5 | 206件 | ||
4 | 56件 | ||
3 | 27件 | ||
2 | 26件 | ||
1 | 37件 | ||
合計 | 352件 |
1話の掴みが今後をかなり期待させるモノだっただけに、全てが中途半端に淡々と進み予想外の展開も無く終わる話で逆に斬新だと思いました。失敗の理由は登場人物が多過ぎた事ですね、そのせいで1人1人の背景や展開がとんでもなく雑にまとめられてしまった感が否めませんね。
「ぺテロの葬列」というタイトルが、この作品の持つテ-マやメッセ-ジに相応しくないのだとすれば、では、何というタイトルなら、相応しいのでしょう?「杉村三郎物語」とか「杉村三郎探偵シリーズ」とか?←探偵じゃないのだから、これも変ですよね?でも、こういう感じだと、ありきたりになってしまいますよねぇ…。私考えてみたんですけど、前作の「名もなき毒」ってタイトルに惹き付けられたってこともあると思うんですよねぇ…。あくまでも、私個人の話ですが…だから、今回も「ぺテロの葬列」というタイトルに惹き付けられた…というか、そこまではいかないけど、気にはなったというか…。もしも、私が上に挙げたようなタイトルだったら、ありきたり過ぎて、ドラマ自体見なかったかも…相応しいと思うタイトルがあるのであれば、是非聞かせて頂きたいですね。もう誰もここを訪れないかもしれませんが…
あれ?そう言えば、誰が誰を裏切ったんだっけ??
嫁が旦那を裏切ったってことなの?笑
大川さん、お付き合いいただきどうもです。
「往復書簡」については、どちらかがやめようと思ったところでフェードアウトでいいのではないでしょうか。レスがつかなくなったら終わりということで。この私の分で最終で構いませんのでご無理はなさらないで下さいね(^^)
>ただ、ドラマでやるからにはもう少しテンポを大事にして欲しかったって感じですけどね!(^^;;
テンポを上げるという手もあったのでしょう。最初のバスジャックを前後編にして一話分減らすとかして。ただ、ファン心理としては無駄っぽいシーンにも愛着がありますので、あまり削ってほしくないのが本音です。早川多恵の告白を圧縮・パーティ会場の歌をやめるとかはあってもいいかと思いますが。
音楽に詳しくはないですが、劇伴はスローからミドルテンポまでのものが大半で、ドラマのテンポとよく合っていて計算されていると思って見ていました。音楽と呼応するテンポ設定も含めて、これが作風なのかと。
他のレビューアーさんのコメントを拝借させて頂きます(^^ゞ
【---- 宮部みゆきは元々映像化が難しいんですよね。忠実に描こうとすると人間関係が生い茂っているし逆にサラッとしてしまうと良さが壊れてしまうから、その中間と言うのがね。前作は二本立てで飽きが来なかったからそれくらいが調度いい長さなのかもしれないけど、私は今回も引き込まれるように観てます。これはもう、好みの問題かと。 ----】
そういえば、イギリスのミステリはゆったりとしたテンポのものが多く「伝統」という人もいます。そこが似てるのかな。私にはしんどかったですが、P・D・ジェイムズやコリン・デクスター等で雰囲気が味わえます。作品によりますがルース・レンデルでも。
>正直最初に名指しされた三悪人がどうなったのかとか、あの青年がなんでバスジャックを模倣したのかとか全然ピンと来てないところ沢山有ります(笑)
三悪人については、またも他のレビューアーさんのコメントを引用させて頂きます(^^ゞ
【---- 老人がバスジャックをした理由は出てきていますよ。自分が育てた三悪人への警告。教え子はたくさんいて全ては罰せられない、無作為に三人選んだと言ってましたね。自分の命を張って(もしくは懺悔の意味で。元々死にたかったのだと捉えています)てっしーがどうしてもどんな人物なのかと三悪人の一人の張り込みをしましたよね。元気だったはずの彼女が杖をついて以前とはまったく趣を変えている(近所の証言)おじいさんの報道と警察の聞き込みがあったために怯え暮らしているんでしょう。けれど「わたしだって被害者なのよ」とてっしーに捨てセリフを吐いてその場を立ち去る。反省の色がないとてっしーが呆れかえる。自分はこれで充分かなと思います。あとの二人も同じ反応では。 ----】
若干、私の考えを追加します。早川の告白で、テッシーが「上級の会員なら、誰でもよかった!」と驚くところが、このミステリのサプライズの一つだと思います(*)。うまく言えないのですが、三悪人それぞれの個人としてのパーソナリティが、す~と小さくなって分子化されて上級会員のピラミッド図に吸い込まれていくようなイメージが湧きます。より大きな悪の存在に意識が向くようになります。
一方で、高東一人だけ登場させて反省していない会員の心の闇を代表して見せます。配役からして、今後あまり出番はなさそうだという感じでした(実際はそこで終わりでした)。
たしかに、三悪人に限らず上級会員達がどうなっていったのかということは、自殺者が出たというレポートはありましたが詳しく描かれていません。投げっぱなしみたいになって納得出来ない人もいるのでしょうね。
しかし、現実社会でも必ずしも悪人が皆お縄になってスッキリ解決となるとは限らないですね。そういう世の中の理不尽さを提示しているのだと思います。崩壊の予兆を匂わすことで十分と考えたのかもしれません。悪の一部(それが巨悪だったりする)が成敗されないミステリは、幾つもあって本作もその一つでしょうね。
青年坂本については、一言で言えば暮木の悪が伝染したからということでしょうね。
もう少し言葉を重ねると、坂本は金の力で一時高揚感を得ました。そしてさらにこれを増やしてやろうと考えます。両親を喜ばせることができる、清掃の仕事で傷ついた自尊心も回復することが出来るかもしれない。ところが飛びついたマルチ商法に騙されかかり、大好きな先輩まで騙そうとしていたことに気づく。精神的に苛立ち、死んだ暮木と早川に怒りをぶつけますが詮無いことです。亀裂が入りかけてた恋人からも別れを告げられて、二重三重の精神的ショックを受けます。せめて残る御厨を懲らしめてやろうと考える(道連れにしてやろうと思ったのかもしれません)。やや短絡的な性格で自暴自棄になりかけた人間は犯罪を選択しやすい。そして御厨を炙り出す方法として、バスジャックの模倣を思いつくという流れでしょうか、簡単にまとめると。
。
>セリフ回しとか個々のキャラクターとか、なんかハスに構えているって言うかですね、それこそ漫画業界の様式美なのかな?
詳しくはないのですが、それがメインストリームを占めているということですかね? 漫画界も裾野は広いでしょうから、探せばいろんなものがあるとは思いますが、探すのも手間がかかります。私なんかもそうまでしてというのはあります。たまたま知ってる、こうの史代や、つげ義春はハスに構えてはいないと思いますが、えーと、あんま自信はないですか。
>俺はやっぱり本が好きなので最近の小説家が漫画育ち丸出しな文章を書くことも凄く不満で、なおさら毛嫌いしてるのかな?って思いますけど。
うーん、やっぱり時代は移り変わってるんでしょうね。さまざまな潮流が勃興しては衰退していくという世の習いの一環なのかもしれません。
(*)ミステリには「重要そうでない(怪しくない)人物が実は重要であった」あるいは「重要そうな(怪しそうな)人物が実はそうではなかった」というお作法があります。前者がサプライズ、後者がミスリードのカテゴリに入ります。三悪人は、ミスリード系でありながら、前者とは別なサプライズが仕掛けられているという点が面白いですね。「きっと特別な意味を持つ人物なのだろう」という予断が崩されるのが、ランダム性を付与されることによってというところです。
しかし考えてみれば、ランダムに選ばれたとはいえ、いぜんとして加害者として重要な人物であることは動かないはずなのですよ。いったん持ち上げた三悪人を多数の重要人物の沼に埋没させることで、システム犯罪の恐ろしさを際立たせているのだと思います。
しかし、みなさん、すごいですね~、構成だとか、演出だとか、音楽だとか…プロのようです…。私は基本的にドラマは、好きか嫌いか好みの問題で判断するので、そんなことを考えたこともないです…素人ですし…
前作、「名もなき毒」を見返していて
第4話で杉村が自転車にはねられて怪我をし
家に帰って家族と川の字になって眠る、というシーンがあり
なんだか哀しくなりました。
自転車にはねられて、軽い怪我ですんだけど
その瞬間、家族の顔が浮かんだ、という杉村
包帯を巻いてもどってきた彼を大切に抱きとめる菜穂子
おお泣きする桃子
家族だったのにな。
なんか時々、「菜穂子」を「菜緒子」って書いてる人がいるのが、気になるなぁ…「足元を救われる」って書いてる人よりこっちの方が気になるんですけど…
いまだに最終回だけ消せずに、毎日見ています。で、見つけちゃったんですけど、杉村氏の車のナンバー、1122(いい夫婦)って知ってました?
↑あ~私もです。何回も見ちゃうんですよ、最終回。
でも、その仕掛け?には気が付かなかったです。もう一度見てみよう。
最終回何度も見てしまいます…
いろいろ考えてはみたけど…やっぱり、間野京子はもっと違う過去というか、違う秘密が良かったな…この想像力の乏しい私が、容易に想像できてしまったのだから。悪女の間野京子が見て見たかったです。(笑)でも、ドラマは好きです。
それからね、離婚するなら、菜穂子と橋本の密会写真じゃなくて、間野と杉村の抱擁写真が菜穂子の目に入って、それで、離婚って方が面白かったのに。でも、間野と杉村の抱擁写真っていうのは、杉村の勘違いであって、井手はそんな写真は持ってないんだものね。う-ん、何だかなぁって感じになってきたなぁ…今更になって…
杉村シリーズ原作の書評で「社会観察小説」と評している方がいました。それで全てを言い尽くしているとは思いませんでしたが、このシリーズの多面的な顔の一つを表すものとしてなら言い得て妙だと思いました。
『ペテロ』で観察に徹しているのが、ネット社会の闇と悪意でしょう。
最初のバスジャック終了後には、前野メイを始めとして被害者たちの個人情報が流出します。「こういう世の中なんですね」と杉村が慨嘆したり手島がメイを気づかったりというシーンはありますが、削除要請をしたのかも分からず、それ以上発展することはなくサラッと流されていきました。
最終回でも、「慰謝料」を受け取っていたことに対するネットでの誹謗中傷話はサラッと流しました。観察したものを提示しているという感じです。
眼目は人質達がお金が送られてきたことによってどう変わったのか、あるいは変わらなかったのかということだと思います。それは一応の決着がついたので充分かなというところですね(編集長は別エピがありましたから、お金に関してはあれでいいのだと思います)。
「この作品はいろいろな解釈ができるからいい」というレビューに対して、詳しく説明してくれた方がいましたが、この作家さん、どうやら…文学作品や小説、物語は、まず楽しんで、次に解釈、それも自由な解釈をしてこそ意味があるのだ…と考えているらしい…?ですね。とある作品で、そのように書かれています。考えたり、説明するために味わうものではない、と。これについて、どう受けとめたらいいのでしょう?いろいろな解釈ができるなら、作者が伝えたいことはどこにあるのでしょう?作り手には明確に伝えたいテ-マがあるのに、それをいかようにも解釈されてしまうのは、まずいのでしょう?でも、作家さんは、自由に解釈することにこそ、意味があると言っている。この違いをどう考えたらいいのか…分かりません。すみません、誰か教えてもらえないでしょうか?
杉村夫妻の最後が納得できなかった。夫婦ってあんなに簡単に結果を出せるものなんだろうか?もう少し話しあって、子供の事も考えてほしかった。家族なのに、何度観ても、納得できない。
↑そういう「納得できない」という「理不尽さ」がこの物語のテ-マでもあるのでは?
つまらんかった。こんなの好きなんですが。
よーく見ると結構いけるかも…しかし視聴率はよくないのは納得しちゃうな。
うーん。正直ムロツヨシ好きなんで。
なんだかなぁ。これもか。
この原作は読んだことないがやっぱり面白いね。
この時間復活なんてありえないか。
家族狩りとぺテロの葬列を同じ時にしてたな。
金10は死守できてこちらはやはり無理だったのだな。最後に失礼しました。
毎週欠かさず楽しみに見てました。
最終回はちょっと我慢出来ずに原作本を読んでしまったのですが、高橋一生くんが好きだったので、あの終わり方は私的にはちょっと不満でしたが。
ドラマとしてはとても面白かったです。
原作者の方は苦手。しかも気持ちが悪くなるがやはりこれは心には残っている。バスジャックから老人の正体までしか見れなかった。辛すぎて。
上手くは言えないが見たら詐欺にひっかかるのは他人事ではないと思える恐ろしいドラマ。不倫になってからは…。あのあたりからは見れてない。
あとらは長塚さんおそろしい。
小泉さんのキャラだけが救いでした。
続編は出てるよね。続編見たいな。よくできていた。
これくらい抑えたムロツヨシは好き。ごちはムリだった。この高橋一生は凄く好きだった。なかなかこういう役こないね。
ここの評価をみて、面白いのかなと思って借りたら気分悪くなった。
4を評価こえるのがこんなんだと分かったら参考にしなくなった。
むしろ、2から3までの方が楽しく見れる。
レンタル料無駄にした一番のドラマ。
読み手や見る側にどんな内容か解釈して下さいって言われる方は大体オブラートに包んでるけどあえて隠してるような気がする。宮部さんはベストセラー作家だが原作を読んだことはないがこのドラマはあまり好みではなかった。模倣犯はよかった。
このドラマは一話から最終回までで二部作になっているような作りだが無駄に引き伸ばした感じで好きになれなかった。一年前ぐらいまでムロが好きだったが最近は…。演技はこの時は真面目にはしている。
うーん、これ一体なんなんだろう。この作家は名前くらいしか知らなかったが、ベストセラー作家だし、一定の水準はあるのかと思ったが、そうでもないし。20時台だからもっと軽いものなのかとそうでもなく、終盤殺人がなくもないが、基本的には殺人とはなれたミステリーだから時間帯が早いのか?
最初、2時間で億の慰謝料とか話を大きくして、すぐに数百万でスケールダウンで、詐欺師の悔恨とかハァ?というか、何か基本的に人間が描けていないというか。カラマーゾフの兄弟の序文のように読めば納得でもないし。巨額詐欺事件の歴史でもみていれば、こんなバカらしい内省とかないよ。カモリストが売買され、骨までしゃぶりつくす世界なのに。悪や嘘が伝播するとか、そりゃ刑事事件に巻き込まれたら、動揺はするだろうが、それで伝播とかテレパシーじゃあるまいし、スピリチュアルか何かなのか。いくら坂本がバカでもハイジャックの真似とかいくらなんでもリアリティがない。ハイジャックなんてどれだけの実例があると思っているんだろう。
ミステリーは死ななきゃならないわけじゃないけど、さんざん大風呂敷を広げてつまらん詐欺師の正体をいい年の連中が集まって延々と捜査とか、最後は主人公の家庭破綻とかどれもこれも形式的というか。どんどん話がしょぼくなってきてつまらなくなる。詐欺師がペテロとかこれが主軸で連続ドラマは無理があるんじゃないの。ペテロは間抜けにしてもさすがに馬鹿にしすぎ。
登場人物は女性作家だからか、登場人物は根が善人で詐欺師は善人になったり、主人公は子供への執着もなく嫁原因であっさり離婚したり、結婚での閑職や退職を受け入れたり、何にも終着なさすぎ。田中は途中で金の執着が逆転したり、いろいろ人間的ではなく、人間が描けていない。そうかと思うと、井手は妙に上司に執着したり、偏りがある人間は人間でこれも形式的。運転手に金を預けるとか供託じゃあるまいし、表にだせない金なら実際にはドロンするのもいるだろうし、立場があれば深入りせず、警察や弁護士に相談するだろう。資産家の主人公の嫁はいい年して自立ごっこで家庭破綻とかどこのおとぎ話よ。資産家への理解がなさすぎでしょ、いくらなんでも。ところどころ小さなリアリティはあるんだけど、総合としては人間が描けてない。変な話受け取っていないと言い張れば終わるような話だしね。ところがコメディでもないのに行儀よく、事件以外関係ない連中が探偵ごっこを仲良くつづけていき、悪や嘘が伝播ってこれ、プロの作家のいうことか?
エンタメ系作家が純文学的テーマを不用意に用いて底の浅さをさらしているだけとしか思えない。収穫といえば、ひさびさに長塚京三が長く出演していることくらいか。ただ、長塚を老人老人いうのは抵抗があるなあ。自分の中では老人は白髪で杖みたいな感じで、ちょっとなあ。少し前に裁判官のドラマやっていたし、最近、あれくらいの感じだとあまり老人老人いわないんじゃないの。彼のある種の狂気的な雰囲気を久々にみたけど、それもつまらない際技師の改悛でしらけてしまったしなあ。
とにかく人間が描けていない尻すぼみドラマ。役者がもったいないという感じ。平幹二朗といい、ベテランの演技はいまとなっては貴重か。ハセキョーと国仲の間の揺れ動きも中途半端で一体何がいいたかったのやら。初回の拳銃突きつけられての乗客、運転手の態度なんてかなり不自然だし、生への執着なさすぎ。実際には三菱銀行強盗殺人のように従順で何でも従ってしまうのが現実なのに。刑事事件への理解も不十分すぎる。この作家のは二度とみないだろうな。
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