の中には豪がいることを承知の上で。
早坂暁「花へんろ」の小倉一郎(現・小倉蒼蛙)さんが釜爺の友人の中にいるのも感慨
まだ73歳と思ったよりお若い
機会があったら見てください
そういえば小倉さんの役も好きな女性が弟と結婚してしまう役だった
なんだかねえ。朝ドラだからヒロイン見たいんだよなあ。
華やかな３姉妹が見たい。
岩男についで千尋もあさイチに出てもうさようならフラグじゃん。
ここに書き込む人のほとんどは私を含めて何だかんだ言って朝ドラあんぱんが好きな人ですね。悪くない視聴率を低調と言いたい人・茶化したい人が若干名いるようです。そういう人は「正義は逆転する」のが気に入らないのでしょう。
戦争体験は、のぶも嵩も戦後の人生に影響を及ぼした。
特に嵩はモデルの方と同じようにその後の作家活動の方針が
決められアンパンマンに繋がると思う。なので戦争をじっくり
描いていると思う。従来の朝ドラなら毎回ふたりを
交互に描くと思うが、どちらかを集中して描く構成がいいし
集中できる。次週からのぶや朝田家の戦争をじっくり描く
そうなので期待します。
チャカシであってもなくても、あーして欲しい、こーして欲しい、いろいろご希望があるようだ。それだけ興味があるということですね。なかなか思いどおりにいかないのが世の中というもの。私は脚本家の意のままに静かに観賞しております。
あの子役時代かわいかった&喧嘩した御免与町の男子たちが、再会したり本音をぶつけあえたのが
戦争のおかげなのが皮肉で、切ない週だった。
嵩、本当に見違えた。軍人勅諭を堂々と暗唱する場面は目を見張った。
軍人勅諭は明治天皇が唱えた心得として陸軍は全文暗記が当然だったそうで、忠節（天皇に忠誠を尽くす）・
礼儀（上下関係を重んじる）・武勇（勇気を持ち任務に励む）・信義（誠実さを大事にする）・
質素（倹約に努める）と、忠節以外は今も人の本分を説いた物として通用する。嵩なら暗記だけでなく
生活態度にも良い効果をもたらすと読み「覚えておけ」と言ったのか、八木さんのアドバイスは的確だった
という事だろう。彼は嵩にとって大きく人生観を変える人物になるかも知れない。
岩男。パン食い競争ではズルをしてまだ子供っぽさがあった彼も、蘭子に惚れ（その片想いは豪ちゃんの
大きすぎる存在の前に実らないと思うが）正装で朝田家の正面から結婚の申し込みに来た頃から男らしさの
片鱗が出始め、福建省での再会時は襟の階級章を見て嵩を上官と察し、敬語で挨拶できる大人の男へ変貌した。
しがない脇の脇の役の変化や成長が着実に描かれているのも「あんぱん」の信頼できる点だ。
逆に、人の崩壊や暗の部分が描かれる事もある。出征前に人物が完成していた千尋はその反動が出たようだ。
千尋は、例え生きて帰って来ても次郎からのぶを奪うことは出来ないだろう（次郎も生きて帰る保証は無いが）。
人一倍「誰かのために」生きてしまう、優しすぎる子だから………。
視聴率云々を書いて争うのは煽り行為なのでやめてください。
若い人に見て欲しい。戦争のパートは特にそう思う。
戦争シーンに突入したら「ディア・ハンター」みたいにガラッと場所がそっちパートに反転した演出が映画を思わせ、私的には好感触。ここは大事だよ、真面目にやるよって作り手の覚悟が伝わってくるよう。
朝田三姉妹が目福でもっと見たい、という男性ファンには確かに不評かも知れないが。
ま、賛否両論というヤツですな。
木曜日の千尋は圧巻だった。
もちろんのぶのことも好きだけど、本当にお兄ちゃん大好きっ子というのが伝わってきて泣けてきた。
もし生きて帰ってきたらのぶを奪うと言ったけど、やっぱりのぶに「兄貴はのぶさんのことが好きなんです」とか言ってキューピット役をしそうな千尋。
嵩も千尋も寛おじさんに言われて生きることに、真剣に考えようとしている。タイプは違うがどちらも不器用な兄弟だ。だからみんな嵩と千尋の2人が好きになるのだと思う。
そして千尋の叫びは、彼ら兄弟だけでなくその当時の生きたくても兵隊に行くことから逃れられなかった若者達の叫びとして中園さんが描き、これはあくまで自分の解釈だが、あのシーンのまま大声でなく、嵩には大声で聞こえた…というなんというか現代の思いと当時の思いをリンクさせた少し特殊なシーンではなかったのかと思ったりする。
来週(何週になるのだろう？)辛いが、見ていこうと思う。
嵩と結婚するまでののぶの生活は完全な創作なのだからどうでもいいよ。作り込めば作り込むほど茶番に見えてくる。しばらく嵩の視線で描いた話だけにして、復員して来たらのぶが寡婦になっていた、という話で構わない。
人は誰でも物事についてあれこれ考えるものだ。Aさんが何事かを良いとか悪いとか、構うとか構わないとか、何と言おうとBさんには何の影響もない。
脚本家は二人が幼馴染みとしておとぎ話を創った。可愛くもあり、じれったくもあり、よくできた物語だ、多くの人が楽しみにして見ている。私もそのひとりのだ。
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