3.98
5 353件
4 61件
3 37件
2 50件
1 75件
合計 576
読み ぼくらはきせきでできている
放送局 フジテレビ
クール 2018年10月期
期間 2018-10-09 ~ 2018-12-11
時間帯 火曜日 21:00
出演
主人公は高橋一生演じる生き物の不思議に目がない変わり者の大学講師。空気を読まずイラッとするものの、なぜか憎めない彼を中心に展開するクスッと笑えてほっこりする物語。
いいね!の投票数順に 30 件(最大30件)のレビューを表示しています。
投票数が同じ場合は新しい順です。
レビューの時間をクリックすると、そのレビューの書き込まれている位置に移動します。
いいね!投票数 6 票
名前無し

家族みんなで見てました。号泣してたのは私(40代)ですが、高校生の子供も、小学生の子供も、とても楽しく見ていました。高校生の方は後半毎回思うところがあったようです。
押しつけがましいところがなく、すんなり心に響く、それでいて毎回頭をなぐられるようなパンチもあり。とても深い深いドラマだったと思います。
最後の最後まで登場人物全てに思い遣りがあるドラマだったなあと感動しました。
子供が大きくなった時にまた見てほしいです。きっと年齢によって与える感動が変わるドラマだと思います。

    いいね!(6)
名前無し

本当にひとつひとつ、散りばめられた伏線が丁寧に回収されていく、素晴らしいお話だと思います。
実は緻密で細かいのに、それが全く押しつけがましくなく。穏やかな世界観を何一つ壊すことなく、きちんと伝わってくる感じ。
登場人物ひとりひとりの細かな感情が心の奥底まで届いて、いつも琴線が震わされるというのかな。
自然と涙があふれて、止まらない。
今回は幼い虹一くんの心情に至るまで、心に響いて切なかった。それは一輝の知られざる過去とリンクして、その辛い過去を振り返る彼の涙に、私も涙が止まらなかった。
直前の虹一くんのお母さんの苦しみ、母親としての責任感や人の目を気にするところ、子育て中のお母さんなら誰でも一度は陥る孤独と焦り?も痛いほど伝わってきて、思わず涙が込みあげました。
お母さんの真面目で責任感の強い優等生気質?は、育実先生とリンクして、育実先生のあふれる涙にも心震えました。
100個の褒め言葉は、それぞれの心を癒し救ってくれる魔法のように感じたし。
私も見習いたいなと思いました。
次回は最大の謎?山田さんの背景が明かされるようで、いまからとても楽しみです。

    いいね!(6)
いいね!投票数 5 票
べえべえ

このドラマは、やはり”幸せになるための勇気”を視聴者に与えるドラマでした。
自分がここにいること自体が奇跡だ。 あるがままで存在価値がある。持っているものを活かして、周囲の人々を巻き込んでいい影響を与えて充実して生きる。
そのための勇気をもらえるドラマでした。

 人と比べ競争したり、高い到達点と比べて、劣等コンプレックスを持つ必要はない。
人がどう思うかは二の次、私はこうしなければ、こうでなければ、I must~ でなく、こうしたい I want~ に意識を集中したら、楽になり楽しくなる。
人を上下の関係で見るのをやめ、横の対等な意識で接する。
縦の関係でなく、横から対等な意識で、自分の気持ちを伝える。
自分が相手に対等に接すると、相手も対等に接しやすくなる。
そして人に感謝されると、自分の存在価値が得られ、新しく自分を変えていく勇気をもらえる。

子供に対しても対等な意識で接すること。
叱ったりほめたりしない。それらは能力の上のものが下のものに行う行為であり、たとえほめられても、下に見られたことに変わりなく、劣等意識を植え付けられ、勇気をくじかれる。
 ”それはよくできた、あれはいけない。こうしなさい。”
 ではなく、
  ”こうしてくれてお母さんはうれしかった。”
 と自分の気持ち、感謝を伝える。
 100のすごいところは、その感謝の具体例。
 こんなところがすごい、あなたがこうだから自分はうれしい。ありがたい。感謝する、という気持ちだ。
そうすると子供は存在価値が増し、チャレンジする勇気を与えられ、意欲的になれる。

人の課題には踏み込まず。
 (理不尽な避難は、自分に非がない場合、相手の課題であり、取り合わない)
 (勉強をするかしないかは子供の課題。親の課題ではない。)
 自分のするべきことに集中して相手にいい影響を与えて、存在価値を増やし、やりがい、幸福感をひろげていけばいい。

 そのようなことを提言していたと思う。

多くのエピソードに中で特に感銘を受けたところを2つ
・新庄君がこんにゃくを作ることに、関するエピソード
  一輝がNOと答えたのは、新庄君のこんにゃくを作りたい理由が、親が喜ぶとかこんにゃくがすごいと先生が言ったとか、主語が自分ではなかったからでした。
 水本先生の歯科医院を頑張る理由も主語が自分ではないようです。
だから楽しそうではない、と一輝はいい、水本先生は、今はまだ理想の自分が実現できてなく、努力しないといけない段階だから仕方ない。実現できたときには楽しい世界が待っているという。
でも、それはいつかと尋ねられると、努力次第でいつかわってないようです。
この生き方だと、いつまでも苦しい努力が続き何もできないまま終わるかもしれません。
一方、一輝は今は自分の願いはこれと言って無いと言い、
その理由を鮫島教授は、目の前のことを夢中でやっているので、それ自体が願いであり、、すでにそれは叶っている。だからいちいち願いを考えない。
つまり、今現在やりたいこと、できることに集中する。これがまさに、”幸せは未来にはない、今ここにある” ということだと思う。

・もうひとつは、虹一君と母親
虹一君の母親は、虹一は普通の子供と同じようにできない。悪いように目だってしまう。勉強も努力が足らなくてついていけてない。やればできる子と言われているので、母親の私が何とかしないといけない。と悲壮感を持って話します。
 これは子供の課題と自分の課題の分離ができていない典型。
 子供を下に見てコントロールしようとしているので、お互いに苦しくなっている。
 そんな状況で、母親に対して一輝が語った自分の子供時代のこと、理科は好きで、中学校の理科クラブでセミの研究発表で初めて誉められ、うれしかった。
しかし、もっとすごいと思われたい、そしてバカにしていた人を見返してやりたいとも思い、もっとすごいことをやらないといけないと思うようになり、理科の研究が楽しくなくなり、つらくなったこと。
おじいさんに、
 ”やりたい(I want)ならやればいい、やらなきゃ(I must)と思うなら止めればいい”
 と言われて気持ちが楽になったこと。
 自分にはやれないことが沢山あるけど、やりたいことがやれて、ありがたいです。
 と虹一君の母親に話しました。

 これは他者との比較、競争、見えない敵や理想に対する過度のコンプレックスなど、物事を上下に見る生き方では幸せになれない。
 他者がどうあれ、自分の持っているものを活かして人に喜んでもらい、存在価値を感じる。得意なところ、やりたいところをばしていくのがよい。ということでしょう。

    いいね!(5)
名前無し

ネットの記事でこのドラマのは制作過程から奇跡だったと書かれてました、情報までに書かせて頂きます。

まずは、総括Pの豊福氏が脚本の橋部氏と会うのも急遽決まり
ドラマのプロット案や資料も何も持たないままに対面したそうです。

「ひまわりの種の並びを数えていくと、実はフィボナッチ数列という黄金比に関わる数列になっているんです。そういう日常でパッと目にしているものの中に、全然関係ない科目のものが潜んでいるというのを知った時にスゴいなと思って。それをみんなも感じてもらえるようなことが、情報番組ではなく、ドラマという形で何かできないかなと思ってるんですけどねぇ…」と雑談レベルで話したところ、なんと橋部氏が「私もそういうのすごい興味あります!」と同調して意気投合。その瞬間を豊福Pは「2人が思わず立ち上がって、『はぁ、出会えたぁ!』みたいな感覚になったんですよ!」と、興奮ぎみに振り返った。

その後制作Pとその話をすると、生き物絡みなら高橋一生さんはと
話に行くと、少し話した動物の話を100倍返されたそうです。
その熱く語る様子は既に一輝だったと。
彼は脚本の中のセリフも、一輝なら平等に語ると直した部分があるそうです。

ちなみにジョージは、動物プロダクション所属ではなくて
このドラマのために購入されたカメ。
カメラが回ると動き出す凄い子みたいです。
このドラマの後は、高橋一生さんの家で飼われる予定だそうです。

    いいね!(5)
名前無し

良いドラマの感触。
こういうドラマも作ってくれるのありがたい。
高橋さんは今まで自意識高めな自分から仕掛けにいけるタイプの変人役を好演されてきた方だと思いますが、今回は自分から作為的に仕掛けにはいけないタイプの役なので脚本と演出と相まって新たな楽しみ方ができそうで楽しみ。
答えも生き方もいろいろある。
答えが出ないことだってある。
せかせかしないで丁寧に味わいたい。

    いいね!(5)
いいね!投票数 4 票

虹一少年や水本先生とのこころ温まるふれあいの穏やかな流れから一転、樫野木の仮借のない批判に見舞われて(ここから消えてほしい)と言われる辛辣な指摘に茫然自失となる相河を描く第9話は、衝撃的で見応えのある素晴らしい回でした。ただじっとベッドに横たわる相河の表情がゆっくりとズームアウトされます。言葉にできない感情を表現する高橋一生の表情に吸い込まれるような、静かな表現でした。目に見えない人の気持ちに言葉をつけたことに感動していた相河は、いま自分を見詰め直して何を思い、どんな言葉を探そうとしているのか。それを思うと何ともいたたまれない気持ちになってしまいました。

しかし同時に、樫野木の言動に同情の余地があることも、段階的に丁寧に描写されています。相河には事ある毎に離婚原因を尋ねられ、くぎを刺した後も再婚話を振られていました。そして今回元妻が好きなことを仕事にしようとしている男と再婚すると、娘から知らされます。妻子の為に得意なフィールドワークを断念したつもりが、実は人としての輝きを失なったと思われていた。取り返しのつかない謎に落ち込んで部屋に戻ると、相河の楽しそうなおしゃべりが襲う。いつにも増して饒舌な相河の対比がいいですね。自分の思い通りに行かない苛立ちの樫野木とは対照的に相河にはいい事が重なっていました。女子学生からは告白をうけ、苦手な熊野事務長が講義を最後まで聞いてくれて、部屋に紛れ込んだヤモリを捕獲して水本先生からは感謝される。樫野木先生の娘さんとは初対面でフィールドワークの楽しさを共有できた。そして何より、フィールドワークの発見や感動に重なる水本先生との関係で、いろんな気持ちを感じられたことにお礼が言えたこと。両手を前に差し出して、(水本先生のことが面白いです)のことばを捧げる相河の幸せそうな笑顔が印象的でした。

ドラマの特筆すべき表現力の点で、もうひとつ挙げたい。樫野木先生と相河、このふたりをもっとも理解して認めているのが沼袋先生だということです。彼が発する唯一のことば(goodjob)は、人間社会のコミュニケーションのなかで、シンプルにして一番の誉め言葉かも知れません。ドラマ全体を冷静に客観的にみる視聴者の代弁者の役割を担っています。相河が去ったあと困惑の表情で立ち上がる沼袋先生。翌朝、また遅刻ですかと入ってくる熊野事務長の傍らで相河の机を見詰める寂しそうな表情が、すべてを語ります。脇役ではありますが、この寡黙さがドラマの表現力の厚み奥深さに繋がっていると思います。お笑いタレントの配役では、稀に見る味わいが出ています。

改めて、樫野木先生の発言ですが、私は理解できます。しかし、嫉妬にかられて言い過ぎたのは教授として問題です。でも軽蔑すべき人柄ではありません。私も、好きなことで仕事になるのは天才だけに許されたこと、とずっと捉えていました。才能を見出せず、資格を生かせないなら、ほとんどの人は仕事に自分を合わせていくしかないのではないか。仕事とライフワークをうまく使い分ければよいと考えてきました。
ただ一つ真実があるとしたら、大好きなことを見つけて夢中になって突き進めば、その道の人生の達人にめぐり会える確率が高くなることです。好きでもなく、向いていないといつまでも不満にかられていては、人との出会いに感謝することはないでしょう。鮫島教授の寵愛を受けるべき相河の特異な才能や人柄は、巧みに愛らしく描かれてきたと思います。鮫島教授との出会いは幸運ではなく、必然だとする見方もできるのではないでしょうか。

    いいね!(4)
名前無し

私は、樫野木先生のセリフにスッキリしました。
ひどすぎるという感想を視聴者は持つかもしれませんが、ここで樫野木先生を悪役にしてでもこのセリフがないと、ただ一輝の存在を擁護しただけの現実をみていない甘いドラマになってしまったと思います。
現実には、樫野木先生のような人生の人が大半。みんなが夢を追って、好きなことをして好きなことを言っていたら、今の日本はどうなるでしょう。
そして、このドラマで大きな器を示している一輝の祖父や鮫島教授のような人は、なかなかいないということも現実と思います。
私は、鮫島教授にも樫野木先生のセリフは当てはまる部分があると思ってしまいました。
鮫島教授も大学教授だから、一輝を講師にするような人事ができるのであって、会社の社長やお店の店長だったら一輝をどのように使うかと考えてしまいました。
おじいさんも山に籠って一人作業するような職業をしています。

鮫島教授の言う「樫野木先生が抱える問題からの逃避」は真実で厳しいけれども、この逃避の感情の描写がこのドラマの中で一番貴重に感じました。

樫野木先生のセリフで、このドラマは甘いだけのものでなくなりました。
みんなが自由には出来ない現実の中で、一輝はどのように生きていくのか。
どうか最終回が夢見がちなものではなく、実際に思い悩む私たちへのよいヒントになりますように。

    いいね!(4)
名前無し

樫野木先生は、間違いなくごく普通の常識人です。
目標のためにすべての時間を犠牲にする人生。
だから失敗できない。だから執着し努力する。

で、これでうまくいかないと人は死にます。
物理的もしくは精神的に。
何のために生きているかを限定したのでそうなります。

本当はずっと模索し続けることが生きることなのに、という
心の声が聞こえるから樫野木先生はずっと耳をふさいできた。

そこに相河先生が現れて、もう耳どころか目までふさぐしかない。
だから消えてくれと叫ぶと。

極端なキャラのようですが世の中こんな人はものすごく多いですね。
そしてそれもまたひとつの生き方だし、結果を出している人もいる。

ただ樫野木先生は向いてないんですよね、結果にこだわる生き方は。
それにしても鮫島教授はすごい。水と油を講師として揃える度量。

学生に生き方を選ばせるというその自主性は優しく、そして厳しい。

    いいね!(4)
名前無し

虹一くんのお母さんの所に無理に押し掛けたりしないでちゃんと虹一くんの意を酌んだ上で説明して説得を試みてるところが良いな。他人との距離感気にしてない勝手な主人公ならそんな風にはならないだろうから。学生との交流の中で手応えも感じて、自分の光に他人を入れることも考えられるようになったのも小さくも大きな変化で応援したくなります。

    いいね!(4)
名前無し

橋を作っても渡るかどうかは分からない。渡る方法もあることを見せたい。でも本当は渡ってくれたらとっても嬉しい。
深いな~。
人間も同じで分かりあえる方法はあるかもしれないし、仲良くなれたら嬉しい。
生きづらさを感じてない人はいない。寝る前のイーを続けているということは主人公もただマイペースに幸せに生きてるわけではないのだろう。
主人公の言動が心に何かを残していく。
それが何なのか目に見えて分かるのはまだ先のようだけど。

    いいね!(4)
名前無し

何も起こってないようで何かが起こってる会話劇のドラマ好きなので楽しく見ました。
分かりやすく何かが起こらないと視聴率は厳しいと思いますが(笑)
トライアンドエラーでスマホのアラームや出席届や学生達の発表方法など上手くいかなかったら改善しようと彼なりに努めたりするのが良かった。だから常識がないって歯科医に言われたときの表情が心に残った。
発達障害とか勝手に見方を限定して固定してしまう人ほどこのドラマのメッセージを感じとるべきだと思うけど、常識とか普通にとらわれている人はそこには気付かないんだろうなって結局この手のドラマは分かる人は分かるみたいになっていって分からない人ほど気付いてほしいのにって場合が多いので歯がゆい。

    いいね!(4)
いいね!投票数 3 票
名前無し

おもしろかった
起承転転、、結?ってすごくこのドラマを表してると思う。
結末や答えは視聴者に委ねる感じ。そこが物足りないと思ったりわけわからないと感じる人もいただろう。
でも私はそこがすごくよかった。
ドラマの作りがすごく温かくて、どんな答えでもいいよ、大丈夫だよと言ってもらってるようだった。

    いいね!(3)
べえべえ

次のような書き込みがありました。
「事務長は、当たり前なこと言っていたし、人間は一生働かないと食べていくことが出来ない。」
「樫野木先生や水本先生を揶揄することは理解できない」
「そんなに絶賛する意味がわからない。」

何度も書きましたが、このドラマには、深い心理的哲学的示唆がちりばめられています。
だから、人と比べたり、理想と現実のギャップに悩んだりしたとか、子供、家族との関係や、上司部下、仕事の中身など、人間関係の中での自分の存在にどう向き合って来たか、でこのドラマから感じとるものは人それぞれだと思いました。

樫野木先生や水本先生、虹一君のお母さんは、我々のような存在の代弁者として、描かれています。
つまり、周りのしがらみの中で嫌なことも仕方なくこなしながら、これがなければ自分だってもっとやれる。と、自分の理想と、現在の姿のギャップにさいなまれながら、自分の存在に満足できず、幸せではなく、そういう自分に苛立ちながら生きている存在。

その対極として、一輝が描かれていた。
それを通じて、我々に幸せになるための勇気を、知らせてくれていた。
今できていることに喜び、楽しみを感じながら、自分の良いところを周囲に撒き散らし、周り人の良いところを分けてもらい、"自分の光" を広げて、存在価値を広げて、今を充実して生きる。その考え方を提起していた。

私がこのドラマから受け取った、幸せになる、すなわち共同体感覚の中で自分の存在価値を増していく、
そのためのポイントは、前にも何度か書きましたが、

・他者との比較ではなく、自分に与えられたものを使いこなすことに集中する。
そこから発せられるエネルギーを他者に広げて共有していく。
・他者を上下に見ないで、横の対等な関係として意識する。それが「自立」ということ。子供でも大人でも上司でも部下でも。
・対等な目線で、感謝の気持ちを伝えることが、存在価値を増し、困難に立ち向かう勇気を与える最良の方法
・他者の課題と自分の課題を分離し、他者の課題には立ち入らない。
(例えば、理不尽な叱責は、叱責する方の課題。子供が勉強をするのか何をするのかは子供の課題。)
などでした。

日常的なエピソードで構成されていて、驚くような派手さはないですが、一つ一つが、本当に生き方を考え直し、心が楽になるような内容でした。

    いいね!(3)

樫野木から叱責を受け意気消沈した相河が自分を見つめ直した最終話は、フィールドワークの頂点にある宇宙遊泳のラストカットで完結しました。以前よりロシア語を勉強し水泳に勤しんでいた相河の心に秘めた夢が宇宙飛行士であった訳ですが、それはまた、鮫島教授自身の叶わぬ願いだったことが分かります。相河を大学講師に招いたのは、鮫島教授の夢を託せる才能を彼に見出したからなのではないでしょうか。順調、順調と言っていたのには、そんな意味もあったと考えると、また面白いと思います。

それにしても、悲しくて辛い状況から樫野木を非難せず、(僕は樫野木先生と仲良くなりたかったから)と言える相河の冷静な判断は素晴らしいです。小さい頃のトラウマを払拭して、且つ相手を傷つけない心の豊かさ、その精神力に感心しました。人は(変態)を繰り返し成長を明確化できませんが、知識と経験によって心の成長は人を変えるということを教えてくれます。一方の樫野木も、反省と鮫島教授の理解を得て自分を見つめ直す過程が丁寧に描かれていました。相河先生と出会えた意味に結びつける鮫島教授の優しさが、相河のそれと共鳴します。
また、フィールドワークに明け暮れていた樫野木の顔写真の出し方が上手いですね。前回娘が相河に見せていたところで敢えて隠して、(変態)を遂げた樫野木の講義で学生の笑いを誘いながら披露します。模範的映像表現の技量で実に効果的な使い方でした。

このドラマは、簡潔な言葉で生きるヒントを投げかける素晴らしい作品でした。老若男女問わず楽しめる間口の広い人間賛歌であり、こころに響く応援歌のようでもあり、考えさせるというより、引き付けられる魅力を持っています。小学生にも勧められる、未来に向けたメッセージも感じます。オリジナルで脚本を創作した橋部敦子の力量に改めて感服しました。
そして、高橋一生の個性が一輝となる輝きに祝福を。榮倉奈々の硬質な雰囲気が徐々に柔らかくなる演技に見惚れ、小林薫・田中泯の重鎮に見合う貫禄を味わい、要潤・児嶋一哉に親近感を覚え、大学生四人組にはなぜか和み、と色んな楽しみ方を味わえた私には贅沢な連続ドラマとなりました。
スタッフ・キャストの皆様にひとこと、スパシーバ‼

    いいね!(3)
名前無し

気付きや学びのある豊かなドラマだったな~
深いのに重苦しくないし、説教臭さもない独特な雰囲気で稀有な存在感。
いろいろと極端な主人公だけど、どこにでもいるような人たちに影響を与えていく説得力が凄かった。一輝的な生き方を礼賛するのではなくむしろ一輝のようには生きられない人たちの救いになっているのがお見事でした。

    いいね!(3)
名前無し

感情が入り組んだ場面の後に亀のジョージが映るとホッとする。
来週の予告動画では、ジョージを連れて森へ入る一輝さんがいた…。

ヤモリは我が家の集合住宅の外壁にもいるし、たまに家の中にいることもある。
ヤモリが出てくるドラマはそうそうないと思われるので、何だか嬉しかった。

フィールドワークをしていた頃の樫野木先生ならば、
一輝さんともっと通じ合えていたかもしれないと思う。
人は出会うタイミングや立場で、お互いの印象が違ってくる。
私には、二人の間にそれほど大きな溝があるとは思えない。

登場人物の誰もが、少しずつ違う方向を向いていて、同じ空間で均衡を保っている。
上手くいかないことがあっても「ここにいていいんだ」と教えられているような気がする。

    いいね!(3)
名前無し

終盤に入って、主人公一輝が生きていくうえで避けられない、自分自身の問題についての重要な伏線回収に突入しましたよね。
山田さんとのくだりもそうですが、自身の恋愛や結婚、また優しいだけじゃない、人間関係など。
最後に来たのは、ピリ辛どころか激辛並みの衝撃でした。
リスのフィ-ルドワ-クを通して、なんとなく距離が縮まった気がしていた樫野木先生は、やはりあなどれないくせ者でしたね。このお話のほんとにきっちり、問題を残さないところ。厳しいけれど、私は好きです。
始めからことあるごとに教授への忖度?があからさまで、一輝もそのことを見抜いてて。もしかしたらその小さな報復?じゃないかと思えるような、先生に対する鋭い皮肉が私もずっと気になっていたんですが。
樫野木先生には、彼自身ずっと向き合うことから逃げてきた問題があり、勝手な彼の偏見や八つ当たりもあいまって、人生を楽しむ(ように見える)一輝への嫉妬がいっきに爆発してしまったんですよね。
その気持ちは、私にもよくわかります。人間だもの。誰にでもある感情だと思う。
それでも、人には決して言ってはいけない言葉って、あると思うんです。
一輝のように、一度でも親に見放され、自分を責めながらずっと生きてきた人間には余計に。
長い時間をかけて、うさぎからようやくカメになり、そしていまタコが大好きになれたのに。
ようやく、自分の存在意義を確認し、必要とされていると実感できたばかりなのに。
それを思うと、切り裂かれるように胸が痛んで苦しかった。
これもまた人間関係では、避けられない試練でもあるんですよね。
果して、一輝の傷を、樫野木先生の心を癒してくれる、魔法のような奇跡は最後に待っているのか。
待っていることを強く願いながら、最終回を楽しみに待ちたいなと思います。

    いいね!(3)

家政婦山田さんとタコ嫌いの謎を探る第8話は、動物行動学で培った知識と探求心で、家出した母を咎めるどころか生んでくれたことに感謝の言葉を捧げる相河の、こころの広さ豊かさに感銘しました。自分の先送りの性格は山田さんの遺伝といい、タコが大嫌いなのは母親がいなくなったショックの反動と分析します。わが子を棄てた罪を30年以上懺悔し続ける山田さんにとって、救いの言葉となりました。それは学問が単なる知識の蓄積ではなく、人を育てるために人間に必要であることを示唆してくれます。観察から分析、そしてそこに意味を発見する相河の動物行動学が、人間行動学として生かされた素敵なエピソードでした。

それがまた、さり気なく描かれていました。母の告白を受けた相河は、11年の時間が必要だったと祖父に諭されます。そこで取った相河の行動が、生だこを釣って母に料理してもらうことでした。31年の歳月を取り戻す二人だけの食卓。そこで語られる論理的な説明の前に、タコの入ったアイスボックスを携えて帰宅する相河を見せるのがいいですね。どんな思いでタコ釣りに行ったかを想像すれば、自然と相河の心情に寄り添えるはずです。小説では表現できない脚本の技がここにあります。

また台詞では、山田さんが鮫島教授に相談する場面が素晴らしいですね。(言っても言わなくてもうまくいかない)と、わざと教授は付け放しますが、(自分も一輝も信じてないじゃない)ということで教授の相河に対する信頼を浮かび上がらせ、さらに家政婦として20年も罪滅ぼししてきた山田さんを勇気づけることになります。これまでの物語を観てきた視聴者を安心させて、尚且つ登場人物の関係性を裏切らない、こころある言葉だと思いました。

さらに、相河はこんなことも言いました。
(生まれただけでもすごいのに、この世界にはすごいことがたくさんある。僕がまだ知らないこともたくさんある。)
無知を自覚して知らないことに興味を持てば、人はいつでも成長することができる、と教えてくれます。
人間行動学の素敵な教材の個性的なドラマ、人に優しく温かい教えに和みます。

    いいね!(3)

発達障害児も健常児も育てながら、教員をしています。

幼い頃はいっぱいいっぱいで何度か家出したことがあります。今の時代だから、様々な本や専門医や臨床心理士、療育の先生方に出逢えてなんとか育ててきました。まだ将来はどうなるか全くわかりません。

一樹の幼い頃はまだまだ親の躾と見なされていた時代。山田さんの心労、孤独感は大変理解できます。

丁寧に作られた物語。接する大人次第で必ずどの子も延びます。グッドドクターの自閉症の主人公は空気読めすぎて共感できませんでした。こちらの方がリアルな発達障害者に近い感じがします。特に児嶋さん演じるアリが好きな先生なんてアスペまんまですごく可愛らしいです。

また、大学生の様子も今の若者の様子をリアルに捉えていますね!どの子もうちの生徒とかぶりました(笑)

    いいね!(3)
名前無し

一輝の先送り癖がこんな色々なところに通じる伏線だったとは思いもよらなかった。
おじいちゃんはすごい人だよね、山田さんを救って、11年かかったけど山田さんがそれに応えてくれた。
一輝が山田さんの真実を知っても、大好きな山田さんを受け入れようと努めたからこそ山田さんの本当の気持ちを理解した場面、すごいなぁと思った。はじめは山田さんの言った通りこっちまでだいぶショックだったけど、一輝が先送り癖は遺伝だって笑った顔に救われた。
最後の食事シーンは個人的には、もういつもの山田さんと一輝で穏やかに見れて、二人の絆がより深まった感じ。

虹一君とお母さんの関係も会話だけではっきりと幸せそうな様子が浮かんできてすごく良かったし今回全体的にすごいしんみりといい話だったけど、やっぱりところどころはさまれるほのぼのシーンが声出して笑ってしまう。沼袋のタコに対する一輝の表情とか、くるくる回りながら部屋に入っていく姿とか、ユーチューバ―沼袋の衝撃も次回につながってるとか、そっちも楽しいw

水本が鳥飼とちゃんと話せて良かったなぁ、水本も後悔がなくなって前向きに次の恋に進もうとしてる姿にホッとしたし、鳥飼が水本の本音に救われているように見えたのも良かった。二人で過ごした時間がお互い大事な思い出に変わったね。

    いいね!(3)

(虹一君のすごいところ100個あります)から始まる(お母さんのすごいところ100個言えるよ)と(水本先生のすごいところも100個言えます)で語られる、ささやかで特別ではない誰にでも出来そうなことが、一つ一つこころに響きました。それが凄いところ全てならば、どんな人も100個に止まらず無限にあるというのが、ドラマタイトルの奇跡を意味しています。なんて慈愛に満ちた素敵な解釈なのでしょう。シンプルで解りやすく深い。感動の涙が嬉しい感動にかわる第7話でした。

このメインの話の流れを引き立たせるサブシーンのユーモアがまたほのぼのとして素晴らしいです。ひとつは、水本が樫野木と偶然出会う居酒屋の場面です。リスが橋を渡るビデオに関心の無かった樫野木が、そこに水本がいたことを知って驚き、何故と聞き返すところです。森、リス、橋の順で何が好きかと問いますが、さすがに相河の名前は言いませんでした。三人の関係性を短いシーンで印象付けるもので、ドラマの厚みにもなっています。二つ目は大学生四人の場面です。仲が良さそうでも親友同士ではないキャンパス仲間の他愛無い会話。ありのままの若者たちが相手のいいところを1個導き出すのに苦労しているのが可笑しいです。真剣に考えて爪の形のきれいさを指摘する尾崎の真面目さ。そして、(自分がなんとも思ってないことでも、意外とすげえってことあんのかもな)に至る新庄のつぶやき。彼の成長を本筋に絡ませる、巧みな技です。橋部敦子脚本の素晴らしさがここにあります。

今回の特に子供時代の教育についてのあり方は、黒柳徹子さんのトモエ学園を連想させます。識字率の高い日本の一律教育の弊害を感じ、せめて小学校低学年では好きなことにもっと光を当ててほしいと思いました。また個人的には、田中泯演じる祖父の懐広い価値観に児童文化研究家の吉岡たすくさんを思い出しました。中学生の頃吉岡先生の本を読んだり、教育番組をよく観たりしていました。

相河が告白する子供時代の苦しみ。難しい場面ですが、高橋一生の説得力のある抑えた切実感が見事でした。中学生相河の理科クラブでの17年ゼミの研究発表ですが、たぶん素数17について調べたと思われます。天敵から襲われないように進化したセミの周期に素数が多いと知った時、生物の凄さに感動したのを思い出しました。

    いいね!(3)
名前無し

良いところ100個。いいねえ。
ほこほこ。

誰でもできることをしたらすごくないんですか、はおーと思いました。
そう、理科に秀でなくても絵が上手でなくてもいい、にしてくれてこそ、多くの人への励ましになる。

そして、爪のかたちが綺麗なのも、長所ってね!

母として息子にお母さんのすごいとこ!て言ってもらうことほど幸せなことはないですね。

相河先生の過去の独白は内容こそありそうな内容だったけど
あれだけの長いセリフを画面で持たせるのは力量のいる話でしょう。とても繊細に言葉に真実味と魂をのせていたと思います。

今日も心地よい一時間。でした。

    いいね!(3)
名前無し

視聴率も取ってるわけでもなく、派手なイベントが起こるわけでもなく、それでもこのドラマに「もっとこうして欲しい」「これが足りない」というのがないです。
過不足なく、居心地のいい小宇宙みたいなドラマ。
若い大学生男子が「俺は相河みたいになりたい」というのに何故かジーンとくる。育美が相河に森に行きたいとアポして了解を得たときの嬉しそうな顔にほっこりする。1匹だけ周波数の違うクジラの話に相河先生がかぶって先生の過去をもっと知りたくなる。

医師・弁護士・刑事ものといった派手な舞台で大事件ばかり起こるドラマも需要は否定しないけど、こういった淡々とした日常の中の奇跡を追うような良質なドラマを絶やしてほしくないです。
応援してます。

    いいね!(3)
似非賢者

凄く挑戦的なドラマだとは思います。

 脚本の橋部敦子。
 私はそんなに昔からドラマを観ているわけではないので、比較的最近のドラマになりますが、いままでの脚本のドラマはそれほど面白いとは思えませんでしたが、話題狙いや(ゴーストライター)、原作縛りや(フラジャイル)、主演縛り(A LIFE)をなくして、好きに書かせるとこんなオリジナルを書ける人なんだと見なおしました。

 事件やドラマチックな出来事は極力排除して、何気ない事物にドラマを見出すドラマは大好物で、それを民放ゴールデンの時間にやってくれる放送局の英断には最大限の賞賛を送りたいと思います。

 感心したのは、大学が舞台でしっかりと授業の様子が描かれていることです。大学とか高校とか学校が舞台だと、往々にして登場人物達は一体いつ授業を受けて、どんなことを学んでいるんだということがさっぱり見えないドラマが多いので。
 なんやかんや言っても大学生活の大半は学びなので、それを描いていないのは作り手の舞台設定に対するいいがげんさ、ドラマ作りに対するいいかげんさを感じてしまうので。
 最初は、スマホを弄っていたり、居眠りをしていた学生たちが、次第に授業に引き込まれ、終了時間が来ても立ち上がろうとしなくなる。その過程に感動します。
 
 コンセプトは素晴らしく、単純な視聴率狙いではない、こういうドラマは全面的に支持したいとは思います。でも・・・やはり、請負でドラマを多く書いてきた癖が染みついているのか、いかにもなドラマ的なステレオタイプも目につきます。
 
 まず、構成として、周囲からは問題児扱いされている自由な異端児が、その能力によって周囲を変えてゆく・・・学園ものに限らず、刑事ドラマ(例えば「相棒」)でも、

まず、気になるのは小林薫の鮫島教授で、超然的で、全てを見通しているような「神様キャラ」をおいてしまっていることは気に食わないところです。こういうキャラは、ドラマを安定に進めてゆく上では便利ではありますが、ドラマのダイナミズムを損ねてしまうと思います。

また、異端児の一輝との対比させるための、常識人たちの描写が気になります。
まず、榮倉奈々の育実とその恋人とのやりとりが陳腐で貧しいことが気になります。一輝との対比で描くにしても、もっと微妙な心の行き違いで描くべきだと思います。

 また、松本若菜のヒステリックな母親の陳腐な雰囲気も好きになれません。

また、戸田恵子の演技も気になります。声優をやっているためなのか、感情がこもり過ぎな話し方のオーバーアクトが鼻につきます。他のキャストがあまり抑揚をつけない話し方のナチュラルな演技をする人たちなので淡々と流れるドラマを乱している印象が拭えません。

 こういった不満はあっても、今クールで一番楽しみにしている大好きなドラマには違いなく、イイカゲンな悪口(週刊新潮の吉田潮のコラムみたいな)を言う奴にはドロップキックを食らわせたくなります。

 去年の「警視庁いきものがかり」と同様のエンディングのスーパーの遊びは好ましく(先週は数)、ああ、このドラマは製作陣が本当に好きで楽しく作ってるんだなあと感じます。

    いいね!(3)
名前無し

なんか好きです。
見たあとで幸せな気分になる。
このドラマの生物学講師役は高橋一生さん以上の適役が今の芸能界で思いつかない。一生さんってもしかしてちょっと一輝っぽいところがあるんじゃないかしら。それくらい役が馴染んでると思う。

    いいね!(3)
名前無し

なんてことない台詞にじんわりと心揺さぶられたりしちゃう。脚本も役者もうまい!演じてるというより生きてる。魅せてくれてる。愛着がわく。

    いいね!(3)
名前無し

日々の生活 生きて行くこと、もう それだけで大変になっている現代人
鮫島先生の言う「相河先生といると面白いでしょう?」は
同じ視点で同じ物を見た時に、角度を変えて違う見方を教えて貰える。
彼の持つ独特な見解で新しい気付きを、生きるヒントのような輝きを
どんなに小さな物でもお互いに大切な役割があり尊重するべきと
気付かせてくれる。
それを強制するつもりも全くない、自分が確認出来たら満足でもある笑

このドラマのスタンスと同じで知的好奇心は大事だけど殊更に大袈裟に
ザ・ドラマにして見せ付けるつもりも殆ど無い。
楽しいと思う人が感じてくれて次の日元気に過ごしてくれたらいいなぁ
ぐらいの相河先生スタンスがたまりません。
終わらないで欲しいドラマです。

    いいね!(3)
名前無し

散々熱くコンニャク語っておいてお肉食べたり、僕なら作りませんと言ったり最高だね。新庄くんに真意が伝わる日もきっとくると思う。このドラマはそういう希望が感じられるドラマ。大切なメッセージが詰まっているけど重くないのが良い。
虹一くんへの気遣いも微笑ましく応援したくなるし、一輝は男前だからって遠まわしに声をかけるおじいちゃんもとても温かい。これから物語が交差していく育実先生パートもどう変化が出るか楽しみ。

    いいね!(3)
名前無し

感性の違いは仕方ないかも。わからくてもいいんだよ、僕もわかりませんって一輝さんは言いそう。
山田さんとのやり取り、樫野木先生の勘違い、教授やお祖父さんとの暖かい空気感。私は面白いし、気づきもあるから楽しんでいる。わからない場合は自分の興味に沿って解りやすい好きなドラマを観る方がきっといいですね。

    いいね!(3)
名前無し

そう。私はもともと毎回こんにゃく畑の製品?がでるから新手の差し込み広告付きドラマかと思ってました。手洗いで、飲料でときにはドライブシーンでとそういう手法は普通にあるし、15秒とかドラマ中断させるよりずっとスマートな広告方法だし、おかけでドラマをこちらは見られるわけなので特に気にしてなかったのですが。
そうかあ、ここにこんにゃく作りの実家コンプレックスをいれるんだ、と。だから、こんにゃくゼリーを素直に受け取れなかったとか、ちゃんとドラマの伏線にいかしてたんだー、と感心。

息子を都会に下宿させて私大に通わせるとか、ご実家はほんとによく頑張っておられる。
有り難いんだよ!!と息子くんに言いたいですね。
あと、急に4人もの人が来て布団、シーツ、うちなら足りないわ。牛肉大人7人ですき焼き用買ったらかなりの出費だわ。
と、親目線で息子のためにこんなにやってあげてエライと思っちゃう(笑)
でも、すごく、嬉しかったでしょうね。こんにゃくを誉められる以上に、息子を取り巻くいまの優しさに。

星を地元息子も綺麗と思ってる?!と意外に感じてましたが、なるほどオリオン流星群でしたか。
そして動物専門なのにこんにゃく調べに群馬?とも意外に思ってたらそれも流星→いのしし→こんにゃく、と。
多少強引でも、雑ではないストーリー作りですね。

こんにゃく、継いだほうがいいですかに
僕なら継ぎません。
すごくいい返事でした。
そう、相河先生は研究がしたい人だから、こんにゃく作りは継がない。
息子くんも、こんにゃくを作りたくなければ、継がなくていい。作りたくなれば、継げばいい。
清々しい。
親の地味さを嫌ってたときと違い、親の凄さを知ってからのほうが継がなきゃ感が強まってただろうに。
それを一言で解放させて。
これで、彼は束縛でも義務でもなく、自分の意志で継ぐことも継がないことも考えることが出来るようになりました。

この一言ではっとさせられた若い人、たくさんいたらいいなー。

    いいね!(3)

スポンサーリンク