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山崎豊子による不朽の名作を中井貴一主演でドラマ化。大阪万博を間近に控えた関西を舞台に、阪神銀行の頭取・万俵大介(中井)と、その一族である万俵家の繁栄と崩壊を描く。
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見応えがあった。
私は原作を知らず、キムタク版との比較しかできないが、全く別物だった。
もしも木村拓哉がＷＯＷＯＷ版を見ていたら、こちらに出たかったろうと想像する。
最終回、どの場面も素晴らしかったが、石坂浩二の妖怪のような演技と、クビを宣告されながらもプライドを崩さなかった内田有紀が印象に残った。
それから要潤が演じた美馬の今後が見たいと思った。
無論、原作にはないだろうが、高須相子を愛人にし伸し上がったのではないだろうかと想像してしまう。
彼ら以外の出演者も素晴らしかった。
今期、最高のドラマだった。
中井貴一と向井理は新境地を開いたと思う。
向井理が可哀想で仕方なくて、涙が出た。
でも、人には慕われていて会社の人達や、
妻の早苗の愛情や、悲劇的な結末に向けて、
更に心が痛む。
特に義父である永島敏行の愛情は遥かに実父を超えていて、
亡くなった時も辛かった。
その娘の早苗だからこそ、家族は離れてはいけない、
どんなところに住んだってとまでもいう。
やはり、WOWOWな作り込み方が素晴らしい
以前見たTBS版は木村拓哉主演だった為、キムタク目線で物語が進んだ。
彼の悲劇がクライマックスになるよう設計したのだ。
その弊害として万俵大介が小物になってしまい、作品全体をつまらなくした。
一方、今作では閨閥結婚で人脈を形成し、更には相手が欲するものを与える事でそれを強化し、「小が大を食う」を実現する過程が見られ、とても面白い。
汚いが実力のある万俵大介と清廉ではあるが視野の狭い鉄平。
どちらを上司とするかと尋ねられたら大介だ。
彼のモデルが居るとか居ないとか・・・興味深い。
この作品は中井貴一の代表作だと思う。
前作のキムタク版は、彼が主役として描かれた。
だから万俵大介の恐ろしさがこれ程には伝わってこなかった。
ラストのキムタクの悲劇を盛り上げる為の道具でしかなかったからだ。
しかし、今作は違う。
本当に面白い。
鉄平は父親を反面教師として妻を大切にする家庭人かと思いきや、簡単に浮気もできる人だったか。
それを妻への裏切りとも感じていなさそう。
実は常に冷めた態度の銀平の方が、人を想う気持ちに敏感なのかもと思った。
↑間違って投稿してしまい、すみません！！
万俵家の男性が三者三様で面白いです。
中井さんの軽妙で絶妙なお芝居が好きなのですが、狡猾で凄みを利かせる役もなかなか良いです。
銀平の一見冷徹でいて、時折母や子供に見せる優しい顔にどきりとしてしまいます。
芸達者ばかりで重い話ながらも引き込まれて、CM無しでもあっという間に１話が終わってしまう。
TBS版では銀平は影が薄かったように記憶だが、今作では鉄平と対照的な銀平の存在が良いエッセンスになっているように思う。
それぞれの思惑が絡み合い、翻弄される様子に毎回ハラハラしながら見ています。
良い意味で鈍感さも持ち合わせた鉄平を向井さんはうまく演じているし、中井さんの老獪さもさすがです。
万樹子と銀平のやり取りは切なくなりました。
強かさもありながら、苦労知らずのお嬢様である万樹子のデリカシーを欠いた言動に、母を思う銀平の優しさや長年の苦悩を改めて思いました。
万俵家の行末を見届けたいです。
ドラマが始まる前に原作を読んでTBS版のドラマも見ました。
原作に忠実なのでTBS版を見ている方には違和感があるでしょうね。
中井さんの大介は若く野心家という感じですね。向井さんの鉄平の情に熱くかつ育ちの良さピッタリだと思います。
内田有紀さんはボーイッシュなイメージが強かったので意外でしたが美しく強い女性も合いますね。麻生祐未さんも素敵です。
TBS版では省かれていた藤ヶ谷くん演じる銀平のシーンも多く丁寧に作られていることが分かるドラマだと思います。
大介と鉄平の確執がハッキリしてきてこれからどんどん悲しい方に話が進んでいきますが、最終話まで楽しくて見させていただきたいと思っています。
向井理は良いと思うし、迎え撃つ中井貴一もいい。
だが、内田有紀はイメージが違う。妖艶ではないので
ミスキャストだと思う。
若ければ、麻生祐未ができただろうし
麻生祐未は今の妻役も似合ってる。
高岡早紀あたりにすれば納得できたのに。
後、ジャニーズの方は浮きすぎ。
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