4.54
5 462件
4 38件
3 13件
2 15件
1 38件
合計 566
読み まおう
放送局 TBS
クール 2008年7月期
期間 2008-07-04 ~ 2008-09-12
時間帯 金曜日 22:00
出演
肉親を無惨に殺された男の、人生のすべてを賭けた復讐劇を描いたドラマ。
韓国で放送されたサスペンスドラマのリメイク。

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いいね!投票数 9 票
名前無し

当時はジャニヲタ御用達ドラマだと思ってた。
でも去年の鍵部屋を見て、その感想サイトで散々名前が挙がってたから、冷やかし半分で再放送を見た。
このドラマの存在も大野のことも放送当時から知ってたけど、放送終了後もあちこちで度々話題に挙がっていた。自分はリアタイで見てもいない癖に「所詮ファンの絶賛で持ち上げられてるだけだろ」なんて、最低なことを思ってた。ファンの皆さんごめんなさい(笑)

初回、大野が闇の中から現れるシーン。
既に表情は魔王そのもの。ドライアイスの煙が良い味出してる。
その立ち居振舞いから溢れる高貴なオーラ。百合の白がスーツ姿の大野をより黒く(笑)見せている。
そのシーンだけで一瞬にしてドラマの世界に引き込まれる自分。
「今までのドラマの初回には感じられなかった何か」があったのには間違いない。
その日から毎日録画予約をして出勤。自分の中ではもうジャニーズ主演とか関係なしに、このドラマに惹き付けられてた。というより、主演の2人がジャニだということを忘れるほど役に入り込んでいて、ジャニドラにいつも感じられる変な感覚(?)が、このドラマには感じられなかった。

石坂氏、六平氏の安定した演技にも引けを取らない大野&生田の演技。もう俳優としても普通にやっていけそう(笑)
山野役の清水くんは、このドラマで初めて知った。彼の演技もまた凄い。当時は余り認知されていない俳優だったと思う。(今ははらちゃんに出演しているが)プロデューサーはよく彼を見つけてきたなあ!と感心した。

肝心のドラマの話、自分が一番好きなシーンは、六平ちゃん演じる記者と成瀬が対峙する6話の冒頭~最後の転落死のシーン。
冒頭では、正体がばれているというのに冷たい表情で記者を愚笑する成瀬(笑)証拠のCDを渡された後の一連の動作が優雅過ぎww
とても動揺しているようには見えない。絶対殺すつもりだろ!ってテレビに向かって突っ込んだ。
その後、例の赤い部屋でCDの録音を聴く成瀬。顔の半分が影で隠れている大野の表情が、人間の内臓が動いてるような奇怪なBGMと相俟って、最高に恐ろしい。こいつ本気だ(笑)と思ったね。

大隅とかいう旅行会社社長(?)に、石坂よりも金を積んで買収し、チンピラに六平を追わせ、自分は事務所で静観。怖すぎ。何もかもが自分の計画通りに進むという自信を持ってなきゃ、あんな暴挙には出られまい。自分だったらリスクを恐れて、静観など絶対できない。だって自分の出した金額がもし石坂より少なかったらどうする?その時点で失敗だよ(笑)

というのは置いといて。結局六平ちゃんはタロットカード通りに転落し、鉄骨に顔面強打して虫の息。成瀬がやってくる足音にぞくぞくする。ただ、六平がレコーダーを自ら差し出したのは失敗だったね。というかまず最初に、仕掛けた相手がまずかった。成瀬を怒らせたら殺されるって(笑)
レコーダーを手に持って、相変わらず恐ろしい氷みたいな表情で六平の死に際を見届ける成瀬。生田がすぐ近くにいるというのに、落ち着きすぎ。そして怖すぎ。死んだことを確認して二ヤリ。立ち去る瞬間まで冷酷に六平を見下していた。相当恨み籠もってんな。と。

ちなみに最終回の終わり方、あれしか救われる方法は無かったという意見に一票。壮絶だったからこそ、最期くらい穏やかに…というのが自分の考え方。蝶のシーンは別にいいかな。あ、でも穏やかに終わるには必要かも(笑)

終わりを知っているのに、また繰り返して見たくなる。
そんなドラマは今までに数えるほどしかない。ジャニは敬遠していたし、実際、鍵部屋見なかったらこのドラマを見ることもなかった。ファンのみんな、教えてくれて有難う!

さて、自分、長々と語ってしまったが、役者大野智に対する感想は別ドラマの感想欄に書き込んだ。全て、そこに書かれている通り。
多分これから彼がどんな役をやろうとも、ファン以外の目線で大野を応援することになるんだろう。でもファンにはならないぞ!ただ大野に非常に興味を持っているだけだ(笑)

彼が出演したドラマを2つ程見た。それだけなのに、この圧倒的な存在感!有無を言わせぬ魅力!得体のしれない吸引力!
うん、自分はやっぱり大野に惹かれてる。その内ファンになってしまうかもしれない(笑)
しかしどんな立場であれ、彼にはもっと色々なものを魅せてほしい。今は創作活動に取り組んでいるようだが、過去に開いた個展、もし開くことがあったら、大野のことを深く知ることができるチャンスだな!

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2013-07-24 00:46:03の者です。
(長くなっています、御了承下さい)

最終回、何となく予想はついてたけど、あんな形で結末を迎えるとは…。
領にとって最後に1人死ななくてはならない存在=自分自身なのは分かる。
でもそれは偽りの自分。
本人は自分の存在をどんな風に思っているんだろうか、なんて思っていたら、彼は銃を向けられて笑ってる。
自分に失うものなど無い、自分はあの時死んだのだと。
愛情も絆も持たず、人を憎むことでしか生きられなかった領は、死んだも同然の存在。
自分をそんな風にしか認識できないなんて、余りにも残酷過ぎる。

そんな領の苦悩を痛いほど感じ、またそれを受け入れて死んでいった直人。
彼には、突然の情緒不安定や言動の不一致などいろいろと突っ込みたいところはあるが、彼の苦悩もまたこのドラマの一つの軸なんだろうな。

脚本には少々穴があるが、ストーリー自体は面白かった。
展開が結構早く中味が濃いので、飽きることなく続きが気になるドラマだった。

ただ、小林涼子演じるあの少女は何だか不思議な立ち位置に思えた。
領の復讐心を揺らがせ、事件解決の糸口を掴むためには重要な存在だったが、領の復讐を止めることに関しても捜査に関しても常に一歩遅い…。
最後の方は泣いているだけのようにも見えたが、彼女の存在は、姉と決別した後の領にとって唯一の心の拠り所だったんだろう。

山野は一見嫌われそうな役だが、彼自身もまた復讐に取り憑かれて抜け出せなかった、もう一人の悲しき魔王といえる。
人間の感情を取り戻しつつある領を再び魔王として蘇らせたり、暴走して領や葛西に牙を剥いたりと、ストーリーに緩急をつける上で非常に重要な役だと感じた。

序盤こそ、例えば直人の父親や吉瀬美智子などには全く感情移入できなかったのだが、回を追うにつれ悪人は一人も居ないことに気付かされる。
登場人物誰もが人間らしく、だからこそ彼らの言動に泣かされる。

領と直人の対峙は、まるで舞台でも見ているかのような迫力とリアルさがあった。
救いのない残酷な最期だったが、見て良かった、そう思えるドラマだった。
このドラマの展開上、悪が賛辞されることは仕方ない。
領の設定の力もあるが、やはり大野が、視聴者にそう思わせる説得力を十分に持っている。
だから全く嫌らしさがない。

改めて大野の演技力の高さを思い知らされた。
上の感想でも書いたが、自分は鍵のかかった部屋で彼の演技を初めて見たが、あまり深入りはしなかった。
単純に上手いな、と思い、数あるドラマの中では好きなドラマだった。

鍵当時はこのような感想サイトで大野の演技が高く評価されていることに同感だったが、鍵しか見ていない自分は、要はどこまで出来るのか知らなかったので、半信半疑といったところ。
そして今回このドラマを見て、大野に対するイメージが変わった。

鍵では、無表情で全体的に台詞の少ない役ながらも感情を上手いこと表していたので、恐らく表現することに長けているんじゃないかと思っていた。
けど魔王で分かった、彼の演技は演じるとか表現するとかではない。
圧倒的な存在感を以てその場に立つ。
演じているのではなく、そこに存在する。大野はそんなタイプの役者かな。

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名前無し

テレビ欄適当に流してたらこのドラマを知って、今回所見。
最初は「魔王」というタイトルと復讐系の内容に、どうせありがちなファン向けドラマだろう、と大して期待はしていなかったけど、出勤前にいきなり思い立って録画予約しておいて大正解。

今季は半沢を始め結構良いドラマがあるけど、最近の、人気タレントが頑張ってセリフ覚えて指示通りに動いて喋ってますっていうドラマばかりの中では圧倒的なレベルの差を持つドラマだと思う。

ドラマの枠を超えたリアルな感情のうねりに時間を忘れて、呼吸する間もなく見入ってしまった。もはや演じてるとか上手いとかそんな思考が見ている間ふっ飛ぶぐらい。
初回はまだ手探り状態にも見えるけど、回を追う度に大野は成瀬以外の何物でもなくなっていってる。今日の放送分もまとめて見たけど、屋上での新聞記者とのシーンは凄かった。あまり喋らない役だからってのもあるかな。表情が普段CMとかで見る大野とはまるで別人で驚いた。
役を生きるってのはこういうことなのかなと思う。

再放送で一気に見られることに感謝。
ゴールデンタイムに流しても結構な数字取れるんじゃないかな。

大野のことは鍵のかかった部屋で演技も見たし、名前も知ってた。
展開とかキャストとか知りたくなってWikiとかで調べてみたらこれ、この人の初主演ドラマなんだね。ちょっとびっくりした。

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名前無し

「いろんな感想を受け入れてくれ」と言ってる人
一体誰に言ってるの?
誰も批判意見を排除なんてしていませんけど?
そういう流れにしてるって、それは完全なる言いがかりですよ。
それどころか、誰か一人が絶賛コメントばかりで異様だと言い出すと
そのあと、続々と私も私もと続く。
終わったドラマレビューをしつこく見てる人がそんなにいるともおもえないので
同じ人の自作自演かもしれないけど、こういう感覚の人がそんなにも多いほうが
逆に異様に感じます。
いや、このドラマが「絶賛するほどのものじゃない」と感じる人がいるのが異様なんじゃないですよ、
それも感想のひとつだからいいと思います。
でも、「絶賛する人が多いのが異様」というのは違いますよね。
なぜ自分の感覚が、まっとうな意見で、絶賛意見は異常なんでしょうか?
むしろ否定してる人たちのほうが、良いと言ってる人たちを排除しようとしてますよね。
否定派の方、絶賛意見も受け入れましょうよと言いたい。

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深山もの

5年前の夏。
大野智、好きでも嫌いでもなくて、嵐も普通に名前知っているな位の私であった。
リアルタイムでは、「魔王」を見なかった。
冒頭の、芹沢が犯人を追いつめて暴走するシーンで、CHを変えた。
なぜ、そのまま、見続けなかったのだ!自分!!

その後、大野智のイメージは、「歌おに」と「怪物くん」のまま(笑)
「鍵部屋」での演技に「何か」を感じ、某動画サイトで、「大野智」関連の動画を漁るうちに、ようやく“あの”「魔王の夏」に巡り会えた。
ここでは、5年前から熱い議論が戦わされていたのだな。

TVドラマを見て、嗚咽するとか慟哭するとか、自分で自分が信じられない。

不思議なのは、「大野智」ではなく「成瀬領」が実在の人物であるかのように思ってしまう事。
彼の苦悩が、そのままダイレクトに、私の心の中に入り込んでくる。
脚本も演出も、音楽も、俳優陣も、すべてにおいて、あの時でなければ叶わなかったであろう夢の世界のようだ。
しかも、領と直人の伝説のラスト17分は、ドライも合わせて、3回同じ演技をしているのだ。
体力も気力も相当消耗していただろうな。

ここで俳優大野智に目を向ければ、「榎本径」の時にもそう思ったのだが、見事に「大野智」が消えてしまう演じ方をするのだな。
私の場合は、上手であるとか下手であるとか、そんな評価は関係ないと改めて思った次第。
今夏のSPドラマでも、そこに居たのは「富士岡耕太」で「大野智」ではなかった。
バラエティでの「大野智」も、役柄が入っていると、どこか力なく儚げな雰囲気を醸し出してしまう。

この人、寡作なのも頷ける気がするのだ。
ドラマの種類によっては、目に見えて消耗して行くのがわかる。
歌って踊れて、芸術家としての才能もある。
そんな器用な彼が(実際は、すべてに器用そうに見えて、何事においても、コツコツ真面目に努力していく人なのだが)「演技」に関しては、不器用ささえ感じられる程にのめり込んで行く。
その身を削るかのように集中してしまう。
切り替えが容易ではない程に、その役の世界に嵌って行く。
だから、必要以上にカリアゲたりするのだろうか。

おっと、いつの間にか私は、「大野智」自身に嵌ったようだ。

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名前無し

これは今までドラマを見てきた中で1番のドラマ。もう5回以上は見たが、毎回泣かされる…。今でこそ嵐ファンではあるが、これをリアルタイムで見ていた時は芸能人というのに全く興味がなく、好きな芸能人など、いなかった。嵐なんてまず知らなかった。
そんな偏見もなにもなく見たドラマ。
引き込まれた。
なんてゆうか、このドラマは登場人物全員が生きていた。だからこそ引き込まれた。
特に成瀬領。
本当に生きている人みたいだった。当時は大野智を知らなかったからというわけではない。ファンになってからも、大野智ではなく、成瀬領としか見えないのだ。
特に最終回は本当にやばい。
痛いほど成瀬領の苦悩が伝わってきた。
このドラマはたくさんの人に見てもらいたいと思う。

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名前無し

魔王のドラマはリアタイより後年に多く観られていると思います。
主役の一作品毎に新しい理解者を得て作品毎に魔王にたどり着く…みたいな。
もちろん全員とは思いませんし、各作品の評価も観た人の数だけ違うでしょうけれど。

日本版魔王の物語自体は無理無理感や穴が箇条書き出来るほどあります。
ココおかしいだろ!と思うところは、比べてはいけないけれど、韓国版オリジナル魔王を観ればほとんど答えが出ています。
物語の奥の深さ、心理描写、心に残る台詞、秀逸です。
これを日本に舞台を置き換えた場合、国民性、生活様式などの違い、如何せん半分以下のスパンで物語を組み立てなければいけません。
一人ひとりのキャラクターが極端でした。

それでも、わたしは感動しましたよ。

弟を殺された、実は自分の思い違いだったにも拘らず、復讐のため何人も非常に殺していく弁護士、演じ方によっては視聴者に味方なんてしてもらえません。
主演が余りにも儚げで哀しい狂気の眼なんて魅せるから、多くの人が感情移入したのだと思います。
あの歩の悪い説明不足のキャラを演じる斗真君の雨の中で泣いてるところ、トンネルで絶望と悲壮感で泣き崩れるところ・・印象的でした。
どこかの感想に、成瀬領の7話の姉との別れの場面、ばっちり鼻水が映ってての涙をながしてるシーン。大野君の自分の映り方など考えてない姿に、ある意味、尊敬の思いで観た、とありましたが同感です。
生田斗真君や田中圭君、忍成修吾君などはドラマに疎い私でも知っていました。に比べて大野君は嵐の一員でも顔と名前が一致しないくらいで、リアタイした時、大野君とわからなかった。

魔王はキャスティングが素晴らしくて、各若手の俳優さんの演技が物語の足りないところを埋めていたと思います。

6年も前のドラマなのに賛否、未だに語り続けられてることが凄いです。



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去年の再放送で初めてこのドラマを見て、完全にハマってしまいました。
2年くらい前までジャニーズなどアイドルには全く興味がなくどちらかというと批判ばかりしていた人間ですが、ある日某動画サイトで見た大野智のバラエティの時とはギャップがありすぎるダンスと歌声に圧巻され、大野智という人物に興味を持ち始めたのがこのドラマを見ようと思ったきっかけです。

このドラマを見ての感想は、とにかく全話を見終わったあとの失望感、虚無感が半端じゃない。
現実の話ではなくテレビの中の話だと頭では理解しているはずなのに、現実だと錯覚してしまうような今までに出会ったことのないドラマです。
ドラマ初主演とは思えないような大野智の演技には圧巻です。言葉だけではなく、目や喉仏の動きでも感情を表現しているのがすごいと思いました。

最後のシーンでは大野さんも生田さんも演技の域を超えていて、ものすごい迫力でした。

しおりさんを演じていた小林さんの繊細な演技がドラマに透明感をもたらしていたと思います。

そして俳優さんたちの演技力ともうひとつ、スタッフさんたちのキャスティングが素晴らしいと思いました。
高視聴率を狙って、売れてる流行りの俳優さんを使っていたらこんなに美しいドラマにはならなかったと思います。

長くなってしまいましたが、いろいろな面で素晴らしいドラマだったと思います。

そして、大野智さんの今日の日はさようならこちらも演技が素晴らしかったです。このドラマを見て魔王を見返したくなりました。

ジャニーズだからという偏見を持たずに見て欲しいドラマです。






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名前無し

丁度、流星の絆の頃に嵐が気になり始めて、それ以降のドラマは全部見たけどこの魔王だけ見た事がなかった。今年、先週の再放送で全て見て、本当に良いドラマだと感動した。最初は成瀬「様」と呼びたくなるような魔王っぷりだけど。徐々に悪魔の仮面をかぶった天使のように見えてきて・・・・。その変化の演技を涼しい顔してこなす大野さんもすごいと思うし、小林さん(しおりさん)の切ない演技にも胸をうたれました。
病室でお姉さんと真実を話す時は涙が止まらず、最期も本当に号泣するしかありませんでした。嵐ファンという視点ではなく、ひとりの一般人として見て本当に素晴らしい作品だったと思います。

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名前無し

TSUTAYAで借りて一気に観た。
結論から言うと、もの凄いレベルのドラマ。
滅茶苦茶面白いのに、苦しく切なくなる…自分でも不安になるくらいに気持ちが沈んで暫くの間浮上できなくなっちゃうほど。

この作品の素晴らしさは、ここだけでなくYahooやAmazonなどでも多くの方達の膨大な数のレビューによって未だに語り継がれてる。
内容に関しては概ね他の視聴者の方々の文才溢れる感想に既に書かれているし、これから何かのきっかけでこのドラマを観る方々もいるから敢えて書かない…が、まずこれだけは言わせて欲しい。

皆の知ってる大野は居ないぞ、と。

大野は普段の印象だと、常にどこ吹く風、何を考えているのかさっぱり分からない。良く言えばミステリアス、悪く言えば目立たない控え目な男って感じ。

だから余計に普段とのギャップや凄まじい演技に度肝を抜かされる訳だけど、正直ドラマ観ている間は成瀬=大野だと感じる瞬間も、大野が成瀬を演じてるんだと思う暇も無い。
だから見終わって一息ついてから
「そういえば……成瀬って大野だったんだっけ」
てな感覚。
当然精神はやられてるし気持ちは重いし、観終わった後も暫くは泣いたまま呆然としてるんだけど、それほど感情移入してしまう。
自分でも気が付かない内に成瀬の苦悩や葛藤にのめり込んで一緒に引き摺ってしまう。

彼が戸惑い揺れる姿と、その時に流す涙を観る度に胸が苦しくなる。
回が進むに連れて魔王の表情は一層冷たく氷のように凄みを増していくし、苦悩する姿は一層痛々しく儚く脆くなる…
最終回は何というか「演じる」ではもはや無い、別の何かを感じた。
真の入り込み=憑依と、後はもう神懸かり?
普段の大野からは全く感じられない(失礼)高貴なオーラと壮絶な色気は一体どこから出て来るんだろう?
今まで演じたことの無い役柄だから、何もかも想像で演っている筈。
それなのにその纏うオーラはどこで身に付けた?
成瀬という男の持つ悲しい狂気はどこで知った?
彼の演技を観ているといつも思うんだけど、何かを参考にしたり頭で考えたりしている訳じゃ無いのに、その人物の魅力が画面から溢れて怒涛のようにこちらに伝わってくる。
それが役者…表現者というものか。
それが凄く恐ろしくもあるし羨ましくもある。

最終回での対峙シーンは圧巻。もう涙&嗚咽…
成瀬の11年の苦しみ悲しみが凝縮されているかのようで勝手に涙が出て来る。
今までの彼の感情の変化が最低限であったからこそ、あのラストでの感情爆発が強烈に心に刻まれる。

上に書いたように、観終わった後は完全に放心状態。
心身共に凄く疲れるドラマ。でも何度も観たくなる。
比喩などではなく、ガチで心を抉られる。
クライマックスの成瀬を超える演技は未だに現れず…


それと、物語の内容について1つだけ書かせて…
自分は、第9話で葛西の弁護をする際の取り調べ室でのシーンが特に印象的。既に正体がバレてたからか、立会に現れた時の成瀬の表情はもう完全に開き直った冷めた顔。
緊迫した表情の直人と黙秘を続ける葛西を見てニヤリ…ヤバい怖いこの人(笑)赤い照明と相俟って最高に恐ろしく色気全開でした。

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名前無し

DVDを買ってしまったよ🎵

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名前無し

初めて見たのは幼稚園のときでした。母が見ていてそれから今は高校生です。嵐ファンでライブでTruthを聴き、魔王を見たくなったので休日にリビングで1人で見ていたのですが最終回まで見たところで家族全員がいつの間にか見ていて涙を流してました。初主演ドラマとは思えないすごい!と父も絶賛しており、ほかの大野くんのドラマを借りる気満々です。一日で見終わったのですがまた見たくなりました。

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当時、リアルタイムで魔王を見ていましたが、話しの内容が暗いなぁ〜と思うくらいでした。しかし、嵐の曲のmonster辺りから大野くんに興味を持ち始め、更に今では『忍びの国』にハマり、もう一度彼の過去の演技を見て見たいと思いレンタルしました。
そこには、いつもバラエティで見ている大野くんは一切なく、まさしく成瀬領に成り切っていました。特に涙のシーン。お姉さんとの最後のシーンや、最終回での芹沢との最後のシーンは圧巻です。
やはり暗い話なので、しおりと一緒のときだけが唯一、成瀬が穏やかな表情になっていたことが何よりの救いでした。
しおりと花火をしたシーンは、成瀬ではなく、いつもの大野くんの姿がほんの一瞬だけですが、見れた気がしたのは私だけでしょうか?
まぁ大野くんのギャップにハマってしまった…感じです。

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名前無し

いつまでも心に残るドラマ。
再放送してほしいなぁ。

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名前無し

こういうストーリーはつらいものがあるね。主演が最後死ぬっていうのは驚いた。
それにしても大野君きれいだね。演技も違和感ない、連ドラ初主演とは思えない。びっくりした。
ジャニーズって好きじゃなかったんだよね、
歌もダンスも下手だし、演技も見られない人が人気者だったから。
でも大野君きっかけでジャニーズにもこういう人いるんだって思うようになったわ。

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名前無し

見た後の何とも言えない虚無感と、自然とあんなに涙が出てくるドラマは魔王しかない。もう3週ぐらいはしてるがその度に登場人物の心情や、それを繊細に演じている役者さん達の表情に釘付けになる。最終回前の芹沢が成瀬と対峙するシーン、病室で姉の話を聞きながら成瀬が涙を流すシーンはいつ見ても圧巻。本当に好きな場面。
もっと世に出てもいい作品だと思う。

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名前無し

田中圭は葛西が一番よかった。ごめんね。ネットにわいてきて。一応ファンもいるんで。いつもだったらコメントしないんだが。大野さんの成瀬と生田さんの芹沢のおかげかな。あと忍成さんもこれが好きだ。
よって魔王は金10ではトップクラスだ。

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名前無し

物語としてはよかったがやはり大野さんと生田さんの演技力がないのに気づいた。小林涼子さんと田中圭と吉瀬さんがよかったからね。過大評価だと思う。周りのおかげ。

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名前無し

全然関係ないけど、とりあえずアリスの刺とウロボロスは魔王のパクりだと思いました(笑)
さすがにストーリーかぶりすぎだろ、と。

最後のシーンなんて、まさに魔王じゃないか、とね(笑)

魔王が大好きだから、ちょっと悲しくなった。
TBSさんに文句いいたいかな。

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名前無し

とにかくこれは見ておいたほうがいい。
韓国のリメイクだからとか、大野智だから、ジャニーズだから、なんていう先入観は捨てたほうがいい。

成瀬領の優しさと儚さをこんなにも表現できる人はいない。大野智ではなく、成瀬領という人間かと錯覚しそうになった。

舞台俳優が演じた、本格サスペンス。

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名前無し

かなりかいつまんで観たのであれだが田中さんはむごすぎやしないか。大野さんはさすがだが、あまりの悲愴感に耐えられなかった。気分的にいい時にしっかりみたいと思う。しかしまぁ、こんな作品があったんですね。信じられないぐらい惹き付けられるな。

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名前無し

そう思う。
それだけ魔王はみんなに愛されてるんだなと思う。

ウロボロスで、亡くなってる段野と並んで座ってるシーン、生田君自分でも魔王みたいだと思ったでしょうね。
なにせ自分が演じていたのだから。

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名前無し

ドラマの内容自体は突っ込みどころ満載でした
でも、役者さんたちの演技がその不自然なところを補うどころかさらに上をいってたと思います
この役者さんたちだったからこそ観れましたね(笑)
とてもいいドラマでした

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ドラマ1話見た時から、どんどん引きずりこまれて今ではすっかり大野智くんの大ファンです。

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アリスの棘の放映とほぼ同時に再放送されていたので、観始めましたが、私にはちょっと、受け入れられなかったです。理由はわかりませんが…主人公が完璧に孤独でたったひとりきりで復讐しているということが、アリスの棘との決定的な違いですよね。評価としては、魔王のほうが、断然上みたいですが、過大評価だと思います。

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名前無し

この時の大野の髪型カッコイイ

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名前無し

うーん、でも私もどっちもどっちだと思っちゃいましたよ?
どちらに気持ちが傾いてるかで感じ方が違うんじゃないですか?確かに低評価の人に対して今更書きこむな、と言うのはどうかと思うけど。主演ファンの人はあまり過敏に反応しないように気をつけましょうね。(私も主演ファンです)
低評価の人はずいぶん前の、しかも面白くなかったドラマの感想欄がなぜ気になるんだろう…と不思議に思っちゃいますけどね。いや別に良いんですけど、単に不思議(笑)
言いたいことを言えるような感想欄になると良いですよね。建設的な批判には興味あります。

さて、今回初☆つき評価です。
最高!って回もあればうーん…もうひといき、の時もあり、総合で☆4。いろいろ気になるところは多かったですが、とにかく魅せられました。再放送で楽しんでいます。

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名前無し

また再放送始まりましたね。
気が重い~。水を差すようですみませんがあまりにこのドラマが重すぎてトラウマになってしまいました。
じゃ見なければいいのに、と言われそうですが当時はそうもいかず。見続けてしまいました。。
成瀬がかわいそすぎるのと弁護士に見えないのと(大野くんごめん!)でしんどかったです。

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名前無し

ついにまた成瀬領が帰ってきました
あれから何度見たことか・・・
苦しくて、切ない、重い内容で、いつも覚悟を持って見ています
大野くんが演じていると言うことを忘れ
あきらかにそこには成瀬領がいた

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名前無し

大野さんの新しいドラマが始まると知って、魔王を思い出しこちらに来ました。
魔王DVDBOXの売上が何年もTBSの上位に入ってるとTBSサイトでみたことがあります。
ドラマのDVDBOXが何年も上位に入るってことを他の作品で聞いたことがなかったので驚きました。
たしかブルーレイもここ一年以内に新しく発売されてましたよね。

なかなかBOXはお高くて手に入れられないので、また再放送してくれることを願っています。

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