3.74
5 64件
4 5件
3 5件
2 9件
1 23件
合計 106
読み でざいなーしぶいなおとのきゅうじつ
放送局 テレビ東京
クール 2019年1月期
期間 2019-01-17 ~ 2019-04-04
時間帯 木曜日 25:00
出演
52歳の独身デザイナーが次々現れるヒロインたちに右往左往する。

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名前無し

なんつー老KIRINイジメドラマなん?と当初は企画の趣味の悪さが印象に強かったけれど、それは脚本が緻密であるということであり、それも画期的なほどモテない男のサガが精密に描かれている上に、零細・中小の独立エディトリアル・デザイナーの世界が的を射た「あるある」で注視はしていたが、三話目ぐらいまでの渋井さんの激しい悲惨さを楽しんでしまっている自分というのもどうか?と自己懐疑的な気分はあった。

後半になって厄介な新スタッフを一気に二人も抱え込み、彼らを通して渋井さんなりの昇華となり、積極的視聴者が救われるようになっていた。
この二人が登場するタイミングがもはや終盤だったので当初数話のリアクションを見て途中計画されたような感じもあるが、最初から助手三人分のデスクスペースはあったし(アレグリのノートPCってのはちょっとないと思うけれど)、近頃の連ドラはロケ情報拡散対策や有料ネット先行配信のためか殆どあるいは全部を撮影済みで放映開始することが多いようだということもあるし、初めから計算された構造だったのだろうと思う。

私は光石さんの実年齢と同世代で、その上エディトリアルがメインのデザイン事務所を結構長く経営していたので、時に嫌な汗が出たり、心中苦笑いしたり、他のドラマ視聴には無かった経験が出来た。
技術的な問題は当然のこととして、クライアント、スタッフ、外注先、印刷・製本・用紙等のいろいろな製作所や卸し業者、機器リース会社、制作協力関係となる近接他業種のクリエーターたち、モデルさん、、、ほぼ毎日が人の問題に金の問題、貸し倒れ(代金の取りっぱぐれ)や係争や競合他社からの逆恨みなどもあったし、詐欺的行為の被害やその筋の人たちに脅されるような目にも遭った。
町の小さな書店から大手書店までエンド(入ってすぐの一番目立つ平台)にDTPムック本が平積みされているようなブームでありながら、伝統的に薄給産業(印刷関連業界は大日本・凸版二社の賃金より安くあらねばならないという不文律があった。今もそうかな?)で今で言うブラックな職環境の世界、他罰的なことは言いたくないけれど、そんな環境なので道理が通じないような人がどう警戒していても入って来た。
アレグリやモード内田はコアはできる人たちのようなので羨ましいぐらいで、仕事の内容以前にどうにもならない世界観の人がどうしてこうも入ってくるのかと考え込み、今思えば廃業決断の本質的端緒は自社スタッフを教育管理できなかったことにあったように思う。
痛い記憶だけど、それも今は大切な記憶となっていることに気付いた。
とにかく面倒なことだらけの毎日、それも経営者は24時間365日営業のようなもので、それを望んで寧ろ「もっともっと」と楽しめる人じゃないととてもやれないなと、引退後の今も思う。
自分とて結局やり切れなかったことになるのだから。

モテない男の描き方にはより鋭いものがあった。
渋井さんの未熟な自意識がモノローグによく表れており、コメディを越えている趣きさえあったと思う。
彼のように意識しちゃったら女性関係には悪いベクトルとなってしまうのだけれど、助手に対する愛は私より数段優っていた。

ウザい冗長文となってしまったけれど、個人的事情からも思い入れを持つドラマであったことを言いたかった。
かなり完成された作品だったので、続きは無い方が良いのではと私は思う。

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名前無し

杉浦くんが好き
癇癪をおこしたジジイの肩を優しく撫でて落ち着かせ、
でもやっぱり渋井さんに言いたい放題のジジイの態度には腹を立て、
ボヤーっとしてるように見えて渋井さん思いでとても優しい青年だと思う。

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名前無し

杉本哲太のエルベも良かったし、黒木華らしい黒木華も良かった。
ブツ撮りカメラマンが写真一切をやめたくなる気持ち、渋井ならわかるだろ?と言われても彼にはそこに到達するまでの人格は無い。
細かいな、このドラマ。
そんな幼い中年男にも夢のような日ってあるだろうね。
下北沢という、世間から外れた生き方が許されるように思える土地なら女の子の部屋で目覚めるような日があるかなって気になる。
こういうことあったような気もする、が記憶を辿るとロクなことが無いので考えない。
右翼は杉並、左翼は世田谷に住むと言われ、”世田谷リベリズム”という言葉があったのは、区名からして谷だし、沢も多く、殆どが谷間の地域に多様で雑多な意識が集まりやすく、暮らしやすいということなのかもしれないね。
なんせ、内申書裁判のあの保坂君が現在の区長なんだから。
今や区民人口90万人を越えたそうで、そうなると天の邪鬼な世田谷出身者は近寄りたくなくなるんだけれど。
渋井さんとだいたい同じような仕事をかつてしていたし、エルベのようにやめて離れてしまったので、今話はなんだかセラピーを受けたような気分だ。
渋井さん、せっかくの出会いを汚してしまわなければいいけどね。

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名前無し

渋井さんと杉浦君の年の差ポンコツコンビがおもしろすぎて目が離せません。
いろいろズレてるんだけどちゃんとお互いを想い合ってる温かい人間関係が好きです。
「たった二人のチームなんだから」っていう渋井さんの言葉がグッときます。

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名前無し

光石研のさりげない演技が見ていて疲れない。何かホッとさせてくれる良質なドラマ。脇を固める出演者も自然体で好感が持てる。テレ東得意の分野。

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名前無し

渋井さんの冒頭の饒舌すぎる独り喋りは確実に後半へのフリです。
だからもう始まってすぐに予感で震えてきて笑えます。

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名前無し

だーりおちゃん降臨。結果はお約束w
でも杉浦くんのホンネがちょっといい話。
NulbarichのED曲最高やね。

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名前無し

業界周辺にいる人にはウケるドラマだと思う。微苦笑が止まらない。

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名前無し

笑いと切なさを見事に融合したコメディ。
オシャレってなかなか笑いと両立しづらいと思うけど。
脚本は女性かな?素晴らしいバランス感覚ではないでしょうか。
東京センチメンタルでどうしても物足りなかった部分が
この作品ではちゃんと満たされていると思います。
男性としてはあるあるすぎて痛いんですけど参考にもなります。

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名前無し

第4話『渋井直人の名声』。
皮肉たっぷりのタイトル。
今回は更にリアルに踏み込んだ攻撃。
「何度もやり直され、日曜に徹夜してギャラ20万」というのは吹き出してしまいそうな一般クリエイターのリアリズム。
金額まで出してギャラ水準を触るドラマってあるかな?
そこからアシスタントの給料、経費、源泉を引き時間で割ったら仕事の少ないクリエイターの(むしろ比較的大手クライアントの)ギャラはバイトみたいな時給になってしまうことを露わにしている。
そういうものである。
尤も、渋井さんの場合自営主なので源泉ではなく確定申告だろうし、今は社会保険加入が厳しいので雇用主のモノローグにはそれが出てくるところで、この辺についてはあまり詳しく無い脚本家なのかな。
アシスタント杉浦くんの言う、機内誌のクリエイターのインタビューなど誰も見ないという話。
雑誌のデザインなんてどうでもいいと言う山口紗弥加。
同期でポジションが上の同業者と偶然会ってしまうことは十分あり得る。
インタビューを受けた自分がまだ刷り上がった雑誌を貰っていないのになぜルカニ(村上)が内容を知っているのか?も強烈。
そして今話のオチは、これまでの若い子に引かれる寒々しさよりはまだ良かったものの、やはり渋井さんにとって衝撃的なものだった。
たぶん山口紗弥加には珍しい天然ぶり連発、全然居心地良さそうじゃないのに渋井さんが好みそうに思われる多国籍小料理屋の内装など、かなり細かく作り込まれた今回はちょっと面白かった。
村上淳が口にした「りんごちゃん」というのは、山口紗弥加とよく似ていると言われる上に福岡の中学の先輩である椎名林檎のことだと思われる。
それにしても、ここまで職業の現実をあからさまに描いたドラマってあるかな?
異様に作り込まれた今回の脚本は楽しんだ(楽しんでしまった)ので、今回に限って満点。
実直な巡査役などからまるでロックスターのような今回の役まで振り幅大きく説得力のある村上淳が素晴らしかったこともある。

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名前無し

情けない男役の光石研は良いけれど、役柄が酷い。
この歳でいちいちリップサービスに乗って惚れてしまうというのは、アラ還KIRIN設定なのだろうか。
モテない男は節操なく、惚れっぽい。
女を女として(性の対象として)しか見れず、女を見下していて、友人として女と付き合えない。
そんな自分を、誰よりも純粋だなんて思っている。
マトモな恋愛経歴を持っている女はそんな困った男を敏感に見透かして警戒しているもので、夏帆やエライザの引き方は結構リアルで、女目線のドラマなんじゃないかと思う。
プロデューサーは女性、脚本・監督にも女性がいる。
ある種の女性にとっては楽しいドラマなのかもしれないね。

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名前無し

今週も可哀想だw面白い
卑しくて情けないけど憎めない可愛さがある
光石さんにしか出来ない役。
何よりゲストキャストがたまらない。

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名前無し

面白すぎ。ちょっと可哀想だけど。
40周年なんだから甘くしてあげてw
夏帆ちゃんの引き顔が上手すぎてツライ。
天音くんの悪い後輩感も絶妙すぎる。
来週エラちゃんとか最高。

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