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冴子の、前に女の子と付き合っていたときに、人からキモイと言われて相手の女の子を傷付けてしまったからと、みわと付き合ってることを隠そうとする場面。
このドラマでは、みっくんが普通に受け止めてくれて良かったけど、実際にはよくあることなのかも。
このサイトでも、キモイキモイの大合唱が年中BL作品に書き込まれていて、そりゃ冴子のようなトラウマを持つ子がいてもおかしくないと深く納得する。
キモイという言葉を書く人は、こんなに利用者が少なくなってるこのサイトにもいっぱいいて、何食わぬ顔をしてこのドラマや他のドラマの感想を書いてる人もいるかもしれない。
性的少数者の人達が中々カミングアウト出来ないのも、キモイと思われたり、そんなことを人から言われてしまうから。
キモイと思われるから、人に言えない。
人に言えない人が沢山いるから、少数者が身近にはいない、本当に少数しかいないと思われて、益々世間的な認知がされない。悪循環。
キモイという言葉を聞いて死にたくなる人も、実際に命を絶とうとする人だっているのにね。
ドラマの感想は、特定の誰かに向けて書く訳じゃないかもしれないけど、それを読んだ誰かが死にたくなってるかもしれないと考えられない人が沢山いるんだと、このサイトの書き込みを見てるとそう思う。
こういうドラマはLGBTQの監修が付いてることが多くて、配慮が行き届いているけれど、その制作側の配慮を無にしてしまう視聴者の書き込み。
冴子がみわに怒られながらも、自分達が付き合ってることを必死に隠そうとしていた場面を見て、自分は冴子に同情してしまった。
だって、世の中には人を傷付ける言葉を言って喜ぶ心無い人達が沢山いるんだもんね。そりゃ恐いよね。隠したくもなるよね。
自分が言われるのも恐いけど、みわだって何を言われるか分からないんだし、みわのことも傷付けたくない訳だし。
最近見たドラマで、同性を好きになった子供の親が、2人が会うのを禁止しようとする展開があった。
で、その子供は、親に「気持ち悪いと思ってる?」と聞き、親は「気持ちよくはない」と答える。
その「気持ちよくはない」という台詞、私は配慮のある台詞だと感じた。
「気持ち悪いと思ってる?」に、「気持ち悪い」と答えるのではなく、「気持ちよくはない」と答える。
心の中で思ってることは同じかもしれないけど、「気持ち悪い」と「気持ちよくはない」では全然違う。
言葉を選ぶとき、どう表現したらダイレクトに傷付けないで済むかを考えることは、性的指向の話をするときには絶対必要なことだと思う。
多分、このドラマのみっくんの受け答え方も、台詞を考えるとき、色々工夫したんだと思う。
どういう台詞を書けば、どういうシーンにすれば、みっくんが何も気にしてないように感じさせられることが出来るか。
みっくんを演じているEIKUの話し方のトーン、声の調子や表情、みっくんのナチュラルな雰囲気も含めてとても良かった。
みっくんが自動販売機で買ったジュースを冴子に渡すという動きも、ジュースを渡す=冴子への普通の暖かい気持ちを渡すように感じられて、それも良かった。
因みに、先に書いた別のドラマ、「気持ちよくはない」と言われた子供は、親に「(相手のことを)気持ち悪いと思わないで。(相手は)自分に好かれちゃっただけだから」と話す。
同性を好きになったことを「(相手は)自分に好かれちゃっただけ」と言わなければいけなくなる切なさ。
人を好きになることは悪いことじゃないはずで、普通は、自分の気持ちが実るかどうか、相手も自分を好きになってくれるかだけを考えていればいいはずなのに、そうじゃなくなってしまうのが、キモイとか気持ち悪いとかの心無い言葉や世間の偏見。
この作品は、そこを難なくクリアして話を先に進めているけれど、そこがクリア出来ない人達は、自分のこの先の人生そのものを悲観してしまう。
暗い話はあまり好まれないから、そういうストーリーのドラマはあまり見かけないけれど(全く無い訳じゃなくて、頭に浮かぶ作品もあるけど)、キモイとか気持ち悪いとか嫌悪感とか、そういうことを簡単に口にする人がいるのであれば、楽しく幸せな気持ちで見られるドラマではなく、性的少数者が傷付けられるような暗くてシビアなドラマも、地上派に必要なのかもしれない。 と、思ったりするこの頃。
EIKU目当てで事前情報無しで見たらビアンものだった。
冴子を演じてる鞘師里保さんのちょっとハスキーな声が好み。
調べてみたら、主演2人とも結構ドラマに出ていて主演経験あり。
鞘師里保さんは「めんつゆひとり飯」の主演、面堂露だった。
ちょっとびっくり。めんつゆ~時々見てたけど、話が全然違うので気付かなかった。
2人とも28歳だけど、大学1年で充分通用する感じ。
初回は割と好印象。ビアンものは、ねっとりした感じだと好きじゃないんだけど、冴子のハスキー声とサバサバした物言いのせいか、嫌な気持ちにならずに見られる。
互いに女性が好きという性指向で付き合い始めた2人。
ファンタジーじゃなく、女性同士のリアリティーのある恋愛を描こうとした原作らしくて、百合ものじゃなくガールズラブという言葉が公式では使われているらしい。
最近、BLもGLもファンタジーじゃないものを描こうとしてる作品がよく目につくけど、良い傾向だと思う。
コミケなどで売られているような二次創作ものは好みに合わない。
TVドラマはオタクじゃない人も見るから、現実味のある話の方が良いと思う。
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