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3 1件
2 0件
1 1件
合計 9
読み てづかおさむのせんそう
放送局 NHK
クール 2026年7月期
期間 2026-08-12 ~ 2026-08-12
時間帯 水曜日 22:00
1973年、東京。漫画の神様・手塚治虫は、会社の倒産と少年誌の連載打ち切りによって一転、どん底へと転落する。多額の借金と世間の「終わった」という評価に追い詰められ、創作への自信すら失いかけていた。そんな手塚の脳裏によみがえるのは、戦時中――漫画を描...全て表示
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名前無し

手塚治虫先生はずっと一貫して「差別」と「疎外」について描いた漫画家だった。
差別で疎外される者の哀しさと残酷さを徹底的に描き、差別され疎外されたマイノリティ者達を優しい眼差しで見て、応援して救済も描いた人でもあった。
手塚漫画に流れるヒューマニズムとはその根底には差別と疎外への批判からきていると思う。そして、それを克服するにはヒューマニズムによる「愛」と「知性」であり、それにより救済されるというのが手塚先生の思想だった。
それは手塚先生自体が差別され疎外された者だったから生まれた思想なのである。

さて、今回のこのNHKドラマだが、子供時代の手塚先生が差別と疎外される様子が徹底して描かれていたと思う。
また戦争がこの差別と疎外する行為を大増幅させるから恐ろしい。
だから戦時中はさぞかし手塚少年はしんどかっただろうと思う。

今や手塚治虫先生は偉人扱いされてるが、私はよく覚えてるが、私の子供時代の1960年代は手塚先生を含めて漫画家や漫画自体が大人達から馬鹿にされて差別される存在だった。
社会的に手塚先生がほんとに尊敬され始めたのは死ね10年前ぐらいではないだろうか。
バカにしていた大人達がみんな死んでいき、ファンの子供達が大人になりそれで漫画も漫画家もアニメもようやく社会認知されるようになったというしだいである。なにしろ私自身が67歳のジジイなんだから。
そして、その事はとても良かったと思っている。

ところで私に手塚先生の本質は「差別」と「疎外」である事を教えてくれたのは
高校の歴史の先生である。
当時「火の鳥」や「ブラックジャック」が世間で話題になり、それでなのか或る日先生は突然手塚漫画の自分の感想を語り始めた。
「手塚治虫はヒューマニズムや人類愛を描いた作家だと言われてるけど、それだけではないんだよ。手塚治虫は一貫して差別と疎外を批判し続けてた作家だと
僕は思っている。全ての作品にはそれが描かれている。
だから君達は手塚治虫作品から人を差別と疎外しては
いけないという事を学んで欲しい。まず差別と疎外しない事、それがヒューマニズムであり、人類愛であり、愛であるわけなのである。手塚治虫のファンなら絶対に人を差別と疎外してはいけないよ!」
今も先生のその言葉は覚えている。
私自身、その言葉を人生の戒めとして実践して、差別と疎外はしないやように生きてきた。手塚治虫漫画のおかげである。
そして歳をとり、たまに手塚作品を読み返すがその度にその事をいつも実感する。
今回の手塚作品ドラマを見て、またそれを実感した。
とにかくドラマはとてもいい出来だった!
NHKは手塚の戦争作品を毎年ドラマ化した方がいいと思う。

さて、その数日後に今度は水木しげる作品の「白い旗」が放映された。
こちらも見事な作品だつた。
ちなみに水木しげるも
「差別」と「疎外」批判を一貫して描いた漫画家だった。
手塚治虫と水木しげるという二人の漫画の巨人は実は本質は同じなのである。
二人の戦争批判漫画が素晴らしいのは根底にそれがあるからなのだ!

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