まぁ、チェリーさんの子育ては失敗だったのは確かだね。
あ、それからチェリー山岡さんのモデルは山野千枝子さんだもんね。
山野愛子さんと混同しやすいけど。
エイスケさんは絶妙のタイミングで現れてけっこういい仕事していくんだよね。
あぐりが学校をやめさせられそうになった時や、
チェリー先生のお弟子さんになるテストでブラウスを縫わされてた時も助けてくれた。
これだから憎めないのよ(*^^*)
美容室のいじめもチェリー山岡の娘の嫌がらせもそこまで陰湿に感じないのはなんでだろう。重くないドラマの雰囲気のおかげかな、それかあぐりの性格のおかげかな。朝ドラってこういう空気感も大切なんですねー。
エイスケさんに人気があるのがわかりました。これはスーパー旦那さまだ。妻がピンチのときは必ず助けに来てくれる。妻が辛い時に一番うれしいことをしてくれる。
＞美容室のいじめもチェリー山岡の娘の嫌がらせもそこまで陰湿に感じないのはなんでだろう。
私とは全く正反対の価値観の方なんですね。
今日のチェリー山岡の娘があぐりの作ってくれた弁当を投げ捨てる場面。あれ見ても平気なんですか。人への感謝の気持ち、使用人とは言え年長者への敬意がかけらもない。
ぜひ、ご意見を聞きたい。昔の朝ドラなら何でも絶賛と言う人とは私も長い朝ドラ歴ですが相いれないものを感じます。
まさか「すずらん」で女児が虐待死する場面でも別に大したことじゃないと思われるのかもしれないですね。
虐待死とか、朝ドラどころか、今なら深夜ドラでもキツイな。
おしんの姑のイジメが酷いので、そのあたりを見るのをやめました。
「あぐり」の先輩たちの陰湿な苛め、わたしもびっくりしました。
わざと熱いコテをあてようとしたり、まるで拷問まがいですよね。
これまでのほほんとしたドラマだったので、余計にショックが大きいです。
観たくなかった・・・。
ひねくれていたチェリー山岡の娘の真知子があぐりが赤ん坊の淳之介を抱いて眠ってるのを見て改心し突然素直ないい子になった。女性特有の母性本能かもしれないが「やんちゃくれ」の悪徳不動産王の御曹司が一夜にして陰険な標準語の男からひょうきんな明るい関西弁のお兄さんに変身したのを思い出した。
まあ、ひとめぼれもあるから電撃的に感じることもあるのかなと好意的に見ておきます。
同じ脚本家の２年後の「すずらん」の幼少編の柊瑠美偏と老年編の倍賞千恵子編がエピの壮大な回収と悲惨な幼児期を顧みて愛情ある教育とシングルマザーのための保育園建設に尽力するヒロインの姿が朝ドラ屈指の神回の連続でどうしても比べてしまうんだよね。
いやいやいやいや、真知子ちゃんが突然いい子になったわけじゃないですよ！真知子はずっと素直な子です。素直すぎて感情がそのまま言葉になっているんです。お弁当ぶちまけや靴を燃やしたりはいけないことですが、その裏にある真知子の寂しさをあぐりやチェリーさんの母とかはわかっていました。あぐりもエイスケも真知子が素直なさみしがり屋だとわかってました。だからこの二人は真知子に怒らないんです。
真知子はずっと彼女の心を理解してもらえず、周囲の大人からは煙たがられていましたが、彼女を理解しようとしてくれたあぐりやエイスケ、倫太郞などの様々な大人の意見を聞き、やっと母に心を開いた、ということだと思います。
真知子が突然いい子になったと思われた方は、住み込みの他の女性たちと同じ感覚で真知子を見ていたのかもしれないですね。私はチェリーさんのお母さんと同じ気持ちで見ていたので、突然とも思わないし「改心」とも思わないです。真知子は改心したのではなく、寂しさのさらに奥にあった母への愛情と敬意を素直に口に出しただけだと思います。この寂しさを取り払ってくれたのはあぐり、そしてエイスケと倫太郎です。
110さん、なるほどよく分かりました。思春期の少女にはあることですね。
今、地上波でやれば感想欄は非難の嵐でしょうが心理描写で深読みが必要と言うことですね。それは理解しました。ありがとうございます。
でもね、山岡美容室の女性の同僚の妬みや嫉みから来る嫌がらせまで、本当はいい人なんだけれど熾烈な競争の結果で表面上は意地悪に見えるだけ、と深読みせねばなりませんか。もし、そうであるなら広く国民全般老若男女に見てもらう朝ドラとしては失格だと思います。朝ドラにイングマル・ベルインマンの「第七の封印」「処女の泉」のようなマニアのインテリだけが喜ぶような深い描写は向いてないと思うからです。「やんちゃくれ」を挙げましたが「おしん」の姑も「はね駒」もヒロインの妹の姑も「おちょやん」のテルヲも皆愛情表現の裏返し、ではないですよね。そこだけ確認させて下さい。「すずらん」の悪徳鉱山王とかどうなんでしょう。
110さんにもう一つお聞きしたいのでお許し下さい。
真知子があぐりの作ってくれた弁当をぶちまけると言う行為は奥に母のチェリー山岡に構ってもらえない寂しさいら立ちがあったと言うなら、それはきちんとある程度は想像するにしても描写しないと、「私はチェリー山岡の母の気持ち」と言っても単なる甘やかしの過保護にしか思えないのです。そして、そのような態度こそがますます真知子の心を頑なにしていたように思えます。
山岡美容院でもわざわざ他の従業員の嫉妬や妬みを誘発するような行為をチェリー山岡は取っています。
もう少し、登場人物に好感を持てる描き方を個人的にはして欲しいですね。能力ある方なので。
エイスケの描写は成功しています。女癖が悪く放蕩癖放浪癖があるとんでもない男なのですが、徹底的に戯画化してすべての面で鷹揚です。
あぐりがボヤ騒ぎをしても自分の苦労して書いた原稿を捨てても、怒るどころか上機嫌で呵々大笑。リアルだとただのお人好しの馬鹿ですが、これはドラマだから許される山田邦子さんや菅井きんさんと同様のデフォルメしたお笑い要員でしょう。それに他の女性と子供を作った訳でもなく、あぐりとも史実なのでネタバレにならないと思いますが何人も子供をもうけています。
過去の朝ドラとしては私はまあいい方だと思います。本スレで古い朝ドラを何でも絶賛する方とは論争にはなりました。ここにも来ておられるかな。私は逆に「カーネーション」以降の最近の朝ドラは幾つかの例外を除いて東京大阪共に非常に高レベルの作品が続いていると言う持論ですので「今なんかより昔の方が良かった」と言う方のご意見もぜひお聞きしたく思っています。
110です。失礼ながら、「あぐり」は深読みなんかしなくていい朝ドラですよ。全部見たままでわかるようにできています。真知子ちゃんの気持ちも深読みなんかしなくても全て映像で見せてくれてます。エイスケさんと同じです。エイスケさんのことがわかるのになんで真知子ちゃんだけ全然わかっておられないのか不思議です。「弁当をぶちまける」という行為のみしか見てないわけじゃないですよね？その前後にずっと真知子ちゃんが寂しそうな不満そうな、孤独な気持ちを抱えている映像がありましたよ。
挙げられている朝ドラは全部見てないので知りません。私は昔の朝ドラを絶賛する人でもありません。論争するような場でもないのでこれ以上は書きません。返事もいりません。ただ、109に「改心し突然素直ないい子になった」とか「ひとめぼれのように電撃的に感じる」みたいなこととかびっくりするような解釈を書かれてたのでほっておけませんでした。
真知子からも淳之介へのお洒落な靴をプレゼントしてもらい、住み込みから通いになったあぐり。気持ちよく率先して拍手する雪さん。
と思ったら予告編で鈴木砂羽さんの辰子が「先輩の私より先に通いになるなんて腹が立つ」。最近の朝ドラは「マッサン」「とと姉ちゃん」以外は職場の皆で祝福するパターンだからね。
田中美里さん、頑張ってるがもう少し表情に変化があればいいかなと個人的に思う。脳天気なキャラではないのだから。
現代風のヘアスタイルにしたら、やっぱり東宝シンデレラガールの田中美里さんはとても美人ですね。
しかし、高橋ひとみさんの石坂和子とチェリー山岡の嫌味の当て付け合いと言い、雪さんと時子さんの競争心と言い、ギスギスしていて「エール」のプリンス久志とミュージック・ティーチャー御手洗のような爽やかな友情の好敵手と言う感じじゃないんだね。「おちょやん」でもシズに気前よくお金を貸す菊さんがいたけれど。
似た雰囲気を探すと唐沢寿明版の「白い巨塔」があった。あれも高視聴率で好評だったけれど夜ドラで、朝からギスギスしたライバル関係はちょっとしんどいなあ。
あ～あ、山岡美容室、とうとう分裂しちゃたね。
意見はいろいろあると思うけれど、司馬遼太郎は新選組を描いた「燃えよ剣」で面白い描写をしている。一方が実力的に抜擢されるともう一方を形ばかりとは言えより上級の栄誉職にする。土方歳三と山南敬助の描写であった。
今回、時子さんを横浜支店長に抜擢したら雪さんは当時の商法で言う支配人にすると公平感があったと個人的には思う。支配人は本店の総使用人のトップで一切の裁判上裁判外の権限を持つ重要な役職。給与も増やす。これは私個人の意見だから違う意見の人もいると思う。それにしても、娘の真知子の扱いと言い従業員の扱いと言い、チェリー山岡は技術は素晴らしいが相手の気持ちを察するのに鈍い面がある気がするけれど。あぐりのヘアスタイルを河童と面前で言う従業員もどうかと思うけれど。爽やかじゃないね。
エイスケが一平と違うところ。
ちゃんと、あぐりに夜食のおにぎりを作ってくれている。淳之介も可愛がる。
とんでもない遊び人だが芸妓や遊女やバーの女と言った玄人さんが相手でこれは当時でも金持ちや政治家や文士によくあった。素人の劇団の新人女優に手を付けた一平、しかも妊娠までさせたのとは遊び方のレベルが違う。
常に上機嫌で笑顔で浮世離れ。絶対怒らない能天気。生真面目で常識人だが辛気臭い一平とは違う。
女心を傷つける一平と苦笑で済ませられるエイスケ。
私は男だからこんなところかな。女性の皆さんの意見をお聞かせ下さい。
雪さん役の多田慶子さん、お茶の水女子大卒の才媛で当時はチェリー山岡の名取裕子さんと変わらぬアラフォーで屈辱の土下座。冷淡に突っぱねていたチェリー山岡も笑顔で受け入れるのは根は信頼していたから、と言いたいのでしょうが、「エール」裕一やプリンス久志の戦時歌謡の戦争協力者から戦後の平和主義への葛藤を超えた心情、「おちょやん」千代のテルヲへの言葉で言い難い嫌悪感拒絶感からの肉親としての許容、両者とも時間をかけた非常に優れた描写だったので、正直ちょっと軽いなあと言う印象にはなりました。
石坂啓子に怒るあぐりも可愛い感じが抜けてないのは新人女優で仕方ないでしょうか。最近の朝ドラ女優さんは東京大阪共にもっと本気度が伝わってきます。
個人的意見です。念のため言うと「あぐり」ファンです。清水有生さんは好きな脚本家ですし。現在の地上波は見るのを止めました。
「あぐり」１位だね。https://nlab.itmedia.co.jp/research/articles/247002/
主役の田中美里さんは『冬のソナタ』のヒロイン、ユジンの吹き替えをやってました。あぐりの時とは、また別の魅力を感じたものです。
「あぐり」１位、おめでとうございます。
向田邦子賞受賞で紅白にオーロラ輝子が出た「ふたりっ子」、好評で幼少編が映画化までされた「すずらん」を抑えてのトップ。これは率直に評価したいと思います。
正直、「あぐり」は軽いです。「カーネーション」や「おしん」のような本格派を好む人には少し物足りないでしょう。
けど、その軽さは軽さで、また別な魅力なのだと思います。
見始めた当初は物足りなかったけど、今はそれなりに楽しんでいます。
「風が決めること」あぐりの、この言葉でエイスケが気持ちが楽になって小説が書けた。
このドラマの作風にも通じるような気がします。
やっぱり、じゅんのすけのことより職場を気にするあぐりには
不思議です。あんな離れててよく息子も母を恋しがるな。
なにかと都合良すぎ。働いて家事も育児もおろそかなら誰でも
働けるよ。両立がしんどい。
田村亮さんの帽子とスーツ姿のダンディーなお父さんと美しく着飾った二人の優しいお姉さんがあちらの世界においで、と言った時、私ならふらふらと行ったかもしれない。とても心地よい世界に思えた。でも、幼い淳之介を放っておいていけないよね。
「はね駒」でも女学校の学友のしづ（「あぐり」では石坂和子）の後追い心中がとても感傷的に美しく描かれた。
時々、死の世界を美しく描くことが朝ドラにはある。構わないがそれに負けぬ生への讃歌、どんなに辛くても生きることの素晴らしさを歌いあげて欲しいと思う。
時代は現代と昭和戦前で違うけれど「ガラスの仮面」で似た場面があったな。
安達祐実の北島マヤが舞台演劇の道を歩みたい、と言うのに中華料理屋の母親の藤真利子がやってきて「あんたは能力も何もないから辞めなさい！」と言う。月影先生の野際陽子が言う。「どうして、この子の中にある潜在的な可能性を生かそうとしないのですか」。そして、安達さんを見て言う。「どちらにするか。あなたが決めなさい、マヤ」。これは感動的だった。後日談でこの時反対した母親が手紙と差し入れを送ってきて「応援しているよ。どうしても辛い時はいつでも帰っておいで」と書いてあり涙が出ました。
さて、チェリー山岡。「（父親の持ってきた縁談で）結婚するのが千代子さんには幸せになり向いているのです！」。
いやさ、たえそうだとしても、もう少し言い方と言うものがあるんじゃないか。プロの厳しさを表現したつもりかもしれないが自分の娘の真知子の心も読めず雪さんらが一時出ていくし本当に人心の掌握の下手な人だと思う。好感が持てない。
ネタバレになるから書かないが、明日はまた一波乱。
「あぐり」ファンだから見続けるが（エイスケがなかなかいい）、「カーネーション」以降の東京ドラマアワード各賞受賞作の近作の約半数の約10作品（東京も大阪も同じくらい）の方が作りは丁寧な気がする。決して「カーネーション」「おしん」レベルとだけ比べているのではない。個人の意見です。昔の朝ドラは今より良かった、と言う人には申し訳ない。
私は合わない作品は視聴しないので見続けるのは「あぐり」が好きだと言うこと。辛口批評だけどね。
「あぐり美容院」オープンおめでとうございます。
あぐり、ちょっと人が好すぎる面はあるが、しっかり者で思いやりに富んだ努力家なので成功していくことと思います。エイスケも協力的だし。
一方の、チェリー山岡、千代子に卒業試験をして褒め上げる等、一応の気遣いしてるんだが、この人は人から反感を買いやすい性格だと感じる。松嶋さんの自殺未遂に乗じた騒ぎも日頃から快く思わない人達の流言飛語でしょう。私も技術は優れてると思うが、あまり付き合いたくないなあ。
田中美里さん、千葉のbayfmで土曜日の9時～ラジオ番組やっています。時々聴いていますが、落ち着いた口調、きちんと原稿を読み込みリハしている様子に好感もっています。音楽はもちろん、川柳コーナー、本の紹介、ゲストとのお話など充実した内容です。帽子のプロデュースもしているんですって。インスタにはとても美しいお写真が。「もみの家」、「山中静夫の尊厳死」にご出演していたのですね。動画配信、DVDで視聴できるようです。
金曜日の放送だったと思うんですが、エイスケとあぐりが食卓を囲みながら珍しく深刻な感じで話し合ってました。その時息子の淳之介君は食事に没頭。味噌汁の具のアサリ(に見えた)が食べづらそうでしたが一生けんめいで、その様子に笑ってしまいました。
「おしん｣の田中裕子さん時代の息子の子役さん(今の淳之介君と同じくらいの年令)もけっこう自由に演技してたなあと思い出しました。
あ～、その場面、私も釘付けでした。アサリだかハマグリに必死にくらいついてる淳ちゃん。次のシーンでエイスケさんとあぐりちゃんのアップでシリアスなセリフ。なのに後ろで、「カチャカチャ…」と貝と格闘している音が。ｗ 子役さんがこれだけリラックスしている現場、きっと雰囲気が良かったんですね。
あ～、ちょうど日曜の再放送！観よっ！
そうでした、貝を食べるカチャカチャという音もしっかり聞こえていました。貝の殻が口元をカパッと一瞬おおってましたが全然めげずに食べ続けてましたね(笑)
子役さん変わりました？お顔がそっくりでした。もうすぐ生田斗真さんですね。
いやぁ、吉行和子さん、お美しい。
光代さんが断髪してパーマをかけたのには驚きました。
お店の宣伝のためとは言えすごい度胸。
でもそれだけあぐりのことを応援したかったんでしょうね。水色の洋服もバッチリ似合って本当にキレイでした。
日本髪じゃなくても自分はきっと似合うって自信があったのかな？
光代さんは時に気が強いなあ～と感じることもありますがあぐりを実の娘のように可愛がっていて微笑ましいです。
朝ドラ恒例の不倫話はこの頃からあったんですね。「てるてる家族」でもありましたものね。民ちゃんはどうなる？
あぐりの実母の美佐さん、安らかに良い思い出を残して旅立たれました。でも、演じた松原智恵子さん、この時まだ５０過ぎ。あぐりがアラサーだから(田中美里さんは二十歳）、役の上でも昭和９年だと５０代くらいかな。全話見られてないので違ってたらご指摘下さい。
今もお元気で「やすらぎの刻～道」にもご出演。これからもお元気で。
亜久里さんの美容室の外観も内装も凝っているうえにおしゃれで、見入ってしまいました。
従業員用の制服も白衣だけど、ラップ式できちんと体に沿うよう一人が着られるタイプでおしゃれです。
戦争前の東京にタイムマシンがあったら行ってみたい。
言ってもしょうがないけれど、戦争がなかったらこの国のおしゃれとか文化とかどうなっていたのかなっていつも思います。
これがカーキ色に染められていくのを見るのは辛いです。
今日のような川原の描写が一番、特高や憲兵の拷問の恐怖を私個人は感じます。「おしん」で渡瀬恒彦さんは松葉杖で歩く身体になって、「まんぷく」「べっぴんさん」は実際に屈強な男が殴る蹴る（「べっぴんさん」は終戦直後の戦前の面影を引きずった警察）、「エール」は椅子に縛られ腹部に材木のようなもので殴打、でも、身体の傷が回復しトラウマはあっても以前の状態に戻っています。「澪つくし」もここまでではなかったはず。
廃人にされてしまう恐怖。
今もある国でその国のトップの肖像画に墨をかけ動画にした活発な女性は殆ど言葉を発しない人間に、別のある国でその国のトップの写真の載った新聞で靴をくるんで植物人間状態で帰国させられた留学生。こう言う国が過去にあったし今もあるのです。凄い描写だと思いました。
朝ドラの悪いところがまた出ましたね。
戦前は悪。
もう、うんざりです。
視聴者が歴史を知らないことに付け込んで。
小林多喜二は国家転覆を企む共産主義者ですよ。
ソ連、中国、北朝鮮のように日本を変えようとした人物ですよ。
許せますか、皆さん。
拷問？
では、共産党の拷問は許されるんですか？
宮本顕治が小畑達夫を拷問死させたことをなぜ描かないのか。
宮本が右膝を小畑の背中にのせ、腕をねじり上げ、
ウォーという断末魔の叫びを上げて小畑は息絶えた。
手や足は縛られ、口の中には綿を詰められ、
顔には鋭利なノミで切ったような傷があり、片方の目は完全に潰され、
首に残っていた縄の跡や傷など、筆舌に尽くしがたいものだったという。
歴史は公正に描いてください。
横からですが、いかなる思想信条の持ち主でも拷問が許される訳はありません。
当時は英国ではナチス信奉者のモズレーの英国ファシスト同盟がありましたし、フランスには共産党がありました。しかし、彼らの言論の自由は戦時中は別として保障されました。民主国家では拷問は許されないことです。
共産党の拷問が許されるなんて、どこにも主張されてないじゃないですか。むしろ、川原の様子は現在の中国や北朝鮮を思わせる描写のように感じましたが。
朝ドラの悪いところとは全く思いません。特高は後には河合栄次郎のような反ファシズムの保守の知識人にも魔の手を伸ばしてきた事もお忘れなく。
川原役の東根作寿英さん、すばらしかったです。一言のセリフもない、カウンターにただずむ姿と力のない眼だけで多くを伝えてくれました。
普段は見られていませんがたまたま今週は見られて、こんな重い題材を扱っていたことに驚きました。
小林多喜二の母をモデルにした三浦綾子さんの小説を読んだので、多喜二の母の悲しみを思いました。
東根さんも素晴らしかったし、草笛光子さんの去り際にあぐりに声をかけそびれた時の何とも言えない表情が心に残りました。
「その女ジルバ」でも戦争の恐ろしさを役の中で語られた草笛さん。
うら若き乙女の頃に戦争を体験した方の言葉は本当に重いと改めて思いました。
都合の悪いことを語られないように締め付けてくる力の残忍さも特に印象に残りました。
今週の「あぐり｣は特に重い題材でした。
ああいう時代で何にもとらわれず自分らしく生きることがどんなに大変だったかを痛感しました。
東根作寿英さんが警察から戻ってきた後の様子があまりにも痛々しくて、俳優が別の人にチェンジしたのかと思ったほどの変わりようでした。
『無』になってしまった、そんな風に思わせるような静かな大熱演でした。
チェンジと言えば、今週から淳之介が生田斗真に変わったね。
で、その淳之介の補習の話が出たけど、淳之介は勉強の出来る子だというから、今日で言うところの補習とは、ちょっと意味合いが違ってて、成績優秀者を集めた校内での特別クラス、もしくは夏期冬季ゼミのようなものかな？
東京なら、昭和10年頃でも、現在の形態に近い塾や予備校などが既に存在していたのかもしれないし。
生田斗真さん、主演かと思うくらい出番と台詞が多いですね。中学生の頃から期待されてたみたいですね。
こんなにガッツリ出演してたんですね、生田斗真さん。知りませんでした。
他の友人たちより演技がしっかりしているし、何より子役にしては華がある！
生田斗真さんの登場を楽しみにしていましたが、想像以上に子供と言うか幼い感じでかわいいです。
まだ幼さを残しつつも大人になろうとしている絶妙な時期ですね。貴重な映像だと思います。
今週は田中美里さんのあぐりは脇に回って、生田斗真さんの淳之介少年が主役の少年ドラマですね。インディアンの扮装のエイスケに噴きました。これは脚本でなく演出の指示かな。
少年ドラマ「淳之介」も今秋限りのようですね。生田斗真さんが凄くいいのに勿体ない。この少年編の人達は少年編のみの捨てキャラでなく大人になっても俳優女優が変わり出てくるみたいで楽しみ。
昭和３年のヒット曲に榎本健一、通称エノケンの歌った「青空」がある。「狭いながらも楽しい我が家」と言う歌詞が出てくる。安吉君の家はそうなんだな。実際は貧乏子だくさんで父親が病気で寝ていると言うのは本来は辛いはずだが、そこはドラマだから。
あぐりを訪ねてきた民ちゃんの見合い結婚した夫の職業軍人は筋金入りの帝国陸軍将校っぽいが「エール」の智彦のエピを思い出した。「風呂！」「飯！」と妻に偉そうに言う権威とプライドの塊だった智彦が公職追放で下積み仕事しかなく腹を立てたが心機一転闇市のラーメン屋に弟子入りし、戦災孤児のケンと親友になり養子にし愛想笑いもできる美味いラーメン店店主になる過程は非常に感動的だった。二二六事件の前夜だがさてどうなるか。あの智彦のエピもだけど「まんぷく」と言いラーメン屋を卑しい職業のように描くのは戦前でもおかしいよ。あの時代生きた人は今の人より職業にでも差別意識が強いが当時のシナ蕎麦屋を馬鹿にすることは私の知人友人でしていない。
おやおや、淳之介少年物語もあと一話で受験が府立一中（今の日比谷、昭和45年頃は東大に150人ほど受かっていた）、暁中学とも落ちましたか。
「次郎物語」の主人公のように浪人するかと思ったら、史実では府立一中、武蔵中学等に落ちたが麻布中学に合格し進学したとありますね。
史実通りにするのか「次郎物語」のようにするのか、明日も興味津々です。
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